JP5066677B2 - 静電噴霧装置及びノズル管カバー - Google Patents

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Description

本発明は、導電性液体の噴霧液滴を帯電させ、対象物に効率的に付着させるための静電噴霧装置に関する。本発明はまた、該静電噴霧装置の構成要素として用いて好適なノズル管カバーに関する。
静電噴霧装置の一種として、農薬等の液体を無数の微小な液滴にして噴出する噴霧ノズルと、前記液滴の拡散範囲の外側に近接するように配設された電極とを備え、該電極に高電圧を印加することにより、前記噴霧ノズルから噴出する液滴に電荷を付与するものが知られている。
前記の如き静電噴霧装置においては、噴霧液滴が前記電極や前記噴霧ノズル、さらには、該噴霧ノズルの周囲を覆うノズルカバーの内面に付着することが多い。噴霧作業の連続によりこれらの部材への液滴の付着範囲が大きくなると、電圧の漏れが大きくなり、有効な静電付与が行われにくくなる。また、アース電位部となる前記噴霧ノズルが、該噴霧ノズルを支持するノズル管の外周面及び前記ノズルカバーの内周面に付着した液滴の連続膜を通じて前記電極と導通してしまった場合には、静電付与が行われなくなってしまう。
そこで従来、下記特許文献1では、一端側が開口し他端側が閉口した筒状部をノズルカバー内に噴霧ノズルと同心状に設けることが提案されている。そして、前記筒状部の内部には噴霧液滴が入り込みにくいので、液滴の連続膜を前記筒状部のところで途切れさせることができ、漏電の発生を防止することができるとされている。
また、下記特許文献2では、コンプレッサーの圧縮空気を利用して、ノズルカバー内の液滴を外部へ強制的に排出することが提案されている。
特開2005−324181号公報 特開2006−21148号公報
前記特許文献1のものでも、噴霧作業を長時間連続して行えば、前記筒状部内に噴霧液滴が入り込むことは避けられない。このため、前記筒状部内や前記ノズルカバーの内周面を定期的に洗浄することが必要となる。
しかしながら、前記特許文献1のものでは、前記筒状部の他端側が閉じているので洗浄水が抜けにくく、前記筒状部の奥底まで十分に清掃することが難しい。
また、前記特許文献2のものは、噴霧作業を行うに当たってコンプレッサー及びその駆動源を要するので、手数もコストも大掛かりとなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ノズル・電極間での短絡や漏電等による電圧降下が生じににく、しかも安価で清掃も容易且つ確実に行うことができる静電噴霧装置を提供しようとするものである。
本発明はまた、ノズル・電極間での短絡や漏電等による電圧降下を防止でき、しかも安価で清掃も容易且つ確実に行うことができるノズル管カバーを提供しようとするものである。
前記課題を解決するため、本発明に係る静電噴霧装置は、液体を微小な液滴にして拡散噴霧する噴霧ノズルと、該噴霧ノズルを支持するノズル管と、前記液滴の拡散範囲の外側に近接して配置されて前記液滴に電荷を付与する電極と、前記噴霧ノズル及び前記ノズル管の周囲を覆うとともに前記電極を保持する電気絶縁性を有するノズルカバーと、噴霧方向及び反噴霧方向の双方へ向けて開口する環状隙間を前記ノズルカバー内において前記ノズル管の回りに画成する電気絶縁性を有するノズル管カバーを備え、前記ノズルカバーには、前記ノズル管カバーの外周面の外方位置に、前記噴霧ノズルから液体が噴霧されることによって生ずる負圧で外部の空気を取り込むための吸気口が設けられたものである(請求項1)。
本発明によれば、前記電極に高電圧を印加しながら前記噴霧ノズルから液体を噴霧することにより、噴霧液滴に電荷が付与される。前記噴霧ノズルからの液体噴射により前記ノズルカバー内に負圧が生じるので、前記吸気口から前記ノズルカバー内へと外気が吸入される。取り込まれた空気は、前記噴霧ノズルからの噴霧に伴って噴霧方向へと放出される。すなわち、前記噴霧ノズルからの噴霧に伴って、前記ノズルカバー内に噴霧方向への気流が生ずる。このため、前記ノズル管の外周面に液滴が付着しにくく、前記環状隙間内への液滴の入り込みも抑制される。
本発明では、前記ノズル管の回りに前記ノズル管カバーを配設しているので、噴霧液滴が前記ノズル管の回りに付着しにくい。加えて、前記ノズルカバー内に噴霧方向へ向けての気流が連続的に形成されるので、反噴霧方向への液滴の侵入が阻止される。よって、液滴の連続膜による短絡や漏電等に基づく電圧降下が確実に防止される。
また、本発明によれば、前記環状隙間が噴霧方向及び反噴霧方向の双方へ向けて開口しているので、洗浄水が前記環状隙間内に残留することがなく、前記環状隙間内を容易且つ確実に洗浄することができる。
好適な実施の一形態として、前記ノズル管カバーを前記ノズルカバーに対して着脱自在とすることもできる(請求項2)。このようにすれば、前記ノズル管カバーを取り外して、該ノズル管カバー自体及び前記ノズル管の外周面を洗浄することができるので、洗浄作業がより一層容易且つ確実に行える。
特に、前記ノズル管カバーが前記ノズルカバーに対して圧入されているものとすれば(請求項3)、前記ノズル管カバーの着脱に工具等が不要であり、着脱作業をワンタッチで容易に行うことができて、尚一層好適である。
他の実施の一形態として、前記ノズル管カバーが、前記ノズルカバー内において前記ノズル管の回りに同心状に配設された外筒体と、該外筒体内において前記ノズル管の回りに同心状に配設された内筒体と、前記外筒体と前記内筒体との間に形成されて前記環状隙間を構成する外側環状隙間と、前記内筒体と前記ノズル管との間に形成されて前記環状隙間を構成する内側環状隙間と、前記外筒体と前記内筒体とを反噴霧方向の端部寄りの位置で互いに連結する内筒体支えを備えたものとすることもできる(請求項4)。
この実施の形態では、前記ノズル管カバーが二重の筒体(外筒体及び内筒体)で形成される。これらの筒体によって前記外側環状隙間と前記内側環状隙間が形成されるが、これらいずれの環状隙間内にも噴霧液滴は入り込みにくい。また、長時間の噴霧で前記各環状隙間内に液滴が入り込んでしまうとしても、前記ノズル管カバーの表面積が大きいことで前記噴霧ノズルから前記電極までの沿面距離が大きくなっているので、噴霧液滴の連続膜により前記噴霧ノズルと前記電極とが電気的に繋がってしまうまでにはさらに長時間を要する。よって、噴霧作業の中断を余儀なくされるような事態は発生しにくい。
好適な実施の一形態として、前記ノズルカバーの外周面に、反噴霧方向への沿面距離を拡大するとともに前記外周面における前記液滴の連続膜の広がりを抑止する複数の鍔部を備えることもできる(請求項5)。
前記複数の鍔部は、噴霧方向に近づくにつれて各鍔部の外径が徐々に大きくなるように形成するのが好ましい(請求項6)。このようにすれば、前記噴霧ノズルからの液体噴霧に伴って前記ノズルカバーの回りに生ずる噴霧方向への気流によって、前記鍔部に付着した噴霧液滴が剥離されやすくなる。
好適な実施の一形態として、前記ノズル管を支持するベース部を備え、前記ノズルカバーが前記ベース部に対して着脱自在とされたものとすることもできる(請求項7)。このようにすれば、前記ノズル管及び前記ノズルカバーの清掃が一層容易となる。特に、ワンタッチで着脱自在とすれば、尚一層好適である。
次に、本発明に係るノズル管カバーは、液体を微小な液滴にして拡散噴霧する噴霧ノズルと、該噴霧ノズルを支持するノズル管と、前記液滴の拡散範囲の外側に近接して配置されて前記液滴に電荷を付与する電極と、前記噴霧ノズル及び前記ノズル管の周囲を覆うとともに前記電極を保持する電気絶縁性を有するノズルカバーであって、前記噴霧ノズルから液体が噴霧されることによって生ずる負圧で外部の空気を取り込むための吸気口を有する前記ノズルカバーを備えている静電噴霧装置の前記ノズルカバーに対して着脱自在な、電気絶縁性を有するノズル管カバーであって、前記ノズルカバーへの取付状態において噴霧方向及び反噴霧方向の双方へ向けて開口する環状隙間を前記ノズル管の回りに画成し、且つ、外周面が前記吸気口に対面するように前記ノズルカバーに取り付けられるものである(請求項8)。
好適な実施の一形態として、前記ノズルカバーへの取付状態において前記ノズル管の回りに同心状に位置する外筒体と、該外筒体内において前記ノズル管の回りに同心状に位置する内筒体と、前記外筒体と前記内筒体との間に形成されて前記環状隙間を構成する外側環状隙間と、前記内筒体と前記ノズル管との間に形成されて前記環状隙間を構成する内側環状隙間と、前記外筒体と前記内筒体とを反噴霧方向の端部寄りの位置で互いに連結する内筒体支えを備えたものとすることもできる(請求項9)。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る静電噴霧装置の一部切欠側面図、図2は、図1の静電噴霧部の拡大側面図、図3は、図2の静電噴霧部の上面図、図4は、図3のIV−IV矢視断面図、図5は、図4のV−V矢視断面図、図6は、本発明の他の実施の形態に係る静電噴霧装置の静電噴霧部の、図4に対応する断面図である。
本発明に係る静電噴霧装置は、導電性液体の微小な噴霧液滴を帯電させ、対象物に効率的に付着させるための装置であり、例えば、農作物に農薬や肥料等を噴霧するのに用いて好適なものである。図1においては、本発明の一実施の形態として、手持式噴霧竿を備えた静電噴霧装置を示したが、これは単なる例示であり、長尺なブームに沿って多数の静電噴霧部を備えた走行式ブームスプレーヤについて本発明を適用することも勿論可能である。
図1に示すように、本発明の一実施の形態による静電噴霧装置1は、前部に静電噴霧部2を有し、後部に操作部3を有する手持式の噴霧竿4を備えている。前記操作部3は、散布コック5と、電源スイッチ6と、作業者が片手で把持するのに適する形状の後グリップ7を備えている。該後グリップ7内には、電源としての蓄電池8が取り替え可能に収納されている。
前記静電噴霧部2は、液体を微小な液滴にして拡散噴霧する噴霧ノズル9と、前記液滴の拡散範囲の外側に近接して配置されて前記液滴に電荷を付与する電極10と、前記噴霧ノズル9の周囲を覆うとともに前記電極10を保持するノズルカバー19を備えている。前記電極10は、本実施の形態では、環状の電極とされ、前記噴霧ノズル9の噴霧方向の前方に同心に配設されている。噴霧液タンク11内の液体は、ポンプ12によって前記噴霧ノズル9へと圧送される。同時に、前記蓄電池8から前記環状電極10へと静電付与に必要な電力が供給される。前記噴霧ノズル9から噴霧された液滴Sは、拡散しながら前記環状電極10内の空間を通って大気中に放出される。前記噴霧液滴Sには、前記環状電極10内を通過する際に、該環状電極10により電荷が付与される。このため、逆極性を有する対象物への前記噴霧液滴Sの付着性が向上する。
本実施の形態では、安全性を向上させ且つ送電時の電圧損失を抑制するために、前記環状電極10の近傍に昇圧器13を配設してある。該昇圧器13は、前記蓄電池8から6V程度の低電圧で供給される電力の電圧を、例えば4.5kV程度まで昇圧して前記環状電極10へと供給する。
前記噴霧竿4は、竿体として、耐薬品性の良好なプラスチック製等の細長い竿管14を備えている。該竿管14の前端部14fに前記静電噴霧部2のベース部20が支持され、前記竿管14の後端部14rに前記操作部3が支持されている。前記竿管14内には、前記昇圧器13へと電力を供給する電気配線15と、前記噴霧ノズル9へと噴霧液を供給する送液配管16が収納されている。
また、前記竿管14には、前記前端部14fと前記後端部14rとの間の適宜の位置に、前グリップ17が取り付けられている。該前グリップ17の後方には、図示しない肩掛け紐を連結するための吊下げ環18が取り付けられている。作業者は、前記噴霧竿4を前記肩掛け紐で吊下げ支持し、前記前グリップ17と前記後グリップ7とを握って噴霧作業を行うことができる。
図4に示すように、前記静電噴霧部2の前記ベース部20には、噴霧方向へ向けて延びるノズル管21が支持され、該ノズル管21の先端部に、前記噴霧ノズル9が同心に支持されている。該噴霧ノズル9は、前記ノズル管21を介して前記送液配管16(図1参照)と連通している。
前記ノズルカバー19は、前記ベース部20に対して着脱自在に連結されている。着脱自在な連結の態様は、ねじ結合式でもよいし、圧入式であってもよいが、ワンタッチで着脱できる態様が好ましい。図4の例では、前記ノズルカバー19の基部19rの中央に筒状孔22を設け、この筒状孔22に前記ノズル管21の基部の筒状部23を圧入している。前記ノズルカバー19と前記ベース部20との間には、適宜の形式の抜け止め用ロック機構を設けることもできる。前記筒状孔22と前記筒状部23との間は、シールリング24でシールされている。また、前記ノズルカバー19と前記ベース部20との間にも、シール材25が介装されている。前記ノズルカバー19と前記ベース部20は、いずれもプラスチック等の電気絶縁性を有する材料で形成されている。
前記ノズルカバー19は、噴霧方向へ向けて開口したカップ状のカバー本体26と、該カバー本体26の前部の開口部27に取り外し自在に結合されるキャップ28を備えている。前記カバー本体26は、反噴霧方向側の端部26rに前記筒状孔22を備えている。
前記カバー本体26は、前記噴霧ノズル9及び前記ノズル管21の周囲を覆っており、前記噴霧ノズル9から前記ノズルカバー19の外部へと放出された噴霧液滴Sが前記噴霧ノズル9及び前記ノズル管21の周面に付着するのを防止する作用(噴霧液滴遮断作用)を奏する。
また、前記キャップ28は、前記カバー本体26との間で前記環状電極10を保持する作用を奏する。該環状電極10は、前記カバー本体26と前記キャップ28の間に挟まれてそれらと同心に保持される。前記ベース部20内に収容された前記昇圧器13から延びる高電圧ケーブル29が、前記カバー本体26に形成されたケーブル挿通孔30に挿通されて前記環状電極10に電気的に接続されている。
前記カバー本体26の周面には、前記噴霧ノズル9から液体が噴霧されることによって生ずる負圧で外部の空気を取り込むための吸気口31が形成されている。該吸気口31を設ける理由は、次の通りである。
前記の通り、前記カバー本体26は、前記噴霧ノズル9から前記ノズルカバー19の外部へと放出された噴霧液滴Sが前記噴霧ノズル9及び前記ノズル管21の周面に付着するのを防止する作用を奏する。この観点からすれば、前記カバー本体26に孔(前記吸気口31)を設けることは一見矛盾するように思えるかも知れない。しかし、前記カバー本体26の周面に前記吸気口31を設けていない場合には、前記噴霧ノズル9から一旦噴霧された液滴Sが、前記負圧によって前記環状電極10内を反噴霧方向へと引張られて、前記カバー本体26内へと侵入してしまう。これに対し、前記カバー本体26の周面に前記吸気口31が設けてあれば、前記噴霧ノズル9からの液体噴霧に伴い、前記吸気口31から噴霧方向へと流れる空気の連続流Aが前記カバー本体26内に形成されるので、該カバー本体26内に噴霧液滴Sが入り込み難い。
前記吸気口31の数、形状、大きさ及び配設位置は、空気の取り込み性と、前記カバー本体26による噴霧液滴遮断性等の兼ね合いから、次の要件を満足する範囲に設定するのが好ましい。
まず、前記吸気口31の総面積は、前記カバー本体26の周面の総面積に対してその1/2を超えない範囲とするのが好ましい。このようにすれば、前記カバー本体26による噴霧液滴遮断性を大きく損なうことなく、前記負圧を効率よく利用でき、噴霧液滴Sの付着抑制や液滴剥離に必要な通気量が確保される。
また、前記吸気口31は、前記噴霧ノズル9より後方の位置から前記噴霧ノズル9より前方の位置に亘って開口させるのが好ましい。このようにすれば、前記噴霧ノズル9の後方から前方への空気の連続流Aを前記カバー本体26内に確実に形成できる。本実施の形態では、図2及び図3に示すように、前記カバー本体26の前部と後部をごく僅かな量だけ残して、該カバー本体26のほぼ全長に亘るように細長く前記各吸気口31を形成している。
さらに、前記吸気口31は、前記カバー本体26の周方向に等角度間隔をおいて複数形成するのが好ましい。このようにすれば、前記ノズルカバー19内においてエアーカーテン状の前記連続流Aを前記噴霧ノズル9の全周に亘ってより確実に形成させることができる。加えて、前記キャップ28を付けたままでも、前記吸気口31から図示しない棒状の清掃具を挿入して、前記カバー本体26の内周面や前記噴霧ノズル9の外周面の清掃をし易くなる。本実施の形態では、図2及び図3を総合すると分かるように、前記吸気口31を前記カバー本体26の周面に等角度間隔で四つ形成している。
図4に示すように、前記ノズルカバー19内には、筒状のノズル管カバー32が配設されている。該ノズル管カバー32は、前記ノズルカバー19内において前記ノズル管21の周囲を覆い、該ノズル管21の外周面への噴霧液滴Sの付着を防止する。前記ノズル管カバー32は、プラスチック等の電気絶縁性を有する材料で形成する。前記ノズル管カバー32は、本発明の一実施の形態に係る前記静電噴霧装置1の構成要素であるとともに、本発明の一実施の形態に係るノズル管カバー自体でもある。
前記ノズル管カバー32は、前記カバー本体26に対して着脱自在とされている。このため、前記ノズル管カバー32を前記カバー本体26から取り外して、前記ノズル管カバー32自体及び前記ノズル管21の外周面を洗浄し易い。よって、洗浄作業がより一層容易且つ確実に行える。着脱自在な結合の態様は、圧入式とするのが好ましい。前記ノズル管カバー32の着脱に工具等が不要となり、着脱作業をワンタッチで容易に行うことができるからである。
本実施の形態では、前記ノズル管カバー32の反噴霧方向側の端部寄りの外周面に圧入用フランジ33を一体形成し、前記カバー本体26に、前記圧入用フランジ33を受け止めて前記ノズル管カバー32の圧入深さを規制する段部34を設けている。前記ノズル管カバー32を前記カバー本体26に正規の位置まで圧入した状態において、前記ノズル管カバー32の外周面は前記吸気口31に対面する。前記ノズル管カバー32は、前記カバー本体26から前記キャップ28を取り外した状態で、前記カバー本体26の前記開口部27から容易に抜き取ることができる。
