JP2008055358A - 首回し型静電噴霧噴射管並びに静電噴霧機 - Google Patents

首回し型静電噴霧噴射管並びに静電噴霧機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008055358A
JP2008055358A JP2006237123A JP2006237123A JP2008055358A JP 2008055358 A JP2008055358 A JP 2008055358A JP 2006237123 A JP2006237123 A JP 2006237123A JP 2006237123 A JP2006237123 A JP 2006237123A JP 2008055358 A JP2008055358 A JP 2008055358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tube
head
long
outer tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006237123A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Nakazawa
優 中澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asaba Manufacturing Inc
Original Assignee
Asaba Manufacturing Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asaba Manufacturing Inc filed Critical Asaba Manufacturing Inc
Priority to JP2006237123A priority Critical patent/JP2008055358A/ja
Publication of JP2008055358A publication Critical patent/JP2008055358A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】噴霧ノズルから噴射される液滴の方向を多方向に変更可能にし、作業性を優れたものにし、沿面距離を長くしてリーク電流を少なくする。
【解決手段】高電圧電極29を前端部に備え付けたヘッド用屈曲短外管37と、格段に長い基部用長外管38とを、ヘッド用屈曲短外管が基部用長外管の中心線を軸にして回動自在となるように基部用長内管に連結し、噴霧ノズル31を前端部に備え付けたヘッド用屈曲短内管39と、格段に長い基部用長内管22aとを、ヘッド用屈曲短内管と結合する回動部48と、基部用長内管と結合する固定部49とを有する連結用内管40を介在して連結し、基部用長外管内に収容して内管に外管を固定し、絶縁空間34を仕切る仕切用外管固定具35の設置位置を連結用内管より後方にし、噴霧ノズルと仕切用外管固定具とを離して、その離隔距離を長くする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、薬液等の液体散布に使用する静電噴霧噴射管並びに静電噴霧機に関する。
従来、農作物、その他へ薬液、水等の液体散布をするため、手動噴霧機又は動力噴霧機が使用されている。そして、このような噴霧機として、静電噴霧機を用い、その噴霧機に備えられている液圧送ホースに、静電噴霧噴射管を接続して用いると、噴霧ノズルから噴射し、拡散する霧状液滴をその拡散範囲の外側を取り巻くように設置したリング状の高電圧電極によりマイナスに帯電させ、作物等に付着し易くすることができる。それ故、静電噴霧噴射管を用いると、農作物等に対して液体散布を良好に行える。
このような静電噴霧噴射管として、図5に示す首振り型静電噴霧噴射管1が提示されている。この首振り型静電噴霧噴射管1は、細長い支持管2の前端にコネクタ3を介して着脱可能に接続されたノズルユニット4を備え、その後端に握り部5を備えて、その握り部5より少し前側に補助握り部6を備えている。 そして、ノズルユニット4はコネクタ3を介して支持管2に支持されるユニットベース7と、そのユニットベース7に回動軸8を介して回動可能に支持されたノズルヘッド9とを備えている。又、ノズルヘッド9は導電性の噴霧ノズル10と、その噴霧ノズル10の噴射口から霧状に噴射される液滴11の拡散範囲の外側近傍を取り囲むように配設された円形リング状の高電圧電極12と、その高電圧電極12を噴霧ノズル10に結合する絶縁性の電極ホルダ13と、その電極ホルダ13及びユニットベース7の可動部分を覆う、絶縁性カバー14とを備えている。
又、握り部5はその前端寄りの外部に加圧液制御弁15を備え、後端側の外部に液圧送ホース16を備えている。そして、その制御弁15によりホース16から供給される加圧液を制御し、支持管2に収容された液供給管17を介してノズルユニット4の噴霧ノズル10へと供給する。更に、握り部5は内部に直流高電圧を発生する高電圧発生装置、その電源用蓄電池等を収容している。そして、その装置により発生した高電圧を支持管2に収容された電線18を経てノズルユニット4の高電圧電極12へと導く。それ故、噴霧ノズル10から噴射される液滴11を高電圧電極12によりマイナスに帯電できる。
特開2005−125175
しかしながら、このような首振り型静電噴霧噴射管1は噴霧時に噴霧ノズル10から噴射される液滴11の方向を変える場合、回動軸8を中心にしてノズルヘッド9を動かし、ノズルヘッド9を例えば上下の2方向に適宜首振りさせて位置を調節する必要がある。このため、ノズルヘッドが長いと、支持管に対し長いノズルヘッドを屈曲させた時取り扱い難くなり、そのノズルヘッドが噴霧作業の邪魔になって、作業性が劣ったものになる。そこで、噴霧ノズル10に回動軸8を近付けてノズルヘッド9を短くするが、ノズルヘッド9が短いと、高電圧電極12を噴霧ノズル10に結合する絶縁性の電極ホルダ13に、その噴霧ノズル10を取り囲むように円筒状突部19を設けて、その高電圧電極12と噴霧ノズル10との沿面距離を増やしても、その沿面距離をあまり長くできない。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、噴霧ノズルから噴射される液滴の方向を多方向に変えることができ、噴霧時の作業性に優れ、沿面距離を長くできてリーク電流の少ない首回し型静電噴霧噴射管並びにその首回し型静電噴霧噴射管を備えた静電噴霧機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による首回し型静電噴霧噴射管は高電圧電極を前端部に備え付けた支持用の外管内に、噴霧ノズルを前端部に備え付け、その噴霧ノズルの噴射口に加圧液を導く内部流路を有する支持用の内管を収容し、その外内管を同心状に配置して、外管の内周面と内管の外周面とを所定距離離して絶縁空間を形成し、更にその外管内に絶縁空間を前後に仕切って、内管に外管を固定する絶縁性の仕切用外管固定具を収容する。
そして、上記外管を、高電圧電極を前端部に備え付けた絶縁性のヘッド用屈曲短外管と、そのヘッド用屈曲短外管の長さと比べて格段に長い絶縁性の基部用長外管とを用いて、そのヘッド用屈曲短外管を基部用長外管の中心線を軸にして回動自在となるように基部用長外管に連結し、又内管を、噴霧ノズルを前端部に備え付けたヘッド用屈曲短内管と、そのヘッド用屈曲短内管の長さと比べて格段に長い絶縁性の基部用長内管とを用いて、そのヘッド用屈曲短内管と基部用長内管とを、ヘッド用屈曲短内管と結合する回動部と、基部用長内管と結合する固定部とを有する連結用内管を介在して連結する。
又、その基部用長外管内に収容する仕切用外管固定具の設置位置を連結用内管より後方にし、噴霧ノズルと仕切用外管固定具とを離して離隔距離を長くすることにより、高電圧電極から外管の内周面を通って仕切用外管固定具の前面に至り、更に内管の外周面を通って噴霧ノズルの噴射口に達する、或いはその噴射口に至る途中の導電部に達する沿面距離を長くする。
又、その基部用長外管の仕切用外管固定具設置位置より前側の壁部に、絶縁空間内に溜まる液滴を外部に抜く液抜き穴を1個又は複数個設け、更にその基部用長外管の内周面の液抜き穴の仕切用外管固定具寄り直近に、基部用長内管に向かって突出する液止め突部を設けると好ましくなる。
又、本発明による静電噴霧機は、その静電噴霧部に上記首回し型静電噴射管を複数本並設して備え付けるとよい。
本発明の首回し型静電噴霧噴射管は、外内管を同心状に配置して、外管の内周面と内管の外周面とを所定距離離して絶縁空間を形成し、更にその外管内に絶縁空間を前後に仕切って内管に外管を固定する絶縁性の仕切用外管固定具を収容し、その高電圧電極を前端部に備え付けた絶縁性のヘッド用屈曲短外管と、そのヘッド用屈曲短外管の長さと比べて格段に長い絶縁性の基部用長外管とを、そのヘッド用屈曲短外管が基部用長外管の中心線を軸にして回動自在となるように基部用長外管に連結し、又噴霧ノズルを前端部に備え付けたヘッド用屈曲短内管と、そのヘッド用屈曲短内管の長さと比べて格段に長い絶縁性の基部用長内管とを、そのヘッド用屈曲短内管と結合する回動部と基部用長内管と結合する固定部とを有する連結用内管を介在して連結することにより、そのヘッド用屈曲短外内管を基部用長外内管の中心線に対して回動する首回しを適宜行って、噴霧ノズルから噴射される帯電した液滴の方向を多方向に変えることができる。
そして、ヘッド用屈曲短外管を基部用長外管の中心線を軸にして回動可能となるように連結し、更にヘッド用屈曲短内管と基部用長内管とを、ヘッド用屈曲短内管と結合する回動部と基部用長内管と結合する固定部とを有する連結用内管を介在して連結することにより、ヘッド用屈曲短内外管を基部用長外内管と比べて格段に短くできるので、基部用長外内管側を支持して噴霧を行うと、ヘッド用屈曲短外内管が基部用長外内管に対して屈曲していても、取り扱い易く、作業性に優れたものになる。
又、基部用長外管内に収容する仕切用外管固定具の設置位置を連結用内管より後方にし、噴霧ノズルと仕切用外管固定具とを離して離隔距離を長くすることにより、高電圧電極から外管の内周面を通って仕切用外管固定具の前面に至り、更に内管の外周面を通って噴霧ノズルの噴射口に達する、或いはその噴射口に至る途中の導電部に達する沿面距離を長くして、リーク電流を少なくできる。
又、基部用長外管の仕切用外管固定具設置位置より前側の壁部に、絶縁空間内に溜まる液滴を外部に抜く液抜き穴を1個又は複数個設け、更にその基部用長外管の内周面の液抜き穴の仕切用外管固定具寄り直近に、基部用長内管に向かって突出する液止め突部を設けることにより、外内管の絶縁空間に侵入する液滴が基部用長外管に収容した仕切用外管固定具に達するのを、基部用長内管に向かって突出する液止め突部で一部遮り、液滴を大きくする等して液抜き穴から外部に抜き、外内管の内外周面が液滴で濡れて沿面距離が短くなるのを防ぐと共に、その突部によって沿面距離を増し、リーク電流を少なくすることができる。
又、本発明の静電噴霧機は、その静電噴霧部に首回し型静電噴霧噴射管を複数本並設して備え付けることにより、各噴射管のヘッドを適宜回動して、噴射される帯電した液滴の方向を自由に選択でき、複数方向の噴霧によって農作物等に対し、良好に液体噴霧を行える。
以下、添付の図1〜4を参照して、本発明の実施の最良形態を説明する。
図1は本発明を適用した静電噴霧機の静電噴霧部に備える1本の首回し型静電噴霧噴射管の要部の部分断面図、図2はその噴射管の前面図、及び図3はその静電噴霧部の部分断面図である。この静電噴霧機は薬液、水等の液体を収容するタンク、そのタンクから供給される液体を加圧するポンプ等を備えた液加圧部(図示なし)と、その液加圧部とホースを介して接続し、加圧液を農作物、その他へ静電噴霧する静電噴霧部20とから構成する。そして、静電噴霧部20の中心に、加圧液を導く内部流路21を有する1本の絶縁性支持管を配置する。但し、支持管22は外内管23、24を同心状に配置した二重管にし、その外管23には絶縁性を高めるためプラスチック管を用いるのに対し、内管24には支持用の強度を大きくするため金属管を用い、その金属管の内部を流路21にする。又、この支持管22の半分より少し短い前半部側22aを静電噴霧噴射管25にし、半分より少し長い後半部側22bを後端部付近に握り部26、中央寄り部分に握り兼用スイッチ部27を夫々備えた操作部28にする。
そこで、静電噴霧噴射管25を二重管にし、その高電圧電極29を前端部に備え付けた支持用の外管30の内部に、噴霧ノズル31を前端部に備え付け、その噴霧ノズル31の噴射口32に加圧液を導く内部流路21等を有する支持用の内管33を収容し、その外内管30、33を同心状に配置して、外管30の内周面と内管33の外周面とを所定距離、例えば1cm離して絶縁空間34を形成する。又、その外管30の後部付近の内部に絶縁空間34を前後に仕切って、内管33に外管30を固定する絶縁性の仕切用外管固定具35を収容する。なお、外管30の最後部には仕切用外管固定具35とほぼ同様の構造を有する絶縁性の後蓋兼用外管固定具36を収容する。
そして、その外管30として、高電圧電極29を前端部に備え付けた長さが例えば5cmの絶縁性のヘッド用屈曲短外管37と、そのヘッド用屈曲短外管37の長さと比べて格段に長い、例えば長さが33cmの絶縁性の基部用長外管38との連結体を用いる。又、その内管33として、噴霧ノズル31を前端部に備え付けたヘッド用屈曲短内管39と、そのヘッド用屈曲短内管39の長さと比べて格段に長い絶縁性の基部用長内管として、支持管22の前半部側22aを用いて、その短長内管39、22aの間に連結用内管40を介在した連結体を用いる。
その際、高電圧電極29として円形リング状板体を用い、その電極29を、握り兼用スイッチ部27から伸びる高電圧印加用の電線41が結合する電極ホルダ42に装着する。すると、高電圧電極29を、電極ホルダ42を構成する前側押さえ43と基側受け44の両部品からなる短管状組立体の内周面から、図2に示すように中心に向かって突出できる。そして、電極ホルダ42の後部側を中央で135度の角度に屈曲した短外管45の前部側に内嵌して結合するとヘッド用屈曲短外管37となる。
このヘッド用屈曲短外管37は基部用長外管38と連結するため、ヘッド用屈曲短外管37の後部側内周面に円形リング状の嵌合用凹所46を設け、基部用長外管38の前端部側外周面に対応する円形リング状の嵌合用突部47を設けて嵌め合わせる。すると、高電圧電極29を前端部に備え付けたヘッド用屈曲短外管37を基部用長外管38の中心線を軸にして回動自在にできる。
又、ヘッド用屈曲短内管39として、やはり中央で135度の角度に屈曲した短管を用いる。そして、連結用内管40にはホースの縒り戻し管として一般に市販されている片側が回動部48、他側が固定部49となった接続用短管を用いる。すると、ヘッド用屈曲短内管39の後端部を、螺着接合用補助部品50等を用いて連結用内管40の回動部48と結合し、その固定部49を螺着接合用補助部品51等を用いて基部用長内管22aの前端部と結合することによって、ヘッド用屈曲短内管39を連結用内管40を介在して基部用長内管22aと連結し、噴霧ノズル31を前端部に備え付けたヘッド用屈曲短内管39を、基部用長内管22aの中心線を軸にして回動自在にできる。このようにして、電極ホルダ42の後側内部中央に噴霧ノズル31を配置する。なお、52は基部用長内管22aの前端付近にある外内管23、24の間をシールするOリング等のシール部材である。
このような静電噴霧噴射管25は使用時に噴霧ノズル31から噴霧を行うと、噴霧された液滴がマイナスに帯電しているので、どうしてもプラスの高電圧電極29に引き付けられて外内管30、33の間に入る。又、風が吹いたりした時に、噴霧された液滴の一部が高電圧電極29の内縁部の裏側等に当って外内管30、33の間に入る。更に、農作物等に散布された液体が滴となって垂れてきたりして外内管30、33の間に入る。このため、絶縁空間34の湿度が高まり、そこに液滴が溜まり易い。そこで、基部用長外管38の前端部付近から中央付近にかけて、その壁部に大径の貫通穴53を多数例えば18個分散配設する。すると、各穴53から内部に溜まる液滴を外部に抜いて、絶縁空間34の湿度を下げ、外内管30、33の内外周面が液滴で濡れて沿面距離が短くなるのを防ぐことができる。しかも、基部用長外管38を軽くすることによって静電噴霧部20を軽量化できる。
又、基部用長外管38にはその壁部の最後尾にある液抜き兼軽量化用穴53より少し後方の位置に、絶縁空間34の内部に溜まる液滴を更に外部に抜く小径の液抜き用貫通穴54を1個又は複数個、例えば12個中心線を取り囲む円形リング状に配設する。そして、その基部用長外管38の内周面の各液抜き穴54の仕切用外管固定具35寄り直近に、基部用長内管22aに向かって中心線を取り囲む円形リング状に突出する液止め突部55を設ける。すると、仕切用外管固定具35に向かう液滴の大部分を、前側に配設された円形リング状の液止め突部55により遮り、液滴を大きくする等して各液抜き穴54から外部に抜くことができる。又、その突部55によって沿面距離を増してリーク電流を少なくすることができる。
又、基部用長外管38にはその後部付近の内部に仕切用外管固定具35を収容するため、基部用長内管22aを構成するプラスチック外管23にのみ、その対応位置に固定具設置用の貫通穴56を設ける。そして、このような仕切用外管固定具35として、外内周面等の所定箇所にOリング57、パッキン58等のシール部材を備えた短円筒体を用いる。すると、仕切用外管固定具35を設置穴56の内部に嵌め、その固定具35の内周面を基部用長内管22aを構成する金属内管24の外周面と当接し、固定具35の外周面を基部用長外管38の内周面と当接できる。
それ故、仕切用外管固定具35により基部用長外管38を基部用長内管22aに固定して、絶縁空間34を前後に仕切ることができる。しかも、仕切用外管固定具35の前面59の内周縁部を円筒状に少し突出し、その円筒状突部60にOリング61を備え付けておく。すると、その円筒状突部60を基部用長内管22aのプラスチック外管23と金属内管24との間に挿入することによって、基部用長内管22aに仕切用固定具35を介して基部用長外管38を一層強固に固定できる。
更に、静電噴霧部20には乾電池、蓄電池等の電池と、その電池を電源にして高電圧を発生する高電圧発生装置等を収容した電源用ケース62を備え付け、そこから電線69を導出して握り兼用スイッチ部27に接続する。又、その握り兼用スイッチ部27には電源スイッチ63、そのオン、オフ状態即ち高電圧発生の有無を知らせる警告灯64、アース線65等を備え付ける。なお、噴霧ノズル31から噴射される液滴がマイナスとなるように、少なくとも加圧液をアースする。又、支持管22の後端部に静電噴霧部20に流入させる加圧液の流量を調節する液流量調節コック(図示なし)を備え付ける。すると、静電噴霧部20が完成する。
このような静電噴霧機を使用する場合、噴射方向を調節する際に、静電噴霧部20のヘッド用屈曲短外内管37、39を基部用長外内管38、22aの中心線に対し、適宜回動して角度を選択し、しかも同一角度にする必要がある。そこで、首回し専用具(図示なし)を用い、高電圧電極29の中央穴部に外部から差し込むこと等によって、ヘッド用屈曲短外内管37、39を同時に同一方向に適宜回動する。このため、ヘッド用屈曲短外内管37、39を基部用長外内管38、22aの中心線に対して回動する首回しを簡単に行い、噴霧ノズル31から噴射される帯電した液滴の方向を選択して、多方向に変えることができる。なお、アース線65はその先端部を地面等に接触させる。
そして、ヘッド用屈曲短外内管37、39を基部用長外内管38、22aと比べて格段に短くすると、基部用長外内管38、22aに備え付けた握り部26、握り兼用スイッチ部27を持って支持し噴霧を行った時、ヘッド用屈曲短外内管37、39が基部用長外内管38、22aに対して屈曲していても、取り扱い易くなり、そのヘッド用屈曲短外内管37、39が作業の邪魔にならないので、作業性に優れている。しかも、噴霧ノズル31と仕切用外管固定具35とを離し、その離隔距離を長くすると、その距離を長くすればする程、噴霧の際に高電圧電極29から外管30の内面を通って仕切用外管固定具35の前面59に至り、更に内管33の外面を通って噴霧ノズル31の噴射口32に達する沿面距離を長くして、リーク電流を少なくできる。なお、噴霧ノズル31の噴射口32に至る途中の噴霧ノズル31、ヘッド用屈曲短内管39、連結用内管40等にプラスチック等の絶縁性部材を用いず、それ等を適宜金属製にして導電部にすると、その導電部の長さ分だけ沿面距離が短くなる。
上記実施の形態では、静電噴霧機の静電噴霧部20に首回し型静電噴霧噴射管25を1本備え付ける場合について説明したが、静電噴霧部20に同様の首回し型静電噴霧噴射管25を複数本、例えば図4に示すように2本の首回し型静電噴霧噴射管25(25a、25b)を並設して備え付けることができる。その際には、各噴射管25の基部用長内管を形成するため、支持管22の前半部側22aを2個の分岐用短管66(66a、66b)を用いて分岐し、その後半部側22bを1本にする。そして、両方の各首回し型静電噴霧噴射管25を夫々L字状補強部材67(67a、67b)を用いて、支持管22の後半部側22bに強固に結合する。なお、68は両高電圧電極29の間を接続する電線である。このようにして、静電噴霧部20に複数本の首回し型静電噴霧噴射管25を並設して備え付けると、噴霧の際に、各噴射管25のヘッド用屈曲短外内管37、39を基部用長外内管38、22aの中心線に対し、夫々適宜回動して、各噴霧ノズル31から噴射される帯電した液滴の方向を自由に選択でき、複数方向の噴霧によって農作物等に良好に液体噴霧を行える。
本発明を適用した静電噴霧機の静電噴霧部に備える1本の首回し型静電噴霧噴射管の要部の部分断面図である。 同首回し型静電噴霧噴射管の前面図である。 同首回し型静電噴霧噴射管を1本備えた静電噴霧部の部分断面図である。 同首回し型静電噴霧噴射管を2本並設して備えた静電噴霧部の部分断面図である。 従来の静電噴霧機の静電噴霧部に備える首振り型静電噴霧噴射管の要部の部分断面図である。
符号の説明
20…静電噴霧部 21…内部流路 22…支持管 22a…基部用長内管(支持管の前半部側) 23…プラスチック外管 24…金属内管 25…静電噴霧噴射管 26…握り部 27…握り兼用スイッチ部 28…操作部 29…高電圧電極 30、33…支持用外内管 31…噴霧ノズル 32…噴射口 34…絶縁空間 35…仕切用外管固定具 36…後蓋兼用外管固定具 37、39…ヘッド用屈曲短外内管 38…基部用長外管 40…連結用内管 42…電極ホルダ 46…嵌合用突部 47…嵌合用凹所 48…回動部 49…固定部 53…液抜き大穴 54…液抜き小穴 55…液止め突部 56…設置穴 59…前面 60…挿入用突部 62…電源用ケース 63…電源スイッチ 64…警告灯 65…アース線

Claims (3)

  1. 高電圧電極を前端部に備え付けた支持用の外管内に、噴霧ノズルを前端部に備え付け、その噴霧ノズルの噴射口に加圧液を導く内部流路を有する支持用の内管を収容し、その外内管を同心状に配置して、外管の内周面と内管の外周面とを所定距離離して絶縁空間を形成し、更にその外管内に絶縁空間を前後に仕切って、内管に外管を固定する絶縁性の仕切用外管固定具を収容してなる静電噴霧噴射管であって、上記外管を、高電圧電極を前端部に備え付けた絶縁性のヘッド用屈曲短外管と、そのヘッド用屈曲短外管の長さと比べて格段に長い絶縁性の基部用長外管とを用いて、そのヘッド用屈曲短外管を基部用長外管の中心線を軸にして回動自在となるように基部用長外管に連結し、又内管を、噴霧ノズルを前端部に備え付けたヘッド用屈曲短内管と、そのヘッド用屈曲短内管の長さと比べて格段に長い絶縁性の基部用長内管とを用いて、そのヘッド用屈曲短内管と基部用長内管とを、ヘッド用屈曲短内管と結合する回動部と、基部用長内管と結合する固定部とを有する連結用内管を介在して連結し、その基部用長外管内に収容する仕切用外管固定具の設置位置を連結用内管より後方にし、噴霧ノズルと仕切用外管固定具とを離して離隔距離を長くすることにより、高電圧電極から外管の内周面を通って仕切用外管固定具の前面に至り、更に内管の外周面を通って噴霧ノズルの噴射口に達する、或いはその噴射口に至る途中の導電部に達する沿面距離を長くすることを特徴とする首回し型静電噴霧噴射管。
