JP2008045378A - グラブバケット式揚土装置およびスラリ状土砂の空気圧式輸送システム - Google Patents

グラブバケット式揚土装置およびスラリ状土砂の空気圧式輸送システム Download PDF

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Abstract

【課題】 土砂押込作用を発揮し得る押込板をバケット内に設けて、そのバケットで掴んだ土砂を逆止弁を経て輸送管内に強制的に圧送できるようにしたグラブバケット式揚土装置において、部品点数を少なくし構造を簡素化して、装置の軽量小型化とコスト節減を達成する。
【解決手段】 揚土装置Gが、一対のシェルS,S′の相互間にそれらシェルS,S′の閉成時に画成される土砂収容室Cの一側に開口するように一方のシェルSに設けられた土砂押出口20と、その土砂押出口20に一端が接続され少なくとも一部が可撓性を有する輸送管Pと、その輸送管Pから土砂収容室Cへの土砂の逆流を阻止する主逆止弁Vmと、土砂収容室Cの横幅一杯に亘り形成されると共に、前記閉成時に該土砂収容室Cの一側と他側とに亘って往復回動し得るように他方のシェルS′に軸支される単一の押込板PSと、その押込板PSを回動駆動する押込板駆動装置Apとを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、水底、例えば海底、川底等を浚渫してその浚渫土砂を水面上に(例えば土運搬船まで)揚げるために、或いは、土運搬船内に貯留された浚渫土砂を土砂処分地まで輸送すべく土運搬船内より揚げるために使用されるグラブバケット式揚土装置と、これを用いたスラリ状土砂の空気圧式輸送システムに関する。
従来の揚土装置では、土砂を掴んだ大重量のグラブバケット自体を水中又は空中で比較的長い距離を往復昇降させなければ揚土作業を行うことができず、その作業に多大の動力を消費する問題がある。また特に水底土砂を浚渫して水上まで揚土する場合には、水底で浚渫土砂を掴んだままグラブバケットを吊り上げる際に、あるいは吊り上げ途中に、水底に堆積している泥土等や、グラブバケットからこぼれ落ちた泥土等が水中に散乱して周辺水域の環境汚染の原因となる等の問題がある。
そこでグラブバケットを水底から一々吊り上げることなく、グラブバケットにより掴んだ泥土を輸送管を通して土運船まで揚土できるようにして周辺水域の汚染を可及的に低減し、しかも省エネを図りながら所期の浚渫作業を行なうことができるようにしたグラブバケット式揚土装置を本発明者は既に提案している(下記特許文献1を参照)。
特開平7−26580号公報
ところが上記従来のグラブバケット式揚土装置では、互いに開閉可能に設けられる一対のバケットの各々の内部に、その各バケット内の土砂を輸送管内に逆止弁を介して強制的に押し込むための押込板が別個独立に設けられており、そのため、その押込板、これを駆動するアクチュエータ、逆止弁等を各バケット毎に(従って都合2組)設ける必要があり、全体として部品点数が多く、構造複雑で重量大となり、製造コスト及び運転コストが嵩む等の問題があった。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、従来の上記問題を簡単な構造で一挙に解決できるようにした、グラブバケット式揚土装置、及びこれを用いたスラリ状土砂の空気圧式輸送システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、水上の作業機に支持されて任意の位置に移動可能な支持フレームと、この支持フレームに開閉可能に軸支されその開閉動作により相互間に土砂を掴み取り(つかみ取り)可能な一対のバケット状シェルと、その一対のシェルを開閉駆動するシェル駆動装置と、前記一対のシェルの相互間にそれらシェルの閉成時に画成される土砂収容室の一側に開