JP2008061028A - コンデンサマイクロホン - Google Patents
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Abstract
【課題】リフローハンダ付け時の熱によってガスが発生するのを抑制することができて、そのガスに起因する特性の低下を防止すること。
【解決手段】電装部品26,27を搭載した回路基板23,筐体基枠24及びトップ基板25を積層し、前記電装部品26,27を筐体基枠24内に収容する。そして、電装部品26,27をレーザ溶接により回路基板23に固定する。
【選択図】図1
【解決手段】電装部品26,27を搭載した回路基板23,筐体基枠24及びトップ基板25を積層し、前記電装部品26,27を筐体基枠24内に収容する。そして、電装部品26,27をレーザ溶接により回路基板23に固定する。
【選択図】図1
Description
この発明は、携帯電話、ビデオカメラ、パーソナルコンピュータ等の機器に用いられるコンデンサマイクロホンに関するものである。
従来、この種のコンデンサマイクロホンとしては、例えば、特許文献1に開示されるような構成のものが提案されている。すなわち、この従来構成のコンデンサマイクロホンは、電装部品を搭載した回路基板と、背面電極を有する背面基板と、スペーサと、下面に振動膜を張架した振動膜支持枠とを積層し、接着剤にて一体に接着固定して構成されている。
特開2003−78997号公報
この特許文献1のコンデンサマイクロホンにおいては、前記の回路基板,背面基板,スペーサ,振動膜支持枠の間を接着するための接着剤がマイクロホンの内部に露出してしまうことは避けられないため、例えば接着剤の硬化の過程において接着剤から発生するガスがマイクロホンの内部に充満するおそれが多分にある。そして、このような場合は、このガスによって、電荷をチャージするエレクトレット層の電荷抜けが発生して、感度低下等のマイクロホンの特性の変化が生じるおそれがあった。
また、従来のコンデンサマイクロホンにおいては、前記電装部品がハンダにより回路基板上に実装固定されている。このため、リフローハンダ付け時等の熱により、電装部品のハンダ付け部のフラックスからガスが発生して、マイクロホン内に充満する。そして、このガスが前記と同様にエレクトレット層の電荷抜けを引き起こすという問題があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、マイクロホンの内部でのガス発生を抑制し、さらに、マイクロホン内部にガスが侵入するのを抑制することができて、感度特性等の特性の低下を招くおそれを防止することができるコンデンサマイクロホンを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、収容空間を透設した基枠にその収容空間の両端開口が閉塞されるように一対の基板を積層するとともに、前記収容空間内にコンデンサ部を収容したコンデンサマイクロホンにおいて、前記基枠及び基板の対接面には導電層と、その導電層の外周に位置する基枠本体及び基板本体の露出面とを形成し、基枠及び基板の導電層を電気接続させるとともに、基枠本体及び基板本体の露出面を接着剤により接着させ、その接着剤の接着力を利用して前記導電層間の電気接続を維持するように構成したことを特徴とする。
従って、このコンデンサマイクロホンにおいては、基枠本体及び基板本体の露出面間の接着部から接着剤の硬化にともなうガスが発生したとしても、そのガスは電気接続のために互いに接合された導電層間においてブロックされて基枠の収容空間内に侵入することが抑制される。よって、ガスにより、エレクトレット層の電荷抜けを引き起こすことを防止でき、感度特性の低下等を招くおそれを防止することができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記基枠本体及び基板本体を合成樹脂により構成するとともに、前記接着剤を基枠本体及び基板本体と同系のものを用いたことを特徴とする。
従って、基枠本体と基板本体とを強固に接着固定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、基枠本体と基板本体とを硬化収縮性接着剤により接着したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、基枠本体と基板本体とを硬化収縮性接着剤により接着したことを特徴とする。
従って、硬化収縮性接着剤が硬化収縮することにより、基枠本体と基板本体との固定強度を高めることができるとともに、導電層間の接触圧を高めて、良好な導通を確保でき、しかも、接着剤から発生するガスの侵入を導電層間において有効に防止できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の発明において、少なくとも一方の基板に電装部品を接着部材不使用固定法により搭載したことを特徴とする。
