JP2008057942A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008057942A
JP2008057942A JP2006239031A JP2006239031A JP2008057942A JP 2008057942 A JP2008057942 A JP 2008057942A JP 2006239031 A JP2006239031 A JP 2006239031A JP 2006239031 A JP2006239031 A JP 2006239031A JP 2008057942 A JP2008057942 A JP 2008057942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw compressor
rotational speed
suction pressure
control means
refrigeration apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006239031A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4809165B2 (ja
Inventor
Keisuke Tanaka
啓介 田中
Kiyoshi Shigematsu
清誌 重松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2006239031A priority Critical patent/JP4809165B2/ja
Publication of JP2008057942A publication Critical patent/JP2008057942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4809165B2 publication Critical patent/JP4809165B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

【課題】負荷変動に対してスクリュ圧縮機の吸込圧力が上昇して運転不能に陥らない冷凍装置を提供する。
【解決手段】運転状態を監視してスクリュ圧縮機の回転数を連続制御する連続回転数制御手段を有する冷凍装置に、オペレータの操作(S13)により、前記連続回転数制御に割り込んで、前記スクリュ圧縮機を規定回転数に設定する(S18)ステップ制御手段や、前記スクリュ圧縮機の吸込圧力が所定のしきい値以上になったとき(S12)に、前記連続回転数制御に割り込んで、前記スクリュ圧縮機を所定時間だけ所定の強制運転回転数に設定する(S22)強制運転制御手段のような定速制御手段を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、冷凍装置に関する。
特許文献1に記載されているように、従来の冷凍装置用スクリュ圧縮機は、吸込圧力のような運転状態を示すパラメータを基に回転数を決定している。通常、吸込圧力が高いときは、冷凍負荷が高いので、スクリュ圧縮機の回転数も高くなるように制御される。
また、スクリュ圧縮機は、吸込圧力が高くなると圧縮負荷が大きくなるので、過負荷を避けるために、吸込圧力が高くなるほど運転可能な回転数の上限が低く制限される。
図6に、冷凍装置におけるスクリュ圧縮機の吸込圧力の変化の例を示す。図において、Psは、スクリュ圧縮機の過負荷防止のための上限回転数が定格回転数になる定格上限圧力である。一般に、インバータ制御では、低速運転時にはモータの電流値が大きくなるので、定格回転数以上で運転することが好ましく、冷凍装置は、通常、吸込圧力を定格上限圧力Ps以下に保って運転することが望ましい。
また、Psは、低速時のモータ巻線の過熱や軸受の寿命短縮などを考慮して、短時間であればスクリュ圧縮機の運転が許容される可用上限圧力である。つまり、スクリュ圧縮機を吸込圧力が可用上限圧力Psを超えた状態で運転すると、短時間であっても破損の危険がある。
冷凍庫を常温から冷やし始める場合のような冷凍装置の運転開始時には、負荷が高く、通常の制御を行うと吸込圧力が高くなり危険であるので、機械的に吸込圧力が可用上限圧力Psを超えないように例えば膨張弁を強制的に閉鎖するなどの保護策が講じられる。
また、例えば冷凍庫に物品を出し入れするような場合、冷凍装置の負荷が急激に変動する。スクリュ圧縮機の回転数上昇は負荷上昇に対して遅れがあるために、図示するように、スクリュ圧縮機の吸込圧力に変動が生じる。特に、急激に負荷が大きく上昇すると、負荷に対して要求されるスクリュ圧縮機の回転数がスクリュ圧縮機保護のための上限回転数を超えることになり、吸込圧力が可用上限圧力PS0を超えてしまう。連続運転中に、吸込圧力を制限するために膨張弁が閉鎖するなどの保護が働くと、冷凍装置が冷凍能力を発揮できなくなるという問題があった。
