JP2014077695A - 電波修正時計および電波修正時計の時刻修正方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電波修正時計は、ヒステリシス特性を備え、包絡線信号を二値化して出力する二値化回路37と、二値化回路37が出力した各信号の信号幅を検出し、その検出信号幅に基づいて、0信号または1信号を認識する信号認識部411と、信号認識部411で認識された0信号および1信号が正しいかを判定する判定部414と、判定部414が正しいと判定した場合、0信号と認識された信号の検出信号幅の平均値と0信号を示す信号幅との差分、および、1信号と認識された信号の検出信号幅の平均値と1信号を示す信号幅との差分の少なくとも一方を算出する算出部415と、二値化回路37が出力した各信号の信号幅を、算出部415が算出した差分を用いて閾値と比較することで、0信号または1信号を認識し、時刻データを抽出するデコード部416とを有する。
【選択図】図5
Description
例えば、特許文献1では、受信した標準電波を復調した復調信号の信号幅に基づいて、0信号または1信号を認識する電波修正時計が開示されている。
このため、ヒステリシス特性を備えた二値化回路を用いてチャタリングの発生を抑制することが試みられている。
例えば、ドイツの標準電波「DCF77」では、0信号を示すパルスの信号幅が0.1秒であり、1信号を示すパルスの信号幅が0.2秒である。つまり、0信号を示す信号幅と1信号を示す信号幅との間隔が小さい。
このため、ノイズの影響により二値化回路によって信号幅が増大されると、信号幅の小さい0信号が、信号幅の大きい1信号として間違って認識されてしまう可能性がある。
前記算出部は、前記判定部が正しいと判定した場合、前記信号認識部で0信号と認識された信号の検出信号幅の平均値と0信号を示す信号幅との差分、および、前記信号認識部で1信号と認識された信号の検出信号幅の平均値と1信号を示す信号幅との差分の少なくとも一方を算出する。これにより、ノイズの影響などにより、ヒステリシス特性を備える前記二値化部によって出力される受信信号の信号幅が、送信信号の信号幅に比べて増大した場合に、その増大分である差分を、実測値に基づいて精度よく求めることができる。
そして、前記デコード部は、前記二値化部が出力した各信号の信号幅を検出し、その検出信号幅を前記算出部が算出した差分を用いて閾値と比較することで、0信号または1信号を認識する。すなわち、検出信号幅を前記差分で補正して閾値と比較したり、閾値を前記差分で補正して検出信号幅と比較することで、0信号または1信号を認識する。
これにより、ノイズの影響により前記二値化部によって信号幅が増大される場合であっても、前記デコード部は、前記信号幅の増大分を考慮して、検出信号幅を閾値と比較できる。
このため、前記デコード部において、0信号および1信号のうち信号幅の小さい方の信号が、信号幅の大きい方の信号に間違って認識されてしまう可能性を低減できる。これにより、標準電波から時刻データを認識する際の認識精度を向上できる。
また、本発明によれば、時や分や日付のビット列とそのパリティビットを受信すれば、パリティチェックで判定できるので、受信開始から1分以内で前記判定部による判定処理や、前記算出部による差分の算出処理を行うことができる。このため、例えば、前記判定部が、受信した複数の時刻データの整合性によって前記信号認識部が認識した信号を判定する場合に比べて、判定処理に要する時間を短くできる。この結果、時刻修正にかかる消費電力を低減できる。
さらに、前記判定部が、前記計時部が計時する時刻(内部時刻)と受信した時刻データとの整合性によって前記信号認識部が認識した信号を判定する場合は、前記計時部がリセットされている場合や、内部時刻にずれがある場合には判定できないが、本発明によれば、このような状態でも正しく判定できる。
そして、本発明によれば、時刻データに基づいた判定を、内部時刻を用いることなく行うことが可能となるので、例えば、前記計時部がリセットされている場合や、内部時刻にずれがある場合などでも、判定を正しく行うことができる。
