JP2008057712A - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸受剛性を増大させると共に、軽量・コンパクト化を図った車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】複列のボール3、4群のうち車輪取付フランジ7に近い側のボール3群のピッチ円直径PCDoが、車輪取付フランジ7に遠い側のボール4群のピッチ円直径PCDiよりも大径に設定された車輪用軸受装置において、車輪取付フランジ7に近い側のボール3群のボール直径doが、車輪取付フランジ7に遠い側のボール4群のボール直径diよりも大きく、かつ、そのボール個数が多く設定されていると共に、ハブ輪5のアウター側の端部にすり鉢状の凹所14が形成され、この凹所14の深さが少なくとも軸状部8付近とされ、ハブ輪5の外郭形状が略均一な肉厚となるように形成されているので、装置の軽量・コンパクト化と高剛性化という相反する課題を解決することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車輪を回転自在に支承する車輪用軸受装置、特に、軸受剛性を増大させると共に、軽量・コンパクト化を図った車輪用軸受装置に関するものである。
従来から自動車等の車輪を支持する車輪用軸受装置は、車輪を取り付けるためのハブ輪を転がり軸受を介して回転自在に支承するもので、駆動輪用と従動輪用とがある。構造上の理由から、駆動輪用では内輪回転方式が、従動輪用では内輪回転と外輪回転の両方式が一般的に採用されている。この車輪用軸受装置には、所望の軸受剛性を有し、ミスアライメントに対しても耐久性を発揮すると共に、燃費向上の観点から回転トルクが小さい複列アンギュラ玉軸受が多用されている。この複列アンギュラ玉軸受は、固定輪と回転輪との間に複数のボールを介在させ、このボールに所定の接触角を付与して固定輪および回転輪に接触させている。
また、車輪用軸受装置には、懸架装置を構成するナックルとハブ輪との間に複列アンギュラ玉軸受等からなる車輪用軸受を嵌合させた第1世代と称される構造から、外方部材の外周に直接車体取付フランジまたは車輪取付フランジが形成された第2世代構造、また、ハブ輪の外周に一方の内側転走面が直接形成された第3世代構造、あるいは、ハブ輪と等速自在継手の外側継手部材の外周にそれぞれ内側転走面が直接形成された第4世代構造とに大別されている。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウター側(図面左側)、中央寄り側をインナー側(図面右側)という。
こうした複列の転がり軸受で構成された車輪用軸受装置において、従来は左右両列の軸受が同一仕様のため、静止時には充分な剛性を有するが、車両の旋回時には必ずしも最適な剛性が得られていない。すなわち、静止時の車重は複列の転がり軸受の略中央に作用するように車輪との位置関係が決められているが、旋回時には、旋回方向の反対側(右旋回の場合は車両の左側)の車軸に、より大きなラジアル荷重やアキシアル荷重が負荷される。したがって、旋回時には、インナー側の軸受列よりもアウター側の軸受列の剛性を高めることが有効とされている。そこで、装置を大型化させることなく高剛性化を図った車輪用軸受装置として、図3に示すものが知られている。
この車輪用軸受装置50は、外周にナックル(図示せず)に取り付けられるための車体取付フランジ51cを一体に有し、内周に複列の外側転走面51a、51bが形成された外方部材51と、一端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ53を一体に有し、外周に複列の外側転走面51a、51bに対向する一方の内側転走面52aと、この内側転走面52aから軸方向に延びる小径段部52bが形成されたハブ輪52、およびこのハブ輪52の小径段部52bに外嵌され、複列の外側転走面51a、51bに対向する他方の内側転走面54aが形成された内輪54からなる内方部材55と、これら両転走面間に収容された複列のボール56、57と、これら複列のボール56、57を転動自在に保持する保持器58、59とを備えた複列アンギュラ玉軸受で構成されている。
内輪54は、ハブ輪52の小径段部52bを径方向外方に塑性変形させて形成した加締部52cによって軸方向に固定されている。そして、外方部材51と内方部材55との間に形成される環状空間の開口部にシール60、61が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から軸受内部に雨水やダスト等が侵入するのを防止している。
