JP2007300547A - カメラの異常検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】短期間での急激な劣化をカメラの異常として検出するカメラの異常検出方法を提供する。
【解決手段】例えば、監視カメラが一日一回撮影した画像データの一週間分の平均値を経年劣化用基準画像データとし、経年劣化用基準画像データを毎日一回更新する(ステップS4、S5)。更新時点とは別の時点で監視カメラが撮影した画像データと経年劣化用基準画像データとの差異を算出し(ステップS9)、当該差異が経年劣化用しきい値の範囲外であれば、監視カメラの異常を検出して通知する(ステップS10、11)。経年劣化用基準画像データを更新しているので、画像データの劣化を任意の期間で認識することができ、短期間での急激な劣化を監視カメラの異常として検出することができる。
【選択図】図2

Description

本発明はカメラの異常検出方法に関し、特に画像処理を用いたカメラの異常検出方法に関する。
例えば監視カメラの異常を検出する技術が特許文献1に開示されている。特許文献1記載の技術では、予め記録してある基準データと撮影データとを比較解析し、基準データと撮影データとの差異が判定値の範囲内か否かで監視カメラの正常、異常を判定している。なお、その他に監視カメラの異常を検出する技術として特許文献2が開示されている。
特開2005−263421号公報 特開2002−369224号公報
撮影データが急激に劣化した場合もカメラの異常として検出することが望ましい。しかしながら、特許文献1記載の技術では、基準データが固定されているため、任意の期間内での急激な劣化は検出できないという問題があった。
そこで、本発明は、カメラの急激な劣化をカメラの異常として検出するカメラの異常検出方法を提供することを目的とする。
本発明にかかるカメラの異常検出方法の第1の態様は、カメラが異なる時刻で撮影した複数の画像データの平均値である第1基準画像データを、新たに撮影した画像データを用いて更新し、前記更新した前記第1基準画像データと、前記第1基準画像データを更新した時点よりも後の時点で前記カメラが撮影した画像データとの差異が第1範囲外であることを以って、前記カメラの異常を検出する。
本発明にかかるカメラの異常検出方法の第2の態様は、第1の態様にかかるカメラの異常検出方法であって、前記第1範囲は時間の経過に依存して広がる。
本発明にかかるカメラの異常検出方法の第3の態様は、第1または第2の態様にかかるカメラの異常検出方法であって、前記第1範囲は複数あって、前記差異が一つの前記第1範囲外であることを以って前記カメラの一つの異常を検出し、前記差異が前記一つの前記第1範囲よりも狭い他の第1範囲外であることを以って前記一つの異常よりも程度の軽い他の異常を検出する。
本発明にかかるカメラの異常検出方法の第4の態様は、第1ないし第3のいずれか一つの態様にかかるカメラの異常検出方法であって、予め定められた第2基準画像データと前記カメラが撮影した前記画像データとの差異が第2範囲外であることを以って、前記カメラの第2の異常をさらに検出する。
本発明にかかるカメラの異常検出方法の第1の態様によれば、第1基準画像データを更新しているので、画像データの劣化を任意の期間で認識することができ、前記任意の期間内での前記画像データの急激な劣化をカメラの異常として検出することができる。
本発明にかかるカメラの異常検出方法の第2の態様によれば、カメラの劣化特性に合わせて、第1しきい値を決定することができる。したがって、カメラの劣化特性の情報を損なわずにカメラの異常を検出することができる。
本発明にかかるカメラの検出方法の第3の態様によれば、カメラの異常を任意のパターンに分けて検出することができる。
本発明にかかるカメラの異常検出方法の第4の態様によれば、任意の期間内での画像データの急激な劣化をカメラの異常として検出できるとともに、前記画像データの劣化が予め定められた劣化量の範囲外であるときにカメラの異常として検出することができる。
(実施の形態1)
本発明にかかる実施の形態1のカメラの異常検出方法について説明する。一例として、本実施の形態1にかかるカメラの異常検出方法を用いたエレベータかご内の監視システムを図1に示す。本エレベータかご内の監視システムはエレベータかご2と、監視カメラ21と、映像記録装置1と、情報センター3とを備えている。
通常、映像記録装置1は、監視カメラ21が撮影した画像データを記録するとともに、当該画像データを情報センター3に送信する。情報センター3では、受け取った画像データを情報センター3に設置された表示画面(図示せず)に表示し、監視員が表示画面を通してエレベータかご2内を監視する。なお、このような動作は一般的に実行されるものであり、本発明の本質ではないため、詳述することは避ける。
