JP2008054243A - 監視装置 - Google Patents

監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008054243A
JP2008054243A JP2006231292A JP2006231292A JP2008054243A JP 2008054243 A JP2008054243 A JP 2008054243A JP 2006231292 A JP2006231292 A JP 2006231292A JP 2006231292 A JP2006231292 A JP 2006231292A JP 2008054243 A JP2008054243 A JP 2008054243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitoring
video
camera
output
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006231292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5032072B2 (ja
Inventor
Tetsuo Aikawa
徹郎 相川
Yoshio Sato
美穂 佐藤
Kazuchika Nagao
一親 永尾
Toshiaki Adachi
俊朗 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2006231292A priority Critical patent/JP5032072B2/ja
Publication of JP2008054243A publication Critical patent/JP2008054243A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5032072B2 publication Critical patent/JP5032072B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

【課題】全ての監視領域を一様に監視でき、且つ、少ない画像処理装置で効率よく監視することで監視対象における異常の見落としを低減することができる監視装置を提供する。
【解決手段】複数台の監視カメラ200−1〜200−nからの映像をカメラ選択装置210により所定時間毎に順次選択して出力する。このカメラ選択装置210から出力された映像を画像処理装置220で画像処理し、監視対象の異常状態を検出し、この異常状態の映像を出力した監視カメラの識別情報を出力する。画像処理装置220から出力された識別情報に対応する監視カメラを監視映像出力装置230で選択し、その監視映像をモニタ240に出力して表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、監視カメラにより道路の交通状態など、監視対象の状態を検出する監視装置に関する。
一般に、各種の分野でテレビカメラを用いて監視対象を撮影し、その映像により監視対象の状態を検出する監視装置が広く用いられている。例えば、交通監視の分野では、道路に沿って複数のテレビカメラを設置し、一定間隔で順番にテレビカメラを切り替え、そのテレビカメラの映像をモニタに表示し、交通状態を監視員が目視で確認している。
このような監視システムにおいて、設置されているテレビカメラが数百台を超える場合、10台のカメラを一定間隔で切り替え1つのモニタに表示したとしても、監視員が目視で確認しなければならないモニタの量は膨大であり、それを24時間常時監視しなければならないため、監視員の負担は大きい。また、ある場所で渋滞などの交通状態が発生した場合、渋滞などによる事故が考えられるため、監視員はその場所の監視を重点的に行う必要がある。このため、他の場所に費やす監視時間が短くなり、他の場所で発生した渋滞や、交通量の少ない場所における落下物などを見逃す危険性が高くなる。このように従来の監視員による交通監視では、一様な監視を安定して提供することが困難である。
そこで、効率的な交通監視装置に関する提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。図14は、この監視装置の構成を示すブロック図である。この監視装置では、複数の監視カメラ100、画像切替装置110、1台以上の画像処理装置120とモニタ130、切替パターン設定部140で構成される。
上記構成において、道路上に、ある間隔をあけて複数の監視カメラ100が設置されており、道路上を走行する車両を撮影するように設定されているものとする。各監視カメラ100の映像は画像切替装置110に入力される。画像切替装置110は、複数の入力映像から、最初は任意の切替パターンに従っていくつかの映像を選択して出力する。画像切替装置110から出力された映像は画像処理装置120で処理され、交通状態が計測される。各画像処理装置120の出力は切替パターン設定部140に送られる。切替パターン設定部140は、画像処理装置120で計測された交通状態に応じて、各監視カメラ100への割り当て時間を変更する。例えば、監視カメラ100−1で渋滞が検知された場合、監視カメラ100−1への割り当て時間を長くし、逆に、交通量の少なく監視を多く必要としない監視カメラ100−2への割り当て時間を短くする。また、監視をする必要のない場所の監視カメラへの割り当て時間をゼロにする、といった切替パターンの設定を行う。この切替パターン設定部140の指示に従って画像切替装置110は切替制御される。
特許第3426068号
上述した監視装置では、監視員は、1箇所で渋滞などの交通状態が発生すると、その場所の目視監視を重点的に行う必要があるため、他の場所に費やす監視時間が短くなり、結果的に他の場所で発生した交通状態の異常を見落とす危険性が高くなる。交通監視は、事故の早期発見と共に、事故を事前に防止することも重要である。そのため、交通量が少なくても落下物などの監視は必要不可欠であり、全ての監視領域を一様に安定して監視する必要がある。
すなわち、上述した監視装置では、現在の交通状態に応じて監視カメラに割り当てる時間を長くしたり短くしたりするため、監視員の目視と同様に短い時間を割り当てられた監視カメラにおいて、交通状態の異常を見落とす危険性が高くなる。
本発明の目的は、全ての監視領域を一様に監視でき、且つ、少ない画像処理装置で効率よく監視することで監視対象における異常の見落としを防止することができる監視装置を提供することにある。
