JP5167186B2 - 煙検出装置 - Google Patents
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Description
1)監視カメラの画像を目視確認することで、遠隔地において煙検出状況の把握が可能となる。
2)すでに設置されている監視カメラを流用することが可能であり、効率的な設備を構築できる。
監視カメラの画像は、常に照明条件や視野が安定している環境で撮像されることが好ましい。しかしながら、監視場所によっては、必ずしもこのような好条件下ばかりでなく、監視範囲内には、人などの移動物が往来する場所もあれば、日照条件が時間とともに変化する場所などがあり、部分的に監視に適さないエリアが監視範囲内に含まれることが考えられる。
図1は、本発明の実施の形態1における煙検出装置の構成図である。本実施の形態1における煙検出装置は、画像メモリ10、基準画像更新部20、および煙判定部30を備えている。さらに、基準画像更新部20は、輝度変化要因判定部21、第1の更新用基準画像生成部22、第2の更新用基準画像生成部23、および基準画像更新判定部24を備えている。
まず始めに、輝度変化要因判定部21は、現画像と基準画像に基づいて、カメラずれあるいは急激な照明変化の発生に相当する輝度変化要因が発生したか否かを判定する。ここでは、輝度変化要因として、カメラずれが発生した場合を例にして、輝度変化要因判定部21の具体的な処理について説明する。
第1の評価値=全画面の輝度差分の総量
第2の評価値=(画面上側の輝度差分の総量)/(画面下側の輝度差分の総量)
G(t+Δt)=G(t)×(1−α)+A(t+Δt)×α
上式において、Δtは所定間隔、G(t)はある時刻tにおける仮基準画像、G(t+Δt)は時刻tから所定間隔Δt経過後における仮基準画像、A(t+Δt)は時刻tから所定間隔Δt経過後における現画像、αはブレンドによる更新係数を示している。αとしては、例えば、0.05〜0.5程度の数値を設定することができ、αの値が大きければ大きいほど、現画像の影響が大きくなって仮基準画像Gにブレンドされることを意味している。
基準画像更新判定部24は、第2の所定時間T2経過後に、第2の更新用基準画像生成部23により第2の更新用基準画像が生成されていた場合には、この第2の更新用基準画像により、画像メモリ10に記憶されている基準画像を更新する。すなわち、第2の所定時間T2内の複数の現画像間の類似度がどれも高い場合には、どの現画像を基準画像にしても影響は少ないと判断し、任意に選択された現画像により基準画像をいち早く更新する。
煙判定部30は、現画像における各画素と、あらかじめ画像メモリ10に記憶された基準画像の対応する画素との輝度差分値を求める。さらに、煙判定部30は、煙に関する特徴量として、輝度差分値の平均値を求める。さらに、煙判定部30は、算出した平均値が所定値より大きい場合に、煙が発生した可能性が高いと判断することができる。
Claims (3)
- 監視カメラにより撮像された現画像と、記憶部にあらかじめ記憶された基準画像との比較処理に基づいて、煙の発生を検出する煙検出装置であって、
前記現画像と前記基準画像に基づいて、カメラずれあるいは急激な照明変化の発生に相当する輝度変化要因が発生したか否かを判定する輝度変化要因判定部と、
前記輝度変化要因判定部により前記輝度変化要因が発生したと判定された場合に、前記輝度変化要因が発生したと判定された際の現画像を仮基準画像とし、前記判定以降、第1の所定時間内に所定間隔で取り込んだ現画像を前記仮基準画像に対して一定の比率で混ぜ合わせることにより前記仮基準画像を逐次更新していき、前記第1の所定時間が経過した時点での最新の仮基準画像を第1の更新用基準画像として生成する第1の更新用基準画像生成部と、
前記第1の更新用基準画像生成部で生成された前記第1の更新用基準画像により、前記記憶部に記憶された前記基準画像を更新する基準画像更新判定部と、
を備えることを特徴とする煙検出装置。 - 前記輝度変化要因判定部により前記輝度変化要因が発生したと判定された場合に、前記判定以降、第1の所定時間よりも短い第2の所定時間内に順次取り込まれた複数の現画像間の相互の類似度を求め、前記類似度が所定の判定条件を満たす場合に前記複数の現画像の中から任意の1枚を選択することにより、前記第2の所定時間が経過した時点での第2の更新用基準画像を生成する第2の更新用基準画像生成部とを更に備え、
前記基準画像更新判定部は、
前記第2の所定時間経過後に前記第2の更新用基準画像生成部により前記第2の更新用基準画像が生成されていた場合には、前記第2の更新用基準画像により、前記記憶部に記憶された前記基準画像を更新することを特徴とする請求項1記載の煙検出装置。 - 輝度変化要因判定部により輝度変化要因が発生したと判定された場合には、第1の更新用基準画像生成部による基準画像の更新速度を早めることを特徴とする請求項1または2記載の煙検出装置。
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