口するように一方のシェルに設けられた土砂押出口と、その土砂押出口に一端が接続され少なくとも一部が可撓性を有する輸送管と、その輸送管から前記土砂収容室への土砂の逆流を阻止する逆止弁と、前記土砂収容室の横幅一杯に亘り形成されると共に、該土砂収容室の一側と他側とに亘って往復回動し得るように他方のシェルに軸支される単一の押込板と、その押込板を回動駆動する押込板駆動装置とを備え、前記一対のシェル間に掴み取った土砂を前記押込板前方の前記土砂収容室に閉じ込めるようにして前記一対のシェルを閉成した状態で、前記押込板を前記土砂収容室の前記他側から前記一側へ回動させることにより、該土砂収容室の土砂を該押込板により前記土砂押出口および逆止弁を経て前記輸送管内に強制的に圧送できるようにしたことを特徴とする。
また請求項2の発明は、請求項1の上記構成に加えて、前記シェル駆動装置は、前記一対のシェルの相互間を連動、連結して、その両シェルを互いに同調開閉させる同調リンク機構と、その同調リンク機構を介して前記一対のシェルを互いに同調して開閉駆動し得る共通のアクチュエータとを備えたことを特徴とする。
さらに請求項3の発明は、請求項2の上記構成に加えて、共通1個の前記支持フレームに、前記一対のシェルに対する一対の軸支部を相互に離間して設けると共に、前記同調リンク機構の一部のリンクを回動可能に連結したことを特徴とする。
さらに請求項4の発明は、請求項1,2又は3の上記構成に加えて、前記作業機は自走可能な作業車両であり、その作業車両に俯仰可能に設けられる屈折ブーム先端に前記支持フレームが連結されることを特徴とする。
さらに請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか1項の前記構成に加えて、前記押込板には、これが前記土砂収容室内を後退回動するときに背圧を受けないよう開弁して該土砂収容室内を外部と連通させる副逆止弁が設けられることを特徴とする。
さらに請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか1項の前記構成に加えて、前記支持フレームにおける前記一対のシェルの軸支部が水平方向に相互に離間して配置され、その各々の軸支部の中心軸線を通る鉛直面が、対応するシェルの開口面下端縁の往復揺動軌跡の略中央を通ることを特徴とする。
さらに請求項7の発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載のグラブバケット式揚土装置と、そのグラブバケット式揚土装置により輸送管内に圧送されたスラリ状土砂を輸送管の下流端側に圧送するための圧縮空気を輸送管の上流端又はその近傍でスラリ状土砂中に混入し得る圧縮空気混入装置とを備えたことを特徴とする。
さらに請求項8の発明は、前記輸送管の下流端が、前記作業機より遠く離れた土砂排出場所まで延ばされていて、その輸送管内では前記圧縮空気の混入に伴い、スラリ状土砂よりなるプラグ状液相部と圧縮空気よりなる気相部とが輸送管長手方向に交互に並んで下流方向へ流動するプラグ流が生じるようにした、請求項7に記載のスラリ状土砂の空気圧式輸送システムであって、前記輸送管の途中には、逆流防止用の逆止弁と、その逆止弁の直下流の輸送管内でスラリ状土砂中に補助圧縮空気を投入する補助圧縮空気投入部とを設けたことを特徴とする。
以上のように本発明によれば、グラブバケットを頻繁に揚げ下げすることなく揚土作業が可能なグラブバケット式揚土装置において、一対のシェルの閉成時に、その両シェルの相互間に画成された土砂収容室内の土砂を、その土砂収容室内で回動する単一の押込板により、単一の逆止弁を経て輸送管内に強制的に圧送できるようにしたので、押込板や、これと協働するアクチュエータ及び逆止弁の組が只1組で足り、それだけ部品点数が少なくなって構造が簡素化が図られ、装置の軽量小型化とコスト節減に大いに寄与することができる。
