JP2002186280A - 交流モータのステータ回転故障検出器およびその検出システムおよびその方法 - Google Patents

交流モータのステータ回転故障検出器およびその検出システムおよびその方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】モータ故障を検出するための参照用テーブルを
不要とし、かつコンピュータネットワークを使用できる
交流モータのステータ回転故障検出器およびその検出シ
ステムおよびその方法を提供すること。 【解決手段】ステータ回転故障検出器10と電気モータ14
のステータ回転故障検出をリアルタイムで行う方法が提
供される。回転故障検出器10は、交流モータからの電圧
値および電流値を得る複数のセンサ22a,22b,26a,26b
と、電圧値および電流値からシーケンス成分を計算する
プロセッサ30と、トレーニング時に電気モータ14に供給
する電圧、電流の基本周波数シーケンス成分を用いるフ
ィードフォワード・ニュートラルネットワークと、推定
値と瞬時値を比較して故障信号を出力する比較器を含
み、ステータ回転故障を示す現在の基本周波数シーケン
ス成分を推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気モータ監視シ
ステムに関し、特に、交流モータにおけるステータの回
転故障を検出するための装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】三相交流モータ等の電気モータは、商業
的および産業的環境において多岐にわたり使用されてい
る。冷蔵システム、プリントプレス、アセンブリライ
ン、および種々の応用において、このようなモータが用
いられる。この利用に関係なく、モータの故障を迅速に
検出することは、非常に重要である。
【0003】一般的に、モータ故障は、電気モータが完
全にブレークダウンするまで検出されない。これによ
り、不当な費用を招き、修理における電気モータの停止
時間の遅延、および起こりうる危険状態を作り出す。そ
の結果、電気モータの完全なブレークダウンの前にモー
タの故障、特に、ステータ回転故障を効果的にかつ有益
に検出することが必要である。
【0004】電気モータに対する従来の監視技術は、ス
テータ回転故障をブレークダウンの前に検出するには不
十分である。一般的に、電気モータ監視装置は、ロータ
における欠陥から生じるモータ故障を検出する。これら
の欠陥は、ロータの回転中にのみ検出することができ
る。
【0005】これらの既知のシステムは、回転中にロー
タにより発生したスペクトルの調波における変化を判断
する。しかし、電気モータのステータは、固定部材であ
り、それゆえ、欠点は、付加的な調波を生じないことで
ある。このような従来技術を利用する場合、電気モータ
におけるステータの巻線のブレークダウンまたは故障か
ら生じるモータ故障を検出するので、この方法は有効で
はない。
【0006】従来のステータ回転故障システムは、また
厄介な問題を有している。これら既知のステータ回転故
障システムは、効率的でなくかつ時間を浪費する。多く
の方法が、理想的でかつバランスの取れたモータの形式
を使用するが、実際の機械は理想的でないので失敗す
る。1つの方法は、電気モータの過度の作動状態に対す
るデータを含む参照用テーブルを導き出すことが必要で
ある。この参照用テーブルを有効にするための十分なデ
ータを蓄積するために、種々の作動状態下で、多数のサ
イクル介して電気モータを回転させることが必要であ
る。
【0007】ステータの回転故障があるかどうかを判断
するために、電気モータの正常作動中においてある瞬時
の時間で集められた作動データと、類似の作動パラメー
タでの電気モータに対する参照用テーブルのデータとが
比較される。回転故障を判断するための有効性は、この
参照用テーブルの範囲および程度による。参照用テーブ
ルの範囲と程度が大きければ、それだけ、費用がかか
る。こうして、既知のステータ回転故障における検出機
構の利用は、かなり制限を受けるとともに多くの費用が
かかる。それゆえ、この参照用テーブルは、全ての作動
状態に対するデータを含むことはできない。
【0008】さらに、従来のこれらのステータ故障検出
システムは、重み付けされたファーストフーリエ変換
(WFFT)を用いる。このWFFTは、変換を実行するために
所定の時間にわたっていくつかの組のデータを必要とす
る。
【0009】考えられるすべての各作動状態を記憶する
ための参照テーブルを不要にするとともに、電気モータ
のステータに関連するモータ故障を検出するステータ回
転故障装置およびその方法を設計することが望ましい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、モータ故障
を検出するための作動パラメータ基準テーブルを不要と
し、かつ上述の問題を克服するオンザフライ(on-the-fl
y)式のコンピュータネットワークを使用できる交流モー
タのステータ回転故障検出器およびその検出システムお
よびその方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、各請求項に記載の構成を有する。本発明
は、フィードフォワード・ニュートラルネットワークを
用いることによって、上述の参照用テーブル、及びモー
タの全ての作動パラメータを推定しまたは発生させなけ
ればならないことに代わる方法を提供する。
【0012】本発明は、既知の良好な作動状態下にある
電気モータの電圧データおよび電流データを獲得する工
程を含む。存在する電圧および電流のデータを変換する
ためにコンピュータプログラムが与えられ、その特性デ
ータは、容易に得られかつ後の使用のために保存され
る。このシステムは、また、実際の作動状態下にある電
気モータから瞬時データを得るための手段を有する。こ
の瞬時のデータは、フィードフォワード・ニュートラル
ネットワークによって発生する推定されたデータと比較
される。上述のデータの比較に基づいて、電気モータに
おける一組のステータ回転故障値が正確に識別される。
【0013】それゆえ、本発明のある構成によれば、電
気モータ用のステータ回転故障検出器が開示されてい
る。この検出器は、電気モータに供給される電流および
電圧の信号を得るために複数のセンサを有する。この電
流データおよび電圧データにおける各シーケンス成分
は、フィードフォワード・ニュートラルネットワークに
接続されるとともに複数のセンサに接続されたプロセッ
サによって計算される。フィードフォワード・ニュート
ラルネットワークは、電流値および電圧値、または、そ
の少なくとも一部分を受け取り、比較器に出力される推
定値を計算する。この推定値および瞬時値の分析に基づ
いてステータ回転故障の兆候が判断される。
【0014】本発明の別の構成によれば、ステータ回転
故障検出システムが開示され、このシステムは、マイク
ロプロセッサとコンピュータ用読出し可能記憶媒体を有
する。コンピュータ用の読出し可能記憶媒体上に記憶さ
れたコンピュータプログラムによって命令されると、マ
