JP2008046203A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008046203A
JP2008046203A JP2006219541A JP2006219541A JP2008046203A JP 2008046203 A JP2008046203 A JP 2008046203A JP 2006219541 A JP2006219541 A JP 2006219541A JP 2006219541 A JP2006219541 A JP 2006219541A JP 2008046203 A JP2008046203 A JP 2008046203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
value
remaining amount
magnetic
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006219541A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Uemura
聡 植村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2006219541A priority Critical patent/JP2008046203A/ja
Publication of JP2008046203A publication Critical patent/JP2008046203A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】トナー残量を常に高精度に検知することができるとともに、トナーの流動性悪化に伴う画像かすれ等の不具合を解消することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】像担持体上に形成された潜像を磁性トナー(一成分トナー)を用いて現像する現像容器(現像装置)6を備え、該現像容器6内の磁性トナーの残量を透磁率センサ(トナー残量検出手段)13によって検出する画像形成装置において、前記透磁率センサ13の出力値(検出された出力波形の最大値と振幅)を予め求めた基準値(各平均値に対して予め求めた出力波形の最大値と振幅)と比較し、両者の差が所定値を超える場合には前記現像容器6内の劣化した磁性トナーを前記像担持体へ排出する現像制御を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、像担持体上に形成された潜像を一成分トナーを用いて現像するための現像装置を備えた画像形成装置に関するものである。
電子写真方式を採用する複写機やプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置には、感光ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像を現像剤であるトナーを用いて現像するための現像装置が備えられている。
斯かる画像形成装置においては、動作中に現像剤であるトナーが不足すると画像濃度低下や画像かすれ等の画像不良が発生するため、通常、現像装置内のトナー残量を常時検知し、トナー切れが生じたときにそれを表示して警告する手段が装備されており、画像濃度低下等の画像不良が発生する前にトナーの補給が行われるようになっている。
ところで、従来のトナー残量検知方法としては透磁率センサを用いる方法がある。この方法は、トナー残量に応じて磁気抵抗が変化することを利用するものであって、この磁気抵抗によって変化する透磁率センサの出力電圧を検出することによってトナー残量を検知する方法である。具体的には、透磁率センサは、その検知面付近に比較的多量の磁性トナーが存在するために磁性抵抗が小さい場合には比較的大きな出力電圧を示し、逆に検知面付近に存在する磁性トナーが比較的少量あるために磁性抵抗が大きい場合には比較的小さな出力電圧を示すため、この透磁率センサの出力電圧を検出することによってトナー残量を検知することができる。
ところが、現像装置内のトナーの流動性の悪化に伴って、撹拌部材によるトナーの撹拌性や清掃部材による透磁率センサの検知面の清掃性が低下するため、透磁率センサの出力波形が大きく変動し、トナー残量の検知を高精度に行うことができないという問題がある。
そこで、透磁率センサの検知面に付着したトナーを除去する提案がなされているが、これによれば、除去部材が必要であるために構成が複雑化するという問題がある。
又、トナーの流動性悪化に対しては、転写紙上の印字率に基づいて現像装置内の劣化した磁性トナーを像担持体へ排出する現像制御を行うことによってトナーの流動性悪化を抑制する提案もなされている。