従って、リフロー時等の熱によって電装部品の固定部からガスが発生することを抑制でき、エレクトレット層の電荷抜けをさらに有効に防止できる。
請求項5の発明は、請求項4に記載の発明において、前記電装部品をレーザ溶接により基板に固定したことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の発明において、前記電装部品をレーザ溶接により基板に固定したことを特徴とする。
従って、電装部品を基板に対する所定の位置に正確に、かつ短時間で固定することができるとともに、ハンダを用いる必要がないため、フラックスからのガス発生を抑えることができる。
請求項6の発明は、請求項4に記載の発明において、前記電装部品の実装においてハンダを用いるとともに、そのハンダのフラックスを除去したことを特徴とする。
従って、ハンダを用いたとしても、フラックスからのガス発生を防止することができる。
従って、ハンダを用いたとしても、フラックスからのガス発生を防止することができる。
以上のように、この発明によれば、マイクロホン内部へのガス侵入を有効に防止することができて、コンデンサマイクロホンの感度低下等、特性の低下を未然に防止することができて、高性能を得ることができる。
以下に、この発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、この実施形態のコンデンサマイクロホン21においては、筐体22が、平板状の回路基板23と、収容空間が透設された四角枠状の筐体基枠24と、平板状のトップ基板25とを備えている。そして、筐体基枠24の収容空間の上下の両端開口が閉塞されるように、その筐体基枠24に前記回路基板23及びトップ基板25を積層するとともに、接着剤により接着固定して前記筐体22が構成されている。従って、回路基板23の上面,筐体基枠24の上下両面及びトップ基板25の下面が対接面を構成する。前記回路基板23,筐体基枠24及びトップ基板25の各基板本体23a,25a及び基枠本体24aは、エポキシ樹脂、液晶ポリマー等の合成樹脂、あるいは、セラミック等の電気絶縁体により構成されるが、この実施形態においては、ガラス繊維を混入させたエポキシ樹脂によって構成されている。
図1〜図3に示すように、この実施形態のコンデンサマイクロホン21においては、筐体22が、平板状の回路基板23と、収容空間が透設された四角枠状の筐体基枠24と、平板状のトップ基板25とを備えている。そして、筐体基枠24の収容空間の上下の両端開口が閉塞されるように、その筐体基枠24に前記回路基板23及びトップ基板25を積層するとともに、接着剤により接着固定して前記筐体22が構成されている。従って、回路基板23の上面,筐体基枠24の上下両面及びトップ基板25の下面が対接面を構成する。前記回路基板23,筐体基枠24及びトップ基板25の各基板本体23a,25a及び基枠本体24aは、エポキシ樹脂、液晶ポリマー等の合成樹脂、あるいは、セラミック等の電気絶縁体により構成されるが、この実施形態においては、ガラス繊維を混入させたエポキシ樹脂によって構成されている。
前記回路基板23の基板本体23aの上下両面には銅等よりなる導電層23b,23cが印刷されている。また、基板本体23aは、厚さ方向のほぼ中央部に銅よりなる導電層23dを埋設した多層構造をなし、これらの構成によって、回路基板23全体の剛性及びシールド性の向上が図られている。基板本体23aの上下両面の電気接続が不要な面には絶縁層23eが印刷されている。
前記回路基板23上には、インピーダンス変換回路を構成する電界効果トランジスタやキャパシタンス等の電装部品26,27が実装されている。これらの電装部品26,27は、ハンダや導電性バインダを使用する方法ではなく、レーザ溶接法により、回路基板23に対して固定されている。これにより、リフローハンダ付け時の熱が加えられても、電装部品26,27の固定部からガスが発生するのが抑制される。前記レーザ溶接法においては、レーザ光が電装部品26,27と回路基板23との間の境界に対して照射される。
前記筐体基枠24の基枠本体24aの上下両面及び外周面には銅よりなる導電層24b,24c,24dが印刷されている。そして、回路基板23上に実装された前記電装部品26,27が、この筐体基枠24の収容空間内に収容配置されている。図2に示すように、上下の導電層24b,24cは複数箇所に橋絡部24kを介して外周の導電層24dと接続されている。図3に示すように、前記基枠本体24aには複数のスルーホール24hが形成され、それらのスルーホール24hの内周面には上下両面の前記導電層24b,24cと電気接続された導電層24iが形成されるとともに、スルーホール24h内には導電材24jが充填されて導電部が形成されている。