イクロプロセッサは、少なくとも1つの入力を介して基
本周波数データを受け取る。このデータは、電気モータ
に供給する、ライン電圧の正および負のシーケンス成分
と、ライン電流の正のシーケンス成分を有する。コンピ
ュータプログラムによって命令されるとき、マイクロプ
ロセッサは、フィードフォワード・ニュートラルネット
ワークを初期化し、上述のデータに基づいて、推定した
ライン電流の負のシーケンス成分を決定する。本発明
は、また、ライン電流の推定された負のシーケンス成分
を出力するための少なくとも1つの出力を有する。
【0015】本発明の更に他の構成によれば、電気モー
タにおけるステータ回転故障を検出するための装置は、
正しく作動する既知の電気モータからのライン電圧信号
およびライン電流信号を受け取るための手段を有してい
る。時間に対して連続的な電圧信号および電流信号の少
なくとも一部分のシーケンス成分を決定するための変換
手段が設けられている。本発明は、さらに、上述のシー
ケンス成分に基づく推定された電流値を出力するための
手段を有している。この推定した電流値は、順次、比較
手段を介して、リアルタイムで得られる瞬時に獲得され
た電流値と比較される。
【0016】本発明の別の構成によれば、コンピュータ
プログラムは、電気モータにおけるステータ回転故障を
検出するために設けられている。このプログラムが実行
されると、コンピュータは、良好な作動手順の作動中、
電気モータの基本周波数データを得る。このコンピュー
タプログラムは、さらに、基本周波数データの少なくと
も一部分が、複数のウエイトを有するフィードフォワー
ド・ニュートラルネットワークに入力される。コンピュ
ータは、フィードフォワード・ニュートラルネットワー
クをトレーニングして、各ウエイトをある値に収束し、
この値をメモリに記憶する。コンピュータは、瞬時作動
中、電気モータから基本周波数データを得る。この瞬時
の基本周波数パラメータは、フィードフォワード・ニュ
ートラルネットワークに入力される。コンピュータは、
次に、モータの瞬時作動における推定した基本周波数パ
ラメータを獲得して、このパラメータと瞬時の基本周波
数パラメータと比較し、交流モータにおける回転故障を
判断する。
【0017】更に本発明の別の構成によれば、交流モー
タにおけるステータ回転故障を検出するための装置が開
示される。この装置は、少なくとも2つの交流モータの
電流信号を得るために少なくとも2つの電流センサと、
少なくとも2つの交流モータの電圧信号を得るために少
なくとも2つの電圧センサを有している。この交流モー
タの電流信号と電圧信号は、アナログ/デジタル変換器
に入力され、デジタル電流信号とデジタル電圧信号を生
じる。本発明において、マイクロプロセッサは、デジタ
ル信号を解読して交流モータ作動の基本周波数シーケン
スパラメータを計算する。交流モータの作動における推
定した基本周波数パラメータは、フィードフォワード・
ニュートラルネットワークによって決定される。
【0018】更に、本発明の別の構成によれば、電気モ
ータにおけるステータの回転故障があるかどうかを検出
するための方法が開示されている。この方法は、電気モ
ータの良好な作動状態中、電気モータから基本周波数ト
レーニングパラメータを獲得する工程を有する。このス
テータの回転故障を検出する方法は、電気モータの正常
状態の推定した基本周波数値を決定するために、基本周
波数トレーニングパラメータからシーケンスフェーザー
(phasor;位相)を決定すること、およびこれらの推定し
た基本周波数値を決定することを含んでいる。好ましく
は、この方法は、さらに、電気モータの使用時に電気モ
ータから瞬時の基本周波数値を獲得する工程をさらに含
んでいる。この方法は、次に、この瞬時の基本周波数値
と作動の推定した基本周波数値を比較して、故障値を決
定し、さらに、この比較に基づく故障値を指示する。こ
の故障値は、電気モータ内に、ステータ回転故障がある
かを表示している。
【0019】さらに、本発明の別な構成によれば、交流
モータにおけるステータ回転故障を存在するかの判断す
るための方法は、フィードフォワード・ニュートラルネ
ットワークのシーケンスフェーザーパラメータを選択
し、さらに、良好な作動状態下で、交流モータの形式を
学習するために、フィードフォワード・ニュートラルネ
ットワークををトレーニングする各ステップを含んでい
る。また、この方法は、モータの使用時に交流モータの
測定された値を獲得し、使用中の電気モータから取られ
た測定値を交流モータ作動の推定値と比較する各ステッ
プを含んでいる。この方法は、ビジランス値(vigilance
value)を越える回転故障値が検出されるまで、上述の
ステップを繰り返す。このような回転故障値が検出され
るとき、この方法は、交流モータにおけるステータ回転
故障の存在を使用者に指示する。
【0020】本発明の種々の他の特徴、目的、および利
点は、以下で説明する詳細な記述と図面に基づいて明ら
かになるであろう。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。本発明の作動環境は、図1に示すような
三相交流誘導モータに関して記述される。しかし、本発
明は、電気モータの他の形式と同様に、単一レイヤーま
たは他の多相交流モータに使用することができる。
【0022】図1において、回転故障検出器が示されて
おり、この検出器は、図2において説明される回転故障
検出方式を包含している。ステータ回転故障システム1
0は、伝送ライン16a、16b、16cを介して電気
モータ14に接続した電源12を含んでいる。このステ
ータ回転故障システム10は、さらに、伝送ライン16
a、16b、16cを通って電気モータ14に伝達され
る電流および電圧を監視するためにアナログ−デジタル
変換器(AD変換器)20を有する汎用コンピュータ1
8を含む。電流センサ22a、22bは、モータ14に
流れる電流の波形を得て、この波形を伝送ライン24
a、24bを介してA/D変換器20に伝送する。電圧
センサ26a、26bは、モータ14に供給される電圧
の波形を得て、この波形を伝送ライン28a、28bを
介してA/D変換器20に伝送する。A/D変換器20
は、この電流波形と電圧波形を受け取り、この波形の測
定値が容易に得られるように各波形をデジタル化する。
コンピュータ18は、A/D変換器20からのデジタル
化された信号を受け取るマイクロプロセッサ30を有
し、図3〜図10に従って論じるようにマイクロプロセ
ッサ30がデジタル化信号を分析するコンピュータプロ
グラムを実行する。
【0023】コンピュータ18は、マイクロプロセッサ
30に接続されたオーバーライド端子32を有し、作動
時に交流誘導モータ14の使用者がマイクロプロセッサ
30の出力オーバーライドできるようにする。このよう
なオーバーライドは、モータ故障にかかわらずプロセス
を続行する重要なアプリケーションにおいて、シャット
ダウンを遅らせるのに役立つ。マイクロプロセッサ30
は、出力端子34を介してモータ14の使用者にデータ
を出力する。
【0024】図2は、システムのブロック図であり、こ
