JP2008060663A - 受信回路、電波修正時計及び受信回路の制御方法 - Google Patents

受信回路、電波修正時計及び受信回路の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】適切に標準電波を復調できる受信回路、電波修正時計及び受信回路の制御方法を提供すること。
【解決手段】標準電波を受信して復調する受信手段3と、制御信号を出力する制御手段4と、電源電圧を供給する電力供給手段7とを備えた受信回路は、電力供給手段7から入力する電源電圧値を検出する電圧検出手段9を備える。受信手段3には、電源電圧から受信した標準電波に係る受信信号を増幅する第1増幅回路32と、受信信号を整流し、受信信号をろ波する包絡線検波回路35と、受信信号と基準電圧とから二値化した二値化信号を出力する復調回路37と、復調回路37にそれぞれ異なる基準電圧を出力可能に構成され、制御信号に基づいて出力する基準電圧を切り替える基準電圧切替回路38とが設けられている。制御手段4は、電源電圧の電圧値に応じて、基準電圧切替回路38により出力される基準電圧の電圧値を指定する制御信号を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、受信回路、当該受信回路を備えた電波修正時計及び受信回路の制御方法に関する。
従来、長波標準電波に含まれる時刻情報に基づいて内部時刻を自動的に修正して表示する電波修正時計が知られている。このような電波修正時計には、標準電波を受信して、時刻情報を出力する受信回路が設けられている。このような受信回路として、アンテナで受信した標準電波に係る受信信号を増幅し、所定の基準電圧と二値化して得られる時刻情報を出力する受信回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の受信回路(RF受信部)では、まず、アンテナと同調キャパシタとを標準電波に同調させて標準電波を選択受信し、当該受信信号をプリアンプに出力して増幅する。そして、可変ゲインアンプにより、増幅された受信信号を一定レベルの振幅となるように増幅し、バンドパスフィルタにより、受信信号から必要帯域外成分を除去する。この後、包絡線検波回路により、受信信号の包絡線検波が行われ、比較器により、受信信号と基準電圧との比較(二値化)が行われる。この際、比較器は、受信信号の電圧が、基準電圧よりも高い場合にはHレベル(ハイレベル)の信号を出力し、基準電圧よりも低い場合にはLレベル(ローレベル)の信号を出力する。これにより、標準電波を復調することができる。
特開2006−60849号公報
しかしながら、特許文献1に記載の受信回路では、プリアンプに印加される電源電圧が変動すると、標準電波に係る受信信号の増幅の幅が変動してしまうという問題がある。すなわち、プリアンプの受信信号の増幅は、電源電圧の高低に依存するため、電源からプリアンプに印加される電源電圧が低いと、当該プリアンプによる受信信号の増幅の幅が小さくなってしまい、増幅された受信信号のピーク時電圧と、基準電圧との差が小さくなってしまう。このため、受信信号にノイズ等が混入すると、比較器による二値化が適切に行われなくなり、標準電波の復調が適切に行われないという問題が生じる。
このような問題は、定電圧回路を介さずに電源電圧をそのままプリアンプでの受信信号の増幅に利用している場合に顕著となる。
すなわち、定電圧回路を用いた場合、プリアンプに印加される電圧は一定であるので、標準電波に係る受信信号の増幅の幅は一定となるが、定電圧回路を備えた受信回路では、定電圧を実現するために、電源電圧のうちの所定の割合の電圧を損失する。このため、供給される電源電圧が低い電波修正時計では、定電圧回路を介して印加される定電圧を用いて受信信号の増幅を行うと当該受信信号が充分に増幅されない。従って、電源電圧をそのまま用いて、受信信号を増幅することが望まれる。しかしながら、このような場合、高い電源電圧が供給されている場合には、受信信号を充分に増幅することができるものの、電源電圧が低下した場合には、受信信号を充分に増幅できなくなってしまうという問題が生じる。このような問題は、電源として充放電可能な二次電源が採用されている場合に、当該二次電源は充電状態に応じて出力する電源電圧が変動するので、一層顕著に表れる。
本発明の目的は、適切に標準電波を復調できる受信回路、電波修正時計及び受信回路の制御方法を提供することである。
前記した目的を達成するために、本発明の受信回路は、標準電波を受信して復調する受信手段と、前記受信手段を制御する制御信号を出力する制御手段と、前記受信手段及び前記制御手段に電源電圧を供給する電力供給手段とを備えた受信回路であって、前記電力供給手段から入力する前記電源電圧の電圧値を検出する電圧検出手段を備え、前記受信手段には、受信した前記標準電波に係る受信信号を増幅する信号増幅部と、増幅された前記受信信号を整流する整流部と、整流された前記受信信号をろ波するフィルタ部と、ろ波された前記受信信号と基準電圧とから二値化した二値化信号を出力する比較部と、前記比較部にそれぞれ異なる前記基準電圧を出力可能に構成され、前記制御信号に基づいて、出力する前記基準電圧を切り替える基準電圧切替部とが設けられ、前記制御手段は、前記電圧値に応じて、前記基準電圧切替部により出力される前記基準電圧の電圧値を指定する制御信号を出力することを特徴とする。
本発明によれば、電圧値検出手段により検出された電源電圧の電圧値に基づいて、制御手段が、当該電圧値に応じた基準電圧の電圧値を指定する制御信号を出力する。そして、受信手段の基準電圧切替部が、当該制御信号に基づいて、比較部に出力する基準電圧を切り替える。
これによれば、電力供給手段から供給される電源電圧が低下した場合でも、当該電源電圧の電圧値に応じた基準電圧が、基準電圧切替部から比較部に入力する。このため、電力供給手段から供給される電源電圧が高く、かつ、信号増幅部により受信信号が充分に増幅される場合だけでなく、当該電源電圧が低下し、かつ、受信信号の増幅の幅が小さくなった場合でも、比較部が、増幅された受信信号と当該受信信号に適した基準電圧とから、適切な二値化信号を出力することができる。従って、標準電波の復調を適切に行うことができる。
本発明では、前記電力供給手段は、充放電可能な二次電源を備えて構成され、前記二次電源を充電する発電手段を備えることが好ましい。
本発明によれば、電力供給手段が有する二次電源を充電する発電手段を備えていることにより、ボタン電池等の一次電源を備えている場合に比べ、電源の交換等を行う頻度を少なくすることができる。従って、受信回路の取扱いを簡略化することができる。
