JP6074304B2 - 煙検出装置および煙検出方法 - Google Patents
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Description
1)監視カメラの画像を目視確認することで、遠隔地において煙検出状況の把握が可能となる。
2)すでに設置されている監視カメラを流用することが可能であり、効率的な設備を構築できる。
従来技術においては、煙を検出するために、フレーム差分画像あるいは背景画像からの輝度差が所定の閾値を超えた画素領域を抽出していた。しかしながら、例えば、日照変化、あるいは水銀灯やハロゲンライトのような光源によるゆっくりとした明るさの変化が生じた場合には、煙が発生していない部分を煙として誤検出してしまうという問題がある。
図1は、本発明の実施の形態1における煙検出装置の構成図である。本実施の形態1における煙検出装置は、画像メモリ10、前処理部20、および煙発生検出部30を備えている。画像メモリ10は、カメラ1により撮像された画像を、過去一定期間分、時系列データとして記憶できるように、複数フレーム分の画像メモリとして構成されている。
日照変化や、水銀灯・ハロゲンライトのような光源によるゆっくりとした明るさの変化は、カメラ画像内の一定範囲に同期性のある輝度変化(暗から明、あるいは明から暗といった方向性を持つ輝度変化)を生じさせる。
差分画像生成部21は、画像メモリ10に記憶された、カメラ1により撮像された過去一定期間分の時系列画像に基づいて、最新画像と時系列的に1つ前の画像との差分画像を、順次生成する。ここで、各画素は、例えば、0〜255までの8ビット分の輝度値として表される。
図2(a)は、注目画素である中央の画素と、それに隣接する4近傍画素(具体的は、上下左右に隣接している4つの画素に相当)の合計5つの画素に関するそれぞれの差分値を、パターン1〜パターン3について示している。例えば、上段のパターン1では、中央の画素の差分値が−5となっており、最新画像におけるこの中央の画素の輝度値が、時系列的に1つ前の画像における中央の画素の輝度値より「5」だけ減っていることを意味している。
次に、同期性判定処理部22は、先のステップ1で得られた差分画像について、画像を構成する画素ごとに、その4近傍の画素と中央の画素との差分値同士の乗算値を算出する。
図2(a)に示した差分値に基づいて、中央の画素の差分値と、4近傍画素のそれぞれの差分値とを乗算した結果が、図2(b)として示されている。すなわち、4近傍画素のそれぞれの差分値の符号と、中央の画素の差分値の符号が一致している場合には、乗算値の符号は+となり、符号が一致していない場合には、乗算値の符号は−となっている。
次に、同期性判定処理部22は、4近傍画素のそれぞれについて、ステップ2で算出された乗算値の符号が正の場合には、中央の注目画素との同期性があると判断し、ステップ2で算出された乗算値の符号が負の場合には、中央の注目画素との同期性がないと判断する。4近傍画素の個々の同期性判断結果が、図2(c)に示されている。
[ステップ4]中央の注目画素の同期性判断(図2(d)参照)
次に、同期性判定処理部22は、4近傍画素の個々の同期性の有無に基づいて、中央の注目画素の同期性を判断する。具体的には、同期性判定処理部22は、注目画素について、以下のような判断を行う。
・4近傍画素のうち、少なくとも1つが同期性なしと判断されている場合には、同期性がないと判断する。
・4近傍画素のすべてが同期性ありと判断され、かつ、自身の差分値が正の場合には、正の同期性があると判断する。
・4近傍画素のすべてが同期性ありと判断され、かつ、自身の差分値が負の場合には、負の同期性があると判断する。
このような中央の注目画素の同期性判断結果が、図2(d)に示されている。
次に、同期性画像生成部23は、ステップ4により決定された注目画素のそれぞれに関する同期性判断結果に基づいて、同期性画像を生成する。具体的には、同期性画像生成部23は、同期性があると判定した注目画素を白、同期性がないと判定した注目画素を黒とした画像を、正の同期性と負の同期性のそれぞれで生成し、正同期性画像および負同期性画像とする。