特開2002−81391号公報
前記問題点に鑑みて、本発明は、負荷変動に対してスクリュ圧縮機の吸込圧力が上昇して運転不能に陥らない冷凍装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明による冷凍装置は、運転状態を監視してスクリュ圧縮機の回転数を連続制御する連続回転数制御手段と、前記連続回転数制御に割り込んで、前記スクリュ圧縮機の回転数を所定の回転数に設定する定速制御手段とを備えるものとする。
この構成によれば、急激な負荷上昇が発生または予見される場合に、定速制御手段により、スクリュ圧縮機を高回転数で運転して吸込圧力の上昇を未然に抑え、吸込圧力の上昇がスクリュ圧縮機の能力を制限する悪循環により適切な運転ができなくなる事態を回避できる。
また、本発明の冷凍装置において、前記定速制御手段は、オペレータの操作、または、予め所定のプログラムを記憶した制御手段の出力により、前記連続回転数制御に割り込んで、前記スクリュ圧縮機の回転数を規定回転数に設定するステップ制御手段を含んでもよい。
この構成によれば、負荷変動を知り得るオペレータ、または、予め所定のプログラムが記憶された制御手段が介入して、予めスクリュ圧縮機の出力を増大させることができるので、吸込圧力が過度に上昇することを防止できる。
また、本発明の冷凍装置において、前記規定回転数は、予め設定された複数の回転数から選択されたものであってもよい。
この構成によれば、スクリュ圧縮機が必要以上に過大な出力とならないように複数の回転数を設定しておけば、規定回転数をその複数の回転数から選択することで、吸込圧力が下がり過ぎて運転が不安定になるような弊害を防止できる。
また、本発明の冷凍装置において、前記定速制御手段は、前記スクリュ圧縮機の吸込圧力が所定のしきい値以上になったときに、前記連続回転数制御に割り込んで、前記スクリュ圧縮機を所定時間だけ所定の強制運転回転数に設定する強制運転制御手段を含んでもよい。
この構成によれば、吸込圧力がある程度上昇したときに、スクリュ圧縮機の出力を一定時間だけ強制的に増大させるので、吸込圧力を低下させて上限回転数を高く保ち、制御に余裕を持たせることができる。
また、本発明の冷凍装置において、前記しきい値は、前記スクリュ圧縮機の上限回転数が定格回転数と等しくなる吸込圧力であってもよい。
この構成によれば、前記スクリュ圧縮機の吸込圧力が、上限回転数が定格回転数以下に制限される値に達したとき、一定時間、高出力運転することによって強制的に吸込圧力を下げて、定格運転が可能な状態に回復を図ることができる。
また、本発明の冷凍装置において、前記定速制御手段は、吸込圧力の関数が所定のしきい値以上になったときに、前記連続回転数制御に割り込んで、前記スクリュ圧縮機を所定時間だけ所定の強制運転回転数に設定する強制運転制御手段を含んでもよい。
この構成によれば、吸込圧力を経時的に観察し、吸込圧力が上昇してスクリュ圧縮機の運転可能範囲を超過しそうなときは、一時的に出力の大きな強制運転回転数で運転して、吸込圧力を低下させるので、冷凍装置が運転不能に陥らない。
また、本発明の冷凍装置において、前記強制運転回転数は、該強制運転回転数に設定する際の吸込圧力における前記スクリュ圧縮機の上限回転数であってもよい。
この構成によれば、負荷の上昇に対して、スクリュ圧縮機のその時点における最大出力で一定時間運転するので、吸込圧力を最大限に低下させることができ、スクリュ圧縮機の能力が制限されることを回避できる確度が高い。
スクリュ圧縮機の回転数を連続的に制御する通常の連続回転数制御では、制御の遅れによって、スクリュ圧縮機の出力を上げて吸込圧力を低下させるべきところで、吸込圧力の上昇により上限回転数が制限され、吸込圧力の上昇を抑えられなくなるという悪循環に陥る場合がある。しかしながら、本発明によれば、負荷の急激な変動に際して、定速制御手段が、連続回転数制御に割り込んで、スクリュ圧縮機の回転数を所定の回転数に一時的に上昇させる。これによって、スクリュ圧縮機の出力が制限されそうなときに、一定時間、高出力で運転して、吸込圧力を低下させ、制御上の余裕を確保できる。
これより、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に、本発明の冷凍装置1を示す。冷凍装置1は、冷凍庫2を冷却するための装置であって、スクリュ圧縮機3と、凝縮器4と、蒸発弁5と、冷凍庫2の冷却コイル(蒸発器)6とを介設した冷媒循環流路7からなる。
スクリュ圧縮機3は、モータ8により回転駆動され、モータ8の回転速度は、インバータ9によって可変である。
