JP2008053119A - 基板間接続コネクタ - Google Patents

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Hidetoshi Takeyama
英俊 竹山
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Abstract

【課題】低背化を図りつつソケットとヘッダの結合力を十分に確保できる基板間接続コネクタを提供する。
【解決手段】ヘッダ1は、ヘッダコンタクト11、ヘッダコンタクト支持板10、ヘッダコンタクト支持板10の表面に少なくとも一部を露出させた状態でヘッダコンタクト支持板10に同時成形されたヘッダ補強金具12およびヘッダ補強金具12の露出部位にソケット2と反対側から当接するヘッダ側ロック金具13を備える。ソケット2は、ソケットコンタクト21、ソケットコンタクト支持板20、ソケットコンタクト支持板20の表面に少なくとも一部を露出させた状態でソケットコンタクト支持板20に同時成形されたソケット補強金具22およびソケット補強金具22の露出部位にヘッダ1と反対側から当接するとともにヘッダ側ロック金具13と係止離脱自在に係止するソケット側ロック金具23を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板間接続コネクタに関するものである。
従来、ヘッダとソケットとで構成され、ヘッダが実装されたプリント配線板と、ソケットが実装されたプリント配線板の間を電気的に接続する基板間接続コネクタが提供されている(例えば特許文献1参照)。
ところで、近年の携帯機器の薄型化に伴って基板間接続コネクタ(ヘッダおよびソケット)の低背化が求められており、本発明者らは、ヘッダコンタクトがシート状のヘッダコンタクト支持板に同時成形されたヘッダと、ソケットコンタクトがシート状のソケットコンタクト支持板に同時成形されたソケットとで構成される基板間接続コネクタにおいて、ヘッダコンタクトにソケット側に向かって突出する柱状の差込部を設けるとともに、ソケットコンタクトに差込部の突出方向と直交する方向から差込部と弾接する弾接部を設けることで、接続方向の高さ寸法を小さくしたものを提案していた(特願2006−198607号参照)。
特開2004−55463号公報(段落番号[0016]−[0040]、及び、第1図)
上述した後者の基板間接続コネクタでは、低背化を実現するためにコンタクト支持板の板厚を薄くしているため、コンタクトが同時成形されたコンタクト支持板の強度を大きくとることができず、そのためコンタクト支持板の板厚を薄くしすぎると、ソケットとヘッダとの結合力が低下するという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、低背化を図りつつソケットとヘッダの結合力を十分に確保できる基板間接続コネクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、導電性のヘッダコンタクト、ヘッダコンタクトが同時成形された絶縁性の樹脂成型品からなるヘッダコンタクト支持部、ヘッダコンタクト支持部におけるソケットと反対側の表面に少なくとも一部を露出させた状態でヘッダコンタクト支持部に同時成形された金属製のヘッダ補強金具およびヘッダ補強金具の露出部位にソケットと反対側から当接するヘッダ側ロック金具を備えたヘッダと、ヘッダコンタクトに電気的に接続される導電性のソケットコンタクト、ソケットコンタクトが同時成形された絶縁性の樹脂成型品からなるソケットコンタクト支持部、ソケットコンタクト支持部におけるヘッダと反対側の表面に少なくとも一部を露出させた状態でソケットコンタクト支持部に同時成形された金属製のソケット補強金具およびソケット補強金具の露出部位にヘッダと反対側から当接するとともにヘッダ側ロック金具と係止離脱自在に係止するソケット側ロック金具を備えたソケットとを具備して成ることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、ヘッダコンタクト支持部およびソケットコンタクト支持部には、それぞれヘッダコンタクトおよびソケットコンタクトを間にした両側部位に各一対のヘッダ補強金具およびソケット補強金具が同時成形されており、各ヘッダ補強金具に当接する一対のヘッダ側ロック金具の間をヘッダ側連結部を介して一体的に連結するとともに、各ソケット補強金具に当接する一対のソケット側ロック金具の間をソケット側連結部を介して一体的に連結したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、ヘッダ側連結部又はソケット側連結部の内の少なくとも何れか一方に、対応するコンタクト支持部に設けた嵌合突起と嵌合する嵌合孔を形成したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかの発明において、ヘッダコンタクト支持部又はソケットコンタクト支持部の何れか一方に同時成形された補強金具に他方に向かって突出する突起部を形成するとともに、ヘッダコンタクト支持部又はソケットコンタクト支持部の他方と当該コンタクト支持部に対応するロック金具とに突起部が挿入される挿入孔をそれぞれ形成したことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかの発明において、ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の一方が、対応する補強金具に当接する板状の当接片と、当接片から延出形成されてヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の他方に向かって突出する突出片と、突出片の一面に突設された係止突起とを備えるとともに、ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の他方