次に、煙発生検出部30内の判定値算出部31は、ステップ5で生成された正同期性画像および負同期性画像に基づいて、煙の発生の有無を判断するための判定値を算出する。具体的には、本実施の形態1における判定値算出部31は、まず始めに、正同期性画像および負同期性画像のそれぞれを、あらかじめ決められた複数のエリアに分割し、最新の一定期間(所定回数分)における両画像の時系列データに関し、それぞれの分割エリアごとに、以下の5つの判定値に基づく5つの指標値を算出する。
判定値算出部31は、正同期性画像のみの時系列画像、負同期性画像のみの時系列画像、そして正同期性画像および負同期性画像の両方の時系列画像について、白画素の継続回数があらかじめ決められた第1の所定回数以上である画素数を計数し、エリア内密度を算出し、第1の判定値とする。
判定値算出部31は、正同期性画像および負同期性画像の両方の時系列画像について、白画素の継続回数があらかじめ決められた第2の所定回数以下である画素数を計数し、エリア内の画素総数で除算することで、エリア内密度を算出し、第2の判定値とする。
判定値算出部31は、正同期性画像および負同期性画像の両方の時系列画像について、白画素の継続回数があらかじめ決められた第3の所定回数以上である画素数を計数し、エリア内密度を算出し、第3の判定値とする。
判定値算出部31は、正同期性画像、負同期性画像のそれぞれについて、白画像の重心位置の移動距離を算出し、第4の判定値とする。
判定値算出部31は、所定回数分の時系列画像のそれぞれのエリアについて、すべての画素の差分値の合計を算出し、第5の判定値とする。
[条件2]正同期性画像について算出された第2の判定値が第2の閾値以上であり、かつ負同期性画像について算出された前記第2の判定値が第2の閾値以上である領域を第1の除外領域として特定する(ノイズの影響除去)。
[条件3]正同期性画像について算出された第3の判定値が第3の閾値以上である領域を正同期性に基づく第2の除外領域として特定する。同様に、負同期性画像について算出された第3の判定値が第3の閾値以上である領域を負同期性に基づく第2の除外領域として特定する(日照変化、照明変化等の影響除去)。
[条件4]正同期性画像について算出された第4の判定値が第4の閾値以下である領域を正同期性に基づく第3の除外領域として特定する。同様に、負同期性画像について算出された第4の判定値が第4の閾値以下である領域を負同期性に基づく第3の除外領域として特定する(照明点灯時の影響除去)。
[条件5]差分値に基づく第5の判定値が、第5の閾値以上である領域を第4の除外領域として特定する(煙以外の要因で発生する明るさ変動の影響除去)。
Claims (3)
- 監視カメラにより撮像された画像に対して画像処理を施すことにより、煙の発生を検出する煙検出装置であって、
前記監視カメラにより時系列で撮像された複数の画像を時系列画像として記憶する画像メモリと、
前記画像メモリに記憶された前記時系列画像に基づいて、最新の画像と時系列的に1回前の画像におけるそれぞれの画素の輝度値の差分値を算出し、注目画素に相当する自身の画素の差分値の符号が、周囲の所定の位置にある1以上の画素の差分値の符号と同一符号である画素を同期性のある画素と特定し、前記差分値が正であり、かつ同期性のある画素を白とする2値画像を正同期性画像として時系列で生成し、前記差分値が負であり、かつ同期性のある画素を白とする2値画像を負同期性画像として時系列で生成する前処理部と、
前記前処理部により時系列で生成された前記正同期性画像および前記負同期性画像に基づいて、同期性のある輝度変化領域の分布状態および前記分布状態の経時変化に関する定量的な指標値を算出し、算出した前記指標値の大きさに基づいて煙が発生した領域を特定する煙発生検出部と
を備える煙検出装置。 - 請求項1に記載の煙検出装置において、
前記前処理部は、時系列で算出された前記差分値に基づいて前記指標値をさらに算出し、
前記煙発生検出部は、前記正同期性画像および負同期性画像をあらかじめ決められた複数のエリアに分割し、前記複数のエリアのそれぞれにおける前記定量的な指標値として、