蒸発弁5の開度およびインバータ9の周波数は、制御装置10によって制御され、制御装置10には、スクリュ圧縮機3の吸込配管に設けた吸込圧力計11から吸込圧力Ps、冷却コイル6にも受けた蒸発温度計12からの蒸発温度TE、および、冷凍庫2に設けた庫内温度計13から庫内温度Tfが入力され、さらに、オペレータが操作パネル14を介して制御信号を入力できるようになっている。
制御装置10は、庫内温度Tfを設定温度に保つように、膨張弁5の開度をPID制御するようになっている。さらに、制御装置10は、膨張弁5による庫内温度Tfの制御を確実にするために、冷却コイル6における蒸発温度TEを主とする冷凍装置1の運転状態を監視して、スクリュ圧縮機3の回転数、つまり、インバータ9の出力周波数を連続制御するようになっている。
図2に、制御装置10によるスクリュ圧縮機3の連続制御回転数の制御プログラム(連続回転数制御手段)の流れを示す。冷凍装置1の運転が開始されると、ステップS1でスクリュ圧縮機3が起動、つまり、インバータ9が出力を開始する。制御装置10は、ステップS2で、冷却コイル6における蒸発温度TEを確認し、適正範囲であれば再度ステップS2に戻る。
制御装置10は、ステップS2で蒸発温度TEが適正温度範囲を超えており、ステップS3でモータコイル温度が上限値以下であり、ステップS4で吐出温度が上限値以下であり、且つ、ステップS5でモータ電流が上限値以下である場合には、ステップS6でスクリュ圧縮機3の連続制御回転数を所定の単位量だけ増大する。
また、制御装置10は、ステップS2で蒸発温度TEが適正範囲より低い場合、ステップS3でモータコイル温度が上限値を超えている場合、ステップS4でスクリュ圧縮機3の吐出温度が上限値を超えている場合、または、ステップS5でモータ電流が上限値を超えている場合は、ステップS7でスクリュ圧縮機3の連続制御回転数を所定の単位量だけ減少する。
この連続回転数制御プログラムは、所定のスキャンタイムで実行されるので、スクリュ圧縮機3の連続制御回転数を減少、増加またはそのまま維持する判定を一定時間毎に下すことになる。
図3は、スクリュ圧縮機3の過負荷を避けるために、吸込圧力Psに応じて設定されるスクリュ圧縮機3の上限回転数を示す。例えば、スクリュ圧縮機3が、最高回転数6000rpm、定格回転数5000rpm、そして、最低回転数1500rpmの機種Aである場合、上限回転数が定格回転数となる定格上限圧力Psが、0.044MPaであり、モータ8の保護のためにスクリュ圧縮機3を運転できなくなる可用上限圧力Psが、0.1MPaである。
定格上限圧力Psから可用上限圧力Psの間では、一時的な運転のみを想定しているので、図示するように、冷凍能力を優先して、定格回転数まで運転を許容するようにしている。
図2に示した連続制御回転数は、この上限回転数を超えない範囲で設定される。
さらに、制御装置10は、図2の連続回転数制御に割り込んで、スクリュ圧縮機3を定速で運転する定速制御を行うようになっている。より詳しくは、制御装置10が行う定速制御は、スクリュ圧縮機3の回転数をオペレータが操作パネル14を介して指定可能な規定回転数に設定するステップ制御と、吸込圧力Psの値に応じて所定の強制運転回転数にスクリュ圧縮機3の回転数を予め設定した強制運転回転数に設定する強制設定運転制御との2種類の割り込み処理からなる。
図4に、制御装置10によるスクリュ圧縮機3の回転数の制御プログラムの流れを示す。冷凍装置1の運転を開始すると、先ず、ステップS11でスクリュ圧縮機3を起動し、ステップS12でスクリュ圧縮機3の吸込圧力Psを確認する。
制御装置10は、ステップS12で、吸込圧力Psが定格上限圧力Psを超えていれば、後述のステップS21からS24の強制運転制御(強制運転制御手段)を行うが、吸込圧力Psが定格上限圧力Psを超えていなければステップS13に進んで、オペレータの操作により操作パネル14から後述のステップS17からステップS20のステップ制御(ステップ制御手段)を行うべき旨の指令信号が入力されていないか確認する。
ステップS13で、ステップ制御の指令信号が入力されていなければ、ステップS14において、インバータ9の出力周波数を、図2のフローによって得られる現在の連続制御回転数に対応する周波数に設定する。
スクリュ圧縮機3を連続制御回転数に設定すると、ステップS15に進んで、異常警報の有無を確認し、異常があれば、ステップS16でスクリュ圧縮機3の運転を停止するが、異常がなければステップS12に戻り、同じ処理を繰り返して、ステップS14において、連続制御回転数の更新を重ねる。
ステップS13において、オペレータからステップ運転の指示があった場合、ステップS17に進んで、吸込圧力Psを確認する。吸込圧力Psが可用上限圧力Ps以下であれば、ステップS18に進んで、スクリュ圧縮機3の回転数を、オペレータが操作パネル14に入力した規定回転数に設定する。吸込圧力Psが可用上限圧力Psを超えている場合は、安全のために規定回転数に設定することなく、連続回転数制御に復帰する。