更に、透磁率センサを用いたトナー残量の検知において、透磁率センサの出力信号を分析し、所定領域に存在するトナーが所定割合の磁性材料を含有する適切なトナーであるか否かを判別手段によって判別する提案もなされている(特許文献1参照)。
その他、透磁率センサの検知出力の平均値を平均値データとして一時的に保存し、この平均値データとトナー残量を段階的に検知するための大きさの異なる複数の基準判定値とを順次比較することによって段階的なトナー残量検知を行う提案もなされている(特許文献2)。
特開平9−211962号公報 特開平10−221944号公報
トナー残量検知時の現像装置内のトナー残量と透磁率センサの出力電圧との関係を図5に示す。
図5に示すように、現像容器内でトナーが撹拌部材によって撹拌されるとともに、現像容器の側面のトナー残量検知領域に対応する内壁面が清掃部材によって摺擦される毎にトナー残量検知領域のトナーが一瞬掻き取られるため、透磁率センサの出力電圧は低下し、撹拌部材と清掃部材が通過するとトナーが元の位置に戻るために透磁率センサの出力電圧は上昇する。このように、撹拌部材と清掃部材が1回転する毎に透磁率センサの出力電圧は低下と上昇を繰り返すため、透磁率センサの出力電圧は図5に示すような波形を示す。
現像容器内に十分な量のトナーが充填されている場合には、図5に実線Aにて示すように、撹拌部材と清掃部材が1回転する毎に生じる透磁率センサの出力電圧波形の振幅は小さく、出力電圧の絶対値レベルは高いが、トナー残量が低下するに伴い出力電圧波形の振幅は大きくなるとともに、出力電圧の絶対値レベルは低くなる。
トナー残量検知に透磁率センサを用いる従来の画像形成装置では、撹拌部材が1回転する毎に生じる透磁率センサの出力電圧波形の平均値又は積分値を用いてトナー残量を検知していた。
ところが、現像容器内で劣化が進行した流動性の悪いトナーの量が次第に増えてくると、図5に破線Bにて示すように、現像容器内のトナー残量が多いにも拘らず透磁率センサの出力電圧波形の振幅が大きく、最大値も高くなる。これは、トナーの流動性が悪化すると、撹拌部材と清掃部材が現像容器の内壁面を通過してからトナーが元の位置に戻るのに時間が掛かるためであり、このようにトナーが元の位置に戻るのに掛かる時間が長くなると透磁率センサの出力電圧波形の振幅が大きくなり、平均値は下がる。
従って、従来の画像形成装置のように透磁率センサの出力電圧波形の平均値又は積分値を用いてトナー残量を検知する方法を用いると、現像容器内で劣化が進行した流動性の悪いトナーの量が増えた場合には、現像容器内のトナー残量が多いにも拘らず少ないものと誤検知してしまい、トナー残量を正確に検知することができないという問題が発生する。このため、現像容器内のトナー量を更に多くして透磁率センサの出力電圧波形の最大値を高めるような制御がなされ、現像容器内のトナー量が過剰となってしまう。
又、現像容器内で劣化が進行した流動性の悪いトナーの量が増えると、画像かすれ等の不具合が発生する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、トナー残量を常に高精度に検知することができるとともに、トナーの流動性悪化に伴う画像かすれ等の不具合を解消することができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、像担持体上に形成された潜像を一成分トナーを用いて現像する現像装置を備え、該現像装置内の一成分トナーの残量をトナー残量検出手段によって検出する画像形成装置において、前記トナー残量検出手段の出力値を予め求めた基準値と比較し、両者の差が所定値を超える場合には前記現像装置内の劣化した一成分トナーを前記像担持体へ排出する現像制御を行うことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記トナー残量検出手段の出力波形の最大値と振幅の基準値を各平均値又は積分値に対して予め求めておき、検出された出力波形の最大値又は振幅の少なくとも一方が、該出力波形の平均値又は積分値に対する最大値又は振幅の基準値を超える場合に前記現像制御を行うことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記一成分トナーは磁性トナーであり、前記トナー残量検出手段は透磁率センサであることを特徴とする。