のシステムは、マイクロプロセッサ30によって実行さ
れるコンピュータプログラムを含んでいる。デジタル化
した波形の電圧および電流データ(基本周波数データ、
基本周波数シーケンスパラメータまたは入力レイヤーと
もいう。)36は、このデータを処理するフィードフォ
ワード ネットワーク38に入力され、実際の作動にお
ける電気モータ14における電流の負シークエンス成分
のリアル部分40aとイマジナリー部分40bに対する
推定値を出力する。比較器42は、この推定データ40
a、40bを受け取り、推定データ40a、40bと実際の
データ成分とを比較する。この推定データ40a、40b
は、推定された基本周波数値、推定された基本周波数パ
ラメータまたは出力レイヤーともいう。実際の動作中に
得られる電気モータ14の負シークエンス電流のリアル
成分44aとイマジナリー成分44bを含む。これら測
定値の成分44a、44bは、瞬時の基本周波数値また
は瞬時の基本周波数パラメータともいう。比較器42
は、一般的に加算器、減算器、または合算器を含み、以
後、一般的に比較器として言及する。故障指示器46
は、比較器42から出力値を受け取り、電気モータ14
の故障状態48の存在を示す。
【0025】本発明は、種々の故障指示器46を想定し
ており、電気モータ14の更なる作動を防止するセルフ
オーガナイジング フィーチャ マップ(SOFM)4
6aに制限されることなく、ホーン音を出力したり、針
の振幅を用いて故障を示したり、および/またはフラッ
シュ光を出力したり、その他色々の方法が考えられる。
SOFM46aは、電気モータ14の作動状態を図式化
するニュートラルネットワークである。電気モータ14
の作動状態を適切に示すために、SOFM46aは、入
力として、負シーケンス電圧50の出力値48および振
幅を受け取る。
【0026】本発明は、代わりのものとして、第2故障
指示器46bを用いることも想定している。第2指示器
46bは、メータ、一組の故障ライト、あるいは、ここ
で言及された故障指示器のいかなる組み合わせも含むこ
とができる。ステータ回転故障を検出する技術の熟練者
であれば、本発明の実行において、SOFM46aに限
って使用されるものではなく、代わりに他の特定の故障
指示器を使用できることが理解できるであろう。
【0027】図3は、A/D変換器20からマイクロプ
ロセッサ30によって受け取られるデジタル化した電流
波形および電圧波形の変換を示している。この変換は、
一般的に、シンクロナス リファレンス フレーム(S
RF)変換と呼ばれ、良く知られている。SRFは、デ
ジタルデータを変換するための技術であり、ファースト
フーリエ変換(FFT)と違って、データの連続的な
変換を可能にする。SRF変換と異なるFFTが、使用
できる結果が得られる前に、デジタルデータに基づいて
実行される前に、データを集計するいくつかのサイクル
が必要である。
【0028】好ましくは、SRF変換100は、図2に
おいて、上述した方法で、2つのライン電流および2つ
のライン電圧を最初に得る。2つのライン電圧Vab、V
bcが静止基準フレーム110に変換され、各々真数(rea
l number)である静止電圧Vs qs、Vs dsのd軸およびq
軸をそれぞれ計算する。静止電圧Vs qs、Vs dsは、同期
基準フレーム120に変換される。静止電圧Vs qs、Vs
dsを同期基準フレーム120に変換するために、変換角
度eが、同期基準フレーム120に入力されなければな
らない。同期基準フレーム120の出力Ve dsは、加算
器122に入力される。加算器122の出力は、デジタ
ルPIコントローラ124に入力され、d軸電圧をゼロ
に調整する。閉ループにおいて、周波数sを調整し、さ
らに積分器を使用することによって、変換角度eの値
は、d軸電圧Ve dsがゼロに向かうように収束される。
そして、q軸の同期電圧Ve qsが低域フィルタ128を
通過し、そのRMS値130に変換してライン間電圧V
Lspの正シーケンス成分の振幅を生じる。このRMS値
の電圧VLspは、ライン−ニュートラル位相計算器(phas
or calculation)148に出力される。
【0029】ライン間電圧VLsp、およびarg(VLsn
のそれぞれの負シーケンス成分の振幅および位相を決定
するために、静止q軸電圧Vs qs、静止d軸電圧Vs ds
および収束した変換角度eは、同期基準フレーム132
に入力される。この同期基準出力Ve qs、Ve dsは、V
Lsnおよびarg(VLsn)を計算する前に低域フィルタ1
34a、134bを通過する。VLsnおよびarg
(VLsn)を計算136は、以下のように設定される。
【0030】
【数1】 計算されるライン間電圧の負シーケンス成分の振幅およ
び位相は、ライン−ニュートラル位相計算器148に出
力される。
【0031】電流波形の正および負のシーケンス成分に
おける両方の振幅および位相に関する計算は、ライン間
電圧の振幅および位相の両方における負のシーケンス成
分の計算と非常に類似する。しかしながら、変換角度e
は、負でなければ同期基準フレーム138への変換に入
力され、ライン電流の正のシーケンス成分に対する振幅
および位相を計算する。
【0032】ライン電流の正のシーケンス成分の計算
は、次の通りである。
【数2】 ライン電流の負シーケンス成分を計算するために、変換
角度eは、修正されて−1140.eだけ乗算され、isqsおよ
びisdsが同期基準フレーム142に入力される。142
における結果は、2つの値i.e qsおよびi.e dsであり、こ
の値は低域フィルタを通過した後、ライン間電流の負シ
ーケンス成分を与える計算146に使用される。
【0033】ライン電流の負シーケンス成分を計算する
ための式は、次の通りである。
【数3】 正および負のシーケンス成分は、148において、位相
計算のために出力される振幅および位相を有する。
【0034】位相計算148は、図2のフィードフォワ
ード・ニュートラルネットワーク38の入力データを計
算するのに必要である。フィードフォワード・ニュート
ラルネットワーク38への入力データ36であるVsp
sn_real、Vsn_imag・、I sp_real、およびIV
sp_imag・が次の通り計算される。
【0035】
【数4】 ライン電流の負シーケンス成分の位相計算148は、実
数と虚数のIsp_real、およびIVsp_imag・が、図2に
おいて論じられたようにフィードフォワード・ニュート
ラルネットワーク38によって発生した推定の負シーケ
ンス成分40a、40bと比較される。
【0036】本発明により考えられるフィードフォワー
ド・ニュートラルネットワーク38は、2つの明確な作
動段階、即ち、トレーニング段階とテスト段階を有す
る。図4は、フィードフォワード・ニュートラルネット
ワーク38の最も一般的なトレーニング方法のフローチ
ャート図である。フィードフォワード・ニュートラルネ
ットワーク38のトレーニングは、5×1の入力ベクト
ルpの形式でネットワーク38の隠れたレイヤーに入力
データ36を入力160することから始まる。隠れたレ
イヤーは、隠れたレイヤーの多数のニューロン52、M