規定回転数は、例えば、1500,3000,4500,6000のように、予め複数の回転数が設定されており、オペレータは操作パネル14において、いずれかの規定回転数を選択できるようになっている。
ステップS18でスクリュ圧縮機3を規定回転数に設定すると、ステップS19で異常を検出するか、ステップS20で冷凍庫2の庫内温度Tfが安定したと確認されるまで、規定回転数を維持する。異常が検出された場合は、ステップS16で圧縮機を停止し、ステップS20で庫内温度Tfが安定したと判断されれば、ステップS12に戻って、連続回転数制御に復帰する。
つまり、ステップS17からステップS20のステップ制御は、オペレータが操作パネル14を操作することにより、連続回転数制御に割り込んで、スクリュ圧縮機3の回転数を規定回転数に設定する割り込み処理である。
尚、ステップS20においては、一定時間毎に測定する庫内温度Tfの移動平均と現在の庫内温度Tfとの差が予め設定した値より小さくなったときに、庫内温度Tfが安定したと判断する。
また、ステップS12において、吸込圧力Psが定格上限圧力Psを超えていれば、連続回転数制御に割り込んで、ステップS21からステップS24の強制運転制御が実行される。
吸込圧力Psが定格上限圧力Psを超えていれば、ステップS21でタイマーが始動され、ステップS22でスクリュ圧縮機3の回転数を予めプログラムされている強制運転回転数(例えば定格回転数)に設定する。ステップS23で異常がなければ、ステップS24においてタイマーで所定の時間の経過を確認するまで強制運転回転数による運転を行い、所定の時間が経過すると、ステップS13以降の連続回転数制御に復帰する。
ここで、強制運転制御は、吸込圧力Psが定格上限圧力Psを超えたときに実行されるので、強制運転制御のタイマーの設定時間が長すぎると、スクリュ圧縮機3に損傷を与えるおそれがあるので注意が必要である。
連続回転数制御では、急激な負荷変動に対してスクリュ圧縮機3の回転数の追従に遅れが生じるが、ステップ制御では、オペレータが予測される負荷変動に最適な規定回転数を選択して、直ちにスクリュ圧縮機3の回転数を変化させることができるので、冷凍庫2の温度の変動を低減することができる。特に、負荷が急激に上昇する場合、連続回転数制御では、回転数の上昇の遅れによって吸込圧力が大きく上昇し、スクリュ圧縮機3の出力が制限されて冷凍能力が低下し、庫内温度Tfを下げることができなくなったり、冷凍装置1が運転不能に陥って停止してしまったりするが、ステップ制御を行うことで、このような不具合を回避することができる。
また、強制運転制御によれば、吸込圧力Psが定格上限圧力Psを超えたときに、スクリュ圧縮機3を、その圧力における上限回転数である定格回転数で一定時間運転する。これにより、冷凍装置1を高出力で運転し、吸込圧力Psを急速に低下させることができ、スクリュ圧縮機3を、低速高負荷の悪条件で運転することを回避できる。また、急激な負荷上昇に対して、吸込圧力Psの上昇が冷凍装置1の出力を制限して、吸込圧力Psのさらなる上昇を招くという悪循環を防止することにもなる。
本実施形態では、ステップS20において、冷凍庫2の庫内温度Tfが安定したかどうかを判定しているが、これに替えて、吸込圧力Psの値が安定したときに連続回転数制御に復帰するようにしてもよい。
また、ステップS20では、吸込圧力Psおよび庫内温度Tfが、ともに、予め設定した範囲内になったときに、負荷が安定したと判断し、連続回転数制御に復帰するようにしてもよい。
強制運転回転数は、必ずしも定格回転数でなくてよいが、吸込圧力Psを低下させるために行うものであるため、ある程度高い回転数でなければならない。
また、強制運転制御に移行する吸込圧力Psは、必ずしも、スクリュ圧縮機3の上限回転数が定格回転数になる定格上限圧力Psに一致する必要はない。
また、本実施形態では、ステップS12において、吸込圧力Psが定格上限圧力Psを超えたときに強制運転回転数制御を行うようにしているが、吸込圧力Psの関数によって、吸込圧力Psが可用上限圧力Psを超える可能性を定量化して、強制運転回転数制御を行うか否かの判断を行ってもよい。
具体例として、吸込圧力を時間の関数Ps(t)と考えると、時間Ts後の吸込圧力Psの値は、関数Ps(t+Ts)=Ps(t)+Ts*ΔPs/Δtとして算出することができ、Ps(t+Ts)≧Psとなったときに、強制運転回転数制御を行うとよい。
また、図5に示すように、スクリュ圧縮機3の機種にかかわらず、定格上限圧力Psを例えば0.07MPaに設定し、吸込圧力Psが0.07MPaから0.1MPaの間の上限回転数を定格回転数にしてもよい。