また、このような二次電源を電力供給手段が備えている場合には、当該二次電源の充電状態に応じて、信号増幅部に入力する電源電圧が低下するなど、電源電圧の電圧値が変動する場合がある。これに対し、前述のように、電圧値検出手段が、電源電圧の電圧値を検出し、当該電圧値に応じた基準電圧の電圧値を指定する制御信号を制御手段が出力する。そして、基準電圧切替部が、当該制御信号に応じて基準電圧を切り替えて比較部に出力することにより、増幅された受信信号に適した基準電圧を、比較部に入力させることができる。従って、電力供給手段が二次電源を備えて構成されている場合でも、標準電波を適切に復調することができる。
本発明では、前記受信回路には、前記制御信号をデコードしたデコード信号を前記基準電圧切替部に出力するデコード手段が設けられ、前記基準電圧切替部は、前記デコード信号に応じて、前記比較部に出力する前記基準電圧を切り替えることが好ましい。
本発明によれば、受信回路がデコード手段を備えていることにより、制御手段は、受信回路に出力する制御信号の情報量を少なくすることができる。これによれば、制御手段と受信手段との間の通信時間(信号送受信時間)を短縮することができるので、電源電圧に応じた基準電圧設定に係る処理を迅速に行うことができる。従って、標準電波の受信に際して実行される処理の迅速化を図ることができる。
本発明では、前記電源電圧の電圧値と、前記基準電圧の電圧値とが関連付けられた設定情報を記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記電圧検出手段により検出された前記電源電圧の電圧値から、前記設定情報に基づく前記基準電圧の電圧値を指定する制御信号を出力することが好ましい。
本発明によれば、記憶手段が、電力供給手段が供給する電源電圧の電圧値と、基準電圧切替部が比較部に出力する基準電圧の電圧値とが関連付けられた設定情報を記憶している。これによれば、制御手段が、当該設定情報に基づいて電源電圧の電圧値に対して適切な基準電圧、すなわち、当該電源電圧により増幅された受信信号に適した基準電圧を選択することができる。そして、制御手段が、選択した基準電圧を指定する制御信号を出力することにより、基準電圧切替部が、当該基準電圧を比較部に出力することができる。従って、適切な基準電圧に誤りなく設定することができる。また、基準電圧選択の際に、制御手段が計算等の処理を行わなくて済むので、当該制御手段の負荷を抑えることができる。
さらに、受信回路が記憶手段を備えることにより、個々の受信回路に応じた基準電圧の設定及び切替を行うことができる。例えば、受信回路を製造する過程で、受信手段の基準電圧切替手段が出力可能な基準電圧をそれぞれ測定しておき、変動する電源電圧に適した基準電圧の電圧値を、予め記憶手段に記憶させておくことにより、受信回路の製造上のばらつきによって生じる基準電圧のばらつきの影響を抑えることができる。また、同様にして、信号増幅部による電源電圧に応じたゲインのばらつきの影響を抑えることができる。従って、受信回路の製造上のばらつきを抑制することができ、一層適切に標準電波を復調することができる。
また、本発明の電波修正時計は、前述の受信回路と、当該受信回路によって復調された信号に基づいて内部時刻情報を修正する時刻修正回路とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、前述の受信回路と同様の効果を奏することができる。
すなわち、基準電圧切替部が、電力供給手段から供給される電源電圧の電圧値に応じた基準電圧に切り替えて、当該基準電圧を比較部に出力することができる。これによれば、信号増幅部により電源電圧を用いて増幅された標準電波に係る受信信号と、当該電源電圧に応じて設定された基準電圧とから、比較部が適切な二値化信号を出力することができる。従って、標準電波の復調を適切に行うことができる。
さらに、時刻修正回路が、受信回路により復調された信号に基づいて内部時刻情報を修正するので、当該内部時刻情報を適切に修正することができる。従って、精度の高い電波修正時計を構成することができる。
また、本発明に受信回路の制御方法は、標準電波を受信して復調する受信手段と、前記受信手段を制御する制御信号を出力する制御手段と、前記受信手段及び前記制御手段に電力を供給する電力供給手段とを備えた受信回路による前記標準電波の復調時の当該受信回路の制御方法であって、前記電力供給手段から入力する電源電圧の電圧値を検出する電圧検出手段を備え、前記受信手段には、受信した前記標準電波に係る受信信号を増幅する信号増幅部と、増幅された前記受信信号を整流する整流部と、整流された前記受信信号をろ波するフィルタ部と、ろ波された前記受信信号と基準電圧とから二値化した二値化信号を出力する比較部と、前記比較部にそれぞれ異なる前記基準電圧を出力可能に構成され、前記制御信号に基づいて、出力する前記基準電圧を切り替える基準電圧切替部とが設けられ、前記制御手段により、前記電源電圧の電圧値に応じた前記基準電圧を示す制御信号を出力する制御信号出力ステップと、前記基準電圧切替部により、前記制御信号に応じて、前記比較部に出力する前記基準電圧を切り替える基準電圧切替ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、前述の受信回路と同様の効果を奏することができる。
すなわち、制御信号出力ステップにて、制御手段が、電圧検出手段で検出された電源電圧の電圧値に応じた基準電圧を示す制御信号を出力し、基準電圧切替ステップにて、基準電圧切替部が、当該制御信号に応じた基準電圧に切り替え、当該基準電圧を比較部に出力する。
これによれば、信号増幅部により、電力供給手段から入力する電源電圧を用いて増幅される受信信号に応じた電圧値を有する基準電圧が比較部に入力するので、当該受信信号と基準電圧とにより、比較部が適切な二値化信号を生成出力することができる。従って、標準電波の復調を適切に行うことができる。
本発明によれば、基準電圧切替部が、電力供給手段から入力する電源電圧に応じた基準電圧に切り替えて出力することができるので、比較部が、当該基準電圧と、電源電圧を用いて増幅された標準電波に係る受信信号とにより、適切な二値化信号を出力することができる。従って、標準電波を適切に復調することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
(1)時計1の構成
図1は、本実施形態に係る時計1の構成を示すブロック図である。
本実施形態の時計1は、長波標準電波(以下、単に「標準電波」と略す場合がある)を受信して、当該標準電波に含まれるTCO(Time Code Out)信号を復調し、当該TCO信号に基づいて内部時刻情報を修正する電波修正時計である。この時計1は、図1に示すように、アンテナ2と、受信手段3と、制御手段4と、外部入力手段5と、時刻表示手段6と、電力供給手段7と、発電手段8と、電圧検出手段9とを備えて構成されている。