が、突出片の一面に突設された係止突起と係止する係止部と、突出片の他面に弾接する弾接部とを備えて成ることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至4の何れかの発明において、ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の一方が、対応する補強金具に当接する板状の当接片と、当接片から延出形成されてヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の他方に向かって突出する突出片と、突出片に貫設された貫通孔とを備えるとともに、ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の他方が、ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の一方に向かって突出して貫通孔と弾性係止する弾性係止片を備えて成ることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至4の何れかの発明において、ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の一方が、対応する補強金具に当接する板状の当接片と、当接片から延出形成されてヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の他方に向かって突出する突出片と、突出片の幅方向中間部に設けたスリットと、突出片の幅方向両側部にそれぞれ設けられた一対の係止突起とを備えるとともに、ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の他方が、ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の一方に向かってそれぞれ突出し、各係止突起にそれぞれ弾性係止する一対の弾性係止部を備えて成ることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1乃至4の何れかの発明において、ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の一方が、対応する補強金具に当接する板状の当接片と、当接片からそれぞれ延出形成されてヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の他方に向かって突出し、各々の先端部に相手側に向かって突出する係止爪が突設された一対の弾性片とを備えるとともに、ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の他方が、一対の弾性片の間に挿入されて、各弾性片の係止爪にそれぞれ弾性係止する一対の弾性係止部を備えて成ることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ヘッダコンタクト支持部およびソケットコンタクト支持部にそれぞれ金属製のヘッダ補強金具およびソケット補強金具を同時成形しているので、両コンタクト支持部の剛性を高めることができる。しかも、ヘッダ補強金具の露出部位に当接するヘッダ側ロック金具と、ソケット補強金具の露出部位に当接するソケット側ロック金具とが嵌合することで、両ロック金具の間でヘッダコンタクト支持部およびソケットコンタクト支持部を挟持することができ、コネクタの結合力が向上するという効果がある。
請求項2の発明によれば、ヘッダコンタクト支持部の両側部位に同時成形された一対のヘッダ補強金具をヘッダ側連結部を介して連結するとともに、ソケットコンタクト支持部の両側部位に同時成形された一対のソケット補強金具をソケット側連結部を介して連結しているので、ヘッダコンタクト支持部およびソケットコンタクト支持部の剛性を高めることができるという効果がある。
請求項3の発明によれば、ヘッダ側連結部又はソケット側連結部の内の少なくとも何れか一方に設けた嵌合孔を、対応するコンタクト支持部に設けた嵌合突起と嵌合させることによって、ロック金具の位置ずれを低減されて、嵌合作業を容易に行うことができるという効果がある。
請求項4の発明によれば、ヘッダ補強金具又はソケット補強金具の内の一方に設けた突起部を、他方のコンタクト支持部と当該コンタクト支持部に対応するロック金具とに設けた挿入孔にそれぞれ挿入させることによって、ロック金具の位置ずれが低減されて、嵌合作業を容易に行うことができるという効果がある。
請求項5の発明によれば、突出片の一面に設けた係止突起に係止部を係止させるとともに、突出片の他面に弾接部を弾接させることによって、ロック金具同士が嵌合しているので、係止突起が突設された突出片の表面に沿う方向の寸法誤差を吸収することができる。
請求項6の発明によれば、突出片に貫設された貫通孔に弾性係止片を弾性係止させることによって、ロック金具同士が嵌合しているので、貫通孔の幅内で貫通孔が貫設された突出片の表面に沿う方向の寸法誤差を吸収することができる。
請求項7の発明によれば、突出片の幅方向両側部に設けた一対の係止突起にそれぞれ一対の弾性係止部を弾性係止させることによって、ロック金具同士を嵌合させているので、係止突起と弾性係止部とが係止する方向と直交する方向の寸法誤差を吸収することができる。
請求項8の発明によれば、一対の弾性片の間に挿入された一対の弾性係止部が、弾性片の先端部に設けた係止爪と弾性係止することによって、ロック金具同士を嵌合させているので、弾性片の係止爪と弾性係止部とが係止する方向と直交する方向の寸法誤差を吸収することができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1を図1〜図6に基づいて説明する。本実施形態の基板間接続コネクタAはヘッダ1とソケット2とで構成され、図1(b)に示すようにヘッダ1とソケット2とを厚み方向に重ねて接続することによって、ヘッダ1およびソケット2がそれぞれ実装されたプリント配線板よりなる実装基板(図示せず)の間を電気的に接続するようになっている。