ここで、アウター側のボール56のピッチ円直径D1が、インナー側のボール57のピッチ円直径D2よりも大径に設定されている。これに伴い、ハブ輪52の内側転走面52aが内輪54の内側転走面54aよりも拡径され、あわせて外方部材51のアウター側の外側転走面51aがインナー側の外側転走面51bよりも拡径されている。そして、アウター側のボール56がインナー側のボール57よりも多数収容されている。このように、各ピッチ円直径D1、D2をD1>D2に設定することにより、車両の静止時だけでなく旋回時においても剛性が向上し、車輪用軸受装置50の長寿命化を図ることができる。
特開2004−108449号公報
こうした従来の車輪用軸受装置50では、アウター側のボール56のピッチ円直径D1が、インナー側のボール57のピッチ円直径D2よりも大径に設定されると共に、アウター側のボール56がインナー側のボール57よりも多数収容されているので、軸受剛性を増大させることができる。然しながら、さらなる剛性アップを行うのに際し、如何に重量を抑えつつ効果的に剛性を増大させるかが課題となっていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、軸受剛性を増大させると共に、軽量・コンパクト化を図った車輪用軸受装置を提供することを目的としている。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された内輪からなり、前記ハブ輪および/または前記内輪の外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体群とを備え、これら複列の転動体群のうち前記車輪取付フランジに近い側の転動体群のピッチ円直径が、前記車輪取付フランジに遠い側の転動体群のピッチ円直径よりも大径に設定された車輪用軸受装置において、前記車輪取付フランジに近い側の転動体群の転動体サイズが、前記車輪取付フランジに遠い側の転動体群の転動体サイズよりも大きく、かつ、その転動体の個数が多く設定されている。
このように、複列の転動体群のうち車輪取付フランジに近い側の転動体群のピッチ円直径が、車輪取付フランジに遠い側の転動体群のピッチ円直径よりも大径に設定された車輪用軸受装置において、車輪取付フランジに近い側の転動体群の転動体サイズが、車輪取付フランジに遠い側の転動体群の転動体サイズよりも大きく、かつ、その転動体の個数が多く設定されているので、軸受剛性を増大させると共に、軽量・コンパクト化を図った車輪用軸受装置を提供することができる。
また、請求項2に記載の発明のように、前記転動体がボールであっても良いし、また、請求項3に記載の発明のように、前記転動体が円錐ころからなり、前記車輪取付フランジに近い側の円錐ころ群のころ直径が、前記車輪取付フランジに遠い側の円錐ころ群のころ直径よりも大きく、かつ、それらのころ長さが長く設定されていても良い。
また、請求項4に記載の発明のように、前記ハブ輪における内側転走面の大径側には前記円錐ころを案内するための大鍔が形成されておらず、前記外方部材における外側転走面の大径側に当該大鍔が形成されていれば、ハブ輪の鍛造および切削加工が容易となるだけでなく、ハブ輪に発生する応力集中を緩和することができ、強度・耐久性を向上させることができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記内方部材が、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面と、この内側転走面から軸状部を介して軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面が形成された内輪で構成され、前記ハブ輪の前記車輪取付フランジ側の端部にすり鉢状の凹所が形成され、この凹所の深さが少なくとも前記ハブ輪の軸状部付近とされ、前記ハブ輪の外郭形状が当該凹所に対応して略均一な肉厚となるように形成されていれば、装置の軽量・コンパクト化と高剛性化という相反する課題を解決することができる。
本発明に係る車輪用軸受装置は、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された内輪からなり、前記ハブ輪および/または前記内輪の外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体群とを備え、これら複列の転動体群のうち前記車輪取付フランジに近い側の転動体群のピッチ円直径が、前記車輪取付フランジに遠い側の転動体群のピッチ円直径よりも大径に設定された車輪用軸受装置において、前記車輪取付フランジに近い側の転動体群の転動体サイズが、前記車輪取付フランジに遠い側の転動体群の転動体サイズよりも大きく、かつ、その転動体の個数が多く設定されているので、軸受剛性を増大させると共に、軽量・コンパクト化を図った車輪用軸受装置を提供することができる。
外周にナックルに取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面が形成された内輪からなる内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列のボール群とを備え、これら複列のボール群のうち前記車輪取付フランジに近い側のボール群のピッチ円直径が、前記車輪取付フランジに遠い側のボール群のピッチ円直径よりも大径に設定された車輪用軸受装置において、前記車輪取付フランジに近い側のボール群のボール直径が、前記車輪取付フランジに遠い側のボール群のボール直径よりも大きく、かつ、そのボール個数が多く設定されていると共に、前記ハブ輪の前記車輪取付フランジ側の端部にすり鉢状の凹所が形成され、この凹所の深さが少なくとも前記ハブ輪の軸状部付近とされ、前記ハブ輪の外郭形状が当該凹所に対応して略均一な肉厚となるように形成されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。
この車輪用軸受装置は第3世代と呼称される従動輪用であって、内方部材1と外方部材2、および両部材1、2間に転動自在に収容された複列のボール3、4群とを備えている。内方部材1は、ハブ輪5と、このハブ輪5に所定のシメシロを介して圧入された内輪6とからなる。
ハブ輪5は、アウター側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ7を一体に有し、外周に一方(アウター側)の内側転走面5aと、この内側転走面5aから軸方向に延びる軸状部8を介して小径段部5bが形成されている。車輪取付フランジ7にはハブボルト7aが周方向等配に植設されると共に、これらハブボルト7a間には円孔7bが形成されている。この円孔7bは軽量化に寄与できるだけでなく、装置の組立・分解工程において、レンチ等の締結治具をこの円孔7bから挿入することができ作業を簡便化することができる。
内輪6は、外周に他方(インナー側)の内側転走面6aが形成され、ハブ輪5の小径段部5bに圧入されて背面合せタイプの複列アンギュラ玉軸受を構成すると共に、小径段部5bの端部を塑性変形させて形成した加締部5cによって内輪6が軸方向に固定されている。なお、内輪6およびボール3、4はSUJ2等の高炭素クロム鋼で形成され、ズブ焼入れによって芯部まで58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
ハブ輪5はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、内側転走面5aをはじめ、車輪取付フランジ7のインナー側の基部7cから小径段部5bに亙って高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。なお、加締部5cは鍛造加工後の表面硬さのままとされている。これにより、車輪取付フランジ7に負荷される回転曲げ荷重に対して充分な機械的強度を有し、内輪6の嵌合部となる小径段部5bの耐フレッティング性が向上すると共に、微小なクラック等の発生がなく加締部5cの塑性加工をスムーズに行うことができる。
外方部材2は、外周にナックル(図示せず)に取り付けられるための車体取付フランジ2cを一体に有し、内周にハブ輪5の内側転走面5aに対向するアウター側の外側転走面2aと、内輪6の内側転走面6aに対向するインナー側の外側転走面2bが一体に形成されている。これら両転走面間に複列のボール3、4群が収容され、保持器9、10によって転動自在に保持されている。
この外方部材2はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、複列の外側転走面2a、2bが高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。そして、外方部材2と内方部材1との間に形成される環状空間の開口部にはシール11、12が装着され、軸受内部に封入されたグリースの外部への漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
本実施形態では、アウター側のボール3群のピッチ円直径PCDoがインナー側のボール4群のピッチ円直径PCDiよりも大径に設定されている。これに伴い、ハブ輪5の内側転走面5aが内輪6の内側転走面6aよりも拡径され、あわせて外方部材2のアウター側の外側転走面2aがインナー側の外側転走面2bよりも拡径されて形成されている。そして、アウター側のボール3群におけるボール個数がインナー側のボール4群におけるボール個数よりも多く設定されると共に、さらに、アウター側のボール3群におけるボール直径doが、インナー側のボール4群におけるボール直径diよりも大径に設定されている。このように、各ピッチ円直径PCDo、PCDiがPCDo>PCDiに設定されると共に、アウター側のボール3群におけるボール個数がインナー側のボール4群におけるボール個数よりも多く設定され、さらに、アウター側のボール3群におけるボール直径doが、インナー側のボール4群におけるボール直径diよりも大径に設定されているので、軸受剛性が向上し、車輪用軸受装置の長寿命化を図ることができる。
ハブ輪5の外郭形状は、内側転走面5aの溝底部からカウンタ部13と、このカウンタ部13から軸方向に延びる軸状部8を介してテーパ状に形成された段部8a、および内輪6が突き合わされる肩部8bを介して小径段部5bに続いている。また、ハブ輪5のアウター側の端部にはすり鉢状の凹所14が形成されている。この凹所14の深さは内側転走面5aの溝底を越えて軸状部付近までの深さとされ、ハブ輪5のアウター側が略均一な肉厚に形成されている。
一方、外方部材2において、ピッチ円直径PCDo、PCDiの違いに伴い、アウター側の外側転走面2aがインナー側の外側転走面2bよりも拡径して形成され、アウター側の外側転走面2aから円筒状の肩部15と円弧状に形成された段部15aを介して円筒状の小径側の肩部16に続き、インナー側の外側転走面2bに到っている。そして、この外側転走面2bの溝底径と大径側の肩部15の内径が略同一径になるように形成されている。
こうした構成の車輪用軸受装置では、アウター側のボール3群のピッチ円直径PCDoをインナー側のボール4群のピッチ円直径PCDiよりも大径に形成され、その分、ボール3、4群のボール個数もアウター側のボール3群のボール個数がインナー側のボール4群のボール個数よりも多く設定されると共に、アウター側のボール3群のボール直径doがインナー側のボール4群のボール直径diよりも大径に設定されているため、ナックルサイズを小さくでき、装置の軽量・コンパクト化を効果的に図ると共に、インナー側に比べアウター側部分の軸受剛性を増大させることができ、軸受の長寿命化を図ることができる。さらに、ハブ輪5のアウター側端部に凹所14が外郭形状に沿って形成され、ハブ輪5のアウター側が均一な肉厚に設定されているので、装置の軽量・コンパクト化と高剛性化という相反する課題を解決することができる。
図2は、本発明に係る車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。なお、前述した実施形態と同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部品や部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は第3世代と呼称される従動輪用であって、内方部材17と外方部材18、および両部材17、18間に転動自在に収容された複列円錐ころ19、20群を備えている。内方部材17は、ハブ輪21と、このハブ輪21に所定のシメシロを介して圧入された内輪22とからなる。
ハブ輪21は、一端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ7を一体に有し、外周に一方(アウター側)のテーパ状の内側転走面21aと、この内側転走面21aから軸方向に延びる軸状部8を介して小径段部5bが形成されている。このハブ輪21における内側転走面21aの大径側には円錐ころ19を案内するための大鍔が形成されておらず、後述する外方部材18に大鍔23が形成されている。さらに、内側転走面21aの小径側には円錐ころ19を保持するための小鍔は形成されておらず、円弧状に形成された車輪取付フランジ7のインナー側の基部7cから滑らかに内側転走面21aが続き、この内側転走面21aの小径側から軸方向に延びる軸状部8および円弧状の段部8aを介して肩部8b、そして小径段部5bに到っている。こうした構成を採用することにより、ハブ輪21の鍛造および切削加工が容易となるだけでなく、ハブ輪21に発生する応力集中を緩和することができ、強度・耐久性を向上させることができる。
内輪22の外周に他方(インナー側)のテーパ状の内側転走面22aが形成され、この内側転走面22aの大径側に円錐ころ20を案内するための大鍔22bと、小径側に円錐ころ20の脱落を防止するための小鍔22cがそれぞれ形成されている。そして、この内輪22はハブ輪21の小径段部5bに所定のシメシロを介して圧入されると共に、この小径段部5bの端部を塑性変形させて形成した加締部5cによって所定の軸受予圧が付与された状態で軸方向に固定されている。これにより、軽量・コンパクト化を図ると共に、初期に設定した予圧を長期間に亘って維持するセルフリテイン構造を提供することができる。