そして、本発明によれば、時刻データに基づいた判定を、1分間の受信を行って時刻データを取得して内部時刻と比較することで可能となり、判定処理に要する時間を短縮できる。この結果、時刻修正にかかる消費電力を低減できる。
以下、本発明の第1実施形態に係る電波修正時計1を図面に基づいて説明する。
〔電波修正時計の構成〕
電波修正時計1は、図1に示すように、アンテナ2と、受信回路部3と、制御回路部4と、表示部5と、外部操作部材6と、水晶振動子48とを備えている。
アンテナ2は、長波標準電波(以下、「標準電波」と称す)を受信し、受信した標準電波の信号を受信回路部3に出力する。
各標準電波では、ハイレベル信号の振幅とローレベル信号の振幅の割合が所定の比率のAM変調で信号が出力されている。そして、ハイレベル信号またはローレベル信号の信号幅(もしくはディーティー)に基づいて0信号、1信号、マーカーを示す「M」の信号(M信号)が認識される。
「DCF77」では、図2(A)〜(C)に示すように、ローレベル信号の信号幅が0.1秒つまりローレベル信号のデューティーが10%である場合に0信号、ローレベル信号の信号幅が0.2秒つまりローレベル信号のデューティーが20%である場合に1信号と認識される。
さらに、「DCF77」では、M信号は、AM変調がされておらず、ハイレベル信号が1秒間続くと、M信号と認識される。
例えば、図3に示す「DCF77」のタイムコードフォーマットでは、1秒ごとに一つの信号が送信され、60秒で1レコードとして構成されている。つまり、1フレームが60ビットの情報である。また、情報項目として分、時、日、曜、月、年が設定されている。なお、分のビット列にはパリティビットP1が、時のビット列には、パリティビットP2がそれぞれ含まれている。また、年のビット列の後には、日付用のパリティビットとして、年月日曜のパリティビットP3が設定されている。各情報項目の値は、秒毎(各ビット)に割り当てられた数値(0,1)の組み合わせによって設定される。
すなわち、各標準電波では、標準電波毎のタイムコードフォーマットに対応したタイムコードが、1分毎に送信されている。
受信回路部3は、図1に示すように、同調回路31と、第1増幅回路32と、バンドパスフィルター(BPF:Band-pass filter)33と、第2増幅回路34と、包絡線検波回路35と、自動利得制御回路としてのAGC(Auto Gain Control)回路36と、二値化回路37と、デコード回路38とを備えて構成されている。
なお、本実施形態の受信回路部3では、「JJY」、「WWVB」、「DCF77」、「BPC」などの標準電波を受信可能に構成されている。従って、アンテナ2および同調回路31により、複数種類の標準電波を受信可能な受信部が構成されている。
AGC回路36は、包絡線検波回路35から入力した包絡線信号に基づいて、第1増幅回路32にて受信信号を増幅する際のゲインを決定する信号を出力する。
ここで、二値化回路37は、閾値が所定の幅を備えるヒステリシス特性を有している。具体的には、二値化回路37は、電圧が低い方の低閾値と、電圧が高い方の高閾値とを有する。そして、二値化回路37は、ローレベル信号を出力している状態で、包絡線信号の電圧が高閾値を跨いで上昇した場合に、ハイレベル信号の出力に切り替える。また、ハイレベル信号を出力している状態で、包絡線信号の電圧が低閾値を跨いで降下した場合に、ローレベル信号の出力に切り替える。二値化回路37は、変換した二値化信号をTCO信号として、制御回路部4のTCOデコード部41に出力する。
なお、二値化回路37としては、ハイレベル信号を出力している状態で、包絡線信号の電圧が高閾値を跨いで上昇した場合に、ローレベル信号の出力に切り替え、また、ローレベル信号を出力している状態で、包絡線信号の電圧が低閾値を跨いで降下した場合にハイレベル信号の出力に切り替えて、制御回路部4のTCOデコード部41に出力するものを用いてもよい。