hidと、5×Mhidの次元を有するウエイトマトリックス
hidを形成するウエイト54とからなる。このウエイ
トは、予め決められた値に設定され、入力データ36に
おける変化に応答して変化する。
【0037】一般的に、各ウエイトは、ゼロ値に予め設
定される。隠れたレイヤーのニューロン52は、入力デ
ータ36上で実行される特定の算術的機能に対応する。
隠れたレイヤーの出力を決めるために、一般的に表示さ
れたステップ162では、隠れたレイヤーのウエイトマ
トリックスの転置Whid Tとベクトルpの積にbhidが加
えられる。このバイアスベクトルは、Mhid×1として
次元付けられた隠れたレイヤーのニューロンに対するベ
クトルである。双曲線タンジェントは、式(12)に示すよ
うに隠れたレイヤーの出力yhidを決定するために合算
される。 yhid =tanh(Whid Tp+bhid) (12)
【0038】この隠れたレイヤー162の出力yhid
決定した後、ニュートラルネットワークの出力y
outは、164で示す出力レイヤーにおいて計算され
る。一般的に、この出力レイヤーは、多数のニューロン
とウエイト(図示略)からなる。以下に示す式(13)を
解くことにより積youtが与えられる。Wout Tは、Wout
の転置マトリックスを表し、boutは、出力レイヤーの
ニューロンに対する2×1バイアスベクトルを表す。W
outは、Mhid×2として次元付けられた出力レイヤーの
ウエイトマトリックスである。 yout =Wout Thid +bout (13)
【0039】フィードフォワード・ニュートラルネット
ワーク38の出力yout は、電気モータ14の連続する
トレーニング作業の測定値ydesから式(14)に従って
減算され、予測166における誤差を計算する。同様
に、yout 、desは、電気モータ14のライン電流に
おける振幅および位相を有する負シーケンス成分の2×
1ベクトルである。 e =ydes−yout (14)
【0040】式(14)により生じるように、ydesとy
outの差eは、電気モータ14の作動の実際値とフィー
ドフォワード・ニュートラルネットワーク38によって
生じた推定値との差を示し、予測における誤差として一
般的に言及される。電気モータ14または計測器におけ
る不均衡な電源または固有の歪がないならば、eの値
は、ゼロとなるであろう。しかし、電源または計測器に
おいて、固有の歪がない正確な均衡は、起こりそうにな
い。その結果、eは、わずかではあるがいくらかの正の
値を有することになる。
【0041】ステップ166での(e)の計算の後、ウエ
イトマトリックスの値は、既知の「デルタ規則」に従っ
てステップ168で更新される。このデルタ規則は、ニ
ュートラルネットワークのウエイトマトリックスを更新
するための手段であり、サイモン ハイキンによる「ニ
ュートラルネットワーク”ア コンプリヘンシブ ファ
ウンデイション(プレンティス ホール出版、1999
年)」において一般的に知られており、そこに開示され
ている。ステップ168でウエイトマトリックスを更新
した後、学習比率および他のトレーニングパラメータが
ステップ170で更新される。
【0042】ステップ168でウエイトマトリックスを
更新され、また、ステップ170で学習比率および他の
トレーニングパラメータが更新された後、eのノルム
が、ステップ172で推定され、その値が与えられたト
レーニング入力36より十分に小さいかどうかを決定す
る。eのノルムが十分に小さくなければ、新しいデータ
36が得られステップ162で隠れたレイヤーに入力さ
れ、eは、隠れたレイヤーのウエイトに対する値を用い
て再計算され、出力レイヤーが変えられる。予測におけ
る誤差は、隠れたレイヤーと出力レイヤーに対するウエ
イトが適当な値に変換されて始めて十分に小さくなる。
予測の誤差がゼロまたは検出システム10の使用者によ
って受け入れられると考えられる値に等しいときにウエ
イトの変換が生じる。マイクロプロセッサ20は、メモ
リにおけるフィードフォワード・ニュートラルネットワ
ーク38の試験段階中に使用のために、収束でのウエイ
ト値をメモリにストアする。
【0043】eのノルムが十分に小さいとき、フィード
フォワード・ニュートラルネットワーク38のトレーニ
ング段階は、完了する。eのノルムが十分に小さいかど
うかの決定は、予め決められたスレッショルド値に従
う。電気モータ14の作動状態および使用目的に従っ
て、10%の予測誤差は、十分に小さいものであり、一
方、他の応用では、より低い予測誤差を必要とする。
【0044】図5は、一般的にグローバルミニマムトレ
ーニング(GMT)と呼ばれている。フィードフォワー
ド・ニュートラルネットワーク38を作動させるための
既知例の1つである。ニュートラルネットワークのGM
Tは、図4に示すニュートラルネットワーク38の一般
的なトレーニングに非常に類似している。しかし、GM
Tを用いて、モータが動作中、ウエイトマトリックスが
更新されず、また学習比率およびトレーニングパラメー
タもない。GMTを取り入れるには、異なる電流および
電圧状態に対応するデータが、トレーニングに先立って
利用可能になることであり、即ち、ある時間間隔で蓄積
されなければならい。
【0045】その結果、電気モータ14は、十分なトレ
ーニングデータが得られるように、いくつかの作動サイ
クルの間、回転される。最も正確なグローバルミニマム
を達成するために、主要データメモリにさらに大きなデ
ータ組が必要とされ、この大きなデータ組は、長いトレ
ーニング時間を必要とする。トレーニングポイントの数
は、機能的な概算値の正確さを向上させ、グローバルミ
ニマムが改善される。要約して説明したように、他のト
レーニングと比較して、グローバルミニマムトレーニン
グは、最もコストが掛かりかつ非効率であると現在では
考えられている。
【0046】図6は、隠れたレイヤーおよび出力レイヤ
ーのウエイトが、図4の一般的トレーニングを伴う図5
のGMT処理を用いて収束された、フィードフォワード
・ニュートラルネットワーク38の試験を示すものであ
る。ライン電圧およびライン電流のシーケンス成分は、
ステップ174でニュートラルネットワーク38に入力
され、そして、隠れたレイヤーおよびニュートラルネッ
トワークの出力は、図4において説明したように、ステ
ップ162,166で計算される。このとき、トレーニ
ング段階ではないが、誤差がステップ176で計算さ
れ、予測における誤差は、ウエイトの不正確な支持によ
るものではなく、むしろ電気モータ14における回転ス
テータの回転故障の始まりを示すものである。動作中の
電気モータ14から集められたデータに基づいてフィー
ドフォワード・ニュートラルネットワーク38のトレー
ニング中に、ウエイトが収束されるので、不均衡な電圧
と同様に、計測器および電気モータにおける不均衡も考
慮に入れる。本質的に、トレーニング段階中、フィード
フォワード・ニュートラルネットワーク38は、現在理
想的でない状態の電気モータ14の作動状態を学習す
る。
【0047】フィードフォワード・ニュートラルネット
ワーク38の試験により、予測における誤差の正規化さ
