JP2004361309A - モータ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁不良検出回路に関わる断線検出機能を備えたモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】モータ駆動装置装置1は、バッテリ2と、PWMキャリア周波数で駆動されるインバータ回路部3と、3相交流モータ4と、漏洩電流検出回路部7と、絶縁不良検出回路部10とから構成されている。そして、バッテリ2から漏洩電流検出回路部7を経て絶縁不良検出回路部10に至る経路の断線を検出する、波形成形回路部8と、断線判定回路部9とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータ駆動装置に関し、より詳細には、絶縁不良検出回路部を備えたモータ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気自動車に搭載されるモータ駆動装置は、高電圧のバッテリ(直流電源)を使用している。そのため、安全性の点から、バッテリとその高電圧が印加されるインバータ回路部及びモータ巻線が一般に車体(対地)から絶縁され、さらに、直流電源又はインバータ回路部又はモータと車体間の絶縁不良を検出する回路が設けられている。
【0003】
この絶縁不良検出回路として、例えば、モータ駆動装置内の高電圧が印加される所定点と対地との間にカップリングコンデンサを介して抵抗と発振器を配置した地絡検出回路が特開平8−70503公報に開示されている。このカップリングコンデンサは、地絡検出回路をモータ駆動装置内の高電圧の所定点から直流的に分離するもので、これにより、地絡検出回路で検出した信号電圧を、通常の対地電源電圧で作動する制御回路で処理することが可能となり、回路構成を簡素化できるという利点がある。
【0004】
しかし、コンデンサは一般に劣化による断線が発生する可能性があり、断線した場合絶縁不良を検出できなくなってしまう問題がある。このコンデンサの劣化に対する診断装置として、例えば、コンデンサの表面温度と周囲温度との差に基づいて、コンデンサの劣化状況を判定するコンデンサの劣化診断装置が特開2000−131362に開示されている。この診断装置は、コンデンサの表面温度と周囲温度を検出する温度センサと、この温度センサからの出力に基づいて計算された表面温度と周囲温度との温度差を基準値と比較し劣化状況を判定する演算回路とから構成されている。また、コンデンサの電気的特性を測定し、その時系列的変化からコンデンサの劣化状況を判定するコンデンサの劣化診断装置が特開2002−267708に開示されている。この診断装置は、コンデンサの特性を測定する計測部と、測定した特性値及び特性判定値を蓄積しておくためのデータベースと、特性値を特性判定値と比較し劣化判定する劣化判定部と、寿命の推定を行う診断部と、結果を表示する表示部とから構成されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−70503号公報
【特許文献2】
特開2000−131362号公報
【特許文献3】
特開2002−267708号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなコンデンサの劣化診断装置では、新たに温度センサ及び演算回路、又は計測部、データベース、劣化判定部及び診断部を追加しなければならず、モータ駆動装置の大型化及びコストアップにつながる。また、モータ駆動装置内の高電圧が印加される所定点から絶縁不良検出回路部に至る経路のうち、コンデンサ以外の箇所で断線が発生した場合には、断線を検出することはできない。そのため、断線検出機能としては不十分である。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑み為されたものであり、モータ駆動装置内の高電圧が印加される所定点から絶縁不良検出回路部に至る経路で発生する断線を、確実に検出することができる安価な断線検出機能を備えたモータ駆動装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題と解決するための手段及び発明の効果】
