JP2008060775A - バランスフィルタおよび分波器 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐電力性の向上および例えば実装後におけるトータルでのバランス調整の簡便性の向上が図られ、良好な通過特性を有するバランスフィルタおよび分波器を提供すること。
【解決手段】本発明は、第1多重モード弾性表面波フィルタが2つ以上並列に接続されている第1フィルタ(40)と、第1フィルタに直列に接続され、第2多重モード弾性表面波フィルタからなる第2フィルタ(60)と、第1フィルタに接続され入力端子および出力端子のいずれか一方である第1端子(42)と、第2フィルタに接続され前記入力端子および出力端子の他方である第2端子(44)と、を具備し、第1フィルタから第2フィルタもしくは第2フィルタから第1フィルタに入る2つの電気信号が互いに逆位相であり、第2端子から電気信号が互いに逆位相で入力または出力されることを特徴とするバランスフィルタおよび分波器である。
【選択図】図2

Description

本発明はバランスフィルタおよび分波器に関し、特に並列に接続された弾性表面波フィルタを有するバランスフィルタおよび分波器に関する。
近年、携帯電話端末では高周波回路におけるコモンモードノイズを抑制するため受信側の信号は差動型(平衡型)とする場合がある。これに伴い、受信回路に用いられる高周波デバイスも差動型(平衡型)のものが用いられている。
特許文献1には、差動型(平衡型)のフィルタであるバランスフィルタ(従来例1)が開示されている。図1は従来例1に係るバランスフィルタの模式図である。図1を参照に、バランスフィルタ30は圧電基板32上に多重モード弾性表面波フィルタである入力弾性表面波フィルタ34と出力弾性表面波フィルタ36とを有している。入力弾性表面波フィルタ34は一対の反射電極R1とこれらの間に設けられた入力IDT2および出力IDT1、出力IDT3を有している。出力弾性表面波フィルタ36は一対の反射電極R1とこれらの間に設けられた出力IDT5および入力IDT4、入力IDT6を有している。入力弾性表面波フィルタ34と出力弾性表面波フィルタ36とは、出力IDT1と入力IDT4とを接続する接続ライン31と、出力IDT3と入力IDT6とを接続する接続ライン33と、で直列に接続されている。入力IDT2の一方の電極に入力端子38が1つ接続され、他方の電極はグランドに接地されている。出力IDT5の一方の電極に出力端子39が1つ接続され、他方の電極に別の出力端子39が1つ接続されている。
入力端子38に電力を印加すると、入力弾性表面波フィルタ34の反射電極R1間で複数の定常波が発生する。ここで、出力IDT1および出力IDT3が互いに逆位相な定常波を検出するよう、入力IDT2および出力IDT1、出力IDT3を設計する。このため、接続ライン31を伝搬する電気信号と接続ライン33を伝搬する電気信号とは互いに逆位相となる。よって、入力弾性表面波フィルタ34から出力弾性表面波フィルタ36へ互いに逆位相の電気信号が伝搬することになる。また、出力弾性表面波フィルタ36に伝搬した互いに逆位相の電気信号が逆位相を保持したまま2つの出力端子39からそれぞれ出力されるよう、出力IDT5および入力IDT4、入力IDT6を設計する。このようにして、2つの出力端子39から互いに逆位相の電気信号が出力するバランス機能を有するバランスフィルタが形成されている。
従来例1のように入力弾性表面波フィルタ34から出力弾性表面波フィルタ36へ伝搬する2つの電気信号が互いに逆位相になっていることで、出力端子39からは優れた振幅バランス特性・位相バランス特性を有する電気信号が出力される。
特許文献2には、2重モード型弾性表面波フィルタを並列に接続した弾性表面波フィルタの技術が開示されている。特許文献3には、IDTが複数段直列接続されている多重弾性表面波フィルタの技術が開示されている。
特許第3391347号 特開2003−249842号公報 特開2006−74202号公報
しかしながら、従来例1に係るバランスフィルタは、入力された印加電力の全てが1つの入力弾性表面波フィルタ34にかかってしまうため耐電力性が悪いという課題がある。このことを解決する方法の1つとして、入力弾性表面波フィルタ34のIDTの対数を多くする方法が考えられている。しかしこの方法では、入力弾性表面波フィルタ34の耐電力性は向上できるが、通過特性の波形に影響を及ぼし、通過帯域の広帯域幅を確保することが困難となってしまう。
