JP5971761B2 - 煙検出装置および煙検出方法 - Google Patents
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Description
1)監視カメラの画像を目視確認することで、遠隔地において煙検出状況の把握が可能となる。
2)すでに設置されている監視カメラを流用することが可能であり、効率的な設備を構築できる。
従来技術においては、煙を検出するために、フレーム差分画像あるいは背景画像からの輝度差が所定の閾値を超えた画素領域を抽出していた。しかしながら、トンネル内での煙検出を行う際には、「車の動き」、「反射したライトの動き」、「照明点灯の壁面反射」などが誤検出要因として挙げられる。そして、これらの誤検出要因は、トンネル内という環境においては、特別な状態で発生するものではなく、定常的に発生している事象である。従って、このようなトンネル内での定常的な事象を煙として誤検出しない装置が望まれている。
図1は、本発明の実施の形態1における煙検出装置の構成図である。本実施の形態1における煙検出装置は、画像メモリ10、前処理部20、および煙発生検出部30を備えている。画像メモリ10は、カメラ1により撮像された画像を、過去一定期間分、時系列データとして記憶できるように、複数フレーム分の画像メモリとして構成されている。
発明が解決しようとする課題の欄で説明したように、トンネル内での「車の動き」「反射したライトの動き」「照明点灯の壁面反射」は、定常的に発生する事象であるとともに、いずれも検出対象である煙と同様に、移動体である。
(手順1)あらかじめ定常時(煙が発生していない正常時に相当)に取得した時系列画像から抽出される特徴量に基づいて、定常時の確率密度分布r(x)を学習し、記憶しておく。なお、この定常時の確率密度分布r(x)は、定期的に更新することも可能である。
(手順2)煙発生を監視する際に、現在の時系列画像から抽出される特徴量に基づいて、現在の確率密度分布p(x)を算出する。
(手順3)下式(1)により、確率密度比を算出する。
確率密度比=p(x)*log(p(x)/r(x)) (1)
図4は、本発明の実施の形態1に係る煙検出装置において、「物体の移動方向」を特徴量とした場合の確率密度分布の一例を示した図である。トンネル内において、定常状態での物体(例えば車)の移動方向は、一定方向であり、定常状態の確率密度分布は、図4の定常時の確率密度分布rのような、一箇所にピークをもつ分布となる。
図5は、本発明の実施の形態1に係る煙検出装置において、「移動体の形状」を特徴量とした場合の確率密度分布の一例を示した図である。本実施の形態1では、物体の形状を、高次局所自己相関特徴で用いられる28の局所パターン(図5(a)参照)を用いて記述している。このような場合、前処理部20は、エリア内に含まれる局所パターンの出現確率を確率密度分布として作成することとなる(図5(b)参照)。
より詳細に述べると、9×9のグリッドで表現される高次局所自己相関特徴で用いられる28の局所パターンの一つ一つを用いて、取得した画像内を走査することで、その存在数を抽出できる。そして、その存在数に基づいて確率密度分布を作成している。
図6は、本発明の実施の形態1に係る煙検出装置において、「基準画像と現画像のエッジ強度差」を特徴量とした場合の確率密度分布の一例を示した図である。具体的には、基準画像と現画像とのエッジ強度の差を算出し、エリア内に含まれるエッジ強度差の出現確率を確率密度分布として作成している。
Claims (6)
- 監視カメラにより撮像された画像に対して、1画像内の検査領域を複数のエリアに分割し、各エリア単位で画像処理を施すことにより、煙の発生を検出する煙検出装置であって、
前記監視カメラにより時系列で撮像された複数の画像を時系列画像として記憶する画像メモリと、
前記画像メモリに記憶された前記時系列画像に基づいて、前記各エリア単位で、移動体に関する特徴量の現在の確率密度分布を時系列で算出するとともに、煙が発生していない正常状態における前記特徴量の定常時の確率密度分布をあらかじめ算出する前処理部と、
前記各エリア単位で、前記前処理部により時系列で算出された前記現在の確率密度分布と、前記前処理部によりあらかじめ算出された前記定常時の確率密度分布に基づいて確率密度比を算出し、算出した前記確率密度比の中に前記特徴量に対応してあらかじめ設定した閾値以上の値が存在する場合には異常状態であると判断し、前記異常状態であると判断したエリアを煙が発生したエリアであると特定する煙発生検出部と
を備える煙検出装置。 - 請求項1に記載の煙検出装置において、
前記前処理部は、前記移動体に関する特徴量として複数の特徴量に関してそれぞれ個別に前記定常時の確率密度分布および現在の確率密度分布を算出し、
前記煙発生検出部は、前記複数の特徴量に関してそれぞれ個別に前記確率密度比を算出し、前記複数の特徴量に関してそれぞれ個別にあらかじめ設定した前記閾値を用いて、異常状態であるか否かを個別に判断し、すべての特徴量に関して異常状態であると判断されたエリアを煙が発生したエリアであると特定する
煙検出装置。 - 請求項2に記載の煙検出装置において、
前記前処理部は、前記複数の特徴量として、物体の移動方向を第1の特徴量として、移動体の形状を第2の特徴量として、基準画像と現画像とのエッジ強度差を第3の特徴量として採用し、モーションテンプレートを適用して前記第1の特徴量を抽出することで前記第1の特徴量に対応した確率密度分布を算出し、高次局所自己相関特徴で用いられる局所パターンを適用して前記第2の特徴量を抽出することで前記第2の特徴量に対応した確率密度分布を算出し、基準画像と現画像とのエッジ強度の差を算出し、エリア内に含まれるエッジ強度差の出現確率を前記第3の特徴量に対応した確率密度分布として算出する
煙検出装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の煙検出装置において、
前記煙発生検出部は、前記現在の確率密度分布をp、前記定常時の確率密度分布をrとしたときに、前記確率密度比を下式
p*log(p/r)
を用いて算出する
煙検出装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の煙検出装置において、
前記前処理部は、前記煙発生検出部により異常状態が検出されなかった際に算出した前記現在の確率密度分布により、定期的に前記定常時の確率密度分布を更新する
煙検出装置。 - 監視カメラにより撮像された画像に対して、1画像内の検査領域を複数のエリアに分割し、各エリア単位で画像処理を施すことにより、煙の発生を検出する煙検出方法であって、
前記監視カメラにより時系列で撮像された複数の画像を時系列画像として画像メモリに記憶させるステップと、
前記画像メモリに記憶された前記時系列画像に基づいて、前記各エリア単位で、移動体に関する特徴量の現在の確率密度分布を時系列で算出するとともに、煙が発生していない正常状態における前記特徴量の定常時の確率密度分布をあらかじめ算出する前処理ステップと、
前記各エリア単位で、前記前処理ステップにより時系列で算出された前記現在の確率密度分布と、前記前処理ステップによりあらかじめ算出された前記定常時の確率密度分布に基づいて確率密度比を算出し、算出した前記確率密度比の中に前記特徴量に対応してあらかじめ設定した閾値以上の値が存在する場合には異常状態である判断し、前記異常状態であると判断したエリアを煙が発生したエリアであると特定する煙発生検出ステップと
を備える煙検出方法。
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