本発明によれば、トナー残量検出手段の出力値(出力波形の最大値及び振幅)を予め求めた基準値(出力波形の各平均値又は積分値に対して予め求められた最大値と振幅の基準値)と比較し、両者の差が所定値を超える場合(検出された出力波形の最大値又は振幅の少なくとも一方が、該出力波形の平均値又は積分値に対する最大値又は振幅の基準値を超える場合)、つまり現像装置内で劣化が進行した流動性の悪いトナーの量が増えた場合には、その流動性の悪いトナーを像担持体へ排出する現像制御を行うようにしたため、トナー残量の誤検知が防がれてトナー残量を常に高精度に検知することができるとともに、トナーの流動性悪化に伴う画像かすれ等の不具合を解消することができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置要部の概略構成図であり、図示の画像形成装置は、不図示の給紙部から供給された用紙等の転写材に画像を形成するものであって、図1に示すように、画像形成部には像担持体としての回転可能な感光ドラム1と、その周囲に配置された一次帯電器2、現像装置3、転写ローラ4及びクリーニング装置5を備えている。
而して、感光ドラム1が図1の矢印方向(時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動されると、該感光ドラム1の表面が一次帯電器2によって一様に帯電される。次に、不図示の光学ユニットからレーザ光Lが感光ドラム1の表面に照射されると、該感光ドラム1の表面に静電潜像が形成され、この静電潜像は、現像装置3によって現像剤である磁性トナーを用いて現像されてトナー像として可視像化される。
他方、不図示の給紙部からは転写材が感光ドラム1上のトナー像に同期する所定のタイミングで感光ドラム1と転写ローラ4との間の転写ニップNへと供給され、転写ローラ4の作用によって感光ドラム1上のトナー像が転写材上に転写される。尚、転写材へのトナー像の転写後に感光ドラム1の表面に残留するトナー(転写残トナー)は、クリーニング装置5によって除去される。
トナー像が転写され転写材は、不図示の定着装置へと搬送され、この定着装置において加熱及び加圧されてトナー像の定着を受けた後、機外に設けられた不図示の排紙トレイに排出され、一連の画像形成動作が終了する。
次に、前記現像装置3の構成を図2〜図4に基づいて説明する。尚、図2は現像装置の斜視図、図3は同現像装置の現像容器の断面図、図4は同現像容器の平断面図である。
現像装置3は、図2に示すように、磁性トナーを収容する現像容器6と、該現像容器6に磁性トナーを補給するためのトナー補給容器7とを備えており、トナー補給容器7は、現像容器6に着脱可能に装着されている。
上記現像容器6は、図3及び図4に示すように、内部が仕切壁8によって現像室S1とトナー撹拌室S2とに区画されており、これらの現像室S1とトナー撹拌室S2とは互いに連通している。そして、現像室S1の前記感光ドラム1に対向する側の開口部には、現像剤担持体として現像スリーブ9が回転可能に設けられており、この現像スリーブ9の上方には、該現像スリーブ9上に担持される磁性トナーの層厚を規制するための現像ブレード10が設けられている。
又、現像室S1とトナー撹拌室S2の内部には、撹拌部材としてのクランク状の撹拌パドル11,12がそれぞれ回転可能に収容されており、図4に示すように、現像容器6のトナー撹拌室S2の側壁の外面には透磁率センサ13が取り付けられており、トナー撹拌室S2内には、透磁率センサ13の検知面に付着したトナーを掻き取って清掃するための清掃部材14が前記撹拌パドル12の端部に取り付けられて収容されている。更に、図3に示すように、現像容器6のトナー撹拌室S2の上壁には、前記トナー補給容器7から現像容器6のトナー撹拌室S2に磁性トナーを補給するためのトナー補給口15が開口している。
而して、トナー補給容器7から現像容器6のトナー撹拌室S2に補給された磁性トナーは、図3の矢印方向(時計方向)に回転駆動される撹拌パドル12によって均一に撹拌されて現像室S1へと移送され、現像室S1においては、図3の矢印方向(時計方向)に回転駆動される撹拌パドル11によって磁性トナーが現像スリーブ9へと送られ、該磁性トナーは、図3の矢印方向(反時計方向)に回転する現像スリーブ9の外表面に担持され、その層厚が前記現像ブレード10によって調整され、感光ドラム1上に形成された静電潜像の現像に供される。
ところで、現像容器6内のトナー残量は前記透磁率センサ13によって検出される。透磁率センサ13によってトナー残量を検知する方法は、トナー残量に応じて磁気抵抗が変化することを利用するものであって、この磁気抵抗によって変化する透磁率センサ13の出力電圧を検出することによってトナー残量を検知する方法である。
具体的には、透磁率センサ13は、その検知面付近に比較的多量の磁性トナーが存在するために磁性抵抗が小さい場合には比較的大きな出力電圧を示し、逆に検知面付近に存在する磁性トナーが比較的少量であるために磁性抵抗が大きい場合には比較的小さな出力電圧を示すため、この透磁率センサ13の出力電圧を検出することによってトナー残量を検知することができる。
而して、現像容器6のトナー撹拌室S2内でトナーが撹拌パドル12によって撹拌されるとともに、トナー撹拌室S2の側面のトナー残量検知領域に対応する内壁面が清掃部材14によって摺擦される毎にトナー残量検知領域のトナーが一瞬掻き取られるため、透磁率センサ13の出力電圧は低下し、撹拌パドル12と清掃部材14が通過するとトナーが元の位置に戻るために透磁率センサ13の出力電圧は上昇する。このように、撹拌パドル12と清掃部材14が1回転する毎に透磁率センサ13の出力電圧は低下と上昇を繰り返すため、透磁率センサ13の出力電圧は図5に示すような波形を示す。尚、図5において、実線にて示す波形Aは新鮮な初期トナーに対する出力波形を示し、破線にて示す波形Bは劣化したトナーに対する出力波形を示す。
ここで、図6に透磁率センサ13の出力電圧の波形の一部を時間に対して示すが、図示のように波形の平均値をx、最大値をy、振幅をzと定義する。
現像容器6内に収容されている磁性トナーが新鮮な初期トナーであって、その量が十分である場合には、図5に実線Aにて示すように、撹拌パドル12と清掃部材14が1回転する毎に生じる透磁率センサ13の出力電圧の波形の振幅zは小さく、最大値yは大きな値を示すが、トナー残量が低下するに伴い出力電圧の波形の振幅zは大きくなるとともに、最大値yは小さくなる。
ところが、現像容器6内のトナーの劣化が進んでその流動性が悪化すると、撹拌パドル12によるトナーの撹拌性や清掃部材14による透磁率センサ13の検知面の清掃性が低下するため、透磁率センサ13の出力波形が大きく変動し、振幅zと最大値yが共に大きくなり、波形の平均値xは下がる。これは、トナーの流動性が悪化すると、撹拌パドル12と清掃部材14がトナー撹拌室S2の内壁面を通過してからトナーが元の位置に戻るのに時間が掛かるためであり、このようにトナーが元の位置に戻るのに掛かる時間が長くなると透磁率センサ13の出力電圧の波形の振幅zが大きくなり、波形の平均値xは下がる。
従って、撹拌パドル12が1回転する毎に生じる透磁率センサ13の出力電圧波形の平均値x又は積分値を用いてトナー残量を検知していた従来の画像形成装置では、現像容器6内で劣化が進行した流動性の悪いトナーの量が次第に増えてくると、現像容器6内のトナー残量が多いにも拘らず出力電圧波形の平均値xが下がるため、トナー残量が少ないものと誤検知してしまい、トナー残量を正確に検知することができない。このため、現像容器6内のトナー量を更に多くして透磁率センサ13の出力電圧波形の最大値y(平均値x)を高めるような制御がなされ、現像容器6のトナー量が過剰となってしまう。
又、現像容器6内で劣化が進行した流動性の悪いトナーの量が増えると、画像かすれ等の不具合が発生する。
そこで、本実施の形態では、透磁率センサ13の出力電圧波形の最大値yと振幅zの基準値を各平均値xに対して表1にて示すように予め求めた。尚、表1中の数値は、透磁率センサ13の出力電圧値[V]である。
Figure 2008046203
そして、透磁率センサ13の出力電圧波形の最大値yと振幅zを予め求めた基準値(表1参照)と比較し、両者の差が所定値を超えた場合、即ち、検出された出力電圧波形の最大値y又は振幅zの少なくとも一方が、該出力電圧波形の平均値xに対して予め求められた基準値を超えた場合、つまり現像容器6内で劣化が進行した流動性の悪いトナーの量が増えた場合には、その流動性の悪い磁性トナーを感光ドラム1へ排出する現像制御を行うようにした。この制御プロセスを図7にフローチャートにて示す。
而して、本実施の形態では、現像容器6内で劣化が進行した流動性の悪いトナーの量が増えた場合には、その流動性の悪い磁性トナーを感光ドラム1へ排出する現像制御を行うようにしたため、トナー残量の誤検知が防がれてトナー残量を常に高精度に検知することができるとともに、トナーの流動性悪化に伴う画像かすれ等の不具合が解消される。
尚、以上の実施の形態では、一成分トナーとして磁性トナーを用い、この磁性トナーの残量を透磁率センサによって検出する形態について説明したが、一成分トナーとして非磁性トナーを用いても良く、又、トナー残量検出手段としては、静電容量等を検出する電気的な検出手段や光の透過率等を検出する光学的な検出手段等、他の任意のものを使用することができる。
次に、具体的な実施例を挙げて以下に説明する。
本実施例では、透磁率センサの出力電圧がトナー残量120gに対して1.25Vとなるよう設定した。出力電圧の検出はサンプリングタイムを20msecとし、撹拌パドル1回転毎の出力波形の平均値xを算出した。又、撹拌パドルの回転速度を20rpmとし、清掃部材には厚さ0.5mmのPETフィルムを使用した。