このうち、外部入力手段5は、使用者が時計1を操作するためのものであり、りゅうずやボタン等を例示することができる。
また、時刻表示手段6は、時刻を表示するためのものであり、時刻をデジタル表示する液晶パネルや有機EL(ElectroLuminescence)パネル等を例示することができるほか、アナログ表示する場合には、指針等を例示することができる。
電力供給手段7は、受信手段3、制御手段4、時刻表示手段6及び電圧検出手段9に電源電圧を供給するものである。この電力供給手段7は、充放電可能な二次電源を備えて構成されている。このような二次電源としては、リチウムチタン酸化物、リチウムマンガン酸化物及びリチウムコバルト酸化物等を電極として備えたリチウム電池を例示することができる。
発電手段8は、電力を生成して、電力供給手段7を構成する二次電源を充電するものである。このような発電手段8の方式として、ソーラ発電や、電磁発電等を例示することができる。
電圧検出手段9は、電力供給手段7から入力する電源電圧の電圧値を検出し、検出した電圧値を制御手段4に出力する。
(2)受信手段3の構成
受信手段3は、アンテナ2及び制御手段4に接続され、当該制御手段4から入力する制御信号に基づいて、アンテナ2で選択受信した標準電波を、増幅、整流及びろ波してTCO信号を復調し、当該TCO信号を制御手段4に出力する。この受信手段3は、同調回路31と、第1増幅回路32と、バンドパスフィルタ(Band-pass filter,以下、「BPF」と略す場合がある)33と、第2増幅回路34と、包絡線検波回路35と、AGC(Auto Gain Control)回路36と、復調回路37と、基準電圧切替回路38と、デコード回路39とを備えて構成されている。
図2は、受信手段3の構成を示す回路図である。
同調回路31は、アンテナ2ととともに並列共振回路を構成し、特定の周波数の電波をアンテナ2で受信させるものである。この同調回路31は、図2に示すように、それぞれ異なる容量を有する2つのコンデンサC1,C2と、1つのスイッチSW11とを備えて構成されている。そして、同調回路31は、後述するデコード回路39から入力する信号に基づいて、スイッチSW11のオン/オフ状態を切り替えることで、2つのコンデンサC1,C2の全体のコンデンサ容量を切り替える。これにより、アンテナ2で受信する標準電波の周波数が切り替わる。そして、受信された標準電波は、電圧信号に変換され、第1増幅回路32に受信信号として出力される。このような同調回路31は、本実施形態では、日本の標準電波「JJY」を受信可能に構成されている。
なお、同調回路31は、本実施形態においては、2つのコンデンサC1,C2と、1つのスイッチSW11とを備えて構成されているが、コンデンサ及びスイッチの数は、これ以上でもよい。すなわち、複数のスイッチで複数のコンデンサを切り替えることにより、アンテナ2の同調周波数を受信する標準電波の周波数に切り替えるように構成してもよい。
第1増幅回路32は、本発明の信号増幅部に相当し、後述するAGC回路36から入力する信号に応じてゲインを調整し、同調回路31から入力する受信信号を一定の振幅としてBPF33に入力するように増幅する。すなわち、第1増幅回路32は、AGC回路36から入力する信号に応じて、振幅が大きい場合にはゲインを低くし、振幅が小さい場合にはゲインを高くして、受信信号を一定の振幅となるように増幅する。この第1増幅回路32は、前述の電力供給手段7から印加される電源電圧により、同調回路31から入力する受信信号を増幅する。なお、増幅した受信信号と、電源電圧との関係については、後に詳述する。
BPF33は、所望の周波数帯の信号を抽出するフィルタである。すなわち、BPF33を介することにより、第1増幅回路32から入力した受信信号から搬送波成分以外が除去される。このようなBPF33は、並列接続された3つの水晶フィルタ331と、これらにそれぞれ接続される3つのスイッチ332とを備えて構成されており、スイッチ332の断続によって所望の信号の周波数を選択するように構成されている。
このうち、3つの水晶フィルタ331は、それぞれ40kHz、60kHz、77.5kHzの周波数の信号をろ波する。これら水晶フィルタ331は、第1増幅回路32の正相出力端子に接続され、第2増幅回路34の入力端子に接続される。
また、各スイッチ332は、後述するデコード回路39から入力する信号に応じて断続の切替動作が行われるように構成されている。
なお、本実施形態では、BPF33は、水晶フィルタ331を備えて構成したが、アクティブフィルタで構成することも可能である。
第2増幅回路34は、BPF33から入力する受信信号を、固定のゲインでさらに増幅する。この第2増幅回路34は、詳しい図示を省略したが、アンプ及び入力抵抗とを備え、当該入力抵抗の抵抗値は可変となっている。すなわち、電源とアンプとの間に挿入された入力抵抗は、互いに異なる抵抗値を有する複数の抵抗とこれら抵抗のそれぞれに設けられたスイッチ回路とから構成され、スイッチ回路は外部から制御できるように構成されている。
包絡線検波回路35は、整流部としての整流器351と、フィルタ部としてのローパスフィルタ(Low-Pass Filter,LPF)352とを備えて構成され、第2増幅回路34から入力した受信信号を整流及びろ波し、ろ波して得られた包絡線信号を、AGC回路36及び復調回路37に出力する。
AGC回路36は、包絡線検波回路35から入力した包絡線信号に基づいて、第1増幅回路32にて受信信号を増幅する際のゲインを決定する信号を出力する。
図3は、復調回路37及び基準電圧切替回路38の構成を示す回路図である。
復調回路37は、本発明の比較部に相当し、図3に示すように、二値化コンパレータで構成されている。そして、当該二値化コンパレータの2つの入力端子のうち、一方の入力端子は、包絡線検波回路35に接続され、他方の入力端子は、基準電圧切替回路38に接続されている。この復調回路37は、包絡線検波回路35から入力する包絡線信号、及び、基準電圧切替回路38から入力する所定電圧を有する基準電圧に基づいて、二値化信号すなわちTCO信号を出力する。
具体的に、復調回路37は、包絡線信号の電圧値が基準電圧の電圧値を上回っている場合にはHレベル(ハイレベル)の電圧を有する信号を、また、包絡線信号の電圧値が基準電圧の電圧値を下回っている場合には、Hレベルの信号より電圧値の低いLレベル(ローレベル)の信号を、TCO信号として、後述する制御手段4のタイムコードデコード部43に出力する。なお、包絡線信号の電圧値が基準電圧の電圧値を上回っている場合にはLレベルを、包絡線信号の電圧値が基準電圧の電圧値を下回っている場合にはHレベルの信号を、TCO信号として、タイムコードデコード部43に出力するように構成することも可能である。