また特に請求項2の発明によれば、一対のシェルを共通のアクチュエータで駆動できるようにしたので、装置の更なる軽量小型化とコスト節減に寄与することができる。
また特に請求項3の発明によれば、共通1個の支持フレームに、一対のシェルに対する一対の軸支部を相互に離間して設けると共に、両シェル相互を同調させる同調リンク機構の一部のリンクを回動可能に連結したので、一対のシェル及び同調リンク機構の支持構造を極力簡素化することができて、装置の更なる軽量小型化とコスト節減に寄与することができる。
また特に請求項4の発明によれば、作業機としての自走式作業車両に俯仰可能に設けられる屈折ブーム先端に支持フレームが連結されるので、一対のバケット状シェルを機動性よく移動させて揚土作業の効率アップを図ることができ、しかも前述のような揚土装置の軽量小型化効果により自走式作業車両の屈折アームにも無理なく設置可能である。
また特に請求項5の発明によれば、押込板には、これが土砂収容室内を後退回動するときに背圧を受けないよう開弁する副逆止弁が設けられるので、押込板が土砂収容室内を前進回動して土砂押込口より土砂を押し込んだ後、土砂収容室内を後退回動するときに、押込板をスムーズに後退回動させることができて、作業効率を高めることができる。
また特に請求項6の発明によれば、支持フレームにおける一対のシェルの軸支部が水平方向に相互に離間して配置され、その各々の軸支部の中心軸線を通る鉛直面が、対応するシェルの開口面下端縁の往復揺動軌跡の略中央を通るので、シェルの開閉(往復回動)ストロークを十分に確保しながら、シェルの自由端縁となる開口面下端縁の、シェル開閉に伴う上下方向変位量を極力少なくすることができ、これにより作業効率の高い水平堀りが可能となる。
また特に請求項7の発明によれば、輸送管の上流端又はその近傍でスラリ状土砂中に混入し得る圧縮空気混入装置を設けたので、グラブバケット式揚土装置により輸送管内に押し込まれたスラリ状土砂を、上記圧縮空気の空気圧を利用してその下流側にスムーズに圧送することができる。
また特に請求項8の発明によれば、長い輸送管の途中に、逆流防止用の逆止弁と、その逆止弁の直下流の輸送管内でスラリ状土砂中に補助圧縮空気を投入する補助圧縮空気投入部とを設けて、輸送管内で下流端に近づくにつれて徐々に肥大化しようとするプラグ状液相部を、より小さい幾つかのプラグ状液相部に効率よく再生できるようにしたので、長距離輸送のために輸送管を長く延ばしても、輸送管内のプラグ流における個々のプラグ状液相部を輸送管の下流端寄りにおいても極力小さくでき、その結果、グラブバケット式揚土装置に加わる背圧が小さくなり、設備コストや運転コストの節減が図られ、しかも装置各部や輸送管の耐久性向上に寄与することができる。また高価な中継設備が不要となり、最小限のエネルギで土砂の長距離搬送を効率よく行うことができる。さらに輸送管の上流端又はその近傍に圧縮空気を投入し且つ同輸送管の途中に補助圧縮空気を投入することによる曝気効果により、スラリ状土砂中の好気性微生物の活性化を図り、土砂浄化に寄与することができる。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
添付図面は、本発明の実施例を示すものであって、図1は、本発明装置を土運搬船からの揚土作業に用いた第1使用例を示す全体図、図2は、本発明装置のバケット開放状態を示す要部側面図(図1の2矢視部拡大図)、図3は、本発明装置のバケット閉成状態を示す要部側面図、図4は図3の4矢視図、図5は図3の5矢視図、図6は図5の6−6線断面図、図7は図6の7−7線断面図、図8は、揚土作業の一例を示す前半工程説明図、図9は、揚土作業の一例を示す後半工程説明図、図10は、輸送管途中に設けたプラグ流再生手段の一例を示す縦断面図(図1の10部矢視部拡大縦断図)、図11は、図10の11−11線断面図、図12は、プラグ流再生手段(逆止弁前後)でのプラグ流の流動状態を概略的に示す縦断面図であって、(A)は液相部の流動状態を、また(B)は気相部の流動状態を示し、図13は、前記実施例における輸送管全域に亘るプラグ流の流動状態を概略的に示す縦断面図である。また図14は、従来例における輸送管全域に亘るプラグ流の流動状態を概略的に示す図13対応図であり、さらに図15は、本発明の第2実施例を示すものであって、本発明装置を水底土砂の浚渫作業とその浚渫土砂の揚土作業に用いた第2使用例を示す全体図である。