外方部材18は、外周に車体取付フランジ2cを一体に有し、内周にハブ輪21の内側転走面21aに対向するアウター側のテーパ状の外側転走面18aと、内輪22の内側転走面22aに対向するインナー側のテーパ状の外側転走面18bが一体に形成されている。本実施形態では、アウター側の円錐ころ19を案内するための大鍔23がこの外方部材18に設けられている。すなわち、外方部材18におけるアウター側の外側転走面18aの大径側に円錐ころ19の大端面に当接してこの円錐ころ19を案内する大鍔23が一体に設けられている。これにより、円錐ころ19を介して負荷される荷重に対してハブ輪21への応力集中が緩和され、車輪取付フランジ7に大きなモーメント荷重が負荷されてもハブ輪21に疲労が生じ難く、強度・耐久性を確保することができる。
外方部材18はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、大鍔23および複列の外側転走面18a、18bが高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。そして、両転走面18a、21aおよび18b、22a間に保持器24、25を介して複列の円錐ころ19、20群が転動自在にそれぞれ収容されている。また、外方部材18と内方部材17との間に形成された環状空間の開口部にはシール11とスリンガ26が装着され、軸受内部に封入されたグリースの外部への漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。なお、アウター側のスリンガ26には磁気エンコーダが一体に接合されている。
また、ハブ輪21はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、アウター側のシール11が摺接する車輪取付フランジ7の基部7cから内側転走面21a、軸状部8、段部8a、肩部8bおよび小径段部5bに亙って高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理が施されている。また、内輪22および円錐ころ19、20は、SUJ2等の高炭素クロム鋼で形成され、ズブ焼入れによって芯部まで58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
本実施形態は、アウター側の円錐ころ20群のピッチ円直径PCDoがインナー側の円錐ころ19群のピッチ円直径PCDiよりも大径に設定されると共に、アウター側の円錐ころ19群のころ本数がインナー側の円錐ころ20群のころ本数よりも多く設定され、さらに、アウター側の円錐ころ19群のころ直径Doがインナー側の円錐ころ20群のころ直径Diよりも大径に、かつ、アウター側の円錐ころ19群のころ長さLoがインナー側の円錐ころ20群のころ長さLiよりも長く設定されている。これにより、外方部材18におけるインナー側を一層コンパクト化でき、装置の軽量・コンパクト化を効果的に図ると共に、重量アップを抑えつつインナー側に比べアウター側部分の軸受剛性をさらに増大させることができ、軸受の長寿命化を図ることができる。なお、インナー側の軸受スペースに応じてインナー側の円錐ころ20群のころ長さLiをアウター側の円錐ころ19群のころ長さLoよりも長く設定でき、インナー側の軸受剛性を増大させることもできる。
ここで、ハブ輪21のアウター側の端部にすり鉢状の凹所14が鍛造加工によって形成されている。この凹所14の深さは、内側転走面21aを越えて軸状部8付近までとされ、ハブ輪21のアウター側の端部が略均一な肉厚に形成されている。これにより、装置の軽量・コンパクト化と高剛性化という相反する課題を同時に解決することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る車輪用軸受装置は、従動輪用の第3世代構造の車輪用軸受装置に適用することができる。
本発明に係る車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。 従来の車輪用軸受装置を示す縦断面図である。
符号の説明
1、17・・・・・・・・・・・内方部材
2、18・・・・・・・・・・・外方部材
3、4・・・・・・・・・・・・ボール
5、21・・・・・・・・・・・ハブ輪
5a、6a、21a、22a・・内側転走面
5b・・・・・・・・・・・・・小径段部
5c・・・・・・・・・・・・・加締部
6、22・・・・・・・・・・・内輪
7・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
7a・・・・・・・・・・・・・ハブボルト
7b・・・・・・・・・・・・・円孔
7c・・・・・・・・・・・・・基部
8・・・・・・・・・・・・・・軸状部
8a、15a・・・・・・・・・段部
8b・・・・・・・・・・・・・肩部