前記トップ基板25の基板本体25aの上下両面には銅よりなる導電層25b,25cが印刷されている。基板本体25aは、厚さ方向のほぼ中央部に銅よりなる導電層25dを埋設した多層構造をなし、これによって、トップ基板25全体の剛性及びシールド性の向上が図られている。トップ基板25には、外部から音を取り込むための音孔28が形成されている。
前記回路基板23及びトップ基板25には複数のスルーホール34,35が形成され、それらのスルーホール34,35の内周面には前記導電層23b,23c、25b,25cとそれぞれ電気接続された導電層34a,35aが形成されるとともに、スルーホール34,35内には導電材が充填されて導電部36,37が形成されている。また、回路基板23の上面側の導電層23bと筐体基枠24の下面側の導電層24c、筐体基枠24の上面側の導電層24bとトップ基板25の下面側の導電層25cとがそれぞれ接触されて電気導通されている。そして、トップ基板25の導電層25b,25c及びスルーホール35を含む導電部37から筐体基枠24の導電層24b,スルーホール24hを含む導電層24i及び導電層24c、同じく筐体基枠24の導電層24b,橋絡部24k及び導電層24c、回路基板23上の導電層23b,23c及びスルーホール34を含む導電部36をそれぞれ介して図示しないアース端子に至る導電路が形成されている。
図1〜図3に示すように、前記筐体基枠24内において、トップ基板25の下側導電層25cの下面にはPPS(ポリフェニレンサルフィド)等の合成樹脂薄膜シート材よりなる振動膜29が接着張架され、その振動膜29の下面には図示しない金蒸着よりなる導電層が形成されている。なお、図示しないが、この金蒸着よりなる導電層は前記トップ基板25の導電層25cと電気導通されている。振動膜29の下面周側の4箇所には、振動膜29の材料と同系のPPS等の合成樹脂からなる小片状のスペーサ30が接着固定されている。筐体基枠24内において、スペーサ30の下面には電極板としてのバックプレート31が上下動可能に対向配置されている。このバックプレート31は、ステンレス鋼板からなるプレート本体31aの上面にPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等の合成樹脂フィルムからなる背面電極としてのエレクトレット層31bを設けた構造となっている。このエレクトレット層31bは、前記PTFEに対してコロナ放電等による分極処理が施されることによって構成されている。
さらに、前記バックプレート31は、筐体基枠24の内径よりも小形の平面形ほぼ長円状をなすように形成され、その中央には貫通孔32が形成されている。前記バックプレート31,振動膜29等によりコンデンサ部が構成されている。
図1〜図3に示すように、前記筐体基枠24内において、バックプレート31と回路基板23との間には板バネよりなる保持部材33が圧縮状態で介装され、この保持部材33によりバックプレート31が振動膜29の反対側からスペーサ30の下面と当接する方向に加圧されている。これにより、振動膜29とバックプレート31との間に所定の間隔が保持されて、その振動膜29とバックプレート31とによりコンデンサ部が構成されている。前記保持部材33は、ステンレス鋼板の表裏両面に金メッキを施してなる板材を打ち抜き成形することにより一体に形成され、ほぼ四角枠状の支持枠部33aと、その支持枠部33aの四隅から下部両側方に向かって斜めに突出する4つの脚部33bとを備えている。この保持部材33を介して、前記バックプレート31が回路基板23に電気的に接続されている。
次に、回路基板23,筐体基枠24及びトップ基板25の積層固定構造について詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、前記回路基板23の基板本体23aの上面外周,トップ基板25の基板本体25aの下面外周及び筐体基枠24の基枠本体24aの上下両面外周には、それぞれエポキシ樹脂の面を露出させた露出面23f,25f,24fが形成されている。これらの露出面23f,25f,24f間に接着剤42,43が接着のために介在されている。そして、この接着剤42,43の接着力により、前記回路基板23の上面の導電層23bと筐体基枠24の下面の導電層24c及びトップ基板25の下面の導電層25cと筐体基枠24の上面の導電層24bとがそれぞれ直接接合されて、電気接続状態に維持されている。
図1及び図2に示すように、前記回路基板23の基板本体23aの上面外周,トップ基板25の基板本体25aの下面外周及び筐体基枠24の基枠本体24aの上下両面外周には、それぞれエポキシ樹脂の面を露出させた露出面23f,25f,24fが形成されている。これらの露出面23f,25f,24f間に接着剤42,43が接着のために介在されている。そして、この接着剤42,43の接着力により、前記回路基板23の上面の導電層23bと筐体基枠24の下面の導電層24c及びトップ基板25の下面の導電層25cと筐体基枠24の上面の導電層24bとがそれぞれ直接接合されて、電気接続状態に維持されている。