基準電圧切替回路38は、本発明の基準電圧切替部に相当し、定電圧源381から出力された電圧Vから基準電圧VREF1〜VREF4を生成して、当該基準電圧を復調回路37に出力する。この基準電圧切替回路38は、定電圧源381と、当該定電圧源381及びグランドGNDの間に配置される4つの抵抗R1〜R4と、これら4つの抵抗R1〜R4の間及びR4とグランドGNDとの間と、復調回路37との間に配置される4つのスイッチSW21〜SW24と、抵抗R4とグランドGNDとの間に配置される定電流源382とを備えて構成されている。
このうち、各スイッチSW21〜SW24は、アナログスイッチで構成され、スイッチSW21は、抵抗R1,R2の間と復調回路37との間に、スイッチSW22は、抵抗R2,R3の間と復調回路37との間に、スイッチSW23は、抵抗R3,R4の間と復調回路37との間に、また、スイッチSW24は、抵抗R4及びグランドGNDの間と復調回路37との間に、それぞれ配置されている。これら各スイッチSW21〜SW24は、デコード回路39と、選択線SEL1〜SEL4を介してそれぞれ独立して接続されており、当該デコード回路39から入力する信号に応じて、オン/オフ状態が切り替わるように構成されている。そして、これらスイッチSW21〜SW24のうち、いずれか1つがオン状態(導通状態)となり、他のスイッチがオフ状態(非導通状態)となることにより、定電圧源381から出力された電圧Vは、定電流源382から出力された電流IS及び抵抗Rにより電圧変化され、基準電圧VREFとなって復調回路37に入力する。
このような基準電圧切替回路38は、スイッチSW21のみがオン状態である場合に、最も高い電圧値を有する基準電圧VREF1を復調回路37に出力する。そして、基準電圧切替回路38は、スイッチSW22のみがオン状態である場合に、2番目に高い電圧値を有する基準電圧VREF2を出力し、また、スイッチSW23のみがオン状態である場合に、3番目に高い電圧値を有する基準電圧VREF3を出力する。さらに、基準電圧切替回路38は、スイッチSW24のみがオン状態である場合に、最も低い電圧値を有する基準電圧VREF4を出力する。
デコード回路39は、本発明のデコード手段に相当し、後述する制御手段4と、シリアル通信線SLを介して接続されている。そして、このデコード回路39は、制御手段4から入力する制御信号をデコードし、当該制御信号に含まれるコードに基づいて、スイッチSW21〜SW24のオン/オフ状態を設定する信号を、各選択線SEL1〜SEL4に出力する。また、デコード回路39は、当該制御信号に基づいて、同調回路31のスイッチSW11及びBPF33のスイッチ332のオン/オフ状態を切り替える信号を、それぞれのスイッチSW11,332に出力する。
(3)制御手段4の構成
制御手段4は、時計1全体を制御するものである。具体的に、制御手段4は、受信手段3を制御するとともに、当該受信手段3から出力されるTCO信号に基づいて、内部時刻情報を修正して、修正した時刻を時刻表示手段6に表示させる。すなわち、本発明の受信回路は、アンテナ2と、受信手段3と、制御手段4とが組み合わされたものである。
このような制御手段4は、図1に示すように、発振部41と、分周部42と、タイムコードデコード部43と、制御部44と、時刻表示駆動部45と、記憶部46とを備えて構成されている。
このうち、発振部41は、所定周波数の信号を生成し、分周部42は、生成された信号に基づいて動作信号を生成する。すなわち、発振部41及び分周部42は、所定周波数の信号を生成出力する動作クロックとして構成されている。
タイムコードデコード部43は、受信手段3の復調回路37から入力する二値化信号であるTCO信号をデコードして、当該TCO信号から日付情報及び時刻情報を取得する。そして、タイムコードデコード部43は、抽出した日付情報及び時刻情報を制御部44に出力する。
ここで、タイムコードデコード部43がデコードするタイムコードについて説明する。
図4は、日本の標準電波「JJY」(40kHz)のタイムコードフォーマットを示す図である。
日本の標準電波「JJY」では、図4に示すように、1秒ごとに1つの信号が送信され、60秒で1レコードとして構成されている。すなわち、1フレームが60ビットのデータである。また、データ項目として「分」、「時」の時刻情報と、現在年の1月1日からの通算日、年(西暦下2桁)及び曜日等の日付情報とが含まれている。これら各項目の値は、各秒ごとに割り当てられた数値の組合せによって構成され、この組合せのオン、オフが信号の種類から判断される。
図5は、日本の標準電波「JJY」に含まれる信号の種類を示す図である。
日本の標準電波「JJY」には、図5に示すように、「1」、「0」及び「P」を示す信号が含まれている。これら信号の種類は、各信号の振幅変調時間の長短を判断することにより認識される。
具体的に、「1」を示す信号である場合には、信号の立ち上がりから0.5秒間ハイレベルの電圧が継続し、この後、0.5秒間ローレベルの電圧が継続する。また、「0」を示す信号である場合には、信号の立ち上がりから0.8秒間ハイレベルの電圧が継続し、この後、0.2秒間ローレベルの電圧(ハイレベルの電圧を100%とした時の10%の電圧)が継続する。さらに、「P」を示す信号である場合には、0.2秒間ハイレベルの電圧が継続し、この後、0.8秒間ローレベルの電圧が継続する。このような振幅変調時間を判断することにより、入力した信号が「1」、「0」及び「P」の信号のうちいずれかであるかを判断できる。
このような「1」を示す信号が入力すると、タイムコードデコード部43は、当該信号に対応付けられた数値を、時分等を算出する際の加算対象とする。一方、「0」及び「P」を示す信号が入力すると、タイムコードデコード部43は、当該信号に対応付けられた数値を、時分等を算出する際の加算対象外とする。
例えば、標準電波として、「分」に該当する8秒間に、「1」、「0」、「1」、「0」、「0」、「1」、「1」、「1」と信号が送信されている場合には、現在時刻の分が「40+10+4+2+1=57」分であることを示している。
標準電波のタイムコードフォーマット上に「P」が示されている項目は、固定項目であり、標準電波とタイムコードフォーマットとの同期を取るためのものである。タイムコードフォーマット上の「P0」及び「FRM」は、2つの「P」が連続する箇所であり、当該2つ目の「P」(「FRM」の箇所)が、正分(毎秒0秒)の立ち上がりに対応している。このため、当該「P」の箇所は、「秒」が「00秒」であることを示し、「分」が次の分に切り替わることを示している。
なお、長波標準電波は、セシウム原子時計を基準としているため、この長波標準電波を受信して時刻を修正する電波修正時計は、誤差が10万年に1秒という非常に高い精度を得ることができる。