そこで、本発明者はこの課題を解決すべく鋭意研究し、試行錯誤を重ねた結果、対地へ漏洩する対地漏洩電流を交流成分として検出し、所定の周波数成分の大きさから断線検出することを思いつき、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明のモータ駆動装置は、直流電源と、直流電源に接続されると共にPWMキャリア周波数で駆動されるインバータ回路部と、インバータ回路部の出力に接続されたモータと、直流電源又はインバータ回路部又はモータから対地へ漏洩する対地漏洩電流を交流成分として検出する漏洩電流検出回路部とを備え、漏洩電流検出回路部の出力から所定の周波数成分の大きさに基づいて絶縁不良を検出する絶縁不良検出回路部を有するモータ駆動装置において、漏洩電流検出回路部の出力と所定の閾値とを比較した結果に基づきパルスを出力する波形成形回路部と、波形成形回路部が所定の周波数のパルスを出力しない時に断線と判定する断線判定回路部とを備えたことを特徴とする。
【0010】
本来、モータ巻線と対地間には浮遊容量があり、PWMキャリア周波数で駆動されるインバータ回路部でモータを駆動した場合、この浮遊容量に起因するPWMキャリア周波数成分をもつ微小な対地漏洩電流が常時流れる。
【0011】
本発明のモータ駆動装置は、この浮遊容量に起因する対地漏洩電流の有無に基づいて断線を検出するものである。この浮遊容量に起因する対地漏洩電流の有無は、その振幅及び周波数を予め決められた判定基準値と比較することで判定される。その振幅は波形成形回路部で所定の閾値と比較され、さらに、その周波数は断線判定回路部で所定の周波数と比較され判定される。
【0012】
これにより、モータ駆動装置内の高電圧が印加される所定点から絶縁不良検出回路部に至る経路で発生する断線を、わずかな回路で確実に検出することができる。
【0013】
また、本発明のモータ駆動装置は、直流電源と、直流電源に接続されると共にPWMキャリア周波数で駆動されるインバータ回路部と、インバータ回路部の出力に接続されたモータと、直流電源又はインバータ回路部又はモータから対地へ漏洩する対地漏洩電流を交流成分として検出する漏洩電流検出回路部とを備え、漏洩電流検出回路部の出力から所定の周波数成分の大きさに基づいて絶縁不良を検出する絶縁不良検出回路部を有するモータ駆動装置において、漏洩電流検出回路部の出力と所定の閾値とを比較した結果に基づきパルスを出力する波形成形回路部と、波形成形回路部が所定の周波数のパルスを出力している期間のみ絶縁不良検出回路部を作動させる所定の周波数のパルスを出力する信号変換回路部と、信号変換回路部の出力と漏洩電流検出回路部の出力とを合成すると共に絶縁不良検出回路部へ出力する信号合成回路部とを備えたことを特徴とする。
【0014】
本発明のモータ駆動装置は、前記モータ駆動装置と同様に、浮遊容量に起因する対地漏洩電流の有無により断線を検出するものであるが、前記断線判定回路部は備えていない。その代わりに、信号変換回路部及び信号合成回路部を備えており、これら回路部で、浮遊容量に起因する対地漏洩電流の有無に応じて、絶縁不良検出回路部を作動させるパルスを発生させ、絶縁不良検出回路部に断線判定をさせるものである。
【0015】
これにより、前記断線判定回路部を備えることなく、モータ駆動装置内の高電圧が印加される所定点から絶縁不良検出回路部に至る経路で発生する断線を、確実に検出することができ、合わせて、絶縁不良検出回路の動作確認もすることができる。
【0016】
さらに、本発明のモータ駆動装置は、直流電源と、直流電源に接続されると共に各々異なるPWMキャリア周波数で駆動される複数のインバータ回路部と、各々のインバータ回路部の出力に接続されたモータと、直流電源又はインバータ回路部又はモータから対地へ漏洩する複数の対地漏洩電流を交流成分として検出する一つの漏洩電流検出回路部とを備え、漏洩電流検出回路部の出力から異なる所定の周波数成分の大きさに基づいて複数の絶縁不良を検出する絶縁不良検出回路部を有するモータ駆動装置において、漏洩電流検出回路部の出力と所定の閾値とを比較した結果に基づきパルスを出力する波形成形回路部と、波形成形回路部が所定の周波数のパルスを出力している期間のみ絶縁不良検出回路部を作動させる複数の所定の周波数を合成したパルスを出力する信号変換回路部と、信号変換回路部の出力と漏洩電流検出回路部の出力とを合成すると共に絶縁不良検出回路部へ出力する信号合成回路部とを備えたことを特徴とする。
【0017】
本発明のモータ駆動装置は、前記モータ駆動装置において、各々異なるPWMキャリア周波数で駆動される複数のインバータ回路部及びモータと、複数の絶縁不良を検出する絶縁不良検出回路部と、複数の所定の周波数を合成したパルスを出力する信号変換回路部とを備えている。この信号変換回路部で、浮遊容量に起因する対地電流の有無に応じて、複数の絶縁不良を検出する絶縁不良検出回路部を作動させる、複数の周波数を合成したパルスを発生させ、絶縁不良検出回路部に断線判定をさせるものである。
【0018】
これにより、複数のインバータ回路部及びモータで構成されるモータ駆動装置において、前記断線判定回路部を備えることなく、モータ駆動装置内の高電圧が印加される所定点から絶縁不良検出回路部に至る経路で発生する断線を、確実に検出することができ、合わせて、絶縁不良検出回路の動作確認もすることができる。
【0019】
前記モータ駆動装置において、前記漏洩電流検出回路部は、直流電源の所定点に一端を接続されたコンデンサと、コンデンサの他端に一端を接続されると共に他端を接地された抵抗とを備える。
【0020】
これにより、モータ駆動装置内の高電圧が印加される所定点から直流的に分離され、安全に対地漏洩電流を検出することができる。
【0021】
前記モータ駆動装置において、漏洩電流検出回路部は、直流電源の所定点に一端を接続されたコンデンサと、コンデンサの他端に一端を接続された抵抗と、抵抗の他端に一端を接続されると共に他端を接地された一定周波数の交流を出力する発振回路部とを備える。
【0022】
これにより、モータ駆動装置内の高電圧が印加される所定点から直流的に分離され、安全に対地漏洩電流を検出することができる。
【0023】
前記モータ駆動装置において、前記波形成形回路部は、漏洩電流検出回路部の出力を増幅する増幅回路と、増幅回路の出力を所定の閾値と比較するコンパレータ回路とを備える。
【0024】
これにより、微小な対地漏洩電流の振幅を、所定の閾値と確実に比較することができ、浮遊容量に起因する対地漏洩電流の有無を判定できる。
【0025】
前記モータ駆動装置において、前記断線判定回路部は、所定の周波数成分を抽出するフィルタ回路を備える。
【0026】
これにより、対地漏洩電流の周波数を、所定の周波数と確実に比較することができ、浮遊容量に起因する対地漏洩電流の有無を判定できる。
【0027】
前記モータ駆動装置において、前記信号変換回路部は、モータ駆動装置が各回路部の動作を確認している期間はパルスを出力し、動作を確認した後はパルスを出力しない。
【0028】
これにより、モータ駆動装置が各回路部の動作を確認している期間のみ、断線判定のためのパルスを出力するため、効率的に断線検出をすることができる。
【0029】
前記モータ駆動装置において、前記信号合成回路部は、モータ駆動装置が各回路部の動作を確認している期間は信号変換回路部の出力と漏洩電流検出回路部の出力とを足し合わせると共に絶縁不良検出回路部へ出力し、動作を確認した後は漏洩電流検出回路部の出力を絶縁不良検出回路部へ出力する。
【0030】
これにより、モータ駆動装置が各回路部の動作を確認している期間のみ、断線判定のための信号を出力し、それ以外の期間は絶縁不良判定のための信号を出力するため、効率的に断線検出及び絶縁不良検出をすることができる。
【0031】
前記モータ駆動装置、若しくは、前記漏洩電流検出回路部、前記波形成形回路部、前記断線判定回路部、前記信号変換回路部又は前記信号合成回路部は、車両に搭載され、モータ駆動装置内の高電圧が印加される所定点から絶縁不良検出回路部に至る経路で発生する断線を、わずかな回路で確実に検出することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
次に、実施形態を挙げて本発明をより詳しく説明する。ここで、本実施形態では、電気自動車について説明する。
【0033】
(第1実施形態)
第1実施形態におけるモータ駆動装置の回路図を図1に、漏電電流検出回路部の別の一例を図2に示す。
【0034】
本実施形態におけるモータ駆動装置は、図1に示すように、バッテリ2(直流電源)と、バッテリ2に接続されると共に5kHzのPWMキャリア周波数で駆動されるインバータ回路部3と、インバータ回路部3の出力に接続された3相交流モータ4(モータ)と、バッテリ2又はインバータ回路部3又は3相交流モータ4から車体(対地)へ漏洩する対地漏洩電流を交流成分として検出する漏洩電流検出回路部7とを備え、漏洩電流検出回路部7の出力からPWMキャリア周波数成分(5kHz)の大きさに基づいて絶縁不良を検出する絶縁不良検出回路部10を有しており、漏洩電流検出回路部7の出力と対地漏洩電流の振幅の判定基準値とを比較した結果に基づきパルスを出力する波形成形回路部8と、波形成形回路部8がPWMキャリア周波数(5kHz)のパルスを出力しない時に断線と判定する断線判定回路部9とから構成されている。
【0035】
3相交流モータ4は、モータ巻線5と車体間に浮遊容量6を有している。
【0036】
漏洩電流検出回路部7は、バッテリ2の負極側に一端を接続されたカップリングコンデンサ7a(コンデンサ)と、カップリングコンデンサ7aの他端に一端を接続されると共に他端を車体に接地された抵抗7bとを備えている。
【0037】
波形成形回路部8は、漏洩電流検出回路部7の出力を増幅する増幅回路8aと、増幅回路8aの出力を対地漏洩電流の振幅の判定基準値と比較するコンパレータ回路8bとを備えている。
【0038】
断線判定回路部9は、5kHzの周波数成分を抽出するバンドパスフィルタ回路9aと、バンドパスフィルタ回路9aの出力を整流する整流回路9bと、整流回路9bの出力を平滑化する平滑回路9cと、平滑回路9cの出力を対地漏洩電流の周波数の判定基準値と比較すると共に断線判定結果を出力するコンパレータ回路9dとを備えている。
【0039】
このモータ駆動装置1を駆動すると、3相交流モータ4のモータ巻線5と車体間の浮遊容量6により、PWMキャリア周波数に当たる5kHzの微小の対地漏洩電流が、バッテリ2→インバータ回路部3→3相交流モータ4→車体→漏洩電流検出回路部7の抵抗7b→漏洩電流検出回路部7のカップリングコンデンサ7a→バッテリ2の経路を常時流れる。
【0040】
この対地漏洩電流は、漏洩電流検出回路部7の抵抗7bの電圧降下として検出される。そして、波形成形回路部8の増幅回路8aで増幅され、波形成形回路部8のコンパレータ回路8bで対地漏洩電流の振幅の判定基準値と比較される。
【0041】
ここで、漏洩電流検出回路部7から絶縁不良検出回路部10に至る経路で断線が発生していない場合、当然、PWMキャリア周波数に当たる5kHzの対地漏洩電流が流れている。そのため、対地漏洩電流の振幅の判定基準値を越え、波形成形回路部8のコンパレータ回路8bは、ハイレベルとなり、PWMキャリア周波数に当たる5kHzのパルスを出力する。
【0042】
この波形成形回路部8のコンパレータ回路8bの出力は、断線判定回路部9のバンドパスフィルタ回路9aで、PWMキャリア周波数に当たる5kHzの成分が抽出され、断線判定回路部9の整流回路9b及び平滑回路9cで直流変換される。そして、断線判定回路部9のコンパレータ回路9dで対地漏洩電流の周波数の判定基準値と比較される。当然、断線判定回路部9の平滑回路9cの出力は、対地漏洩電流の周波数の判定基準値を越える十分大きな値であり、断線判定回路部9のコンパレータ回路9dは、ハイレベルを出力し断線なしと判定する。
【0043】
逆に、漏洩電流検出回路部7から絶縁不良検出回路部10に至る経路で断線が発生した場合、PWMキャリア周波数に当たる5kHzの対地漏洩電流は、波形成形回路部7に入力されることはない。従って、対地漏洩電流の振幅の判定基準値又は対地漏洩電流の周波数の判定基準値を越えることはなく、断線判定回路部9は、ローレベルを出力し断線と判定する。
【0044】
これにより、バッテリ2から漏洩電流検出回路部7を経て絶縁不良検出回路部10に至る経路で発生する断線を、わずかな回路で確実に検出することができる。
【0045】
なお、漏洩電流検出回路部7は、図2に示すように、バッテリ2の負極側に一端を接続されるカップリングコンデンサ11aと、カップリングコンデンサ11aの他端に一端を接続された抵抗11bと、抵抗11bの他端に一端を接続されると共に他端を車体に接地された一定周波数の交流を出力する発振回路11cを備えた漏洩電流検出回路部11であってもよい。ここで、端子110aはバッテリ2の負極側に、端子110bは波形成形回路部8及び絶縁不良検出回路部10に接続される。ただし、断線判定回路部9のバンドパスフィルタ9aは、漏洩電流検出回路部11の発振回路11cの発振周波数を抽出するものにする必要がある。また、波形成形回路部8のコンパレータ回路8b及び断線判定回路部9のコンパレータ回路9dの判定基準値も適切な値に変更する必要がある。
【0046】
さらに、上述の実施形態においては、波形成形回路部8、断線判定回路部9又は絶縁不良検出回路部10は、電子部品で構成された回路に限られるものではない。例えば、マイコンによる演算処理であってもよい。
【0047】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態におけるモータ駆動装置の回路図を図3に、信号変換回路部の回路図を図4に、信号変換回路部のタイミングチャートを図5に、信号合成回路部の回路図を図6に示す。
【0048】
本実施形態におけるモータ駆動装置1は、図3に示すように、バッテリ12(直流電源)と、バッテリ12に接続されると共に1.25kHz及び5kHzのPWMキャリア周波数を切替えて駆動される1台のインバータ回路部13及び10kHzのPWMキャリア周波数で駆動されるもう1台のインバータ回路部17と、インバータ回路部13の出力に接続された3相交流モータ14(モータ)と、インバータ回路部17の出力に接続された3相交流モータ18(モータ)と、バッテリ12又はインバータ回路部13、17又は3相交流モータ14、18から車体(対地)へ漏洩する複数の対地漏洩電流を交流成分として検出する一つの漏洩電流検出回路部21とを備え、漏洩電流検出回路部21の出力から異なるPWMキャリア周波数成分(1.25kHz、5kHz、10kHz)の大きさに基づいて複数の絶縁不良を検出する絶縁不良検出回路部25を有しており、漏洩電流検出回路部21の出力と対地漏洩電流の振幅の判定基準値とを比較した結果に基づきパルスを出力する波形成形回路部22と、波形成形回路部22がPWMキャリア周波数(5kHz)のパルスを出力している期間のみインバータ回路部13、17の複数のPWMキャリア周波数(1.25kHz、5kHz、10kHz)を合成したパルスを出力する信号変換回路部23と、信号変換回路部23の出力と漏洩電流検出回路部21の出力とを合成すると共に絶縁不良検出回路部25へ出力する信号合成回路部24とを備えている。
【0049】
3相交流モータ14及び18は、モータ巻線15及び19と車体間に浮遊容量16及び20を有している。
【0050】
漏洩電流検出回路部21は、バッテリ12の負極側に一端を接続されたカップリングコンデンサ21a(コンデンサ)と、カップリングコンデンサ21aの他端に一端を接続されると共に他端を車体に接地された抵抗21bとを備えている。
【0051】
波形成形回路部22は、漏洩電流検出回路部21の出力を増幅する増幅回路22aと、増幅回路22aの出力を対地漏洩電流の振幅の判定基準値と比較するコンパレータ回路22bとを備えている。
【0052】
信号変換回路部23は、図4に示すように、波形成形回路22の出力に接続されたバッファ回路23aと、モータ駆動装置1を制御するECU(図示せず)の出力に接続されたバッファ回路23bと、バッファ回路23a及びバッファ回路23bの出力に接続されたAND回路23cと、AND回路23cの出力に接続され入力周波数を2倍する逓倍回路23dと、AND回路23cの出力に接続され入力周波数を1/2倍する分周回路23e、23fと、逓倍回路23d及び分周回路23e、23fの出力に接続され、これらの出力を合成する論理回路23g〜23jとを備えている。ここで、端子230aは波形成形回路部8に、端子230bはモータ駆動装置1を制御するECU(図示せず)に、端子230jは信号合成回路部24に接続される。
【0053】
信号合成回路部24は、図6に示すように、漏洩電流検出回路21の出力に一端を接続された抵抗24aと、抵抗24aの他端に一端を接続されると共に絶縁不良検出回路部25に接続されたコンデンサ24bと、コンデンサ24bの他端に一端を接続されると共に他端を信号変換回路部23に接続された抵抗24cとを備えている。ここで、端子240aは漏洩電流検出回路部21に、端子240bは絶縁不良検出回路部25に、端子240cは信号変換回路部23に接続される。
【0054】
絶縁不良検出回路部は、図3に示すように、入力が共に接続された1.25kHzの周波数成分を抽出するバンドパスフィルタ回路25aと、5kHzの周波数成分を抽出するバンドパスフィルタ回路25bと、10kHzの周波数成分を抽出するバンドパスフィルタ回路25cと、各バンドパスフィルタ回路25a、25b、25cの出力に各々接続された整流回路25dと、各整流回路25dの出力に各々接続された平滑回路25eと、各平滑回路25eの出力に各々接続されたコンパレータ回路25fとを備えている。
【0055】
このモータ駆動装置では、車両のイグニッションスイッチをオン状態にした後に、各回路部の動作を確認するイニシャルチェックを行う。このイニシャルチェックの期間中に、バッテリ12の負極側から漏洩電流検出回路部21を経て、絶縁不良検出回路部25へ至るまでの経路で発生する断線を判定し、合わせて、絶縁不良検出回路部25の動作確認も行う。そして、イニシャルチェックの期間終了後は、断線判定は行わず、絶縁不良検出回路25による絶縁不良検出を常時行う。
【0056】
まず、イニシャルチェック期間中の動作について説明する。このモータ駆動装置1のインバータ回路部13のみを5kHzのPWMキャリア周波数で駆動する。すると、3相交流モータ14のモータ巻線15と車体間の浮遊容量16により、PWMキャリア周波数に当たる5kHzの微小な対地漏洩電流が、バッテリ12→インバータ回路部13→3相交流モータ14→車体→漏洩電流検出回路部21の抵抗21b→漏洩電流検出回路部21のカップリングコンデンサ21a→バッテリ12の経路を常時流れる。
【0057】
この対地漏洩電流は、漏洩電流検出回路部21の抵抗21bの電圧降下として検出される。そして、波形成形回路部22の増幅回路22aで増幅され、波形成形回路22のコンパレータ回路22bで対地漏洩電流の振幅の判定基準値と比較される。ここで、この振幅の判定基準値を越えた場合、波形成形回路22のコンパレータ回路22bはハイレベルを出力する。
【0058】
この波形成形回路部22のコンパレータ回路22bの出力は、図4に示すように、信号変換回路部23のバッファ回路23aに入力される。また、イニシャルチェック期間中、モータ駆動装置を制御するECU(図示せず)は、ハイレベルの信号を出力し、信号変換回路部23のバッファ回路23bに入力される。これら信号変換回路部23のバッファ回路23a及び23bの出力は、信号変換回路部23のAND回路23cに入力される。そのため、イニシャルチェック期間中、信号変換回路部23のAND回路23cは、波形成形回路部22のコンパレータ回路22bの信号を出力する。
【0059】
ここで、バッテリ12から漏洩電流検出回路部21を経て絶縁不良検出回路部25に至る経路で断線が発生していない場合、当然、PWMキャリア周波数に当たる5kHzの対地漏洩電流が流れており、波形成形回路部22のコンパレータ回路22bは、PWMキャリア周波数に当たる5kHzのパルスを出力する。そのため、信号変換回路部23のAND回路23cは、5kHzのパルスを出力する。従って、図4及び5に示すように、信号変換回路部23の逓倍回路23dは5kHzの2倍である10kHzのパルスを端子230dに、分周回路23eは5kHzの1/2倍である2.5kHzのパルスを端子230eに、分周回路23fは2.5kHzの1/2倍である1.25kHzのパルスを端子230fに各々出力する。これらの回路の出力は、論理回路23g〜23jで論理演算され、信号変換回路部23は、1.25kHz、5kHz及び10kHzの合成パルスを端子230jに出力する。
【0060】
この1.25kHz、5kHz及び10kHzの合成パルスは、図3に示すように、信号合成回路部24で、漏洩電流検出回路部21の出力と合成され、絶縁不良検出回路部25へ入力される。しかし、漏洩電流検出回路部21の出力は、1.25kHz、5kHz及び10kHzの合成パルスに比べ振幅が非常に小さく波形に影響を与えることはない。そのため、絶縁不良検出回路部25のバンドパスフィルタ回路25a、25b、25cで、1.25kHz、5kHz、10kHzの周波数成分が抽出される。
【0061】
この絶縁不良検出回路部25のバンドパスフィルタ回路25a、25b、25cの出力は、絶縁不良検出回路部25の整流回路25d及び平滑回路25eで直流変換され、絶縁不良検出回路部25のコンパレータ回路25f、25g、25hで各々の周波数の判定基準値と比較される。当然、絶縁不良検出回路部25の平滑回路25eの出力は、各々の周波数の判定基準値を越える十分大きな値であり、絶縁不良検出回路部25のコンパレータ回路25f、25g、25hは、ハイレベルを出力し断線なしと判定する。合わせて、ハイレベルを出力したことで、絶縁不良検出回路部25の動作に異常がないと判定する。
