JP2008061462A - 電動機固定子巻線の短絡診断システム - Google Patents

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【課題】電源から電動機に供給される電源電圧が変動しても電動機の固定子巻線の短絡の有無を正確に診断することができる電動機固定子巻線の短絡診断システムを提供する。
【解決手段】電動機固定子巻線の短絡診断システム1は、電動機Mに対して電源Pから供給される電源電圧及び電動機に流れる電流が検出部4で検出されると、判定部5は検出部4で検出された電圧及び電流の位相を考慮した特徴量に基づいて電動機Mの固定子巻線が短絡しているか否かを診断判定し、その結果は表示部6に表示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動機固定子巻線が短絡しているか否かを診断する電動機固定子巻線の短絡診断システムに関する。
従来、電動機の巻線が短絡などの異常を起こしているか否かを診断する診断システム(特許文献1参照)が提案されている。この従来の診断システムによれば、電源から診断対象となる電動機に流れる電源電流の波形に対してパターン認識を行うことで、電動機の固定子巻線などが短絡等の異常を起こしているか否かを診断するものである。
しかしながら、一般に、商用などの電源から電動機に供給される電源電圧は変動する。即ち、商用電源などの電源電圧は、時間軸(周波数軸)方向と振幅軸方向に変動する。これにより、電動機に流れる電流波形も時間軸方向と振幅方向に変動する。上記従来の診断システムにより電動機の固定子巻線の短絡の有無を診断する場合、電動機に流れる電源電流の波形に対してパターン認識を行うことが必要であるが、時間軸方向と振幅方向に変動する電流波形をパターン認識しても、正常時と異常時(短絡時)で同じ波形になる可能性があり、電動機の固定子巻線の短絡の有無を正確に診断することができないことがあるという問題がある。
特開2000−292465号公報
そこで本発明では、電源から電動機に供給される電源電圧が変動しても、電動機の固定子巻線の短絡の有無を正確に診断することができる電動機固定子巻線の短絡診断システムを提供することを、解決すべき課題とする。
上記課題は、特許請求の範囲の欄に記載した電動機固定子巻線の短絡診断システムにより解決することができる。
請求項1に記載した電動機固定子巻線の短絡診断システムによれば、診断対象となる電動機に対して電源から供給される電圧及び当該電動機に流れる電流が検出部により検出されると、判定部は、検出部により検出された電圧及び電流の位相を考慮した特徴量に基づいて電動機の固定子巻線が短絡しているか否かを診断し判定する。
ここで、上記判定部について説明する。この説明を具体的にするため、診断対象となる電動機を三相電動機とする。図10は、この電動機の固定子巻線が正常である場合に電源から電動機に流れる電流の1周期分の電流波形を示しており、図11は、電動機の固定子巻線のW相に短絡が発生している場合に、電源から電動機のW相に流れる電流の1周期分の電流波形を示している。尚、図10、図11では、W相の電流値がゼロとなるときを波形の開始点とする1周期分の波形を示している。図10と図11の電流波形によると、波形の開始点以降で電流値がゼロとなる時刻や、最大値、最小値をとる時刻がほぼ一致しているとともに、各時刻での電流値もほぼ一致していることから、両者の波形に大きな変化は見られない。尚、電源電圧に変動が無い場合は、固定子巻線の短絡により電流波形の最大値が大きくなることが実験により確認されており、このように正常時と異常時で波形が同一となるのは電源電圧の変動によるものと考えられる。
次に、検出部により検出された電圧及び電流の位相の関係を見てみる。図3は、電動機固定子巻線が正常である場合のW相の電流波形IwとU−V相間の線間電圧波形Vuvとを示している。また、図4は、固定子巻線のW相巻線に1ターン分短絡が発生している場合のW相の電流波形IwとU−V相間の線間電圧波形Vuvとを示している。更に、図5は固定子巻線のW相巻線に2ターン分短絡が発生している場合のW相の電流波形IwとU−V相間の線間電圧波形Vuvとを示している。
