JP2008059661A - 光ピックアップ装置、および光ディスク読み取り装置 - Google Patents

光ピックアップ装置、および光ディスク読み取り装置 Download PDF

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Abstract

【課題】レンズホルダ自体の重さを著しく増加させず、且つ対物レンズの傾きの調整を簡易に行うことが可能な光ピックアップ装置、および上記光ピックアップ装置を使用した光ディスク再生装置の提供を目的とする。
【解決手段】2つの対物レンズ12a、12bの傾きを調節する際、スペーサ13dをレンズホルダ13のレンズ収容部13bの開口に沿って回転させるとともに、スペーサ13dを脚部13d3、13d4を支点として傾けることで対物レンズ12a、12bの傾斜角の調整を行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、光ピックアップ装置に関し、特に、2つの対物レンズにて複数の光ディスクを読み取り可能な光ピックアップ装置、および上記光ピックアップ装置を使用した光ディスク読み取り装置に関する。
DVDやCD等の光ディスクのデータを読み取る技術として従来は以下に示す光ピックアップ装置が知られている。図8は従来の光ピックアップ装置を示す図である。同図より、光ピックアップ装置1は、光源を照射するレーザーダイオード2と、レーザーダイオード2から入力されたレーザー光を透過するとともに光ディスクを反射したレーザー光を反射するハーフミラー3、レーザーダイオード2からのレーザー光を所定角度に反射させる立ち上げミラー4、立ち上げミラー4が反射したレーザー光を偏光するコリメータレンズ5、コリメータレンズ5が偏光したレーザー光を収束させて光ディスク100に照射する対物レンズ6から構成されている。
上記構成によりレーザーダイオード2から照射されたレーザー光は、立ち上げミラー4にて反射されて対物レンズ6に照射される。対物レンズ6aは入射したレーザー光を所定の焦点距離で収束(フォーカス)させ、光ディスク100の読み取り面に照射する。このとき、光ディスク100の読み取り面にはデータとしてのピットが形成されており、上記ピットに照射された光は反射により入射経路と同様の経路によりハーフミラー3に照射される。ハーフミラー3は、照射された反射光を反射させて検出器7に照射する。これにより検出器7によるデータの読み取りが行われる。そのため、光ディスクの読み取り面に形成されたピットに光源からの光が正確に照射されるよう、対物レンズからの距離と光ディスクとの間の距離が光源の焦点距離と一致する必要がある。
しかしながらDVDやCDはデータとしてのピットが形成された読み取り面の高さ方向の位置さらにはピットの大きさが異なり、同一の光ピックアップ装置1にてDVDとCDを再生する場合、一つの対物レンズでは焦点距離並びに収束量を合わせる必要がある。そのため、従来では図9で示すような2つの対物レンズを用いたヘッド部使用して、焦点距離の異なる光ディスクに対応できるような構成としている(例えば特許文献1)。図9は従来の2つの対物レンズを配置したヘッド部の図である。同図より、ヘッド部8は光源から照射された光の焦点距離が異なる第一の対物レンズ8a1と第二の対物レンズ8a2、上記第一の対物レンズ8a1と第二の対物レンズ8a2とを載置するレンズホルダ8b、とを有する構成である。
上記構成の光ピックアップ装置1では、例えば、第一の対物レンズ8a1をDVDメディア用とし、第二の対物レンズ8a2をCDとした場合、CDを再生する場合は図示しない可動部によりレンズホルダ8bを移動させて、光源からの光を第二の対物レンズ8aにより収束させてピットを読み取る。また、DVDメディアを再生させる際は可動部によりレンズホルダ8bを光源からの光が第一の対物レンズ8a1に収束するよう移動させて、CDに形成されたピットを読み取る。また、このとき光ディスク再生時での各対物レンズと光ディスク100との焦点距離の調整はレンズホルダ8bを一体として行うこととなる。具体的には第一の対物レンズ8a1に対する焦点距離の調整を行うことでヘッド部8全体での焦点距離の調整としている。そのため、レンズホルダ8bに配置される第一の対物レンズ8a1と第二の対物レンズ8a2の傾斜角は常に水平になるよう調整を行う必要があった。