なお、上述の実施形態では、オペレータが操作パネル14を操作して、ステップ制御を行うべき旨の指令信号を制御装置10へ入力するものとした。しかしながら、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、操作パネル14に代えて、制御装置10へ入力されるステップ制御を行うべき旨の指令信号を出力する制御装置10とは異なる制御手段を設けてもよい。この場合、その制御手段は、例えば、予め過去の試験結果から得られた経験則等に基づきプログラミングされた所定のプログラムを記憶しており、そのプログラムに沿って、制御装置10に対してステップ制御を行うべき旨の指令信号を出力するものであってもよい。
本発明の冷凍装置の概略図。 図1の冷凍装置のスクリュ圧縮機の回転数制御の流れ図。 図1の冷凍装置のスクリュ圧縮機の最大回転数の異なる例を示すグラフ。 図1の冷凍装置のスクリュ圧縮機の連続回転数制御の流れ図。 図3の冷凍装置のスクリュ圧縮機の最大回転数の代案を示すグラフ。 従来の冷凍装置におけるスクリュ圧縮機の吸込圧力の変化例を示すグラフ。
符号の説明
1 冷凍装置
2 冷凍庫
3 スクリュ圧縮機
4 凝縮器
5 膨張弁
6 冷却コイル(蒸発器)
7 冷媒循環流路
8 モータ
9 インバータ
10 制御装置
11 吸込圧力計
12 蒸発温度計
13 庫内温度計
14 操作パネル

Claims (7)

  1. 運転状態を監視してスクリュ圧縮機の回転数を連続制御する連続回転数制御手段と、
    前記連続回転数制御に割り込んで、前記スクリュ圧縮機の回転数を所定の回転数に設定する定速制御手段とを備えることを特徴とする冷凍装置。
  2. 前記定速制御手段は、オペレータの操作、または、予め所定のプログラムを記憶した制御手段の出力により、前記連続回転数制御に割り込んで、前記スクリュ圧縮機の回転数を規定回転数に設定するステップ制御手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 前記規定回転数は、予め設定された複数の回転数から選択されたものであることを特徴とする請求項2に記載の冷凍装置。
  4. 前記定速制御手段は、前記スクリュ圧縮機の吸込圧力が所定のしきい値以上になったときに、前記連続回転数制御に割り込んで、前記スクリュ圧縮機を所定時間だけ所定の強制運転回転数に設定する強制運転制御手段を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の冷凍装置。
  5. 前記しきい値は、前記スクリュ圧縮機の上限回転数が定格回転数と等しくなる吸込圧力であることを特徴とする請求項4に記載の冷凍装置。
  6. 前記定速制御手段は、吸込圧力の関数が所定のしきい値以上になったときに、前記連続回転数制御に割り込んで、前記スクリュ圧縮機を所定時間だけ所定の強制運転回転数に設定する強制運転制御手段を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の冷凍装置。
  7. 前記強制運転回転数は、該強制運転回転数に設定する際の吸込圧力における前記スクリュ圧縮機の上限回転数であることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の冷凍装置。
JP2006239031A 2006-09-04 2006-09-04 冷凍装置 Active JP4809165B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006239031A JP4809165B2 (ja) 2006-09-04 2006-09-04 冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006239031A JP4809165B2 (ja) 2006-09-04 2006-09-04 冷凍装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008057942A true JP2008057942A (ja) 2008-03-13
JP4809165B2 JP4809165B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=39240890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006239031A Active JP4809165B2 (ja) 2006-09-04 2006-09-04 冷凍装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4809165B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010151348A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Calsonic Kansei Corp 空気調和装置