一方、ヒステリシス特性を備えている二値化回路37は、図4(B)に示すように、例えば、THよりも電圧の低い閾値(THL)と、THよりも電圧の高い閾値(THH)とを備えており、包絡線信号の電圧がTHLを跨いで降下しなければ、TCO信号がハイレベル信号からローレベル信号へ変化しない。このため、包絡線信号に、図4(A)と同じようにノイズが含まれている場合、信号とノイズとの間で電圧がTHLよりも低くならなければ、ローレベル信号が出力されない。この場合、TCO信号では、信号波形にノイズが吸収されてしまい、信号幅が増大される。
このように、本実施形態では、ヒステリシス特性を備えている二値化回路37を用いているため、チャタリングの発生を抑制できる一方で、ノイズの影響により二値化回路37によって信号幅が増大される可能性がある。
制御回路部4は、受信回路部3の動作を制御するものであり、受信回路部3に対して制御信号を出力する。具体的には、制御回路部4の制御部47は、受信する標準電波に応じた同調コンデンサーの切り替えやバンドパスフィルター33の切り替えを指示する制御信号を、受信回路部3を起動するパワーオン信号の受信開始時に送信する。
また、制御回路部4は、二値化回路37から入力するTCO信号をデコードして生成したTCに基づいて、時刻カウンター43の時刻を設定する。さらには、制御回路部4は、時刻カウンター43の時刻を表示部5に表示させる制御をする。
TCOデコード部41は、受信回路部3の二値化回路37から入力するTCO信号をデコードして、当該TCO信号に含まれる日付情報および時刻情報等を有するTCを抽出する。そして、TCOデコード部41は、抽出したTCを制御部47に出力する。
具体的には、TCOデコード部41は、図5に示すように、信号認識部411と、取得部412と、記憶部413と、判定部414と、算出部415と、デコード部416とを有している。
例えば、「DCF77」の場合、0信号の信号幅が0.1秒、1信号の信号幅が0.2秒であるため、これらを判別する閾値は、0.1秒と0.2秒の中間の0.15秒に設定されている。そして、信号認識部411は、検出信号幅が0.15秒未満であれば0信号を認識し、検出信号幅が0.15秒以上であれば1信号を認識する。
この際、ノイズの影響により二値化回路37によって信号幅が増大されることで、信号認識部411において、0信号および1信号のうち信号幅の小さい方の信号が、信号幅の大きい方の信号に間違って認識されてしまう可能性がある。
例えば、「DCF77」において、ノイズの影響により二値化回路37によって0信号の検出信号幅が0.16秒に増大されると、信号認識部411は、誤って1信号を認識してしまう可能性がある。一方、ノイズの影響により二値化回路37によって1信号の検出信号幅が0.26秒に増大しても、0.15秒以上であることは変わらないため、信号認識部411は、1信号と正しく認識できる。すなわち、1信号よりも信号幅の大きな信号が、「DCF77」では存在しないため、1信号の閾値の上限値を0.25秒に設定する必要が無いためである。
なお、0信号を判定する閾値の下限値を例えば0.05秒以上と設定したり、1信号を判定する閾値の上限値を例えば0.5秒未満と設定して、検出精度を向上させてもよい。
なお、後述するように、信号認識部411による認識処理は、受信開始後、1分間の信号が入力(受信)されると終了する。
なお、取得部412は、0信号または1信号のうち、信号認識部411で信号幅の小さい方の信号(「DCF77」では0信号)と認識された各信号の検出信号幅のみを取得し、取得した検出信号幅のみを記憶部413に格納してもよい。
これによれば、ノイズの影響により二値化回路37によって信号幅が増大されることで、信号認識部411において、時、分、または、年月日曜のビット列に含まれる信号幅の小さい方の0信号が、信号幅の大きい方の1信号に間違って認識された場合、このビット列の各信号を足して2で割った余りがパリティビットP1、パリティビットP2、または、パリティビットP3の信号と一致しなくなる。これにより、信号認識部411で認識された0信号および1信号が正しいかを判定することができる。