上記した構成の光ピックアップ装置1の調整は、冶具等により一方の対物レンズの傾きをもう一方の対物レンズの傾きに合わせて傾けるとともに、傾き量をオートコリメータ等の測定器により測定し傾き量を合わせこんでいく。その後傾き量を調整した対物レンズを接着剤によりレンズホルダ8bと固定することにより位置を固定する。その際、ヘッド部8の受け面は2枚の対物レンズの傾きを合わせるのに有る程度の精度を必要とするとともに、調整に時間が掛かっていた。
複数の対物レンズの傾きを調整を簡易に行う方法として、レンズホルダに対物レンズの傾きを調整(あおり調整)可能な座を儲け、上記レンズ収容部の座にスペーサを挿入して対物レンズの傾きを調整する方法が開示されている。(例えば、特許文献2参照。)。
また、複数の対物レンズの傾き調整を簡易にする他の方法として、レンズホルダの対物レンズを配置するレンズ収容部内に、対物レンズの傾きを調整するためのヨーク機構を備え、上記ヨーク機構により複数の対物レンズの傾きを調整する方法が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平11−259891 特開2005−174485 特開平10−154342
上述した特許文献1の発明は、次のような課題があった。つまり、傾き調整(あおり調整)を可能にする座を形成するために座側にそれなりの精度を求める必要がある。しかしながら、座を形成するためのレンズホルダは通常LCP(Thermotropic Liquid Crystal Polyester)と呼ばれる樹脂にて形成されている。これは、レンズホルダ自体の重量を軽くすることにより、レンズホルダのピックアップ方向やフォーカス方向の移動により発生する振幅を減衰させてデータを確実に読み取る目的や、駆動部からの振動による共振を防止するためである。そのため、樹脂にて形成されたレンズホルダは金属にて形成する場合と異なり加工精度が荒く、したがって座の精度を出すのが難しい。
また、特許文献2の発明は、次のような課題がった。つまり、レンズホルダの開口にヨーク機構を備えるため調整が複雑となる。そのため、対物レンズの合わせこみを簡易に行うことは不可能となる。さらには、ヨーク機構自体の重量が加算されるため、上述したレンズホルダ自体の重量が増加し共振等の問題が発生する。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、レンズホルダ自体の重さを著しく増加させず、且つ対物レンズの傾きの調整を簡易に行うことが可能な光ピックアップ装置、および上記光ピックアップ装置を使用した光ディスク再生装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の光ピックアップ装置では、焦点距離の異なる第一の対物レンズと第二の対物レンズを用いて光源からの光を収束して光ディスクの記録面に照射するとともに、上記2つの対物レンズの傾斜角を調整可能に配置するレンズホルダとを有する光ピックアップ装置において、
上記レンズホルダは、上記第一の対物レンズと上記第二の対物レンズを収容する開口部を有する略円筒形であるとともに、上記開口部の先端から所定長だけ奥まった位置に座を形成する2つのレンズ収容部と、上記開口部に収容可能な横断面を有するリング状であって、上記対物レンズの面方向の傾きを調整して上記対物レンズを上記レンズ収容部に収容するスペーサとから成り、上記スペーサは、上記対物レンズを横断面を同じにしつつ配置する座を有するとともに、上記受け面の径方向に対向して位置し上記受け面から垂直方向に突出する1対の脚部とから成り、上記スペーサは、上記対物レンズを上記座に配置しつつ、上記脚部の先端を支点として上記受け面に配置された上記対物レンズの傾きを調節できるよう、上記脚部の先端を上記開口部の座に当接させて、上記レンズ収容部に配置することを特徴とする光ピックアップ装置。
上記のように構成した請求項2にかかる発明において、スペーサの座に配置された対物レンズは、レンズホルダのレンズ収容部の座に上記スペーサの脚部を当接させて支持されることによりレンズ収容部に収容される。これにより、対物レンズ同士の傾きを調整する際は、スペーサをレンズ収容部の開口に沿って回転させて、対物レンズ同士の傾き方向を合わせるとともに、脚部を支点として受け面を傾けることにより対物レンズの傾き方向を調整する。そのため、スペーサを開口に沿って回転させ傾き方向を合わせ、脚部を支点として受け面を傾けて対物レンズの傾きを調整するだけなので簡易に対物レンズの傾きを調整することができる。また、レンズ収容部の座の精度誤差や、スペーサ自体の精度誤差は、脚部を支点とした受け面の傾きにより吸収されるため、レンズホルダ自体の精度を必要としない。そのため、スペーサの材質を金属として精度を保障する必要がなく、一例としてはレンズホルダと同様LCP等の樹脂であればよい。したがってスペーサは樹脂にて作成することが可能であるためレンズホルダは重量が著しく増加せず、レンズホルダの重量増加に伴う共振現象を発生させない。