さらに、チップ状態のバランスフィルタから出力される電気信号が互いに逆位相になっていても、このバランスフィルタをパッケージに組み込むと、パッケージから出力される電気信号が逆位相からずれてしまう場合がある。このような場合、従来例1に係るバランスフィルタでは1つの弾性表面波フィルタである入力弾性表面波フィルタ34を調整しなければならない。ここで、入力弾性表面波フィルタ34からは互いに逆位相の電気信号が伝搬されているため調整が困難であるという課題がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、耐電力性の向上および例えば実装後におけるトータルでのバランス調整の簡便性の向上が図られ、良好な通過特性を有するバランスフィルタおよび分波器を提供することを目的とする。
本発明は、第1多重モード弾性表面波フィルタが2つ以上並列に接続されている第1フィルタと、前記第1フィルタと直列に接続され、第2多重モード弾性表面波フィルタからなる第2フィルタと、前記第1フィルタに接続され、入力端子および出力端子のいずれか一方である1つの第1端子と、前記第2フィルタに接続され、前記入力端子および前記出力端子の他方である2つの第2端子と、を具備し、前記第1フィルタから前記第2フィルタもしくは前記第2フィルタから前記第1フィルタに入る2つの電気信号が互いに逆位相であり、前記第2端子から電気信号が互いに逆位相で入力または出力されることを特徴とするバランスフィルタである。本発明によれば、第1フィルタが2つ以上並列に接続されるため耐電力性を向上させることができる。また、第2端子から入力または出力される電気信号のバランス調整を2つ以上の第1フィルタにより行うことができるため、例えば実装後におけるトータルでのバランス調整を簡便に行うことができる。
上記構成において、前記第2フィルタは1つの第2多重モード弾性表面波フィルタからなり、前記第2フィルタの中央にあるIDTを形成する2つの電極のうち一方の電極に1つの前記第2端子が接続され、他方の電極にもう1つの前記第2端子が接続される構成とすることができる。この構成によれば、優れた振幅バランス特性と位相バランス特性を得ることができる。
上記構成において、前記第2フィルタは1つの第2多重モード弾性表面波フィルタからなり、前記第2フィルタの中央にあるIDTを形成する2つの電極のうち一方が二分割され、二分割されたそれぞれの電極に前記第2端子がそれぞれ接続される構成とすることができる。この構成によれば、優れた振幅バランス特性と位相バランス特性を得ることができる。また、第2端子間のインピーダンスを大きくすることができ、近年要求が多くなっている、入力または出力インピーダンスが100〜200Ωのバランスフィルタを容易に設計することができる。
上記構成において、前記第1フィルタは2つの第1多重モード弾性表面波フィルタにより構成され、前記2つの第1多重モード弾性表面波フィルタに対応して前記第2フィルタを構成する2つの第2多重モード弾性表面波フィルタがそれぞれ直列に接続され、前記第2フィルタを構成する前記2つの第2多重モード弾性表面波フィルタそれぞれに前記第2端子が接続している構成とすることができる。この構成によれば、第2端子から入力または出力される電気信号のバランス調整を2つの第1フィルタと2つの第2フィルタにより行うことができるため、例えば実装後におけるトータルでのバランス調整を簡便に行うことができる。また、2つの第2端子がそれぞれ別のフィルタに接続されているため、第2端子間のインピーダンスを大きくすることができ、近年要求が多くなっている、入力または出力インピーダンスが100〜200Ωのバランスフィルタを容易に設計することができる。
上記構成において、前記第1端子と前記第1フィルタとの接続ラインが、前記第1フィルタと前記第2フィルタとの接続ラインと同じ方向に引き出されている構成とすることができる。この構成によれば、通過帯域の挿入損失を劣化させずに、非通過帯域の減衰量の増加を急峻にすることができる。これにより、クロストークの低減を図ることができ良好な通過特性を得ることができる。
上記構成において、前記第1フィルタにあるIDTを形成する2つの電極がその間の浮き導体を介し開口長方向に直列に接続されている構成とすることができる。この構成によれば、IDTにかかる電圧が分散される。また、2つの電極が直列接続される前に比べIDTの面積が大きくなる。これらにより、IDT単位面積当りの弾性表面波の励振強度を小さくすることができる。このため、混変調レベルの抑制をすることが可能となる。また、静電耐圧および耐電力性も向上させることができる。