映像記録装置1は、画像処理部15と、経年劣化用基準画像更新部11と、記録媒体13と、画像解析部12と、通信部14とを備えている。画像処理部15は、監視カメラ21が撮影した画像データをRGBデータからYUVデータに変換し、必要に応じて画像データの輝度値を経年劣化用基準画像更新部11または画像解析部12に送信する。なお、RGBデータとはR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色のRGB表色系で表される画像データをいい、YUVデータとは、Y(輝度)、U(青の色差)、V(赤の色差)のLUV表色系で表される画像データをいう。
経年劣化用基準画像更新部11は、画像処理部15から受け取った画像データの輝度値を用いて、経年劣化用基準画像データ(第1基準画像データに相当)を更新し、記録媒体13に記録する。経年劣化用基準画像データとは、監視カメラ21が異なる時刻で撮影した複数の画像データの平均値であり、例えば監視カメラ21が一日一回撮影する画像データ(輝度値)の1週間分の平均値である。なお、一日数時間ごとに撮影した画像データの1週間分の平均値であっても良いし、1か月分の平均値であっても良い。
記録媒体13には、経年劣化用基準画像データ、平均値である経年劣化用基準画像データを算出するための複数の画像データ、監視不能用基準画像データ(第2基準画像データに相当)が記録されている。監視不能用基準画像データとは、予め定められた画像データであり、例えば監視カメラ21が設置された初期に撮影した画像データの輝度値である。また、記録媒体13には、後述するように、経年劣化用連続回数、監視不能用連続回数が記録される。
画像解析部12は、画像処理部15から受け取った画像データの輝度値と、記録媒体13から取得した経年劣化用基準画像データの輝度値との差異を求め、当該差異が経年劣化用しきい値(第1範囲に相当)の範囲外であるかどうかを判断する。範囲外であれば通信部14を介して情報センター3に監視カメラ21の第1異常を通知する。ここで、第1異常とは監視カメラ21が撮影した画像データが所定の期間内で急激に劣化したことを意味する。
また、同様に画像処理部15から受け取った画像データの輝度値と、記録媒体13から取得した監視不能用基準画像データとの差異を求め、当該差異が予め定められた監視不能用しきい値(第2範囲に相当)の範囲外であるかどうかを判断し、範囲外であれば通信部14を介して情報センター3に監視カメラ21の第2異常を通知する。ここで、第2異常とは監視カメラ21が撮影した画像データの一部または全部が読み取り(監視)不能となるほど劣化したことを意味する。
なお、映像記録装置1が備える各処理部11、12、15の全部または一部は、ハードウェアで構成されてもよいし、マイクロプロセッサを機能させるプログラムで構成されてもよい。
続いて、本エレベータかご内の監視システムにおいて、監視カメラの異常を検出する動作について説明する。図2は監視カメラの異常検出動作を示すフローチャートである。なお、図2に示す監視カメラの異常検出動作は例えば1分ごとに、エレベータかご2内が無人であることを確認して実行される。エレベータかご2内の無人確認としては、エレベータかご2にセンサを設置して、無人であることを確認してもよく、監視カメラ21が撮影した画像データを解析して無人であることを確認しても良い。
まず、ステップS1にて、画像処理部15が監視カメラ21から画像データを取得する。続いて、ステップS2にて、画像処理部15は以下の変換式を用いて、当該画像データをRGBデータからYUVデータに変換する。
Y=0.299×R+0.587×G+0.114×B ・・・(1)
U=−0.16874×R−0.33126×G+0.50000×B ・・・(2)
V=0.50000×R−0.41869×G−0.08131×B ・・・(3)
以降のステップではYUVデータのうちY値(輝度値)を用いて画像の劣化を検出する。
ステップS3にて、画像処理部15は経年劣化用基準画像データを更新するのか、監視カメラの異常を検出する動作をするのかを判断する。例えば、一日一回経年劣化用基準画像データを更新するとした場合は、毎日所定の時間になった時に経年劣化用基準画像データを更新する。また、監視カメラ21が毎日最初に撮影するときに経年劣化用基準画像データを更新するとしても良い。