ヘッダ1は、図2及び図3に示すように絶縁性の樹脂成型品からなるヘッダコンタクト支持板10(ヘッダコンタクト支持部)と、ヘッダコンタクト支持板10に同時成形された導電性を有する複数個(本実施形態では例えば10個)のヘッダコンタクト11と、ヘッダコンタクト支持板10に同時成形された複数個(本実施形態では左右各2個)のヘッダ補強金具12と、ヘッダ側ロック金具13とを主要な構成として備えている。
ヘッダコンタクト支持板10は絶縁材料により矩形板状に形成されており、短手方向(図3(a)中の上下方向)の中央部にはヘッダコンタクト支持板10を厚み方向に貫通する細長の貫通孔10aが長手方向の一端側から他端側にかけて形成されている。またヘッダコンタクト支持板10には、貫通孔10aを間にした両側部位に矩形状に開口する貫通孔10bが5個ずつ長手方向に並べて形成されている。
ヘッダコンタクト11とヘッダ補強金具12とは、例えば銅やステンレス鋼などの板金にプレス加工などを施すことによって同時に形成され、複数個のヘッダコンタクト11と複数個のヘッダ補強金具12とは全て同一の形状に形成されている。各ヘッダコンタクト11はヘッダコンタクト支持板10の短幅方向両側部に5個ずつインサート成形されている。また各ヘッダ補強金具12はヘッダコンタクト支持板10の短幅方向両側部にヘッダコンタクト11を間にして2個ずつインサート成形されている。なおヘッダコンタクト支持板10の短幅方向両側部にそれぞれ配置された各5個のヘッダコンタクト11と各2個のヘッダ補強金具12とは一定のピッチで長手方向に配列されている。
ヘッダコンタクト11の一端側はヘッダコンタクト支持板10の主表面(図3(d)中の上面)に露出し、貫通孔10b内に延出しており、その先端部にはヘッダコンタクト支持板10の主表面(上面)と直交する方向(ソケット2側)に突出する差込部14が形成されている。差込部14は略円柱状であって、その先端部分は半球形状に形成されている。またヘッダコンタクト11の他端側は、ヘッダコンタクト支持板10の長手方向に沿う両側面から側方(図3(b)中の上下方向)にそれぞれ突出し、この突出部位がプリント配線板に実装するための端子15となっている。
またヘッダコンタクト11において、ソケットコンタクト21と弾接する部位の近傍(例えば差込部14が突設された部位の裏側近傍)には、差込部14と反対方向(すなわちヘッダ1が実装される実装基板側)に突出する突台16が突設されている。この突台16はヘッダコンタクト支持板10の下面(実装基板側の面)と略同じ高さ位置まで突出形成されているので、ヘッダコンタクト11がソケットコンタクト21と弾接する際に、突台16が実装基板と当接することで、ソケットコンタクト21と弾接するヘッダコンタクト11の部位が実装基板側に撓み変形するのを規制でき、差込部14を後述する弾接ばね片26,28と確実に弾接させることができる。
ヘッダ補強金具12はヘッダコンタクト11と同一形状であって、その一端側はヘッダコンタクト支持板10の主表面に露出しており、その先端部には差込部14と同一形状の差込部14’が形成されている。ここでヘッダコンタクト支持板10の裏面(図2(a)の上面)には略T字形に凹んだ取付凹部10cが長手方向の両側部にそれぞれ形成されており、各取付凹部10cの底面にヘッダ補強金具12の一端側の裏面が露出している。またヘッダ補強金具12の他端側は、ヘッダコンタクト支持板10の長手方向に沿う両側面から側方(図3(b)中の上下方向)にそれぞれ突出し、この突出部位がプリント配線板に接続するための端子15’となっている。なお図3(d)に示すように端子15,15’の下面は、ヘッダコンタクト支持板10の下面よりも下方に突出しており、このヘッダ1を実装基板に実装する際にヘッダコンタクト支持板10の下面がプリント配線板と干渉しないようになっている。またヘッダ補強金具12には、ヘッダコンタクト11と同じ位置に突台16と同一形状の突台16’が突設されている。
ヘッダ側ロック金具13は、図2(a)及び図6(a)に示すように取付凹部10c内に配置されてヘッダ補強金具12の露出部位にそれぞれ当接する当接片13a,13aと、当接片13a,13aの側縁間を連結する連結部13bと、一方の当接片13aから延出して先端側が当接片13aと直交する方向に突出する弾性係止片13cとで構成され、弾性係止片13cは貫通孔10aを通してヘッダコンタクト支持板10の主表面からソケット2側に突出する。また各当接片13aには、ヘッダ補強金具12の突台16’を逃がす切欠13dが形成されており、切欠13dと突台16’とを係合させることによってヘッダ側ロック金具13の位置ずれを防止するようになっている。なおヘッダ側ロック金具13は、弾性係止片13cを貫通孔10a内に通した状態で取付凹部10c内に配置され、溶接や接着などの適宜の方法でヘッダ補強金具12に固着されている。
一方、ソケット2は、図4及び図5に示すように絶縁性の樹脂成型品からなるソケットコンタクト支持板20(ヘッダコンタクト支持部)と、ソケットコンタクト支持板20に同時成形された導電性を有する複数個(本実施形態では例えば10個)のソケットコンタクト21と、ソケットコンタクト支持板20に同時成形された複数個(本実施形態では左右各2個)のソケット補強金具22と、ソケット側ロック金具23とを主要な構成として備えている。
ソケットコンタクト支持板20は絶縁材料により矩形板状に形成されており、短手方向(図5(a)中の上下方向)の中央部には上述の貫通孔10a内に挿入される突条部20aが長手方向に沿って形成されている。またソケットコンタクト支持板20には、突条部20aを間にした両側部位に、ヘッダコンタクト支持板10に列設された各5個の貫通孔10bとそれぞれ重なる位置に2個の貫通孔20bが形成されている。