9、10、24、25・・・・・保持器
11、12・・・・・・・・・・シール
13・・・・・・・・・・・・・カウンタ部
14・・・・・・・・・・・・・凹所
15・・・・・・・・・・・・・大径側の肩部
16・・・・・・・・・・・・・小径側の肩部
19、20・・・・・・・・・・円錐ころ
22b、23・・・・・・・・・大鍔
22c・・・・・・・・・・・・小鍔
26・・・・・・・・・・・・・スリンガ
50・・・・・・・・・・・・・車輪用軸受装置
51・・・・・・・・・・・・・外方部材
51a・・・・・・・・・・・・アウター側の外側転走面
51b・・・・・・・・・・・・インナー側の外側転走面
51c・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
52・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
52a、54a・・・・・・・・内側転走面
52b・・・・・・・・・・・・小径段部
52c・・・・・・・・・・・・加締部
53・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
54・・・・・・・・・・・・・内輪
55・・・・・・・・・・・・・内方部材
56、57・・・・・・・・・・ボール
58、59・・・・・・・・・・保持器
60、61・・・・・・・・・・シール
D1・・・・・・・・・・・・・アウター側のボールのピッチ円直径
D2・・・・・・・・・・・・・インナー側のボールのピッチ円直径
Di・・・・・・・・・・・・・インナー側の円錐ころの直径
Do・・・・・・・・・・・・・アウター側の円錐ころの直径
di・・・・・・・・・・・・・インナー側のボールの直径
do・・・・・・・・・・・・・アウター側のボールの直径
Li・・・・・・・・・・・・・インナー側の円錐ころの長さ
Lo・・・・・・・・・・・・・アウター側の円錐ころの長さ
PCDi・・・・・・・・・・・インナー側の転動体のピッチ円直径
PCDo・・・・・・・・・・・アウター側の転動体のピッチ円直径

Claims (5)

  1. 内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、
    一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された内輪からなり、前記ハブ輪および/または前記内輪の外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、
    この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体群とを備え、
    これら複列の転動体群のうち前記車輪取付フランジに近い側の転動体群のピッチ円直径が、前記車輪取付フランジに遠い側の転動体群のピッチ円直径よりも大径に設定された車輪用軸受装置において、
    前記車輪取付フランジに近い側の転動体群の転動体サイズが、前記車輪取付フランジに遠い側の転動体群の転動体サイズよりも大きく、かつ、その転動体の個数が多く設定されていることを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 前記転動体がボールからなる請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  3. 前記転動体が円錐ころからなり、前記車輪取付フランジに近い側の円錐ころ群のころ直径が、前記車輪取付フランジに遠い側の円錐ころ群のころ直径よりも大きく、かつ、それらのころ長さが長く設定されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  4. 前記ハブ輪における内側転走面の大径側には前記円錐ころを案内するための大鍔が形成されておらず、前記外方部材における外側転走面の大径側に当該大鍔が形成されている請求項3に記載の車輪用軸受装置。
  5. 前記内方部材が、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面と、この内側転走面から軸状部を介して軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面が形成された内輪で構成され、前記ハブ輪の前記車輪取付フランジ側の端部にすり鉢状の凹所が形成され、この凹所の深さが少なくとも前記ハブ輪の軸状部付近とされ、前記ハブ輪の外郭形状が当該凹所に対応して略均一な肉厚となるように形成されている請求項1乃至4いずれかに記載の車輪用軸受装置。
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