JP2014119147A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Sharp Corp 空気調和機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02208458A (ja) * 1989-02-06 1990-08-20 Hitachi Ltd 空気調和機の運転制御装置
JP2002081391A (ja) * 2000-06-23 2002-03-22 Kobe Steel Ltd 冷凍装置用スクリュ圧縮機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02208458A (ja) * 1989-02-06 1990-08-20 Hitachi Ltd 空気調和機の運転制御装置
JP2002081391A (ja) * 2000-06-23 2002-03-22 Kobe Steel Ltd 冷凍装置用スクリュ圧縮機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010151348A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Calsonic Kansei Corp 空気調和装置
JP2014119147A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Sharp Corp 空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4809165B2 (ja) 2011-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2414749B1 (en) Systems and methods involving heating and cooling system control
JP6767568B2 (ja) 気体圧縮機
JP2008202905A (ja) 空気調和機
JP4608537B2 (ja) 冷凍装置
US6931872B2 (en) Operation control device for cooling apparatus
JP2016095053A (ja) 熱源システム及びその制御装置並びに制御方法
JP4475660B2 (ja) 冷凍装置
US20140343733A1 (en) Systems And Methods For Compressor Overspeed Control
JP4767133B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP4809165B2 (ja) 冷凍装置
JP3597053B2 (ja) 空気調和機
JP4750092B2 (ja) 冷凍装置および冷凍装置の運転方法
JPH09119693A (ja) 空気調和装置
JP3555600B2 (ja) 空気調和機
EP3012559B1 (en) Selecting control strategy for an expansion valve
JP5902521B2 (ja) 圧縮機モータの制御装置およびこれを搭載した空気調和機
JP2006242531A (ja) 冷蔵庫の制御装置
JP2007232321A (ja) 空気調和機
JP7066420B2 (ja) 冷凍機の保護装置及び保護方法
JP2005341777A (ja) 電動圧縮機用インバータ制御装置
JP6031987B2 (ja) 冷却装置
EP2016350B1 (en) A cooling device and the control method
JP6301789B2 (ja) 冷凍サイクルにおける圧縮機の脱調検知システム及び脱調検知方法
JP7425028B2 (ja) 給液式気体圧縮機
JP2006266536A (ja) 冷凍装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110112

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110629

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110816

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110818

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140826

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4809165

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350