本発明による監視装置は、複数台の監視カメラと、これら複数台の監視カメラからの映像を所定時間毎に順次選択して出力するカメラ選択装置と、このカメラ選択装置から出力された映像を画像処理し、監視対象の異常状態を検出すると、この異常状態の映像を出力した監視カメラの識別情報を出力する画像処理装置と、前記複数台の監視カメラからの監視映像を入力し、前記画像処理装置から出力された識別情報に対応する監視カメラを選択してその監視映像を出力する監視映像出力装置と、この監視映像出力装置から出力される監視映像を表示するモニタとを備えたことを特徴とする。
本発明では、画像処理装置は、監視対象の異常状態を検出すると、この異常状態の種類を判別して、その判別結果である異常種類判別情報を、その異常状態を撮影した監視カメラの識別信号と対応させて出力するように構成してもよい。
また、本発明では、監視映像出力装置は、画像処理装置で判別される複数の異常状態に対し予め優先度を設定した優先度記憶部を有し、前記画像処理装置から異常状態を撮影した監視カメラの識別情報及びこれと対応して異常種類判別情報が出力されると、前記優先度記憶部の優先度にしたがって異常種類判別情報による異常種類の優先度を判断し、優先度の高い異常種類を撮影した監視カメラの映像を選択出力するように構成するとよい。
また、本発明では、監視映像出力装置は、画像処理装置から出力された監視カメラの識別情報を記憶する選択カメラ記憶部を有し、この選択カメラ記憶部に記憶された識別情報に対応する監視カメラの映像を順次選択してモニタに出力するように構成してもよい。
また、本発明では、異常状態を撮影した映像が、正常状態に戻ったことを検出し、この映像のモニタへの表示出力を停止させる監視映像出力の解除装置を設けるとよい。
この解除装置は、監視影像出力装置からモニタに出力される映像を画像処理することにより、監視対象が正常状態に戻ったことを検出し、監視映像出力装置による該当映像の選択出力を停止させる。
また、この解除装置は、画像処理装置で画像処理された情報から監視対象が正常状態に戻ったことを検出し、監視映像出力装置による該当映像の選択出力を停止させるようにしてもよい。
また、本発明では、画像処理装置は、カメラ選択装置からの出力映像を画像処理して検出した監視対象の状態を、複数の監視カメラ毎にそれぞれ記録する状態メモリ部を有し、各監視カメラについて、それぞれ自監視カメラによる監視対象の状態を検出する際、自監視カメラの近傍に配置された他のカメラによる監視対象の状態を前記状態メモリから取り出し、この取り出された他の監視カメラによる監視対象の状態を参照して、自監視カメラによる監視対象の状態を判定するとよい。
また、本発明では、画像処理装置は、カメラ選択装置からの出力映像を画像処理して検出した監視対象の状態を、複数の監視カメラ毎にそれぞれ記録する状態メモリ部を有し、カメラ選択装置からの映像入力時、入力映像に基づく監視対象の状態と、前記状態メモリに記録されている同じ監視カメラの過去の監視対象の状態とを比較し、その比較結果から現在の監視対象の状態を判断してもよい。
また、本発明では、画像処理装置は、カメラ選択装置から出力されたある時点の映像を記録する映像メモリ部と、同一監視カメラによる前記時点から任意の時間後に入力された映像と前記映像メモリに記録されている映像との差分を求める映像比較部とを有し、この映像比較部求められた差分映像から監視対象の状態を検出する。
また、本発明では、画像処理装置は、カメラ選択装置から所定の時間間隔で順次出力される映像を監視カメラ毎にそれぞれ記録する映像メモリ部と、この映像メモリ部に記録された映像から背景画像をそれぞれ作成する背景画像作成部とを有し、前記カメラ選択装置からの映像が入力されると、入力された映像を撮影した監視カメラの映像に基いて作成された背景画像と現在の入力映像とを比較してその差分画像から監視対象の状態を検出するように構成してもよい。
また、本発明では、監視映像出力装置は、複数台の監視カメラからの監視映像を1画面上に合成して表示させる画像合成装置を有し、画像処理装置からの出力情報により監視対象の異常を検出した監視カメラが複数存在する場合、これら複数の監視カメラからの映像をモニタ上に合成して表示させるようにしてもよい。
また、本発明では、複数台の監視カメラの設置位置を示した地図の情報を有し、画像処理装置によって得られる異常状態を撮影した監視カメラの識別情報から、前記地図上における当該監視カメラの設置場所に対応する監視対象部分を異常状態表示する異常個所モニタを有する構成としてもよい。
さらに、本発明では、異常個所モニタを、画像処理装置によって得られる異常状態を撮影した監視カメラの識別情報及び異常種類判別情報から、地図上における当該監視カメラの設置場所に対応する監視対象部分を異常種類別に異常状態表示するように構成してもよい。
本発明によれば、広範囲の監視対象領域に対し、複数台の監視カメラを用いて一様に監視を行い、このなかの異常発生箇所の映像をモニタ表示することにより、監視員の負担を軽減すると共に、異常の発生を確実にとらえ、その見落としを防止することができる。
以下、本発明による監視装置の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、この実施の形態に係わる監視装置の構成を、交通監視装置を例にとって示すブロック図である。図1に示すように、交通監視装置は、道路を撮影できる位置に設置された複数(例えば、数百台)のテレビカメラ(監視カメラ)200を有する。210はカメラ選択装置で、前記複数のテレビカメラ200のうちの、いくつか(例えば、十数台)テレビカメラ200−1〜200−nで撮影された映像を選択する。220は画像処理装置で、カメラ選択装置210にて選択されたテレビカメラ200の映像を処理する。230は監視映像出力装置で、画像処理装置220で処理した結果に応じて、テレビカメラ200を選択し、選択した映像をモニタ240に出力してモニタ240に表示させる。
前記カメラ選択装置210は、上述のように、複数台(例えば、十数台)のテレビカメラ200−1〜200−nからの映像を所定時間毎に順次選択して出力する。また、前記画像処理装置220は、カメラ選択装置210から出力された映像を画像処理し、監視対象の異常状態の有無を検出する。そして、監視対象の異常状態を検出すると、この異常状態の映像を出力したテレビカメラ(200−1〜200−nのいずれか)の識別情報を出力する。同時に異常状態の種類を判別する。そして、その判別結果である異常種類判別情報を、その異常状態を撮影したテレビカメラの識別信号と対応させて出力する。さらに、前記監視映像出力装置230は、前記複数台のテレビカメラ200−1〜200−nからの監視映像を入力し、画像処理装置220から出力された識別情報に対応するテレビカメラ(200−1〜200−nのいずれか)の監視映像を選択し、モニタ240に出力する。
次に、動作について説明する。テレビカメラ200は、道路に沿って任意の間隔をあけ、道路を撮影できる複数の箇所に設置されており、道路や道路上の車両などを撮影する。テレビカメラ200の映像はカメラ選択装置210に入力され、カメラ選択装置210は、入力された複数のテレビカメラ200の映像から、1つ以上の映像を一定間隔で周期的に選択して出力する。例えば、1つの映像の選択時間を10秒と設定した場合、はじめにテレビカメラ200−1の映像を選択し、設定した10秒の選択時間が経過すると、次のテレビカメラ200−2の映像に選択を切り替える。この切替動作を順番に200−nまで行い、切替動作が200−nまで到達すると、再度、テレビカメラ200−1から切替動作を繰り返す。
画像処理装置220は、カメラ選択装置210の出力映像から、監視対象における異常状態を検出する。この実施の形態は交通監視装置であるので、具体的には道路上での停止車両、渋滞、落下物などの交通状態を計測する。これらの計測手法の詳細については後述する。
画像処理装置220の計測結果は監視映像出力装置230に送られる。監視映像出力装置230は、画像処理装置220から送られてきた情報により、交通状態が例えば落下物や渋滞などの監視を必要とする交通状態の異常であれば、そのテレビカメラ200を選択し映像を出力する。すなわち、画像処理装置220は、カメラ選択装置210から出力された映像を画像処理し、監視対象の異常状態の有無を検出する。そして、監視対象の異常状態(例えば、落下物や渋滞など)を検出すると、この異常状態の映像を出力したテレビカメラの識別情報を、異常状態の種類と対応させて出力する。監視映像出力装置230は、これらの情報から、異常状態の映像を出力したテレビカメラ(例えば、200−1とする)を選択し、このテレビカメラ200−1の映像を出力し、モニタ240に表示するので、監視員などがこれを目視確認する。
この監視映像出力装置230が、監視する必要のあるテレビカメラ200−1の映像をモニタ240に出力している状態においても、カメラ選択装置210は常に一定間隔でテレビカメラ200を選択しており、画像処理装置220はカメラ選択装置210の出力映像から交通状態を計測している。したがって、別の箇所で異常が発生しても、直ちにこれをとらえて監視員などに知らせることができる。
図1のブロック図では、画像処理装置220と、モニタ240を1台ずつ設けたが、それぞれを複数設ける構成でもよい。
この実施の形態によれば、多数のテレビカメラ200の映像を監視する場合おいても、少ない画像処理装置220で交通監視装置を構築できる。そして、交通状態が異常であるテレビカメラの映像を監視映像出力装置230にて選択し出力することで、監視員が目視で確認する必要のある映像を必要最小限に抑えられ、しかも、交通状態の異常の見落としを抑制することができる。また、画像処理装置220にて常時監視する映像と、監視員が確認する映像を切り分けることで、全ての監視領域を常に一様に監視することが可能である。
次に、図2で示す実施の形態を説明する。この実施の形態では、図1で示した実施の形態に対して、監視映像出力装置230に優先度記憶部300を追加して設けたものである。その他の構成は図1と同様であり、同一符号を付し説明は省略する。優先度記憶部300は、画像処理装置220で判別される複数の異常種類に対し、予め優先度を設定している。そして、画像処理装置220から異常状態を撮影したテレビカメラの識別情報及びこれに対応して異常種類判別情報が出力されると、この異常種類の優先度を判断し、優先度の高い異常種類を撮影したテレビカメラの映像を選択出力する。
次に、動作について説明する。優先度記憶部300には、上述のように異常状態(この場合、交通状態)ごとの優先度が記録されている。例えば、交通事故につながりやすい落下物が最も優先度が高く、順に、停止車両、渋滞などと優先度を設ける。監視映像出力装置230が既にテレビカメラ200を選択している状態においても、画像処理装置220から交通状態の異常情報が送られてきた場合、既に選択しているテレビカメラの交通状態と、画像処理装置220から送られてきた交通状態の優先度を優先度記憶部300に記録された優先度に基づいて比較する。その結果、優先度の高いテレビカメラを選択し、選択したテレビカメラの映像をモニタ240に出力する。
すなわち、画像処理装置220は、画像処理により異常状態を検出すると、異常状態を撮影したテレビカメラの識別情報及びこれと対応して異常種類判別情報を出力する。したがって、監視映像出力装置230は、優先度記憶部300に記憶された異常状態の優先度から、前記異常種別判別情報による異常種類の優先度を判断し、その結果、優先度の高い異常種類を撮影したテレビカメラの映像を選択出力する。
この実施の形態によれば、交通状態ごとの優先度を記録した優先度記録部300を設けることで、最も監視する必要がある、例えば、事故につながりやすい交通状態の異常の見落としを抑制することができる。
次に、図3で示す実施の形態を説明する。この実施の形態は、図1で示した実施の形態に対して、監視映像出力装置230に選択カメラ記憶部400を追加して設けたものである。その他の構成は図1と同様であり、同一符号を付し説明は省略する。この選択カメラ記憶部400は、画像処理装置220から出力されたテレビカメラの識別情報を記憶する。監視映像出力装置230は、この選択カメラ記憶部400に記憶された識別情報に対応するテレビカメラの映像を順次選択してモニタ240に出力する。
次に、動作について説明する。画像処理装置220から交通状態の異常が送られてきた場合、監視映像出力装置230は、異常を検知したテレビカメラの情報を選択カメラ記録部400に記録する。監視映像出力装置230は、選択カメラ記録部400を参照して記録されているテレビカメラをチェックし、記録されているテレビカメラを順次切り替えながら選択してテレビカメラの映像をモニタ240に出力する。
この実施の形態によれば、交通状態の異常が検知されたテレビカメラの情報を選択カメラ記録部400に記録し、この記録されたテレビカメラを監視映像出力装置230にて順次切り替えながらモニタ240に表示する。このため、交通状態の異常を検知した全てのテレビカメラの映像を確認することができ、交通状態の異常の見落としを抑制することができる。
次に、図4で示す実施の形態を説明する。この実施の形態では、図1で示した実施の形態に対して、監視映像出力の解除装置500を追加して設けたものである。その他の構成は図1と同様であり、同一符号を付し説明は省略する。解除装置500は、異常状態を撮影したカメラの映像が、正常状態の映像に戻ったことを検出し、この映像のモニタ240への表示出力を停止するものである。すなわち、解除装置500は、監視影像出力装置230からモニタ240に出力される映像を入力して画像処理することにより、監視対象が正常状態に戻った場合これを検出し、監視映像出力装置230による該当映像の選択出力を停止させる。