ステップS3で経年劣化用基準画像データを更新すると判断したときは、ステップS4にて、経年劣化用基準画像更新部11は画像処理部15から受け取った画像データの輝度値を用いて、記録媒体13から取得した経年劣化用基準画像データを更新する。例えば経年劣化用基準画像データが一日一回撮影される画像データの1週間分の平均値であれば、記録媒体13には1週間分(7つ)の画像データが記録されている。経年劣化用基準画像更新部11はこの7つの画像データを記録媒体13から取得し、7つの画像データのうち最も古い画像データの替わりに、画像処理部15から受け取った画像データを用いて新たに平均値を算出する。
ステップS5にて、経年劣化用基準画像更新部11は、ステップS4で求めた平均値を新たな経年劣化用基準画像データとして記録媒体13に更新するとともに、算出する元となった新たな7つの画像データを記録媒体13に記録し、動作を終了する。
ステップS3で監視カメラの異常を検出する動作をすると判断したときは、ステップS6にて、画像解析部12は、画像処理部15から受け取った画像データと、記録媒体13から取得した監視不能用基準画像データとの差異を求める。差異を求める算出式として一例を以下に挙げる。
R(%)=|Y1−Y2|/255×100 ・・・(4)
画質差(%)=|R−100| ・・・(5)
ここで、Rは変化率、Y1は基準画像データ(監視不能用基準画像データ、経年劣化用基準画像データのいずれか一方)の輝度値、Y2は画像データの輝度値である。すなわち、画質差を基準画像データと画像データとの差異とみなすことができる。なお、監視カメラ21の異常により画像データの輝度値が大きくなる場合があることを考慮して、変化率および画質差を絶対値で算出している。なお、以下の説明において、Y1として監視不能用基準画像データの輝度値を用いて算出した画質差を監視不能用画質差と呼称し、同様に、Y1として経年劣化用基準画像データの輝度値を用いて算出した画質差を経年劣化用画質差と呼称する。すなわち、監視不能用画質差は予め定められた監視不能用基準画像データの作成時からの画像データの劣化を表し、経年劣化用画質差は経年劣化用基準画像データの更新時からの画像データの劣化を表す。
ステップS7にて、監視不能用画質差が予め定められた監視不能用しきい値(例えば40%)を下回っているかどうかを判断する。なお、監視不能用しきい値とは、監視カメラ21が撮影した画像データまたはその一部が読み取り不能(監視不能)となる際のしきい値である。
ステップS7で判断した結果、監視不能用画質差が例えば40%を下回っているときは、ステップS71にて、画像解析部12は記録媒体13から取得した監視不能用連続回数が例えば3回以上かどうかを判断する。3回以上であるときは、ステップS8にて、画像解析部12は通信部14を介して監視カメラ21の第2異常を情報センター3に通知する。監視不能用連続回数が3回より小さいときは、ステップS73にて、画像解析部12は監視不能用連続回数に1を加算して記録媒体13に保存する。
ステップS7で判断した結果、監視不能用画質差が監視不能用しきい値を下回っていないときは、ステップS73にて、画像解析部12は監視不能用連続回数を初期化して記録媒体13に保存する。すなわち、ステップS71〜73の動作により、監視不能用画質差が3回連続で監視不能用しきい値を下回ると、監視カメラの第2異常を情報センター3に通知する。したがって、画像データの輝度値がノイズ等によって変動した場合の異常誤検出を防ぐことができる。
ステップS9にて、画像解析部12は記録媒体13から取得した経年劣化用基準画像データを用いて経年劣化用画質差を算出する(式(4)、(5)参照)。
ステップS10にて、画像解析部12は経年劣化用画質差が経年劣化用しきい値を下回っているかどうかを判断する。なお、経年劣化用しきい値は、経年劣化用基準画像データの更新期間内で本来劣化することのない値を選択する。例えば通常であれば画像データが1日で劣化することのない値である80%である。ステップS10で判断した結果、経年劣化用画質差が経年劣化用しきい値を下回っているときは、ステップS101にて、画像解析部12は記録媒体13から取得した経年劣化用連続回数が例えば3回以上であるかどうかを判断する。3回以上であるときは、ステップS11にて、画像解析部12は通信部14を介して監視カメラ21の第1異常を情報センター3に通知する。経年劣化用連続回数が3回より小さいときは、ステップS102にて、画像解析部12は経年劣化用連続回数に1を加算して記録媒体13に保存し、動作を終了する。
ステップS10で判断した結果、経年劣化用画質差が経年劣化用しきい値を下回っていないときは、ステップS103にて、画像解析部12は経年劣化用連続回数を初期化して記録媒体13に保存し、動作を終了する。なお、ステップS101〜103の動作はステップS71〜73と同様である。