上記構成において、弾性表面波共振子が前記第1端子と前記第2端子との間に直列に接続されている構成とすることができる。この構成によれば、弾性表面波共振子の反共振周波数を非通過帯域の周波数に合わせることによって、非通過帯域の減衰量を大きくすることおよび減衰量の増加を急峻にすることが可能となる。このため、クロストークの低減を図ることができ良好な通過特性を得ることができる。
上記構成において、前記第1端子は入力端子であり、前記第2端子は出力端子である構成とすることができる。
上記構成において、前記バランスフィルタを有する分波器である構成とすることができる。
上記構成において、アンテナ端子と送信端子との間にラダー型弾性表面波フィルタが接続され、アンテナ端子と受信端子との間に前記バランスフィルタが接続されている構成とすることができる。この構成によれば、耐電力性が向上し、良好な通過特性を有し、トータルでのバランス調整を簡便に行うことができる分波器を得ることができる。
本発明によれば、耐電力性の向上および例えば実装後におけるトータルでのバランス調整の簡便性の向上が図られ、良好な通過特性を有するバランスフィルタおよび分波器を提供することができる。
以下、図面を参照に本発明の実施例について説明する。
図2は実施例1に係るバランスフィルタの模式図である。図2を参照に、バランスフィルタ30は例えばLiNbOまたはLiTaO等の圧電基板32上に例えばAl等の金属膜からなる電極であるIDTと反射電極とが形成されている。バランスフィルタ30は第1多重モード弾性表面波フィルタである第1フィルタ40および第2多重モード弾性表面波フィルタである第2フィルタ60を有している。第1フィルタ40は並列に接続されたフィルタ40aとフィルタ40bとで構成されている。フィルタ40aは入力IDT8と、その両側に位置する出力IDT7および出力IDT9と、弾性表面波伝搬方向において出力IDT7および出力IDT9の外側に位置する2つの反射電極R2と、で構成され、フィルタ40bも同様に入力IDT10と、その両側に位置する出力IDT7および出力IDT9と、弾性表面波伝搬方向において出力IDT7および出力IDT9の外側に位置する2つの反射電極R2と、で構成される。第2フィルタ60はフィルタ60aで構成されている。フィルタ60aは出力IDT12と、その両側に位置する入力IDT11および入力IDT13と、弾性表面波伝搬方向において入力IDT11および入力IDT13の外側に位置する2つの反射電極R3と、で構成される。入力IDT8の一方の電極および入力IDT10の一方の電極に入力端子として機能する入力パッドである同一の第1端子42(以下実施例1から実施例3および実施例6において、第1端子42は入力パッドとする。)が1つ接続され、それぞれの他方の電極はグランドに接地されている。出力IDT12の一方の電極に出力端子として機能する出力パッドである第2端子44(以下実施例1から実施例6において、第2端子44は出力パッドとする。)が1つ接続され、他方の電極には別の第2端子44が1つ接続されている。第1フィルタ40と第2フィルタ60とは、フィルタ40aの出力IDT7および出力IDT9とフィルタ60aの入力IDT11とを接続する接続ライン46と、フィルタ40bの出力IDT7および出力IDT9とフィルタ60aの入力IDT13とを接続する接続ライン48と、で直列に接続されている。
ここで、接続ライン46を伝搬する電気信号と接続ライン48を伝搬する電気信号とが互いに逆位相となるよう、入力IDT8、入力IDT10と出力IDT7、出力IDT9とが設計されている。
また、出力IDT12の2つの電極にそれぞれ接続している第2端子44から、互いに逆位相の電気信号が出力されるよう、入力IDT11、入力IDT13と出力IDT12とが設計されている。
実施例1によれば、第1フィルタ40を構成するフィルタ40aとフィルタ40bとは並列に接続されている。このため、第1端子42に電力を印加した場合、印加電力がフィルタ40aおよびフィルタ40bに分散される。よって、フィルタ40aおよびフィルタ40bそれぞれにかかる電力は小さくなり、第1フィルタ40の耐電力性を従来例1に比べ向上させることができる。
また、フィルタ60aの2つの入力IDT11、入力IDT13には互いに逆位相の電気信号が伝搬される。このため、優れた振幅バランス特性および位相バランス特性を得ることができる。