先ず、図1〜図13により本発明の実施例、特に第1使用例を説明する。図1において、BAは、図示しない浚渫作業現場と作業台船BBとの間でスラリ状浚渫土砂70を運搬可能な土運搬船であって、作業台船BBに横付けされている。この作業台船BB上には、通称バックホー或いはショベルカーと呼ばれる自走式作業車両Tが作業機として搭載されており、その作業車両Tは、無限軌道を有して自走可能な走行体1上に、鉛直軸回りに360°旋回可能な旋回台2が搭載されている。旋回台2の前部には、屈折ブーム5が俯仰可能に設けられ、この屈折ブーム5の先端に連結体3及び支持フレームFを介して、揚土装置としてのグラブバケットGが開閉揺動可能に取付けられている。
屈折ブーム5は、基ブーム5Aと先部ブーム5Bとを備えており、基部ブーム5Aの基端は旋回台2に上下に回動自在に軸支され、基部ブーム5Aと旋回台2間には基部シリンダ7が連結されている。また基部ブーム5Aの先端には、先部ブーム5Bの基端が上下に回動自在に連結され、基部ブーム5Aと先部ブーム5Bとの間には先部シリンダ8が連結されており、基部および先部シリンダ7,8の伸縮制御により、屈折ブーム5は、図1に実線位置と鎖線位置で示すように俯仰作動される。
前記連結体3は、先部ブーム5Bの先端に回動可能に軸支された連結枠3aと、この連結枠3aに一体に連設される連結棒3bとより構成され、連結枠3aと先部ブーム5Bとの間に、連結体3、従ってグラブバケットGを強制回動させる先端シリンダ4が連結される。尚、図示例では、先端シリンダ4のピストンロッドと連結体3との間に中継リンク4′が介装、連結されるが、このような中継リンク4′を省略して先端シリンダ4と連結体3との間を直結することも可能である。
前記連結棒3bの先端には、支持フレームFが一体的に結合されており、この支持フレームFにグラブバケットGが開閉揺動可能に支持されている。このグラブバケットGは、図2〜7に示すように、相互に開閉可能であって相互間に浚渫土砂を掴み取り可能な一対のバケット状シェルS,S′より構成されており、その一対のシェルS,S′の相互間には、それらシェルS,S′の閉成時に掴み取った土砂を収容可能な土砂収容室Cが画成される。
また一対のシェルS,S′の略矩形をなす開口端(後述する出入口13,13′)相互間には、その間を両シェルS,S′が閉じられたときにだけ相互に接触してシールするシール手段27が設けられる。そのシール手段27は、図示例では一方のシェルSの開口端外周にその全周に亘り一体に連設された第1縁部材27Aと、これに対応して他方のシェルS′の開口端外周にその全周に亘り一体に連設された第2縁部材27Bとを備える。その第1縁部材27Aの先端面には、一方のシェルSの開口端を全周に亘り囲繞する無端矩形状の弾性シール部材27Asが固着され、また第2縁部材27Bの先端面(第1縁部材27Aとの対向面)には、他方のシェルS′の開口端を全周に亘り囲繞し両シェルS,S′の閉成時に前記弾性シール部材27Asに圧接してシール作用を発揮するシール突起27Btが一体的に突設される。
前記土砂収容室Cの一側に開口するように一方のシェルSには土砂押出口20が開設される。また他方のシェルS′には、単一の押込板PSが前記土砂収容室Cの一側と他側とに亘って往復回動し得るように軸支24される。その押込板PSは、前記土砂収容室Cの横幅一杯に亘る矩形平板状に形成されていて、その左右両側縁及び下側縁が両シェルS,S′の対応する内壁(即ち土砂収容室Cの周壁)にそれぞれ摺接可能である。