れた値とステップ178でのビジランス(警戒)値とを
比較する。このビジランス値は、電気モータ14がブレ
ークダウンする許容限界を使用者に指示するためのユー
ザ決定値である。高いビジランス値は、予測におけるよ
り高い誤差を発生し、電気モータ14において、ステッ
プ180で回転故障があるという信号を送る。一方、低
いビジランス値は、eのより低い値を指令する。eの正
規化が、ステップ178でのビジランス値よりも大きい
場合、ステップ180で回転故障があるという信号を送
る。そうでなければ、フィードフォワード・ニュートラ
ルネットワーク38ステップ174でシーケンス成分を
再度必要とし、試験段階を繰り返す。eのノルムがビジ
ランス値を越えない限り、ステップ174で始まるルー
プが続行される。
【0048】図7は、フィードフォワード・ニュートラ
ルネットワーク38のトレーニングおよび試験が行われ
る別の実施形態を示し、これは、コンティニュアル−オ
ンライン トレーニング(Continual-online Training
[COT])と呼ばれる。COTは、フィードフォワード
・ニュートラルネットワーク38をトレーニングするた
めの既知の方法であるが、COTは、ステータ回転検出
方式において利用されてこなかった。このCOTにおい
て、シーケンス成分は、前に論じられたように得ること
ができる。COTを用いる場合、T秒毎に多数の試験ス
ロットおよび1つのトレーニングスロットがある。それ
ゆえ、フィードフォワード・ニュートラルネットワーク
38のウエイトは、シーケンス成分における変化に応答
して擬似的な連続性を持って更新される。一般的に、5
つのスロット毎に1つのトレーニングスロットがあり、
このスロット中にシーケンス成分データがウエイトマト
リックスを更新するために用いられる。4つの残りのス
ロットは、データを試験するために取って置かれ、ステ
ータの回転故障が電気モータ14において現在発生して
いるかどうかを判断するために使用される。トレーニン
グスロットにおいて、予測における誤差(ステップ18
4)は、式(14)を解くことによって決定される。予測
における誤差が、ステップ185において十分大きい場
合、ステップ190で電気モータ14の使用者に故障信
号が送られる。予測における誤差が十分大きくない場
合、そのとき、ウエイトマトリックスがステップ186
で更新され、新しいシーケンス成分データがステップ1
88で得られる。トレーニングスロット182,183
において、シーケンス成分は、一時的なトレーニング評
価192を受ける。この一時的なトレーニング評価19
2は、COTが一時的なトレーニング中にあるかどうか
を判断する。一時的なトレーニングが発生していると、
そのとき、新しいシーケンス成分がステップ188で得
られ、トレーニングが新しく始まる。一時的なトレーニ
ングが存在しない場合、そのときネットワーク誤差e
は、図4で論じたようにステップ194において計算さ
れる。ネットワーク誤差eは、このとき、ステップ19
6でビジランス値と比較され、電気モータ14の使用者
に回転故障であるという故障信号を送るどうかを判断す
る(ステップ190)。
【0049】図8において、擬似グローバルミニマムト
レーニング(Quasi-global Minimumtraining [QG
M])が示され、これはフィードフォワード・ニュート
ラルネットワーク38をトレーニングするための別の実
施形態である。QGMトレーニングは、データベースの
大きさが制限される点を除いて図5のグローバルミニマ
ムトレーニングと非常に類似している。
【0050】一般的に、データベースは、1日コースに
おいて見られる異なる作動状態の数に対応して十分に大
きい。このデータベースは、ある時間間隔で更新され、
新しい入力がデータベース全体に得られたとき、残りの
データがフィードフォワード・ニュートラルネットワー
ク38に設定される最も可能性のあるトレーニングを与
えるように現在ある入力を放棄する。その結果、新しい
入力がデータベースに加えられるときに、ウエイトだけ
が更新される。従って、図7のCOT方式と比較される
QGM方式では、ほどんど計算を必要としない。
【0051】擬似グローバルミニマムトレーニングを用
いて、隠れたレイヤーのニューロンMhidの数が、新し
い入力を得るステップ198の前に初期化される。この
隠れたレイヤーのニューロンが初期化された後、データ
ベース200にストアされたシーケンス成分は、フィー
ドフォワード・ニュートラルネットワーク38の隠れた
レイヤーに入力し、予め設定されたように、予測におけ
る誤差eが得られる。予測における誤差がステップ20
2で計算された後、ウエイトマトリックスおよび学習パ
ラメータが、図4において論じられたように、ステップ
204で更新される。予測における誤差のノルムが、十
分に小さい場合(ステップ206,207)、フィード
フォワード・ニュートラルネットワーク38のトレーニ
ングは終了する。
【0052】もしステップ206,209でない場合
は、隠れたレイヤーのニューロンの数が1つだけ増分さ
れ(ステップ211)、そして、ウエイトマトリックス
がステップ208で再度初期化される。トレーニング誤
差を予め定めたスレッショルド値に制限するために、デ
ータベースの大きさが増加するに従って隠れたレイヤー
のニューロンの数を増加しなければならない。新しい入
力がデータベースに蓄積されたシーケンス成分からかな
り異なる場合、そのとき、フィードフォワード・ニュー
トラルネットワークのウエイト54が収束しなくなり、
予測における誤差が高い値にとどまることになる。その
結果、フィードフォワード・ニュートラルネットワーク
38の試験は、ウエイト54が収束できるように、十分
な入力をデータベースに加えるまで中断されなければな
らない。
【0053】COTアルゴリズムは、入力データ36を
蓄積するためのデータベースを有しておらず、また、Q
GMアルゴリズムは、かなり異なる入力がデータベース
から得られる場合、ウエイトを収束することができない
ので、本発明は、各アルゴリズムの組み合せを考慮す
る。COT−QGMの組み合せにより、2組のウエイト
が故障診断に用いられる。1組は、COTアルゴリズム
によって加えられ、また他の1組は、QGM方式によっ
て加えられる。1つの方式のみでは、所定の時間でアク
ティブにされるので、計算の複雑性は増加しない。
【0054】図9は、COT−QGMモードに対するト
レーニングアルゴリズムを表している。ライン電流およ
びライン電圧のシーケンス成分の入力データ36が得ら
れる前に、このデータ36が、ステップ210で最後の
QGMのウエイトが更新されてから付加されるかどうか
を判断する決定がなされる。データ36が付加された場
合、フィードフォワード・ニュートラルネットワーク3
8のウエイトがステップ212において、図4において
論じられたように、GMTアルゴリズムに従って加えら
れる。予測における誤差eのノルムが低い場合、QGM
アルゴリズムがステップ216において初期化される。
予測における誤差eのノルムが低くない場合、そのと