以上、日本の標準電波「JJY」について説明したが、本実施形態の時計1は、他の国、具体的に、イギリス、ドイツ及びアメリカの標準電波「MSF」、「DCF77」及び「WWVB」も受信可能に構成されており、タイムコードデコード部43は、受信した標準電波に係るTCO信号をデコードして、日付情報及び時刻情報を取得する。これら各国の標準電波のタイムフォーマット及び上記各種類の信号の振幅変調時間は、それぞれで異なる。このため、タイムコードデコード部43は、復調回路37から入力するTCO信号に対して、受信対象の標準電波に応じてデコードし、当該デコードされたTCO信号から日付情報及び時刻情報を取得する。
図1に戻り、制御部44は、制御手段4全体を制御するほか、タイムコードデコード部43から入力する日付情報及び時刻情報に基づいて、内部時刻情報(現在時刻及び現在日付に係る情報)を修正する。すなわち、制御部44は、本発明の時刻修正回路に相当する。
また、制御部44は、前述の電圧検出手段9から入力する電源電圧の電圧値から、記憶部46に記憶された後述する設定情報を参照し、当該電圧値に応じた基準電圧を選択する。そして、当該基準電圧を基準電圧切替回路38が出力するように、受信手段3のデコード回路39に制御信号を出力する。
図6及び図7は、高い電源電圧及び低い電源電圧により増幅され、検波された包絡線信号と、当該包絡線信号と各基準電圧とにより二値化されたTCO信号を示す図である。具体的に、図6及び図7における最上段には、時計1に受信される標準電波に含まれるTCO信号が示されており、その下には、包絡線検波回路35による検波後の包絡線信号が示されている。さらに、その下には、当該包絡線信号と、各基準電圧VREF1〜VREF4とにより二値化された二値化信号が示されている。
ここで、制御部44が電源電圧値に応じて、基準電圧切替回路38から出力される基準電圧VREFを切り替える必要性について説明する。
前述の第1増幅回路32は、受信信号の増幅に、電力供給手段7から印加される電源電圧を用いているため、AGC回路36からの信号に応じてゲインを調節しても、第1増幅回路32による受信信号の最大の増幅量は、電源電圧の電圧値に依存する。
具体的に、図6に示すように、電源電圧の電圧値が高い場合には、当該第1増幅回路32により増幅された受信信号の振幅、すなわち、ピーク時電圧とボトム時電圧との差は大きい。一方、電力供給手段7に蓄電された電力量が低下したり、電力供給手段7が有する二次電源が劣化するなどして、電源電圧の電圧値が低くなった場合には、図7に示すように、第1増幅回路32により増幅された受信信号の振幅は小さくなる。従って、基準電圧切替回路38が、電源電圧に応じた基準電圧を、復調回路37を構成する二値化コンパレータに出力しないと、包絡線信号と基準電圧とによる二値化が適切に行われないという問題が発生する。
ここで、高い電圧値を有する電源電圧により増幅され、かつ、包絡線検波が行われた包絡線信号と、基準電圧VREF2とによる二値化信号では、最上段に示したTCO信号に比べて、図6中矢印で示したように、複数箇所にて復調誤りが生じている。
同様に、当該包絡線信号と、基準電圧VREF2より低い電圧値の基準電圧VREF3及び最も低い電圧値の基準電圧VREF4とによる二値化信号では、基準電圧VREF2を用いた二値化信号に比べ、基準電圧VREFの電圧値の低下に応じて、復調誤りの発生頻度が高くなる。
これに対して、当該包絡線信号と、最も高い電圧値を有する基準電圧VREF1とによる二値化信号は、他の基準電圧VREF2〜VREF4を用いた二値化信号に比べ、復調誤りが最も少なく、図6において最上段に示した標準電波に係るTCO信号とほぼ同じ信号波形となっている。このため、図6において示した包絡線信号に対しては、基準電圧VREF1が最も適した基準電圧であり、当該基準電圧VREF1により包絡線信号を二値化することで、適切にTCO信号を復調することができる。
また、低い電源電圧により増幅され、かつ、包絡線検波が行われた包絡線信号と、基準電圧VREF1とによる二値化信号では、図7で示したように、包絡線信号のピーク時電圧を基準電圧VREF1が越えてしまっているため、図7中矢印で示したように、復調誤りが二値化信号全体で発生してしまう。
また、当該包絡線信号と、基準電圧VREF1より電圧値の低い基準電圧VREF2とによる二値化信号では、基準電圧VREF1を用いた二値化信号と比べて復調誤りの発生頻度は低くなっているものの、図7中最上段に示した標準電波に係るTCO信号に比べて、複数箇所に復調誤りが生じている。
さらに、当該包絡線信号と、基準電圧VREF3より電圧値の低い基準電圧VREF4とによる二値化信号では、基準電圧VREF2を用いて二値化された二値化信号と同様に、基準電圧VREF1を用いて二値化された二値化信号と比べて復調誤りの発生頻度は低くなっているものの、標準電波に係るTCO信号に比べて、複数箇所に復調誤りが発生している。
これに対し、当該包絡線信号と、基準電圧VREF2より低く、かつ、基準電圧VREF4より高い電圧値を有する基準電圧VREF3とによる二値化信号では、他の基準電圧VREF1,VREF2,VREF4を用いた二値化信号に比べ、復調誤りが最も少なく、図7において最上段に示した標準電波に係るTCO信号とほぼ同じ信号波形となっている。このため、図7において示した包絡線信号に対しては、基準電圧VREF3が最も適した基準電圧であり、当該基準電圧VREF3により包絡線信号を二値化することで、適切にTCO信号を復調することができる。
図8は、電力供給手段7から供給される電源電圧と、当該電源電圧により増幅された包絡線信号と各基準電圧VREFとにより復調されたTCO信号のビット誤り率とを示したグラフである。
前述のように、高い電圧値を有する電源電圧(具体的に、2.0V以上の電源電圧)が電力供給手段7から供給されている場合には、基準電圧VREF1が最も適した基準電圧であり、当該基準電圧VREF1と、供給された電源電圧により増幅された包絡線信号とにより生成された二値化信号は、他の基準電圧VREFを用いて生成された二値化信号と比べて、図8に示すように、標準電波に含まれるTCO信号に対するビット誤り率が低い。
また、低い電圧値を有する電源電圧(具体的に、1.5V以上2.0V未満の電源電圧)が電力供給手段7から供給されている場合には、基準電圧VREF2が最も適した基準電圧であり、当該基準電圧VREF2と、供給された電源電圧により増幅された包絡線信号とにより生成された二値化信号は、他の基準電圧VREFを用いて生成された二値化信号と比べて、標準電波に含まれるTCO信号に対するビット誤り率が低い。
さらに、前述のように、さらに低い電圧値を有する電源電圧(具体的に、1.3V以上1.5V未満の電源電圧)が電力供給手段7から供給されている場合には、基準電圧VREF3と、包絡線信号とにより生成された二値化信号が、標準電波に含まれるTCO信号に対するビット誤り率が最も低くなる。