なお、標準電波のパリティは1ビットであるため、時や分や年月日曜のビット列に含まれる2つの0信号を誤って1信号と認識した場合は、パリティチェックでは正しいと誤判定してしまう。ただし、時や分や年月日曜のビット列において、2つの0信号のビット位置にノイズが影響し、2つの0信号を同時に1信号と誤認識する確率は低いため、通常は、パリティチェックで正しいと判定できた場合には、0信号、1信号を正しく認識できたと判定できる。
さらに、算出部415は、算出した平均値と、信号幅の小さい方の信号を示す信号幅との差分を算出する。
例えば、「DCF77」の場合、算出部415は、記憶部413から、0信号に対応付けられている検出信号幅をすべて取得し、取得した検出信号幅の平均値を算出する。さらに、算出部415は、算出した平均値と、0信号を示す信号幅(0.1秒)との差分を算出する。
このように、算出部415が差分を算出することで、ノイズの影響により二値化回路37によって増大される分の信号幅を、実測値に基づいて精度よく求めることが可能となる。
具体的には、デコード部416は、検出信号幅から算出部415が算出した差分を差し引いた値を、閾値と比較することで0信号または1信号を認識する。
例えば、「DCF77」の場合、デコード部416は、検出信号幅から算出部415が算出した差分を差し引いた値が、0.05秒以上、0.15秒未満であれば0信号を認識し、0.15秒以上、0.5秒未満であれば1信号を認識する。なお、デコード部416は、二値化回路37から出力される信号が1秒間、ローレベルに維持されている場合は、M信号と認識する。
さらに、デコード部416は、認識した0信号および1信号を、1分間すなわち60ビット分記憶し、記憶した信号に基づいてTCを抽出する。そして、デコード部416は、抽出したTCを制御部47へ出力する。
時刻カウンター43は、水晶振動子48から出力される基準信号に基づいて、時間(内部時刻)をカウントする。従って、時刻カウンター43により本発明の計時部が構成されている。
また、制御部47は、時刻カウンター43にてカウントされる時刻を表示部5に表示させる時刻表示制御信号を駆動回路部46に出力する。
次に、上記のような電波修正時計1における、標準電波による時刻修正動作について説明する。
図6、7は、電波修正時計1の時刻修正動作を示すフローチャートである。
なお、受信する標準電波の種類は、前回、受信した標準電波が初期値として設定されるが、利用者が外部操作部材6を操作して選択することもできる。例えば、「JJY」が選択されている場合は、40kHz(東日本)と60kHz(西日本)のいずれかに設定される。具体的には、「JJY」(東日本)と「JJY」(西日本)とを利用者が選択している場合には、制御部47は、選択された周波数に設定し、選択されていない場合は、前回の受信周波数に設定する。また、制御部47は、「DCF77」では77.5kHz、「WWVB」では60kHz、「BPC」では68.5kHzに設定する。
なお、ここでは、「DCF77」を受信した場合について説明する。
この際、取得部412は、信号認識部411に1分間分(1フレーム分)のTCO信号が入力されたかどうかを判定する(S2)。
そして、取得部412は、S3で取得した検出信号幅を認識された信号の種別(0信号または1信号)と対応付けて記憶部413に格納する(S4)。このS3,S4の処理は、S2でYESと判定されるまで繰り返される。
S5でNO(正しくない)と判定された場合、判定部414は、処理をS2に戻す。すなわち、次の1分のTCO信号に対してS2,S3,S4の処理が再度実施される。
次に、算出部415は、算出した平均値と、0信号を示す信号幅(0.1秒)との差分を算出する(S7)。
例えば、図8(A)に示すように、0信号に対応付けられている検出信号幅の平均値が133msである場合、0信号を示す信号幅は0.1秒、すなわち、100msであるので、差分は33msとなる。
具体的には、デコード部416は、検出信号幅から算出部415が算出した差分を差し引く(S8)。例えば、図8(B)に示すように、検出信号幅が151msであり、S7で算出した差分が33msであった場合、デコード部416は、151ms−33ms=118msの値を算出する。