一方のシェルSは、平坦な基端壁10と、その基端壁10の左右両側端に連なる平坦な左右一対の側壁11,11と、その両側壁11,11の下端間を接続すると共に基端壁10の下端にも接続される縦断面円弧状の底壁12と、前記基端壁10に対面する出入口13とを有するバケット状に形成されており、その基端壁10には前記土砂押出口20が開口している。尚、前記底壁12内面の円弧面は、両シェルS,S′の閉成時における押込板PSの回動軸線(後述する支軸24)を中心軸線とした円弧面に形成される。
前記土砂押出口20には、基端壁10に一体に突設される土砂出口筒10aを介して可撓性の輸送管Pの上流端が接続される。その土砂出口筒10a内には、シェルS内より輸送管P側への流れのみを許容するリーフ弁式の主逆止弁Vmが設けられ、この主逆止弁Vmの弁体21には、これを常に閉弁方向に付勢するコイルばねよりなる戻しばね22が付設される。
また押込板PSには、該押込板PSが土砂収容室C内を後退回動するときに大きな背圧を受けないよう開弁する副逆止弁Vpsが設けられる。この副逆止弁Vpsは、押込板PSの前面に開口してその前後を連通させる弁孔30と、その弁孔30を開閉揺動し得るように押込板PSの前面に軸支したリーフ弁式の弁体31と、その弁体31を常時閉弁方向に付勢する弁ばね32とを備える。而して、その副逆止弁Vpsは、押込板PSが土砂収容室C内を前進回動して土砂押込口20より輸送管P内に浚渫土砂70を押し込むときには閉弁状態に保持されてその土砂押込作用を支障なく発揮させ、またその押込完了後、押込板PSが土砂収容室C内を後退回動するときにはその背圧に応動して開弁動作し、これにより、押込板PSは大きな背圧を受けないでスムーズに後退回動可能となり、それだけ作業効率を高めることができる。
また他方のシェルS′は、平坦な基端壁10′と、その基端壁10′の左右両側端に連なる平坦な左右一対の側壁11′,11′と、その両側壁11′,11′の下端間を接続すると共に基端壁10の下端にも接続される縦断面円弧状の底壁12′と、前記基端壁10′に対面する出入口13′とを有するバケット状に形成される。尚、前記底壁12′の内面の円弧面は、両シェルS,S′の閉成時における押込板PSの回動軸線(後述する支軸24)を中心軸線とした円弧面に形成される。
前記基端壁10′の上部には、押込板駆動装置としての押込用アクチュエータApを通すための切欠き状開口23が設けられており、その開口23を横切って延びる支軸24が一対の側壁11′,11′の上部間に一体的に架設される。図6,図7に示すように前記支軸24には、前記押込板PSの基端ボス部26内周が回動可能に嵌合、支持されており、また前記一対の側壁11′,11′の上部間には、前記押込板PSの基端ボス部26の外周を半周に亘り嵌合、支持する横断面半円弧状のガイド枠25が一体に結合される。
また前記基端壁10′の、前記開口23に臨む上縁には、支持枠29が一体的に沿設されており、この支持枠29の中間部に左右一対のコ字状ブラケット28,28が相互に間隔をおいて固設される。そしてこれらブラケット28,28には、油圧シリンダよりなる押込用アクチュエータApのシリンダ本体が回動可能に軸支35され、またそのピストンロッド先端に押込板PSの背面側が回動可能に軸支36される。従って、その押込用アクチュエータApを伸長作動させるのに応じて押込板PSが支軸24回りに前記土砂収容室C内を前進回動し、また同アクチュエータApを収縮作動させるのに応じて押込板PSが支軸24回りに同土砂収容室C内を後退回動する。