一方、電力供給手段7から供給される電源電圧が高電圧であるほど、第1増幅回路32での信号増幅の幅が大きくなるため、基準電圧VREFを最適値に設定すれば、復調された二値化信号のTCO信号に対するビット誤り率は低下する。しかしながら、電力供給手段7を構成する二次電源の充電が充分に行われていない場合などのように、電源電圧が低電圧であると、信号増幅の幅が小さくなり、増幅された信号に対するノイズの影響が大きくなるため、基準電圧VREFを最適値に設定してもビット誤り率は上がってしまう。従って、第1増幅回路32に印加される電圧を電源電圧から生成した定電圧にするよりも、電源電圧を用いて受信信号の増幅を行い、当該電源電圧に応じて基準電圧VREFを切り替えることで、当該電源電圧が高電圧である場合に、標準電波の受信性能及び復調性能が向上する。
このため、後述する記憶部46は、各電源電圧に対応した基準電圧VREFを設定情報として記憶しており、制御部44は、当該設定情報から、電圧検出手段9により検出された電源電圧の電圧値に対応する電圧値を有する基準電圧VREFを選択して、当該基準電圧VREFを示す制御信号を、受信手段3を構成するデコード回路39に出力する。なお、制御部44による電源電圧の電圧値に応じた基準電圧VREFの切り替えについては、後に詳述する。
ここで、制御部44と、デコード回路39とは、シリアル通信線SLを介して接続され、制御部44は、デコード回路39に対して、制御信号をシリアル通信により出力する。この制御部44とデコード回路39とのシリアル通信においては、制御部44とデコード回路39との間で双方向通信が可能な2線の同期式インターフェースを用いて、それぞれによる双方向のシリアル通信を行うようにしてもよい。このような場合、制御部44からデコード回路39に制御信号を出力した後、当該デコード回路39が、受信及び認識した制御信号を制御部44に再度転送し、制御部44にて出力した制御信号と入力した制御信号とのデータの差異を確認することで、より信頼性の高いシリアル通信を行うことができる。
時刻表示駆動部45は、制御部44の制御下で、前述の時刻表示手段6を駆動して、現在時刻や現在日付等を表示させる。この時刻表示駆動部45は、前述の時刻表示手段6が液晶パネルや有機EL等の表示パネルである場合には、パネルドライバを挙げることができ、また、指針である場合には、当該指針を動かすモータのモータドライバを挙げることができる。
記憶部46は、本発明の記憶手段に相当し、制御手段4による受信手段3の制御等に必要な各種データやプログラム等を記憶している。この記憶部46は、RAM(Random Access Memory)と、不揮発性メモリ、例えば、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)とで構成されている。
記憶部46を構成するEEPROMには、図8において示した電源電圧と、基準電圧VREFとが対応した設定情報が記憶されている。
具体的に、2.0V以上の電源電圧に対応して基準電圧VREF1を示すコードが設定され、また、1.5V以上2.0V未満の電源電圧に対応して基準電圧VREF2を示すコードが設定され、さらに、1.3V以上1.5V未満の電源電圧に対応して基準電圧VREF3を示すコードが設定されている。なお、1.3V未満の電源電圧に対しては、当該電源電圧では受信信号の増幅が適切に行われず、TCO信号の復調が適切に行われないために、当該電源電圧に対応する基準信号VREFは設定されていないが、より低い電圧値を有する基準電圧(例えば、基準電圧VREF4)を設定してもよい。
このようなコードは、制御部44から受信手段3を構成するデコード回路39に出力され、当該デコード回路39によりデコードされ、当該コードに応じたオン信号が、基準電圧切替回路38の選択線SEL1〜SEL4のいずれかに供給される。これにより、制御部44から入力するコードに応じたスイッチSW21〜SW24の断続の切替が適切に行われ、当該コードに応じた基準電圧VREFが、復調回路37に入力する。
(4)内部時刻修正処理S
次に、内部時刻修正処理Sについて説明する。
図9は、内部時刻修正処理Sの処理フローを示す図である。
内部時刻修正処理Sは、時計1において所定のタイミングで、あるいは、使用者による外部入力手段5に対する入力操作に応じて実行され、前述の内部時刻情報を修正する処理である。この内部時刻修正処理Sでは、電力供給手段7によって供給される電源電圧の電圧値に応じて基準電圧VREFを切り替えた上で、標準電波を受信し、当該標準電波に含まれるTCO信号を復調した後、当該TCO信号に応じて内部時刻情報を修正する。
この内部時刻修正処理Sでは、まず、電圧検出手段9が、電力供給手段7から供給されている電源電圧の電圧値を検出し(ステップS01)、検出した電圧値を、制御部44に出力する。
この後、制御部44は、入力した電源電圧の電圧値を判定する。具体的に、制御部44は、入力した電源電圧の電圧値が2.0V以上であるか否かを判定する(ステップS02)。そして、当該電圧値が2.0V以上であると判断した場合には、制御部44は、記憶部46に記憶された設定情報から基準電圧VREF1を示すコードを取得し、受信手段3の基準電圧切替回路38により切り替える基準電圧VREFとして、基準電圧VREF1を選択する(ステップS03)。そして、制御部44は、ステップS08に移行する。
一方、電源電圧の電圧値が2.0V以上でないと判断した場合には、制御部44は、当該電圧値が1.5V以上2.0V未満であるか否かを判定する(ステップS04)。そして、電源電圧の電圧値が1.5V以上2.0未満であると判断した場合には、制御部44は、記憶部46の設定情報から、基準電圧VREF2を示すコードを取得し、基準電圧切替回路38により切り替えられる基準電圧VREFとして、基準電圧VREF2を選択する(ステップS05)。そして、制御部44は、ステップS08に移行する。
また、電源電圧の電圧値が1.5V以上2.0V未満でないと判断した場合には、制御部44は、当該電圧値が1.3V以上1.5V未満であるか否かを判定する(ステップS06)。そして、電源電圧の電圧値が1.3V以上1.5V未満であると判断した場合には、制御部44は、記憶部46の設定情報から、基準電圧VREF3を示すコードを取得し、基準電圧切替回路38により切り替えられる基準電圧VREFとして、基準電圧VREF3を選択する(ステップS07)。そして、制御部44は、ステップS08に移行する。
これに対し、電源電圧の電圧値が、1.3V未満であると判断した場合には、制御部44は、内部時刻修正処理Sを終了する。
ステップS08では、制御部44が、取得したコードを含む制御信号を、シリアル通信線SLを介して、受信手段3のデコード回路39に出力する(制御信号出力ステップS08)。この制御部44が出力する制御信号には、当該コードの他に、同調回路31を構成するスイッチSW11のオン/オフの状態、及び、BPF33を構成するスイッチ332のオン/オフの状態をそれぞれ示すコードが含まれている。なお、これらコードも記憶部46に記憶されている。