さらに、フィルタ60aに伝搬される電気信号は2つの別のフィルタ40aとフィルタ40bとから伝搬される。このため、フィルタ40aもしくはフィルタ40bを個々に調整することにより、フィルタ60aに伝搬する電気信号の位相を調整することができ、ひいては第2端子44から出力される電気信号の位相を調整することができる。このため、実施例1に係るバランスフィルタをパッケージに組み込んだ際、パッケージから出力される電気信号が逆位相からずれていた場合に、フィルタ40aもしくはフィルタ40bを調整することで、パッケージから出力される電気信号を逆位相とすることができる。よって、例えば実装後におけるトータルでのバランス調整を従来例1に比べ簡便に行うことができる。さらに、出力される電気信号の位相を微調整することが可能となるため、従来例1に比べさらに位相バランスを向上させることもできる。
図3は実施例2に係るバランスフィルタの模式図である。図3を参照に、バランスフィルタ30は圧電基板32上に第1フィルタ40と第2フィルタ60とを有している。第1フィルタ40および第1フィルタ40と第1端子42との接続については実施例1に係るバランスフィルタと同様の構成であり、図2で表されているので説明を省略する。第2フィルタ60はフィルタ60bで構成される。フィルタ60bは一対の反射電極R3とこれらの間に設けられた出力IDT14および入力IDT11、入力IDT13で構成されている。出力IDT14の2つの電極のうち、一方の電極が弾性表面波伝搬方向に二分割されている。二分割された電極のそれぞれに第2端子44が1つずつ接続されており、それぞれの第2端子44は弾性表面波伝搬方向と垂直の同一方向に引き出されている。第1フィルタ40と第2フィルタ60との接続は実施例1と同様な構成で接続されており、図2で表されているので説明を省略する。
また、2つの第2端子44からそれぞれ出力される電気信号が互いに逆位相となるよう、入力IDT11、入力IDT13と出力IDT14とが設計されている。
実施例2によれば、第1フィルタ40、第1フィルタ40と第1端子42との接続および第1フィルタ40と第2フィルタ60との接続の構成は実施例1と同様である。このため、実施例1と同様に従来例1に比べ耐電力性を向上させることができ、また、優れた振幅バランス特性および位相バランス特性を得ることができる。さらに、実施例1と同様にフィルタ40aとフィルタ40bとを個々に調整することで第2端子44から出力される電気信号の位相を調整できるので、例えば実装後におけるトータルでのバランス調整を従来例1に比べ簡便に行うことができる。
また、第2端子44が接続されている出力IDT14のそれぞれの電極は互いに隣り合う面積が実施例1の場合の隣り合う面積に比べ小さいため、第2端子44間の出力インピーダンスを実施例1に比べ高くすることができる。これにより、近年要求が多くなっている、出力インピーダンスが100〜200Ωのバランスフィルタを容易に設計することができる。
さらに、第2端子44は互いに弾性表面波伝搬方向と垂直の同一方向に引き出されているため、実施例1に比べパッケージレイアウトの設計自由度が増す。特に、対称なパッケージレイアウト設計を簡便に行うことができ、良好な通過特性を得ることができる。
図4は実施例3に係るバランスフィルタの模式図である。図4を参照に、バランスフィルタ30は圧電基板32上に第1フィルタ40と第2フィルタ60とを有している。第1フィルタ40および第1フィルタ40と第1端子42との接続については実施例1に係るバランスフィルタと同様の構成であり、図2に表されているので説明を省略する。第2フィルタ60は2つのフィルタ60cで構成されている。フィルタ60cは一対の反射電極R3とこれらの間に設けられた出力IDT15および入力IDT11、入力IDT13とで構成されている。出力IDT15の2つの電極のうち一方の電極に第2端子44が1つ接続され、他方の電極はグランドに接地している。フィルタ40aとフィルタ60cとは、出力IDT7と入力IDT11とを接続する接続ライン50aおよび出力IDT9と入力IDT13とを接続する接続ライン50bと、で直列に接続されている。フィルタ40bについても同様に、接続ライン52aおよび接続ライン52bによりもう1つのフィルタ60cと直列に接続されている。また、接続ライン50aと接続ライン50bとは接続ラインの中央で互いに接続している。同様に接続ライン52aと接続ライン52bも中央で接続している。
ここで、接続ライン50aおよび接続ライン50bを伝搬する電気信号は互いに同位相であり、接続ライン52aおよび接続ライン52bを伝搬する電気信号は互いに同位相である。さらに、接続ライン50aおよび接続ライン50bを伝搬する電気信号と接続ライン52aおよび接続ライン52bを伝搬する電気信号とは互いに逆位相である。このため、2つの第2端子44からは互いに逆位相の電気信号が出力される。
