JP2008065212A - 液晶表示パネル - Google Patents

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JP2008065212A
JP2008065212A JP2006245153A JP2006245153A JP2008065212A JP 2008065212 A JP2008065212 A JP 2008065212A JP 2006245153 A JP2006245153 A JP 2006245153A JP 2006245153 A JP2006245153 A JP 2006245153A JP 2008065212 A JP2008065212 A JP 2008065212A
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Hideki Kaneko
英樹 金子
Masahiro Horiguchi
正寛 堀口
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Epson Imaging Devices Corp
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Abstract

【課題】画素領域全体に亘ってフリンジ効果を発揮できるようにして表示開口面積を大き
くしたFFSモード等の液晶表示パネルを提供すること。
【解決手段】平行に設けられた複数の走査線12及びコモン配線13と、走査線12と直
交する方向に設けられた複数の信号線17と、複数の走査線12及び信号線17で区画さ
れた領域に形成された共通電極14と、共通電極14と絶縁膜を介して形成された画素電
極21と、画素電極21に互いに平行に設けられた複数のスリット20Aと、が設けられ
ており、前記共通電極14と前記画素電極21との間に生じる電界によって前記液晶層を
駆動する液晶表示パネル10Aにおいて、画素電極21のスリット20Aと平行な側の両
端部は、平面視で共通電極14が露出するようにスリット20Aと平行に切り欠かれた切
り欠き部20A'を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、いわゆるフリンジ・フィールド・スィッチング(Fringe Field Switching:
以下、「FFS」という。)モードと呼ばれているような、液晶層を挟持した一対の基板
のうち一方の基板に共通電極と、この共通電極と絶縁膜を介して形成された画素電極が備
えられ、共通電極と画素電極との間に生じる電界によって液晶層を駆動する液晶表示パネ
ルに関し、特に各画素の広い領域に亘ってフリンジ効果を発揮できるようにして表示開口
面積を大きくした液晶表示パネルに関する。
近年、情報通信機器のみならず一般の電気機器においても液晶表示パネルが多く利用さ
れている。従来から多く用いられている液晶表示パネルは、表面に電極等が形成された一
対のガラス等からなる基板と、この一対の基板間に形成された液晶層と、からなり、両基
板上の電極に電圧が印加されることにより、液晶を再配列させて光の透過率を変えること
により種々の映像を表示する、言わば縦方向電界モードともいうべきものである。このよ
うな縦方向電界モードの液晶表示パネルは、TN(Twisted Nematic)モードやVA(Ver
tical Alignment)モードのもの存在するが、視野角が狭いという問題点が存在するため
、MVA(Multidomain Vertical Alignment)モード等種々の改良された縦方向電界モー
ドの液晶表示パネルが開発されている。
一方、上述の縦方向電界モードの液晶表示パネルとは異なり、一方の基板にのみ電極を
備えた横方向電界モードと言うべき液晶表示パネルも、IPS(In-Plane Switching)モ
ードの液晶表示パネルとして知られている(下記特許文献1及び2参照)。ここでこのI
PSモードの液晶表示パネルの動作原理を図6及び図7を用いて説明する。なお、図6は
IPSモードの液晶表示パネルの1画素分の模式平面図であり、図7は図6のB−B線に
沿った断面図である。
このIPSモードの液晶表示パネル50は、アレイ基板ARとカラーフィルタ基板CF
とを備えている。アレイ基板ARは、第1の透明基板51の表面にそれぞれ平行に複数の
走査線52及びコモン配線53が設けられ、これら走査線52及びコモン配線53に直交
する方向に複数の信号線54が設けられている。そして、各画素の中央部にコモン配線5
3から帯状に、図6においては例えば櫛歯状の対向電極55が設けられ、この対向電極5
5の周囲を挟むように同じく櫛歯状の画素電極56が設けられており、この画素電極56
の表面は例えば窒化硅素からなる保護絶縁膜57及びポリイミド等からなる配向膜58に
よって被覆されている。
そして、走査線52と信号線54との交差点近傍にはスイッチング素子としてのTFT
(Thin Film Transistor:薄膜電界効果トランジスタ)が形成されている。このTFTは
、走査線52と信号線54との間に半導体層59が配置され、半導体層59上の信号線部
分がTFTのソース電極Sを構成し、半導体層59の下部の走査線部分がゲート電極Gを
構成し、また、半導体層59の一部分と重なる画素電極56の部分がドレイン電極Dを構
成している。
また、カラーフィルタ基板CFは、第二の透明基板60の表面にカラーフィルタ層61