  2. 基部用長外管の仕切用外管固定具設置位置より前側の壁部に、絶縁空間内に溜まる液滴を外部に抜く液抜き穴を1個又は複数個設け、更にその基部用長外管の内周面の液抜き穴の仕切用外管固定具寄り直近に、基部用長内管に向かって突出する液止め突部を設けることを特徴とする請求項1記載の首回し型静電噴霧噴射管。
  3. 静電噴霧部に、請求項1又は2記載の首回し型静電噴霧噴射管を複数本並設して備え付けることを特徴とする静電噴霧機。
JP2006237123A 2006-09-01 2006-09-01 首回し型静電噴霧噴射管並びに静電噴霧機 Pending JP2008055358A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006237123A JP2008055358A (ja) 2006-09-01 2006-09-01 首回し型静電噴霧噴射管並びに静電噴霧機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006237123A JP2008055358A (ja) 2006-09-01 2006-09-01 首回し型静電噴霧噴射管並びに静電噴霧機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008055358A true JP2008055358A (ja) 2008-03-13

Family

ID=39238739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006237123A Pending JP2008055358A (ja) 2006-09-01 2006-09-01 首回し型静電噴霧噴射管並びに静電噴霧機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008055358A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100384649B1 (ko) 회전식분무기
JP4955709B2 (ja) エア霧化型塗装装置
JPH0117363B2 (ja)
ES2498920T3 (es) Boquilla pulverizadora de material de revestimiento reversible para una pistola pulverizadora, para recubrir una pieza de trabajo con un material de revestimiento
KR101709906B1 (ko) 회전식 물 배출 세척솔
JP2008055358A (ja) 首回し型静電噴霧噴射管並びに静電噴霧機
JP4992097B2 (ja) 静電噴霧装置
JP5066677B2 (ja) 静電噴霧装置及びノズル管カバー
KR102175131B1 (ko) 다중 유체 분사형 브러쉬 청소기
JP2005125175A (ja) 静電噴霧装置
JP4140847B2 (ja) 静電噴霧装置
JP4441789B2 (ja) 静電噴霧装置
JP4441790B2 (ja) 漏電防止部材
JP5087918B2 (ja) 静電噴霧装置及び電線ホルダ
JP2006198573A (ja) 静電噴霧装置
JP2006021148A (ja) 静電噴霧装置
GB2192351A (en) Electrostatic sprayer
CN217828450U (zh) 一种可移动多向消毒喷嘴
KR20210094376A (ko) 세차기용 분사장치
JP4742312B2 (ja) 手持式静電噴霧竿
JP4997403B2 (ja) 静電噴霧装置の噴口
JP3673098B2 (ja) 自動塗装方法および自動塗装装置
KR100538645B1 (ko) 정전대전 농약살포장치
JP2007216164A (ja) 薬液噴霧装置
CN210496891U (zh) 喷射装置及蒸汽洗车机