ソケットコンタクト21とソケット補強金具22とは、弾性を有する金属製(例えば銅やステンレス鋼など)の導電板にレーザ加工やプレス加工などを施すことによって形成されている。
各ソケットコンタクト21は同一の形状に形成されており、ソケットコンタクト支持板20の短幅方向両側部に、長手方向に一定の間隔(ヘッダコンタクト11と同一の間隔)をおいて5個ずつインサート成形されている。各ソケットコンタクト21の一端側は、ソケットコンタクト支持板20の短幅方向両側面から側方(図5(a)中の上下方向)に向かって突出し、この突出部位がプリント配線板に実装するための端子24となっている。
各ソケットコンタクト21の他端側は貫通孔20b内に延出しており、この延出部25の幅方向両側部にそれぞれ一端側が連結された一対の弾接ばね片26と、両弾接ばね片26の他端側の間を一体的に連結する連結片27とを備えている(図5(a)参照)。各弾接ばね片26は、一端側が延出部25の幅方向両側部にそれぞれ連結された棒状の支持片26aと、支持片26aの他端側から延出部25側に曲げ返された略4分の3円の円弧状の当接片26bとで構成され、両弾接ばね片26の当接片26bは互いに対向配置されている。また連結片27はW字形に形成されており、その中間部の逆U字部が、当接片26b側に突出する弾接ばね片28となっている。ここに、一対の弾接ばね片26と連結片27とは、ソケットコンタクト支持板20の主表面と平行な同一の平面内に形成されており、この平面内で撓み自在となっている。またソケットコンタクト21には、ヘッダコンタクト11と弾接する部位の近傍(例えば各弾接ばね片26の曲がり部)に、ヘッダ1と反対側(すなわちソケット2が実装される実装基板側)に向かって突出する側面視L字形の突出片29が一体に形成されている。この突出片29は、ソケットコンタクト支持板20の下面(実装基板側の面)と略同じ高さ位置まで突出形成されているので、ソケットコンタクト21がヘッダコンタクト11と弾接する際に、突出片29が実装基板と当接することで、ヘッダコンタクト11と弾接するソケットコンタクト21の部位が実装基板側に撓み変形するのを規制し、一対の弾接ばね片26と弾接ばね片28とを差込部14に確実に弾接させるようになっている。
一方、ソケット補強金具22は、両側位置にあるソケットコンタクト21の弾接ばね片26,28が形成された部位を切り取ることによって形成されている。ソケットコンタクト支持板20におけるヘッダ1と反対側の面には、十字状に凹んだ取付凹部20cが長手方向の両側部にそれぞれ形成されており、各取付凹部20cの底面にソケット補強金具22の一端部22aが露出している。またソケット補強金具22は、ソケットコンタクト支持板20の長手方向に沿う両側面から側方(図5(a)の上下方向)にそれぞれ突出する端子24’,24’を有しており、これらの端子24’を用いてプリント配線板に実装されるようになっている。なお、図5(d)に示すように端子24,24’の下面は、ソケットコンタクト支持板20の下面よりも下方に突出しており、プリント配線板に実装する際にソケットコンタクト支持板20がプリント配線板と干渉しないようになっている。
ソケット側ロック金具23は、図4(a)および図6(a)に示すように取付凹部20c内に配置されてソケット補強金具22の露出部位(一端部22a)に当接する略十字状の当接片23aを有し、この当接片23aの中央部を切り起こすことによって、当接片23aと直交する方向に突出する突出片23bが形成されている。この突出片23bはソケットコンタクト支持板20を貫通する貫通孔20dを通してヘッダ側に突出しており、突出片23bの中央部には貫通孔23cが開口している。また当接片23aおよびソケットコンタクト支持板20には、ヘッダ補強金具12の差込部14’(突起部)が挿入される挿入孔23d,22bが形成されており、ヘッダ1とソケット2とを嵌合した際に差込部14’が挿入孔22b,23dに挿入されることで、位置決めが行われるようになっている。ソケット側ロック金具23は、突出片23bを貫通孔20d内に通した状態で取付凹部20c内に配置され、溶接や接着などの適宜の方法でソケット補強金具22の一端部22aに固着されている。なお本実施形態では、ヘッダ補強金具12に設けた突起部を、ソケットコンタクト支持板20とソケット側ロック金具23とに設けた挿入孔22b,23dに挿入させることでロック金具13,23の位置決めを行っているが、ソケット補強金具22に設けた突起部を、ヘッダコンタクト支持板10とヘッダ側ロック金具13とに設けた挿入孔に挿入させることでロック金具13,23の位置決めを行うようにしても良い。
ヘッダ1およびソケット2は上述のような構成を有しており、このヘッダ1とソケット2とを接続する際には、ヘッダコンタクト支持板10に設けた貫通孔10aと、ソケットコンタクト支持板20に設けた突条部20aの位置を合わせて、ヘッダコンタクト支持板10をソケットコンタクト支持板20に近づける。なお図1(a)ではヘッダ側ロック金具13およびソケット側ロック金具23がそれぞれ上側を向くようにヘッダ1およびソケット2を図示してあるが、ヘッダ1とソケット2とを接続する際には、ロック金具13,23が互いに反対側に位置するようにして、ヘッダコンタクト支持板10をソケットコンタクト支持板20に近づける。この時突条部20aが貫通孔10aの幅狭部に挿入されることによって、ヘッダコンタクト支持板10とソケットコンタクト支持板20とが相対的に位置決めされるとともに、ヘッダコンタクト11の差込部14が、ソケットコンタクト21の一対の当接片26bと弾接ばね片28とで囲まれる空間に挿入され、各弾接ばね片26,28が差込部14と弾接する。また、この時同時にヘッダ補強金具12の差込部14’が、ソケットコンタクト支持板20の挿入孔22bとソケット側ロック金具23の挿入孔23dとに挿入されて、ヘッダ側ロック金具13とソケット側ロック金具23との位置合わせが行われるとともに、ヘッダ側ロック金具13が備える弾性係止片13cの先端の爪が、ソケット側ロック金具23の貫通孔23cに係止して、ヘッダ1とソケット2とが結合した状態で保持される(図1(b)および図6(b)参照)。