前記接着剤42,43としては、導電バインダを用いることなく、回路基板本体23a,トップ基板本体25a及び筐体基枠本体24aの材料と同系のエポキシ樹脂の接着剤が用いられている。このエポキシ樹脂接着剤は硬化収縮性を有し、その収縮率は比較的大きい。
以上のように構成されたこの実施形態のコンデンサマイクロホン21において、音源からの音波がトップ基板25の音孔28を介して振動膜29に至ると、その振動膜29は音の周波数、振幅及び波形に応じて振動される。そして、振動膜29の振動に伴って、振動膜29とバックプレート31との間隔が設定値から変化し、コンデンサのインピーダンスが変化する。このインピーダンスの変化が、インピーダンス変換回路により電圧信号に変換されて出力される。
以上のように構成されたこの実施形態のコンデンサマイクロホン21においては、以下の効果を有する。
(1) この実施形態のコンデンサマイクロホン21において、筐体基枠24の基枠本体24a及び回路基板23,トップ基板25の基板本体23a,25aの露出面24f,23f,25f間の接着部の接着剤43,42から同接着剤43,42の硬化や加熱にともなうガスが発生したとしても、そのガスは電気接続のために互いに接合された導電層25c,24b及び24c,23bにおいてブロックされる。このため、このガスが筐体基枠24の収容空間内に侵入することが防止される。よって、ガスにより、エレクトレット層31bの電荷抜けを引き起こすことを防止でき、感度特性の低下等を招くおそれを防止することができる。
(1) この実施形態のコンデンサマイクロホン21において、筐体基枠24の基枠本体24a及び回路基板23,トップ基板25の基板本体23a,25aの露出面24f,23f,25f間の接着部の接着剤43,42から同接着剤43,42の硬化や加熱にともなうガスが発生したとしても、そのガスは電気接続のために互いに接合された導電層25c,24b及び24c,23bにおいてブロックされる。このため、このガスが筐体基枠24の収容空間内に侵入することが防止される。よって、ガスにより、エレクトレット層31bの電荷抜けを引き起こすことを防止でき、感度特性の低下等を招くおそれを防止することができる。
なお、前記においては、導電層25c,24b及び24c,23bにより筐体基枠24内部へのガスの侵入を抑制していたが、導電層25c,24b及び24c,23bの代わりに、筐体基枠24と同様の樹脂材料により接着剤流入防止部を形成してその一部に導電層を形成してもよい。このように、接合部の接着剤が筐体基枠24内部に達しないようにブロックすればよいものである。
(2) 前記接着剤42,43として、硬化収縮性接着剤が使用されている。よって、この接着剤42,43が硬化収縮することにより、回路基板23,筐体基枠24及びトップ基板25間に引き寄せ力が作用する。このため、それらを強固に相互固定することができるとともに、それらの基板23,25及び基枠24の導電層23b,24c、24b,25c間の接触圧を高めることができて、良好な導通を得ることができる。
(3) 前記のように、回路基板23,筐体基枠24及びトップ基板25間に引き寄せ力が作用して、導電層23b,24c、24b,25c間の接触圧を高めることができるため、筐体基枠24の収容空間内へのガスの侵入をさらに有効に防止できる。
(4) 接着剤42,43として、回路基板23,筐体基枠24及びトップ基板25と同系のエポキシ樹脂系の接着剤が使用されているため、接着剤42,43と両基板23,25及び基枠24との馴染みが良くて、回路基板23,筐体基枠24及びトップ基板25を強固に接着固定することができる。
(5) 回路基板23上には電装部品26,27が、ハンダやフラックスを使用するハンダ付け方法でなく、レーザ溶接固定法により固定されている。よって、このコンデンサマイクロホン21のリフローハンダ付けに際して、そのリフローハンダ付け時の熱によって回路基板23に対する電装部品26,27の固定部からガスが発生することはない。従って、エレクトレット層31bの電荷抜けを防止でき、感度低下等の特性の低下を招くおそれを防止することができる。
(6) 前記のように、電装部品26,27をレーザ溶接により回路基板23に固定したことにより、電装部品26,27を回路基板23に対する所定の位置に正確に、かつ短時間で固定することができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記実施形態では、電装部品26,27が、レーザ溶接固定法により固定されるようにしたが、ハンダやフラックスを使用するハンダ付け方法により、電装部品26,27を回路基板23に固定すること。ただし、この場合は、ハンダ付け後に、前記フラックスを洗浄等により除去する処理を行うようにする。このようにすれば、フラックスからのガス発生という問題は生じない。
