JP2008050126A - 荷保管用ラックの荷支持装置 - Google Patents

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豊 長谷川
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Abstract

【課題】荷収納区画1の左右両隔壁枠2の内側に荷出し入れ方向に長い左右一対の荷受け部材3が水平に架設された荷保管用ラックの荷支持装置に免震構造を採用して耐震性を高める。
【解決手段】荷収納区画1の左右両隔壁枠2の内側に左右一対の支持部材10が架設され、これら両支持部材10に荷受け部材3がそれぞれ荷収納区画1の前後奥行き方向(X方向)に一定範囲内で前後移動自在に支持された荷保管用ラックの荷支持装置であって、支持部材10は、支持する荷受け部材3が重力で後方に滑動する向きに傾斜し、当該荷受け部材3を前後移動領域の後端位置で制止させる制止部22が併設された構成。
【選択図】図2

Description

本発明は、荷収納区画の左右両隔壁枠の内側に、当該荷収納区画の前後奥行き方向に長い左右一対の荷受け部材が水平に架設された荷保管用ラックの荷支持装置に関するものである。
この種の荷保管用ラックにおいて、地震時にラックが荷収納区画の前後奥行き方向(荷出し入れ方向)に揺れることによって、保管中の荷が当該ラックの通路側(ラックに沿って設けられた入出庫用クレーンの走行通路のある側)へ荷受け部材上を滑動して落下する事故が発生している。このような事故を未然に防止する一つの手段として、各荷収納区画が備える左右一対の荷受け部材を免震構造とすることが考えられている。例えば特許文献1に記載されるように、この種の荷保管用ラックの荷支持装置における免震構造は、荷収納区画の左右両隔壁枠から連設された支持部材に対して各荷受け部材をその長さ方向(荷収納区画の前後奥行き方向)にスライド可能に支持し、荷受け部材をスライド可能領域内の定位置に付勢保持する付勢手段を設けるものであった。
特許第3729316号公報(特開2000−226111号公報)
特許文献1に記載された従来の構成における免震構造では、コイルバネなどから成る付勢手段が左右各荷受け部材毎に必要であるため、部品点数が多く構造が複雑となってコスト高になるため、実用的ではなかった。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る荷保管用ラックの荷支持装置を提供することを目的とするものであって、請求項1に記載の荷保管用ラックの荷支持装置は、荷収納区画1の左右両隔壁枠2の内側に左右一対の支持部材10が架設され、これら両支持部材10に荷受け部材3がそれぞれ荷収納区画1の前後奥行き方向(X方向)に一定範囲内で前後移動自在に支持された荷保管用ラックの荷支持装置であって、支持部材10は、支持する荷受け部材3が重力で後方に滑動する向きに傾斜し、当該荷受け部材3を前後移動領域の後端位置で制止させる制止部22が併設された構成となっている。
上記構成の本発明を実施するについて、具体的には請求項2に記載のように、荷受け部材3には、前後移動によって上下移動は伴うが荷受け面(門形材3aの上面)は常に水平状態を保つように構成することができるし、逆に請求項3に記載のように、荷受け部材3の前後移動方向と平行に傾斜する荷受け面(上側板部3e,3fの上面)を設けることもできる。
又、支持部材10と荷受け部材3との間には、荷受け部材3を前後方向に移動自在に支持する支持手段が必要であるが、この支持手段は、例えば請求項4に記載のように、上下に隣接する荷受け部材3と支持部材10とに、当該荷受け部材3の前後移動方向と平行で且つ互いに対面する傾斜帯状板面(下側帯状板3bの下側面と天板部10aの上側面)を設け、両傾斜帯状板面の内の一方に、他方の傾斜帯状板面が相対滑動自在に当接する帯板状スライド受け具14a〜14cを前後移動方向複数箇所に設けて構成することができる。勿論、基本的には請求項5に記載のように、上下に隣接する荷受け部材3と支持部材10との内、一方に、前後移動方向の複数箇所に車輪26a,26bを軸支し、他方には、当該車輪26a,26bが転動自在に当接するレール面10dを設けて構成することができる。
更に、車輪を使用する実施形態としては、請求項6に記載のように、各荷受け部材3の後端側と各支持部材10の前端側とにそれぞれ車輪34a,33aを軸支し、荷受け部材3側の車輪34aは、支持部材10に設けた前後移動方向の上向きレール面10h,10iで支持されるようにし、支持部材10側の車輪33aは、荷受け部材3に設けた前後移動方向の下向きレール面3h,3iを支持するように構成することができる。この場合、具体的には請求項7に記載のように、各荷受け部材3は、荷受け面を構成する上側板部3fと当該上側板部3fの中央位置から垂下する中央垂直板部3gとを有する断面T字形に構成して、上側板部3fの下側面が前記下向きレール面3h,3iとなるようにし、支持部材10は、前記中央垂直板部3gを挟む左右両垂直板部10e,10fと当該左右両垂直板部10e,10fをつなぐ下側板部10gとを有する断面溝形に構成して、下側板部10gの上側に前記上向きレール面10h,10iを設け、前記荷受け部材3側の車輪34a,34b及び支持部材10側の車輪33a,33bは、荷受け部材3の上側板部3fと支持部材10の下側板部10g間で且つ荷受け部材3の中央垂直板部3gの左右両側に配置することができる。