実施例3によれば、第1フィルタ40および第1フィルタ40と第1端子42との接続の構成は実施例1と同様である。このため、実施例1と同様に従来例1に比べ耐電力性を向上させることができる。
また、フィルタ40aとそれに接続しているフィルタ60cおよびフィルタ40bとそれに接続しているフィルタ60cをそれぞれ調整することで、第2端子44から出力される電気信号の位相を調整することができる。このため、例えば実装後におけるトータルでのバランス調整を従来例1に比べ簡便に行うことができる。
さらに、2つの第2端子44はそれぞれ別のフィルタ60cに接続されているため、第2端子44間の出力インピーダンスを実施例1より高くすることができる。これにより、近年要求が多くなっている、出力インピーダンスが100〜200Ωのバランスフィルタを容易に設計することができる。
さらに、2つの第2端子44は互いに弾性表面波伝搬方向と垂直の同一方向に引き出されているためパッケージレイアウトの設計自由度が増す。特に、対称なパッケージレイアウト設計を簡便に行うことができ、良好な通過特性を得ることができる。
さらに、接続ライン50aと接続ライン50bおよび接続ライン52aと接続ライン52bはそれぞれ接続ラインの中央で接続しているが、接続していない場合でも実施例3と同様の効果を得ることができる。
図5は実施例4に係るバランスフィルタの模式図である。図5を参照に、バランスフィルタ30は圧電基板32上に第1フィルタ40と第2フィルタ60とを有している。第1フィルタ40を構成しているフィルタ40aとフィルタ40bとは実施例1に係るバランスフィルタと同様であり、図2に示されているので説明を省略する。入力端子として機能する例えば入力リードや入力フッドパッドである第1端子42はバランスフィルタ30の外部にある。第1端子42はワイヤ41により接続されているパッド43を介して接続ライン54により入力IDT8および入力IDT10に接続している。ここで、接続ライン54は第1フィルタ40と第2フィルタ60とを接続する接続ライン46および接続ライン48と同じ方向に引き出されている。また、第1フィルタ40と第2フィルタ60との接続については実施例1に係るバランスフィルタと同様の構成であり、図2に示されているので説明を省略する。さらに、第2フィルタ60および第2フィルタ60と第2端子44との接続については、実施例2に係るバランスフィルタと同様の構成であり、図3に示されているので説明を省略する。
図6は実施例4および従来例1に係るバランスフィルタの通過特性を示す図である。実施例4(太線)と従来例1(細線)とでは通過帯域における挿入損失は同程度となっている。一方、通過帯域の低周波側の帯域(910MHz近辺)において、実施例4は従来例1に比べ減衰量の増加が急峻となっている。このように、実施例4によれば、通過帯域の挿入損失は劣化させずに、非通過帯域の減衰量の増加を急峻にすることができる。このため、従来例1に比べてクロストークを抑えることができ良好な通過特性を得ることができる。
また、第1フィルタ40および第1フィルタ40と第2フィルタ60との接続の構成は実施例1と同様である。このため、実施例1と同様に従来例1に比べ耐電力性を向上させることができ、また、優れた振幅バランス特性および位相バランス特性を得ることができる。さらに、フィルタ40aとフィルタ40bとを個々に調整することで第2端子44から出力される電気信号の位相を調整できるので、例えば実装後におけるトータルでのバランス調整を従来例1に比べ簡便に行うことができる。
さらに、第2フィルタ60と第2端子44との接続の構成は実施例2と同様である。このため、実施例2と同様に第2端子44間が高インピーダンスになり、さらに、対称なパッケージレイアウト設計を簡便に行うことができ、良好な通過特性を得ることもできる。
実施例4に係るバランスフィルタは実施例2に係るバランスフィルタの場合を例にとって示したが、実施例1および実施例3に係るバランスフィルタの場合でも、同様の効果を得ることができる。
