JP2008060319A - 半導体ウエハ載置用テーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】載置面上でウエハを昇降させる際に、ウエハの損傷や変形を防止することができるようにすること。
【解決手段】ウエハWが載置される載置面14Aと、この載置面14Aの上方でウエハWを昇降させるリフタ20とを備えてテーブル11が構成されている。リフタ20は、ウエハWを下方から支持可能な吸着パッド43Aと、この吸着パッド43Aを載置面14Aの面内で昇降させるリフタ用駆動手段38を備えている。リフタ用駆動手段38は、吸着パッド43Aを任意の高さ位置で停止したり、吸着パッド43Aの昇降速度を調整可能に設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】ウエハWが載置される載置面14Aと、この載置面14Aの上方でウエハWを昇降させるリフタ20とを備えてテーブル11が構成されている。リフタ20は、ウエハWを下方から支持可能な吸着パッド43Aと、この吸着パッド43Aを載置面14Aの面内で昇降させるリフタ用駆動手段38を備えている。リフタ用駆動手段38は、吸着パッド43Aを任意の高さ位置で停止したり、吸着パッド43Aの昇降速度を調整可能に設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体ウエハ載置用テーブルに係り、更に詳しくは、載置面上で半導体ウエハをスムースに昇降させることができる半導体ウエハ載置用テーブルに関する。
従来より、半導体ウエハの製造工程において、その回路面に保護シートを貼付することが行われている。かかる保護シートを貼付する装置として、例えば、特許文献1に示されるタイプのものが知られており、同装置は、半導体ウエハが載置される載置面と、載置面の上方で半導体ウエハを昇降させるリフタとを有するテーブルを備えている。リフタは、載置面の面内に設けられた吸着パッドと、この吸着パッドを昇降して載置面から出没させるシリンダとを含んで構成されている。
特許文献1にあっては、エアシリンダにより吸着パッドを昇降させるので、吸着パッドの停止位置がシリンダロッドの上昇限と下降限のみとなってしまう。従って、他の半導体ウエハ搬送装置と組み合わせたときに、半導体ウエハの受け渡しに微調整が必要となった場合の対応が困難である。つまり、受け渡しのために吸着パッドの上昇限を変更すると、下降限が狂ってしまい、載置面に半導体ウエハを正確に載置できなくなってしまう。更に、何かの要因で載置面のレベルを変更した場合も同様で、その載置面レベルに吸着パッドの下降限を変更すると、上昇限も変更されてしまうという不都合がある。
また、載置面と半導体ウエハとの間が真空となった状態から半導体ウエハを上昇させる場合、当該真空状態が解除されたとしても、半導体ウエハが載置面にぴたりと付着し完全に真空状態から解除されない領域が存在する。このような状態で、半導体ウエハを上昇させると半導体ウエハが破損してしまう恐れがある。これを回避するために、エアシリンダの動作を遅くしたのでは、その処理能力が低下してしまうという相反する不都合を生じる。更に、載置面及び半導体ウエハが静電気を帯び、当該静電気により相互に引き付け合う力が生じたときも、同様に半導体ウエハが破損する可能性が高くなる。
特に、近時の半導体ウエハの極薄化により半導体ウエハの剛性が極めて低くなっているため、前記破損が生じ易くなる傾向がある。
また、載置面と半導体ウエハとの間が真空となった状態から半導体ウエハを上昇させる場合、当該真空状態が解除されたとしても、半導体ウエハが載置面にぴたりと付着し完全に真空状態から解除されない領域が存在する。このような状態で、半導体ウエハを上昇させると半導体ウエハが破損してしまう恐れがある。これを回避するために、エアシリンダの動作を遅くしたのでは、その処理能力が低下してしまうという相反する不都合を生じる。更に、載置面及び半導体ウエハが静電気を帯び、当該静電気により相互に引き付け合う力が生じたときも、同様に半導体ウエハが破損する可能性が高くなる。
特に、近時の半導体ウエハの極薄化により半導体ウエハの剛性が極めて低くなっているため、前記破損が生じ易くなる傾向がある。
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、載置面上で半導体ウエハを昇降させる際の半導体ウエハの損傷等を防止することができる半導体ウエハ載置用テーブルを提供することにある。
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、載置面上で半導体ウエハを昇降させる際の半導体ウエハの損傷等を防止することができる半導体ウエハ載置用テーブルを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、半導体ウエハが載置される載置面と、この載置面の上方で半導体ウエハを昇降させるリフタとを備えた半導体ウエハ載置用テーブルにおいて、
前記リフタは、半導体ウエハを下方から支持可能に設けられるとともに、駆動手段を介して前記載置面の面内で昇降可能な支持手段を含み、
前記駆動手段は、前記支持手段を上昇限と下降限との間の任意の位置で停止可能に設けられる、という構成を採っている。
前記リフタは、半導体ウエハを下方から支持可能に設けられるとともに、駆動手段を介して前記載置面の面内で昇降可能な支持手段を含み、
前記駆動手段は、前記支持手段を上昇限と下降限との間の任意の位置で停止可能に設けられる、という構成を採っている。
また、本発明は、半導体ウエハが載置される載置面と、この載置面の上方で半導体ウエハを昇降させるリフタとを備えた半導体ウエハ載置用テーブルにおいて、
前記リフタは、半導体ウエハを下方から支持可能に設けられるとともに、駆動手段を介して前記載置面の面内で昇降可能な支持手段を含み、
前記駆動手段は、支持手段の移動速度を調整可能に設けられる、という構成を採用している。
前記リフタは、半導体ウエハを下方から支持可能に設けられるとともに、駆動手段を介して前記載置面の面内で昇降可能な支持手段を含み、
前記駆動手段は、支持手段の移動速度を調整可能に設けられる、という構成を採用している。
本発明において、駆動手段は、前記載置面と支持手段の上面とが同一面上に位置するときに、支持手段を停止可能に設けられる、という構成が好ましくは採用される。
また、前記半導体ウエハと載置面との間に、エア噴出手段を更に備える、という構成を採ることが好ましい。
更に、前記エア噴出手段から噴出されるエアは、静電気を除去するイオンを含むエアであることが好ましい。
本発明によれば、支持手段が任意の高さ位置で停止可能となるので、半導体ウエハの受け渡し位置調整や載置面レベルの調整を独立して行え、例えば、上昇位置が変更になったとしても、下降位置は変更されることはない(逆の場合も同様)。また、半導体ウエハを上昇させる途中で一端停止させ、載置面から半導体ウエハを若干浮上させて隙間を形成した状態で停止することが可能なため、例えば、載置面と半導体ウエハとの間が完全に真空状態から解除されない領域が残存していたとしても、その隙間からエアを噴出することで真空残存領域を排除することができる。更に、載置面と半導体ウエハとが静電気を帯びているような場合、その隙間から逆の電荷を帯びたイオンを含むエアを噴出し、その静電気を除去することもできる。これにより、特許文献1のような半導体ウエハの損傷を回避することができ、半導体ウエハの歩留まりを向上させることが可能となる。
また、駆動手段により支持手段の移動速度を調整可能とした場合、載置面からの半導体ウエハ上昇時に、前記隙間を形成するまでは遅く上昇させ、エア噴出をして載置面と半導体ウエハとの縁切りを完全に行ってから移動速度を速くすることが可能となる。これにより、半導体ウエハの損傷を回避できるうえ、その処理能力を低下させることを確実に防止することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1には、本実施形態に係るテーブルが適用された貼付装置の概略縦断面図が示されている。この図において、貼付装置10は、回路面W1を有する半導体ウエハW(以下「ウエハW」と称す)が載置されるテーブル11と、このテーブル11の上方に設けられた押圧ローラ12と、テーブル11との押圧ローラ12との間に保護シートHを繰り出す繰出装置(図示省略)とを備えて構成されている。
前記繰出装置は、保護シートHが巻回された原反から複数のローラ及び巻取手段を介してテーブル11上に保護シートHを通過させるとともに、テーブル11に対して保護シートHを離遠接近する方向(図1中上下方向)に移動可能に設けられている。
図1には、本実施形態に係るテーブルが適用された貼付装置の概略縦断面図が示されている。この図において、貼付装置10は、回路面W1を有する半導体ウエハW(以下「ウエハW」と称す)が載置されるテーブル11と、このテーブル11の上方に設けられた押圧ローラ12と、テーブル11との押圧ローラ12との間に保護シートHを繰り出す繰出装置(図示省略)とを備えて構成されている。
前記繰出装置は、保護シートHが巻回された原反から複数のローラ及び巻取手段を介してテーブル11上に保護シートHを通過させるとともに、テーブル11に対して保護シートHを離遠接近する方向(図1中上下方向)に移動可能に設けられている。
前記テーブル11は、図2にも示されるように、ウエハWが載置されるウエハ載置面14Aを上部に備えた内側テーブル部14と、平面視で内側テーブル部14を囲う位置に設けられた外側テーブル部15と、この外側テーブル部15をスペーサ16を介して下から支持する支持プレート18と、この支持プレート18に設けられて内側テーブル部14を下方から支持する昇降装置19と、支持プレート18に取り付けられたリフタ20とを備えて構成されている。
前記内側テーブル部14は、上面及び下面が平行となる一定の厚みを備えた板状に設けられるとともに、前記リフタ20の吸着管43を受容し、図示しない配管を介してエアを噴出するエア噴出手段としての穴14Bが形成されている。
前記外側テーブル部15は、内側テーブル部14を受容する開口が形成された板状に設けられている。外側テーブル部15の上面は、保護シートHを貼付するとき(図5参照)、前記ウエハ載置面14Aに載置されたウエハWの外側にはみ出た保護シートHが載置されるシート載置面15Aとされる。外側テーブル部15は、シート載置面15Aが前記支持プレート18の上面部18Aと精度良く平行となるように設置されている。
前記昇降装置19は、内側テーブル部14の下部に連結された上テーパ部22と、支持テーブル18の上面部18A上に設けられ、上テーパ部22の下側に対向配置された下テーパ部23と、上テーパ部22の両側(図2参照)に設けられたガイド手段24と、下テーパ部23を水平方向(図1中左右方向)に移動させる昇降装置用駆動手段25とを備えて構成されている。
前記上テーパ部22は、その下面の略全領域がテーパ面22Aとなる板状部材により形成され、このテーパ面22Aは、図1中右上がりに傾斜する方向に向けられている。上テーパ部22の面内には、後述する吸着管43が貫通する穴22Bが設けられている。
前記下テーパ部23は、その上面の略全領域がテーパ面23Aとなる板状部材により形成され、このテーパ面23Aに上テーパ部22のテーパ面22Aが面接触して載置されている。下テーパ部23のテーパ面23Aは、上テーパ部22のテーパ面22Aと同一の勾配(本実施形態では5%勾配)に設定されており、それらを相互に面接触させたときに、上テーパ部22の上面と下テーパ部23の下面とが平行となるようになっている。また、下テーパ部23は、前記支持プレート18の上面部18Aと摺動することにより水平方向に移動可能に設けられている。このとき、各テーパ面22A,23Aが、その面方向に沿って摺動することにより上テーパ部22及び下テーパ部23が相対移動可能となっている。下テーパ部23の面内には、前記穴22Bの下方位置に左右に延びる長穴23Bが設けられている。
前記ガイド手段24は、図2に示されるように、上テーパ部22の対向する2つの面に回転可能に連結された複数のローラ24Aと、これらローラ24Aの間に設けられるとともに、支持プレート18から立設するガイド板24Bとを備え、上テーパ部22の左右方向の移動を規制し、昇降移動を案内するようになっている。
前記昇降装置用駆動手段25は、下テーパ部23に連結されて支持プレート18を貫通する連結部材27と、この連結部材27に装着されたナット部材28と、このナット部材28に螺合して水平方向に延びる送りねじ軸29と、支持プレート18の下面に取り付けられて送りねじ軸29を支持する左右一対の軸受31と、送りねじ軸29の一端側(図1中右端側)に設けられたプーリ32と、このプーリ32にベルト33を介して出力回転軸が接続されたモータ34と、送りねじ軸29の他端側(図1中左端側)に設けられ、送りねじ軸29の回転規制を行うブレーキ35とを備えて構成されている。昇降装置用駆動手段25は、モータ34の回転によって、ベルト33及びプーリ32を介して送りねじ軸29を回転し、ナット部材28と連結部材27を送りねじ軸29の延出方向すなわち水平方向に移動させるようになっている。
前記リフタ20は、支持プレート18の下面にブラケット37を介して支持されたリフタ用駆動手段38と、前記ブラケット37の鉛直面部37Aに設けられたレール部材39と、このレール部材39に沿って上下に移動するスライダ40と、スライダ40に連結された吸着管ベース42と、この吸着管ベース42から上方に延びる吸着管43と、支持手段としての吸着パッド43Aとを備えて構成され、吸着管43は図示しないホース等を介して減圧ポンプに接続されている。
前記リフタ用駆動手段38は、軸部材38Bを上下に進退させるモータ38Aにより構成され、このモータ38Aは、軸部材38Bの上昇限と下降限との間の任意の位置で軸部材38Bを移動規制可能に設けられている。また、リフタ用駆動手段38は、軸部材38Bが上下動する速度を調整可能に設けられ、これにより、昇降速度を次第に速くしたり、遅くしたりすることができる。軸部材38Bの上端は、前記吸着管ベース42に連結されており、前記吸着パッド43Aを昇降させるようになっている。
前記押圧ローラ12は二軸移動装置45に支持され、上下方向と水平方向に移動可能に設けられている。従って、押圧ローラ12は、保護シートHを下方に押圧する力を付与しつつ当該保護シートH上を転動して貼付を行えるようになっている。
なお、前述した、繰出装置(図示省略)、モータ34、ブレーキ35、モータ38A、減圧ポンプ(図示省略)及び二軸移動装置45等は、図示しない制御手段を介して全体的に制御される。
次に、本実施形態における貼付装置10の全体的な動作について説明する。
先ず、図3に示されるように、リフタ用駆動手段38のモータ38Aを作動させて、吸着パッド43Aをウエハ載置面14Aから突出させた状態に維持する。この状態で、二点鎖線で示すアーム46によりウエハWを吸着パッド43A上に搬送して載置した後、ウエハWの下面を吸着パッド43Aにより吸着する。その後、前記アーム46をテーブル11上から退避した後、吸着パッド43Aを下降し、内側テーブル部14上にウエハWを載置する。載置されたウエハWは、吸着パッド43Aと内側テーブル部14上面に形成された図示しない吸着穴を介して吸着保持される。
次に、昇降装置19を介して内側テーブル部14を昇降させ、ウエハ載置面14A上のウエハWの回路面W1とシート載置面15Aとが同一面に位置するように位置決め調整する(図4参照)。具体的には、モータ34を作動して送りねじ軸29を回転し、ナット部材28及び連結部材27を介して下テーパ部23を支持プレート18の上面部18A上で水平方向に摺動させる。この際、上テーパ部22も、下テーパ部23と同一方向に移動しようとするものの、前記ガイド部24により水平方向の移動が規制されるので、各テーパ面22A,23Aが擦れるように相対移動して上テーパ部22及び内側テーブル部14が昇降する。このとき、リフタ用駆動手段38を介して、内側テーブル部14の昇降と同様に吸着パッド43Aも昇降するように制御される。そして、回路面W1とシート載置面15Aとが同一面に位置したときに、各モータ34,38Aを停止し、ブレーキ35を作動させることで、図4に示される状態となる。
なお、ウエハ載置面14A上にウエハWを載置する前に、内側テーブル部14の高さ調整を行ってもよく、この場合、ウエハ載置面14Aの高さ位置が、シート載置面15AよりウエハWの厚み分低くなるように内側テーブル部14が予め位置決めされる。
なお、ウエハ載置面14A上にウエハWを載置する前に、内側テーブル部14の高さ調整を行ってもよく、この場合、ウエハ載置面14Aの高さ位置が、シート載置面15AよりウエハWの厚み分低くなるように内側テーブル部14が予め位置決めされる。
次いで、図5に示されるように、テーブル11上に位置する保護シートHを、ウエハWの回路面W1及びシート載置面15A上に載せた後、二軸移動装置45を介して保護シートH上で押圧ローラ12を転動し、保護シートHを回路面W1に押圧して貼付する。その後、押圧ローラ12を初期位置に退避し、図示しないカット手段を用いて保護シートHをウエハWの外周に沿って切り抜いた後、余分な保護シートHも退避させる。
そして、保護シートHの貼付を終えたウエハWは、図6に示されるように、前述のアーム46により搬送可能とすべく、リフタ用駆動手段38によってウエハ載置面14Aから浮上される。このとき、内側テーブル部14による吸着を停止し、ウエハWの下面とウエハ載置面14Aとの間に若干の隙間が生じるように吸着管43をゆっくりと上昇する。これは、ウエハWとウエハ載置面14Aとの間の吸着が解除されても、完全に真空領域がなくなるとは限らないので、ウエハWの中央領域からゆっくりと浮上させることによってウエハWに加わるストレスを緩和するためである。更に、エア噴出手段としての穴14Bからエアを噴出するように構成すれば、前記真空領域の残存によるウエハWに加わるストレスを効果的に緩和することができる。また、静電気によってウエハWがウエハ載置面14Aに貼り付いている場合も、ウエハWを浮上させるときにウエハWはストレスを受けるため、前記穴14Bから噴出するエアに静電気を除去するイオンを含ませることもできる。
その後、リフタ用駆動手段38によって前記隙間を生じさせるまでの速度より高速で吸着管43を上昇し、図3に示される位置まで達したときに上昇移動を停止し、その高さ位置を維持する。この状態で、吸着パッド43Aによる吸着を解除した後、アーム46を介してウエハWを所定位置に搬出し、次のウエハWが前述と同様に吸着パッド43A上に載置される。
その後、リフタ用駆動手段38によって前記隙間を生じさせるまでの速度より高速で吸着管43を上昇し、図3に示される位置まで達したときに上昇移動を停止し、その高さ位置を維持する。この状態で、吸着パッド43Aによる吸着を解除した後、アーム46を介してウエハWを所定位置に搬出し、次のウエハWが前述と同様に吸着パッド43A上に載置される。
従って、このような実施形態によれば、吸着パッド43Aを任意の高さ位置で停止可能としたので、ウエハ載置面14Aの高さ位置が変化しても、確実にウエハWをウエハ載置面14A上へ載置することができる。更に、その位置変化によって、ウエハWを受け渡すアーム46との受け渡し位置が変更されてしまうことはない。
また、リフタ用駆動手段38により吸着パッド43Aの昇降速度の調整を行うことにより、前述のように、ウエハWとウエハ載置面14Aとの間に若干の隙間を生じさせ、エアを噴出するまで上昇速度を遅くし、それ以外の場合に相対的に昇降速度を速めることができ、ウエハWの損傷を防止しつつ、ウエハWの処理能力の低下を確実に防止することが可能となる。
また、リフタ用駆動手段38により吸着パッド43Aの昇降速度の調整を行うことにより、前述のように、ウエハWとウエハ載置面14Aとの間に若干の隙間を生じさせ、エアを噴出するまで上昇速度を遅くし、それ以外の場合に相対的に昇降速度を速めることができ、ウエハWの損傷を防止しつつ、ウエハWの処理能力の低下を確実に防止することが可能となる。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施の形態に対し、形状、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
すなわち、本発明は、主に特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施の形態に対し、形状、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、リフタ用駆動手段38は、前述したモータ38Aと同様の作用、機能を奏する限りにおいて、アクチュエータや圧電素子等を用いた構成としてもよい。
10 貼付装置
11 テーブル
14A ウエハ載置面
20 リフタ
38 リフタ用駆動手段
43A 吸着パッド(支持手段)
W ウエハ
11 テーブル
14A ウエハ載置面
20 リフタ
38 リフタ用駆動手段
43A 吸着パッド(支持手段)
W ウエハ
Claims (5)
- 半導体ウエハが載置される載置面と、この載置面の上方で半導体ウエハを昇降させるリフタとを備えた半導体ウエハ載置用テーブルにおいて、
前記リフタは、半導体ウエハを下方から支持可能に設けられるとともに、駆動手段を介して前記載置面の面内で昇降可能な支持手段を含み、
前記駆動手段は、前記支持手段を上昇限と下降限との間の任意の位置で停止可能に設けられていることを特徴とする半導体ウエハ載置用テーブル。 - 半導体ウエハが載置される載置面と、この載置面の上方で半導体ウエハを昇降させるリフタとを備えた半導体ウエハ載置用テーブルにおいて、
前記リフタは、半導体ウエハを下方から支持可能に設けられるとともに、駆動手段を介して前記載置面の面内で昇降可能な支持手段を含み、
前記駆動手段は、支持手段の移動速度を調整可能に設けられていることを特徴とする半導体ウエハ載置用テーブル。 - 前記駆動手段は、前記載置面と支持手段の上面とが同一面上に位置するときに、支持手段を停止可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体ウエハ載置用テーブル。
- 前記半導体ウエハと載置面との間に、エア噴出手段を更に備えていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の半導体ウエハ載置用テーブル。
- 前記エア噴出手段から噴出されるエアは、静電気を除去するイオンを含むエアであることを特徴とする請求項4記載の半導体ウエハ載置用テーブル。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013105934A (ja) * | 2011-11-15 | 2013-05-30 | Lintec Corp | 支持装置及び支持方法 |
CN114274387A (zh) * | 2022-01-06 | 2022-04-05 | 沈阳和研科技有限公司 | 一种晶圆脱环机 |
JP7475232B2 (ja) | 2020-07-22 | 2024-04-26 | 株式会社ディスコ | 保護部材形成装置 |
-
2006
- 2006-08-31 JP JP2006235429A patent/JP2008060319A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20091110 |