JP2008046184A - 横電界方式の液晶表示パネル - Google Patents

横電界方式の液晶表示パネル Download PDF

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Abstract

【課題】走査線に印加される電圧に起因する焼き付き防止手段を備え、遮光性のコモン配
線を省略することによって開口度を大きくした横電界方式、つまりIPSモードないしF
FSモードの液晶表示パネルを提供すること。
【解決手段】平行に設けられた複数の走査線12及びコモン配線と、走査線12と直交す
る方向に設けられた複数の信号線17と、複数の走査線12及び信号線17で区画された
領域に形成された共通電極14及び画素電極21と、を有する液晶表示パネル10におい
て、走査線17上の絶縁膜の表面にはシールド電極22が形成され、画素電極21は走査
線12の両側に隣接する側の一部にそれぞれ切り欠き部25、25が設けられ、シー
ルド電極22は、切り欠き部25、25の絶縁膜上にまで延在されてコンタクトホー
ル27、27を介して走査線12の両側に位置するそれぞれの共通電極14と電気的
に接続されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、IPS(In-Plane Switching)モードないしフリンジ・フィールド・スイッ
チング(Fringe Field Switching:以下、「FFS」という。)モード等の横電界方式の
液晶表示パネルに関し、特に走査線に印加される電圧に起因する焼き付き防止手段を備え
るとともに表示領域における遮光性のコモン配線を省略することによって開口度を大きく
した、明るく、クロストークの少ない表示画質の良好なIPSモードないしFFSモード
の液晶表示パネルに関する。
近年、情報通信機器のみならず一般の電気機器においても液晶表示パネルが多く利用さ
れている。従来から多く用いられている液晶表示パネルは、表面に電極等が形成された一
対のガラス等からなる基板と、この一対の基板間に形成された液晶層と、からなり、両基
板上の電極に電圧が印加されることにより、液晶を再配列させて光の透過率を変えること
により種々の映像を表示する、言わば縦電界方式ともいうべきものである。このような縦
電界方式の液晶表示パネルは、TN(Twisted Nematic)モードやVA(Vertical Alignm
ent)モードなどが存在するが、視野角が狭いという問題点が存在するため、MVA(Mul
tidomain Vertical Alignment)モード等種々の改良された縦電界方式の液晶表示パネル
が開発されている。
一方、上述の縦電界方式の液晶表示パネルとは異なり、一方の基板にのみ電極を備えた
横方向電界モードと言うべき液晶表示パネルも、IPSモードの液晶表示パネルとして知
られている(下記特許文献1及び2参照)。ここでこのIPSモードの液晶表示パネルの
動作原理を図4〜図6を用いて説明する。なお、図4はIPSモードの液晶表示パネルの
1画素分の模式平面図であり、図5は図4のC−C線に沿った断面図であり、また図6は
図4のD−D線に沿った断面図である。
このIPSモードの液晶表示パネル50は、アレイ基板ARとカラーフィルタ基板CF
とを備えている。アレイ基板ARは、第1の透明基板51の表面にそれぞれ平行に複数の
走査線52及びコモン配線53が設けられ、これら走査線52及びコモン配線53に直交
する方向に複数の信号線54が設けられている。そして、各画素の中央部にコモン配線5
3から帯状に、図4においては例えば櫛歯状の対向電極55が設けられ、この対向電極5
5の周囲を挟むように同じく櫛歯状の画素電極56が設けられており、この画素電極56
の表面は例えば窒化硅素からなる保護絶縁膜57及びポリイミド等からなる配向膜58に
よって被覆されている。
そして、走査線52と信号線54との交差点近傍にはスイッチング素子としてのTFT
(Thin Film Transistor:薄膜電界効果トランジスタ)が形成されている。このTFTは
、走査線52と信号線54との間に半導体層59が配置され、半導体層59上の信号線部
分がTFTのソース電極Sを構成し、半導体層59の下部の走査線部分がゲート電極Gを
構成し、また、半導体層59の一部分と重なる画素電極56の部分がドレイン電極Dを構
成している。
また、カラーフィルタ基板CFは、第二の透明基板60の表面にカラーフィルタ層61
、オーバーコート層62及び配向膜63が設けられた構成を有している。そして、アレイ
基板ARの画素電極56及び対向電極55とカラーフィルタ基板CFのカラーフィルタ層
61側とが互いに対向するようにアレイ基板AR及びカラーフィルタ基板CFを対向させ
、その間に液晶LCを封入するとともに、両基板のそれぞれ外側に偏光板64及び65を
偏光方向が互いに直交する方向となるように配置することにより、IPSモードの液晶表
示パネル50が形成される。
このIPSモードの液晶表示パネル50は、図5及び図6に示したように、画素電極5
6と対向電極55との間に電界を形成すると、水平方向に配向していた液晶が水平方向に
旋回することによりバックライトからの入射光の透過量を制御することができるようにな