以上のように、経年劣化用基準画像データを例えば毎日一回更新し、経年劣化用基準画像データと画像データとの差異を比較することで、画像データが短期間に急激に劣化したことを検出することができる。また、経年劣化用基準画像データを一日一回1週間分の平均値としているので、ノイズ等による突発的な画像の乱れを緩和することができる。また、例えば3回連続で画質差がしきい値を下回ると、つまり画質差が所定の範囲外にあることを以って、監視カメラの第1異常または第2異常を検出しているので、ノイズ等によって画像データの輝度値が突発的に変動することによる監視カメラの異常誤検出を防ぐことができる。
なお、LUVデータのうち輝度値のみを用いているが、これに限らず色差Uまたは/およびVを用いても良い。
(実施の形態2)
本発明にかかる実施の形態2のカメラの異常検出方法について説明する。実施の形態1と同様に、本実施の形態2にかかるカメラの異常検出方法を図1に示すエレベータかご内の監視システムを用いて説明する。実施の形態1および本実施の形態2にかかる異常検出方法との相違点は経年劣化用しきい値を時間の経過に依存して小さくしている(第1範囲は時間の経過に依存して広がることに相当)ことである。
通常、監視カメラ21の劣化特性は設置環境等に依存しており、単位時間当たりの劣化量は年数に依存して大きくなる傾向にある。そこで、本実施の形態2においては、監視カメラ21の劣化特性を考慮して、経年劣化用しきい値を変動させることで、より適したカメラの異常検出方法を実現する。具体的には画像解析部12が経年劣化用しきい値を算出している。
続いて、本実施の形態2にかかる監視カメラ21の異常を検出する動作を図3に示す。なお、同一符号は同一または相当部分を示し、重畳する説明は省略する。
ステップS9までを経て、ステップS91にて、画像解析部12は経年劣化用しきい値を算出する。具体的には、画像解析部12は時間を変数として経年劣化用しきい値を決定する。監視カメラ21の経年劣化用画質差の劣化特性と経年劣化用しきい値の一例を図4に示す。図4において、監視カメラ21の異常とは無関係に生じる経年劣化用画質差の劣化特性を実線太線で表し、経年劣化用しきい値を破線で表す。また、実線細線は監視カメラ21の異常により経年劣化用画質差が経年劣化用しきい値を超えて低下した場合を表している。
図4に示すように、劣化特性に合わせて経年劣化用しきい値を所定の時間経過ごとに減少させる。具体的は、例えば新品の監視カメラ21の設置時点で経年劣化用しきい値を90%とし、1年経過ごとに経年劣化用しきい値を3%ずつ低下させる。
その後、ステップS9で算出した経年劣化用しきい値を用いてステップS10、101〜103、11を実行し、監視カメラ21の第1異常を検出する。したがって、監視カメラの異常検出動作を行う時点での監視カメラの一般的な劣化(監視カメラ21の異常とは無関係な劣化)を考慮に入れた、より適当な異常検出動作を行うことができる。
なお、経年劣化用しきい値を、年区分ごとに決定しているが、これに限らない。例えば監視カメラ21の経年劣化用画質差の劣化特性に基づいて、時間を変数とした関数式から算出しても構わない。
(実施の形態3)
本発明にかかる実施の形態3のカメラの異常検出方法について説明する。実施の形態2と同様に、本実施の形態3にかかるカメラの異常検出方法を図1に示すエレベータかご内の監視システムを用いて説明する。実施の形態2および本実施の形態3にかかる異常検出方法との相違点は監視不能用および経年劣化用しきい値を複数設けており、監視不能用および経年劣化用画質差がそれぞれ対応するしきい値のうちの一つを下回ったときに、当該しきい値の一つに応じた監視カメラ21の異常を情報センター3に通知する。
例えば、図5に示すように、2つの経年劣化用しきい値を設ける。なお、当該2つの経年劣化用しきい値はともに第1範囲として包括されるとみなすことができる。図5において、第1経年劣化用しきい値を破線太線で、第2経年劣化用しきい値を破線細線で表している。2つの経年劣化用しきい値はそれぞれ監視カメラ21の2つの異常を検出するしきい値である。例えば第1経年劣化用しきい値に5%を加算した値を第2経年劣化用しきい値として算用する。例えば画質差が経年劣化用しきい値の他方を下回った場合には、監視カメラ21の異常の程度は軽いと判断される。この場合には、監視カメラ21の経年劣化用画質差の劣化特性よりも大きく劣化しており、監視カメラ21の点検等を監視員に促すために異常を喚起しても良い。なお、監視不能用しきい値に関しても同様である。