、オーバーコート層62及び配向膜63が設けられた構成を有している。そして、アレイ
基板ARの画素電極56及び対向電極55とカラーフィルタ基板CFのカラーフィルタ層
61側とが互いに対向するようにアレイ基板AR及びカラーフィルタ基板CFを対向させ
、その間に液晶LCを封入するとともに、両基板のそれぞれ外側に偏光板64及び65を
偏光方向が互いに直交する方向となるように配置することにより、IPSモードの液晶表
示パネル50が形成される。
このIPSモードの液晶表示パネル50は、図7に示したように、画素電極56と対向
電極55との間に電界を形成すると、水平方向に配向していた液晶が水平方向に旋回する
ことによりバックライトからの入射光の透過量を制御することができるようになる。この
IPSモードの液晶表示パネル50は、広視野角で、高コントラストであるという長所が
あるが、対向電極55がコモン配線53ないし走査線52と同じ金属材料で形成されるた
めに開口率及び透過率が低く、又、視角による色変化があるという問題点が存在する。
このようなIPSモードの液晶表示パネルの低開口率及び低透過率という問題点を解決
するために、いわゆる斜め電界方式ともいうべきFFSモードの液晶表示パネルが開発さ
れている(下記特許文献3〜6参照)。このFFSモードの液晶表示パネルの動作原理を
図8及び図9を用いて説明する。なお、図8はFFSモードの液晶表示パネルの1画素分
の模式平面図であり、図9は図8のC−C線に沿った断面図である。
このFFSモードの液晶表示パネル70Aは、アレイ基板ARとカラーフィルタ基板C
Fとを備えている。アレイ基板ARは、第1の透明基板71の表面にそれぞれ平行に複数
の走査線72及びコモン配線73が設けられ、これら走査線72及びコモン配線73に直
交する方向に複数の信号線74が設けられている。そして、走査線72及び信号線74で
区画された領域のそれぞれを覆うようにコモン配線73に接続されたITO(Indium Tin
Oxide)等からなる透明材料で形成された共通電極(「対向電極」ともいわれる)75が
設けられ、この共通電極75の表面にゲート絶縁膜76を介してストライプ状に複数のス
リット77Aが形成されたITO等の透明材料からなる画素電極78Aが設けられている
。そして、この画素電極78A及び複数のスリット77Aの表面は配向膜80により被覆
されている。
そして、走査線72と信号線74との交差位置の近傍にはスイッチング素子としてのT
FTが形成されている。このTFTは、走査線72の表面に半導体層79が配置され、半
導体層79の表面の一部を覆うように信号線74の一部が延在されてTFTのソース電極
Sを構成し、半導体層79の下部の走査線部分がゲート電極Gを構成し、また、半導体層
79の一部分と重なる画素電極78Aの部分がドレイン電極Dを構成している。
また、カラーフィルタ基板CFは、第二の透明基板82の表面にカラーフィルタ層83
、オーバーコート層84及び配向膜85が設けられた構成を有している。そして、アレイ
基板ARの画素電極78A及び共通電極75とカラーフィルタ基板CFのカラーフィルタ
層83とが互いに対向するようにアレイ基板AR及びカラーフィルタ基板CFを対向させ
、その間に液晶LCを封入するとともに、両基板のそれぞれ外側に偏光板86及び87を
偏光方向が互いに直交する方向となるように配置することにより、FFSモードの液晶表
示パネル70Aが形成される。
このFFSモードの液晶表示パネル70Aは、画素電極78Aと共通電極75の間に電
界を形成すると、図9に示したように、この電界は画素電極78Aの両側で共通電極75
に向かうため、スリット77Aに存在する液晶だけでなく画素電極78A上に存在する液
晶も動くことができる。そのため、FFSモードの液晶表示パネル70Aは、IPSモー
ドの液晶表示パネル50よりも広視野角かつ高コントラストであり、更に高透過率である
ため明るい表示が可能となるという特徴を備えている。加えて、FFSモードの液晶表示
パネル70Aは、IPSモードの液晶表示パネル50よりも平面視で画素電極78Aと共
通電極75との重複面積が大きいためにより大きな保持容量が副次的に生じ、別途補助容
量線を設ける必要がなくなるという長所も存在する。
なお、FFSモードの液晶表示パネルにおいては、下記特許文献1に開示されているI
PSモードの液晶表示パネルの場合と同様に、表示特性上、ラビング方向は信号線と直交
するのがよく、また画素電極とラビング方向とは微小角度の傾きを設けた方がよいことか
ら、図10に示したFFSモードの液晶表示パネル70Bのように画素電極78Bに設け
るストライプ状のスリット77Bを走査線72に対して傾いた構造とすることが行われて
おり、同じく、開口度を大きくして明るい表示が得られるようになすために、図11に示
したFFSモードの液晶表示パネル70Cのように、画素電極78Cに設けるスリット7
7Cとして一方端部に開放部分77C'を設けることが行われており、また、視角によっ
て色変化が認められなくなるようにするため、図12に示したFFSモードの液晶表示パ
ネル70Dのように、画素電極78Dに設けるストライプ状のスリット77Dを「く」字
状となるように配置してデュアルドメイン化することも、更には、図13に示したFFS
モードの液晶表示パネル70Eのように、信号線74に対向する部分に設けられるカラー
フィルタ基板のブラックマトリクスが直線状とならないようにし、ブラックマトリクスが
目立たない画像表示に適したものとするために、信号線74を走査線72と直交する方向
にクランク状に設けて複数の共通電極77E及び画素電極78Eをデルタ配置とすること
も行われている。
なお、図10〜図12に示したFFSモードの液晶表示パネル70B〜70Dは、図8
に示したFFSモードの液晶表示パネル70Aとは画素電極78B〜78Dに設けるスリ
ット77B〜77Dの傾きないし形状が相違するのみであり、更に、図13に示したFF
Sモードの液晶表示パネル70Eは、図8に示したFFSモードの液晶表示パネル70A
とは画素電極78Eに設けるスリット77Eの傾き及び複数の共通電極75E及び画素電
極78Eをデルタ配置とした点が相違するのみであるので、図8に示したFFSモードの
液晶表示パネル70Aと同一の構成部分については同一の参照符号を付与してその詳細な
説明は省略する。
なお、図10〜図13に示したFFSモードの液晶表示パネル70B〜70Eにおいて
は、それぞれの画素毎に走査線に平行にコモン配線が設けられているが、このコモン配線
の位置は隣り合う走査線間であれば任意であるので、図示省略してある。また、図8〜図
13に示したFFSモードの液晶表示パネル70A〜70Eにおいては、画素電極に設け
る複数のスリットをいずれも走査線に対して横方向に互いに平行になるように設けた例を
示したが、走査線に対して縦方向に互いに平行に設けることも行われている(図示せず)

特開平10−319371号公報(段落[0005]、[0053]、[0065]〜[0077]、図2、図5、図6) 特開2002−131767号公報(特許請求の範囲、段落[0006]〜[0009]、[0018]〜[0077]、図1、図3) 特開2002− 14363号公報(特許請求の範囲、段落[0002]〜[0010]、[0019]〜[0026]、図1、図2) 特開2002−244158号公報(特許請求の範囲、段落[0002]〜[0013]、[0023]〜[0032]、図1〜図4) 特開2003−195352号公報(請求項1〜10、段落[0013]、[0153]〜[0164]、図1〜図3) 特開2005−309052号公報(特許請求の範囲、段落[0012]〜[0040]、図1〜図5)
上述のように、FFSモードの液晶表示パネルは、IPSモードの液晶表示パネルより
も広視野角かつ高コントラストであるとともに、高透過率であるため明るい表示が可能と
なり、更に低電圧駆動ができるとともにより大きな保持容量が副次的に生じるために別途
補助容量線を設けなくても表示画質が良好となるという特徴を備えている。
このようなFFSモードの液晶表示パネルにおいては、スリットの長辺に実質的に直交
する方向を主とする横電界が生じており、光透過状態に駆動されているときは画素電極の
スリット部分及びこのスリットに平行な画素電極部分がともに線状に光を透過する状態と
なり、あたかも画素電極のスリット部分及びこのスリットに平行な画素電極部分がともに
線状に発光した状態に見えるようになる。
そして、従来のFFSモードの液晶表示パネルにおいては、画素電極にスリットが走査
線に対して横方向に互いに平行になるように設けられている場合、例えば図10に示した
FFSモードの液晶表示パネル70Bの場合においては、スリット77Bが形成された画
素電極78Bの走査線72に沿った両端部分XないしX'は面積の関係から他の部分と同
様の形状のスリットを形成できないため、特に表示領域として使用されることなく、表示
に影響を与えることがないよう、カラーフィルタ基板に設けられたブラックマトリクスに
よって遮光するようになされていた。
すなわち、FFSモードの液晶表示パネルにおいては、特に正常にフリンジ効果を発揮
することができない部分からの光漏れを防止してコントラストを向上させるために、それ
ぞれの画素の周辺をブラックマトリクスで遮光することが普通に行われていた。このこと
は、図10に示したFFSモードの液晶表示パネル70Bの場合だけでなく、図11〜図
13に示したFFSモードの液晶表示パネル70C〜70Eにおいても同様である。この
ように、FFSモードの液晶表示パネルにおける各画素の周辺をブラックマトリクスで遮
光する部分の面積が大きくなると、高透過率であるため明るい表示が可能であるというF
FSモードの液晶表示パネルの利点を十分に生かし切れていないことになる。
発明者等は、従来のFFSモードの液晶表示パネルにおいて、特にブラックマトリクス
による遮光部分を減少させ、更に開口率を大きくしてより明るいFFSモードの液晶表示
パネルを得るべく種々実験を重ねた結果、従来表示領域として利用されていなかった画素
電極の周辺部をスリットと平行となるように切り欠いて平面視で共通電極を露出させると
、この画素電極を切り欠いた部分がスリットと同様のフリンジ効果を発揮することができ
るため、各画素の広い領域に亘ってフリンジ効果を発揮できるようになることを見出し、
本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、各画素の広い領域に亘ってフリンジ効果を発揮できるようにして
表示開口面積を大きくした液晶表示パネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の液晶表示パネルは、液晶層を挟持した一対の基板の
うち、一方の基板上には平行に設けられた複数の走査線及びコモン配線と、前記走査線と
直交する方向に設けられた複数の信号線と、複数の前記走査線及び信号線で区画された領
域に形成された共通電極と、前記共通電極と絶縁膜を介して形成された画素電極と、前記
画素電極に互いに平行に設けられた複数のスリットと、が設けられており、前記共通電極
と前記画素電極との間に生じる電界によって前記液晶層を駆動する液晶表示パネルにおい
て、前記画素電極の前記スリットと平行な側の端部は、平面視で前記共通電極が露出する
ように前記スリットと平行に切り欠かれた切り欠き部が設けられていることを特徴とする
また、本発明は、上記液晶表示パネルにおいて、前記複数のスリットは一方端側が開い
ていることを特徴とする。
また、本発明は、上記液晶表示パネルにおいて、前記複数のスリットは、前記走査線又
は信号線に対して傾いた方向に設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、上記液晶表示パネルにおいて、前記コモン配線は前記複数の走査線間
に設けられ、前記複数のスリットは前記コモン配線の両側で互いに異なる方向に傾けて設
けられていることを特徴とする。
また、本発明は、上記液晶表示パネルにおいて、前記コモン配線の両側に設けられたス
リットの数はそれぞれの側で同一であることを特徴とする。
また、本発明は、上記液晶表示パネルにおいて、前記コモン配線に最も近接する両側の
スリットの端部は前記コモン配線上で結合されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記液晶表示パネルにおいて、前記複数のスリットは、奇数行と偶数
行とでそれぞれ互いに反対方向に傾いていることを特徴とする
また、本発明は、上記液晶表示パネルにおいて、前記信号線は、前記走査線と直交する
方向にクランク状に設けられており、前記複数の共通電極及び画素電極はデルタ配置され
ていることを特徴とする。
また、本発明は、上記液晶表示パネルにおいて、液晶層を挟持した一対の基板のうち、
一方の基板上には平行に設けられた複数の走査線及びコモン配線と、前記走査線と直交す
る方向に設けられた複数の信号線と、複数の前記走査線及び信号線で区画された領域に形
成された共通電極と、前記共通電極と絶縁膜を介して形成された画素電極と、前記画素電
極に互いに平行に設けられた複数のスリットと、が設けられており、前記共通電極と前記
画素電極との間に生じる電界によって前記液晶層を駆動する液晶表示パネルにおいて、前
記画素電極の前記スリットと平行な側の端部は、隣接スリットの間の幅と同じだけの幅を
残して切り欠かれ、平面視で前記共通電極が露出していることを特徴とする。
本発明は、上記のような構成を備えることにより、以下に述べるような優れた効果を奏
する。すなわち、本発明の液晶表示パネルによれば、画素電極のスリットと平行な側の両
端部を平面視で共通電極が露出するようにスリットと平行に切り欠いた切り欠き部を設け
たため、画素電極と共通電極の露出部との間にも電界が発生して液晶分子の配向が規制さ
れるので、従来表示領域として利用されていなかった画素電極の周辺部にスリットと同様
のフリンジ効果を発揮させることができ、各画素の広い領域に亘ってフリンジ効果を発揮
できるようになる。そのため、表示開口率が大きく、明るい表示の液晶表示パネルが得ら
れるようになる。
また、本発明の液晶表示パネルによれば、スリットを一方端側が開いているものとした
ため、このスリットが開いた一方側の端部にまでフリンジ効果を発揮させることができる
ため、スリットの両端側が閉じている液晶表示パネルと比すると表示開口率が大きく、明
るい表示の液晶表示パネルが得られるようになる。
また、本発明の液晶表示パネルによれば、複数のスリットを走査線又は信号線に対して
傾いた方向に設けるようにしたため、画素電極と配向膜のラビング方向との間に微小角度
の傾きを形成することができるから、前記の本発明の効果を奏しながらもコントラスト等
の表示特性が良好な液晶表示パネルが得られる。
また、本発明の液晶表示パネルによれば、コモン配線を複数の走査線間に設けるととも
に、液晶表示パネルの複数のスリットをコモン配線の両側で互いに異なる方向に傾けてデ
ュアルドメイン化したため、視角によって色変化が認められ難くなるので、前記の本発明
の効果を奏しながらも表示特性が良好な液晶表示パネルが得られる。加えて、コモン配線
は通常は走査線と同材質の導電性材料から作製されるために不透明であるが、両ドメイン
間に生じるディスクリネーション部分を不透明な走査線によって遮光することができるの
で、より表示特性が良好な液晶表示パネルが得られる。
また、本発明の液晶表示パネルによれば、最もコモン配線に近接する両側のスリットの
端部をコモン配線上で結合したため、このコモン配線によって互いに異なる方向に傾いた
スリット同志が隣り合う位置で発生するディスクリネーション部分を小さくできるので、
前記の本発明の効果を奏しながらもより表示特性が良好な液晶表示パネルが得られる。
また、本発明の液晶表示パネルによれば、コモン配線の両側に設けられたスリットの数
をそれぞれの側で同一としたため、コモン配線を挟んで両側からの視角によって色変化が
認められ難くなるので、前記の本発明の効果を奏しながらも表示特性が良好な液晶表示パ
ネルが得られる。
また、本発明の液晶表示パネルによれば、前記複数のスリットを奇数行と偶数行とでそ
れぞれ互いに反対方向に傾いているものとしたため、信号線と交差する方向から見た場合
の視角依存性が減少するので、前記の本発明の効果を奏しながらも表示特性が良好な液晶
表示パネルが得られる。
また、本発明の液晶表示パネルによれば、信号線を走査線と直交する方向にクランク状
に設けて複数の共通電極及び画素電極をデルタ配置(トライアングル配置ということもあ
る)としたため、信号線に対向する部分に設けられるブラックマトリクスが直線状となら
ないために目立たず、前記の本発明の効果を奏しながらも画像表示に適した液晶表示パネ
ルが得られる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態
は、本発明の技術思想を具体化するための液晶表示パネルを例示するものであって、本発
明をこの液晶表示パネルに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含ま
れるその他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。
実施例1の液晶表示パネルは、液晶層を挟持した一対の基板のうち一方の基板に共通電
極と共通電極上に形成された絶縁膜と絶縁膜上に形成された画素電極とが備えられ、共通
電極と画素電極との間に生じる電界によって液晶層を駆動する液晶表示パネルであり、こ
れはいわゆるFFSモードと呼ばれる液晶表示パネルである。この実施例1のFFSモー
ドの液晶表示パネル10Aを製造工程順に図1及び図2を用いて説明する。なお、図1は
実施例1のFFSモードの液晶表示パネルのカラーフィルタ基板及び配向膜を透視して表
した1画素分の概略平面図であり、図2は図1のA−A線に沿った断面図である。
この実施例1のFFSモードの液晶表示パネル10Aは図10に示した従来例のFFS
モードの液晶表示パネル70Bに対応するものである。すなわち、この実施例1のFFS
モードの液晶表示パネル10Aのアレイ基板ARは、ガラス基板等の透明基板11の表面
全体に亘って下部がAl金属からなり表面がMo金属からなる2層膜を形成した後、フォ
トリソグラフィー法及びエッチング法によってMo/Alの2層配線からなる複数の走査
線12及び複数のコモン配線13を互いに平行になるように形成している。アルミニウム
は抵抗値が小さいという長所を持っているが、その反面、腐食しやすい、ITOとの接触
抵抗が高いなどの欠点があるため、アルミニウムをモリブデンで覆った多層構造にするこ
とでそうした欠点を改善できる。なお、ここではコモン配線13を走査線を隣り合う走査
線12の中間部に設けた例を示したが、このコモン配線13の位置は隣り合う走査線12
間であれば任意である。
次いで、走査線12及びコモン配線13を形成した透明基板11の表面全体に亘って例
えばITOからなる透明導電性層を被覆し、同じくフォトリソグラフィー法及びエッチン
グ法によって共通電極14を形成する。この共通電極14はコモン配線13とは電気的に
接続されているが、走査線12ないしゲート電極Gとは接続されていない。更に、この表
面全体に窒化硅素層ないしは酸化硅素層からなるゲート絶縁膜15を被覆し、次いで、C
VD法によりたとえばアモルファス・シリコン(以下「a−Si」という。)層をゲート
絶縁膜15の表面全体に亘って被覆した後に、同じくフォトリソグラフィー法及びエッチ
ング法によって、TFT形成領域にa−Si層からなる半導体層16を形成する。この半
導体層16が形成されている位置の走査線12の領域がTFTのゲート電極Gを形成する
次いで、Mo/Al/Moの3層構造の導電性層を半導体層16を形成した透明基板1
1の表面全体に亘って被覆し、同じくフォトリソグラフィー法及びエッチング法によって
、信号線17及びドレイン電極Dを形成する。この信号線17のソース電極S部分及びド
レイン電極D部分は、いずれも半導体層16の表面に部分的に重なっている。更に、この
基板の表面全体に窒化硅素層からなる絶縁膜18を被覆する。
次いで、ドレイン電極Dに対応する位置の絶縁膜18にコンタクトホール19を形成し
てドレイン電極Dの一部を露出させる。更に、この表面全体に亘って例えばITOからな
る透明導電性層を被覆し、同じくフォトリソグラフィー法及びエッチング法によって、図
1に示したパターンとなるように、走査線12及び信号線17で囲まれた領域の絶縁膜1
8上に走査線12と同じ方向に延びるスリット20Aを有する画素電極21を形成すると
ともに、画素電極21のスリット20Aと平行な側の両端部を平面視で共通電極14が露
出するようにスリット20Aと平行に切り欠いた切り欠き部20A'を形成する。なお、
この画素電極21はコンタクトホール19を介してドレイン電極Dと電気的に接続されて
いる。
更に、この表面全体に亘って所定の配向膜24を形成することによりアレイ基板ARが
完成される。そして、このようにして製造されたアレイ基板ARと別途製造されたカラー
フィルタ基板とを対向させ、周囲をシール材でシールして両基板間に液晶を注入すること
により実施例1に係るFFSモードの液晶表示パネル10Aが得られる。なお、カラーフ
ィルタ基板の構成は上述した従来例のものと実質的に差異はないので、その詳細な説明は
省略する。
このようにして得られた実施例1のFFSモードの液晶表示パネル10Aは、画素電極
21のスリット20Aと平行な側の両端部を平面視で共通電極14が露出するようにスリ
ットと平行に切り欠いた切り欠き部20A'を形成したため、この切り欠き部20A'の形
成部分においても画素電極21と共通電極14の露出部との間に電界が発生して液晶分子
の配向が規制されるので、フリンジ効果を発揮させることがでるようになる。この画素電
極21の切り欠き部20A'は、例えば、スリット20Aが形成されているピッチ、つま
り隣接するスリット20Aの間の幅と略同じだけの幅を残して形成されている。したがっ
て画素電極21の両端部では少なくとも隣接するスリット20Aの間の幅の分だけが残さ
れていることになる。なお、図1のTFT近傍に示してあるように、画素電極21の形状
によっては、スリット20Aの幅よりも小さくなっている部分が切り欠き部20A'にあ
ってもよい。
したがって、従来は表示領域として使用せずにカラーフィルタ基板に設けたブラックマ
トリクスで遮光していた部分をも表示領域として使用できるようになるため、カラーフィ
ルタ基板に設けるブラックマトリクスのサイズを小さくでき、表示開口率が大きく、明る
い表示のFFSモードの液晶表示パネルが得られるようになる。なお、実施例1の液晶表
示パネルでは、共通電極上に形成された絶縁膜とこの絶縁膜上に形成された画素電極とが
備えられたFFSモードの液晶表示パネルについて説明したが、これとは逆に画素電極上
に形成された絶縁膜とこの絶縁膜上に形成された共通電極とが備えられたFFSモードの
液晶表示パネルでもよい。
次に実施例2のFFSモードの液晶表示パネル10Bを図3を用いて説明する。なお、
図3は実施例2のFFSモードの液晶表示パネルのカラーフィルタ基板及び配向膜を透視
して表した1画素分の概略平面図である。なお、図3においては図1及び図2に示した実
施例1のFFSモードの液晶表示パネル10Aと同一の構成部分については同一の参照符
号を付与してその詳細な説明は省略する。
この実施例2のFFSモードの液晶表示パネル10Bは図11に示した従来例のFFS
モードの液晶表示パネル70Cに対応するものである。すなわち、この実施例2のFFS
モードの液晶表示パネル10Bが実施例1の液晶表示パネル10Aと構成が相違する点は
画素電極21の表面に設けるスリット20Bとして一方端側20B"が開いているものと
した点であり、更に、従来例のFFSモードの液晶表示パネル70Cとの構成の差異は、
画素電極21のスリット20Bと平行な側の両端部を平面視で共通電極14が露出するよ
うにスリット20Bと平行に切り欠いた切り欠き部20B'を形成した点である。
このようにして得られた実施例2のFFSモードの液晶表示パネル10Bは、画素電極
21のスリット20Bと平行な側の両端部を平面視で共通電極14が露出するようにスリ
ットと平行に切り欠いた切り欠き部20B'を形成したため、この切り欠き部20B'の形
成部分においても、画素電極21と共通電極14の露出部との間に電界が発生して液晶分
子の配向が規制されるので、フリンジ効果を発揮させることがでるようになる。
加えて、実施例2のFFSモードの液晶表示パネル10Bのように、スリット20の一
方端側20B"が開いた状態とすると、開いた側の端部にまでフリンジ効果を発揮させる
ことができるようになる。スリットの端部が閉じていると、この閉じている部分の近傍で
は、液晶分子の配向が乱れてディスクリネーションが発生するため、通常はカラーフィル
タ基板に設けたブラックマトリクスにより遮光するようにしている。しかしながら、実施
例2のFFSモードの液晶表示パネル10Bでは、スリット20の一方端側20B"のス
リットが開いている部分における液晶の配向の乱れが少ないため、ブラックマトリクスに
よって遮光しなければならない部分の面積が減少するので、実施例1のFFSモードの液
晶表示パネル10Aよりも表示開口率が大きくなり、明るい表示のFFSモードの液晶表
示パネルが得られるようになる。
次に実施例3のFFSモードの液晶表示パネル10Cを図4を用いて説明する。なお、
図4は実施例3のFFSモードの液晶表示パネルのカラーフィルタ基板及び配向膜を透視
して表した1画素分の概略平面図である。なお、図4においては図1及び図2に示した実
施例1のFFSモードの液晶表示パネル10Aと同一の構成部分については同一の参照符
号を付与してその詳細な説明は省略する。
この実施例3のFFSモードの液晶表示パネル10Cは図12に示した従来例のFFS
モードの液晶表示パネル70Dに対応するものである。すなわち、この実施例3のFFS
モードの液晶表示パネル10Dが実施例1の液晶表示パネル10Aと構成が相違する点は
、画素電極21に設けられた複数のスリット20Cは、隣り合う走査線12の間に設けら
れたコモン配線13に対してそれぞれの側で対称となるように異なる方向に傾いた状態に
設けられている点であり、更に、従来例のFFSモードの液晶表示パネル70Dとの構成
の差異は、画素電極21のスリット20Cと平行な側の両端部を平面視で共通電極14が
露出するようにスリット20Cと平行に切り欠いた切り欠き部20C'を形成した点であ
る。
このようにして得られた実施例3のFFSモードの液晶表示パネル10Cは、画素電極
21のスリット20Cと平行な側の両端部を平面視で共通電極14が露出するようにスリ
ットと平行に切り欠いた切り欠き部20C'を形成したため、この切り欠き部20C'の形
成部分においても、画素電極21と共通電極14の露出部との間に電界が発生して液晶分
子の配向が規制されるので、フリンジ効果を発揮させることがでるようになる。
したがって、従来は表示領域として使用せずにカラーフィルタ基板に設けたブラックマ
トリクスで遮光した部分をも表示領域として使用できるようになるため、カラーフィルタ
基板に設けるブラックマトリクスのサイズを小さくでき、表示開口率が大きく、明るい表
示のFFSモードの液晶表示パネルが得られるようになる。
加えて、実施例3のFFSモードの液晶表示パネル10Cにおいては、コモン配線13
の両側に位置するスリット20Cの数は、ぞれぞれの側で同一の本数となるように設けら
れている。従って、この実施例3に係るFFSモードの液晶表示パネル10Cにおける全
ての画素の画素電極は、各画素単位でコモン配線13に対して垂直方向に対称性を備えて
いるため、コモン配線13に直交する方向には表示画質に視角依存性が少なくなる。なお
、コモン配線13両側に設けられるスリット20Cの本数は、互いに異なっていてもよい
が、あえて異なるようにすることの利点はないので、視角対称性を確保するために同一の
本数ずつ設けることが好ましい。
また、この実施例3に係るFFSモードの液晶表示パネル10Cにおいては、コモン配
線13は走査線12と同材質のMo/Alの2層配線からなるため、遮光性である。そし
てコモン配線13に最も近接する両側のスリットの端部は、コモン配線13の上部で結合
されて「く」字状とされている。このコモン配線13に最も近接する両側のスリットは、
それぞれ傾斜方向が異なるためにコモン配線13を起点として液晶分子の配向方向が異な
る状態となるので、コモン配線13に沿ってディスクリネーションが発生するが、このデ
ィクリネーション発生部分はコモン配線13によって遮光されている。そのため、発生し
たディスクリネーションは外部から視認し難くなるため、表示画質が向上する。
次に実施例4のFFSモードの液晶表示パネル10Dを図5を用いて説明する。なお、
図5は実施例4のFFSモードの液晶表示パネルのカラーフィルタ基板及び配向膜を透視
して表した1画素分の概略平面図である。なお、図5においては図1及び図2に示した実
施例1のFFSモードの液晶表示パネル10Aと同一の構成部分については同一の参照符
号を付与してその詳細な説明は省略する。
この実施例4のFFSモードの液晶表示パネル10Dは図13に示した従来例のFFS
モードの液晶表示パネル70Eに対応するものである。すなわち、この実施例4のFFS
モードの液晶表示パネル10Dが実施例1のFFSモードの液晶表示パネル10Aと構成
が相違する点は、各画素が行毎に互い違いとなるようにデルタ配置とした点であり、各画
素電極21に設けたスリット20Dの構成及び画素電極21のスリット20Dと平行な側
の両端部を平面視で共通電極14が露出するようにスリット20Dと平行に切り欠いた切
り欠き部20D'を形成する点は実施例1のFFSモードの液晶表示パネル10Aの場合
と同様である。
この実施例4のFFSモードの液晶表示パネル10Dにおいては、実施例1のFFSモ
ードの液晶表示パネル10Aの場合と同様に、画素電極21のスリット20Dと平行な側
の両端部を平面視で共通電極14が露出するようにスリットと平行に切り欠いた切り欠き
部20D'を形成したため、この切り欠き部20D'の形成部分においても、画素電極21
と共通電極14の露出部との間に電界が発生して液晶分子の配向が規制されるので、フリ
ンジ効果を発揮させることがでるようになる。
したがって、従来は表示領域として使用せずにカラーフィルタ基板に設けたブラックマ
トリクスで遮光した部分をも表示領域として使用できるようになるため、カラーフィルタ
基板に設けるブラックマトリクスのサイズを小さくでき、表示開口率が大きく、明るい表
示のFFSモードの液晶表示パネルが得られるようになる。
更に、実施例4のFFSモードの液晶表示パネル10Dにおいては、各画素の配置を行
毎に互い違いとなるようにデルタ配置としたため、信号線17は走査線12に対して直交
する方向にクランク状に配置されることとなるため、この信号線17に対向する部分に設
けられるカラーフィルタ基板のブラックマトリクスは直線状とならないため、ブラックマ
トリクスが目立たたず、画像表示に適したFFSモードの液晶表示パネル10Dが得られ
る。
なお、実施例4のFFSモードの液晶表示パネル10Dにおいては、各画素に設けるス
リット20Dの形状を実施例3に係るFFSモードの液晶表示パネル10Cで採用された
「く」字状とすることによってデュアルドメイン化するようにしてもよい。このような構
成を採用すると、それぞれの画素毎にコモン配線13に対して垂直方向に視角対称性が付
加されるから、表示画質が高画質なFFSモードの液晶表示パネルが得られる。
また、上記の実施例1〜4では、各画素に設けるスリットを走査線と同じ方向に延びる
ものとしたFFSモードの液晶表示パネル10A〜10Dの例を示したが、これに限らず
、各画素に設けるスリットを信号線と同じ方向に延びるようにしてもよい。この場合、ス
リットと平行に切り欠いた切り欠き部は信号線に沿った部分に形成されることになる。更
に、上記実施例1〜4では、各画素電極に設けるスリットを全ての画素で同じパターンに
設けているものとして説明したが、奇数行と偶数行とでそれぞれ互いに反対方向に傾いた
パターンとなるようにしてもよい。このような構成を採用すると、信号線と交差する方向
から見た場合の視角依存性が減少するので、表示画質が良好なFFSモードの液晶表示パ
ネルが得られる。