現像制御における感光ドラムへの磁性トナーの排出量を0.04g/回とし、印刷パターンとしては、A4サイズ紙を通紙し、用紙1枚当たりの印字率を0.036%とした。
表2に、現像制御を行わない場合(条件1)と現像制御を行う場合(条件2)のそれぞれにおける透磁率センサの出力電圧波形の平均値x、振幅z、最大値y、トナー残量及び画像濃度(ID)の実測値をプリント枚数(0枚、1000枚、5000枚及び10000枚)に対して示す。尚、画像濃度(ID)の測定には、マクベス反射濃度計RD918(マクベス社製)を使用した。
Figure 2008046203
例えば、撹拌パドル1回転当たりの透磁率センサの出力電圧波形の平均値xが1.24Vであった場合、そのときの出力電圧波形の最大値yと振幅zが表1に示すようにy≧1.37、z≧0.30である場合には現像制御を行う。
表2によれば、現像制御を行わない場合(条件1)には、x=1.24Vに対する振幅zは0.44Vであって、表1に示す0.30Vよりも大きい(Z=0.44V≧0.30)が、最大値yは1.35Vであって、表1に示す1.37Vよりも小さい(y=1.35V<1.37V)であるため、現像容器内には劣化した流動性の悪い磁性トナーが増えているものと判断される。このため、トナー残量が十分であるにも拘らずトナー不足であるものと誤検知してトナーを過剰に補給するため、表2に示すように、トナー残量が200g→210g→240gと次第に増加するとともに、トナー劣化に伴う画像かすれの発生によってトナー濃度(ID)は1.35→1.3→1.21と次第に低下する。
これに対して、現像制御を行う場合(条件2)には、劣化した流動性の悪い磁性トナーが感光ドラムへと排出されるため、x=1.24Vに対する振幅zは0.24Vとなって、表1に示す0.30Vよりも小さくなり(Z=0.24V<0.30)、最大値yは1.28Vとなって、表1に示す1.37Vよりも小さく抑えられる(y=1.28V<1.37V)ため、トナー残量が十分であるにも拘らずトナー不足であるものと誤検知することがない。この結果、トナーが過剰に補給されることがなく、表2に示すように、トナー残量が200g→201g→200gと略一定に保持されるとともに、トナー劣化に伴う画像かすれの発生が防がれるためにトナー濃度(ID)も1.34→1.35→1.34と略一定の良好な値に保持される。
尚、以上の実施の形態では、透磁率センサの出力波形の最大値と振幅の基準値を各平均値に対して予め求めたが、積分値に対して予め求めても良い。
本発明に係る画像形成装置要部の概略構成図である。 本発明に係る画像形成装置の現像装置の斜視図である。 本発明に係る画像形成装置の現像容器の断面図である。 本発明に係る画像形成装置の現像容器の平断面図である。 透磁率センサの出力電圧波形をトナー残量に対して示す図である。 透磁率センサの出力電圧波形の一部を時間に対して示す図である。 本発明に係る画像形成装置における現像制御のプロセスを示すフローチャートである。
符号の説明
1 感光ドラム(像担持体)
2 一次帯電器
3 現像装置
4 転写ローラ
5 クリーニング装置
6 現像容器
7 トナー補給容器
8 仕切壁
9 現像スリーブ
10 現像ブレード
11,12 撹拌パドル
13 透磁率センサ(トナー残量検出手段)
14 清掃部材
15 トナー補給口
L レーザ光
N 転写ニップ
S1 現像室
S2 トナー撹拌室

Claims (3)

  1. 像担持体上に形成された潜像を一成分トナーを用いて現像する現像装置を備え、該現像装置内の一成分トナーの残量をトナー残量検出手段によって検出する画像形成装置において、
    前記トナー残量検出手段の出力値を予め求めた基準値と比較し、両者の差が所定値を超える場合には前記現像装置内の劣化した一成分トナーを前記像担持体へ排出する現像制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー残量検出手段の出力波形の最大値と振幅の基準値を各平均値又は積分値に対して予め求めておき、検出された出力波形の最大値又は振幅の少なくとも一方が、該出力波形の平均値又は積分値に対する最大値又は振幅の基準値を超える場合に前記現像制御を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記一成分トナーは磁性トナーであり、前記トナー残量検出手段は透磁率センサであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