更に、請求項8に記載のように、両荷受け部材3は連結部材24により互いに連結一体化することができる。
支持部材10と荷受け部材3との間には、支持部材10上で前後方向に移動自在に支持される荷受け部材3が左右横方向に振れないように、荷受け部材3の左右横方向の位置を規制する手段が必要であるが、この手段15としては、例えば請求項9に記載のように、上下に隣接する荷受け部材3と支持部材10との内、一方に、前後移動方向に長いガイド部21a,21bを設けると共に、他方には、当該ガイド部21a,21bに係合する係合突起16a,16bを設け、これらガイド部21a,21bと係合突起16a,16bとで荷受け部材3の左右横方向の位置が規制されるように構成することができるし、請求項10に記載のように、上下に隣接する荷受け部材3と支持部材10との内、一方に、垂直ガイド面3jを前後移動方向に沿って設け、他方には、前記垂直ガイド面3jに隣接するように軸支された垂直軸ローラー36aを設け、これら垂直軸ローラ36aーと前記垂直ガイド面3jとで荷受け部材3の左右横方向の位置が規制されるように構成することができる。
請求項10に記載の構成を採用する場合、更に具体的には、請求項11に記載のように、各荷受け部材3は、荷受け面を構成する上側板部3fと当該上側板部3fの中央位置から垂下する中央垂直板部3gとを有する断面T字形に構成し、支持部材10は、前記中央垂直板部3gを挟む左右両垂直板部10e,10fと当該左右両垂直板部10e,10fをつなぐ下側板部10gとを有する断面溝形に構成し、前記垂直ガイド面は、荷受け部材3の中央垂直板部3gの左右両側面(垂直ガイド面3j,3k)と支持部材10の左右両垂直板部10e,10fの内側面(垂直ガイド面10j,10k)とで構成し、前記垂直軸ローラー36a〜37bは、前記中央垂直板部3gの左右両側で、荷受け部材3の後端部と支持部材10の前端部とに軸支することができる。
又、請求項12に記載のように、荷収納区画1の左右両隔壁枠2を構成する前後一対の支柱材4a,4bを、互いに対向する内側が開放した横断面形状とし、前記支持部材10は、前後両支柱材4a,4bの側壁板部4cに取り付けることができる。
本発明に係る荷保管用ラックの荷支持装置によれば、ラックが地震発生時に荷収納区画の前後奥行き方向(荷受け部材の長さ方向)に揺れ動いたとき、ラックと一体に前後に揺れ動く支持部材と荷を支持している荷受け部材との間に前後方向の相対移動が生じ、荷を支持している荷受け部材がラックと一体に同一速度、同一振幅で前後方向に揺れ動くことがなくなる。即ち、ラック(支持部材)が前方(荷収納区画が開放している通路側)に揺動するときは、荷受け部材は前後方向の移動領域の後端位置に慣性により制止されているので、支持部材と一体に前方に揺動するが、ラック(支持部材)が後方に揺動するときは、荷を搭載している荷受け部材は慣性によりその位置で留まろうとするので、支持部材から見て荷受け部材は、支持部材の傾斜に伴う後方への重力による移動力に抗して相対的に前方に移動することになる。換言すれば、支持部材上に荷受け部材が固定されているときのように、ラック(支持部材)が後方に揺動するときに荷受け部材上の荷が慣性で当該荷受け部材上を前方に滑動することがなくなり、荷受け部材そのものが搭載している荷と一体に支持部材に対し相対的に前方に移動することになる。そして、ラック(支持部材)が後方に揺動し始めた後、荷を搭載している荷受け部材に作用している前方への慣性力よりも支持部材の傾斜に伴う後方への重力による付勢力が勝ったとき、荷を搭載している荷受け部材が重力で支持部材上を後方に追従移動し、元の後退限位置に復帰する。
上記作用の繰り返しにより、ラックが地震発生時に荷収納区画の前後奥行き方向(荷受け部材の長さ方向)に揺れ動いたときに、荷受け部材及び当該荷受け部材上の荷が一体に前方に揺れ動くことにより、慣性で荷が荷受け部材上を通路側へ滑動し、場合によっては通路側へ落下してしまう恐れがなくなり、所期の免震効果が得られる。勿論、支持部材と荷受け部材との間の前後方向の相対移動後は、支持部材の傾斜に伴う後方への重力による付勢力が荷受け部材を原点位置(後退限位置)に自動復帰させるので、荷受け部材上で荷が滑動しない限り荷の位置が前後方向に不測に変動することはなく、安全に荷を継続保管することができる。
而して、上記請求項1に記載の本発明の構成によれば、支持部材に対して前後方向に移動自在に支持された荷受け部材を前後移動領域内の定位置、即ち、本発明では前後移動領域の後端位置に付勢保持する付勢手段として、荷受け部材が後方に重力で滑動するように支持部材を傾斜させることにより構成したので、コイルバネや粘弾性体、或いはガスダンパーなどの特別な装置を利用する構成と比較して構造が極めて簡単で、非常に安価に実施することができる。
尚、請求項2に記載の構成によれば、平常時には荷受け部材の水平の荷受け面上に荷を安定的に支持させることができるが、請求項3に記載の構成によれば、地震発生時に荷が通路側へ荷受け部材上を滑動して落下するような事故の発生をより一層効果的に防止できる。又、構成上も、既成の棒状部材(角パイプ材、アングル材、溝形材など)をそのまま利用して荷受け部材を構成することができ、コストダウンを図ることができる。
又、支持部材と荷受け部材との間に必要な、荷受け部材を前後方向に移動自在に支持する支持手段として、請求項4に記載の構成を採用するときは、荷受け部材を、下側が帯状板部で閉じられた矩形断面の角パイプ状に構成したり、既成の角パイプ材をそのまま利用して構成することにより、荷受け部材の大幅な強度アップを図ることができることと、支持部材に対する滑り抵抗を小さくする手段として、広い面領域で荷受け部材を支持することができる帯板状スライド受け具を利用したこととにより、荷支持装置の耐荷重性能を高めることができる。しかも、上下に重なる支持部材と荷受け部材とが占める空間の高さを抑制し、ラックの収納効率を高めるのにも役立つ。
又、上記支持手段として、請求項5に記載の構成を採用するときは、一般的な車輪とレール面とを利用して、荷受け部材の前後移動の滑り抵抗を非常に小さくすることができる。更に、請求項6に記載の構成によれば、支持部材と荷受け部材の全長を等しくし且つ平常時には荷受け部材の前後両端部を車輪とレール面とで安定的に支持させながら、支持部材に対して荷受け部材が前方に相対移動したとき、荷受け部材の前後両端部を支持する車輪の一方が当該荷受け部材から外れても問題ないように、荷受け部材の長さ方向中間位置にも車輪を配設する必要がなくなり、必要最小限の車輪個数で常に荷受け部材を安定的に支持させることができる。この場合、請求項7に記載の構成によれば、各荷受け部材をその左右巾方向の2箇所で車輪により支持させることができるので、後述のように左右両荷受け部材を連結部材で連結一体化しなくとも済む。又、支持部材と荷受け部材とが上下に互いに嵌合した構造となるので、上下に重なる支持部材と荷受け部材とが占める空間の高さを十分に抑えて、ラックの収納効率を大巾に高めることができる。
尚、支持部材と荷受け部材との間に必要な、荷受け部材を前後方向に移動自在に支持する支持手段の構成に関係なく、請求項8に記載のように、両荷受け部材を連結部材により互いに連結一体化することにより、荷支持装置全体としての強度アップを図ることができると共に、左右各荷受け部材単独では安定的に自立できない構成の支持手段も利用し易くなり、実施が容易になる。
支持部材と荷受け部材との間に必要な、荷受け部材の左右横方向の位置を規制する手段として、請求項9に記載の構成を採用するときは、支持部材と荷受け部材との間に、一般的な垂直軸ローラーを介在させるだけの空間的余裕がないような場合、例えば、請求項4に記載のような構成を採用している場合でも、簡単な構成で荷受け部材の左右横方向の位置を規制することができる。又、荷受け部材の前方への移動をガイド部の一端と係合突起との当接で制限することも可能であるし、場合によっては、荷受け部材の後退限位置をガイド部の他端と係合突起との当接で規制させることもでき、荷受け部材の後退限位置を規制する制止部を兼用させることも可能である。
更に、上記の荷受け部材の左右横方向の位置を規制する手段として、請求項10に記載の構成を採用するときは、受け部材の左右横方向の位置を規制する手段の存在により荷受け部材の前後移動時の抵抗が大きくなるのを抑えることができ、支持部材に対する荷受け部材の前後方向の相対移動を直線的にしかも円滑に行わせることができる。この場合、請求項11に記載の構成によれば、各荷受け部材の左右巾方向の2箇所での垂直軸ローラーと垂直ガイド面との当接により荷受け部材の左右横方向の位置を規制することができるので、荷受け部材の左右横方向の振れを完全に抑えることができるのもかかわらず、荷受け部材の前後移動時の抵抗が大きくなるのを十分に抑え、支持部材に対する荷受け部材の前後方向の相対移動を直線的にしかも極めて円滑に行わせることができる。又、請求項7に記載の構成を採用した場合と同様に、支持部材と荷受け部材とが上下に互いに嵌合した構造となるので、上下に重なる支持部材と荷受け部材とが占める空間の高さを十分に抑えて、ラックの収納効率を大巾に高めることができる。従って、この請求項11に記載の構成は、特に請求項7に記載の構成と組み合わせて実施するのが好適である。
又、請求項12に記載の構成によれば、ラックの隔壁枠を構成する支柱材の側壁板部の左右横方向の弾性変形を利用して、地震発生時のラックの左右横方向の揺れに対し、支持部材と共に荷を搭載した荷受け部材をラックに対して左右横方向に相対移動させることができるので、免震効果をより一層高めることができる。
図1は本発明の荷支持装置が適用できるラックの基本的な構成を示しており、1は上下左右両方向に碁盤目状に配置された荷収納区画であって、左右横方向に隣接する荷収納区画1間には垂直に隔壁枠2が立設され、上下に隣接する荷収納区画1は、左右一対の荷受け部材3によって区切られている。