各シェルS(S′)の左右一対の側壁11(11′)の上部には、出入口13(13′)から離れる側に延びる第1支持アーム部11a(11a′)がそれぞれ一体に連設されると共に、それよりも内側で第1支持アーム部11a(11a′)にそれぞれ対応する第2支持アーム部10a(10a′)が基端壁10(10′)に一体に連設されており、その第1,第2支持アーム部11a,10a(11a′,10a′)間に一体に跨がる軸受筒14(14′)を相対回動可能に貫通する支軸15(15′)が、支持フレームFの左右各一対ずつの垂れ壁Fa,Faに両端支持される。
前記支軸15,15′は、支持フレームFの長手方向(図2,3で左右方向)に互いに離間した位置に在って、図2に示すようにその各々の支軸15,15′の中心軸線を通る鉛直面Z,Z′が、対応するシェルS,S′の開口面下端縁(底壁12,12′の先端縁)の往復揺動軌跡E,E′の略中央を通る配置とされる。これにより、両シェルS,S′の開閉(往復回動)ストロークを十分に確保しながら、シェルS,S′の自由端縁となる開口面下端縁(底壁12,12′の先端縁)の、シェルS,S′開閉に伴う上下方向変位量を極力少なくできるため、作業効率の高い水平堀りが可能となる。
次にその一対のシェルS,S′を開閉駆動するシェル駆動装置Dsの構成を説明する。シェル駆動装置Dsは、一対のシェルS,S′の相互間を連動、連結して、その両シェルS,S′を互いに同調開閉させる同調リンク機構Lと、その同調リンク機構Lを介して一対のシェルS,S′を互いに同調して開閉駆動し得る共通の開閉用アクチュエータAsとより構成される。
その同調リンク機構Lは、図示例では一方のシェルSの軸支部15よりも上方で第1支持アーム11aに一方の上部支軸32を介して一端が回動可能に軸支されると共に他端が他方のシェルS′の軸支部15よりも下方で側壁11′に固定の下部支軸33に回動可能に軸支された比較的長い第1リンクL1と、前記下部支軸33に一端が回動可能に軸支されると共に他端が他方のシェルS′の軸支部15′よりも上方で第1支持アーム11a′に他方の上部支軸34を介して一端が回動可能に軸支された比較的短い第2リンクL2とより構成される。その第2リンクL2の中間部は、他方のシェルS′の軸支部を構成する支軸15′に回動可能に軸支される。
またその同調リンク機構Lを介して一対のシェルS,S′を互いに同調して開閉駆動し得る共通の開閉用アクチュエータAsは、図示例では油圧シリンダより構成され、その一端が一方のシェルSの前記上部支軸32に、またその他端が他方のシェルS′の前記上部支軸34にそれぞれ回動可能に軸支される。従って、このアクチュエータAsを伸長作動させると、図3に示すように一対のシェルS,S′が閉成動作し、また収縮作動させると、図2に示すように一対のシェルS,S′が開放動作する。そして、この両シェルS,S′の開閉動作により、後に述べるように、グラブバケットG内(即ち前記土砂収容室C内)に泥土などのスラリ状浚渫土砂70を掴み取ることができ、その際に、その浚渫土砂がグラブバケットGの外に散乱するのを極力抑えることができる。またその掴み取られた浚渫土砂70を押込板PSの前進回動により土砂押込口20より主逆止弁Vmを介して輸送管P内に押し込めるようになっている。
また図示はしないが、グラブバケットGには、押込板PSが前進限及び後退限にあることを各々検出する位置センサが設けられており、またグラブバケットGと支持フレームF間には、両シェルS,S′が全開位置及び全閉位置にあることを各々検出する開閉センサが設けられ、それらセンサの信号は、作業車両Tの旋回台2に設けた運転室に設置された制御装置に送られる。またこの制御装置には、屈折ブーム5の各部を作動させるアクチュエータの他、前記開閉用アクチュエータAsや押込用アクチュエータApに対する制御部も付設されており、運転室における作業員による遠隔操作で、押込板PS及びシェルS,S′の作動位置をモニターしながら各アクチュエータを遠隔操作することができる。尚、このような遠隔操作は、手動操作で行うことが可能であることは勿論、マイクロコンピュータを用いて一部又は全部の作業工程を自動化することも可能である。