次に、動作について説明する。監視映像出力装置230は、画像処理装置220から交通状態の異常が送られてくると、そのテレビカメラを選択して映像を出力し、モニタ240に表示する。解除装置500は、監視映像出力装置230の出力映像から、画像処理装置220と同様に交通状態を計測する。解除装置500の計測結果は監視映像出力装置230に送られる。監視映像出力装置230は、解除装置500から送られてきた交通状態が正常に戻っていれば、テレビカメラの選択を解除してモニタ240への表示を停止させる。
なお、解除装置500は、上記構成に限定されず、画像処理装置220で画像処理された情報から、監視対象が正常状態に戻ったことを検出し、監視映像出力装置230による該当映像の選択出力を停止させるようにしてもよい。
この実施の形態によれば、監視映像出力の解除装置500を設け、交通状態の異常が正常に戻ったことを計測し監視映像出力装置230の選択を解除することにより、交通状態の異常を検知した他のテレビカメラの映像を早期に監視員が確認できる。また、交通状態の異常を検知したテレビカメラの映像のみを効率よく確認することができ、交通状態の異常の見落としを抑制することができる。
次に、画像処理装置220において、監視対象の異常を検出する場合の判断処理に関して、図5を用いて説明する。この例では、画像処理装置220に、カメラ選択装置210の出力映像から計測した各テレビカメラの交通状態を記録する状態メモリ部600を設けている。その他の構成は図1と同様であり、同一符号を付し説明は省略する。
状態メモリ部600は、上述のように、カメラ選択装置210からの出力映像を画像処理して検出した監視対象の状態(交通状態)を、複数のテレビカメラ200−1〜200−n毎にそれぞれ記録する。画像処理装置220は、各テレビカメラ200−1〜200−nについて、それぞれ自テレビカメラ(例えば、200−3とする)による監視対象の状態を最終的に判断する際、自テレビカメラの近傍に配置された他のテレビカメラ(この場合、200−2,200−4)による監視対象の状態を状態メモリ600から取り出し、この他のテレビカメラ200−2,200−4による監視対象の状態を参照して、自テレビカメラ200−3による監視対象の状態を判定する。
次に、動作について説明する。テレビカメラ200の映像は、カメラ選択装置210によって、一定間隔の時間で周期的に切り替えられて画像処理装置220に入力される。画像処理装置220は、入力されたカメラ選択装置210の出力映像から交通状態を計測し、テレビカメラ200ごとに計測結果(監視対象の状態)を状態メモリ部600に記録する。その後、状態メモリ部600に記録されているテレビカメラごとの計測結果を参照して、設置箇所が隣接する複数の計測結果から1箇所の最終的な交通状態を判断する。図6は、本実施の形態における交通状態の判断方法の説明図である。
図6において、各テレビカメラ200の映像はカメラ選択装置210を介して画像処理装置220に入力され、画像処理装置220にて交通状態が計測される。画像処理装置220は、計測結果(監視対象の状態:交通状態)700を状態メモリ部600に記録する。図6では、テレビカメラ200−1の計測結果を700−1へ、テレビカメラ200−2の計測結果を700−2へ、テレビカメラ200−3の計測結果を700−3へ、・・・、それぞれ記録した状態を示している。画像処理装置220は、例えば、テレビカメラ200−3の最終的な交通状態を判断する場合、自テレビカメラ200−3の映像から計測した結果である交通状態700−3と、設置箇所が隣接するテレビカメラ200−2、200−4の映像から計測した交通状態700−2、700−4とを参照して総合的に判断する。
図6の例では、自テレビカメラ200−3から計測した交通状態700−3は渋滞となっている。車両の進行方向に対して渋滞が発生する手前では、走行車両が速度を落とすため低速状態が発生する。自テレビカメラ200−3の手前(上流側)に設置されている他のテレビカメラ200−2では低速状態(700−2)が計測されており、渋滞と計測した交通状態700−3の信頼性は高いと判断できる。また、進行方向に対して奥(下流側)に設置された他のテレビカメラ200−4の計測結果700−4は渋滞と計測されており、渋滞はある一定区間発生することから、前記交通状態700−3の計測結果の信頼性が更に高くなる。なお、下流側のデータ700−4は、前回周期で対応するテレビカメラ200−4から入力した映像に基づくデータを用いればよい。
画像処理装置220は、このように設置箇所が隣接するテレビカメラの計測結果を参照して各テレビカメラ200−1〜200−n毎にそれらが設置された箇所の交通状態を総合的に判断する。
なお、図6では、参照する計測結果を前後1つとして設置したが、2つ以上に設定してもよい。
この実施の形態によれば、画像処理装置220に状態メモリ部600を設け、設置箇所が隣接するテレビカメラの映像から計測した結果を参照して総合的に交通状態を判断することで精度の高い交通状態の監視ができる。
次に、画像処理装置220において、監視対象の異常を検出する場合の判断処理の別の例を、図7を用いて説明する。この例では、画像処理装置220に、カメラ選択装置210の出力映像から計測した各テレビカメラの交通状態を記録する状態メモリ部800を設けたものである。すなわち、状態メモリ部800は、カメラ選択装置210からの出力映像を画像処理して検出した監視対象の状態(交通状態)を、複数のテレビカメラ200−1〜200−n毎にそれぞれ記録する。画像処理装置220は、カメラ選択装置210からの映像入力時、入力映像に基づく監視対象の状態と、状態メモリ800に記録されている同じテレビカメラからの過去の監視対象の状態とを比較し、その比較結果から現在の監視対象の状態を判断する。
次に、動作について説明する。各テレビカメラ200−1〜200−nの映像は、カメラ選択装置210によって、一定間隔の時間で周期的に切り替えられて画像処理装置220に入力される。画像処理装置220は、入力されたカメラ選択装置210の出力映像から交通状態を計測し、テレビカメラ200−1〜200−nごとに計測結果を状態メモリ部800に記録する。その後、カメラ選択装置210の切替動作が一周して再び同一のテレビカメラに切り替わった際に、現在の画像処理装置220の計測結果と、状態メモリ部800に記録されている過去の計測結果を比較し交通状態を判断する。
例えば、テレビカメラ200−1にて渋滞が計測され、状態メモリ部800に記録されたとする。この後、カメラ選択装置210の切替動作が一周して再度テレビカメラ200−1に切り替わり、画像処理装置220にて渋滞が計測されたとする。この現在の計測結果と状態メモリ部800に記録されている過去の計測結果とを比較する。この場合、現在の計測結果が渋滞であり、過去の計測結果も渋滞であることから、現在の計測結果である渋滞の信頼性が高いと判断できる。
画像処理装置220は、このように過去の計測結果と現在の計測結果を比較し交通状態を判断する。
この実施の形態によれば、画像処理装置220に状態メモリ部800を設け、過去の計測結果と現在の計測結果とを比較して交通状態を判断するので、精度の高い交通状態の監視ができる。
次に、画像処理装置220において、監視対象の異常状態を検出する手法を、図8及び図9を用いて説明する。この例では、画像処理装置220に、各テレビカメラ200−1〜200−nの映像を記録する映像メモリ部900と、映像メモリ部900に記録された映像と任意の時間後のテレビカメラ200の映像を比較する映像比較部910を設けたものである。その他の構成は図1と同様であり、同一符号を付し説明は省略する。
映像メモリ部900は、上述のようにカメラ選択装置210から出力された各テレビカメラ200−1〜200−nによる映像をそれぞれ記録する。映像比較部910は、同一監視カメラによる映像について、前記記録時点から任意の時間後に入力された映像と、前記映像メモリ900に記録されている映像とを比較して差分を求め、この差分映像から監視対象の状態を検出する。
次に、動作について説明する。例えば、テレビカメラ200−1の映像を処理する場合、画像処理装置220は、カメラ選択装置210の切替え動作に基づくある時点でテレビカメラ200−1の映像を取り込む。画像処理装置220は、取り込んだ映像を映像メモリ部900に記録する。テレビカメラ200−1の映像はカメラ選択装置210から出力されているので、映像比較部910は、前記記録時点から任意の時間(例えば、数秒程度)後に取り込まれた映像と映像メモリ部900に記録されている映像とを比較し、差分を求める。
すなわち、映像比較部910は、図9で示すように、映像メモリ部900に記録されているある時点の映像1000と、任意の時間後に取り込んだ映像1010との差分を求める。画像処理装置220は、その結果の差分映像1020から交通状態を計測する。例えば、図9の映像1000と1010とには、同一の車両1040が撮影されており、車両が走行しているため映像1000の車両1040aと、映像1010の車両1040bでは、撮影されている位置が異なる。よって、映像1000と映像1010の差分映像1020では、車両の走行に基づいた差分の領域が抽出できる。
画像処理装置220では、この抽出された領域より交通状態を計測する。走行車両が1台の場合、図示のように、車両の走行元の領域1030bと、走行先の領域1030aの2つの領域が抽出される。走行車両が2台の場合には、4つの領域が抽出される。また、抽出された領域の大きさは、走行距離に依存する。例えば1030aの抽出領域に対して、道路に沿った方向の大きさ1040は、車両の走行距離となる。これにより、映像の取込み時間と、テレビカメラの視野角などから車両の走行速度を計測することができる。画像処理装置220では、これらの処理により通常走行、異常高速走行、低速走行、渋滞、車両停止などの交通状態を計測する。
この実施の形態によれば、画像処理装置220に映像メモリ部900と映像比較部910を設け、映像メモリ部900に記録した映像と任意の時間後の映像を比較して変化領域を抽出するので、抽出領域の情報から容易に交通状態を計測することができる。
次に、画像処理装置220において、監視対象の異常状態を検出する他の手法を、図10を用いて説明する。この例では、画像処理装置220に、各テレビカメラ200−1〜200−nごとの一定時間の映像を記録する映像メモリ部1110と、この映像メモリ部1110に記録された映像から背景画像を作成する背景画像作成部1120を設けたものである。その他の構成は図1と同様であり、同一符号を付し説明は省略する。
映像メモリ部1110は、上述のように、カメラ選択装置210から所定の時間間隔で順次出力される映像を、各テレビカメラ200−1〜200−n毎にそれぞれ記録する。また、背景画像作成部1120は、映像メモリ部1110に記録されている各テレビカメラ200−1〜200−n毎の映像からそれぞれ背景画像を作成する。画像処理装置220は、カメラ選択装置210からの映像が入力されると、入力された映像を撮影したテレビカメラからの前入力周期における映像で作成された背景画像と、現在の入力映像とを比較する。そして、これら両者の差分画像を得、この差分画像から監視対象の状態を検出する。
次に、動作について説明する。テレビカメラ200−1〜200−nの映像は、カメラ選択装置210によって、一定間隔の時間で周期的に切り替えられて画像処理装置220に入力される。画像処理装置220は、例えば、テレビカメラ200−1の映像を処理する場合、一定時間の映像を映像メモリ部1110に記録する。その後、カメラ選択装置210の切替動作が一周して同一のテレビカメラ200−1に切り替わった際に、映像メモリ部1110に記録されている映像から、背景画像作成部1120にて画像の画素ごとの平均化処理、もしくはメディアン処理などで、背景画像を作成する。背景画像とは、車両や落下物などが撮影されていない背景のみの画像である。次に、画像処理装置220は、この背景画像と現在のテレビカメラ200−1の映像を比較し差分画像を得る。この差分画像から車両や落下物を抽出し、交通状態を計測する。
この実施の形態によれば、画像処理装置220に映像メモリ部1110と背景画像作成部1120を設け、映像メモリ部1110に記録した映像から作成した背景画像と現在のテレビカメラ200の映像を比較することで容易に交通状態を計測することができる。
次に、モニタ240での表示手法について図11により説明する。この例は、監視映像出力装置230に、画像合成装置1200を設けたものである。その他の構成は図1と同様であり、同一符号を付し説明は省略する。
画像合成装置1200は、複数台のテレビカメラからの監視映像を1画面上に合成して表示させるものである。監視映像出力装置230は、画像処理装置220からの出力情報により監視対象の異常を検出したテレビカメラが複数存在する場合、これら複数のテレビカメラからの映像をモニタ240上に、マルチ画面のように合成して表示させる。
次に、動作について説明する。監視映像出力装置230は、画像処理装置220から交通状態の異常が送られてくると、そのテレビカメラ200を選択し映像を入力する。また、監視映像出力装置230は、複数のテレビカメラ200にて交通状態の異常を検知したことが画像処理装置220より送られてくると、複数のテレビカメラ200を選択して映像を入力する。監視映像出力装置230は、入力した複数のテレビカメラ200の映像を1つのディスプレイに表示できるように、画像合成装置1200にて画像の縮小処理と画像の配列処理を行い画像合成した後に、モニタ240に出力し表示する。
この実施の形態によれば、監視映像出力装置230に画像合成装置1200を設け、交通状態の異常を検知した複数のテレビカメラ200の映像を1つのディスプレイに表示できるように画像合成し出力することで、効率よく交通状態の異常を検知したテレビカメラの映像を確認することができ、交通状態の異常の見落としを抑制することができる。
次に、監視対象の異常状態発生箇所を表示する手法を図12及び図13により説明する。この例では、各テレビカメラ200−1〜200−nの設置位置を示す地図を備えた異常個所モニタ1300を設けている。その他の構成は図1と同様であり、同一符号を付し説明は省略する。
異常個所モニタ1300は、上述のように、複数台のテレビカメラ200−1〜200−nの設置位置を示す地図の情報を有し、画像処理装置220によって得られる異常状態を撮影したテレビカメラの識別情報及び異常種類判別情報から、前記地図上における当該テレビカメラの設置場所に対応する監視対象部分を異常種類別に異常状態表示する。
次に、動作について説明する。監視映像出力装置230は、画像処理装置220から交通状態の異常に関する情報が送られてくると、異常状態を撮影したテレビカメラの識別情報からそのテレビカメラ200を選択して映像を出力し、モニタ240に表示する。本実施の形態では、それと同時に監視映像出力装置230は、画像処理装置220が交通状態の異常を検知したテレビカメラ200の識別情報と交通状態(異常種類判別情報)を異常箇所モニタ1300へ送る。
異常箇所モニタ1300は、図13に示すように、テレビカメラ200の設置位置を示した地図1400を備えており、監視映像出力装置230から送られてくるテレビカメラ200の識別情報と交通状態(異常種類判別情報)から、地図1400の対応する位置に交通状況1410に応じた表示1420を行う。この表示により、監視員が各交通状態の発生している理由を予測しやすい。例えば、図示表示1420から、渋滞1420−2や、低速1420−3の状態は、停止車両1420−1があるために発生したと予測できる。
この実施の形態によれば、異常箇所モニタ1300を設け、異常箇所モニタ1300が備えた地図1400上の位置に交通状態に応じた表示1420を行うことで、監視員が各交通状態の発生している理由を予測しやすく、交通状態の異常の見落としを抑制することができる。
なお、より簡易な表示形態として、異常箇所モニタ1300の地図1400上に交通状況1410に応じた表示1420を行わず、単に異常状態発生のみ表すパターンを該当箇所に表示するだけでもよい。
本発明による監視装置の一実施の形態を示すブロック図である。 本発明による監視装置の監視映像出力装置に優先度記憶部を設けた実施の形態を示すブロック図である。 本発明による監視装置の監視映像出力装置に選択カメラ記憶部を設けた実施の形態を示すブロック図である。 本発明による監視装置に監視映像出力の解除装置を設けた実施の形態を示すブロック図である。 本発明による監視装置の画像処理装置による異常状態判断手法の一例を説明するブロック図である。 図5の詳細を説明するブロック図である。 本発明による監視装置の画像処理装置による異常状態判断手法の他の例を説明するブロック図である。 本発明による監視装置の画像処理装置による異常状態検出手法の一例を説明するブロック図である。 図8の動作を説明する模式図である 本発明による監視装置の画像処理装置による異常状態検出手法の他の例を説明するブロック図である。 本発明による監視装置のモニタに複数画像を表示させる実施の形態を示すブロック図である。 本発明による監視装置の異常個所モニタを設けた実施の形態を示すブロック図である。 図13の異常個所モニタの表示例を示す画面図である。 従来例を説明するブロック図である。
符号の説明
200 監視カメラ
210 カメラ選択装置
220 画像処理装置
230 監視映像出力装置
240 モニタ
300 優先度記憶部
400 選択カメラ記憶部
500 監視映像出力の解除装置
600,800 状態メモリ部
900,1110 映像メモリ部
910 映像比較部
1120 背景画像作成部
1200 画像合成装置
1300 異常個所モニタ
1400 地図
1420 異常状態の表示

Claims (14)

  1. 複数台の監視カメラと、
    これら複数台の監視カメラからの映像を所定時間毎に順次選択して出力するカメラ選択装置と、
    このカメラ選択装置から出力された映像を画像処理し、監視対象の異常状態を検出すると、この異常状態の映像を出力した監視カメラの識別情報を出力する画像処理装置と、
    前記複数台の監視カメラからの監視映像を入力し、前記画像処理装置から出力された識別情報に対応する監視カメラを選択してその監視映像を出力する監視映像出力装置と、
    この監視映像出力装置から出力される監視映像を表示するモニタと
    を備えたことを特徴とする監視装置。
  2. 画像処理装置は、監視対象の異常状態を検出すると、この異常状態の種類を判別して、その判別結果である異常種類判別情報を、その異常状態を撮影した監視カメラの識別信号と対応させて出力することを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  3. 監視映像出力装置は、画像処理装置で判別される複数の異常状態に対し予め優先度を設定した優先度記憶部を有し、前記画像処理装置から異常状態を撮影した監視カメラの識別情報及びこれと対応して異常種類判別情報が出力されると、前記優先度記憶部の優先度にしたがって異常種類判別情報による異常種類の優先度を判断し、優先度の高い異常種類を撮影した監視カメラの映像を選択出力することを特徴とする請求項2に記載の監視装置。
  4. 監視映像出力装置は、画像処理装置から出力された監視カメラの識別情報を記憶する選択カメラ記憶部を有し、この選択カメラ記憶部に記憶された識別情報に対応する監視カメラの映像を順次選択してモニタに出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の監視装置。
  5. 異常状態を撮影した映像が、正常状態に戻ったことを検出し、この映像のモニタへの表示出力を停止させる監視映像出力の解除装置を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の監視装置。
  6. 解除装置は、監視映像出力装置からモニタに出力される映像を画像処理することにより、監視対象が正常状態に戻ったことを検出し、監視映像出力装置による該当映像の選択出力を停止させることを特徴とする請求項5に記載の監視装置。
  7. 解除装置は、画像処理装置で画像処理された情報から監視対象が正常状態に戻ったことを検出し、監視映像出力装置による該当映像の選択出力を停止させることを特徴とする請求項5に記載の監視装置。
  8. 画像処理装置は、カメラ選択装置からの出力映像を画像処理して検出した監視対象の状態を、複数の監視カメラ毎にそれぞれ記録する状態メモリ部を有し、各監視カメラについて、それぞれ自監視カメラによる監視対象の状態を検出する際、自監視カメラの近傍に配置された他のカメラによる監視対象の状態を前記状態メモリから取り出し、この取り出された他の監視カメラによる監視対象の状態を参照して、自監視カメラによる監視対象の状態を判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の監視装置。
  9. 画像処理装置は、カメラ選択装置からの出力映像を画像処理して検出した監視対象の状態を、複数の監視カメラ毎にそれぞれ記録する状態メモリ部を有し、カメラ選択装置からの映像入力時、入力映像に基づく監視対象の状態と、前記状態メモリに記録されている同じ監視カメラの過去の監視対象の状態とを比較し、その比較結果から現在の監視対象の状態を判断することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の監視装置。
  10. 画像処理装置は、カメラ選択装置から出力されたある時点の映像を記録する映像メモリ部と、同一監視カメラによる前記時点から任意の時間後に入力された映像と前記映像メモリに記録されている映像との差分を求める映像比較部とを有し、この映像比較部求められた差分映像から監視対象の状態を検出することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の監視装置。
  11. 画像処理装置は、カメラ選択装置から所定の時間間隔で順次出力される映像を監視カメラ毎にそれぞれ記録する映像メモリ部と、この映像メモリ部に記録された映像から背景画像をそれぞれ作成する背景画像作成部とを有し、前記カメラ選択装置からの映像が入力されると、入力された映像を撮影した監視カメラの映像に基いて作成された背景画像と現在の入力映像とを比較してその差分画像から監視対象の状態を検出することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の監視装置。
  12. 監視映像出力装置は、複数台の監視カメラからの監視映像を1画面上に合成して表示させる画像合成装置を有し、画像処理装置からの出力情報により監視対象の異常を検出した監視カメラが複数存在する場合、これら複数の監視カメラからの映像をモニタ上に合成して表示させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の監視装置。
  13. 複数台の監視カメラの設置位置を示した地図の情報を有し、画像処理装置によって得られる異常状態を撮影した監視カメラの識別情報から、前記地図上における当該監視カメラの設置場所に対応する監視対象部分を異常状態表示する異常個所モニタを有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の監視装置。
  14. 複数台の監視カメラの設置位置を示した地図の情報を有し、画像処理装置によって得られる異常状態を撮影した監視カメラの識別情報及び異常種類判別情報から、前記地図上における当該監視カメラの設置場所に対応する監視対象部分を異常種類別に異常状態表示する異常個所モニタを有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の監視装置。
JP2006231292A 2006-08-28 2006-08-28 監視装置 Expired - Fee Related JP5032072B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006231292A JP5032072B2 (ja) 2006-08-28 2006-08-28 監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006231292A JP5032072B2 (ja) 2006-08-28 2006-08-28 監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008054243A true JP2008054243A (ja) 2008-03-06
JP5032072B2 JP5032072B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=39237812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006231292A Expired - Fee Related JP5032072B2 (ja) 2006-08-28 2006-08-28 監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5032072B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010097327A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Fujitsu Ltd データ処理システム
CN103927868A (zh) * 2014-04-24 2014-07-16 姜廷顺 一种能够发现导致区域交通拥堵原因的方法及系统
TWI608738B (zh) * 2016-08-10 2017-12-11 群暉科技股份有限公司 應用於影像監視系統的伺服器及相關的監視影像顯示方法
WO2018207691A1 (ja) 2017-05-09 2018-11-15 キヤノン株式会社 監視装置、監視方法、コンピュータプログラム、及び記憶媒体
CN109059757A (zh) * 2018-06-20 2018-12-21 安徽金赛弗信息技术有限公司 基于线阵视频检测技术的高空抛物智能识别系统

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06141323A (ja) * 1992-10-23 1994-05-20 Hitachi Ltd 監視カメラシステム
JP2001309352A (ja) * 2000-04-18 2001-11-02 Toshiba Corp 監視カメラシステム
JP2002094971A (ja) * 2000-09-14 2002-03-29 Omron Corp 表示切替装置および表示切替システム