き、COTアルゴリズムがステップ218において実行
される。どのモードが実行されようとも、COT−QG
Mアルゴリズムは、フィードフォワード・ニュートラル
ネットワーク38への入力に対するシーケンス成分をス
テップ220において与えられる。
【0055】ステップ222において、COT−QGM
アルゴリズムは、擬似グローバルミニマムデータベース
に入力を加えるべきか判断する。COTのウエイト54
は、図8に従ってQGMにおける作動中でさえも、ステ
ップ224において更新される。これは、COTのウエ
イト54が、予め決められたスレッショルド値よりも少
ない予測における誤差を伴って収束するように、かなり
長い時間をかけて、QGMモードからCOTモードへの
切換えが、起こらないようにすることを確実にする。
【0056】更に、図10において、完全なCOT−Q
GMの試験アルゴリズムによって、フィードフォワード
・ニュートラルネットワーク38が一時的なトレーニン
グ中であるかどうかを判断する決定がなされる。もしそ
うであるならば、COT−QGM方式の試験モードは、
ステップ228で終了する。もしそうでないならば、C
OT−QGMアルゴリズムは、ステップ230におい
て、最後の擬似グローバルミニマムウエイトが更新され
るので、データ36が付加されたかどうかを判断する。
データが付加されたのであれば、COT−QGMアルゴ
リズムの試験モードは、ステップ228で終了する。そ
うでない場合、図3で論じたように、入力データ(ライ
ン電流とライン電圧のシーケンス成分)がステップ23
2で得られる。この入力が新しいものであるなら(23
4,235)、そのとき、COT−QGMアルゴリズム
は、ステップ228で終了する。そうでなければ、図4
で論じた方法で、ステップ236において、予測におけ
る誤差eが計算される。予測における誤差の正規化がビ
ジランス値(ステップ238,239)よりも小さい場
合、新しいシーケンス成分が、ステップ232で得ら
れ、そして、フィードフォワード・ニュートラルネット
ワーク38に入力される。ステップ238において、予
測における誤差のノルムがビジランス値より大きい場
合、ステップ240において、電気モータ14の使用者
に回転故障信号が送られる。
【0057】いくつかのトレーニングアルゴリズムとこ
れに対応する試験アルゴリズムが本発明において具体化
されてきたが、特定のトレーニングおよび試験アルゴリ
ズムの選択は、設計上の選択であり、ステータ回転故障
検出器の意図した使用および利用に基づく。ステータ回
転故障検出システム10の機能は、いかなる特定の試験
および/またはトレーニングアルゴリズムに制限されな
いことが理解できるであろう。
【0058】本発明は、電気モータおよびさらに特定す
れば交流モータ14と共に使用するためのステータ回転
故障検出器の使用を意図している。交流誘導モータ14
を伴うステータ回転故障検出器10の1つの利用が、図
1に示されている。このステータ回転故障検出器10
は、交流誘導モータ14から電流値および電圧値を得る
ために複数のセンサ22a、22b、26a、26bを
含み、さらに、電流値のシーケンス成分と電圧値のシー
ケンス成分とを計算するためのプロセッサ30を含んで
いる。このプロセッサ30に接続されたフィードフォワ
ード・ニュートラルネットワーク38は、シーケンス成
分を受け取り、そして、交流誘導モータ14の負シーケ
ンス電流流の推定値を示す出力値を決定する。さらに、
フィードフォワード・ニュートラルネットワーク38の
出力値を交流誘導モータ14からの一組の実際の電流値
と比較して故障値を決定するために比較器42が設けら
れている。プロセッサ30は、電圧値および電流値に同
期基準フレーム変換を適用して、フィードフォワード・
ニュートラルネットワーク38によって使用される対応
するシーケンス成分を決定する。フィードフォワード・
ニュートラルネットワーク38は、入力レイヤーと隠れ
たレイヤーを含み、入力レイヤーは、入力されるシーケ
ンス成分の数に相当する多数の入力36を有し、隠れた
レイヤーは、少なくとも1つのニューロン52および多
数のウエイト54を有する。ニューロン52の数と複数
のウエイト54の各値は、ウエイトが収束するときに、
ライン電流の負シーケンス成分を推定する値が定められ
るように決定される。ウエイト54の数とニューロン5
2の正しい数のそれぞれに対する適正値が決定されると
き、ニュートラルネットワーク38は、電気モータ14
におけるステータ回転故障の検出するためにトレーニン
グされかつ準備される。
【0059】本発明は、好ましい実施形態について説明
してきたが、本発明は、ここに記載した実施形態に限定
されるものではなく、種々の変更及び修正を含み、添付
された特許請求の範囲またはその技術的思想から逸脱し
ない上述の記載を含むものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転故障検出器を概略的に示す図であ
る。
【図2】図1に示した回転故障検出器に使用される回転
故障検出器のブロック図である。
【図3】図1に示した電気モータのライン電流およびラ
イン電圧のシークエンス構成部品を決定するために使用
される、本発明の実施形態を説明するためのブロック図
である。
【図4】図1に示した装置に使用するためのフィードフ
ォワード・ニュートラルネットワークの一般的なトレー
ニングを示すフローチャート図である。
【図5】図1に示した装置に使用するためのフィードフ
ォワード・ニュートラルネットワークを作動ための1つ
の実施形態を示すフローチャート図である。
【図6】図5においてトレーニングしたような図1に示
す装置のフィードフォワード・ニュートラルネットワー
クをテストするための1つの実施形態を説明するための
フローチャート図である。
【図7】図1に示した装置を用いてフィードフォワード
・ニュートラルネットワークをトレーニングおよびテス
トするための別の実施形態を説明するためのフローチャ
ート図である。
【図8】図1に示した装置のフィードフォワード・ニュ
ートラルネットワークをトレーニングするための別つの
実施形態を説明するためのフローチャート図である。
【図9】図1に示した本発明のフィードフォワード・ニ
ュートラルネットワークをトレーニングするためのさら
に別の実施形態を説明するためのフローチャート図であ
る。
【図10】図8に従ってトレーニングされた図1に示す
ような、フィードフォワード・ニュートラルネットワー
クの試験を説明するためのフローチャート図である。
【符号の説明】
10 ステータ回転故障システム 14 電気モータ 22a、22b 電流センサ 26a、26b 電圧センサ 30 マイクロプロセッサ 34 出力端子 36 電圧および電流データ 38 フィードフォワード・ニュートラルネットワー
ク 40a、40b 推定データ(推定された基本周波数
値) 42 比較器 44a、44b 瞬時データ(瞬時の基本周波数値) 46 故障指示器 52 ニューロン 54 ウエイト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月11日(2001.10.