時系列で生成された前記正同期性画像および前記負同期性画像のそれぞれについて、最新の所定回数分において、エリア内の総画素数に対して白画素が第1の所定回数以上として存在する画素数の割合を第1の判定値として算出し、
時系列で生成された前記正同期性画像および前記負同期性画像のそれぞれについて、最新の所定回数分において、エリア内の総画素数に対して白画素が第2の所定回数以下として存在する画素数の割合を第2の判定値として算出し、
時系列で生成された前記正同期性画像および前記負同期性画像のそれぞれについて、最新の所定回数分において、エリア内の総画素数に対して白画素が前記第1の所定回数よりも大きい値である第3の所定回数以上として存在する画素数の割合を第3の判定値として算出し、
時系列で生成された前記正同期性画像および前記負同期性画像のそれぞれについて、時系列的に1回前の画像における白画素のエリア内重心位置と、最新の画像における白画素のエリア内重心位置との差分である重心間距離を第4の判定値として算出し、
時系列で算出された差分値について、最新の所定回数分におけるエリア内の差分値の合計を第5の判定値として算出し、
前記煙発生検出部は、
前記正同期性画像について算出された前記第1の判定値が第1の閾値以上である領域を正同期性に基づく煙検出候補領域として特定し、前記負同期性画像について算出された前記第1の判定値が前記第1の閾値以上である領域を負同期性に基づく煙検出候補領域として特定し、
前記正同期性画像について算出された前記第2の判定値が第2の閾値以上であり、かつ前記負同期性画像について算出された前記第2の判定値が第2の閾値以上である領域を第1の除外領域として特定し、
前記正同期性画像について算出された前記第3の判定値が第3の閾値以上である領域を正同期性に基づく第2の除外領域として特定し、前記負同期性画像について算出された前記第3の判定値が前記第3の閾値以上である領域を負同期性に基づく第2の除外領域として特定し、
前記正同期性画像について算出された前記第4の判定値が第4の閾値以下である領域を正同期性に基づく第3の除外領域として特定し、前記負同期性画像について算出された前記第4の判定値が第4の閾値以下である領域を負同期性に基づく第3の除外領域として特定し、
前記第5の判定値が、第5の閾値以上である領域を第4の除外領域として特定し、
前記正同期性に基づく煙検出候補領域から、前記第1の除外領域、前記正同期性に基づく第2の除外領域、前記正同期性に基づく第3の除外領域、および前記第4の除外領域の4つからなる除外領域を除いた領域を正同期性に基づく煙検出領域として特定し、前記負同期性に基づく煙検出候補領域から、前記第1の除外領域、前記負同期性に基づく第2の除外領域、前記負同期性に基づく第3の除外領域、および前記第4の除外領域の4つからなる除外領域を除いた領域を負同期性に基づく煙検出領域として特定し、少なくとも前記正同期性に基づく煙検出領域および前記負同期性に基づく煙検出領域のいずれかに属する領域を前記煙が発生した領域として特定する
煙検出装置。 - 監視カメラにより撮像された画像に対して画像処理を施すことにより、煙の発生を検出する煙検出方法であって、
前記監視カメラにより時系列で撮像された複数の画像を時系列画像として画像メモリに記憶させる記憶ステップと、
前記画像メモリに記憶された前記時系列画像に基づいて、最新の画像と時系列的に1回前の画像におけるそれぞれの画素の輝度値の差分値を算出し、注目画素に相当する自身の画素の差分値の符号が、周囲の所定の位置にある1以上の画素の差分値の符号と同一符号である画素を同期性のある画素と特定し、前記差分値が正であり、かつ同期性のある画素を白とする2値画像を正同期性画像として時系列で生成し、前記差分値が負であり、かつ同期性のある画素を白とする2値画像を負同期性画像として時系列で生成する前処理ステップと、
前記前処理ステップにより時系列で生成された前記正同期性画像および前記負同期性画像に基づいて、同期性のある輝度変化領域の分布状態および前記分布状態の経時変化に関する定量的な指標値を算出し、算出した前記指標値の大きさに基づいて煙が発生した領域を特定する煙発生検出ステップと
を備える煙検出方法。
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