前記ノズル管カバー32は、噴霧方向及び反噴霧方向の双方へ向けて開口する環状隙間(外側環状隙間36,内側環状隙間35)を前記ノズル管21の回りに画成する。図4の例では、前記ノズル管カバー32は、前記ノズルカバー19内において前記ノズル管21の回りに同心状に配設された外筒体37と、該外筒体37内において前記ノズル管21の回りに同心状に配設された内筒体38を備えている。前記外筒体37と前記内筒体38との間には前記外側環状隙間36が画成され、前記内筒体38と前記ノズル管21との間には前記内側環状隙間35が画成されている。
前記外筒体37と前記内筒体38は、それらの反噴霧方向側の端部寄りの位置において、内筒体支え39によって互いに連結されている。該内筒体支え39を前記各筒体37,38の反噴霧方向側の端部寄りの位置に設けるのは、前記噴霧ノズル9及び前記環状電極10から遠ざけておくことで、前記内筒体支え39が噴霧液滴Sの連続膜の成長に関与するのを時間的に極力遅らせるためである。
前記内筒体支え39は、図5に示すように、前記外筒体37と前記内筒体38の周方向に間隔をおいて複数(図5の例では四つ)形成されている。これにより、前記外側環状隙間36が噴霧方向及び反噴霧方向の双方へ向けて開口している状態が確保される。前記外筒体37には、前記圧入用フランジ33が形成されている。
前記構成において、前記噴霧ノズル9から液体を噴射させると、噴霧液の流れに引張られて前記ノズルカバー19内に負圧が生じるので、前記吸気口31から前記ノズルカバー19内へと外部の空気が吸入される。前記ノズルカバー19内へと取り込まれた空気は、前記ノズル管カバー32の外周面及び前記噴霧ノズル9の外周面に沿って噴霧方向へ向けて流れ、前記環状電極10内を通過して、前記噴霧液滴Sと共に連続流Aとなって前方へと放出される。このため、前記カバー本体26の内面、前記噴霧ノズル9の外周面及び前記ノズル管カバー32の外周面に前記噴霧液滴Sが付着することが防止され、たとえ該噴霧液滴Sが付着したとしても、蓄積される前に前記連続流Aによって剥離されるので、大きな液滴に成長することはない。よって、前記ノズルカバー19内に前記噴霧液滴Sの連続膜が形成されにくく、短絡や漏電等による電圧降下が防止される。
また、本実施の形態では、前記ノズル管21の回りに前記ノズル管カバー32を配設しているので、たとえ前記噴霧液滴Sが前記ノズルカバー19内に入り込んだとしても、前記ノズル管21の回りに付着しにくい。このため、前記噴霧液滴Sの付着による短絡や漏電等に基づく電圧降下が起こり難い。また、前記外側環状隙間36及び前記内側環状隙間35は狭く形成されているので、これらの隙間35,36内への噴霧液滴Sの侵入も起こり難い。特に、図4の例では、前記内筒体38が前記外筒体37より僅かだけ噴霧方向へと延び出しており、前記内筒体38の噴霧方向側の端部には、前記噴霧ノズル9との隙間を狭める内向きフランジ40が形成されているので、前記内側環状隙間35内への噴霧液滴Sの侵入の可能性は極めて小さくなる。
さらに、前記ノズル管21の外周面には、その長さ方向の沿面距離を拡大させる複数の鍔部41が形成されているので、前記内側環状隙間35内へ噴霧液滴Sが侵入してしまった場合でも、前記ノズル管21の外周面に付着した噴霧液滴Sの連続膜が前記ノズル管21の基部側へと成長するのに長時間を要する。よって、前記噴霧液滴Sの連続膜による短絡や漏電等が生じ難く、電圧降下の可能性が尚一層抑制される。
また、図4の例では、前記ノズル管カバー32が内外二重の筒体38,37で形成され、その表面積が大きくされている。このため、長時間の噴霧で前記各環状隙間35,36内に噴霧液滴Sが入り込んでしまったとしても、前記噴霧ノズル9から前記環状電極10までの沿面距離が大きくなっているので、噴霧液滴Sの連続膜により前記噴霧ノズル9と前記環状電極10とが電気的に繋がってしまうまでにはさらに長時間を要する。よって、短絡や漏電等に基づく電圧降下が尚一層起こり難い。
さらに、前記外側環状隙間36及び前記内側環状隙間35が噴霧方向及び反噴霧方向の双方へ向けて開口しているので、前記各環状隙間36,35に噴霧液滴Sが入り込んでしまった場合でも、洗浄水で容易に洗浄することができる。洗浄水が前記各環状隙間36,35内に残留することもない。前記洗浄作業は、前記カバー本体26内に前記ノズル管カバー32を取着したままの状態でも行えるし、該ノズル管カバー32を取り外して行うこともできる。
以上のように、本実施の形態では、前記ノズルカバー19内への噴霧液滴Sの付着及びその付着液滴の成長を抑止するための措置が重畳的に講じられているので、静電付与に必要な高電圧がリークしてしまう可能性が極めて低い。
本実施の形態の他の特徴点として、図2及び図3に示すように、前記ノズルカバー19(前記カバー本体26)の外周面に複数の鍔部42が形成されている。該複数の鍔部42は、前記ノズルカバー19の外周面の反噴霧方向への沿面距離を拡大するとともに、前記ノズルカバー19の外周面における噴霧液滴Sの連続膜の広がりを抑止する作用を奏する。
前記複数の鍔部42は、噴霧方向に近づくにつれて各鍔部42の外径が徐々に大きくなるように形成するのが好ましい。このようにすれば、前記噴霧ノズル9からの液体噴霧に伴って前記ノズルカバー19の回りに生ずる噴霧方向への気流によって、前記各鍔部42に付着した噴霧液滴が剥離されやすくなる。前記複数の鍔部42の内、前記キャップ28に最も近い位置に配設される鍔部42の外径は、前記キャップ28の外径とほぼ同一とされている。
前記ノズル管カバー32の他の実施の形態として、図6に示すように、単一の筒体のみを備えた構成とすることもできる。図6のノズル管カバー43は、前記内筒体38と同一の筒体44を備え、該筒体44の反噴霧方向側の端部寄りの外周面に、前記圧入用フランジ33と同一の機能を果たす圧入用フランジ45が形成されている。前記筒体44とノズル管21との間には、前記内側環状隙間35と同一の環状隙間46が形成される。図6においてその他の構成は、図4と同一であるので、それと同一の符号を付して説明を省略する。
本発明の実施の一形態に係る静電噴霧装置の一部切欠側面図である。 図1の静電噴霧部の拡大側面図である。 図2の静電噴霧部の上面図である。 図3のIV−IV矢視断面図である。 図4のV−V矢視断面図である。 本発明の他の実施の形態に係る静電噴霧装置の静電噴霧部の、図4に対応する断面図である。
符号の説明
9 噴霧ノズル
10 電極(環状電極)
19 ノズルカバー
20 ベース部
21 ノズル管
31 吸気口
32 ノズル管カバー
35 環状隙間(内側環状隙間)
36 環状隙間(外側環状隙間)
37 外筒体
38 内筒体
39 内筒体支え
42 鍔部
43 ノズル管カバー
S 液滴(噴霧液滴)

Claims (9)

  1. 液体を微小な液滴(S)にして拡散噴霧する噴霧ノズル(9)と、該噴霧ノズル(9)を支持するノズル管(21)と、前記液滴(S)の拡散範囲の外側に近接して配置されて前記液滴(S)に電荷を付与する電極(10)と、前記噴霧ノズル(9)及び前記ノズル管(21)の周囲を覆うとともに前記電極(10)を保持する電気絶縁性を有するノズルカバー(19)と、噴霧方向及び反噴霧方向の双方へ向けて開口する環状隙間(35,36,46)を前記ノズルカバー(19)内において前記ノズル管(21)の回りに画成する、電気絶縁性を有するノズル管カバー(32,43)を備え、前記ノズルカバー(19)には、前記ノズル管カバー(32,43)の外周面の外方位置に、前記噴霧ノズル(9)から液体が噴霧されることによって生ずる負圧で外部の空気を取り込むための吸気口(31)が設けられている、静電噴霧装置。
  2. 前記ノズル管カバー(32,43)が前記ノズルカバー(19)に対して着脱自在とされている、請求項1に記載の静電噴霧装置。
  3. 前記ノズル管カバー(32,43)が前記ノズルカバー(19)に対して圧入されている、請求項2に記載の静電噴霧装置。
  4. 前記ノズル管カバー(32)は、前記ノズルカバー(19)内において前記ノズル管(21)の回りに同心状に配設された外筒体(37)と、該外筒体(37)内において前記ノズル管(21)の回りに同心状に配設された内筒体(38)と、前記外筒体(37)と前記内筒体(38)との間に形成されて前記環状隙間を構成する外側環状隙間(36)と、前記内筒体(38)と前記ノズル管(21)との間に形成されて前記環状隙間を構成する内側環状隙間(35)と、前記外筒体(37)と前記内筒体(38)とを反噴霧方向の端部寄りの位置で互いに連結する内筒体支え(39)を備えている、請求項1,2又は3に記載の静電噴霧装置。
  5. 前記ノズルカバー(19)の外周面に、反噴霧方向への沿面距離を拡大するとともに前記外周面における前記液滴(S)の連続膜の広がりを抑止する複数の鍔部(42)を備えている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の静電噴霧装置。
  6. 前記複数の鍔部(42)は、噴霧方向に近づくにつれて各鍔部(42)の外径が徐々に大きくなるように形成されている、請求項5に記載の静電噴霧装置。
  7. 前記ノズル管(21)を支持するベース部(20)を備え、前記ノズルカバー(19)が前記ベース部(20)に対して着脱自在とされている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の静電噴霧装置。
  8. 液体を微小な液滴(S)にして拡散噴霧する噴霧ノズル(9)と、該噴霧ノズル(9)を支持するノズル管(21)と、前記液滴(S)の拡散範囲の外側に近接して配置されて前記液滴(S)に電荷を付与する電極(10)と、前記噴霧ノズル(9)及び前記ノズル管(21)の周囲を覆うとともに前記電極(10)を保持する電気絶縁性を有するノズルカバー(19)であって、前記噴霧ノズル(9)から液体が噴霧されることによって生ずる負圧で外部の空気を取り込むための吸気口(31)を有する前記ノズルカバー(19)を備えている静電噴霧装置(1)の前記ノズルカバー(19)に対して着脱自在な、電気絶縁性を有するノズル管カバー(32,43)であって、前記ノズルカバー(19)への取付状態において噴霧方向及び反噴霧方向の双方へ向けて開口する環状隙間(35,36,46)を前記ノズル管(21)の回りに画成し、且つ、外周面が前記吸気口(31)に対面するように前記ノズルカバー(19)に取り付けられる、ノズル管カバー。
  9. 前記ノズルカバー(19)への取付状態において前記ノズル管(21)の回りに同心状に位置する外筒体(37)と、該外筒体(37)内において前記ノズル管(21)の回りに同心状に位置する内筒体(38)と、前記外筒体(37)と前記内筒体(38)との間に形成されて前記環状隙間を構成する外側環状隙間(36)と、前記内筒体(38)と前記ノズル管(21)との間に形成されて前記環状隙間を構成する内側環状隙間(35)と、前記外筒体(37)と前記内筒体(38)とを反噴霧方向の端部寄りの位置で互いに連結する内筒体支え(39)を備えている、請求項8に記載のノズル管カバー。
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