11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【数1】 計算されるライン間電圧の負シーケンス成分の振幅およ
び位相は、ライン−ニュートラル位相計算器148に出
力される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A. (72)発明者 デビッド ジェームズ グリッター アメリカ合衆国 ウイスコンシン 53213 ミルウォーキー ノース エイティーフ ァースト ストリート 2456 (72)発明者 ロナルド ジー. ハーレイ アメリカ合衆国 ジョージア 30044 ロ ーレンスビル タナーズ ポイント ドラ イブ 803 (72)発明者 ランガラジャン エム. タラム アメリカ合衆国 ジョージア 30332 ア トランタ タルーラー ストリート 1631 −ビー. Fターム(参考) 2G016 BA03 BB01 BB02 BB06 BD07 5H570 BB10 CC05 DD01 HB01 JJ03 JJ04 LL02 LL03 LL33 MM01 MM07

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流モータ(14)のためのステータ回転故
    障検出器(10)であって、 前記交流モータ(14)から一組の電流値および一組の電
    圧値(36)を得るための複数のセンサ(22a,22b,26a,26
    b)と、 前記電流値および電圧値(36)の各組からシーケンス成
    分を計算するためのプロセッサ(30)と、 入力列としての前記電流値および電圧値(36)の各組か
    ら前記シーケンス成分の少なくとも一部を受け取るため
    に接続され、かつ少なくとも2つのシーケンスフェーザ
    ー用の推定値を与えるための出力(48)を有するフィー
    ドフォワード・ニュートラルネットワーク(FFNN)(3
    8)と、 前記フィードフォワード・ニュートラルネットワーク
    (38)の出力に接続され、推定値と瞬時値を比較し、こ
    の比較がビジランス値を越える場合、故障信号を出力し
    てステータ回転故障を指示する比較器(42)と、を有す
    ることを特徴とするステータ回転故障検出器。
  2. 【請求項2】前記プロセッサ(30)は、同期基準フレー
    ム変換を適用して、前記電流値および電圧値(36)の各
    組からシーケンス成分を計算することを特徴とする請求
    項1記載のステータ回転故障検出器。
  3. 【請求項3】前記電流値および電圧値(36)の各組は、
    正常状態にある前記交流モータ(14)の作動値に対応
    し、かつ前記フィードフォワード・ニュートラルネット
    ワーク(38)における一組のウエイト(54)に対する値
    を計算することによって前記フィードフォワード・ニュ
    ートラルネットワーク(38)をトレーニングするため
    に、初期的に使用されることを特徴とする請求項1記載
    のステータ回転故障検出器。
  4. 【請求項4】トレーニング用に用いられる前記シーケン
    ス成分は、正の電流シーケンス成分、正の電圧シーケン
    ス成分、および負の電圧シーケンス成分を含んでいるこ
    とを特徴とする請求項3記載のステータ回転故障検出
    器。
  5. 【請求項5】前記プロセッサ(30)は、推定値と比較さ
    れる瞬時値として、負の電流シーケンス成分をさらに計
    算することを特徴とする請求項1記載のステータ回転故
    障検出器。
  6. 【請求項6】前記フィードフォワード・ニュートラルネ
    ットワーク(38)は、複数のウエイト(54)と複数のニ
    ューロン(52)とを有する隠れたレイヤーを含み、前記
    複数のウエイト(54)は、トレーニングモード中、調整
    され、かつランモード中、一定で留まることを特徴とす
    る請求項1記載のステータ回転故障検出器。
  7. 【請求項7】交流モータ(14)におけるステータの回転
    故障を検出するためのシステム(10)であって、 交流モータ(14)からの基本周波数データをマイクロプ
    ロセッサ(30)に入力し、前記基本周波数データがライ
    ン電圧の正および負の電圧シーケンス成分と、ライン電
    流の正の電流シーケンス成分とを含んでいる、少なくと
    も1つの入力(24a,24b,28a,28b)と、 内部にコンピュータプログラムを有し、このプログラム
    の実行時に、フィードフォワード・ニュートラルネット
    ワーク(38)を初期化して、基本周波数データに基づく
    推定された負の電流シーケンス成分を計算するために前
    記マイクロプロセッサ(30)に接続されるコンピュータ
    用の読出し可能記憶媒体と、 前記推定された負のシーケンス成分を出力するための少
    なくとも1つの出力(34)と、を有することを特徴とす
    るシステム。
  8. 【請求項8】フィードフォワード・ニュートラルネット
    ワーク(38)は、前記少なくとも1つの入力を介して入
    力する多数のシーケンス成分に対応する数の複数の入力
    ベクトルを有する入力レイヤー(36)と、 少なくとも1つのニューロン(52)と少なくとも1つの
    ウエイト(54)を有し、前記ウエイト(54)は、トレー
    ニングモード中、調整され、かつランモード中、一定で
    留まる、隠れたレイヤーと、 推定された負のシーケンス成分を有する、少なくとも1
    つの出力ベクトル(48)を決定する出力レイヤーと、 を含んでいることを特徴とする請求項7記載のシステ
    ム。
  9. 【請求項9】コンピュータプログラムは、その実行時、
    さらに、前記プロセッサが、推定された負のシーケンス
    成分に基づいて、交流モータ(14)の使用者に回転故障
    値(46)を知らせるようにすることを特徴とする請求項
    7記載のシステム。
  10. 【請求項10】前記コンピュータプログラムは、その実
    行時、前記マイクロプロセッサ(30)が、さらに、 既知の通常動作中に、前記交流モータ(14)から基本周
    波数データ(36)を獲得し、 複数のウエイト(54)を有するフィードフォワード・ニ
    ュートラルネットワーク(38)に前記基本周波数データ