このように本実施形態では、ヘッダコンタクト支持板10およびソケットコンタクト支持板20にそれぞれ金属製のヘッダ補強金具12およびソケット補強金具22を同時成形しているので、両コンタクト支持板10,20の剛性を高めることができる。しかも、ヘッダ補強金具12の露出部位に当接するヘッダ側ロック金具13と、ソケット補強金具22の露出部位に当接するソケット側ロック金具23とが嵌合することで、両ロック金具13,23の間でヘッダコンタクト支持板10およびソケットコンタクト支持板20を挟持することができ、コネクタの結合力が向上するという効果がある。また、突出片23bに貫設された貫通孔23cに弾性係止片13cを弾性係止させることによって、ロック金具13,23同士が嵌合しているので、貫通孔23cの幅内で貫通孔23cが貫設された突出片23bの表面に沿う方向の寸法誤差を吸収することができる。
なおヘッダ1をソケット2から外す際には、ヘッダ1とソケット2とが互いに離れる方向に力を加えると、弾性係止片13cが貫通孔23cから離れる方向に撓められて、弾性係止片13cと貫通孔23cとの嵌合状態が解除されるので、ヘッダ1をソケット2から容易に取り外すことができる。
ところで、ヘッダ1とソケット2とを結合した状態では、一対の当接片26bが両側から差込部14の周面と弾接することによって、一対の弾接ばね片26が弾性付勢方向と反対方向(差込部14から離れる方向)に撓められるのであるが、各弾接ばね片26の撓み変形に応じて、連結片27の両側片が拡開され、両側片の弾性変形に応じて中間部に設けた弾接ばね片28が差込部14側に押し付けられるので、弾接ばね片26,28が差込部14に3方向から強固に弾接し、ヘッダコンタクト11とソケットコンタクト21との電気的接続の信頼性が向上するのである。また本実施形態では、各弾接ばね片26,28が、ソケットコンタクト支持板20の主表面と平行な同一の平面内で撓み自在に設けられており、ヘッダコンタクト11の差込部14に対して、差込部14の突出方向と直交する方向から弾接しているので、差込部14の突出方向、すなわちソケット2およびヘッダ1の接続方向におけるコネクタAの外形寸法を小さくでき、コネクタAの低背化を実現することができる。
なお本実施形態では貫通孔23cを有するロック金具23をソケット2側、貫通孔23cと係止する弾性係止片13cを有するロック金具13をヘッダ1側に設けているが、ロック金具23をヘッダ1側、ロック金具13をソケット2側に設けても良い。
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図7に基づいて説明する。なおヘッダ側ロック金具13とソケット側ロック金具23との嵌合部分以外は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
ヘッダ側ロック金具13は、ヘッダコンタクト支持板10の取付凹部10c内に配置されてヘッダ補強金具12の露出部位にそれぞれ当接する当接片13a,13aと、当接片13a,13aの側縁間を連結する連結部13bと、連結部13bの側縁から当接片13aと直交する方向(ソケット2側)に延出する突出片13eと、突出片13eの一面に突設された係止突起13fとを備えている。このヘッダ側ロック金具13は、突出片13eを貫通孔10a内に通した状態で取付凹部10c内に配置され、溶接や接着などの適宜の方法でヘッダ補強金具12に固着されている。
一方、ソケット側ロック金具23は、取付凹部20c内に配置されてソケット補強金具22の露出部位(一端部22a)に当接する短冊状の当接片23aを有し、この当接片23aの中央部を切り起こすことによって、中央部に設けた開口の一方の開口縁から突出して突出片13eの係止突起13fに係止する係止片23eと、上記開口の他方の開口縁から延出して突出片13eの他面に弾接する一対の弾接片23f,23fとを備えている。なおソケット側ロック金具23は、係止片23eと弾接片23f,23fとを貫通孔20dに臨ませた状態で取付凹部20c内に配置され、溶接や接着などの適宜の方法でソケット補強金具22に固着されている。
而して、このコネクタAではヘッダ1とソケット2とを接続した際に、ヘッダ補強金具12の差込部14’が、ソケットコンタクト支持板20の挿入孔22bとソケット側ロック金具23の挿入孔23dとに挿入されて、ヘッダ側ロック金具13とソケット側ロック金具23との位置合わせが行われるとともに、ヘッダ側ロック金具13の突出片13eが、ソケット側ロック金具23の係止片23eと弾接片23fとの間に挿入され、係止片23eが突出片13eに設けた係止突起13fに凹凸係止するとともに、弾接片23fが突出片13eと弾接して突出片13eを係止片23e側に押圧することで、ヘッダ1とソケット2とが結合した状態で保持される(図7(b)参照)。なおヘッダ1をソケット2から外す際には、ヘッダ1とソケット2とが互いに離れる方向に力を加えると、係止突起13fが係止片23eを乗り越えて、係止突起13fと係止片23eとの係止状態が解除されるので、ヘッダ1をソケット2から容易に取り外すことができる。
このように本実施形態では突出片13eの一面に設けた係止突起13fに、係止片23e(係止部)を係止させるとともに、突出片13eの他面に弾接片23f(弾接部)を弾接させることによって、ヘッダ側ロック金具13とソケット側ロック金具23とを嵌合させているので、係止突起13fが突設された突出片13eの表面に沿う方向の寸法誤差を吸収することができる。
なお本実施形態では突出片13eを有するロック金具13をヘッダ1側に、突出片13eの一面に設けた係止突起13fに係止する係止片23eおよび突出片13eの他面に弾接する弾接片23fを備えたロック金具23をソケット2側にそれぞれ設けているが、ロック金具23をヘッダ1側、ロック金具13をソケット2側に設けても良い。
(実施形態3)