また前記シェルS,S′の開口面下側縁(底壁12,12′の先端縁)近傍には、従来公知のグラブバケットと同様、シェルS,S′による土砂の掴み取り効率を高めるための各複数の係止爪40…,40′…が互い違いに突設される。
前記輸送管Pは、図1に示すように作業車両Tの屈折ブーム5に沿って延びていて、前記作業台船S1上を縦走し、さらにそこから、水上を浮遊するフロートfに支持されて陸上の土砂処分地U(例えば埋め立て地)まで長く延びており、その土砂処分地Uに土砂を放出する。この場合、輸送管Pは、少なくとも一部が可撓性を有していて、その中間部の適所が作業車両Tの屈折ブーム5、作業台船S1、フロートf、土砂処分地Uの地面等において、それら屈折ブーム5、作業台船S1及びフロートf相互の相対的な動きに無理なく追従し得るような支持態様で支持される。
またその輸送管P内には、本発明に係るグラブバケットGにより輸送管P内に押し込まれた浚渫土砂70を下流側に圧送するための圧縮空気を浚渫土砂70中に連続的に混入し得る圧縮空気混入装置SAが接続される。この圧縮空気混入装置SAは、輸送管P近くの適所(図示例では作業台船BB上)に設置されたコンプレッサ80と、このコンプレッサ80の吐出側に開閉弁56v付きのエア配管56を経て連通するノズル管57とを備えており、このノズル管57は、土砂出口筒10aの管壁を液密に貫通して出口筒10a内または輸送管P内の上流端に開口し、その噴口nが輸送管P内の下流側を指向している。
ところで、このようなグラブバケットGと圧縮空気混入装置SAとを併用した土砂輸送システムにおいては、グラブバケットGから輸送管P側に浚渫土砂70を間欠的に押し込む作業と並行して、コンプレッサ80を作動状態におくと、ノズル管57より圧縮空気が勢いよく噴出して輸送管P内の浚渫土砂70中に混入され、その空気圧で浚渫土砂70の輸送管P内移送が助勢される。
このとき、輸送管P内では、図14に示すように浚渫土砂よりなるプラグ状液相部78と圧縮空気よりなる気相部79とが輸送管長手方向に交互に並んで下流方向へ流動(この流動は、プラグ状液相部78を挟む前後の気相部79,79相互の差圧が、輸送管Pよりプラグ状液相部78に作用する摩擦抵抗を含む流動抵抗に打ち勝つことで生じる)するプラグ流PLが生じ、それが土砂と輸送管P内面との間の見掛け上の摩擦力を低減するので、比較的小さなエネルギで土砂を効率よく大量輸送可能となる。尚、前記気相部79においても、輸送管Pの底部にはスラグ状の液相部が多少は流動する。
ところで本実施例の如く輸送管Pを長く延ばした場合には、前述のように輸送管P内で発生したプラグ流PLのプラグ状液相部78が輸送管の下流端に近づくにつれて徐々に成長、肥大化し(図14)、これを圧送するために各気相部79の圧力も増大してグラブバケットGに加わる背圧(即ち輸送管P上流端部での管内圧力)が大きくなり、これが前記した種々の問題を惹起する。そこで本実施例では、輸送管Pの下流端に近づくにつれて肥大化しようとするプラグ状液相部78を崩壊させ、それよりも小さいプラグ状液相部78に効率よく再生させるためのプラグ流再生手段Xが少なくとも1組、設けられる。次に図10,11を併せて参照してその一例を説明する。
即ち、プラグ流再生手段Xは、輸送管Pの途中に設けられた逆流防止用の補助逆止弁Vsと、その各々の補助逆止弁Vsの直下流の輸送管P内に補助圧縮空気を投入する補助圧縮空気投入部としての補助圧縮空気用ノズル管65とより構成される。そのノズル管65は、輸送管P近くの適所(図示例では作業台船BB上)に設置されたコンプレッサ80′の吐出側に開閉弁56v′付きのエア配管56′を経て接続される。その補助逆止弁Vsの配設位置は、輸送管Pの上流端から下流側に相当量離間していてプラグ状液相部78の肥大化がグラブバケットBへの背圧に及ぼす影響が大となる部位に設定され、輸送管Pが長い場合には、土砂の流動方向に相互に間隔をおいて複数の補助逆止弁Vsが適宜配設される。