る。このIPSモードの液晶表示パネル50は、広視野角で、高コントラストであるとい
う長所があるが、対向電極55がコモン配線53ないし走査線52と同じ金属材料で形成
されるために開口度及び透過率が低く、又、視角による色変化があるという問題点が存在
する。
このようなIPSモードの液晶表示パネルの低開口度及び低透過率という問題点を解決
するために、FFSモードの液晶表示装置が開発されている(下記特許文献3〜6参照)
。このFFSモードの液晶表示パネル動作原理を図7〜図9を用いて説明する。なお、図
7はFFSモードの液晶表示パネルの1画素分の模式平面図であり、図8は図7のE−E
線に沿った断面図であり、また、図9は図7のF−F線に沿った断面図である。
このFFSモードの液晶表示パネル70Aは、アレイ基板ARとカラーフィルタ基板C
Fとを備えている。アレイ基板ARは、第1の透明基板71の表面にそれぞれ平行に複数
の走査線72及びコモン配線73が設けられ、これら走査線72及びコモン配線73に直
交する方向に複数の信号線74が設けられている。そして、走査線72及び信号線74で
区画された領域のそれぞれを覆うようにコモン配線73に接続されたITO(Indium Tin
Oxide)等からなる透明材料で形成された共通電極(「対向電極」ともいわれることがあ
る)75が設けられ、この共通電極75の表面にゲート絶縁膜76を介してストライプ状
に複数のスリット77Aが形成されたITO等の透明材料からなる画素電極78Aが設け
られている。そして、この画素電極78A及び複数のスリット77Aの表面は配向膜80
により被覆されている。
そして、走査線72と信号線74との交差位置の近傍にはスイッチング素子としてのT
FTが形成されている。このTFTは、走査線72の表面に半導体層79が配置され、半
導体層79の表面の一部を覆うように信号線74の一部が延在されてTFTのソース電極
Sを構成し、半導体層79の下部の走査線部分がゲート電極Gを構成し、また、半導体層
81の一部分と重なる画素電極78Aの部分がドレイン電極Dを構成している。
また、カラーフィルタ基板CFは、第二の透明基板82の表面にカラーフィルタ層83
、オーバーコート層84及び配向膜85が設けられた構成を有している。そして、アレイ
基板ARの画素電極78A及び共通電極75とカラーフィルタ基板CFのカラーフィルタ
層83とが互いに対向するようにアレイ基板AR及びカラーフィルタ基板CFを対向させ
、その間に液晶LCを封入するとともに、両基板のそれぞれ外側に偏光板86及び87を
偏光方向が互いに直交する方向となるように配置することにより、FFSモードの液晶表
示パネル70Aが形成される。
このFFSモードの液晶表示パネル70Aは、画素電極78Aと共通電極75の間に電
界を形成すると、図8及び図9に示したように、この電界は画素電極78Aの両側で共通
電極75に向かうため、スリット77Aに存在する液晶だけでなく画素電極78A上に存
在する液晶も動くことができる。そのため、FFSモードの液晶表示パネル70Aは、I
PSモードの液晶表示パネル50よりも広視野角かつ高コントラストであり、更に高透過
率であるため明るい表示が可能となるという特徴を備えている。加えて、FFSモードの
液晶表示パネル70Aは、IPSモードの液晶表示パネル50よりも平面視で画素電極7
8Aと共通電極75との重複面積が大きいためにより大きな保持容量が副次的に生じ、別
途補助容量線を設ける必要がなくなるという長所も存在する。
なお、FFSモードの液晶表示パネルにおいては、下記特許文献1に開示されているI
PSモードの液晶表示パネルの場合と同様に、表示特性上、ラビング方向は信号線と直交
するのがよく、また画素電極とラビング方向とは微小角度の傾きを設けた方がよいことか
ら、図10に示したFFSモードの液晶表示パネル70Bのように画素電極78Bに設け
るストライプ状のスリット77Bを走査線72ないしコモン配線73に対して傾いた構造
とすることが行われており、同じく、視角によって色変化が認められなくなるようにする
ため、図11に示したFFSモードの液晶表示パネル70Cのように、画素電極78Cに
設けるストライプ状のスリット77Cを「く」字状となるように配置してデュアルドメイ
ン化することも、更には、図12に示したFFSモードの液晶表示パネル70Dのように
、信号線72に対向する部分に設けられるカラーフィルタ基板のブラックマトリクスが直
線状とならないようにし、ブラックマトリクスが目立たない画像表示に適したものとする
ために、信号線72を走査線74と直交する方向にクランク状に設けて複数の共通電極及
び画素電極78Dをデルタ配置とすることも行われている。
なお、図10及び図11に示したFFSモードの液晶表示パネル70B及び70Cは、
図7に示したFFSモードの液晶表示パネル70Aとは画素電極78Bないし78Cに設
けるスリット77Bないし77Cの傾きが相違するのみであり、更に、図12に示したF
FSモードの液晶表示パネル70Dは、図7に示したFFSモードの液晶表示パネル70
Aとは画素電極78Dに設けるスリット77Dの傾き及び複数の共通電極及び画素電極7
8Dをデルタ配置とした点が相違するのみであるので、図7に示したFFSモードの液晶
表示パネル70Aと同一の構成部分については同一の参照符号を付与してその詳細な説明
は省略する。
なお、図4に示したIPSモードの液晶表示パネル50においても、上述したFFSモ
ードの液晶表示パネル70B、70Cと同様、図13に示すIPSモードの液晶表示パネ
ル50Bのように、配向膜のラビング方向を信号線54と直交させ、画素電極55B及び
対向電極56Bとラビング方向とに微小角度の傾きを設けるようにすると、表示品質が向
上し、図14に示すIPSモードの液晶表示パネル50Cのように、画素電極55C及び
対向電極56Cをその延在方向の左右で異なる方向に傾けて配置することでデュアルドメ
イン化することで、視角によって色変化が認められなくなるようにすることもできる。ま
た、ここでは図示を省略するが、このようなIPSモードの液晶表示パネル50、50B
、50Cを図12で示すFFSモードの液晶表示パネル70Dのように複数の対向電極5
5、55A、55B及び画素電極56、56A、56Bをデルタ配置にしてブラックマト
リクスが目立たない画素表示とすることも可能である。なお、図13及び図14に示すI
PSモードの液晶表示パネル50B、50Cは、図4に示すIPSモードの液晶表示パネ
ル50と対向電極55B、55C及び画素電極56B、56Cの傾きが相違するのみであ
るので、図4に示したIPSモードの液晶表示パネル50と同一の構成部分については同
一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
特開平10−319371号公報(段落[0005]、[0053]、[0065]〜[0077]、図2、図5、図6) 特開2002−131767号公報(特許請求の範囲、段落[0006]〜[0009]、[0018]〜[0077]、図1、図3) 特開2002− 14363号公報(特許請求の範囲、段落[0002]〜[0010]、[0019]〜[0026]、図1、図2) 特開2002−244158号公報(特許請求の範囲、段落[0002]〜[0013]、[0023]〜[0032]、図1〜図4) 特開2005−148534号公報(請求項13、段落[0009]、[0028]〜[0056]、図1) 特開2005−148602号公報(請求項13、段落[0009]、[0097]〜[0106]、図8)
上述のように、FFSモードの液晶表示パネルは、IPSモードの液晶表示パネルより
も広視野角かつ高コントラストであるとともに、高透過率であるため明るい表示が可能と
なり、更に低電圧駆動ができるとともにより大きな保持容量が副次的に生じるために別途
補助容量線を設けなくても表示画質が良好となるという特徴を備えている。
ところで、液晶表示パネルは長時間使用すると焼き付き現象が生じることが知られてお
り、係る点はIPSモードの液晶表示パネルもFFSモードの液晶表示パネルの場合にお
いても同様である。しかしながら、上述のような従来のFFSモードの液晶表示パネルに
おいては、この焼き付き現象が従来のIPSモードの液晶表示パネルに比すると大きく表
れることが見出された。発明者等は、このFFSモードの液晶表示パネルにおいて焼き付
き現象がIPSモードの液晶表示パネルの場合よりも大きく表れる原因について種々検討
を重ねた結果、走査線に印加される大きな電圧信号に基づいて発生する電界はその近傍の
液晶の配向に影響を及ぼすが、画素電極から液晶へ向かう電気力線の経路と液晶から走査
線へ向かう電気力線の経路が、IPSモードの液晶表示パネルの場合は対称であるのに対
し、FFSモードの液晶表示パネルの場合は非対称であることがその一因であると推定さ
れた。
すなわち、IPSモード及びFFSモードの液晶表示パネルにおいては、走査線に印加
される電圧は所定の画素の非選択状態においては約−10Vであり、選択状態においては
約+15Vであって、所定の画素が選択される時間は非常に短いために、約−10Vの直
流電圧が長時間に亘って印加される。しかしながら、IPSモードの液晶表示パネルの場
合、図6の記載から明らかなように、画素電極56から走査線52に向かう電気力線E1
は、画素電極56、保護絶縁膜57及び配向膜58を経て液晶層LCに入り、液晶層LC
から配向膜58、保護絶縁膜57を経て走査線52に至るため、画素電極56から液晶層
LCへ至るまでの電気力線の経路と液晶層LCから走査線52へ至るまでの電気力線の経
路とは対称となっている。
これに対し、FFSモードの液晶表示パネルの場合、図9の記載から明らかなように、
画素電極78Aから走査線72に向かう電気力線E2は、画素電極78Aから配向膜80
を経て液晶層LCに入り、液晶層LCから配向膜80及びゲート絶縁膜76を経て走査線
72に至るため、画素電極78Aから液晶層LCへ至るまでの電気力線の経路と液晶層L
Cから走査線72へ至るまでの電気力線の経路とは非対称となっている。そのため、FF
Sモードの液晶表示パネルは、IPSモードの液晶表示パネルの場合よりも画素電極ない
しその表面の配向膜は走査線72に印加される信号に起因する直流電界によって不可逆的
影響を受けやすくなり、これがIPSモードの液晶表示パネルよりも焼き付き現象が大き
く表れる原因となっているものと推定される。
加えて、従来のFFSモードの液晶表示パネルは、IPSモードの液晶表示パネルより
も開口度が大きいとはいえ、遮光性のコモン配線が走査線に平行に配置され、画素電極の
下面を横断するように配置されているものも存在するため、その分だけ画素電極を設ける
面積が狭くなるかあるいは画素電極の一部が遮光されるため、開口度が小さくなっている
。このコモン配線の存在による開口度の低下は、液晶表示パネルの解像度が増加するにし
たがって、また、液晶表示パネルの画素のサイズが小さくなるにしたがって大きく現れて
くる。
本発明者等は、このようなFFSモードの液晶表示パネルの焼き付きの問題点及び遮光
性のコモン配線の存在に基づく開口度の低下という問題点を低減すべく種々検討を重ねた
結果、画素電極から液晶層へ至るまでの電気力線の経路と液晶層から走査線へ至るまでの
電気力線の経路を対称とすることはFFSモードの液晶表示パネルの動作原理からして困
難であるが、走査線に印加される高電圧の信号に基づく直流電界がその近傍の液晶に印加
されないようにするためのシールド電極を設けることによってFFSモードの液晶表示パ
ネルの焼き付きを低減させることができるだけでなく、IPSモードの液晶表示パネルに
おいても焼き付きを低減させることができ、しかも、このシールド電極を各画素の共通電
極間を接続するコモン配線として利用することにより、コモン配線を省略することができ
るために開口度の向上に繋がることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
なお、上記特許文献2には、IPSモードの液晶表示装置において、信号線(ドレイン
信号線)あるいは走査線(ゲート信号線)とそれに隣接して配置される電極との間に生じ
てしまう電界によって液晶が駆動されることによる光漏れを防止する目的で、信号線ある
いは走査線のうちの少なくとも一方の上に重畳された導電層を設けた例が開示されており
、しかも、FFSモードの液晶表示装置について部分的に示唆する記載もある(段落[0
003]〜[0004]参照)が、FFSモードの液晶表示装置の具体例は何も示されて
いないばかりか、FFSモードの液晶表示装置における焼き付きの問題点を示唆する記載
はない。
更に、上記特許文献5及び6には、FFSモードの液晶表示パネルにおいて、遮光性の
コモン配線を細くしてこのコモン配線によって画素電極の一部が遮光される面積を狭くす
るとともに、コモン配線が細くなったことによる表示領域の中央部の画素におけるコモン
電位の不安定性を減らす目的で、走査線の両側に設けられている各画素の共通電極を遮光
性の導電性材料によって部分的に走査線を跨ぐように接続したものが例示されているが、
遮光性の導電性材料で走査線の大部分を被覆するように跨がらせることは何も示されてい
ないばかりか、IPSモードの液晶表示パネル及びFFSモードの液晶表示装置における
焼き付きの問題点を示唆する記載はない。
したがって、本発明は、走査線に印加される電圧に起因する焼き付き防止手段を備えた
横電界方式、つまりIPSモードないしFFSモードの液晶表示パネルを提供することを
目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の横電界方式の液晶表示パネルは、平行に設けられた
複数の走査線及びコモン配線と、前記走査線と直交する方向に設けられた複数の信号線と
、複数の前記走査線及び信号線で区画された領域に形成された共通電極及び画素電極と、
を有する横電界方式の液晶表示パネルにおいて、
前記走査線上の絶縁膜の表面の少なくとも一部分に導電性材料からなるシールド電極が
形成され、
前記画素電極は前記走査線の両側に隣接する側の一部にそれぞれ切り欠き部が設けられ

前記シールド電極は、前記切り欠き部の絶縁膜上にまで延在され、前記切り欠き部に設
けられたコンタクトホールを介して前記走査線の両側に位置するそれぞれの共通電極と電
気的に接続されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記横電界方式の液晶表示パネルにおいて、前記シールド電極は前記
走査線の半分以上を被覆していることを特徴とする。
また、本発明は、上記横電界方式の液晶表示パネルにおいて、前記シールド電極は前記
画素電極と同じ材料で形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記横電界方式の液晶表示パネルにおいて、前記共通電極は前記走査
線及び信号線で区画された領域内に櫛歯状に形成され、前記画素電極は前記櫛歯状に形成
された共通電極の周囲を挟むように同じく櫛歯状に形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記横電界方式の液晶表示パネルにおいて、前記共通電極は前記走査
線及び信号線で区画された領域を覆うように形成され、前記画素電極は前記共通電極上に
絶縁膜を介して形成されるとともに互いに平行な複数のスリットが設けられていることを
特徴とする。
また、本発明は、上記横電界方式の液晶表示パネルにおいて、前記櫛歯状の共通電極及
び画素電極あるいは前記複数のスリットは、前記走査線又は信号線に対して傾いた方向に
設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、上記横電界方式の液晶表示パネルにおいて、前記櫛歯状の共通電極及
び画素電極は、前記走査線及び信号線で区画された領域内の前記共通電極及び画素電極の
延在方向の左右で互いに異なる方向に傾けて設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、上記横電界方式の液晶表示パネルにおいて、前記コモン配線は前記複
数の走査線間に設けられ、前記複数のスリットは前記コモン配線の両側で互いに異なる方
向に傾けて設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、上記横電界方式の液晶表示パネルにおいて、前記コモン配線の両側に
設けられたスリットの数はそれぞれの側で同一数であることを特徴とする。
また、本発明は、上記横電界方式の液晶表示パネルにおいて、前記コモン配線に最も近
接する両側のスリットの端部は前記コモン配線上で結合されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記横電界方式の液晶表示パネルにおいて、前記走査線上には前記信
号線との交差位置の近傍にスイッチング素子としての薄膜電界効果トランジスタが設けら
れ、前記シールド電極は前記薄膜電界効果トランジスタの表面を除いた前記走査線上に設
けられていることを特徴とする。
また、本発明は、上記横電界方式の液晶表示パネルにおいて、前記信号線は、前記走査
線と直交する方向にクランク状に設けられており、前記複数の共通電極及び画素電極はデ
ルタ配置されていることを特徴とする。
本発明は、上記のような構成を備えることにより、以下に述べるような優れた効果を奏
する。すなわち、本発明の横電界方式の液晶表示パネルによれば、走査線上の絶縁膜の表
面には導電性材料からなるシールド電極が形成されているため、走査線に印加される高電
圧の信号はシールド電極によって遮られ、シールド電極の上部に位置する液晶に印加され
る走査線からの直流成分は小さくなり、走査線に印加される高電圧の信号に基づく横電界
方式の液晶表示パネルの焼き付き現象は大幅に低減する。しかも、このシールド電極は、
共通電極に電気的に接続されているため、シールド電極の電位が安定化し、走査線に印加
される高電圧の信号に基づく横電界方式の液晶表示パネルの焼き付き現象はさらに大幅に
低減する。
また、シールド電極を共通電極に電気的に接続する際に、画素電極の一部に設けられた
切り欠き部の絶縁膜上にまでシールド電極を延在し、コンタクトホールを介して走査線の
両側に位置するそれぞれの共通電極と電気的接続を行うようにしたため、簡単な構成でシ
ールド電極と共通電極とを電気的に接続することができるとともに、走査線に直交する方
向の複数の共通電極を直列接続した状態となるため、実質的にコモン配線の抵抗が低くな
り、いわゆる配線遅延が少なくなるので共通電極の電位が安定化し、画素毎の表示画質が
良好となる。
加えて、画素電極とシールド電極との間の隙間部分にも電界が発生して液晶分子の配向
が規制されるので、実質的に横電界方式の液晶表示パネルの開口度が向上したのと同等と
なり、明るい表示の横電界方式の液晶表示パネルが得られる。
また、本発明の横電界方式の液晶表示パネルによれば、シールド電極により走査線の半
分以上を被覆するようにしたため、走査線に印加される高電圧の信号に起因する電界が液
晶分子、延いては画素電極に影響を及ぼすことが少なくなるので、横電界方式の液晶表示
パネルの焼き付き現象が発生し難くなる。このシールド電極による走査線の被覆範囲が半
分未満であるとその被覆範囲が狭くなるにしたがって焼き付き現象が大きくなるので好ま
しくない。つまりシールド電極による走査線の被覆範囲が大きくなるとそれに比例して横
電界方式の液晶表示パネルの焼き付き現象が発生し難くなる。加えて、シールド電極は、
幅が広いために電気抵抗が小さくなるので、いわゆる配線遅延が少なくなり、画素毎の表
示画質が良好となる。
また、本発明の横電界方式の液晶表示パネルによれば、シールド電極を画素電極と同じ
材料で形成したため、画素電極の形成時に同時にシールド電極を形成することができ、特
にシールド電極の形成のために工数を増やす必要がなくなる。
また、本発明の横電界方式の液晶表示パネルによれば、共通電極と画素電極を互いの周
囲を囲むように配設した櫛歯状としたIPSモードの液晶表示パネルであっても、共通電
極を走査線及び信号線で区画した領域に形成し、複数のスリットを有する画素電極をこの
共通電極上に絶縁膜を介して形成したFFSモードの液晶表示パネルであっても上述した
本発明の効果を良好に奏することができる。
また、本発明の横電界方式の液晶表示パネルによれば、IPSモードの液晶表示パネル
における櫛歯状の共通電極及び画素電極、あるいはFFSモードの液晶表示パネルにおけ
るスリットを走査線又は信号線に対して傾いた方向に設けたため、画素電極と配向膜のラ
ビング方向との間に微小角度の傾きを形成することができるから、前記の本発明の効果を
奏しながらもコントラスト等の表示特性が良好な横電界方式、つまりIPSモードないし
FFSモードの液晶表示パネルが得られる。
また、本発明の横電界方式の液晶表示パネルによれば、IPSモードの液晶表示パネル
における共通電極及び画素電極を走査線及び信号線で区画された領域の左右で異なる方向
に傾けてデュアルドメイン化したため、視角によって色変化が認められなくなるので、前
記の本発明の効果を奏しながらも表示特性が良好なIPSモードの液晶表示パネルが得ら
れる。
また、本発明の横電界方式の液晶表示パネルによれば、コモン配線を複数の走査線間に
設けるとともに、FFSモードの液晶表示パネルの複数のスリットをコモン配線の両側で
互いに異なる方向に傾けてデュアルドメイン化したため、視角によって色変化が認められ
なくなるので、前記の本発明の効果を奏しながらも表示特性が良好なFFSモードの液晶
表示パネルが得られる。
また、コモン配線の両側に設けられた互いに異なる方向に傾けたスリットの本数をコモ
ン配線の両側で同一とすれば、視角による色変化がより認められない、前記の本発明の効
果を奏しながらも表示特性が良好なFFSモードの液晶表示パネルが得られる。
また、コモン配線は通常は走査線と同材質の導電性材料から作製されるために不透明で
あるが、本発明によれば、最もコモン配線に近接する両側のスリットの端部をコモン配線
上で結合したため、このコモン配線によって互いに異なる方向に傾いたスリット同士が隣
り合う位置で発生するディスクリネーション部分を遮光することができるから、前記の本
発明の効果を奏しながらも表示特性が良好なFFSモードの液晶表示パネルが得られる。
また、本発明の横電界方式の液晶表示パネルによれば、走査線上に信号線との交差位置
の近傍にスイッチング素子としてのTFTを設けたため、その分だけ画素電極の大きさを
大きくすることができ、加えてシールド電極をTFTの表面を除いた走査線上に設けたた
め、TFTの動作がシールド電極の電位に影響を受けることがなくなり、前記の本発明の
効果を奏しながらも安定した表示特性を示す横電界方式の液晶表示パネルが得られる。
また、本発明の横電界方式の液晶表示パネルによれば、信号線を走査線と直交する方向
にクランク状に設けて複数の共通電極及び画素電極をデルタ配置(トライアングル配置と
いうこともある)としたため、信号線に対向する部分に設けられるブラックマトリクスが
直線状とならないために目立たず、前記の本発明の効果を奏しながらも画像表示に適した
横電界方式の液晶表示パネルが得られる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態
は、本発明の技術思想を具体化するための横電界方式の液晶表示パネルとしてFFSモー
ドの液晶表示パネルを例示するものであって、本発明をこのFFSモードの液晶表示パネ
ルに特定することを意図するものではなく、IPSモードの液晶表示パネル等特許請求の
範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
実施例のFFSモードの液晶表示パネル10を製造工程順に図1〜図3を用いて説明す
る。なお、図1は実施例のFFSモードの液晶表示パネルのカラーフィルタ基板を透視し
て表した4画素分の概略平面図であり、図2は図1のA−A線に沿った断面図であり、ま
た、図3は図1のB−B線に沿った断面図である。
この実施例1のFFSモードの液晶表示パネル10のアレイ基板ARは、ガラス基板等
の透明基板11の表面全体に亘って下部がアルミニウム金属Alからなり表面がモリブデ
ンMo金属からなる2層膜を形成した後、フォトリソグラフィー法及びエッチング法によ
ってMo/Alの2層配線からなる複数の走査線12及び複数のコモン配線(図示省略)
を互いに平行になるように形成する。Alは抵抗値が小さいという長所を持っているが、
その反面、腐食しやすい、ITOとの接触抵抗が高いなどの欠点があるため、AlをMo
で覆った多層構造にすることでそうした欠点を改善できる。なお、ここではコモン配線を
走査線12に沿って設けた例を示したが、隣り合う走査線12の中間に設けても良い。
次いで、走査線12及びコモン配線を形成した透明基板11の表面全体に亘って例えば
ITOからなる透明導電性層を被覆し、同じくフォトリソグラフィー法及びエッチング法
によって対向電極14を形成する。この対向電極14はコモン配線とは電気的に接続され
ているが、走査線12ないしゲート電極Gとは接続されていない。更に、この表面全体に
窒化硅素層ないしは酸化硅素層からなるゲート絶縁膜15を被覆し、次いで、CVD法に
よりたとえばアモルファス・シリコン(以下「a−Si」という。)層をゲート絶縁膜1
5の表面全体に亘って被覆した後に、同じくフォトリソグラフィー法及びエッチング法に
よって、TFT形成領域にa−Si層からなる半導体層16を形成する。この半導体層1
6が形成されている位置の走査線12の領域がTFTのゲート電極Gを形成する。
次いで、Mo/Al/Moの3層構造の導電性層を半導体層16を形成した透明基板1
1の表面全体に亘って被覆し、同じくフォトリソグラフィー法及びエッチング法によって
、信号線17及びドレイン電極Dを形成する。この信号線17のソース電極S部分及びド
レイン電極D部分は、いずれも半導体層16の表面に部分的に重なっている。更に、この
基板の表面全体に窒化硅素層からなる絶縁膜18を被覆する。
次いで、ドレイン電極D、後述する切り欠き部25及び25に対応する位置の絶縁
膜18にコンタクトホール19、27及び27を形成してドレイン電極Dの一部及び
共通電極14の一部を露出させる。更に、この表面全体に亘って例えばITOからなる透
明導電性層を被覆し、フォトリソグラフィー法及びエッチング法によって、図1に示した
パターンとなるように、走査線12及び信号線17で囲まれた領域の絶縁膜18上にスリ
ット20を有するとともに走査線12の両側に隣接する側の角部にそれぞれ切り欠き部2
及び25を有する画素電極21を形成し、更に、走査線12の表面から両側の切り
欠き部25及び25に跨って、画素電極21との間にそれぞれ隙間26及び26
が生じるように、絶縁膜18上にシールド電極22を形成する。
そうすると、画素電極21はコンタクトホール19を介してドレイン電極Dと電気的に
接続され、シールド電極22はコンタクトホール27及び27を介して走査線12の
両側の共通電極14と電気的に接続される。したがって、走査線12の両側の共通電極1
4は走査線12を跨ってシールド電極22により互いに電気的に接続される。
さらに、この表面全体に亘り所定の配向膜24を形成することによりアレイ基板ARが
完成される。そして、このようにして製造されたアレイ基板ARと別途製造されたカラー
フィルタ基板とを対向させ、周囲をシール材でシールして両基板間に液晶を注入すること
により実施例に係るFFSモードの液晶表示パネル10が得られる。なお、カラーフィル
タ基板の構成は上述した従来例のものと実質的に差異はないので、その詳細な説明は省略
する。
このようにして得られた実施例のFFSモードの液晶表示パネル10は、走査線12の
表面の少なくとも一部が導電性のシールド電極22で被覆されているため、走査線12に
印加される高電圧の信号によって生じる直流電界によって液晶が駆動されることがなくな
るので、FFSモードの液晶表示パネルの焼き付き現象は大幅に低減する。また、シール
ド電極22はコンタクトホール27及び27を介して走査線12の両側に位置する共
通電極14と電気的に接続されているから、その電位が安定しているために外部からの電
界の影響を受け難くなり、しかも、走査線12に印加される高電圧の信号によって生じる
直流電界によって液晶が駆動されることがなくなるので、FFSモードの液晶表示パネル
10の焼き付き現象は大幅に低減する。
更に、このFFSモードの液晶表示パネル10によれば、画素電極21に切り欠き部2
及び25を設けたことにより、一部のスリット20の長さが短くなることがある
が、切り欠き部25及び25における画素電極21とシールド電極22との間の隙間
26及び26は、画素電極21と共通電極14との間だけでなく、画素電極21とシ
ールド電極22との間にも電界が発生するから、実質的に画素電極21に設けられたスリ
ット20と同等の作用を奏し、この隙間26及び26の部分も有効な表示領域となる
ので、開口度が向上する。
加えて、このFFSモードの液晶表示パネル10によれば、走査線12の両側の共通電
極14は走査線12を跨ってシールド電極22により電気的に接続されているから、走査
線12に直交する方向の共通電極14はすべてシールド電極22を介して直列に接続され
た状態となる。これにより実質的にコモン配線の抵抗が低くなり、いわゆる配線遅延が少
なくなるので共通電極の電位が安定し、画素毎の表示品質の良好なFFSモードの液晶表
示パネルが得られる。
なお、実施例においては、走査線12及び信号線17として互いに直線状に直交するよ
うに設けられた例を示したが、従来例として図12に示したFFSモードの液晶表示パネ
ル70Dのように、信号線17に対向する部分に設けられるカラーフィルタ基板のブラッ
クマトリクスが直線状とならないようにして、ブラックマトリクスが目立たない画像表示
に適したものとするために、信号線17を走査線12と直交する方向にクランク状に設け
て複数の共通電極14及び画素電極21がデルタ配置となるようにしてもよい。さらに、
従来例として図11に示したFFSモードの液晶表示パネル70Cのように、画素電極に
設けるストライプ状のスリットを「く」字状となるように配置してデュアルドメイン化す
るようにしてもよい。なお、このようにスリットを「く」字状に配置してデュアルドメイ
ン化する際には、異なる方向に傾斜したスリットの本数を同一にすると視角による色変化
が生じないので好ましく、また、これらのスリットのうち、コモン電極に最も近接する両
側のスリット、つまりは異なる方向に傾けたスリットのそれぞれのうち、互いに最も近接
する位置にあるスリットの端部を結合すると、この部分に生じるディスクリネーション部
分を遮光できるので好ましい。
加えて、上記実施例において説明したFFSモードの液晶表示パネル10の構成、特に
シールド電極22に関する構成を図4に示すようなIPSモードの液晶表示パネルに適応
させることは容易に可能であるので、ここでは説明の重複を避けるためIPSモードの液
晶表示パネルに本願発明の構成を適応したものについては説明を省略するが、IPSモー
ドの液晶表示パネルに本願発明の構成を適応したものに、従来例として図13及び図14
に示したIPSモードの液晶表示パネル50B、50Cのように、画素電極及び対向電極
と配向膜のラビング方向とに微小角度の傾きを設けるようにすること、及び、画素電極及
び対向電極をその延在方向の左右で異なる方向に傾けて配置することでデュアルドメイン
化すること、及び、画素電極及び対向電極をデルタ配置にすることも可能であることは明
白である。
実施例のFFSモードの液晶表示パネルのカラーフィルタ基板を透視して表した4画素分の概略平面図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 図1のB−B線に沿った断面図である。 IPSモードの液晶表示パネルの1画素分の模式平面図である。 図4のC−C線に沿った断面図である。 図4のD−D線に沿った断面図である。 FFSモードの液晶表示パネルの1画素分の模式平面図である。 図7のE−E線に沿った断面図である。 図7のF−F線に沿った断面図である。 別の従来例のFFSモードの液晶表示パネルの模式平面図である。 デュアルドメイン化したFFSモードの液晶表示パネルの模式平面図である。 デルタ配置のFFSモードの液晶表示パネルの模式平面図である。 図10に対応するIPSモードの液晶表示パネルの模式平面図である。 図11に対応するIPSモードの液晶表示パネルの模式平面図である。
符号の説明
10 FFSモードの液晶表示パネル
11 透明基板
12 走査線
14 対向(共通)電極
15 ゲート絶縁膜
16 半導体層
17 信号線
18 絶縁膜
19、27、27 コンタクトホール
20 スリット
21 画素電極
22 シールド電極
24 配向膜
25、25 切り欠き部
26、26 隙間

Claims (12)

  1. 平行に設けられた複数の走査線及びコモン配線と、前記走査線と直交する方向に設けら
    れた複数の信号線と、複数の前記走査線及び信号線で区画された領域に形成された共通電
    極及び画素電極と、を有する横電界方式の液晶表示パネルにおいて、
    前記走査線上の絶縁膜の表面の少なくとも一部分に導電性材料からなるシールド電極が
    形成され、
    前記画素電極は前記走査線の両側に隣接する側の一部にそれぞれ切り欠き部が設けられ

    前記シールド電極は、前記切り欠き部の絶縁膜上にまで延在され、前記切り欠き部に設
    けられたコンタクトホールを介して前記走査線の両側に位置するそれぞれの共通電極と電
    気的に接続されていることを特徴とする横電界方式の液晶表示パネル。
  2. 前記シールド電極は前記走査線の半分以上を被覆していることを特徴とする請求項1に
    記載の横電界方式の液晶表示パネル。
  3. 前記シールド電極は前記画素電極と同じ材料で形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の横電界方式の液晶表示パネル。
  4. 前記共通電極は前記走査線及び信号線で区画された領域内に櫛歯状に形成され、前記画
    素電極は前記櫛歯状に形成された共通電極の周囲を挟むように同じく櫛歯状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の横電界方式の液晶表示パネル。
  5. 前記共通電極は前記走査線及び信号線で区画された領域を覆うように形成され、前記画
    素電極は前記共通電極上に絶縁膜を介して形成されるとともに互いに平行な複数のスリッ
    トが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の横電界方式の液晶表示パネル。
  6. 前記櫛歯状の共通電極及び画素電極あるいは前記複数のスリットは、前記走査線又は信
    号線に対して傾いた方向に設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の横電
    界方式の液晶表示パネル。
  7. 前記櫛歯状の共通電極及び画素電極は、前記走査線及び信号線で区画された領域内の前
    記共通電極及び画素電極の延在方向の左右で互いに異なる方向に傾けて設けられているこ
    とを特徴とする請求項4に記載の横電界方式の液晶表示パネル。
  8. 前記コモン配線は前記複数の走査線間に設けられ、前記複数のスリットは前記コモン配
    線の両側で互いに異なる方向に傾けて設けられていることを特徴とする請求項5に記載の
    横電界方式の液晶表示パネル。
  9. 前記コモン配線の両側に設けられたスリットの数はそれぞれの側で同一であることを特
    徴とする請求項8に記載の液晶表示パネル。
  10. 前記コモン配線に最も近接する両側のスリットの端部は前記コモン配線上で結合されて
    いることを特徴とする請求項8又は9に記載の横電界方式の液晶表示パネル。
  11. 前記走査線上には前記信号線との交差位置の近傍にスイッチング素子としての薄膜電界
    効果トランジスタが設けられ、前記シールド電極は前記薄膜電界効果トランジスタの表面
    を除いた前記走査線上に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の横電界方式の
    液晶表示パネル。
  12. 前記信号線は、前記走査線と直交する方向にクランク状に設けられており、前記複数の
    共通電極及び画素電極はデルタ配置されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれ
    かに記載の横電界方式の液晶表示パネル。
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