本発明の実施形態3を図8に基づいて説明する。なおヘッダ側ロック金具13とソケット側ロック金具23との嵌合部分以外は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。また図8では図示を簡単にするために切欠13dや挿入孔23dを省略して図示してある。
ヘッダ側ロック金具13は、ヘッダコンタクト支持板10の取付凹部10c内に配置されてヘッダ補強金具12の露出部位にそれぞれ当接する当接片13a,13aと、当接片13a,13aの側縁間を連結する連結部13bと、連結部13bの側縁から当接片13aと直交する方向(ソケット2側)に向かってそれぞれ突出し、各々の先端部に相手側に向かって突出する係止爪13hが突設された一対の弾性片13gとを備えている。このヘッダ側ロック金具13は、一対の弾性片13gを貫通孔10a内に通した状態で取付凹部10c内に配置され、溶接や接着などの適宜の方法でヘッダ補強金具12に固着されている。
一方、ソケット側ロック金具23は、取付凹部20c内に配置されてソケット補強金具22の露出部位(一端部22a)に当接する矩形枠状の当接片23aを有し、両側片の中央部間を連結する連結片23gの両側縁からそれぞれヘッダ1側に向かって延出する一対の弾性係止部23hが切り起こしによって形成されている。各弾性係止部23hは一対の弾性片13gの間に挿入されて、各弾性片13gの係止爪13hに弾性係止するようになっている。なおソケット側ロック金具23は、弾性係止部23hを貫通孔20d内に挿通させた状態で取付凹部20c内に配置され、溶接や接着などの適宜の方法でソケット補強金具22に固着されている。
而して、このコネクタAではヘッダ1とソケット2とを接続した際に、ヘッダ側ロック金具13の一対の弾性片13gの間に、ソケット側ロック金具23の一対の弾性係止部23hが挿入され、各弾性片13gの係止爪13hに弾性係止部23hが凹凸係止することによって、ヘッダ1とソケット2とが結合した状態で保持される(図8(b)参照)。なおヘッダ1をソケット2から外す際には、ヘッダ1とソケット2とが互いに離れる方向に力を加えると、弾性片13g或いは弾性係止部23hがそれぞれ係止離脱方向に撓められて、係止爪13hと弾性係止部23hとの係止状態が解除されるので、ヘッダ1をソケット2から容易に取り外すことができる。
このように本実施形態では、一対の弾性片13gの間に挿入された一対の弾性係止部23hが、弾性片13gの先端部に設けた係止爪13hと弾性係止することによって、ロック金具13,23を互いに嵌合させているので、弾性片13gと弾性係止部23hとが係止する方向と直交する方向の寸法誤差を吸収することができる。
なお本実施形態では一対の弾性片13gを有するロック金具13をヘッダ1側に、一対の弾性片13gの間に挿入されて弾性片13gと凹凸係止する一対の弾性係止部23hを備えたロック金具23をソケット2側にそれぞれ設けているが、ロック金具23をヘッダ1側、ロック金具13をソケット2側に設けても良い。
(実施形態4)
本発明の実施形態4を図9に基づいて説明する。なおヘッダ側ロック金具13とソケット側ロック金具23との嵌合部分以外は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。また図9では図示を簡単にするために突台16’を逃がすための切欠13dや、差込部14’が挿入される挿入孔23dを省略して図示してある。
ヘッダ側ロック金具13は、ヘッダコンタクト支持板10の取付凹部10c内に配置されてヘッダ補強金具12の露出部位にそれぞれ当接する当接片13a,13aと、当接片13a,13aの側縁間を連結する連結部13bと、連結部13bの側縁から当接片13aと直交する方向(ソケット2側)に向かって突出する突出片13eとを備えている。突出片13eの幅方向中間部には、突出片13eの幅方向両側部を中間部側に撓みやすくするためのスリット13jが設けられ、さらに突出片13eの幅方向両側部にはそれぞれ係止突起13kが突設されている。このヘッダ側ロック金具13は、突出片13eを貫通孔10a内に通した状態で取付凹部10c内に配置され、溶接や接着などの適宜の方法でヘッダ補強金具12に固着されている。
一方、ソケット側ロック金具23は、取付凹部20c内に配置されてソケット補強金具22の露出部位(一端部22a)に当接する矩形枠状の当接片23aを有し、両側片の中央部間を連結する連結片23gの両側縁からそれぞれヘッダ1側に向かって延出する一対の弾性係止部23hが切り起こしによって形成されている。各弾性係止部23j,23jの先端側は互いに近づく向きにく字形に屈曲しており、突出片13eの両側部に設けられた一対の係止突起13kにそれぞれ外側から弾性係止するようになっている。なおソケット側ロック金具23は、弾性係止部23jを貫通孔20d内に挿通させた状態で取付凹部20c内に配置され、溶接や接着などの適宜の方法でソケット補強金具22に固着されている。
而して、このコネクタAではヘッダ1とソケット2とを接続した際に、ヘッダ側ロック金具13の一対の係止突起13kに、ソケット側ロック金具23の一対の弾性係止部23jがそれぞれ凹凸係止することによって、ヘッダ1とソケット2とが結合した状態で保持される(図9(b)参照)。なおヘッダ1をソケット2から外す際には、ヘッダ1とソケット2とが互いに離れる方向に力を加えると、突出片13eにおけるスリット13jの両側部位や弾性係止部23jがそれぞれ係止離脱方向に撓められて、係止突起13kと弾性係止部23jとの係止状態が解除されるので、ヘッダ1をソケット2から容易に取り外すことができる。
このように本実施形態では、突出片13eの幅方向両側部に設けた一対の係止突起13kにそれぞれ一対の弾性係止部23jを弾性係止させることによって、ロック金具13,23を互いに嵌合させているので、突出片13eの幅方向と直交する方向の寸法誤差を吸収することができる。
なお本実施形態では突出片13eを有するロック金具13をヘッダ1側に、一対の弾性係止部23jを備えたロック金具23をソケット2側にそれぞれ設けているが、ロック金具23をヘッダ1側、ロック金具13をソケット2側に設けても良い。