デコード部416は、例えば、検出信号幅から算出部415が算出した差分を差し引いた値が、50ms以上、150ms未満であれば0信号を認識し、検出信号幅が150ms以上、250ms未満であれば1信号を認識する。従って、図8(B)の場合、デコード部416は0信号と認識する。
整合性の確認方法としては、例えば、標準電波は1分間隔で時刻情報を送信しているため、1分毎に取得したTCが1分間隔の時刻であるかで整合性を確認したり、時刻カウンター43で計時している内部時刻とTCとを比較して整合性を確認する方法が利用できる。
S11でNO(整合性なし)と判定された場合、制御部47は、受信処理を終了する(S14)。
S13、および、S14の後、制御部47は、通常の運針処理に復帰して処理を終了する(S15)。
(1)本実施形態では、標準電波の受信信号は包絡線検波回路35で包絡線信号とされ、二値化回路37は、この包絡線信号を二値化する。信号認識部411は、二値化された各信号の信号幅を検出して、0信号または1信号を認識する。判定部414は、パリティチェックによって、信号認識部411が認識した信号が正しいかを判定する。
算出部415は、判定部414が正しいと判定した場合、0信号または1信号のうち信号認識部411で信号幅の小さい方の信号と認識された信号の検出信号幅の平均値と、その信号を示す信号幅との差分を算出する。これにより、ノイズの影響などにより、ヒステリシス特性を備える二値化回路37によって出力される受信信号の信号幅が、送信信号の信号幅に比べて増大した場合に、その増大分である差分を、実測値に基づいて精度よく求めることができる。
そして、デコード部416は、二値化回路37が出力した各信号の信号幅を検出し、その検出信号幅を算出部415が算出した差分を用いて閾値と比較することで、0信号または1信号を認識する。すなわち、検出信号幅を前記差分で補正して閾値と比較することで、0信号または1信号を認識する。
これにより、ノイズの影響により二値化回路37によって信号幅が増大される場合であっても、デコード部416は、前記信号幅の増大分を考慮して、検出信号幅を閾値と比較できる。
このため、デコード部416において、0信号および1信号のうち信号幅の小さい方の信号が、信号幅の大きい方の信号に間違って認識されてしまう可能性を低減できる。これにより、標準電波から時刻データを認識する際の認識精度を向上できる。
これにより、デコード部416に設定された閾値を変更する必要がない。このため、閾値との比較によって0信号や1信号を判定する処理ルーチンも従来と同じものが利用できるとともに、デコード部416の判定結果に基づいて差分を更新して利用することも容易に行うことができる。
このため、ノイズの影響により二値化回路37によって増大される分の信号幅を、信号幅の小さい方の信号に対して、精度よく求めることができる。これにより、デコード部416において信号幅の小さい方の信号の検出信号幅を閾値と比較する際に、ノイズの影響により二値化回路37によって増大される分の信号幅を精度よく反映させることが可能となる。このため、ノイズの影響により二値化回路37によって信号幅が増大され、デコード部416において、0信号および1信号のうち信号幅の小さい方の信号が、信号幅の大きい方の信号に間違って認識されてしまう可能性を、効果的に低減できる。
次に、本発明の第2実施形態の電波修正時計について、図面に基づいて説明する。
第2実施形態では、信号認識部411は、標準電波の連続する2分間分の信号を認識し、はじめの1分間分の信号で示される第1時刻データと、次の1分間分の信号で示される第2時刻データとを抽出する。
さらに、判定部414は、信号認識部411が抽出した第1時刻データの1分後の時刻データが、信号認識部411が抽出した第2時刻データと一致する場合に、信号認識部411によって認識された信号は正しいと判定する。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、S1で標準電波の受信が開始された後、取得部412が、信号認識部411に2分間分のTCO信号が入力されたかどうかを判定する(S21)。