図7は実施例5に係るバランスフィルタの模式図である。図7を参照に、バランスフィルタ30は圧電基板32上に第1フィルタ40と第2フィルタ60とを有している。第1フィルタ40はフィルタ40cとフィルタ40dとで構成される。フィルタ40cは一対の反射電極R2とこれらの間に設けられた入力IDT17と出力IDT16、出力IDT18とで構成される。フィルタ40dは一対の反射電極R2とこれらの間に設けられた入力IDT19と出力IDT16、出力IDT18とで構成される。ここで、入力IDT17および入力IDT19の構成は、接続ライン54が接続されている電極とグランドに接続されている電極との間に浮き導体45を介し開口長方向に直列に接続された構成をしている。出力IDT16および出力IDT18も同様に接続ライン56および接続ライン58が接続されている電極とグランドに接続されている電極との間に浮き導体45を介し開口長方向に直列に接続された構成をしている。ここで、開口長方向とは、弾性表面波伝搬方向と垂直となる方向をいう。第2フィルタ60および第2フィルタ60と第2端子44との接続については、実施例2に係るバランスフィルタと同様な構成であり、図3に示されているので説明を省略する。第1フィルタ40と第2フィルタ60とは、フィルタ40cの出力IDT16および出力IDT18とフィルタ60bの入力IDT11とを接続する接続ライン56と、フィルタ40dの出力IDT16および出力IDT18とフィルタ60bの入力IDT13とを接続する接続ライン58と、で直列に接続されている。また、第1端子42と第1フィルタ40とは実施例4と同様に接続されていて、図5に示されているので説明を省略する。
ここで、接続ライン56を伝搬する電気信号と接続ライン58を伝搬する電気信号とが互いに逆位相となるよう、入力IDT17、入力IDT19と出力IDT16、出力IDT18とが設計されている。
実施例5によれば、第1フィルタ40を構成する入出力IDTの2つの電極の間に浮き導体45を介し開口長方向に直列に接続することにより、IDTにかかる電圧が分散される。また、浮き導体45を介し直列に接続する前に比べIDTの面積が大きくなる。これらより、IDT単位面積当りの弾性表面波の励振強度が小さくなり、実施例1から実施例4に係るバランスフィルタに比べ、混変調レベルの抑制が可能となる。
また、IDTにかかる電圧が分散されるため、静電耐圧を向上させることができ、また、実施例1から実施例4に比べ耐電力性も向上させることができる。
さらに、第1フィルタ40から第2フィルタ60に伝搬する2つの電気信号は互いに逆位相なため、優れた振幅バランス特性および位相バランス特性を得ることができる。
さらに、フィルタ40cおよびフィルタ40dをそれぞれ調整することで、第2端子44から出力される電気信号の位相を調整することができる。このため、例えば実装後におけるトータルでのバランス調整を従来例1に比べ簡便に行うことができる。
さらに、第2フィルタ60と第2端子44との接続の構成は実施例2と同様であるため、実施例2と同様に第2端子44間が高インピーダンスになり、さらに、対称なパッケージレイアウト設計を簡便に行うことができ、良好な通過特性を得ることもできる。
実施例5に係るバランスフィルタは実施例4に係るバランスフィルタの場合を例にとって示したが、実施例1から実施例3に係るバランスフィルタの場合でも、同様の効果を得ることができる。
図8は実施例6に係るバランスフィルタの模式図であり、図9は変形例1の模式図、図10は変形例2の模式図である。図8を参照に、バランスフィルタ30は圧電基板32上に第1フィルタ40と第2フィルタ60と弾性表面波共振子80とを有している。第1フィルタ40、第2フィルタ60、第1フィルタ40と第2フィルタ60との接続および第2フィルタ60と第2端子44との接続は実施例2に係るバランスフィルタと同様の構成であり、図3に示されているので説明を省略する。弾性表面波共振子80は一対の反射電極R4とこれらの間に設けられているIDT20とで構成されている。弾性表面波共振子80は第1端子42と第1フィルタ40との間に直列に接続されている。
図9は弾性表面波共振子80を第1フィルタ40と第2フィルタ60との間に直列に接続した場合の例であり、図10は弾性表面波共振子80を第2フィルタ60と第2端子44との間に直列に接続した場合の例を示している。その他の構成については図8と同様であるため説明を省略する。
図11は実施例6および実施例2に係るバランスフィルタの通過特性を示す図である。実施例6(太線)と実施例2(細線)とでは通過帯域における挿入損失は同程度となっている。一方、通過帯域の高周波側の帯域(900MHz付近)において、実施例6は実施例2に比べ減衰量の増加が急峻で、その増加量が大きくなっている。これは、900MHz付近の減衰量が大きくなるように、弾性表面波共振子の反共振周波数を調整したためである。このように、弾性表面波共振子の反共振周波数を非通過帯域の周波数に合わせることで、通過帯域の挿入損失は劣化させずに非通過帯域周波数の減衰量の増加を急峻にかつ大きくすることができる。このため、クロストークの低減を図ることができ良好な通過特性を得ることができる。
図11では実施例6に係るバランスフィルタの通過特性について示しているが、変形例1や変形例2の場合でも図11と同様の通過特性を得ることができる。
また、第1フィルタ40、第1フィルタ40と第2フィルタ60との接続および第2フィルタ60と第2端子44との接続の構成は実施例2と同様である。このため、実施例2と同様に耐電力性の向上、優れた振幅バランス特性および位相バランス特性、第2端子44間の高インピーダンスによる良好な通過特性、例えば実装後におけるトータルでのバランス調整の簡便性およびパッケージレイアウト設計の簡便性を得ることができる。
また、実施例6、変形例1および変形例2に係るバランスフィルタは実施例2に係るバランスフィルタに弾性表面波共振子を導入した場合を例にとって示したが、実施例1、3、4および5に係るバランスフィルタに弾性表面波共振子を導入した場合も同様の効果を得ることができる。
さらに、実施例6、変形例1および変形例2に係るバランスフィルタでは、第1端子42と第2端子44との間に弾性表面波共振子を1つ導入する場合を示したが、第1端子42と第2端子44との間に弾性表面波共振子を複数個導入しても、同様かもしくはさらなる減衰の効果を得ることができる。
実施例1から実施例3および実施例6において、第1端子42は入力パッドであると説明したが、これはチップの場合を説明したものであり、基板やパッケージに実装された場合は、第1端子42は入力リードや入力フッドパッド等の場合も含むものである。
また、実施例4および実施例5において、第1端子42は入力リードや入力フッドパッド等であると説明したが、これは基板やパッケージに実装された場合を説明したものであり、チップの場合は第1端子42は入力パッドの場合も含むものである。
さらに、実施例4および実施例5において、第1端子42とパッド43とをワイヤ41で接続していると説明したが、接続方法はこれに限らず、バンプ等その他の接続方法で接続してもよい。
さらに、実施例1から実施例6において、第1端子42は入力端子として機能し第2端子44は出力端子として機能すると説明してきたが、第1端子42が出力端子として機能し第2端子44が入力端子として機能する場合も含むものである。
図12は実施例7に係る分波器の模式図である。図12を参照に、分波器はラダー型弾性表面波フィルタ90とバランスフィルタ30とを有する。ラダー型弾性表面波フィルタ90は分波器の送信フィルタであり、バランスフィルタ30は分波器の受信フィルタである。ラダー型弾性表面波フィルタ90の一端はアンテナ端子94に接続され、他端は送信端子96に接続されている。同様に、バランスフィルタ30の一端は整合回路99を介してアンテナ端子94に接続され、他端は2つの受信端子98に接続している。
ここで、ラダー型弾性表面波フィルタ90は複数の1ポート弾性表面波共振器92をラダー型に接続した構成をしており、バランスフィルタ30は実施例1から実施例6のいずれかに係るバランスフィルタの構成をしている。
送信フィルタには大電力が印加されるため、高い耐電力性を有するラダー型弾性表面波フィルタ90を用いている。一方、受信フィルタは高い非通過帯域減衰量と急峻なカットオフ特性が必要となるため、多重モード弾性表面波フィルタであるバランスフィルタ30を用いている。
実施例1から実施例6に係るバランスフィルタ30を受信フィルタに用いることで、耐電力性に優れ、振幅バランス特性および位相バランス特性に優れ、トータルのバランス調整の簡便性を有し、良好な通過特性を有する分波器を得ることができる。
また、特に実施例4、実施例6、変更例1および変更例2のいずれかに係るバランスフィルタを受信フィルタとして用いることで、非通過帯域の減衰量を大きくすることができ、かつその増加を急峻にすることができる。これにより、クロストークが低減された良好な通過特性を有する分波器を得ることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限られるものではなく、他の実施例や変形例を含むものである。