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記実施形態では、電装部品26,27が、レーザ溶接固定法により固定されるようにしたが、ハンダやフラックスを使用するハンダ付け方法により、電装部品26,27を回路基板23に固定すること。ただし、この場合は、ハンダ付け後に、前記フラックスを洗浄等により除去する処理を行うようにする。このようにすれば、フラックスからのガス発生という問題は生じない。
・ 前記実施形態のコンデンサマイクロホン21において、電装部品26,27を回路基板23に対して、レーザ溶接とは異なった超音波溶接、スポット溶接、イオン化溶接等の他の接着部材不使用固定法により固定すること。
・ この発明を、バックプレート31に代えて振動膜29にエレクトレットの機能が付与されたホイルエレクトレット型のエレクトレット型コンデンサマイクロホンに具体化すること。
・ この発明を、バックプレート31及び振動膜29に共にエレクトレットの機能が付与されず、バックプレート31及び振動膜29にチャージポンプ回路によって電圧が印可されるチャージポンプ型のコンデンサマイクロホンに具体化すること。
・ この発明を、振動電極板と、この振動電極板に対向配置された固定電極板とを備えたコンデンサ部が、半導体プロセス技術によりシリコン基板上に形成されたMEMS(Micro Electro Mechanical System)型のコンデンサマイクロホンの筐体に具体化すること。
21…コンデンサマイクロホン、22…筐体、23…基板としての回路基板、23a…基板本体、23b,23c…導電層、23f…露出面、24…基枠としての筐体基枠、24a…基枠本体、24b,24c…導電層、24f…露出面、25…基板としてのトップ基板、25a…基板本体、25b,25c…導電層、25f…露出面、26…電装部品、27…電装部品、28…音孔、29…振動膜、30…スペーサ、31…電極板としてのバックプレート、33…保持部材、42,43…接着剤。
Claims (6)
- 収容空間を透設した基枠にその収容空間の両端開口が閉塞されるように一対の基板を積層するとともに、前記収容空間内にコンデンサ部を収容したコンデンサマイクロホンにおいて、
前記基枠及び基板の対接面には導電層と、その導電層の外周に位置する基枠本体及び基板本体の露出面とを形成し、基枠及び基板の導電層を電気接続させるとともに、基枠本体及び基板本体の露出面を接着剤により接着させ、その接着剤の接着力を利用して前記導電層間の電気接続を維持するように構成したことを特徴とするコンデンサマイクロホン。 - 前記基枠本体及び基板本体を合成樹脂により構成するとともに、前記接着剤を基枠本体及び基板本体と同系のものを用いたことを特徴とする請求項1に記載のコンデンサマイクロホン。
- 基枠本体と基板本体とを硬化収縮性接着剤により接着したことを特徴とする請求項1または2に記載のコンデンサマイクロホン。
- 少なくとも一方の基板に電装部品を接着部材不使用固定法により搭載したことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のコンデンサマイクロホン。
- 前記電装部品をレーザ溶接により基板に固定したことを特徴とする請求項4に記載のコンデンサマイクロホン。
- 前記電装部品の実装においてハンダを用いるとともに、そのハンダのフラックスを除去したことを特徴とする請求項4に記載のコンデンサマイクロホン。
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JP2015527002A (ja) * | 2012-08-01 | 2015-09-10 | ノールズ エレクトロニクス,リミテッド ライアビリティ カンパニー | マイクアセンブリ |
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Legal Events
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Effective date: 20090213 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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Effective date: 20100806 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |