JP2008050830A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】吊り下げ支持されて連動する複数の面材における面外方向への横振れを確実に防止できる建具を提供すること。
【解決手段】側部障子20B,20Cの下端部に設けられた連動部材30の摺動部34が中間障子20Aの二列の凹溝221に係止されるとともに、摺動部34が凹溝221に沿ってスライド案内されるので、3枚の障子20を連動して開閉移動させることができる。この際、凹溝221が中間障子20Aの下框22に二列で設けられているので、側部障子20B,20Cの下框22に案内溝を設ける必要がなくなり、これらの側部障子20B,20Cの下框22に、被案内溝226や磁着部材227等の被案内部を設けるスペースを確保することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、建具に関し、詳しくは、上レールに吊り下げ支持された複数の面材が連動して左右スライド開閉可能な建具に関する。
従来、2枚や3枚等の複数の面材(障子や戸)を互いに連動させて開閉できる建具(引き戸)が提案されている(例えば、特許文献1の実施例2、段落0015および図8参照)。
特許文献1に記載された建具は、上枠に吊り下げられて左右スライド自在に支持された3枚の戸(第1〜第3可動面材)を有して構成され、一方の縦枠側に寄せた各可動面材が第1、第2、第3の可動面材の順に見込み方向に重なることで全開され、他方の縦枠側に移動した第1可動面材と一方の縦枠側の第3可動面材との間に第2可動面材が位置して各可動面材の召合せ部同士が重なることで全閉されるものである。この建具では、第1可動面材および第3可動面材の各下端部に長手方向に沿った案内溝を設けるとともに、第2可動面材の下端左右両端部に一対のピンを設け、一方のピンを第1可動面材の案内溝に嵌めかつ他方のピンを第3可動面材の案内溝に嵌めることで、第1〜第3の可動面材が互いに連動して開閉されるようになっている。
特開平8−319763号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来の建具では、第1〜第3の可動面材のいずれも、その下端部が床や下枠に対して移動規制されておらず、これらの可動面材の下端部が見込み方向(各面材の面外方向)に横振れしてしまい、不安定になるという問題がある。
ここで、例えば、第1〜第3の可動面材のうちのいずれかの下端部を床や下枠に対して振れ止めするとしても、第1および第3の可動面材における下端面には、略全長に渡って第2可動面材に設けた一対のピンを案内する案内溝が形成されているため、第1および第3の可動面材の下端面と床や下枠との間に振れ止め機構を設けることは困難である。一方、第2可動面材の下端面と床や下枠との間に振れ止め機構を設けたとしても、全閉時における第1および第3の可動面材の下端面が移動規制されないため、これらの可動面材が不安定になるという問題が解消できない。
本発明の目的は、吊り下げ支持されて連動する複数の面材における面外方向への横振れを確実に防止できる建具を提供することにある。
本発明の建具は、上レールに吊り下げ支持された少なくとも3枚の面材を備え、これら3枚の面材が見込み方向に重なった全開位置と、3枚の面材の側端縁同士が重なった全閉位置との間を左右スライド移動して開閉される建具であって、前記3枚の面材は、見込み方向中間に位置する第1面材と、この第1面材を挟んで見込み方向両側に位置する2枚の第2面材とから構成され、前記2枚の第2面材の下端部には、それぞれ前記第1面材に向かって突出して第1面材の下端部に係止される連動部材が設けられ、前記第1面材の下端部には、前記両側の連動部材をそれぞれ見込み方向に係止しかつ当該下端部の長手方向にスライド案内する二列の案内部が長手方向に沿って設けられていることを特徴とする。
また、本発明の建具は、上レールに吊り下げ支持された少なくとも2枚の面材を備え、これら2枚の面材が見込み方向に重なった全開位置と、2枚の面材の側端縁同士が重なった全閉位置との間を左右スライド移動して開閉される建具であって、前記2枚の面材は、第1面材と、第2面材とから構成され、前記第2面材の下端部には、前記第1面材に向かって突出して第1面材の下端部に係止される連動部材が設けられ、前記第1面材の下端部には、前記連動部材を見込み方向に係止しかつ当該下端部の長手方向にスライド案内する一方の案内部と、床または壁に固定された案内部材を見込み方向に係止しかつスライド案内する他方の案内部とが長手方向に沿って二列で設けられているものでもよい。
ここで、本発明の建具としては、スライド開閉自在な少なくとも2枚または3枚の面材を有して構成されたものであればよく、互いに連動可能な4枚以上の面材を有したものであってもよく、前記2枚または3枚の面材を一組としたものを複数組有して構成されたものであってもよい。
また、面材を支持する上レールとしては、上下左右の枠材を四周枠組みした建具枠のうちの上枠に設けられたものでもよく、また上および左右の枠材を有した三方枠のうちの上枠に設けられたものでもよく、さらには、建物の天井や開口部上辺に取り付けたレール部材に設けられたものでもよい。
以上の本発明によれば、第1面材を挟んで見込み方向両側に位置する2枚の第2面材の下端部に連動部材を設け、これらの連動部材を第1面材の下端部に設けた二列の案内部に係止させ、かつ連動部材を案内部でスライド案内することで、3枚の面材を連動して開閉移動させることができる。または、第1面材に隣接する1枚の第2面材の下端部に連動部材を設け、この連動部材を第1面材の下端部に設けた二列の案内部のうちの一方に係止させ、かつ連動部材を案内部でスライド案内するとともに、他方の案内部に床や壁からの案内部材を見込み方向に係止させ、かつスライド案内することで、2枚の面材を連動して開閉移動させることができる。そして、案内部が第1面材の下端部に二列で設けられていることで、2枚または1枚の第2面材の下端部には、その略全長に渡るような案内溝を設ける必要がなくなり、これらの第2面材の下端部に適宜な振れ止め部材やこれに案内される部材等を取り付ける取付スペースが確保でき、振れ止め部材等を設けることで第2面材の横振れを防止することができる。そして、全閉時において、第2面材の横振れを防止しておけば、これらの第2面材に連動部材を介して連結された第1面材の横振れも防止でき、各面材の安定性を確保することができる。
この際、本発明の建具では、前記案内部は、前記第1面材の底面に並設されて下方に開口した二列の凹溝で構成され、前記連動部材は、前記第2面材の下端部に固定される固定片部と、この固定片部から前記第1面材側に延びる延出片部と、この延出片部から上方に折れ曲がる立上片部と、この立上片部の上部に設けられるとともに前記案内部の凹溝に挿入されて摺動案内される摺動部とを有して構成されていることが好ましい。
そして、前記案内部の二列の凹溝は、前記第1面材の側面部から垂下された一対の垂下片と、これら一対の垂下片の中間位置にて下方に延びる仕切り片とで形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、第1面材の下端部を構成する下框等に二列の凹溝を形成しておき、これらの凹溝のそれぞれに下方から連動部材の摺動部を挿入して係止させるだけで、各面材を連動させることができ、各面材の建て込みを容易に実施することができる。すなわち、先ず第1面材を上レールに支持させた状態で、第1面材よりも若干低い位置に第2面材を保持し、その連動部材の摺動部を下方から凹溝に挿入しつつ第2面材を上方に持ち上げ、その後に第2面材を上レールに支持させることで、各面材を容易に建て込むことができる。また、第2面材が2枚の場合には、それらの各々に設けた連動部材の摺動部が、互いに独立した二列の凹溝にそれぞれ挿入されて摺動案内されることで、摺動部同士が干渉し合うことがなく、各面材の開閉移動を円滑にすることができる。第2面材が1枚の場合には、その連動部材の摺動部と、床や壁の案内部材との干渉を防止することができる。
さらに、本発明の建具では、前記案内部の二列の凹溝は、前記第1面材の側面部から垂下された一対の垂下片と、これら一対の垂下片の中間位置にて下方に延びる仕切り片とで形成されていることが好ましい。
さらに、前記一対の垂下片の下端縁には、それぞれ内方に折れ曲がった折曲り部が形成され、これらの折曲り部よりも前記仕切り片の下端縁が所定距離だけ高く位置して設けられ、前記連動部材の摺動部は、前記凹溝における前記垂下片の折曲り部先端と前記仕切り片との水平間隔寸法よりも若干小さな見込み寸法を有した摺動本体部と、この摺動本体部の上端から当該連動部材が設けられる第2面材側に延びる摺動上辺部とを有して形成され、前記摺動上辺部は、前記垂下片の内面と前記仕切り片との水平間隔寸法よりも若干小さく、かつ前記垂下片の折曲り部先端と前記仕切り片との水平間隔寸法よりも大きな見込み寸法を有するとともに、前記折曲り部の上面と前記仕切り片の下端縁との鉛直間隔寸法よりも若干小さな上下寸法を有して形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、摺動上辺部の見込み寸法が凹溝における垂下片の折曲り部先端と仕切り片との水平間隔寸法よりも大きく形成されていることで、仕切り片の下側で一旦水平方向に移動してから摺動上辺部を垂下片と仕切り片との間に挿入することで、連動部材の摺動部が凹溝内に挿入されることとなる。従って、各面材を建て込んだ後には、摺動上辺部が垂下片の折曲り部に係止されて凹溝から容易に外れないようにでき、各面材を確実に連動させることができる。
また、本発明の建具では、前記一対の垂下片の下端縁には、それぞれ内方に折れ曲がった折曲り部が形成され、前記仕切り片の下端縁には、側方に膨出した膨出部が形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、膨出部と連動部材の摺動部とが摺接することで、仕切り片の摺接面積を小さくすることができ、摺接抵抗を減らして面材の開閉操作を円滑にすることができる。
さらに、前記仕切り片は、前記第1面材とは別体で形成されて当該第1面材の下端部に取り付けられていてもよい。
このような構成によれば、仕切り片を別体で構成したことで、設計条件等によって連動部材の形態や、連動部材と第1面材との建て込み寸法などが変更された場合において、仕切り片を取り替えるだけで容易に対応することができるようになり、設計の自由度を高めることができる。
また、本発明の建具では、前記第2面材のスライド移動範囲下方には、振れ止め手段が設けられており、前記第2面材の下端部には、前記振れ止め手段に見込み方向に係止され、かつ当該振れ止め手段に対してスライド方向に摺動案内される被案内部が設けられていることが好ましい。
ここで、第2面材が2枚で構成されている場合には、2枚の第2面材のうちの少なくともいずれか一方のスライド移動範囲下方に振れ止め手段が設けられていればよい。
このような構成によれば、第2面材の下方に設けた振れ止め手段に被案内部を係止させることによって第2面材の面外方向への横振れを確実に防止することができる。そして、第2面材のスライド移動範囲に振れ止め手段を設け、この振れ止め手段に被案内部が摺動案内されることで、第2面材のスライド移動中においても横振れが防止でき、各面材の安定性をより一層向上させることができる。
この際、本発明の建具では、前記振れ止め手段は、床面から突没自在に設けられた突没部材を有して構成されるとともに、前記第2面材の左右見付け寸法内の半分未満の間隔で設けられ、前記被案内部は、前記第2面材の下端部の長手方向に沿って設けられるとともに、前記突没部材と磁力により着脱可能かつ摺動可能に構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、第2面材の被案内部が振れ止め手段の上方に位置した状態において、磁力により突没部材が床面から突出して被案内部と磁着するとともに、第2面材のスライド移動に伴って突没部材と被案内部とが互いに磁着したまま摺動することで、第2面材が振れ止めされる。そして、被案内部が振れ止め手段の上方を通り過ぎた状態において、被案内部から外れた突没部材が床面に没入することで、第2面材が位置しない部分の床面をフラットにすることができる。また、振れ止め手段を第2面材の左右見付け寸法内の半分未満の間隔で設けたことで、任意のスライド位置にある第2面材を少なくとも2箇所以上の振れ止め手段で係止することができ、面材の回転を防止して安定性を高めることができる。
さらに、本発明の建具では、前記振れ止め手段は、下枠の長手方向に沿って設けられた下レールであり、前記被案内部は、前記第2面材の下端部における少なくとも2箇所から下方に突出して設けられるとともに、突出した先端が前記下レールに係合して摺動案内可能に構成されていてもよい。
このような構成によれば、下枠に設けた下レールに被案内部が係合して摺動案内されることで、第2面材のスライド移動範囲全域に渡って確実に第2面材の横振れを防止することができる。また、被案内部を第2面材の下端部における少なくとも2箇所に設けたことで、面材の回転を防止して安定性を高めることができる。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る建具である可動間仕切り1を示す縦断面図である。図2および図3は、それぞれ可動間仕切り1の横断面図であり、図2は、可動間仕切り1を閉じた状態(全閉位置)を示し、図3は、可動間仕切り1を開放した状態(全開位置)を示すものである。
図1〜図3において、可動間仕切り1は、天井2、床3および左右の壁4で囲まれた開口部5に設けられて空間を左右に仕切るパーティションであって、天井2位置に設けられた上枠11と、壁4に設けられた左右の縦枠12と、上枠11に吊り下げ支持される3枚の面材としての障子20とを備えて構成されている。
上枠11は、天井2の下地材6に固定される上枠ベース11Aと、この上枠ベース11Aに取り付けられて3条のレールを有した上レール材11Bとを有して構成されている。上レール材11Bに形成された3条のレールは、それぞれ上レール材11Bの長手方向に延びる中空部の下面部をスリット状に開口して形成されている。そして、上レール材11Bの中空部内には、それぞれ長手方向に転動自在なローラー11Cが支持され、これらのローラー11Cには、上レール材11Bのスリット部分を通って下方に延びるロッドが連結され、このロッドを介して各障子20が上枠11に吊り下げ支持されている。そして、各障子20は、ローラー11Cが上レール材11Bに沿って転動することで、左右スライド開閉可能に構成されている。
また、縦枠12は、壁4に沿って上下に延びて取り付けられており、この縦枠12に当接した障子20の縦框23と磁着して障子20の移動を規制する磁着部12Aを有して構成されている。
障子20は、それぞれアルミ形材製の上框21、下框22、および左右の縦框23を四周框組みした内部にガラス製や樹脂製のパネル24を嵌め込んで形成されており、図3に示すように、3枚の障子20が見込み方向(図の上下方向)に重なった全開位置と、図2に示すように、3枚の障子20が左右にずれて互いの縦框23同士が重なり開口部5を覆う全閉位置との間を左右スライド移動可能になっている。なお、障子20の全開位置としては、図3に実線で示すように、開口部5の一方の側(図中、右側)に3枚の障子20を片寄せした状態と、図3に仮想線(二点鎖線)で示すように、開口部5の他方の側(図中、左側)に3枚の障子20を片寄せした状態との両方の位置のいずれであってもよい。
以上のような3枚の障子20は、見込み方向中間に位置する中間障子20A(第1面材)と、この中間障子20Aを挟んで見込み方向両側に位置する2枚の側部障子20B,20C(第2面材)とから構成されている。そして、中間障子20Aと側部障子20B,20Cとは、これらの下端部同士を連結する連動部材30によって互いに連動して開閉移動するように構成されている。一方、2枚の側部障子20B,20Cのスライド移動範囲下方には、後述する振れ止め装置40(振れ止め手段)が設けられており、側部障子20B,20Cの下端部の面外方向への移動が規制されるようになっている。
以下、連動部材30について、図4〜図6も参照して詳しく説明する。
図4は、可動間仕切り1の下部を拡大して示す縦断面図である。図5は、障子20を下方から見上げた底面図である。図6は、連動部材30を示す斜視図である。
連動部材30は、2枚の側部障子20B,20Cにおける下端部である下框22の左右いずれかの端部に固定されている。すなわち、連動部材30は、全閉位置における中間障子20Aに近接する側の端部位置に設けられ、図2において、下側の側部障子20Bでは、図の左側端部に連動部材30が設けられ、上側の側部障子20Cでは、図の右側端部に連動部材30が設けられている。これらの連動部材30は、それぞれ側部障子20B,20Cから中間障子20Aに向かって突出して設けられ、中間障子20Aの下端部である下框22に係止されるようになっている。そして、中間障子20Aの下框22底面には、両側からの連動部材30をそれぞれ見込み方向に係止し、かつ連動部材30を下框22に沿ってスライド案内する二列の案内部である凹溝221が長手方向に沿って並設されている。
連動部材30は、図4および図6に示すように、金属板材から形成された側部障子20B,20Cにおける下框22に固定される固定片部31と、この固定片部31から中間障子20A側に延びる延出片部32と、この延出片部32から上方に折れ曲がる立上片部33とを有し、立上片部33の上部に樹脂製の摺動部34を取り付けて構成されている。固定片部31は、側部障子20B,20Cにおける下框22の内部底面222にビス止め固定される水平固定面部311と、下框22の内部に沿って上下に延びる鉛直固定面部312とを有して断面L字形に形成されている。また、延出片部32は、鉛直固定面部312の下端部から外方に斜め下方に延びる傾斜延出面部321と、この傾斜延出面部321に連続して略水平に延びる水平延出面部322とを有して形成されている。
連動部材30の摺動部34は、中間障子20Aの凹溝221に挿入されて摺動案内されるものであって、立上片部33に固定されて上方に延びる摺動本体部341と、この摺動本体部341の上端から当該連動部材30が設けられる側部障子20B,20C側、つまり固定片部31側に延びる摺動上辺部342とを有して形成されている。
二列の凹溝221は、図4に示すように、中間障子20Aにおける下框22の側面部から垂下された一対の垂下片223と、これら一対の垂下片223の中間位置にて下方に延びる仕切り片224とによって、見込み方向の左右略対称に形成されている。そして、一対の垂下片223の下端縁には、それぞれ内方(互いに近づく方向)に折れ曲がった折曲り部225が形成されている。また、仕切り片224の下端縁の高さ位置は、垂下片223の折曲り部225よりも所定距離だけ高い位置に設定され、この仕切り片224の下端縁と折曲り部225との鉛直間隔寸法が、後述する連動部材30の摺動上辺部342の高さ寸法よりも大きく形成されており、この間隔部分に摺動上辺部342が左右に挿通できるようになっている。また、垂下片223の内面と仕切り片224との水平間隔寸法は、摺動上辺部342の幅寸法よりも若干大きく、この間隔部分で摺動上辺部342を案内できるように形成されている。一方、折曲り部225先端と仕切り片224との水平間隔寸法は、摺動上辺部342の幅寸法よりも小さくかつ摺動本体部341の幅寸法よりも若干大きく設定され、この間隔部分を摺動上辺部342が上下に挿通不能かつ摺動本体部341が挿通可能に形成されている。
障子20の建て込み手順について、図7も参照して詳しく説明する。
図7(A)〜(C)は、障子20の建て込み手順を説明する縦断面図である。
先ず、図7(A)に示すように、中間障子20Aを上枠11(図示略)に吊り下げ支持した状態で、中間障子20Aよりも若干低い位置まで側部障子20Bを持ち上げて中間障子20Aに近接させる。そして、側部障子20Bにおける連動部材30の摺動部34が中間障子20Aの下框22の下方に位置させてから、摺動上辺部342が仕切り片224の下端縁に当接する高さまで側部障子20Bを上方に持ち上げる。
次に、図7(B)に示すように、摺動上辺部342の先端が垂下片223の折曲り部225の上側に位置し、摺動本体部341が仕切り片224の手前に位置まで、側部障子20Bを中間障子20Aから離れる側に水平移動させる。
そして、図7(C)に示すように、摺動上辺部342が垂下片223と仕切り片224との間に位置した状態で側部障子20Bを上方に移動させ、中間障子20Aと同じ高さ位置まで持ち上げた後に側部障子20Bを上枠11に吊り下げ支持させる。
以上の手順により連動部材30の摺動部34を中間障子20Aの凹溝221に挿入するとともに、側部障子20Bを建て込むことができる。
また、以上の手順と同様の手順により他方の側部障子20Cを建て込むことで3枚の障子20の建て込みが完了する。
以下、振れ止め装置40について、図8も参照して詳しく説明する。
図8(A),(B)は、振れ止め装置40の動作を説明する側面図である。
2枚の側部障子20B,20Cのスライド移動範囲下方に設けられた振れ止め装置40は、図2、図3に示すように、側部障子20B,20Cの左右見付け寸法(幅寸法)の半分未満の間隔、すなわち側部障子20B,20Cが移動した際に、2つ以上の振れ止め装置40が側部障子20B,20Cの下方に位置するような間隔で設けられている。
これらの振れ止め装置40は、図4に示すように、床3に埋設された円筒状のベース部材41と、このベース部材41に挿入されて床面から突没自在に設けられた突没部材42とを有するとともに、突没部材42の上端部に磁石43が取り付けられて構成されている。
一方、側部障子20B,20Cの下框22には、突没部材42を挿通させる被案内溝226が下框22の長手方向に沿って連続形成されている。また、側部障子20B,20Cの下框22の内部底面222には、その長手方向に沿って磁石43に磁着する磁着部材227(例えば、鉄芯等の金属部材)が固定されている。この磁着部材227は、磁石43と逆の磁極を有した磁石228を下面に備えて構成されていてもよい。
以上のような側部障子20B,20Cおよび振れ止め装置40によれば、図8に示すように、振れ止め装置40の上方に下框22が位置した際に、突没部材42の磁石43が磁着部材227(または磁石228)に引き寄せられ、これにより上方に突出した突没部材42が被案内溝226に挿通され、磁石43が磁着部材227に磁着する。そして、被案内溝226が突没部材42に見込み方向に係止されて側部障子20B,20Cの下端部の面外方向への移動が規制されるとともに、側部障子20B,20Cの開閉移動時においても、磁石43と磁着部材227とが互いに摺動して突没部材42による規制が継続される。すなわち、被案内溝226および磁着部材227によって本実施形態の被案内部が構成されている。また、振れ止め装置40の上方から下框22が外れることで、磁石43が磁着部材227から外れ、突没部材42がベース部材41内に没入し、突没部材42の上端(磁石43)が床面と略フラットになるように構成されている。
なお、本実施形態における中間障子20Aの下框22としては、上述した形態のものに限らず、以下の図9、図10に示す形態の下框22A〜22Eが採用可能である。また、連動部材30の摺動部34に関しても、下框22,22A,22Bに対しては上述した摺動部34を採用し、下框22C〜22Eに対しては形態の異なる摺動部34Aを採用してもよい。なお、図9および図10において、連動部材30の延出片部32からは、傾斜延出面部321が省略され、水平延出面部322のみで延出片部32が構成されている。
図9(A),(B)に示す下框22A,22Bにおいて、仕切り片224の下端部には、それぞれ膨出部224A,224Bが形成されている。膨出部224Aは、仕切り片224の先端を断面略円柱状に膨出して形成されたもので、膨出部224Bは、仕切り片224の先端から側方にヒレ状に突出して形成されたものである。そして、膨出部224A,224Bの先端と垂下片223の内面との水平間隔寸法は、連動部材30の摺動部34における摺動上辺部342の幅寸法よりも若干大きく形成されている。以上のような膨出部224A,224Bを設けたことで、障子20の開閉操作時において、膨出部224A,224B先端と摺動部34との摺接する互いの面積が小さくできることから、仕切り片224と摺動部34との摺接摩擦抵抗が低減され、障子20の開閉操作を円滑に実施できるようになっている。
次に、図10(A)〜(C)に示す下框22C〜22Eにおいて、仕切り片224の下端縁の高さ位置は、垂下片223の折曲り部225と略同一の高さ位置に設けられており、図10(B),(C) に示す下框22D,22Eにおいて、仕切り片224の下端部には、それぞれ図9に示す下框22A,22Bと同様の膨出部224A,224Bが形成されている。これらの下框22C〜22Eの凹溝221に挿入される連動部材30Aの摺動部34としては、前述の摺動部34から摺動上辺部342を省略した形態、つまり摺動本体部341の見込み方向幅寸法が一定に形成された摺動部34が適用されている。そして、摺動部34は、下方から上方に向かって凹溝221に挿入され、摺動本体部341の側面と、仕切り片224(または膨出部224A,224B先端)および折曲り部225とが摺接するようになっている。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)すなわち、側部障子20B,20Cの下端部に設けられた連動部材30の摺動部34が中間障子20Aの二列の凹溝221に係止されるとともに、摺動部34が凹溝221に沿ってスライド案内されるので、3枚の障子20を連動して開閉移動させることができる。この際、凹溝221が中間障子20Aの下框22に二列で設けられているので、側部障子20B,20Cの下框22に案内溝を設ける必要がなくなり、これらの側部障子20B,20Cの下框22に、被案内溝226や磁着部材227等の被案内部を設けるスペースを確保することができる。そして、側部障子20B,20Cに設けた被案内部が振れ止め装置40に案内されることで、側部障子20B,20Cの横振れを防止することができ、これらの側部障子20B,20Cに連動部材30を介して連結された中間障子20Aの横振れも防止でき、各障子20の安定性を確保することができる。