【0062】
逆に、バッテリ12から漏洩電流検出回路部21を経て信号合成回路部24に至る経路で断線が発生した場合、PWMキャリア周波数に当たる5kHzの対地漏洩電流は、波形成形回路部22に入力されることはない。従って、信号変換回路部23から合成パルスは出力されず、絶縁不良検出回路部25は、ローレベルを出力し断線と判定する。また、信号合成回路部24から絶縁不良検出回路部25に至る経路で断線が発生した場合、信号変換回路部23からの合成パルスが絶縁不良検出回路部25に入力されず、絶縁不良検出回路部25は、ローレベルを出力し断線と判定する。
【0063】
次に、イニシャルチェック期間終了後の動作について説明する。イニシャルチェック期間終了後、モータ駆動装置1を制御するECU(図示せず)は、信号変換回路部23のバッファ回路23bにローレベルの信号を出力する。そのため、信号変換回路部23のAND回路23cの出力はローレベルとなり、信号変換回路部23は、ローレベルを出力する。従って、信号合成回路部24は、漏洩電流検出回路部の出力のみを出力し、絶縁不良検出回路部25は、この信号合成回路部24の出力に基づき、絶縁不良検出を常時行う。
【0064】
これにより、複数のインバータ回路部13、17及び3相交流モータ14、18で構成されるモータ駆動装置1において、断線判定回路部を備えることなく、バッテリ12から漏洩電流検出回路部21を経て絶縁不良検出回路部25に至る経路で発生する断線を確実に検出することができ、合わせて、絶縁不良検出回路25の動作確認もすることができる。
【0065】
なお、インバータ回路部及び3相交流モータは2台に限られるものではない。例えば、3台以上で構成されていてもよい。ただし、インバータ回路部を駆動するPWMキャリア周波数に応じて、信号変換回路部23及び絶縁不良検出回路部25を変更する必要がある。
【0066】
また、インバータ回路部及び3相交流モータは1台であってもよい。この場合さらに、漏洩電流検出回路部21は、図2に示すように、バッテリ12の負極側に一端を接続されるカップリングコンデンサ11aと、カップリングコンデンサ11aの他端に一端110bを接続された抵抗11bと、抵抗11bの他端に一端を接続されると共に他端を車体に接地された一定周波数の交流を出力する発振回路11cを備えた漏洩電流検出回路部11であってもよい。ここで、端子110aはバッテリ12の負極側に、110bは波形成形回路部22及び信号合成回路部24に接続される。ただし、絶縁不良検出回路部25のバンドパスフィルタは、漏洩電流検出回路部11の発振回路11cの発振周波数を抽出するものにする必要がある。また、波形成形回路部22のコンパレータ回路22b及び絶縁不良検出回路部25のコンパレータ回路の判定基準値も適切な値に変更する必要がある。
【0067】
さらに、上述の実施形態においては、波形成形回路部、信号変換回路部、信号合成回路部又は絶縁不良検出回路部は、電子部品で構成された回路に限られるものではない。例えば、マイコンによる演算処理であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のモータ駆動装置の回路図を示す。
【図2】第1及び2実施形態の漏電電流検出回路部の別の一例を示す。
【図3】第2実施形態のモータ駆動装置の回路図を示す。
【図4】第2実施形態の信号変換回路部の回路図を示す。
【図5】第2実施形態の信号変換回路部のタイミングチャートを示す。
【図6】第2実施形態の信号合成回路部の回路図を示す。
【符号の説明】
1 ・・・ モータ駆動装置
2、12 ・・・ バッテリ(直流電源)
3、13、17 ・・・ インバータ回路部
4、14、18 ・・・ 3相交流モータ(モータ)
5、15、19 ・・・ モータ巻線
6、16、20 ・・・ 浮遊容量
7、11、21 ・・・ 漏洩電流検出回路部
8、22 ・・・ 波形成形回路部
9 ・・・ 断線判定回路部
10、25 ・・・ 絶縁不良検出回路部
23 ・・・ 信号変換回路部
24 ・・・ 信号合成回路部

Claims (10)

  1. 直流電源と、該直流電源に接続されると共にPWMキャリア周波数で駆動されるインバータ回路部と、該インバータ回路部の出力に接続されたモータと、該直流電源又は該インバータ回路部又は該モータから対地へ漏洩する対地漏洩電流を交流成分として検出する漏洩電流検出回路部とを備え、該漏洩電流検出回路部の出力から所定の周波数成分の大きさに基づいて絶縁不良を検出する絶縁不良検出回路部を有するモータ駆動装置において、該漏洩電流検出回路部の出力と所定の閾値とを比較した結果に基づきパルスを出力する波形成形回路部と、該波形成形回路部が所定の周波数のパルスを出力しない時に断線と判定する断線判定回路部とを備えたことを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 前記直流電源と、前記直流電源に接続されると共にPWMキャリア周波数で駆動される前記インバータ回路部と、前記インバータ回路部の出力に接続された前記モータと、前記直流電源又は前記インバータ回路部又は前記モータから対地へ漏洩する対地漏洩電流を交流成分として検出する前記漏洩電流検出回路部とを備え、前記漏洩電流検出回路部の出力から所定の周波数成分の大きさに基づいて絶縁不良を検出する前記絶縁不良検出回路部を有するモータ駆動装置において、前記漏洩電流検出回路部の出力と所定の閾値とを比較した結果に基づきパルスを出力する前記波形成形回路部と、前記波形成形回路部が所定の周波数のパルスを出力している期間のみ前記絶縁不良検出回路部を作動させる所定の周波数のパルスを出力する信号変換回路部と、該信号変換回路部の出力と前記漏洩電流検出回路部の出力とを合成すると共に前記絶縁不良検出回路部へ出力する信号合成回路部とを備えたことを特徴とするモータ駆動装置。
  3. 前記直流電源と、前記直流電源に接続されると共に各々異なるPWMキャリア周波数で駆動される複数の前記インバータ回路部と、各々の前記インバータ回路部の出力に接続された前記モータと、前記直流電源又は前記インバータ回路部又は前記モータから対地へ漏洩する複数の対地漏洩電流を交流成分として検出する一つの前記漏洩電流検出回路部とを備え、前記漏洩電流検出回路部の出力から異なる所定の周波数成分の大きさに基づいて複数の絶縁不良を検出する前記絶縁不良検出回路部を有するモータ駆動装置において、前記漏洩電流検出回路部の出力と所定の閾値とを比較した結果に基づきパルスを出力する前記波形成形回路部と、前記波形成形回路部が所定の周波数のパルスを出力している期間のみ前記絶縁不良検出回路部を作動させる複数の所定の周波数を合成したパルスを出力する前記信号変換回路部と、前記信号変換回路部の出力と前記漏洩電流検出回路部の出力とを合成すると共に前記絶縁不良検出回路部へ出力する前記信号合成回路部とを備えたことを特徴とするモータ駆動装置。
  4. 前記漏洩電流検出回路部は、前記直流電源の所定点に一端を接続されたコンデンサと、該コンデンサの他端に一端を接続されると共に他端を接地された抵抗とを備えたことを特徴とする請求項1乃至3記載のモータ駆動装置。
  5. 前記漏洩電流検出回路部は、前記直流電源の所定点に一端を接続されたコンデンサと、該コンデンサの他端に一端を接続された前記抵抗と、前記抵抗の他端に一端を接続されると共に他端を接地された一定周波数の交流を出力する発振回路部とを備えたことを特徴とする請求項1乃至3記載のモータ駆動装置。
  6. 前記波形成形回路部は、前記漏洩電流検出回路部の出力を増幅する増幅回路と、該増幅回路の出力を所定の閾値と比較するコンパレータ回路とを備えたことを特徴とする請求項1乃至3記載のモータ駆動装置。
  7. 前記断線判定回路部は、前記所定の周波数成分を抽出するフィルタ回路を備えたことを特徴とする請求項1記載のモータ駆動装置。
  8. 前記信号変換回路部は、前記モータ駆動装置が各回路部の動作を確認している期間はパルスを出力し、動作を確認した後はパルスを出力しないことを特徴とする請求項2又は3記載のモータ駆動装置。
  9. 前記信号合成回路部は、前記モータ駆動装置が各回路部の動作を確認している期間は前記信号変換回路部の出力と前記漏洩電流検出回路部の出力とを足し合わせると共に前記絶縁不良検出回路部へ出力し、動作を確認した後は前記漏洩電流検出回路部の出力を前記絶縁不良検出回路部へ出力することを特徴とする請求項2又は3記載のモータ駆動装置。
  10. 車両に搭載されることを特徴とする請求項1乃至9記載のモータ駆動装置。
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