さらに、S21でYESと判定された場合、判定部414が、はじめの1分間分の信号で示される第1時刻データの1分後の時刻データが、次の1分間分の信号で示される第2時刻データと一致するかどうかを判定する(S22)。また、S21でNOと判定された場合、判定部414は、処理をS3に進める。
さらに、S22でYES(一致する)と判定された場合、判定部414は、処理をS6に進める。また、S22でNOと判定された場合、判定部414は、処理をS21に戻す。すなわち、次の2分のTCO信号に対してS21が実施される。
時刻データに基づいた判定を、内部時刻を用いることなく行うことが可能となるので、例えば、時刻カウンター43がリセットされている場合や、内部時刻にずれがある場合などでも、判定を正しく行うことができる。
次に、本発明の第3実施形態の電波修正時計について、図面に基づいて説明する。
第3実施形態では、信号認識部411は、標準電波の1分間分の信号を認識して時刻データを抽出し、判定部414は、信号認識部411が抽出した時刻データが、時刻カウンター43が計時する時刻と一致する場合に、信号認識部411によって認識された信号は正しいと判定する。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
第3実施形態では、S2でYESと判定された場合、判定部414が、信号認識部411で認識された信号で示される時刻データが、時刻カウンター43が計時する時刻と一致するかどうかを判定する(S31)。
さらに、S31でYES(一致する)と判定された場合、判定部414は、処理をS6に進める。また、S31でNO(一致しない)と判定された場合、判定部414は、処理をS2に戻す。すなわち、次の1分のTCO信号に対してS2が実施される。
時刻データに基づいた判定を、1分間の受信を行って時刻データを取得して内部時刻と比較することで可能となり、判定処理に要する時間を短縮できる。この結果、時刻修正にかかる消費電力を低減できる。
なお、本発明は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
すなわち、算出部415は、記憶部413から、0信号および1信号のうち信号幅の大きい方の信号に対応付けられている検出信号幅をすべて取得し、取得した検出信号幅の平均値を算出し、算出した平均値と、信号幅の大きい方の信号を示す信号幅との差分を算出する。
また、算出部415は、記憶部413から、0信号および1信号の両方の信号に対応付けられている検出信号幅をすべて取得する。そして、取得した0信号に対応付けられている検出信号幅の平均値と0信号を示す信号幅との差分と、取得した1信号に対応付けられている検出信号幅の平均値と1信号を示す信号幅との差分とをそれぞれ算出する。そして、算出した2つの差分の平均値を算出する。
例えば、算出部415が算出した差分が33msであれば、デコード部416は、検出信号幅が、83ms以上、183ms未満であれば0信号を認識し、検出信号幅が183ms以上、283ms未満であれば1信号を認識する。
これによれば、デコード部416による信号の認識処理の前に、閾値に差分を足す処理を行うだけでよく、例えば、デコード部416において信号を認識する毎に、差分を反映させるための処理を行う必要がない。このため、デコード部416による認識処理にかかる負荷を低減することが可能となる。この結果、時刻修正にかかる消費電力を低減できる。
Claims (8)
- 時刻を計時する計時部と、
標準電波を受信して受信信号を出力する受信部と、
前記受信部が出力した受信信号を検波して包絡線信号を出力する検波部と、
ヒステリシス特性を備え、前記検波部が出力した包絡線信号を二値化して出力する二値化部と、
前記二値化部が出力した各信号の信号幅を検出し、その検出信号幅に基づいて、二進数の0を示す0信号または二進数の1を示す1信号を認識する信号認識部と、
前記信号認識部で認識された0信号および1信号が正しいかを判定する判定部と、
前記判定部が正しいと判定した場合、前記信号認識部で0信号と認識された信号の検出信号幅の平均値と0信号を示す信号幅との差分、および、前記信号認識部で1信号と認識された信号の検出信号幅の平均値と1信号を示す信号幅との差分の少なくとも一方を算出する算出部と、
前記二値化部が出力した各信号の信号幅を検出し、その検出信号幅を前記算出部が算出した差分を用いて閾値と比較することで、0信号または1信号を認識し、時刻データを抽出するデコード部と、
前記デコード部が抽出した時刻データに基づいて、前記計時部が計時する時刻を修正する時刻修正部と、
を有することを特徴とする電波修正時計。 - 請求項1に記載の電波修正時計において、
前記信号認識部は、前記標準電波のタイムコードにおける時、分、日付の少なくとも1つのビット列の各信号と、前記ビット列に対応するパリティビットの信号とを認識し、
前記判定部は、前記信号認識部で認識された前記時、分、日付の少なくとも1つのビット列の各信号を、前記パリティビットの信号でパリティチェックを行い、誤りが無いと判断した場合に、前記認識された信号は正しいと判定する、
ことを特徴とする電波修正時計。 - 請求項1に記載の電波修正時計において、
前記信号認識部は、前記標準電波の連続する2分間分の信号を認識し、はじめの1分間分の信号で示される第1時刻データと、次の1分間分の信号で示される第2時刻データとを抽出し、
前記判定部は、前記第1時刻データの1分後の時刻データが、前記第2時刻データと一致する場合に、前記認識した信号は正しいと判定する、
ことを特徴とする電波修正時計。 - 請求項1に記載の電波修正時計において、
前記信号認識部は、前記標準電波の1分間分の信号を認識して時刻データを抽出し、
前記判定部は、前記時刻データが、前記計時部が計時する時刻と一致する場合に、前記認識した信号は正しいと判定する、
ことを特徴とする電波修正時計。 - 請求項1から4のいずれかに記載の電波修正時計において、
前記デコード部は、検出した各信号の検出信号幅から前記算出部が算出した差分を差し引いた値を、閾値と比較することで、0信号または1信号を認識する、
ことを特徴とする電波修正時計。 - 請求項1から4のいずれかに記載の電波修正時計において、
前記デコード部は、検出した各信号の検出信号幅を、閾値に前記算出部が算出した差分を足した値と比較することで、0信号または1信号を認識する、
ことを特徴とする電波修正時計。 - 請求項1から6のいずれかに記載の電波修正時計において、
前記信号認識部は、0信号および1信号のうち、信号幅の小さい信号の信号幅を検出し、
前記算出部は、前記信号幅の小さい信号の検出信号幅の平均値と、その信号の信号幅との差分を算出する、
ことを特徴とする電波修正時計。 - 時刻を計時する計時部と、標準電波を受信して受信信号を出力する受信部と、前記受信部が出力した受信信号を検波して包絡線信号を出力する検波部と、ヒステリシス特性を備え、前記検波部が出力した信号を二値化して出力する二値化部とを有する電波修正時計の時刻修正方法であって、
前記二値化部が出力した各信号の信号幅を検出し、その検出信号幅に基づいて、二進数の0を示す0信号または二進数の1を示す1信号を認識する信号認識ステップと、
前記信号認識ステップで認識された0信号および1信号が正しいかを判定する判定ステップと、
前記判定ステップで正しいと判定した場合、前記信号認識ステップで0信号と認識された信号の検出信号幅の平均値と0信号を示す信号幅との差分、および、前記信号認識ステップで1信号と認識された信号の検出信号幅の平均値と1信号を示す信号幅との差分の少なくとも一方を算出する算出ステップと、
前記二値化部が出力した各信号の信号幅を検出し、その検出信号幅を前記算出ステップで算出した差分を用いて閾値と比較することで、0信号または1信号を認識し、時刻データを抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップで抽出した時刻データに基づいて、前記計時部が計時する時刻を修正する時刻修正ステップと、
を有することを特徴とする電波修正時計の時刻修正方法。
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