(2)また、中間障子20Aの凹溝221に下方から連動部材30の摺動部34を挿入して係止させるだけで、3枚の障子20を連動させることができ、各障子20の建て込みを容易に実施することができる。さらに、摺動上辺部342が下框22の垂下片223の折曲り部225に係止されて凹溝221から容易に外れないので、各障子20を確実に連動させて開閉移動時の安定性を向上させることができる。また、2枚の側部障子20B,20Cの各々に設けた連動部材30の摺動部34が、互いに独立した二列の凹溝221にそれぞれ挿入されて摺動案内されることで、摺動部34同士が干渉し合うことがなく、各障子20の開閉操作を円滑に実施することができる。
(3)さらに、2枚の側部障子20B,20Cの下框22が振れ止め装置40の上方に位置した状態において、突没部材42が磁力により床面から突出して磁着部材227と磁着するとともに、側部障子20B,20Cが振れ止め装置40の上方を通り過ぎた状態において、磁着部材227から外れた突没部材42が床面に没入することで、側部障子20B,20Cが位置しない部分の床面をフラットに形成することができる。また、任意のスライド位置にある側部障子20B,20Cの下方に少なくとも2箇所以上の振れ止め装置40が設置されているので、2箇所以上で側部障子20B,20Cを係止することができ、側部障子20B,20Cの回転を防止して安定性を高めることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態を図11および図12に基づいて説明する。
図11は、本発明の第2実施形態に係る建具である可動間仕切り1Aを示す横断面図である。図12は、可動間仕切り1Aの下部を拡大して示す縦断面図である。
本実施形態の可動間仕切り1Aは、振れ止め手段の構成が前記第1実施形態と相違するものであり、その他の構成(中間障子20Aや連動部材30等の構成)は第1実施形態と略同一である。以下、相違点について詳しく説明する。
本実施形態では、床3に固定された下枠13の長手方向に沿って設けられた凹溝状の下レール131によって振れ止め手段が構成されている。そして、側部障子20B,20Cの下框22において、その長手方向の任意の2箇所には、被案内部であるガイドローラー装置50が設けられている。このガイドローラー装置50は、下框22の内部底面222にビス止め固定されるベース部51と、このベース部51に支持されて下框22から下方に突出する突出軸部52と、この突出軸部52の先端に回転自在に設けられて下レール131に係合されるローラー部53とを有して構成されている。そして、ガイドローラー装置50のローラー部53は、下レール131に係合された状態で下レール131に沿って摺動案内可能に構成され、これにより側部障子20B,20Cの下端部の面外方向への移動が規制されるようになっている。また、突出軸部52は、ベース部51に対して突没自在に支持されるとともに、ベース部51内の図示しないばねによって下方に付勢されており、側部障子20B,20Cの建て込み時において、突出軸部52をベース部51側に没入させることができるようになっている。
このような本実施形態によれば、前記(1)、(2)と略同様の効果に加えて以下の効果が得られる。
(4)すなわち、側部障子20B,20Cの下框22にガイドローラー装置50を設けたことで、床3に前記振れ止め装置40のような部材を埋設する必要がなくなり、床面に設置した下枠13の下レール131とガイドローラー装置50のローラー部53とによって側部障子20B,20Cの横振れを防止することができる。また、ガイドローラー装置50を側部障子20B,20Cの下框22に2箇所設けたことで、側部障子20B,20Cの回転を防止して安定性を高めることができる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態を図13〜図15に基づいて説明する。
図13は、本発明の第3実施形態に係る建具である可動間仕切り1Bの下部を示す縦断面図である。図14は、可動間仕切り1Bの障子20の下部を拡大して示す縦断面図である。
本実施形態の可動間仕切り1Bは、振れ止め手段の構成および中間障子20Aの下框の形態が前記第1、第2実施形態と相違するものであり、その他の構成は前記実施形態と略同一である。以下、相違点について詳しく説明する。
本実施形態では、一方の側部障子20Bの下端部の面外方向への移動を規制する振れ止め手段としては、前記第2実施形態と略同様に、側部障子20Bの可動範囲の下方に沿って設けられた凹溝状の下レール131Aによって構成されている。この下レール131Aは、側部障子20Bの下方位置の床3に固定された下枠13Aの長手方向に沿って形成されている。そして、下レール131Aによって案内される被案内部であるガイドローラー装置50は、前記第2実施形態と同様の構成を有している。
また、他方の側部障子20Cの下端部は、床3に固定された振れ止め装置60(振れ止め手段)によって面外方向への移動が規制されている。この振れ止め装置60は、床3に固定される固定部61と、この固定部61から上方に突出して形成されて側部障子20Cの被案内溝226に挿通される案内部62とを有して構成されている。従って、側部障子20Cは、案内部62が被案内溝226内をスライドすることで振れ止めされるようになっている。また、側部障子20Cは、壁4Aに沿って収納される収納位置から、当該側部障子20Cの略全体が壁4Aから露出した閉鎖位置までの間、つまり案内部62が被案内溝226から外れない範囲(側部障子20Cの見付け幅寸法よりも小さい可動範囲)で左右スライド開閉可能に構成されている。
一方、中間障子20Aの下框22Fにおいて、仕切り片は、下框22Fと別体で形成された仕切り部材229を下框22Fの内部底面222に取り付けて構成されてている。すなわち、仕切り部材229には、内部底面222の係合片222Aに係合固定される固定片部229Aと、この固定片部229Aから下方に突出した仕切り片部229Bとを有して形成されている。この仕切り片部229Bの下端縁の高さ位置は、垂下片223の折曲り部225と略同一の高さ位置に設けられている。
なお、仕切り部材および連動部材30Aの摺動部としては、図15に示すような構成でもよい。すなわち、仕切り部材229が2枚の仕切り片部229Bを有して形成され、摺動部34Aに形成された被案内溝341Aに各仕切り片部229Bを挿入し、これにより摺動部34Aをスライド案内するような構成を採用してもよい。
このような本実施形態によれば、前記(1)、(2)、(4)と略同様の効果に加えて以下の効果が得られる。
(5)中間障子20Aの下框22Fに設ける仕切り片を別体の仕切り部材229で構成したことで、設計の自由度および部品管理の省力化を図ることができる。すなわち、障子20の建て込みクリアランス等の設計条件によって連動部材30,30Aを選択した場合に、この連動部材30,30Aに対応した仕切り片部229Bの形態や枚数を有する仕切り部材229を下框22Fに取り付けるだけで容易に対応することができ、下框自体を設計し直したり、異なる断面を有する複数の下框を準備しておいたりする必要がなくなり、下框22Fの共通化を図ることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、3枚障子連動タイプの可動間仕切り1,1Aを例示したが、本発明の建具は、4枚以上の障子(面材)を備え、それらの障子のうちの少なくとも3枚の障子が前記実施形態のように連動するものであってもよい。さらに、前記実施形態では、3枚の障子20が全てスライド移動可能に設けられていたが、いずれか一方の側部障子が壁4等に固定され、他の2枚の障子(中間障子と他方の側部障子)がスライド移動可能に設けられてものでもよい。さらに、スライド移動可能に設けられた2枚の障子(中間障子と1枚の側部障子)において、中間障子の一方の凹溝(案内部)には、側部障子の連動部材の摺動部が挿通され、他方の凹溝(案内部)には、床や壁等に固定した案内部材が挿通された構成されていてもよい。この場合の案内部材としては、連動部材の摺動部と同様の摺動部を有したものであればよい。
また、本発明の建具は、可動間仕切りに限らず、屋内の部屋や物入れ等の出入り口に設けられる引き戸であってもよく、その他、面材の下部に隙間があっても使用上差し支えのない位置にて空間を仕切る用途に利用可能である。
また、前記第1実施形態では、床3に埋設したベース部材41と、このベース部材41から上方に突出可能な突没部材42と、突没部材42の先端に設けた磁石43とを有する振れ止め装置40(振れ止め手段)を構成し、この磁石43が側部障子20B,20Cの下框22に設けた磁着部材227(または磁石228)に磁着するように構成したが、振れ止め手段の構成としては、前記第1実施形態のものに限られない。すなわち、磁石を有した突没部材を側部障子20B,20Cの下框22に設け、床面側に長尺状の磁着部材を固定しておき、この磁着部材上方に位置した際に突没部材が下方に突出して磁着部材と磁着しかつ摺動するような構成であってもよい。さらに、振れ止め手段としては、任意の形態や動作のものが採用可能である。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の第1実施形態に係る建具を示す縦断面図である。 前記建具の横断面図であり、面材の全閉状態を示す横断面図である。 前記建具の横断面図であり、面材の全開状態を示す横断面図である。 前記建具の下部を拡大して示す縦断面図である。 前記建具の面材を下方から見上げた底面図である。 前記面材に設けられる連動部材を示す斜視図である。 (A)〜(C)は、前記面材の建て込み手順を説明する縦断面図である。 (A),(B)は、前記建具に設けられる振れ止め手段の動作を説明する側面図である。 (A),(B)は、前記実施形態の変形例を示す縦断面図である。 (A)〜(C)は、前記実施形態の変形例を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る建具を示す横断面図である。 前記建具の下部を拡大して示す縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る建具の下部を示す縦断面図である。 前記建具を拡大して示す縦断面図である。 前記実施形態の変形例を示す縦断面図である。
符号の説明
3…床、11B…上レール材、13,13A…下枠、131,131A…下レール(振れ止め手段)、20…面材である障子、20A…第1面材である中間障子、20B,20C…第2面材である側部障子、30,30A…連動部材、31…固定片部、32…延出片部、33…立上片部、34,34A…摺動部、40,60…振れ止め手段である振れ止め装置、42…突没部材、50…被案内部であるガイドローラー装置、221…案内部である凹溝、223…垂下片、224…仕切り片、224A,224B…膨出部、225…折曲り部、226…被案内部である被案内溝、227…被案内部である磁着部材、229…仕切り部材、229B…仕切り片部、341…摺動本体部、342…摺動上辺部。

Claims (10)

  1. 上レールに吊り下げ支持された少なくとも3枚の面材を備え、これら3枚の面材が見込み方向に重なった全開位置と、3枚の面材の側端縁同士が重なった全閉位置との間を左右スライド移動して開閉される建具であって、
    前記3枚の面材は、見込み方向中間に位置する第1面材と、この第1面材を挟んで見込み方向両側に位置する2枚の第2面材とから構成され、
    前記2枚の第2面材の下端部には、それぞれ前記第1面材に向かって突出して第1面材の下端部に係止される連動部材が設けられ、
    前記第1面材の下端部には、前記両側の連動部材をそれぞれ見込み方向に係止しかつ当該下端部の長手方向にスライド案内する二列の案内部が長手方向に沿って設けられている建具。
  2. 上レールに吊り下げ支持された少なくとも2枚の面材を備え、これら2枚の面材が見込み方向に重なった全開位置と、2枚の面材の側端縁同士が重なった全閉位置との間を左右スライド移動して開閉される建具であって、
    前記2枚の面材は、第1面材と、第2面材とから構成され、
    前記第2面材の下端部には、前記第1面材に向かって突出して第1面材の下端部に係止される連動部材が設けられ、
    前記第1面材の下端部には、前記連動部材を見込み方向に係止しかつ当該下端部の長手方向にスライド案内する一方の案内部と、床または壁に固定された案内部材を見込み方向に係止しかつスライド案内する他方の案内部とが長手方向に沿って二列で設けられている建具。
  3. 前記案内部は、前記第1面材の底面に並設されて下方に開口した二列の凹溝で構成され、
    前記連動部材は、前記第2面材の下端部に固定される固定片部と、この固定片部から前記第1面材側に延びる延出片部と、この延出片部から上方に折れ曲がる立上片部と、この立上片部の上部に設けられるとともに前記案内部の凹溝に挿入されて摺動案内される摺動部とを有して構成されている請求項1または請求項2に記載の建具。
  4. 前記案内部の二列の凹溝は、前記第1面材の側面部から垂下された一対の垂下片と、これら一対の垂下片の中間位置にて下方に延びる仕切り片とで形成されている請求項3に記載の建具。
  5. 前記一対の垂下片の下端縁には、それぞれ内方に折れ曲がった折曲り部が形成され、これらの折曲り部よりも前記仕切り片の下端縁が所定距離だけ高く位置して設けられ、
    前記連動部材の摺動部は、前記凹溝における前記垂下片の折曲り部先端と前記仕切り片との水平間隔寸法よりも若干小さな見込み寸法を有した摺動本体部と、この摺動本体部の上端から当該連動部材が設けられる第2面材側に延びる摺動上辺部とを有して形成され、
    前記摺動上辺部は、前記垂下片の内面と前記仕切り片との水平間隔寸法よりも若干小さく、かつ前記垂下片の折曲り部先端と前記仕切り片との水平間隔寸法よりも大きな見込み寸法を有するとともに、前記折曲り部の上面と前記仕切り片の下端縁との鉛直間隔寸法よりも若干小さな上下寸法を有して形成されている請求項4に記載の建具。
  6. 前記一対の垂下片の下端縁には、それぞれ内方に折れ曲がった折曲り部が形成され、前記仕切り片の下端縁には、側方に膨出した膨出部が形成されている請求項4または請求項5に記載の建具。
  7. 前記仕切り片は、前記第1面材とは別体で形成されて当該第1面材の下端部に取り付けられている請求項4から請求項6のいずれかに記載の建具。
  8. 前記第2面材のスライド移動範囲下方には、振れ止め手段が設けられており、
    前記第2面材の下端部には、前記振れ止め手段に見込み方向に係止され、かつ当該振れ止め手段に対してスライド方向に摺動案内される被案内部が設けられている請求項1から請求項7のいずれかに記載の建具。
  9. 前記振れ止め手段は、床面から突没自在に設けられた突没部材を有して構成されるとともに、前記第2面材の左右見付け寸法の半分未満の間隔で設けられ、
    前記被案内部は、前記第2面材の下端部の長手方向に沿って設けられるとともに、前記突没部材と磁力により着脱可能かつ摺動可能に構成されている請求項8に記載の建具。
  10. 前記振れ止め手段は、下枠の長手方向に沿って設けられた下レールであり、
    前記被案内部は、前記第2面材の下端部における少なくとも2箇所から下方に突出して設けられるとともに、突出した先端が前記下レールに係合して摺動案内可能に構成されている請求項8に記載の建具。
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