JP2006219541A 2006-08-11 2006-08-11 画像形成装置 Pending JP2008046203A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006219541A JP2008046203A (ja) 2006-08-11 2006-08-11 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006219541A JP2008046203A (ja) 2006-08-11 2006-08-11 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008046203A true JP2008046203A (ja) 2008-02-28

Family

ID=39180029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006219541A Pending JP2008046203A (ja) 2006-08-11 2006-08-11 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008046203A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010224135A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Seiko Epson Corp トナー劣化判定方法、現像装置及び画像形成装置
JP2013127567A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Kyocera Document Solutions Inc 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP7419892B2 (ja) 2020-03-11 2024-01-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010224135A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Seiko Epson Corp トナー劣化判定方法、現像装置及び画像形成装置
JP2013127567A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Kyocera Document Solutions Inc 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP7419892B2 (ja) 2020-03-11 2024-01-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5636972B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2011227367A (ja) 現像装置、画像形成装置及びトナー補給方法
JP2008020696A (ja) 画像形成装置
JP2007025106A (ja) 画像形成装置
JP2008046203A (ja) 画像形成装置
JP2018151612A (ja) 画像形成装置
CN110068998B (zh) 显影装置及具有该显影装置的图像形成装置
US10503095B2 (en) Image forming apparatus and developer replacement method of image forming apparatus
JP2007127983A (ja) 画像形成装置
JP4848885B2 (ja) 画像形成装置
JP5605074B2 (ja) 画像形成装置
JP2010211006A (ja) 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JPH09269644A (ja) 現像装置
JPH08297405A (ja) 画像形成装置
JPH10207213A (ja) 画像形成装置
JP2003131539A (ja) 画像形成装置
JP5599110B2 (ja) 画像形成装置
JP6897600B2 (ja) 画像形成装置
JP3522616B2 (ja) 画像形成装置
JPH09251235A (ja) 現像装置
JP3825945B2 (ja) 現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置
JP4474958B2 (ja) 画像形成装置
JP2003167421A (ja) 画像形成装置
JPH11258897A (ja) 電子写真式画像形成装置
JP2006154541A (ja) 液体現像装置