また、スペーサの対物レンズを配置するための具体的な構成の一例として請求項3に記載の発明では、上記スペーサの受け面は、上記レンズ収容部の開口に沿って回転可能な中空円の横断面であって、上記対物レンズと上記受け面の横断面の中心とを一致させるよう上記対物レンズを配置する座を形成する構成としている。
上記のように構成した請求項3に記載の発明では、スペーサは、対物レンズの中心をスペーサの横断面の中心と合わせるよう座を形成している。これによりスペーサをレンズ収容部に収容した状態で、スペーサを回転させて角度を調整しても受光する光の光軸がずれない。
上述したスペーサの具体的な形状の一例として、請求項4にかかる発明では、上記スペーサの底面は上記脚部の先端を頂点とした斜面を形成し、当接させた上記脚部を支点として上記斜面に沿って上記スペーサを傾けることで、上記対物レンズを傾ける構成としてある。
これにより対物レンズの傾きを調整するのに、脚部を支点として斜面をレンズ収容部の座に合わせて傾けることで調整をおこなう。そのため、より一層簡易な調整を行うことができる。
さらに、スペーサの具体的な形状の他の一例として、請求項5にかかる発明では、上記スペーサの脚部は、上記受け面の垂直方向に突出した脚部片にて形成された構成としてある。
これにより、脚部は受け面から垂直方向に突出した形状であるため簡易な形状であり、作りやすい形状である。
さらに、レンズホルダとスペーサの材質の一例として、請求項6に記載の発明では上記レンズホルダと上記スペーサは樹脂にて形成される構成としてある。
本発明では、レンズホルダとスペーサの精度誤差をスペーサの傾きにより吸収することができるため、レンズホルダとスペーサの材質を精度を有しない樹脂にて形成することが可能となる。さらに、レンズホルダとスペーサを樹脂にて形成することで、光ピックアップ装置自体の重量を軽減することができ、不要共振を防止することが可能となる。
また、本発明の具体的な実施の形態として請求項1に記載の発明は、レーザー光を照射するレーザーダイオードと、上記レーザーダイオードからのレーザー光を収束して光ディスクの記録面に照射する第一の対物レンズと、上記第一の対物レンズと焦点距離の異なる第二の対物レンズと、略箱型形状であって上記2つの対物レンズのレンズ面同士の傾きが一致するよう配置する樹脂製のレンズホルダと、上記レーザーダイオードからのレーザー光を少なくともどちらかの対物レンズに照射する光学系と、上記光ディスクに反射した上記レーザーダイオードからのレーザー光を受光してディジタル信号に変換する検知器とから成る光ピックアップ装置を有し、上記光ピックアップ装置からのディジタル信号を基に光ディスクの映像信号や音声信号を読み取る光ディスク読み取り装置において、
上記レンズホルダは、上記箱型形状のレーザー光照射面の端部より上記レーザー光照射面に対して略水平の開口部を有する略円筒形であって上記第一の対物レンズを収容する第一のレンズ収容部と、上記第二の対物レンズを収容する第二のレンズ収容部と、上記対物レンズの面方向の傾きを調整して上記対物レンズを上記レンズ収容部に収容する樹脂製のスペーサとから成り、上記第一のレンズ収容部は、上記開口部の先端から所定長だけ奥まった位置に上記第一の対物レンズを載置する座を有し、上記第二のレンズ収容部は、上記第一のレンズ収容部より直径の大きな開口部を有するとともに、上記開口部の先端から所定長だけ奥まった位置に上記第二の対物レンズを配置した上記スペーサを載置し、上記スペーサは、上記第二のレンズ収容部の開口に沿って回転可能な略円筒形の受け面に上記対物レンズのレンズ中心と上記受け面との中心を一致させるよう上記対物レンズを配置する座を設けるとともに、上記受け面の傾きを調整できるよう、上記受け面の直径方向に対向して位置するとともに上記受け面から垂直方向に延設して斜面を形成する一対の脚部とを有し、上記脚部を上記第二のレンズ収容部の座に当接させて上記スペーサを上記第二のレンズ収容部に収容する際、上記脚部の上記座と当接する先端を支点として上記受け面を傾けることにより上記第二の対物レンズの傾きを上記第一の対物レンズの面方向の傾きと一致させる構成としている。