JP2002222486A (ja) * 2001-01-29 2002-08-09 Toshiba Corp 道路監視システム
JP2003196767A (ja) * 2001-12-25 2003-07-11 Toshiba Corp ネットワーク映像監視・配信システム
JP3426068B2 (ja) * 1995-12-20 2003-07-14 三菱電機株式会社 テレビカメラ切替監視方式
JP2004265186A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Fujitsu Ltd 事象情報提供システム
JP2005079774A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Mitsubishi Electric Corp 道路監視システム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06141323A (ja) * 1992-10-23 1994-05-20 Hitachi Ltd 監視カメラシステム
JP3426068B2 (ja) * 1995-12-20 2003-07-14 三菱電機株式会社 テレビカメラ切替監視方式
JP2001309352A (ja) * 2000-04-18 2001-11-02 Toshiba Corp 監視カメラシステム
JP2002094971A (ja) * 2000-09-14 2002-03-29 Omron Corp 表示切替装置および表示切替システム
JP2002222486A (ja) * 2001-01-29 2002-08-09 Toshiba Corp 道路監視システム
JP2003196767A (ja) * 2001-12-25 2003-07-11 Toshiba Corp ネットワーク映像監視・配信システム
JP2004265186A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Fujitsu Ltd 事象情報提供システム
JP2005079774A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Mitsubishi Electric Corp 道路監視システム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010097327A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Fujitsu Ltd データ処理システム
CN103927868A (zh) * 2014-04-24 2014-07-16 姜廷顺 一种能够发现导致区域交通拥堵原因的方法及系统
TWI608738B (zh) * 2016-08-10 2017-12-11 群暉科技股份有限公司 應用於影像監視系統的伺服器及相關的監視影像顯示方法
WO2018207691A1 (ja) 2017-05-09 2018-11-15 キヤノン株式会社 監視装置、監視方法、コンピュータプログラム、及び記憶媒体
JP2018191182A (ja) * 2017-05-09 2018-11-29 キヤノン株式会社 監視装置、監視方法、コンピュータプログラム、及び記憶媒体
US11363241B2 (en) 2017-05-09 2022-06-14 Canon Kabushiki Kaisha Surveillance apparatus, surveillance method, and storage medium
CN109059757A (zh) * 2018-06-20 2018-12-21 安徽金赛弗信息技术有限公司 基于线阵视频检测技术的高空抛物智能识别系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP5032072B2 (ja) 2012-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101187908B1 (ko) 복수의 이벤트 영상을 표시하는 통합 감시 시스템 및 이를이용한 복수의 이벤트 영상 표시 방법
JP5155279B2 (ja) 複数監視カメラによる集中監視システムおよび集中監視方法
JP5644097B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP4984575B2 (ja) 画像処理による侵入者検知装置
US20080317356A1 (en) Image monitoring system
JP5032072B2 (ja) 監視装置
JP6747537B2 (ja) 監視システム、監視方法および監視プログラム
JP5634222B2 (ja) 通行車両監視システム及び車両用監視カメラ
JP2007026300A (ja) 交通流異常検出装置及び交通流異常検出方法
KR100690279B1 (ko) 다목적 영상감지 시스템
EP2913997B1 (en) Information processing system, information processing method, and program
JP2006311578A (ja) 映像監視システム
JP2007300547A (ja) カメラの異常検出方法
JP4707019B2 (ja) 映像監視装置及び方法
JP5710230B2 (ja) 監視システムおよび監視方法
CN113891050B (zh) 一种基于视频联网共享的监控设备管理系统
JP2019161362A (ja) 監視システム
JP5167186B2 (ja) 煙検出装置
JP2008085832A (ja) 監視カメラ、監視カメラの制御方法および監視カメラシステム
JP7176429B2 (ja) ガス漏れ位置特定システム及びガス漏れ位置特定プログラム
JP2012124773A (ja) 監視システム
JP5061843B2 (ja) 侵入者検知装置
JP2007257316A (ja) 物体計数装置
JP2005079774A (ja) 道路監視システム
JP2021002791A (ja) 環境異常検知装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120628

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5032072

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees