JP2008056122A - 車輪用転がり軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動輪に用いられる車輪用転がり軸受装置であって、インローが取り付けやすい車輪用転がり軸受装置を提供する。
【解決手段】中空のハブ軸部1H及びフランジ部1Fを有するハブホイール1と、ハブホイール1に挿通される軸部11aを有し、その車両アウター側の端部が雄ねじ部11bとなっている等速ジョイント11と、雄ねじ部11bに外挿され、等速ジョイント11及びハブホイール1の双方に対して軸方向に当接する座金状の押さえ部13b及び、フランジ部1Fに車輪側部材を取り付ける際のガイドとなるガイド部13cを有するインロー13と、等速ジョイント11との間に押さえ部13bを挟み込んだ状態で雄ねじ部11bに螺着されることにより、ハブホイール1に等速ジョイント11を固定し、インロー13をハブホイール1及び等速ジョイント11に固定するナット14とを備えた車輪用転がり軸受装置とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、車輪用転がり軸受装置に関する。
自動車の車輪が装着される車輪用転がり軸受装置(ハブユニット)は、例えば、外輪の内側に2列の転動体を介して、内軸が回転自在に支持されている。内軸の軸端側にはフランジ部が形成されており、ここに、車輪側部材(車輪のホイールやディスクロータ)が装着される。この装着の際のガイドとなる部材であるインロー(印ろう)は、従来、内軸と一体に形成されていたが、インロー付け根への応力集中の緩和や製造コスト低減のため、従動輪用の軸受装置の場合には、別部材を内軸の中心に嵌め込む構成が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、駆動輪用の軸受装置の場合、外輪の内側に2列の転動体を介して、ハブホイールが回転自在に支持されている。ハブホイールは中空のハブ軸部と、車輪側部材取付用のフランジ部とを有している。中空のハブ軸部には等速ジョイントの軸部が貫通し、その端部にナットが螺着されている(例えば、特許文献2参照。)。この等速ジョイントはドライブシャフトと、相対的に傾動可能に接続される。
特開2003−291604号公報(図1) 特開2002−70880号公報(図1)
しかしながら、駆動輪の軸受装置の場合、等速ジョイントがハブホイールを貫通し、ナットが螺着されるため、これらとの干渉を避けながら軸受装置の中心軸付近にインローを取り付けることは容易でない。
かかる従来の問題点に鑑み、本発明は、駆動輪に用いられる車輪用転がり軸受装置であって、インローが取り付けやすい車輪用転がり軸受装置を提供することを目的とする。
本発明の車輪用転がり軸受装置は、外輪と、前記外輪の内側に配置された転動体と、前記転動体を介して前記外輪に対して回転自在に支持され、中空のハブ軸部及び、車両アウター側に車輪側部材取付用のフランジ部を有するハブホイールと、前記ハブホイールに挿通される軸部を有し、その車両アウター側の端部が雄ねじ部となっている等速ジョイントと、前記雄ねじ部に外挿され、前記等速ジョイント及びハブホイールの双方に対して軸方向に当接する座金状の押さえ部、及び、前記フランジ部に車輪側部材を取り付ける際のガイドとなるガイド部を有するインローと、前記等速ジョイントとの間に前記押さえ部を挟み込んだ状態で前記雄ねじ部に螺着されることにより、前記ハブホイールに前記等速ジョイントを固定し、前記インローを前記ハブホイール及び等速ジョイントに固定するナットとを備えたものである。
上記のように構成された車輪用転がり軸受装置においては、インローの座金状の押さえ部を挟み込んでナットを締めることにより、等速ジョイントがハブホイールに固定される。また、これにより、インローは、ハブホイール及び等速ジョイントに固定される。すなわち、インローは、等速ジョイントをハブホイールに固定する際の座金の役割を果たして取り付けられる。
また、上記車輪用転がり軸受装置において、インローは、Zn、Al、Mgを含む溶融亜鉛メッキ鋼板からなるものであってもよい。
この場合、インローの端面で素地が露出していても、時間が経過すると、素地の露出部は酸化し、周辺のメッキ層から溶け出したZn、Al、Mgにより、緻密なMg含有Zn系保護皮膜が、酸化した露出部を覆う。こうして、素地の露出部は、Zn系保護皮膜により保護される。従って、メッキ等の表面処理を行わずとも、防食の機能を得ることができるので、製造コストが削減される。
本発明の車輪用転がり軸受装置によれば、インローは、等速ジョイントをハブホイールに固定する際の座金の役割を果たして取り付けられるので、別途取り付ける必要がなく、また、別途取り付ける場所を設ける必要がない。従って、駆動輪に用いられる車輪用転がり軸受装置において、インローが取り付けやすくなる。
図1は、本発明の第1実施形態による駆動輪用の車輪用転がり軸受装置を示す縦断面図である。この車輪用転がり軸受装置100は複列アンギュラ玉軸受であり、車体側に支持される外輪2と、外輪2の内側に設けられた転動体としての2列の玉3a,3bと、これらの玉3a,3bによって回転自在に支持されるハブホイール1及び内輪部材4とを備えている。
ハブホイール1は、外輪2の内側に収められる中空のハブ軸部1Hと、ハブ軸部1Hの車両アウター側(図1の右側)の端部に形成され、外輪2の外に出ているフランジ部1Fとを有している。内輪部材4は、ハブ軸部1Hの左端から外嵌され、その後、ハブ軸部1Hの左端を図示のようにかしめて形成された抜け止め部1cにより、固定されている。内輪部材4及び外輪2にはそれぞれ、玉3aの軌道面4a及び2aが形成され、ハブ軸部1H及び外輪2にはそれぞれ、玉3bの軌道面1b及び2bが形成されている。玉3aは、各軌道面2a,4aと所定の接触角で接している。また、玉3bは、各軌道面1b,2bと所定の接触角で接している。
玉3a,3bの周方向間隔は、保持器5により保持されている。外輪2の左端と内輪部材4との隙間はシール部材6により塞がれ、外輪2の右端とハブホイール1との隙間はシール部材7によりシールされている。
フランジ部1Fには、車輪側部材としての車輪のホイール8やディスクブレーキのディスクロータ9を装着するための複数のボルト10(1本のみ図示)が、周方向に等間隔で固定されている。
上記ハブホイール1におけるハブ軸部1H内の孔1aには、車両インナー側の一部を除いて、スプライン加工が施されている。この孔1aには等速ジョイント11の軸部11aが挿通される。軸部11aの外周面には、車両インナー側の一部を除いて、スプライン加工が施されており、軸部11aは、ハブ軸部1Hとスプライン結合している。等速ジョイント11は、車両インナー側でドライブシャフト12と接続されている。等速ジョイント11は、ドライブシャフト12と共に回転し、かつ、ドライブシャフト12に対して傾動可能となっている。
等速ジョイント11の車両アウター側の先端は雄ねじ加工が施された雄ねじ部11bとなっており、インロー13を介してナット14が螺着される。図2は、このインロー13及びナット14を取り付ける状態を示す図である。
図2において、ハブ軸部1Hの車両アウター側には、軸部11aを通す孔1aより大径な円形の穴1dが、中心軸線Cを中心として所定の深さで形成されている。穴1dの底面1eと、雄ねじ部11bを除く軸部11aの車両アウター側の端面11eとは、互いに面一(同一面)の状態となっている。なお、軸部11aは、この位置が車両インナー側からの挿入の終端である。
インロー13は、ハブホイール1の穴1dに嵌め込まれる筒状部13aと、その嵌め込み側の先端に環状平板として形成されているの座金状の押さえ部13bと、筒状部13aの車両アウター側の端部から径方向外方へ少し拡がって、そこから車両アウター側へ軸方向に延びる筒状のガイド部13cとを備えている。ガイド部13cは、フランジ部1Fにホイール8やディスクロータ9(図1)を取り付ける際のガイドとなる。なお、穴1dの深さDは、インロー13の、嵌め込まれる部分の高さHと同じである。
上記インロー13の筒状部13a及び押さえ部13bは、穴1dに嵌め込まれ、雄ねじ部11bにナット14が螺着される。ナット14を締め込むと、押さえ部13bが、等速ジョイント11の端面11eと、ハブホイール1の端面(底面1e)との双方に対して軸方向に当接し、軸部11aの、車両インナー側への移動を規制する。従って、等速ジョイント11はハブホイール1に固定される。また、インロー13は、ハブホイール1に嵌合し、等速ジョイント11に固定され、ナット14で抜け止めされた状態となる。従って、ハブホイール1や等速ジョイント11の軸部11aへの負荷変動によりインロー13に対してこれを押し出す方向に力が付与されても、ナット14が外れない限り、インロー13が抜け出ることはない。なお、実際には、取付後のインロー13はハブホイール1に溶接(若しくはねじ止め)され、完全に固定される。
上記のように構成された車輪用転がり軸受装置100においては、インロー13の座金状の押さえ部13bを挟み込んでナット14を締めることにより、等速ジョイント11がハブホイール1に固定される。また、これにより、インロー13は、ハブホイール1及び等速ジョイント11に固定される。すなわち、インロー13は、等速ジョイント11をハブホイール1に固定する際の座金の役割を果たして取り付けられるので、別途取り付ける必要がなく、また、別途取り付ける場所を設ける必要がない。従って、駆動輪に用いられる車輪用転がり軸受装置100において、インロー13が取り付けやすくなる。
なお、上記インロー13は、犠牲防食効果を有するZn、Al、Mgを含む溶融亜鉛メッキ鋼板をプレス成形したものであり、板厚は、1.2〜2.5mmが適する。インロー13を作製する際には、溶融亜鉛メッキ鋼板をプレス成形した後、ガイド部13c(図1)の端面は切断される。そのため、端面には素地が露出している。端面にはホイール8が隣接しており、ホイール8がアルミ製である場合、両者間の隙間に浸入した水により電食が起きる。しかし、素地が露出した状態で時間が経過すると、素地の露出部は酸化し、周辺のメッキ層から溶け出したZn、Al、Mgにより、緻密なMg含有Zn系保護皮膜が、酸化した露出部を覆う。こうして、素地の露出部は、Zn系保護皮膜により保護される。従って、プレス成型後に、メッキ等の表面処理を行わずとも、防食の機能を得ることができるので、製造コストが削減される。なお、インロー13の材質は溶融亜鉛メッキ鋼板に限られるものではなく、電気亜鉛メッキ鋼板でもよい。
なお、上記実施形態のインロー13はハブホイール1と別体であるため、ガイド部13cの外径寸法が異なる複数種類のインローを用意すれば、軸受装置本体は共通のままで、被案内穴径の異なる各種ホイール、ディスクロータに容易に対応することができ、製造上至便である。
本発明の一実施形態による車輪用転がり軸受装置を示す縦断面図である。 インロー及びナットを取り付ける状態を示す図である。
符号の説明
1 ハブホイール
1H ハブ軸部
1F フランジ部
2 外輪
3a,3b 転動体
11 等速ジョイント
11a 軸部
11b 雄ねじ部
13 インロー
13b 押さえ部
13c ガイド部
14 ナット
100 車輪用転がり軸受装置

Claims (2)

  1. 外輪と、
    前記外輪の内側に配置された転動体と、
    前記転動体を介して前記外輪に対して回転自在に支持され、中空のハブ軸部及び、車両アウター側に車輪側部材取付用のフランジ部を有するハブホイールと、
    前記ハブホイールに挿通される軸部を有し、その車両アウター側の端部が雄ねじ部となっている等速ジョイントと、
    前記雄ねじ部に外挿され、前記等速ジョイント及びハブホイールの双方に対して軸方向に当接する座金状の押さえ部、及び、前記フランジ部に車輪側部材を取り付ける際のガイドとなるガイド部を有するインローと、
    前記等速ジョイントとの間に前記押さえ部を挟み込んだ状態で前記雄ねじ部に螺着されることにより、前記ハブホイールに前記等速ジョイントを固定し、前記インローを前記ハブホイール及び等速ジョイントに固定するナットと
    を備えたことを特徴とする車輪用転がり軸受装置。
  2. 前記インローは、Zn、Al、Mgを含む溶融亜鉛メッキ鋼板からなる請求項1記載の車輪用転がり軸受装置。
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