以上説明したように本発明によれば、レンズホルダ自体の重さを著しく増加させず、且つ対物レンズの傾きの調整を簡易に行うことが可能となる。
また請求項3にかかる発明によれば、対物レンズの傾斜角を調整するためにスペーサを回転させても光軸がずれない光ピックアップ装置を提供することができる。
さらに請求項4にかかる発明によれば、対物レンズを調整するのにより一層簡易に行うことが可能となる。
そして請求項5にかかる発明によれば、対物レンズの傾きを簡易に行うことが可能であるとともに、スペーサを作りやすくすることが可能となる。
さらに請求項6にかかる発明によれば、ヘッド部の重量を軽減して不要共振を軽減することができる。
さらに請求項1のような、より具体的な構成において、上述した請求項2〜請求項5の各発明と同様の作用を奏することはいうまでもない。
本発明の光ピックアップ装置の具体的な説明として、上記光ピックアップ装置を使用する光ディスク再生装置を基に説明する。しかしながら、本発明の光ピックアップ装置は上記光ディスク再生装置に限定されるものではなく、本発明の光ピックアップ装置を使用するものであれば応用することができる。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)第一の実施の形態
(2)第一の実施の形態のまとめ
(3)第二の実施の形態
(4)第二の実施の形態のまとめ
(1)第一の実施の形態
以下、図1〜図6を参照して、この発明に係る光ディスク再生装置を具体化した第1の実施の形態での光ディスク読み取り装置10の概略的な構成とその機能を説明する。光ディスク再生装置は、DVDやCDの光ディスクに記録されたデータを読み取るためのものである。そのため、光ディスク読み取り装置10は図1に示す構成である。図1は本発明の光ディスク再生装置のブロック構成図である。同図より、光ディスク再生装置20は、光ディスクに記録されたデータの読み取りを行う光ピックアップ装置10と、光ディスク100を回転させるスピンドルモータ21と、光ピックアップ装置を移動させる光ピックアップ装置移動制御部23と、光ディスクを載置するトレーをローディングするローディングモータ22、光ディスクの再生または記録を行うための制御を司る制御基板26、さらには電源を供給するための電源装置24とから構成されている。
上述した構成により、光ディスク100を再生するために光ディスク100をトレー20aに載置してリモコン装置25を操作すると、リモコン装置25から出力された操作信号をリモコンI/F26bが読み取りバス26kを介してマイコン26aに出力する。マイコン26a操作指示を受け入れると、ローディングモータ22を駆動させトレー20aを光ディスク読み取り装置10に収容する。次にマイコン26aは、スピンドルモータ21を駆動させて光ディスク100を回転させる。さらにマイコン26aは再生する光ディスク100に合わせて光ピックアップ装置10の対物レンズを選択する。
光ディスク100は、記録面にピットと呼ばれる孔を形成しており、光ピックアップ装置10は、上記ピットに向けてレーザーを照射しその反射を読み取ることでデータの読み取りを行う。このとき、光ピックアップ装置10は回転する光ディスク100のピットに追従するよう、光ピックアップ装置移動制御部23にて位置制御されて移動する。光ディスク100に照射されたレーザーは入射時と同じ経路を経て反射した後、検知器にてディジタル信号に変換されて制御基板26に出力される。制御基板26のデータの再生及び記録は周知技術であるためここでは概略的な説明にとどめる。制御基板26に入力された映像データは映像生成部26eに送られ1フレームごとの映像を生成した後、一端バッファ26fに出力され入出力端子26dから外部機器に出力される。
また同様に制御基板26に入力された音声信号は音声生成部26gに出力された後、バッファ26hに一時記録され入出力端子26dを介して外部機器に出力される。また、光ディスク100のデータを光ディスク読み取り装置20に記録する場合は、マイコン26aの指示の基バッファ26f、26hに記録された映像データと音声データはHDD26cに出力され、HDD26cの所定番地に書き込まれることで光ディスク読み取り装置20に記録される。