当該制御信号が入力したデコード回路39は、当該制御信号をデコードし(ステップS09)、当該デコード回路39は、制御信号に含まれるコードに応じて、基準電圧切替回路38の各スイッチSW21〜SW24に接続された選択線SEL1〜SEL4のいずれかにオン信号を出力し、当該基準電圧切替回路38に出力する基準電圧VREFを設定させる(基準電圧切替ステップS10)。この他、デコード回路39は、同調回路31のスイッチSW及びBPF33のスイッチ332のオン/オフ状態を切り替える信号を出力する。これにより、標準電波を受信する準備が整うこととなる。
この後、アンテナ2を介して、受信手段3が標準電波の受信を開始し(ステップS11)、制御手段4の制御部44が、当該標準電波の受信に成功したか否かを判定する(ステップS12)。具体的に、制御部44は、タイムコードデコード部43から入力する情報が、時刻情報及び日付情報として適切な情報であるか否かを判定することにより、標準電波の受信が成功したか否かを判定する。
ここで、標準電波の受信に失敗したと判断した場合、制御部44は、内部時刻の修正ができないと判断して、内部時刻修正処理Sを終了する。
一方、標準電波の受信が成功したと判断した場合には、制御部44は、入力した時刻情報及び日付情報により、内部時刻情報、すなわち現在時刻及び現在日付を修正する(ステップS13)。そして、制御部44は、修正した内部時刻情報に基づいて、時刻表示駆動部45に制御信号を出力して、時刻表示手段6により、現在時刻及び現在日付の表示を行わせる(ステップS14)。
以上により、内部時刻修正処理Sが終了する。
なお、内部時刻修正処理Sにおいて、内部時刻情報の修正が適切に行われなかった場合には、エラーメッセージや音声等により、使用者に通知するようにしてもよい。
(5)実施形態の効果
以上のような本実施形態の時計1によれば、以下の効果を奏することができる。
すなわち、電力供給手段7から供給される電源電圧の電圧値を電圧検出手段9が検出し、制御手段4の制御部44が、当該電圧値に応じた基準電圧VREFを指定する制御信号を、受信手段3に出力する。そして、当該制御信号に応じて、受信手段3の基準電圧切替回路38が、復調回路37に出力する基準電圧VREFを切り替える。これによれば、復調回路37が、当該電源電圧により増幅され、かつ、検波された包絡線信号と、当該包絡線信号の電圧値に応じた電圧値を有する基準電圧VREFとにより、TCO信号である二値化信号を生成することができる。従って、電源電圧が変動した場合でも、標準電波に含まれるTCO信号を適切に復調することができる。
また、電力供給手段7が二次電源を備えて構成され、当該二次電源を充電する発電手段が設けられているので、ボタン電池等の一次電源が設けられている場合に比べ、使用者による電池交換や充電等の手間を省くことができる。従って、時計1の取扱いを簡略化することができる。
さらに、このような二次電源を備えた電力供給手段7では、当該電力供給手段7から供給される電源電圧の電圧値が変動しやすい。このため、当該電源電圧により増幅される受信信号の振幅が変動し、一定の基準電圧VREFでは適切にTCO信号を復調できないという問題が生じる。これに対し、前述のように、現在供給されている電源電圧の電圧値に応じて、基準電圧切替回路38が基準電圧VREFを切り替えて復調回路37に出力するので、復調回路37によるTCO信号の復調を適切に行うことができる。
また、受信手段3には、制御手段4から入力した制御信号をデコードするデコード回路39が設けられている。そして、デコード回路39は、デコードした信号に応じて、基準電圧切替回路38を構成する各スイッチSW21〜SW24にそれぞれ接続された選択線SEL1〜SEL4のいずれかにオン信号を出力することで、基準電圧切替回路38が基準電圧VREFの切替を行う。
これによれば、制御手段4の制御部44は、コード化された制御信号をデコード回路39に出力することが可能となるので、制御部44とデコード回路39との間で通信される情報量を少なくすることができ、制御部44とデコード回路39との通信時間を短縮することができる。従って、制御部44による制御信号の出力を迅速に行うことができるので、電源電圧の変動に伴う基準電圧VREFの切替動作を迅速に行うことができる。
また、制御手段4の記憶部46には、電源電圧の電圧値と基準電圧VREFとが対応した設定情報が記憶され、制御部44は、当該設定情報に基づいて、デコード回路39にコード化された制御信号を出力する。
これによれば、制御部44が、予め記憶部46に記憶された設定情報から、電源電圧に応じた基準電圧VREFを示す制御信号を、デコード回路39に出力するので、当該電源電圧に応じた基準電圧VREFに誤り無く切り替えることができる。また、制御部44が、当該設定情報を参照することで、設定すべき基準電圧VREFを選択することができるので、標準電波の受信に際しての基準電圧VREFの切替処理を一層迅速に行うことができる。
また、前述のように、受信手段3の復調回路37が、受信信号に係る包絡線信号と、当該受信信号の増幅に係る電源電圧に応じた基準電圧VREFとから、TCO信号を適切に復調することができるので、タイムコードデコード部43を介して、制御部44が、内部時刻情報を、適切にかつ正確に修正することができる。従って、精度の高い電波修正時計である時計1を構成することができる。
(6)実施形態の変形
本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、基準電圧切替回路38は、4種の基準電圧VREF1〜VREF4を出力可能に構成されているが、本発明はこれに限らない。すなわち、基準電圧切替回路が出力可能な基準電圧の数及び種類は、適宜設定してよい。
前記実施形態では、基準電圧VREFを設定するための設定情報としてのコードを記憶する記憶部46は、EEPROMで構成されるとしたが、本発明はこれに限らず、フラッシュメモリ及びヒューズ等の他の不揮発性メモリ、並びに、RAM等の揮発性メモリで構成してもよい。すなわち、設定情報を記憶する記憶手段としての記憶部の形態は問わない。例えば、記憶部が、揮発性メモリで構成されている場合には、当該揮発性メモリに記憶された設定情報に基づいて、制御部44が制御信号を出力するようにすればよい。
前記実施形態では、基準電圧切替回路38の各スイッチSW21〜SW24は、アナログスイッチで構成され、デコード回路39から選択線SEL1〜SEL4を介して入力する信号に応じてオン/オフ状態が切り替わるとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、所定電圧の印加によってオン/オフ状態が切り替わる他のスイッチング素子で構成してもよい。