各隔壁枠2は、前後一対の支柱材4a,4bを連結部材5によって互いに連結したラチス構造のものであって、荷収納区画1の背面側では、各隔壁枠2の後側支柱材4bが水平や斜めの連結部材6で連結され、荷収納区画1の正面側、即ち、荷収納区画1に対して荷の出し入れを行う入出庫用クレーンの走行通路側では、荷収納区画1に対する荷の出し入れに邪魔にならないレベルで水平連結材(図示省略)で各隔壁枠2の前側支柱材4aどうしが連結されることが知られている。左右一対の荷受け部材3は、荷収納区画1に対する荷の出し入れ方向、即ち、荷収納区画1の前後奥行き方向(X方向)に長い棒状のもので、その前後両端部が、外側に隣接する隔壁枠2の前後両支柱材4a,4bに支持される。
以下、本発明の第一実施形態を具体的に説明すると、図2〜図4に示すように、隔壁枠2の前後両支柱材4a,4bは、互いに対向する内側が開放する横断面形状のもので、荷受け部材3の前後両端部を支持する高さに対応して、横向きに突出するアーム材7a,7bを固着した取付部材8が、支柱材4a,4bの横向きに突出する横断面角形の側壁板部4cに外嵌する状態でピン9により係止されている。而して、前後一対のアーム材7a,7b間には、荷受け部材3の真下で当該荷受け部材3と平行に位置する支持部材10の前後両端部が支持されている。
詳細構造を図2〜図6に基づいて説明すると、支持部材10は下側開放の門形材から成るもので、その前後両端部に、各アーム材7a,7b上に取り付けられた軸受部材11が上向きに内嵌され、各軸受部材11と支持部材10とが左右水平支軸(ボルトナット)12a,12bにより結合されている。而して、支持部材10の前端側を支持するアーム材7aは、支持部材10の後端側を支持するアーム材7bよりも高い位置で支柱材4aに取り付けられ、支持部材10の全体を前上がりに所定角度で傾斜させている。
支持部材10の天板部10aの上面(傾斜帯状板面)には、長さ方向の両端に近い2箇所と中央付近の1箇所の計3箇所において、荷受け部材3を前後移動自在に支持する支持手段を構成する帯板状スライド受け具14a〜14cが付設され、各帯板状スライド受け具14a〜14c間の2箇所の天板部10aには、荷受け部材3の前後移動時の左右横方向の位置を規制する位置規制手段15を構成する係合突起16a,16bが上向きに突設されている。帯板状スライド受け具14a〜14cは、支持部材天板部10aの上にネジ止めされる薄板状基板17の矩形空間内に、支持部材10の長さ方向に対して直角向きの小径ピン状ローラー18を、支持部材10の長さ方向に小間隙を隔ててそれぞれ自由回転可能に遊嵌保持したもので、各小径ピン状ローラー18が薄板状基板17よりも若干上側で支持部材天板部10aの上面(傾斜帯状板面)と平行な平坦受け面を形成している。尚、各小径ピン状ローラー18を所定間隔おきに保持する板状リテーナーが使用されているが、図では省略している。係合突起16a,16bは、支持部材天板部10aの上面(傾斜帯状板面)から上側に突出する大径軸部19aとその上端の更に大径の頭部19bとを有する段付きボルト19と、支持部材天板部10aの下側で当該段付きボルト19に螺合して当該段付きボルト19を固定するナット20とから、支持部材10に対して着脱自在に構成されている。
荷受け部材3は、下側解放の門形材3aと、この門形材3aの下側に固着された帯状板3bとで矩形断面の角パイプ状に構成されたもので、下側帯状板3bには、支持部材10側の係合突起16a,16bと共に前記位置規制手段15を構成するガイド部21a,21bが各係合突起16a,16bに対応する位置に設けられている。両ガイド部21a,21bは、荷受け部材3の長さ方向に長い長孔から構成されており、その巾は、係合突起16a,16bを構成する段付きボルト19を上から下向きに挿通させることはできるが、当該ボルト19の大径軸部19aの直径よりは小さく、従って、支持部材10の上に重ね置いた荷受け部材3の内側から段付きボルト19を、各長孔状ガイド部21a,21bと支持部材天板部10aに設けられているボルト孔に下向きに挿通させ、支持部材天板部10aの下側でナット20を螺合締結することにより、前後2本の段付きボルト19で荷受け部材3を支持部材10上に取り付けることができる。
上記のように荷受け部材3を取り付けたとき、各段付きボルト19は、その頭部19bが荷受け部材3の下側帯状板3bを下向きに締結しないように大径軸部19aの長さ(高さ)が設定されているので、荷受け部材3は、係合突起16a,16bと長孔状ガイド部21a,21bとの係合により、支持部材10に対し長孔状ガイド部21a,21bの長さの範囲内で且つその長さ方向にのみ移動することができ、このとき荷受け部材3の下側帯状板3aの下側面(帯状板面)は支持部材10側の3つの帯板状スライド受け具14a〜14cによって支持されると共に、支持部材10に対する浮き上がりは、係合突起16a,16bの頭部、即ち、各段付きボルト19の頭部19bで阻止されている。
而して、位置規制手段15の係合突起16a,16bと長孔状ガイド部21a,21bとを介して支持部材10上に取り付けられた荷受け部材3は、図2B及び図4に示すように、下側帯状板3bの下側面(帯状板面)が支持部材天板部10aの上面(傾斜帯状板面)と平行に傾斜するが、その荷受け面(門形材3aの上面)は水平になるように、門形材3aの左右両側板部は、後方ほど高さが高くなるように構成されている。そして、この荷受け部材3の後端部には、支持部材10側の制止部22に当接する当接板部23が付設されている。制止部22は、支持部材10の後端部で天板部10aの上に取り付けられた突出部材22aと、この突出部材22aの前面に取り付けられたゴムなどから成る緩衝部材22bとから構成され、支持部材10の上側支持面、即ち、3つの帯板状スライド受け具14a〜14cの平坦受け面の前上がりの傾斜により、当該支持部材10上を重力で後方に滑動する荷受け部材3を、当該荷受け部材3側の前記当接板部23を介して受け止めるものである。
而して、制止部22と当接板部23との当接により前後移動領域の後端位置で荷受け部材3が制止されたとき、位置規制手段15の係合突起16a,16bは、荷受け部材3側の長孔状ガイド部21a,21bの前端付近にあるが、係合突起16a,16bと長孔状ガイド部21a,21bの前端とが前後方向に互いに押し合わないで、若干の隙間がある程度に構成するのが望ましい。勿論、係合突起16a,16bと長孔状ガイド部21a,21bの前端とが前後方向に当接することにより、荷受け部材3が前後移動領域の後端位置で制止されるように構成し、制止部22と当接板部23とを省くこともできる。この場合、係合突起16a,16bが支持部材10側の制止部を兼ねることになる。
尚、図2B及び図4に示すように、荷受け部材3の門形材3aの上半部(当接板部23より上側部分)を後方に延出させ、当該荷受け部材3の延出後端部分で支持部材10側の制止部22を覆うように構成している。
以上の構成の荷支持装置において、上記のように左右一対の荷受け部材3は、その前後移動領域の後端位置で停止しており、この荷受け部材3を支持している支持部材3の前上がりの傾斜(具体的には前記のように、3つの帯板状スライド受け具14a〜14cの平坦受け面の前上がりの傾斜)により荷受け部材3に作用している重力による後方への付勢力に打ち勝つ前方向きの外力が荷受け部材3に作用したときのみ、当該荷受け部材3は支持部材10上を前方に滑動することができる。そして当該荷受け部材3に作用する前方向きの外力が消滅したとき又は、前記重力による後方への付勢力よりも前方向きの外力が小さくなったとき、荷受け部材3は支持部材10上を後方に重力で滑動し、制止部22で受け止められる元の後端位置に自動復帰する。この荷受け部材3の支持部材10上での前後移動は、位置規制手段15で左右横方向の横動を阻止されている状態で、支持部材10上の帯板状スライド受け具14a〜14cと荷受け部材3側の帯状板面(下側帯状板3bの下側面)との間の摩擦抵抗の少ない相対滑りにより、軽く円滑に行われる。
従って、地震などによりラックが荷収納区画1の前後奥行き方向(X方向)に揺れ動いたとき、荷を支持している荷受け部材3に対してラックと一体の支持部材10が同方向に揺動するが、荷を支持している荷受け部材3と支持部材10との間で前後方向の相対移動が生じ、荷受け部材3に対し当該荷受け部材3上に搭載されている荷が慣性により前方に滑動しなくなるか又は滑動距離が短くなり、荷が荷受け部材3上から前方の通路側(荷収納区画1の開放している側)に落下するなどの危険な事態を回避できるという所期の免震効果が得られる。尚、支持部材10に対して前方に滑動した荷受け部材3が重力で元の後退限に復帰して支持部材10側の制止部22で受け止められたときに荷が慣性で荷受け部材3上を後方に滑動することは考えられるが、最初に説明したように、荷収納区画1の後側、即ち、通路側とは反対側は、ラチス構造の連結部材6や壁板材、或いはラックの設置位置によっては建物の壁などにより閉じられた状態(少なくとも荷が荷収納区画1内から後方には飛び出すことができない状態)が普通であるから、実用上は支障がない。
又、上記実施形態では、支持部材10の前後両端部をアーム材7a,7bと取付部材8とを介して支持している隔壁枠2の前後一対の支柱材4a,4bは、横断面形状が開放断面のものであって、図3に示すように、取付部材8を取り付けている支柱材4a,4bの横向きに突出する横断面角形の側壁板部4cが内外水平方向に弾性変形できるものであるから、この支柱材4a,4bの横断面角形の側壁板部4cの内外水平方向の弾性変形を伴う方向であれば、支持部材10と隔壁枠2との間の水平方向の相対移動がある程度許容されている。従って、地震などによるラック(隔壁枠2)の揺れ方向によっては、支持部材10と荷受け部材3との間の水平前後方向の相対移動に加えて、支持部材10と隔壁枠2との間の左右水平方向の相対移動が、荷受け部材3で支持されている荷に対する免震効果を高めることにもなる。
次に本発明の第二実施形態を図7及び図8に基づいて説明すると、荷受け部材3は、下側開放の門形材3aの左右両側板部3c,3dの内、内側の側板部3cの高さを大きくした断面形状のもので、左右一対の荷受け部材3どうしを、後端位置で水平連結部材24により連結すると共に、当該水平連結部材24と左右両荷受け部材3との間の前側の入り隅部に補強板25を付設して、左右両荷受け部材3を一体化している。尚、水平連結部材24と補強板25とは、入出庫用クレーンの荷移載用フォークなどによる荷の出し入れに影響しない位置にある。換言すれば、入出庫用クレーンの荷移載用フォークは、水平連結部材24と補強板25よりも前方位置で左右両荷受け部材3間を昇降運動する。
左右一対の支持部材10は、荷受け部材3の荷受け面を構成する上側板部3eの真下に位置する下側板部10bと、この下側板部10bの内側辺から上向きに連設された垂直板部10cとから成る断面L字形のもので、垂直板部10は、荷受け部材3の内側で外側の側板部3dに接近した位置にある。この支持部材10の前後両端部がアーム材7a,7b及び取付部材8とを介して隔壁部2の前後一対の支柱材4a,4bに、下側板部10bが所定の角度で前上がりに傾斜するように、取り付けられている。尚、支持部材10の前端部は、前側の支柱材4a(アーム材7a)よりも前方に所要長さだけ突出している。
左右両荷受け部材3には、その内側の側板部3cの前後両端付近に、支持部材10の下側板部10bの上側レール面10d上を転動する車輪26a,26bが水平支軸により軸支され、この車輪26a,26bを介して左右両荷受け部材3が左右一対の支持部材10に前後移動自在に支持されている。従って、左右両荷受け部材3は、支持部材10のレール面10dの傾斜により重力で後方に滑動することになるが、この左右両荷受け部材3の後方への滑動を制止させる制止部27として、支持部材10の後端部付近の下側板部10b上に、荷受け部材3の後端側の車輪26bが当接するゴムなどの緩衝部材27aが取付板27bを介して配設されている。又、荷受け部材3の外側の側板部3dは、支持部材10を支持する前後一対のアーム材7a,7b間に位置するもので、車輪26a,26bの取付作業のためと、荷受け部材3が支持部材10上を前方に滑動するときに側板部3dが前側のアーム材7aと干渉するのを避けるために、当該側板部3dの前後両端部分が切除されている。而して、重力に抗して支持部材10上を前方に滑動する荷受け部材の移動を制限するための制止部28として、支持部材10の前端の下側板部10b上に、荷受け部材3の前端側の車輪26aが当接するゴムなどの緩衝部材28aが取付板28bを介して配設されている。
上記の第二実施形態における免震作用は、先に説明した第一実施形態のものと実質的に同一であるから説明は省略するが、この実施形態での一つの特徴は、荷受け部材3の高さが全長にわたって同一であり、従って、荷受け部材3の荷受け面を構成する上側板部3eが支持部材10の傾斜するレール面10d(下側板部10b)と平行に前上がりに傾斜していることである。このため、地震発生時などにおいて、荷を搭載した荷受け部材3が重力に抗して支持部材10上を前方へ相対移動した後、重力で後方に滑動復帰するときに、荷が慣性で荷受け部材3の上側板部3e上を前方に滑動するのを、当該荷受け部材3の上側板部3e(荷受け面)の前上がりの傾斜により抑制できる。又、他の特徴としては、荷受け部材3を支持するのに車輪26a,26bを利用する構造であるにもかかわらず、荷受け部材3と支持部材10とが上下方向に互いに嵌合して嵩低く構成されていることである。
図9〜図14は、本発明の第三実施形態を示している。この実施形態での荷受け部材3は、荷受け面を構成する上側板部3fと当該上側板部3fの中央位置から垂下する中央垂直板部3gとを有する断面T字形であり、具体的には、2本の倒立L形材29a,29bを背中合わせに接合したものを帯状板30の下側に固着して構成されている。支持部材10は、前記中央垂直板部3gを挟む左右両垂直板部10e,10fと当該左右両垂直板部10e,10fをつなぐ下側板部10gとを有する断面溝形であって、具体的には、アングル材31とその入り隅側に付設された、開放部が互いに対向する左右一対のコ形材32a,32bとから構成されている。
支持部材10は、その前後両端部がアーム材7a,7b及び取付部材8とを介して隔壁部2の前後一対の支柱材4a,4bに、下側板部10gが所定の角度で前上がりに傾斜するように、取り付けられている。尚、支持部材10の前端部は、前側の支柱材4a(アーム材7a)よりも前方に所要長さだけ突出している。荷受け部材3は、その上側板部3fのみが支持部材10の左右両垂直板部10e,10fから上方に突出するように、支持部材10の左右両垂直板部10e,10f間に嵌合し、前後二組の車輪33a,33b及び34a,34bによって支持部材10に前後移動自在に支持されている。即ち、前端側の左右一対の車輪33a,33bは、支持部材10の前端部近傍における左右両垂直板部10e,10fの内側に水平支軸により互いに同心状に軸支されて、荷受け部材3における中央垂直板部3gの左右両側で上側板部3fの下向きレール面3h(倒立L形材29a,29bの下側面)を支持し、後端側の左右一対の車輪34a,34bは、荷受け部材3の後端部における中央垂直板部3gの左右両側に水平支軸により互いに同心状に軸支されて、支持部材10における下側板部10gの上向きレール面10h,10i(コ形材32a,32bの上側面)に当接する。
又、支持部材10上を前後移動する荷受け部材3の左右横方向の位置を規制するための位置規制手段35として、前後二組の垂直軸ローラー36a,36b及び37a,37bが設けられている。前端側の左右一対の垂直軸ローラー36a,36bは、支持部材10の前端部(車輪33a,33bの直前位置)における左右両垂直板部10e,10fの内側に突設された軸受板38上に垂直支軸により軸支されて、荷受け部材3における中央垂直板部3gの左右両側の垂直ガイド面3j,3k(倒立L形材29a,29bの垂直面)に隣接し、後端側の左右一対の垂直軸ローラー37a,37bは、荷受け部材3の後端部(車輪34a,34bの直前位置)における中央垂直板部3gの左右両側に突設された軸受板39の下側に垂直支軸により軸支されて、支持部材10における左右両垂直板部10e,10fの内側の垂直ガイド面10j,10k(コ形材32a,32bの垂直面)に隣接する。
上記位置規制手段35の構成により、支持部材10上を前後移動する荷受け部材3の前端側の左右横方向の位置は、支持部材10側の左右一対の垂直軸ローラー36a,36bが荷受け部材3における中央垂直板部3gの左右両側の垂直ガイド面3j,3kに当接転動することによって規制され、荷受け部材3の後端側の左右横方向の位置は、荷受け部材3側の左右一対の垂直軸ローラー37a,37bが支持部材10における左右両垂直板部10e,10fの内側の垂直ガイド面10j,10kに当接転動することによって規制される。
而して、支持部材10上を前後移動自在な荷受け部材3は、支持部材10の傾斜による重力で後方に滑動するが、この荷受け部材3の後方への移動を制限するために支持部材10の後端には、図9A及び図10Aに示すように、荷受け部材3の後端部に軸支されている左右一対の車輪34a,34bを受け止める制止部40が設けられ、荷受け部材3の前方への移動を制限するために、図B及び図10Bに示すように、支持部材10の前端側に軸支されている左右一対の車輪33a,33bに当接する制止部41が、当該車輪33a,33bの後方位置で荷受け部材3に設けられている。制止部40は、支持部材10におけるL形材32a,32b間にわたって固着された基板40aとこの基板40aの車輪34a,34bが当接する箇所に付設されたゴムなどから成る緩衝部材40bとから構成され、制止部41は、荷受け部材3における上側板部3fと中央垂直板部3gとの間の左右2つの入り隅部(各倒立L形材29a,29bの入り隅部)に固着された基板41a,41bと、これら基板41a,41bの車輪33a,33bに当接する箇所に付設されたゴムなどから成る緩衝部材41cとから構成されている。
尚、支持部材10を構成する左右一対のコ形材32a,32bは、上記のように後端側には車輪34a,34bと垂直軸ローラー37a,37bが軸支されると共に前端側には制止部41が取り付けられた荷受け部材3を支持部材10に対して上から嵌め込んで組み立てることを可能にするために、左右一対のコ形材32a,32bの上側板部を前後両端から所定距離にわたって切除した構造となっている。
上記の第三実施形態における免震作用は、先に説明した第一実施形態及び第二実施形態のものと実質的に同一であるから説明は省略する。又、この第三実施形態の特徴は、第二実施形態の特徴と同様に、荷受け部材3の高さが全長にわたって同一であり、従って、荷受け部材3の荷受け面を構成する上側板部3fが支持部材10の傾斜するレール面10h,10iを構成する下側板部10gと平行に前上がりに傾斜している点と、荷受け部材3を支持するのに車輪33a〜34bを利用する構造であるにもかかわらず、荷受け部材3と支持部材10とが上下方向に互いに嵌合して嵩低く構成されていることである。更に、この第三実施形態では、前後二組の車輪33a〜34bと前後二組の垂直軸ローラー36a〜37bの内、後端側の車輪34a,34b及び垂直軸ローラー37a,37bが荷受け部材3と一体に前後移動し、前端側の車輪33a,33b及び垂直軸ローラー36a,36bは支持部材10側に設けられていて、荷受け部材3とは一体に前後移動しない点も特徴の一つである。
尚、本発明の好適実施形態を幾つか説明したが、これらの実施形態の構成を互いに入れ換えて別の実施形態とすることもできる。又、第一実施形態では、帯板状スライド受け具14a〜14cを前後移動する荷受け部材3の下側帯状板面に取り付けたり、位置規制手段15における係合突起16a,16bを前後移動する荷受け部材3側に下向きに突設すると共に長孔状ガイド部21a,21bを支持部材10側に設けることが可能である。又、第二実施形態では、車輪26a,26bを支持部材10側に軸支することも可能である。
A図は荷保管用ラックの基本構成を説明する要部の横断平面図、B図は同要部の正面図である。 図2〜図6は本発明の第一実施形態を示すもので、図2のA図は荷支持装置を示す平面図、B図は同荷支持装置の片側を示す側面図である。 荷支持装置の片側の支持部材を示す一部切欠き平面図である。 荷支持装置の片側を示す縦断側面図である。 荷支持装置の片側を示す正面図である。 荷支持装置の片側を示す背面図である。 本発明の第二実施形態を示す一部切欠き平面図である。 A図は同第二実施形態の荷支持装置の片側を示す一部切欠き側面図、B図は同要部の拡大正面図である。 図9〜図14は本発明の第三実施形態を示すもので、図9のA図は荷支持装置の片側を示す一部切欠き平面図、B図は同荷支持装置の片側を、荷受け部材が前方に移動した状態で示す一部切欠き平面図である。 A図は荷支持装置の片側を示す一部切欠き縦断側面図、B図は荷支持装置の片側を、荷受け部材が前方に移動した状態で示す縦断側面図である。 図10AのA−A線拡大矢視図である。 図10AのB−B線拡大断面図である。 図10AのC−C線拡大断面図である。 図10AのD−D線拡大断面図である。
符号の説明
1 荷収納区画
2 隔壁枠
3 荷受け部材
3a 門形材
3b 下側帯状板
3c,3d 左右両側板部
3e 上側板部
3f 上側板部
3g 中央垂直板部
3h,3i 下向きレール面
3j,3k 垂直ガイド面
4a,4b 支柱材
7a,7b アーム材
10 支持部材
10a 天板部
10b 下側板部
10c 垂直板部
10d 上側レール面
10e,10f 左右両垂直板部
10g 下側板部
10h,10i 上向きレール面
10j,10k 垂直ガイド面
11 軸受部材
14a〜14c 帯板状スライド受け具
15 位置規制手段
16a,16b 係合突起
21a,21b ガイド部
22,27,28,35,40,41 制止部
24 水平連結部材
26a,26b 車輪
33a〜34b 車輪
36a〜37b 垂直軸ローラー

Claims (12)

  1. 荷収納区画の左右両隔壁枠の内側に左右一対の支持部材が架設され、これら両支持部材に荷受け部材がそれぞれ荷収納区画の前後奥行き方向に一定範囲内で前後移動自在に支持された荷保管用ラックの荷支持装置であって、支持部材は、支持する荷受け部材が重力で後方に滑動する向きに傾斜し、当該荷受け部材を前後移動領域の後端位置で制止させる制止部が併設されている、荷保管用ラックの荷支持装置。
  2. 荷受け部材は、水平の荷受け面を備えている、請求項1に記載の荷保管用ラックの荷支持装置。
  3. 荷受け部材は、当該荷受け部材の前後移動方向と平行に傾斜する荷受け面を備えている、請求項1に記載の荷保管用ラックの荷支持装置。
  4. 上下に隣接する支持部材と荷受け部材とには、当該荷受け部材の前後移動方向と平行で且つ互いに対面する傾斜帯状板面が設けられ、両傾斜帯状板面の内の一方には、他方の傾斜帯状板面が相対滑動自在に当接する帯板状スライド受け具が前後移動方向複数箇所に設けられている、請求項1〜3の何れか1項に記載の荷保管用ラックの荷支持装置。
  5. 上下に隣接する荷受け部材と支持部材との内、一方には、前後移動方向の複数箇所に車輪が軸支され、他方には、当該車輪が転動自在に当接するレール面が設けられている、請求項1〜3の何れか1項に記載の荷保管用ラックの荷支持装置。
  6. 各荷受け部材の後端側と各支持部材の前端側とにそれぞれ車輪が軸支され、荷受け部材側の車輪は、支持部材に設けられた前後移動方向の上向きレール面で支持され、支持部材側の車輪は、荷受け部材に設けられた前後移動方向の下向きレール面を支持する、請求項1〜3の何れか1項に記載の荷保管用ラックの荷支持装置。
  7. 各荷受け部材は、荷受け面を構成する上側板部と当該上側板部の中央位置から垂下する中央垂直板部とを有する断面T字形で、上側板部の下側面が前記下向きレール面となり、支持部材は、前記中央垂直板部を挟む左右両垂直板部と当該左右両垂直板部をつなぐ下側板部とを有する断面溝形で、下側板部の上側に前記上向きレール面が設けられ、前記荷受け部材側の車輪及び支持部材側の車輪は、荷受け部材の上側板部と支持部材の下側板部間で且つ荷受け部材の中央垂直板部の左右両側に配置されている、請求項6に記載の荷保管用ラックの荷支持装置。
  8. 両荷受け部材は連結部材により互いに連結一体化されている、請求項1〜6の何れか1項に記載の荷保管用ラックの荷支持装置。
  9. 上下に隣接する支持部材と荷受け部材との内、一方には、前後移動方向に長いガイド部が設けられると共に、他方には、当該ガイド部に係合する係合突起が設けられ、これらガイド部と係合突起とで荷受け部材の左右横方向の位置が規制されるようにした、請求項1〜8の何れか1項に記載の荷保管用ラックの荷支持装置。
  10. 上下に隣接する支持部材と荷受け部材との内、一方には、垂直ガイド面が前後移動方向に沿って設けられ、他方には、前記垂直ガイド面に隣接するように軸支された垂直軸ローラーが設けられ、これら垂直軸ローラーと前記垂直ガイド面とで荷受け部材の左右横方向の位置が規制されるようにした、請求項1〜8の何れか1項に記載の荷保管用ラックの荷支持装置。
  11. 各荷受け部材は、荷受け面を構成する上側板部と当該上側板部の中央位置から垂下する中央垂直板部とを有する断面T字形であり、支持部材は、前記中央垂直板部を挟む左右両垂直板部と当該左右両垂直板部をつなぐ下側板部とを有する断面溝形であり、前記垂直ガイド面は、荷受け部材の中央垂直板部の左右両側面と支持部材の左右両垂直板部の内側面とで構成され、前記垂直軸ローラーは、前記垂直板部の左右両側で、荷受け部材の後端部と支持部材の前端部とに軸支されている、請求項10に記載の荷保管用ラックの荷支持装置。
  12. 荷収納区画の左右両隔壁枠は、前後一対の支柱材を備え、各支柱材は互いに対向する内側が開放した横断面形状のものであって、前記支持部材は、前後両支柱材の側壁板部に取り付けられている、請求項1〜11の何れか1項に記載の荷保管用ラックの荷支持装置。
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