続いて、本実施の形態3にかかるカメラの異常を検出する動作を図6に示す。なお、同一符号は同一または相当部分を示し、重畳する説明は省略する。なお、簡単のために、例えば3回連続で画質差がしきい値を超えたときに異常等を通知する動作(図3中ステップS71〜73、ステップS111〜113に相当する動作)を省略して表現している。
ステップS1〜ステップS6を経て、ステップS74にて、画像解析部12は監視不能用画質差が第2監視不能用しきい値を下回っているかどうかを判断する。なお、第2監視不能用しきい値とは、第1監視不能用しきい値よりも大きい値であり、例えば第1監視不能用しきい値が40%であれば45%とする。監視不能用画質差が第2監視不能用しきい値を下回っているときは、ステップS7にて、画像解析部12は監視不能用画質差が第1監視不能用しきい値を下回っているかどうかを判断する。
ステップS7で判断した結果、第1監視不能用しきい値を下回っているときは、ステップS8にて、画像解析部12は通信部14を介して情報センター3に監視カメラ21の第2異常を通知する。ステップS7で判断した結果、第1監視不能用しきい値を下回っていないときは、ステップS81にて、画像解析部12は通信部14を介して情報センター3に監視カメラ21の第2異常注意を通知する。
ステップS74で判断した結果、第2監視不能用しきい値を下回っていないときは、ステップS9、S91を経て、ステップS104にて、画像解析部12は、経年劣化用画質差が第2経年劣化用しきい値を下回っているかどうかを判断する。なお、第2経年劣化用しきい値はステップS91で第1経年劣化用しきい値とともに求められ、例えば、図5に示す値(破線細線)である。
経年劣化用画質差が第2経年劣化用しきい値を下回っているときは、ステップS10にて、画像解析部12は経年劣化用画質差が第1経年劣化用しきい値を下回っているかどうかを判断する。ステップS10で判断した結果、第1経年劣化用しきい値を下回っているときは、ステップS11にて、画像解析部12は通信部14を介して情報センター3に監視カメラ21の第1異常を通知する。ステップS10で判断した結果、第1経年劣化用しきい値を下回っていないときは、ステップS111にて、画像解析部12は通信部14を介して情報センター3に監視カメラ21の第1異常注意を通知する。
以上のように、経年劣化用画質差が第1または第2経年劣化用しきい値を下回ったときに、第1または第2経年劣化用しきい値に応じて、監視カメラ21の第1異常または第1異常注意を通知しているので、監視員は監視カメラ21の状態をよりきめ細かく知ることができる。なお、監視不能用画質差に関しても同様である。したがって、監視員は監視カメラ21の異常に対する対応を前もって実行することができる。
エレベータ内の監視システムの概略構成図である。 実施の形態1にかかる監視カメラの異常検出動作を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる監視カメラの異常検出動作を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる経年劣化用画質差の劣化特性および経年劣化用しきい値を示す図である。 実施の形態3にかかる経年劣化用画質差の劣化特性および第1、第2経年劣化用しきい値を示す図である。 実施の形態3にかかる監視カメラの異常検出動作を示すフローチャートである。
符号の説明
21 監視カメラ
12 経年劣化用基準画像更新部
14 画像解析部

Claims (4)

  1. カメラが異なる時刻で撮影した複数の画像データの平均値である第1基準画像データを、新たに撮影した画像データを用いて更新し、
    前記更新した前記第1基準画像データと、前記第1基準画像データを更新した時点よりも後の時点で前記カメラが撮影した画像データとの差異が第1範囲外であることを以って、前記カメラの異常を検出する、カメラの異常検出方法。
  2. 前記第1範囲は時間の経過に依存して広がる、請求項1記載のカメラの異常検出方法。
  3. 前記第1範囲は複数あって、
    前記差異が一つの前記第1範囲外であることを以って前記カメラの一つの異常を検出し、
    前記差異が前記一つの前記第1範囲よりも狭い他の第1範囲外であることを以って前記一つの異常よりも程度の軽い他の異常を検出する、請求項1または2記載のカメラの異常検出方法。
  4. 予め定められた第2基準画像データと前記カメラが撮影した前記画像データとの差異が第2範囲外であることを以って、前記カメラの第2の異常をさらに検出する、請求項1ないし3のいずれか一つに記載のカメラの異常検出方法。
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