前記実施形態では、受信手段3は、日本の標準電波「JJY」を受信可能に構成したが、他の標準電波を受信可能に構成してもよい。例えば、イギリス、ドイツ及びアメリカの各標準電波「MSF」、「DCF77」及び「WWVB」を受信可能としてもよく、これら以外の標準電波を受信可能に構成してもよい。
前記実施形態では、受信手段3は、周波数の変換を行わないストレート方式の受信手段として構成したが、本発明はこれに限らず、スーパーヘテロダイン方式の受信回路として構成してもよい。このような場合、受信周波数の切り替えは、バンドパスフィルタの切り替えではなく、VCO(Voltage Controlled Oscillator)の発振周波数または分周比の切り替えにて行えばよい。
前記実施形態では、電力供給手段7から供給される電源電圧の電圧値に応じて、基準電圧VREF1〜VREF3を設定したが、当該電圧値と基準電圧VREFとの対応は、前記した実施形態に限定されるものではない。すなわち、所定の電源電圧が電力供給手段7から入力した際に、当該電源電圧により増幅される包絡線信号から最も適切に二値化信号を生成可能な基準電圧VREFであれば、前述の組合せに限定されるものではない。
前記実施形態では、電力供給手段7は、充放電可能な二次電源を備えて構成されているとしたが、本発明はこれに限らず、ボタン電池等の一次電源を備えて構成されていてもよい。また、当該二次電源を充電する発電手段8の発電様式は、ソーラ発電でも電磁発電でもよく、他の発電様式でもよい。
前記実施形態では、アンテナ2、受信手段3及び制御手段4により構成される受信回路は、時計1に採用された形態としたが、本発明はこれに限らない。例えば、タイマ録画等を行う記録装置や、携帯電話等に採用してもよい。
本発明の一実施形態に係る時計の構成を示すブロック図。 前記実施形態における受信手段の構成を示す回路図。 前記実施形態における復調回路及び基準電圧切替回路の構成を示す回路図。 日本の標準電波「JJY」(40kHz)のタイムコードフォーマットを示す図。 日本の標準電波「JJY」に含まれる信号の種類を示す図。 前記実施形態における高い電源電圧により増幅された包絡線信号と各基準電圧とにより二値化されたTCO信号を示す図。 前記実施形態における低い電源電圧により増幅された包絡線信号と各基準電圧とにより二値化されたTCO信号を示す図。 前記実施形態における電源電圧と復調されたTCO信号のビット誤り率とを示すグラフ。 前記実施形態における内部時刻修正処理の処理フローを示す図。
符号の説明
1…時計、3…受信手段、4…制御手段、7…電力供給手段、8…発電手段、9…電圧検出手段、32…第1増幅回路(信号増幅部)、37…復調回路(比較部)、38…基準電圧切替回路(基準電圧切替部)、39…デコード回路(デコード手段)、44…制御部(時刻修正回路)、46…記憶部(記憶手段)、351…整流器(整流部)、352…ローパスフィルタ(フィルタ部)、S08…制御信号出力ステップ、S10…基準電圧切替ステップ。

Claims (6)

  1. 標準電波を受信して復調する受信手段と、前記受信手段を制御する制御信号を出力する制御手段と、前記受信手段及び前記制御手段に電源電圧を供給する電力供給手段とを備えた受信回路であって、
    前記電力供給手段から入力する前記電源電圧の電圧値を検出する電圧検出手段を備え、
    前記受信手段には、
    受信した前記標準電波に係る受信信号を増幅する信号増幅部と、
    増幅された前記受信信号を整流する整流部と、
    整流された前記受信信号をろ波するフィルタ部と、
    ろ波された前記受信信号と基準電圧とから二値化した二値化信号を出力する比較部と、
    前記比較部にそれぞれ異なる前記基準電圧を出力可能に構成され、前記制御信号に基づいて、出力する前記基準電圧を切り替える基準電圧切替部とが設けられ、
    前記制御手段は、
    前記電圧値に応じて、前記基準電圧切替部により出力される前記基準電圧の電圧値を指定する制御信号を出力することを特徴とする受信回路。
  2. 請求項1に記載の受信回路において、
    前記電力供給手段は、充放電可能な二次電源を備えて構成され、
    前記二次電源を充電する発電手段を備えることを特徴とする受信回路。
  3. 請求項1または請求項2に記載の受信回路において、
    前記受信回路には、
    前記制御信号をデコードしたデコード信号を前記基準電圧切替部に出力するデコード手段が設けられ、
    前記基準電圧切替部は、前記デコード信号に応じて、前記比較部に出力する前記基準電圧を切り替えることを特徴とする受信回路。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の受信回路において、
    前記電源電圧の電圧値と、前記基準電圧の電圧値とが関連付けられた設定情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記電圧検出手段により検出された前記電源電圧の電圧値から、前記設定情報に基づく前記基準電圧の電圧値を指定する制御信号を出力することを特徴とする受信回路。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の受信回路と、当該受信回路によって復調された信号に基づいて内部時刻情報を修正する時刻修正回路とを備えることを特徴とする電波修正時計。
  6. 標準電波を受信して復調する受信手段と、前記受信手段を制御する制御信号を出力する制御手段と、前記受信手段及び前記制御手段に電力を供給する電力供給手段とを備えた受信回路による前記標準電波の復調時の当該受信回路の制御方法であって、
    前記電力供給手段から入力する電源電圧の電圧値を検出する電圧検出手段を備え、
    前記受信手段には、
    受信した前記標準電波に係る受信信号を増幅する信号増幅部と、
    増幅された前記受信信号を整流する整流部と、
    整流された前記受信信号をろ波するフィルタ部と、
    ろ波された前記受信信号と基準電圧とから二値化した二値化信号を出力する比較部と、
    前記比較部にそれぞれ異なる前記基準電圧を出力可能に構成され、前記制御信号に基づいて、出力する前記基準電圧を切り替える基準電圧切替部とが設けられ、
    前記制御手段により、前記電源電圧の電圧値に応じた前記基準電圧を示す制御信号を出力する制御信号出力ステップと、
    前記基準電圧切替部により、前記制御信号に応じて、前記比較部に出力する前記基準電圧を切り替える基準電圧切替ステップとを有することを特徴とする受信回路の制御方法。
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