次に光ピックアップ装置10を説明する。図2は本発明の光ピックアップ装置10の構成図である。光ピックアップ装置10は照射したレーザーを光ディスク100の記録面に形成された微小なピット郡に照射して、反射によりデータを読み取るためのものである。上記したピットは光ディスクの記録面の所定のアドレス領域に配置されており、光ピックアップ装置10は、光ピックアップ装置移動制御部23の位置制御にて移動しながらレーザー光を微小なピットに照射していく必要がある。そのため光ピックアップ装置10は、レーザー光を収束して光ディスク100に形成された微小なピットに照射するとともに、スピンドルモータ21にて回転する光ディスク100に形成されたピットに的確にレーザー光を照射するよう位置制御を行う機能を有している。さらにDVDやCDといった異なる光ディスク100を再生するために焦点距離やレーザー光の収束量を変化させる機能も有している。
上述した光ピックアップ装置10の機能を実現するために、レーザー光を照射するレーザーダイオード11と、入射されたレーザー光を収束させる2枚の対物レンズ12a、12bと、上記2枚の対物レンズを保持するレンズホルダ13、レーザーダイオード11からのレーザー光を偏光させ対物レンズ12a、12bに照射する光学系14、レンズホルダ13をチルト方向(垂直方向)とトラッキング方向(水平方向)に移動させてピットに追従させる位置補正機構15、光ディスク100を反射したレーザー光を検知する検知器16とから構成されている。位置補正機構15は、光ピックアップ装置移動制御部23にて移動したレンズホルダ13の位置補正を行うものであり、これにより回転するピットに正確にレーザー光が照射が可能となる。また、2枚の対物レンズ12a、12bは読み取る光ディスク100の種類に合わせて焦点距離の変更並びに収束量の変更を行うものであり、これにより種類としては2枚から3枚の光ディスクのデータの読み取りを行うことが可能となる。
さらに、光学系14は、レーザーダイオード11から横方向に照射されたレーザー光を上方略45度に反射させる立ち上げミラー14aと、立ち上げミラー14aにより反射されたレーザー光を偏光するコリメータレンズ14bと、レーザーダイオード11と立ち上げミラー14aとの間に位置し、レーザーダイオード11からのレーザー光は透過し、光ディスク100を反射したレーザー光は反射するハーフミラー14cとから構成している。上記構成によりレーザーダイオード11から照射されたレーザー光は、立ち上げミラー14aにより45度の方向に反射されコリメータレンズ14bに照射される。コリメータレンズ14bに照射したレーザー光は、偏光されて対物レンズ12a、12bに照射される。対物レンズ12a、12bは照射されたレーザー光を収束して光ディスク100に形成されたピットに照射する。このとき、位置補正機構15は、対物レンズ12a、12bから照射されるレーザー光が確実にピットに照射されるようレンズホルダ13の位置補正を行う。本発明の実施の形態での位置補正はトラッキング用マグネットとトラッキング用コイル、さらにはチルト用マグネットとチルト用コイルを使用してレンズホルダ13の位置制御を行う。
上記方法にて光ディスク100のピットに照射されたレーザー光は、ピットに反射して入射経路と同等の経路にてハーフミラー14cに照射される。ハーフミラー14cは入射したレーザー光を反射により検知器15側に照射する。検知器15は入射されたレーザー光を読み取りディジタル信号に変換して制御基板26に出力する。本発明の実施の形態での検知器15はフォトダイオードを利用してレーザー光をディジタル信号に変換している。さらに、読み取り面が異なる光ディスク100を再生する場合には、レンズホルダ13を位置補正機構15にて移動させて再生する光ディスク100に対応する対物レンズ12a、12bに切り替える。上述した制御は制御基板26のマイコン26aにて制御されて実現され、これにより光ピックアップ装置10の各機能を実現する。
上述したように光ピックアップ装置10では、位置補正機構15により第一の対物レンズ12aと第二の対物レンズ12bを切り替えて、入力されたレーザー光の焦点距離並びに収束量を変化させることで読み取り面の異なるDVDやCDの再生に対応している。さらに位置補正機構15での補正動作はレンズホルダ13を一体として行うため、第一の対物レンズ12aと第二の対物レンズ12bは、組み立て時にレンズホルダ13にて互いの傾斜角を略並行に保つよう保持されて組みつけられる必要がる。さらに組み付け時に各対物レンズ12a、12bの傾斜角の調整を容易に行えることが望ましい。そのため、本発明の実施の形態である光ピックアップ装置10では、第一の対物レンズ12aと第二の対物レンズ12bを組み付ける際、簡易に傾斜角を調整できる構成としている。
以下本発明の実施の形態でのレンズホルダの構成を説明する。図3は、本発明の実施の形態でのレンズホルダ13の形状を現す斜視図である。レンズホルダ13は、箱型形状の本体上面を光源を照射する側の面とすると、上記照射面の一端にレンズ収容部13a、13bと、位置補正機構15にてレンズホルダ13の位置を補正する際、水平方向の回転中心として作用する軸部が挿入する軸挿入孔13cとを有している。また、本体部の側部前面と底面には、上述した位置補正機構15であるコイルが巻かれている。本体部のレンズ収容部13a、13bは、レンズホルダ13のレーザー光照射方向に開口部13a1、13b1を形成し、上記開口部13a1、13b1に対物レンズ12a、12bを収容する。また、レンズ収容部13a、13bは、開口部13a1、13b1の周にそって放射状に溝部が配置されている。
レンズホルダ13に対物レンズ12を収容する方法は、第一の対物レンズ12aをレンズ収容部13aに第一の対物レンズ12aを収容するとともに、スペーサ13dを用いて第二の対物レンズ12bの傾斜角が第一の対物レンズ12aの傾斜角と略水平になるようレンズ収容部13bに収容する。この際、第一の対物レンズ12aと第二の対物レンズ12bの傾斜角が略平行とならない場合は、スペーサ13dを調整することで対物レンズ12の傾斜角を調整する。そのため、レンズ収容部13a、13bとスペーサ13dは対物レンズ12bの傾きを簡易に調整できる構造となっている。以下に具体的なレンズ収容部13a、13bとスペーサ13dの具体的な構成を説明する。
図4はレンズホルダ13のレンズ収容部13a、13bを中心とした断面図である。同図よりレンズホルダ13は照射面に対して略平行な開口部13a1、13b1を有する2つのレンズ収容部13a、13bを有している。また、本体部の側面には、レンズ収容部13aは開口部13a1に対して径の異なる座13a2が形成されており、第一の対物レンズ12aの径方向に広がる突出部の下面外周を座13a2に載置して第一の対物レンズ12aをレンズ収容部13aに収容する。次に、第二の対物レンズ12bを収容するレンズ収容部13bは、開口部13b1から所定長だけ奥まった位置に座13b2を有している。座13b2の直径は座13a2の直径よりも大きく、後述するように第二の対物レンズ12bを固定したスペーサ13dの下面外周を座13b2に載置することで第二の対物レンズ12bを第二のレンズ収容部13bに収容する。
次にスペーサ13dについて説明を行う。スペーサ13dはリング状であって第二の対物レンズ12bの傾斜角を調整するためのものである。図5は、スペーサ13dを表す斜視図である。同図より、スペーサ13dはレンズ収容部13bの開口に沿って回転可能なよう横断面が中空な受け面13d1と、第二の対物レンズ12bのレンズ中心と受け面13d1との中心を一致させるよう第二の対物レンズ12bを載置する座13d2、さらには受け面13d1の傾きを調整できるよう受け面13d1の径方向に対向して位置し、受け面13d1から垂直方向に突出する1対の脚部13d3、13d4とから構成している。またスペーサ13dの縦断面は、脚部13d3、13d4の先端部を頂点とした斜面13d5、13d6を形成しており、脚部13d3、13d4をレンズ収容部13bの座13b2に載置した際、脚部13d3、13d4を支点として受け面13d1を左右方向に傾けることができる。
上述したスペーサ13dを使用した第二の対物レンズ12bの傾き量の調整方法を説明する。以下に示す調整方法は、スペーサ13dを調整用冶具にて固定して、対物レンズ12の傾き量をオートコリメータ等の測定器により測定しながら実施する。冶具の機能としては、スペーサ13dを保持して、以下に説明するようにスペーサ13dに回転と傾きを加えることができるものであればよい。図6はレンズホルダ13に収容される第一の対物レンズ12aと第二の対物レンズ12bの縦断面を表す図である。同図より、第二の対物レンズ12bは第一の対物レンズ12aに対して傾きが時計回りにαだけ傾いた状態となっている。
そのため、第一の対物レンズ12aと第二の対物レンズ12bとの傾きを調整するために以下の方法を行う。まず第二の対物レンズ12bを第一の対物レンズ12aの傾き方向に合わせて傾けることができるよう、スペーサ13dの脚部13d3、13d4の対角線を傾き方向と略垂直になるようレンズ収容部13bの開口に合わせてスペーサ13dを回転させる。次に、スペーサ13dを座13d2に当接した脚部13d3、13d4を支点として反時計回りに角度αだけ傾ける。これにより、第一の対物レンズ12aと第二の対物レンズ12bの傾き角は略水平となる。上述した状態で、スペーサ13dをレンズ収容部13bに収容して接着剤にて固定する。これにより、第二の対物レンズ12bは第一の対物レンズ12aと傾斜角を同じにしてレンズホルダ13に固定される。
(2)第一の実施形態のまとめ
以上説明したように、この実施の形態に係る光ピックアップ装置によれば、2つの対物レンズ12の傾きを調節する際、スペーサ13dをレンズホルダ13のレンズ収容部13bの開口に沿って回転させるとともに、スペーサ13dを脚部13d3、13d4を支点として傾けることで調整を行うことができる。このとき、レンズ収容部13a、13bの加工精度はスペーサ13dの傾き量に吸収されるため、レンズホルダ13の加工精度を正確に出す必要がない。このためレンズホルダを金属に比べて加工精度が出ない樹脂にて形成することができ、また樹脂にてレンズホルダ13を形成するため重量を軽くすることが可能となる。そのためレンズホルダ13の不要共振を軽減することができ非常に有効である。
(3)第二の実施の形態
次に、図7を参照して、この発明に係る光ピックアップ装置を具体化した第2の実施の形態について説明する。図7は第二の実施の形態でのスペーサを表す斜視図である。第二の実施の形態では、スペーサ13dの形状を以下に説明する形状とすることで、スペーサ13dを作り易い形状としている。同図より、スペーサ13dは、受け面13d1の直径方向に対向する位置より垂直方向に突出する脚部片13d7、13d8を有する形状としている。これにより第二の対物レンズ12bを座13d2に固定して第二のレンズ収容部13bに収容する際、第一の実施の形態でのスペーサ13dと同様に脚部13d7、13d8の先端を支点として受け面13d1を傾けることで第二の対物レンズ12bの傾きを調整することが可能となる。
(4)第二の実施の形態のまとめ
以上説明したように、この実施の形態に係る光ピックアップ装置10によれば、第1の実施の形態による効果と同様の効果もしくはそれに準じた効果に加え、さらに次のような効果も得られるようになる。つまり、スペーサ13dに形成される脚部片13d7、13d8の形状は受け面13d1より垂直方向に突出した形状である。上述した第二の実施の形態でのスペーサ13dの形状は非常に簡易な構成であるため非常に作りやすい形状である。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
本発明の光ディスク再生装置のブロック構成図である。 本発明の光ピックアップ装置の構成図である。 本発明の実施の形態でのレンズホルダの形状を現す斜視図である。 レンズホルダのレンズ収容部を中心とした断面図である。 スペーサを表す斜視図である。 レンズホルダに収容される第一の対物レンズと第二の対物レンズの縦断面を表す図である。 第二の実施の形態でのスペーサを表す斜視図である。 従来の光ピックアップ装置を示す図である。 従来の2つの対物レンズを配置したヘッド部の図である。
符号の説明
10…光ピックアップ装置、11…レーザーダイオード、12…対物レンズ、12a…第一の対物レンズ、12b…第二の対物レンズ、13…レンズホルダ、13a、13b…レンズ収容部、13a1、13b1…開口部、13a2、13b2…座、13c…軸挿入孔、13d…スペーサ、受け面…13d1、13d2…座、13d3、13d4…脚部、13d5、13d6…斜面、13d7、13d8…脚部片、14…光学系、14a…ミラー、14b…コリメータレンズ、14c…ハーフミラー、15…位置補正機構、16…検知器、20…光ディスク再生装置、20a…トレー、21…スピンドルモータ、22…ローディングモータ、23…光ピックアップ装置移動制御部、24…電源装置、25…リモコン装置、26…制御基板、26a…マイコン、26b…リモコンI/F、26c…HDD、26d…入出力端子、26e…映像生成部、26f…バッファ、26g…音声生成部、26h…バッファ、26i…光ピックアップ装置位置制御部、26j…モータ制御部、26k…バス、100…光ディスク


Claims (6)

  1. レーザー光を照射するレーザーダイオードと、
    上記レーザーダイオードからのレーザー光を収束して光ディスクの記録面に照射する第一の対物レンズと、
    上記第一の対物レンズと焦点距離の異なる第二の対物レンズと、
    略箱型形状であって上記2つの対物レンズの傾斜角を一致するよう配置する樹脂製のレンズホルダと、
    上記レーザーダイオードからのレーザー光を第一の対物レンズと第二の対物レンズに照射する光学系と、
    上記光ディスクに反射した上記レーザーダイオードからのレーザー光を受光してディジタル信号に変換する検知器とから成る光ピックアップ装置を有し、
    上記光ディスクの映像信号や音声信号を上記光ピックアップ装置にてディジタル信号に変換することで読み取る光ディスク読み取り装置において、
    上記レンズホルダは、上記箱型形状のレーザー光照射面の端部より上記レーザー光照射面に対して略水平の開口部を有する略円筒形であって上記第一の対物レンズを収容する第一のレンズ収容部と、上記第二の対物レンズを収容する第二のレンズ収容部と、上記対物レンズの面方向の傾きを調整して上記対物レンズを上記レンズ収容部に収容する樹脂製のスペーサとから成り、
    上記第一のレンズ収容部は、上記開口部の先端から所定長だけ奥まった位置に上記第一の対物レンズを載置する座を有し、
    上記第二のレンズ収容部は、上記第一のレンズ収容部より直径の大きな開口部を有するとともに、上記開口部の先端から所定長だけ奥まった位置に上記第二の対物レンズを配置した上記スペーサを載置し、
    上記スペーサは、上記第二のレンズ収容部の開口に沿って回転可能なよう横断面を中空円とする受け面に上記対物レンズのレンズ中心と上記受け面との中心を一致させるよう上記対物レンズを配置する座を設けるとともに、上記受け面の傾きを調整できるよう、上記受け面の直径方向に対向して位置するとともに上記受け面から垂直方向に延設して斜面を形成する一対の脚部とを有し、
    上記脚部を上記第二のレンズ収容部の座に当接させて上記スペーサを上記第二のレンズ収容部に収容する際、上記脚部の上記座と当接する先端を支点として上記受け面を傾けることにより上記第二の対物レンズの傾きを上記第一の対物レンズの面方向の傾きと一致させるよう調整可能な光ディスク読み取り装置。
  2. 焦点距離の異なる第一の対物レンズと第二の対物レンズを用いて光源からの光を収束して光ディスクの記録面に照射するとともに、上記2つの対物レンズの傾斜角を調整可能に配置するレンズホルダとを有する光ピックアップ装置において、
    上記レンズホルダは、上記第一の対物レンズと上記第二の対物レンズを収容する開口部を有する略円筒形であるとともに、上記開口部の先端から所定長だけ奥まった位置に座を形成する2つのレンズ収容部と、
    上記開口部に収容可能な横断面を有するリング状であって、上記対物レンズの面方向の傾きを調整して上記対物レンズを上記レンズ収容部に収容するスペーサとから成り、
    上記スペーサは、上記対物レンズを横断面を同じにしつつ配置する座を有するとともに、上記受け面の径方向に対向して位置し上記受け面から垂直方向に突出する1対の脚部とから成り、
    上記スペーサは、上記対物レンズを上記座に配置しつつ、上記脚部の先端を支点として上記受け面に配置された上記対物レンズの傾きを調節できるよう、上記脚部の先端を上記開口部の座に当接させて、上記レンズ収容部に配置することを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 上記スペーサの受け面は、上記レンズ収容部の開口に沿って回転可能な中空円の横断面であって、
    上記対物レンズと上記受け面の横断面の中心とを一致させるよう上記対物レンズを配置する座を形成することを特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ装置。
  4. 上記スペーサの脚部は、上記受け面より突出する先端を頂点とした斜面を形成し、
    当接させた上記脚部を支点として上記斜面に沿って上記スペーサを傾けることで、上記対物レンズを傾けることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  5. 上記スペーサの脚部は、上記受け面の垂直方向に突出する脚部片にて形成されていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  6. 上記レンズホルダと上記スペーサは樹脂にて形成されることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
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