図1は従来例1に係るバランスフィルタの模式図である。 図2は実施例1に係るバランスフィルタの模式図である。 図3は実施例2に係るバランスフィルタの模式図である。 図4は実施例3に係るバランスフィルタの模式図である。 図5は実施例4に係るバランスフィルタの模式図である。 図6は実施例4および従来例1に係るバランスフィルタの通過特性を示す図である。 図7は実施例5に係るバランスフィルタの模式図である。 図8は実施例6に係るバランスフィルタの模式図である。 図9は変形例1に係るバランスフィルタの模式図である。 図10は変形例2に係るバランスフィルタの模式図である。 図11は実施例6および実施例2に係るバランスフィルタの通過特性を示す図である。 図12は実施例7に係る分波器の模式図である。
符号の説明
30 バランスフィルタ
32 圧電基板
31、33 接続ライン
34 入力弾性表面波フィルタ
36 出力弾性表面波フィルタ
38 入力端子
39 出力端子
40 第1フィルタ
60 第2フィルタ
40a、40b、40c、40d フィルタ
60a、60b、60c フィルタ
46、48、54、56、58 接続ライン
50a、50b、52a、52b 接続ライン
42 第1端子
44 第2端子
41 ワイヤ
43 パッド
45 浮き導体
80 弾性表面波共振子
90 ラダー型弾性表面波フィルタ
92 1ポート弾性表面波共振器
94 アンテナ端子
96 送信端子
98 受信端子
99 整合回路

Claims (10)

  1. 第1多重モード弾性表面波フィルタが2つ以上並列に接続されている第1フィルタと、
    前記第1フィルタと直列に接続され、第2多重モード弾性表面波フィルタからなる第2フィルタと、
    前記第1フィルタに接続され、入力端子および出力端子のいずれか一方である1つの第1端子と、
    前記第2フィルタに接続され、前記入力端子および前記出力端子の他方である2つの第2端子と、を具備し、
    前記第1フィルタから前記第2フィルタもしくは前記第2フィルタから前記第1フィルタに入る2つの電気信号が互いに逆位相であり、
    前記第2端子から電気信号が互いに逆位相で入力または出力されることを特徴とするバランスフィルタ。
  2. 前記第2フィルタは1つの第2多重モード弾性表面波フィルタからなり、
    前記第2フィルタの中央にあるIDTを形成する2つの電極のうち一方の電極に1つの前記第2端子が接続され、他方の電極にもう1つの前記第2端子が接続されることを特徴とする請求項1記載のバランスフィルタ。
  3. 前記第2フィルタは1つの第2多重モード弾性表面波フィルタからなり、
    前記第2フィルタの中央にあるIDTを形成する2つの電極のうち一方が二分割され、二分割されたそれぞれの電極に前記第2端子がそれぞれ接続されることを特徴とする請求項1記載のバランスフィルタ。
  4. 前記第1フィルタは2つの第1多重モード弾性表面波フィルタにより構成され、前記2つの第1多重モード弾性表面波フィルタそれぞれに対応して前記第2フィルタを構成する2つの第2多重モード弾性表面波フィルタがそれぞれに直列に接続され、前記第2フィルタを構成する前記2つの第2多重モード弾性表面波フィルタそれぞれに前記第2端子が接続していることを特徴とする請求項1記載のバランスフィルタ。
  5. 前記第1端子と前記第1フィルタとの接続ラインが、前記第1フィルタと前記第2フィルタとの接続ラインと同じ方向に引き出されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載のバランスフィルタ。
  6. 前記第1フィルタにあるIDTを形成する2つの電極がその間の浮き導体を介し開口長方向に直列に接続されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載のバランスフィルタ。
  7. 弾性表面波共振子が前記第1端子と前記第2端子との間に直列に接続されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載のバランスフィルタ。
  8. 前記第1端子は入力端子であり、前記第2端子は出力端子である請求項1から7のいずれか一項記載のバランスフィルタ。
  9. 請求項1から8のいずれか一項記載のバランスフィルタを有することを特徴とする分波器。
  10. アンテナ端子と送信端子との間にラダー型弾性表面波フィルタが接続され、アンテナ端子と受信端子との間に請求項1から8のいずれか一項記載のバランスフィルタが接続されていることを特徴とする請求項9記載の分波器。
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