(実施形態5)
本発明の実施形態5を図10および図11に基づいて説明する。本実施形態では、実施形態4で説明した基板間接続コネクタにおいて、ヘッダコンタクト支持板10の両側部位に配置される一対のヘッダ側ロック金具13の側縁間をヘッダ側連結部41を介して一体的に連結するとともに、ソケットコンタクト支持板20の両側部位に配置される一対のソケット側ロック金具23の側縁間をソケット側連結部40を介して一体的に連結してある。なお、両ロック金具13、23以外の構成は実施形態4と略同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
ヘッダコンタクト支持板10およびソケットコンタクト支持板20には、それぞれヘッダコンタクト11およびソケットコンタクト21を間にした両側部位に各一対のヘッダ補強金具12およびソケット補強金具22が同時成形されている。
一対のヘッダ側ロック金具13は、連結部13bが中央側に位置するようにして、ヘッダコンタクト支持板10の両側部位に配置されており、両ヘッダ側ロック金具13の連結部13bの側縁間がヘッダ側連結部41を介して一体的に連結されている。ヘッダ側連結部41はヘッダコンタクト支持板10の中央部に設けた貫通孔10a内に配置されており、ソケットコンタクト支持板20の突条部20aに設けた嵌合突起20fが嵌合するスリット41aが長手方向に沿って形成されている。
一方、一対のソケット側ロック金具23は、ソケットコンタクト支持板20の両側部位に同時成形されたソケット補強金具22の露出部位に当接片23aが当接しており、各当接片23aの中央寄りの枠片間がソケット側連結部40を介して一体的に連結されている。このソケット側連結部40は、ソケットコンタクト支持板20の表面に設けた凹溝43内に挿入される。
このように本実施形態では、ヘッダコンタクト支持板10の両側部位に同時成形された一対のヘッダ補強金具12をヘッダ側連結部41を介して連結するとともに、ソケットコンタクト支持板20の両側部位に同時成形された一対のソケット補強金具22をソケット側連結部40を介して連結しているので、ヘッダコンタクト支持板10およびソケットコンタクト支持板20の剛性を高めることができる。しかも、ヘッダ側連結部41に設けたスリット41aが、ソケットコンタクト支持板20に設けた嵌合突起20fに嵌合することによって、ヘッダ側ロック金具13の位置ずれを防止でき、またソケット側連結部40がソケットコンタクト支持板20の凹溝43内に挿入されることで、ソケット側ロック金具23の位置ずれを防止できるから、両ロック金具13,23の相対的な位置ずれを低減して、両ロック金具13,23の嵌合作業を容易に行うことができる。
なお本実施形態では、ヘッダ側ロック金具13に、ソケットコンタクト支持板20に設けた嵌合突起20fと嵌合するスリット41a(嵌合孔)を形成しているが、ソケット側ロック金具23に、ヘッダコンタクト支持板10に設けた嵌合突起(図示せず)と嵌合する嵌合孔を形成しても良く、両ロック金具の相対的な位置ずれを低減して、両ロック金具13,23の嵌合作業を容易に行えるという効果がある。
また本実施形態では、実施形態4で説明した基板間接続コネクタにおいて、ヘッダコンタクト支持板10の両側部位に配置される一対のヘッダ側ロック金具13の間をヘッダ側連結部41を介して一体的に連結するとともに、ソケットコンタクト支持板20の両側部位に配置される一対のソケット側ロック金具23の間をソケット側連結部40を介して一体的に連結してあるが、上述した他の実施形態に本実施形態の構成を適用しても良く、同様の効果を得ることができる。
なお本発明の精神と範囲に反することなしに、広範に異なる実施形態を構成することができることは明白なので、この発明は、特定の実施形態に制約されるものではない。また本実施形態ではヘッダ1およびソケット2の極数が10極の場合を例に説明を行ったが、ヘッダ1およびソケット2の極数を10極に限定する趣旨のものではなく、他の極数のヘッダ1およびソケット2に本発明を適用しても良いことは言うまでもない。
実施形態1の基板間接続コネクタを示し、(a)はヘッダとソケットを接続する前の状態の外観斜視図、(b)はヘッダとソケットを接続した状態の外観斜視図である。 同上に用いるヘッダを示し、(a)は分解斜視図、(b)は外観斜視図である。 同上に用いるヘッダを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は下面図である。 同上に用いるソケットを示し、(a)は分解斜視図、(b)は外観斜視図である。 同上に用いるソケットを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は下面図である。 同上に用いるロック金具を示し、(a)は嵌合前の状態を示す斜視図、(b)は嵌合状態を示す斜視図である。 実施形態2の基板間接続コネクタに用いるロック金具を示し、(a)は嵌合前の状態を示す斜視図、(b)は嵌合状態を示す斜視図である。 実施形態3の基板間接続コネクタに用いるロック金具を示し、(a)は嵌合前の状態を示す斜視図、(b)は嵌合状態を示す斜視図である。 実施形態4の基板間接続コネクタに用いるロック金具を示し、(a)は嵌合前の状態を示す斜視図、(b)は嵌合状態を示す斜視図である。 実施形態5の基板間接続コネクタを示し、(a)はソケット側から見た外観斜視図、(b)はヘッダ側から見た外観斜視図である。 (a)は同上に用いるソケット側ロック金具の斜視図、(b)は同上に用いるヘッダ側ロック金具の斜視図である。
符号の説明
A 基板間接続コネクタ
1 ヘッダ
2 ソケット
10 ヘッダコンタクト支持板(ヘッダコンタクト支持部)
11 ヘッダコンタクト
12 ヘッダ補強金具
13 ヘッダ側ロック金具
20 ソケットコンタクト支持板(ソケットコンタクト支持部)
21 ソケットコンタクト
22 ソケット補強金具
23 ソケット側ロック金具

Claims (8)

  1. 導電性のヘッダコンタクト、ヘッダコンタクトが同時成形された絶縁性の樹脂成型品からなるヘッダコンタクト支持部、ヘッダコンタクト支持部におけるソケットと反対側の表面に少なくとも一部を露出させた状態でヘッダコンタクト支持部に同時成形された金属製のヘッダ補強金具およびヘッダ補強金具の露出部位にソケットと反対側から当接するヘッダ側ロック金具を備えたヘッダと、
    ヘッダコンタクトに電気的に接続される導電性のソケットコンタクト、ソケットコンタクトが同時成形された絶縁性の樹脂成型品からなるソケットコンタクト支持部、ソケットコンタクト支持部におけるヘッダと反対側の表面に少なくとも一部を露出させた状態でソケットコンタクト支持部に同時成形された金属製のソケット補強金具およびソケット補強金具の露出部位にヘッダと反対側から当接するとともにヘッダ側ロック金具と係止離脱自在に係止するソケット側ロック金具を備えたソケットとを具備して成る基板間接続コネクタ。
  2. ヘッダコンタクト支持部およびソケットコンタクト支持部には、それぞれヘッダコンタクトおよびソケットコンタクトを間にした両側部位に各一対のヘッダ補強金具およびソケット補強金具が同時成形されており、各ヘッダ補強金具に当接する一対のヘッダ側ロック金具の間をヘッダ側連結部を介して一体的に連結するとともに、各ソケット補強金具に当接する一対のソケット側ロック金具の間をソケット側連結部を介して一体的に連結したことを特徴とする請求項1記載の基板間接続コネクタ。
  3. ヘッダ側連結部又はソケット側連結部の内の少なくとも何れか一方に、対応するコンタクト支持部に設けた嵌合突起と嵌合する嵌合孔を形成したことを特徴とする請求項2記載の基板間接続コネクタ。
  4. ヘッダコンタクト支持部又はソケットコンタクト支持部の何れか一方に同時成形された補強金具に他方に向かって突出する突起部を形成するとともに、ヘッダコンタクト支持部又はソケットコンタクト支持部の他方と当該コンタクト支持部に対応するロック金具とに前記突起部が挿入される挿入孔をそれぞれ形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の基板間接続コネクタ。
  5. ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の一方が、対応する補強金具に当接する板状の当接片と、当接片から延出形成されてヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の他方に向かって突出する突出片と、突出片の一面に突設された係止突起とを備えるとともに、ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の他方が、前記突出片の一面に突設された係止突起と係止する係止部と、前記突出片の他面に弾接する弾接部とを備えて成ることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の基板間接続コネクタ。
  6. ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の一方が、対応する補強金具に当接する板状の当接片と、当接片から延出形成されてヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の他方に向かって突出する突出片と、突出片に貫設された貫通孔とを備えるとともに、ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の他方が、ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の一方に向かって突出して前記貫通孔と弾性係止する弾性係止片を備えて成ることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の基板間接続コネクタ。
  7. ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の一方が、対応する補強金具に当接する板状の当接片と、当接片から延出形成されてヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の他方に向かって突出する突出片と、突出片の幅方向中間部に設けたスリットと、突出片の幅方向両側部にそれぞれ設けられた一対の係止突起とを備えるとともに、ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の他方が、ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の一方に向かってそれぞれ突出し、前記各係止突起にそれぞれ弾性係止する一対の弾性係止部を備えて成ることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の基板間接続コネクタ。
  8. ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の一方が、対応する補強金具に当接する板状の当接片と、当接片からそれぞれ延出形成されてヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の他方に向かって突出し、各々の先端部に相手側に向かって突出する係止爪が突設された一対の弾性片とを備えるとともに、ヘッダ側ロック金具又はソケット側ロック金具の他方が、前記一対の弾性片の間に挿入されて、各弾性片の係止爪にそれぞれ弾性係止する一対の弾性係止部を備えて成ることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の基板間接続コネクタ。
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