    (36)の少なくとも一部を入力し、 前記複数のウエイト(54)の各々に対する収束値を決定
    するためにフィードフォワード・ニュートラルネットワ
    ーク(38)をトレーニングし、 前記収束値をメモリに記憶し、 瞬時の基本周波数パラメータ(44a、44b)をフィード
    フォワード・ニュートラルネットワーク(38)に入力
    し、 前記交流モータ(14)の瞬時作動における推定された基
    本周波数パラメータ(40a、40b)を得て、前記推定さ
    れた基本周波数パラメータ(40a、40b)を前記瞬時の
    基本周波数パラメータ(44a、44b)と比較して、交流
    モータ(14)におけるステータ回転故障を決定すること
    を特徴とする請求項7記載のシステム。
  11. 【請求項11】コンピュータ用の読出し可能記憶媒体の
    コンピュータプログラムは、さらに、故障値がビジラン
    ス値(178)を越えるとき、マイクロプロセッサ(30)
    がステータ回転故障を示す故障値(180)を出力させる
    ことを特徴とする請求項10記載のシステム。
  12. 【請求項12】少なくとも2つの交流モータ(14)の電
    流信号を得るための少なくとも2つの電流センサ(22
    a、22b)と、 少なくとも2つの交流モータ(14)の電圧信号を得るた
    めの少なくとも2つの電圧センサ(26a、26b)と、 前記少なくとも2つの交流電流信号をデジタル電流信号
    に変換し、かつ前記少なくとも2つの交流電圧信号をデ
    ジタル電流信号に変換するためのアナログ/デジタル変
    換器(20)とをさらに含み、 マイクロプロセッサ(30)は、前記デジタル信号を受け
    取り、交流モータ(14)の基本周波数シーケンスパラメ
    ータ(36)を計算し、また、フィードフォワード・ニュ
    ートラルネットワーク(38)が前記交流モータ(14)の
    推定された基本周波数シーケンスパラメータを決定する
    ことを特徴とする請求項7記載のシステム。
  13. 【請求項13】前記交流モータ(14)の基本周波数シー
    ケンスパラメータ(36)の計算は、さらに、前記デジタ
    ル電流信号および前記デジタル電圧信号に、同期基準フ
    レーム変換(120、132、142)を適用するように定めら
    れていることを特徴とする請求項12記載のシステム。
  14. 【請求項14】フィードフォワード・ニュートラルネッ
    トワーク(38)は、さらに、 基本周波数シーケンスパラメータを得るための複数の入
    力レイヤー(36)と、 既知の良い作業モード中に処理された複数のウエイトを
    有する隠れたレイヤーと、 作動状態中、交流モータ(14)の推定された基本周波数
    シーケンスパラメータを生じるための出力レイヤー(40
    a、40b)と、を含むことを特徴とする請求項13記載
    のシステム。
  15. 【請求項15】モータ(14)におけるステータの回転故
    障を検出するための方法であって、 前記モータ(14)における既知の良好状態中に、前記モ
    ータから基本周波数トレーニングパラメータ(22a、22
    b)を獲得し、 この基本周波数トレーニングパラメータ(22a、22b)
    からシーケンスフェーザー(36)を決定し、 前記モータ(14)からのステータ回転故障を示す推定し
    た基本周波数値(40a、40b)を決定し、 前記モータ(14)が回転中かどうかにかかわらず前記モ
    ータ(14)の使用時に、前記モータ(14)から瞬時の基
    本周波数値(44a、44b)を獲得し、 この瞬時の基本周波数値(44a、44b)を前記推定した
    基本周波数値(40a、40b)と比較(42)してステータ
    回転故障を判断し、 前記比較(42)に基づいてステータ回転故障(46)があ
    ることを指示する、各ステップを有することを特徴とす
    る方法。
  16. 【請求項16】フィードフォワード・ニュートラルネッ
    トワーク(38)をトレーニングする工程は、 瞬時基本周波数値(36)を入力レイヤーに入力し、 隠れたレイヤーにおける複数のウエイト(54)を定常状
    態に収束させ、 推定した基本周波数値(40a、40b)を出力レイヤーに
    出力する、各ステップを含むことを特徴とする請求項1
    5記載の方法。
  17. 【請求項17】前記瞬時の基本周波数値(44a、44b)
    と前記推定した基本周波数値(40a、40b)の差(42)
    を計算するステップをさらに含むことを特徴とする請求
    項15記載の方法。
  18. 【請求項18】(a) フィードフォワード・ニュートラ
    ルネットワーク(38)のためのシーケンスフェーザーパ
    ラメータを選択し、 (b) 良好な作動状態下で交流モータ(14)のモデルを
    学習させるためにフィードフォワード・ニュートラルネ
    ットワーク(38)をトレーニングし、 (c) 交流モータ(14)の使用中に、この交流モータの
    測定値(44a、44b)を獲得し、 (d) 良好な作動状態中の前記交流モータ作動の推定値
    (40a、40b)と前記交流モータ作動の測定値(44a、
    44b)を比較(42)し、 (e) 前記ステップ(c)および(d)を周期的に繰り返し、 (f) 前記比較(42)のステップにおいて、ビジランス
    スレッショルド値を越える故障値が生じる場合、前記交
    流モータ(12)のステータ回転故障を指示する、各ステ
    ップをさらに含むことを特徴とする請求項15記載の方
    法。
  19. 【請求項19】定常作業状態を得るために複数のウエイ
    ト(54)を収束するために前記ステップ(a)および(b)を
    繰り返すことを含むことを特徴とする請求項18記載の
    方法。
  20. 【請求項20】電流データおよび電圧データ(36)を得
    ることを含んでいるトレーニング工程は、 ライン電圧の正のシーケンス成分における大きさを獲得
    し、 ライン電圧の負のシーケンス成分における大きさと位相
    を獲得し、 ライン電流の正のシーケンス成分における大きさと位相
    を獲得する、各ステップを含むことを特徴とする請求項
    18記載の方法。
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