図3、図4、図5から明らかなように、固定子巻線に短絡が発生すると、電流は電圧に対して位相が進む傾向にあることを確認することができる。この現象は、固定子巻線に短絡が発生すると、正常時に比較して固定子巻線のインダクタンス成分が減少することから説明がつく。このような位相の変化は電源電圧が変動しても顕著に現れる。従って、この現象に着目し、電動機に対して電源から供給される電圧と当該電動機に流れる電流の位相を考慮することで、電源から供給される電源電圧に変動がある場合でも、電動機の固定子巻線が正常である場合と、数ターン分の短絡が起きている場合との違いを見つけることが可能となる。
図6と図7は、図3と図4において、U−V相間の線間電圧波形Vuvが正から負となるときにゼロとなる時刻をW相の電流波形Iwの開始時刻として1周期分を取り出した場合の結果を示している。図6と図7によると、両者の波形の時刻ゼロでの電流値がすでに数百mA違ってきている。また、電流値が負から正に切り替わる時刻に注目すると、図6では0.008sec付近で正負の値が切り替わっているが、図7では、0.075secで切り替わっており、波形がずれていることが確認できる。また、電流値が再びゼロになる時刻に注目すると、図6では0.0165sec付近であるのが、図7では0.016sec付近となっている。前述のように図10と図11では両者の違いを明確にすることが困難であったが、電流と電圧の位相に注目することで、両者の違いを、より明確にすることができる。
以上の説明から明らかなように、従来手法のように電流波形の形状のみから判定する場合に比べて、本願発明のように、電動機に対して電源から供給される電圧と当該電動機に流れる電流の位相を考慮することで、電動機の固定子巻線が正常である場合と、短絡が起きている場合との違いを明確にすることが可能となる。この結果、固定子巻線の短絡診断の判定精度が向上する。また、これらの電流波形は、何回もの測定の平均をとることでノイズの影響を減らすことができ、電流波形の違いを、より明確にすることができる。
次に、請求項2に記載の電動機固定子巻線の短絡診断システムによれば、判定部は、電動機に対して電源から供給される電圧と当該電動機に流れる電流の位相を考慮した電流、もしくは当該電流と前記電圧を乗算した電力、更には当該電流及び電力から得られた値を特徴量とし、それぞれの特徴量の、例えば、波高値や実効値、平均値、相関値、尖度、分散、標準偏差、歪み値、波形率、ある時刻での電流値などを求め、それらの特徴量の値に閾値を設けて、その値が、予め設定された閾値を超えているか否かにより、電動機の固定子巻線が短絡しているか否かを診断し判定するものである。
次に、請求項3に記載の電動機固定子巻線の短絡診断システムによれば、判定部は、電動機に対して電源から供給される電圧と当該電動機に流れる電流の位相を考慮した電流、もしくは当該電流と前記電圧を乗算した電力を特徴量とし、その特徴量の波形に対して隠れマルコフモデルを適用してパターン認識することにより電動機の固定子巻線が短絡しているか否かを診断し判定するものである。
ここで、隠れマルコフモデルについて説明する。隠れマルコフモデルは、ある時刻の一点の値を用いて診断するのではなく、特徴量パターンの全体形状(波形)から電動機固定子巻線の短絡状態を診断することから、測定値のばらつきに対して強い診断システムが実現できる。また、ノイズを含んだ特徴量でも、その特徴量のパターンを確率統計的に表現することによって、電動機固定子巻線の短絡状態を診断し、判定することが可能となるため、判定の精度を向上させることができる。
図8は、隠れマルコフモデルの概念図である。図8において、a11,a12,a22,a23,a33,a34は、状態遷移確率を示すもので、aijは状態Siから状態Sjに遷移する確率である。また、bi(x)は状態Siにおいて特徴量xを出力する確率を示す。尚、S1は初期状態、S4は最終状態を示している。このように、隠れマルコフモデルは状態遷移確率、出力確率、及び初期状態確率πi(初期状態がSiである確率)をパラメータとして持ち、それぞれのパラメータを、電動機固定子巻線の正常状態や、認識したい短絡状態毎に記憶しておくものであり、後述する発明の実施の形態の欄で説明している図2の判定部5を構成する学習部7の機能に相当する。
次に、請求項4に記載の電動機固定子巻線の短絡診断システムによれば、判定部は、電動機に対して電源から供給される電圧と当該電動機に流れる電流の位相を考慮した電流、もしくは当該電流と前記電圧を乗算した電力を特徴量とし、その特徴量の波形や値に対してニューラルネットワークを適用してパターン認識することにより電動機の固定子巻線が短絡しているか否かを診断し判定するものである。
図9は、ニューラルネットワークNNを適用して特徴量の波形をパターン認識する場合の概念図である。
特徴量の波形(例えば電流波形)を適当な時間間隔でサンプリングしたときの値をニューラルネットワークの入力層に入力する。また、出力層には、その波形が入力層に入力されたときの電動機固定子巻線の状態を表すような値を入力しておく。このようにして、はじめに、電動機固定子巻線の正常状態と短絡状態時の特徴量の波形を用いてニューラルネットワークを構築する(学習段階)。次に診断判定段階では、測定して得られた波形を学習時に決めた時間間隔でサンプリングし、それらの値を上記学習段階で構築したニューラルネットワークの入力層に入力する。そして、出力層から出力された値から、現在の電動機固定子巻線の状態を判定する。
尚、図9の説明では、ニューラルネットワーク構築時に入力する信号は、特徴量の波形としているが、この波形から得られる波高値や最大値、最小値、相関値、尖度、分散、標準偏差、歪み値、波形率、平均値などの特徴量であってもよい。それらの特徴量を用いる場合には、入力されたそれらの特徴量と電動機固定子巻線の状態に相関ある値を出力層に入れてニューラルネットワークを構築しておく。こうして構築されたニューラルネットワークを判定部に用いてもよい。
本発明によれば、電源から電動機に供給される電源電圧が変動しても、電動機の固定子巻線の短絡の有無を正確に診断することができるという効果がある。
次に、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、電源Pから診断対象となる三相誘導型の電動機Mに供給される電源電圧が変動しても、電動機Mの固定子巻線の短絡の有無を正確に診断する電動機固定子巻線の短絡診断システム1の構成を示したシステム系統図である。
図1に示すように、電源Pから電動機Mに流れる電源電流を検出する電流検出器2と、電源Pから電動機Mに供給される電源電圧を検出する電圧検出電線3が設けられている。電流検出器2から出力された電流検出信号と電圧検出電線3を介した電圧検出信号は検出部4に入力される。尚、一般的に、上記電流検出信号と電圧検出信号はアナログ信号であるため、検出部4に設けられたA/D変換回路により、アナログの電流検出信号と電圧検出信号はデジタル信号に変換され、判定部5に出力される。
判定部5は、検出部4から出力された上記デジタル信号に基づいて、前述(0008欄〜0010欄に記載)のように電源電圧及び電源電流の位相を考慮した電流を特徴量として電動機Mの固定子巻線が短絡しているか否かを診断し判定する。尚、判定部5は、前述(0011欄に記載)のように、その特徴量として、例えば、波高値や実効値、平均値、相関値、尖度、分散、標準偏差、歪み値、波形率、ある時刻での電流値などを求め、それらの値に閾値を設けて、その値が、予め設定された閾値を超えているか否かにより、電動機Mの固定子巻線が短絡しているか否か、短絡している場合は、どの程度の短絡状態なのかを診断し判定してもよい。また、上記電流波形において、電流値がゼロとなる時刻や、最大値、最小値となる時刻のように、電流の値を基準としたときの時刻を特徴量としてもよい。更に、これらの値を組み合わせたものを特徴量としてもよい。あるいは、上記のような値を基に計算して求めた二次的な量を特徴量として用いてもよい。更に、電源電流を基準としたときの相対関係にある電源電圧を特徴量として用いてもよい。
上記判定部5において、上述したように電動機Mの固定子巻線が短絡しているか否かが、診断され、判定された結果は表示部6に表示される。
図2は、電源Pから診断対象となる三相誘導型の電動機Mに供給される電源電圧が変動しても、前述(0012欄〜0014欄に記載)の隠れマルコフモデルを用いて電動機Mの固定子巻線の短絡の有無を診断する電動機固定子巻線の短絡診断システム1の構成を示したシステム系統図である。
図2に示すように、電源Pから電動機Mに流れる電源電流を検出する電流検出器2と、電源Pから電動機Mに供給される電源電圧を検出する電圧検出電線3が設けられている。電流検出器2から出力された電流検出信号と電圧検出電線3を介した電圧検出信号は検出部4に入力される。尚、図1と同様に、検出部4にはA/D変換回路が設けられており、電流検出信号と電圧検出信号はデジタル信号に変換され、判定部5に出力される。
判定部5は、学習部7と診断部8で構成されている。学習部7は、電動機固定子巻線の予め決められた複数の状態(正常状態や短絡状態)などにおいて、上記電流検出信号や電圧検出信号から得られた特徴量を入力し、それぞれの特徴量の波形を隠れマルコフモデルに基づいてパラメータ化したうえ、それぞれのパラメータを診断判定情報として記憶するものである。
診断部8は、電動機Mが運転状態で検出された特徴量の波形を生成する確率(尤度)を、上記学習部7に予め記憶されているそれぞれのパラメータに基づいて演算し、その生成確率が最大となるパラメータを決定したうえ、そのパラメータに対応した診断判定情報に基づいて電動機固定子巻線の状態を診断し、短絡状態であれば、その程度を特定する。
前記学習部7において、それぞれの特徴量の波形を隠れマルコフモデルに基づいてパラメータ化するとき、前向きアルゴリズム(Forward Algorithm)や後向きアルゴリズム(Backward Algorithm)などを含む計算アルゴリズムを適用して計算する。また、診断部8においては、特徴量の波形を生成する確率(尤度)を、前記学習部7に記憶されているパラメータを用いて計算する場合、前向きアルゴリズムなどを含む計算アルゴリズムを適用して計算する。
表示部6は、診断部8により診断された電動機Mの固定子巻線の状態を表示するものであり、学習部7、診断部8を構成するコンピュータのディスプレイ部である。尚、診断部8で診断された固定子巻線の状態は、コンピュータのディスプレイ部に表示されるとともに、通信手段により、例えば工場やビルディングの中央監視装置に送信することができる。
尚、上記のように判定部5が隠れマルコフモデルを適用して電動機固定子巻線の状態を診断し判定する場合に、位相を考慮した電流を特徴量としたが、これを周波数解析したあとのスペクトルを特徴量としてその波形に対して隠れマルコフモデルを適用して電動機固定子巻線の状態を診断し判定してもよい。更に、周波数の時間変化の波形、即ち周波数―時間波形の形状に対して、隠れマルコフモデルを適用して電動機固定子巻線の状態を診断し判定してもよい。また、逆に、電源電流を基準として相対関係の電源電圧の波形に隠れマルコフモデルを適用して電動機固定子巻線の状態を診断し判定してもよい。更に、これらの値を基に計算して求めた二次的な量を特徴量とし、その特徴量の波形に対して隠れマルコフモデルを適用して電動機固定子巻線の状態を診断し判定してもよい。
また、図1における判定部5に、図9に示したニューラルネットワークNNを適用することによって電動機固定子巻線の状態を診断し判定する場合、前述したように特徴量の波形(例えば電流波形)を適当な時間間隔でサンプリングしたときの値をニューラルネットワークの入力層に入力する。また、出力層には、その波形が入力層に入力されたときの電動機固定子巻線の状態を表すような値を入力しておく。このようにして、はじめに、学習段階として電動機固定子巻線の正常状態と短絡状態時の特徴量の波形を用いてニューラルネットワークを構築する。次に診断判定段階では、測定して得られた波形を学習時に決めた時間間隔でサンプリングし、それらの値を上記学習段階で構築したニューラルネットワークの入力層に入力する。そして、出力層から出力された値から、現在の電動機固定子巻線の状態を判定する。
尚、ニューラルネットワーク構築時に入力する信号は、特徴量の波形から得られる波高値や最大値、最小値、相関値、尖度、分散、標準偏差、歪み値、波形率、平均値などであってもよい。それらの特徴量を用いる場合には、入力されたそれらの特徴量と電動機固定子巻線の状態に相関ある値を出力層に入れてニューラルネットワークを構築しておく。こうして構築されたニューラルネットワークを判定部に用いてもよい。また、逆に、電源電流を基準として相対関係の電源電圧の波形に対してニューラルネットワークを適用して電動機固定子巻線の状態を診断し判定してもよい。
尚、以上の説明では、診断対象となる電動機に対して電源から供給される電圧及び前記電動機に流れる電流の位相を考慮した電流を主な特徴量としてきたが、当該電流と前記電圧を乗算した電力を特徴量とし、その特徴量の波形や値に基づいて前記電動機の固定子巻線が短絡しているか否かを診断し判定してもよい。
電動機固定子巻線の短絡診断システムの構成を示したシステム系統図である。 隠れマルコフモデルを用いた電動機固定子巻線の短絡診断システムの構成を示したシステム系統図である。 電源電圧波形と電動機に流れる電流波形の位相を考慮した波形図である。 電源電圧波形と電動機に流れる電流波形の位相を考慮した波形図である。 電源電圧波形と電動機に流れる電流波形の位相を考慮した波形図である。 図3における電流波形を示した波形図である。 図4における電流波形を示した波形図である。 隠れマルコフモデルの概念図である。 ニューラルネットワークの概念図である。 電動機に流れる電流波形の位相を考慮しない場合の波形図である。 電動機に流れる電流波形の位相を考慮しない場合の波形図である。
符号の説明
1 電動機固定子巻線の短絡診断システム
2 電流検出器
3 電圧検出電線
4 検出部
5 判定部
6 表示部
7 学習部
8 診断部

Claims (4)

  1. 診断対象となる電動機に対して電源から供給される電圧及び前記電動機に流れる電流を検出する検出部と、前記検出部により検出された前記電圧及び電流の位相を考慮した特徴量に基づいて前記電動機の固定子巻線が短絡しているか否かを診断し判定する判定部とを備えたことを特徴とする電動機固定子巻線の短絡診断システム。
  2. 前記判定部は、前記電圧及び電流の位相を考慮した電流、もしくは当該電流と前記電圧を乗算した電力、更には前記電流及び電力から得られた値を特徴量とし、それぞれの特徴量に基づいて前記電動機の固定子巻線が短絡しているか否かを診断し判定することを特徴とする請求項1に記載の電動機固定子巻線の短絡診断システム。
  3. 前記判定部は、前記電圧及び電流の位相を考慮した電流、もしくは当該電流と前記電圧を乗算した電力を特徴量とし、その特徴量の波形に対して隠れマルコフモデルを適用してパターン認識することにより前記電動機の固定子巻線が短絡しているか否かを診断し判定することを特徴とする請求項1に記載の電動機固定子巻線の短絡診断システム。
  4. 前記判定部は、前記電圧及び電流の位相を考慮した電流、もしくは当該電流と前記電圧を乗算した電力を特徴量とし、その特徴量の波形や値に対してニューラルネットワークを適用してパターン認識することにより前記電動機の固定子巻線が短絡しているか否かを診断し判定することを特徴とする請求項1に記載の電動機固定子巻線の短絡診断システム。
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