実施例1のFFSモードの液晶表示パネルのカラーフィルタ基板及び配向膜を透視して表した1画素分の概略平面図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 実施例2のFFSモードの液晶表示パネルのカラーフィルタ基板及び配向膜を透視して表した1画素分の概略平面図である。 実施例3のFFSモードの液晶表示パネルのカラーフィルタ基板及び配向膜を透視して表した1画素分の概略平面図である。 実施例4のFFSモードの液晶表示パネルのカラーフィルタ基板及び配向膜を透視して表した1画素分の概略平面図である。 IPSモードの液晶表示パネルの1画素分の模式平面図である。 図6のB−B線に沿った断面図である。 FFSモードの液晶表示パネルの1画素分の模式平面図である。 図8のC−C線に沿った断面図である。 従来例のFFSモードの液晶表示パネルの模式平面図である。 別の従来例のFFSモードの液晶表示パネルの模式平面図である。 デュアルドメイン化したFFSモードの液晶表示パネルの模式平面図である。 デルタ配置のFFSモードの液晶表示パネルの模式平面図である。
符号の説明
10A〜10D FFSモードの液晶表示パネル
11 透明基板
12 走査線
13 コモン配線
14 共通電極
15 ゲート絶縁膜
16 半導体層
17 信号線
18 絶縁膜
19 コンタクトホール
20、20A〜20D スリット
20A'〜20D' 切り欠き部
21 画素電極
24 配向膜

Claims (9)

  1. 液晶層を挟持した一対の基板のうち、一方の基板上には平行に設けられた複数の走査線
    及びコモン配線と、前記走査線と直交する方向に設けられた複数の信号線と、複数の前記
    走査線及び信号線で区画された領域に形成された共通電極と、前記共通電極と絶縁膜を介
    して形成された画素電極と、前記画素電極に互いに平行に設けられた複数のスリットと、
    が設けられており、前記共通電極と前記画素電極との間に生じる電界によって前記液晶層
    を駆動する液晶表示パネルにおいて、
    前記画素電極の前記スリットと平行な側の端部は、平面視で前記共通電極が露出するよ
    うに前記スリットと平行に切り欠かれた切り欠き部が設けられていることを特徴とする液
    晶表示パネル。
  2. 前記複数のスリットは一方端側が開いていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表
    示パネル。
  3. 前記複数のスリットは、前記走査線又は信号線に対して傾いた方向に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の液晶表示パネル。
  4. 前記コモン配線は前記複数の走査線間に設けられ、前記複数のスリットは前記コモン配
    線の両側で互いに異なる方向に傾けて設けられていることを特徴とする請求項3に記載の
    液晶表示パネル。
  5. 前記コモン配線の両側に設けられたスリットの数はそれぞれの側で同一であることを特
    徴とする請求項4に記載の液晶表示パネル。
  6. 前記コモン配線に最も近接する両側のスリットの端部は前記コモン配線上で結合されて
    いることを特徴とする請求項4又は5に記載の液晶表示パネル。
  7. 前記複数のスリットは、奇数行と偶数行とでそれぞれ互いに反対方向に傾いていること
    を特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の液晶表示パネル。
  8. 前記信号線は、前記走査線と直交する方向にクランク状に設けられており、前記複数の
    共通電極及び画素電極はデルタ配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    に記載の液晶表示パネル。
  9. 液晶層を挟持した一対の基板のうち、一方の基板上には平行に設けられた複数の走査線
    及びコモン配線と、前記走査線と直交する方向に設けられた複数の信号線と、複数の前記
    走査線及び信号線で区画された領域に形成された共通電極と、前記共通電極と絶縁膜を介
    して形成された画素電極と、前記画素電極に互いに平行に設けられた複数のスリットと、
    が設けられており、前記共通電極と前記画素電極との間に生じる電界によって前記液晶層
    を駆動する液晶表示パネルにおいて、
    前記画素電極の前記スリットと平行な側の端部は、隣接スリットの間の幅と同じだけの
    幅を残して切り欠かれ、平面視で前記共通電極が露出していることを特徴とする液晶表示
    パネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8773626B2 (en) 2010-02-09 2014-07-08 Samsung Display Co., Ltd. Display substrate and display panel having the same
US9664968B2 (en) 2009-12-18 2017-05-30 Samsung Display Co., Ltd. Liquid crystal display device
WO2023000971A1 (zh) * 2021-07-20 2023-01-26 京东方科技集团股份有限公司 阵列基板及其制备方法、显示组件及显示装置

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