また輸送管Pには、補助逆止弁Vsの直下流において、輸送管Pよりも流路断面積が大きい膨脹室60が設けられ、その膨脹室60は、輸送管Pの途中に膨脹室形成管Paを一体的に介装することで形成される。この膨脹室形成管Paの上流側半部は、流路断面積が大きい矩形断面に形成され、またその下流側半部は下流側に向かうにつれて徐々に絞られて下流側の輸送管Pに滑らかに接続される。
輸送管Pの、膨脹室60より上流側部分の下流端は、斜め上向きの平面で切断され、その切断面が補助逆止弁Vsの弁座面61となり、その切断部開口が弁孔62となる。補助逆止弁Vsは、矩形平板状の弁体63を膨脹室60に臨ませたリーフ弁より構成され、その弁体63の、弁座面61と反対側の外面には、補強リブと重錘を兼ねる補強片66が固設される。
その弁体63は、それの上端部が膨脹室形成管Paの上部にピボット軸64を介して連結され、そのピボット軸64の軸線回りに弁体63が、前記弁座面62に当接して輸送管Pの途中を遮断する閉じ位置と、同弁座面12より離間して輸送管Pの途中を導通させる開き位置との間を開閉揺動可能である。
上記のような弁体63の配置、特にピボット軸64の位置や弁座面61の上向き傾斜により、閉じ位置にある弁体63には、その自重で緩やかな閉弁力が作用するので、弁体63は、通常は閉弁状態に保持される。また弁体63は、その前後に下流側に向かう差圧が発生すると、その差圧に応じてスムーズに開弁揺動する。一方、弁体63の前後に上流側に向かう差圧が発生すると、弁体63が直ちに閉じ方向に閉弁揺動し、その閉弁位置で保持される。
前記ピボット軸64は、その中間部が弁体63の上端部に固着され、またその両端部が膨脹室形成管Paの両側壁を液密に且つ相対回動可能に貫通、支持される。そのピボット軸64の外端には重錘Wが一体的に連結されており、これにより、弁体63はどの開度に在っても自重の影響を受けずに前記差圧に応じて軽快に開閉揺動することができる。
膨脹室60の底面は、その直上流に連なる輸送管Pの底面より一段下がっており、その段部に、輸送管P下流側を指向する前記ノズル管65を液密に貫通支持させている。ノズル管65の噴口n,n′は、図示例では前後に2つ設けられており、その一方(下側)の噴口n′は下流側に延長されているので、ノズル管65からは膨脹室60の異なる二ヶ所から補助圧縮空気を各々投入できる。また膨脹室60の天井面は、その直上流に連なる輸送管Pの天井面より一段上がっており、その段部に沿うように弁体63のピボット軸64が膨脹室60を横切って延びている。
次に前記実施例の作用について説明する。先ず、グラブバケットGにより土運搬船BA内の浚渫土砂70を掻き揚げて輸送管P内に押し込む工程の一例を説明する。
(1) 図1に示すように、作業車両Tを搭載した作業台船BBに土運搬船BAを横付けさせる。
(2) 次に図1実線に示すように、作業車両Tの屈折ブーム5を俯伏作動して、該屈折ブーム5の先部を、グラブバケットGと共に土運搬船BA内部に進入させる。このとき、図8の(A)に示すように、グラブバケットGは全開状態として、そのシェルS,S′の出入口13,13′を下向きとし、また押込板PSは、一方のシェルS′内で最後退位置に保持しておく。
(3) 次に屈折ブーム5によりグラブバケットGを降下させて、図8(B)に示すように土運搬船BA内の土砂貯留部に着地させ、そのシェルS,S′の出入口13,13′を浚渫土砂70内にめり込ませ、次いで開閉用アクチュエータAsを伸長作動させてグラブバケットGの両シェルS,S′の閉成動作を開始させる。
(4) この状態から、開閉用アクチュエータAsを更に伸長作動させて、図8(C)に示すようにグラブバケットGの両シェルS,S′を全閉位置まで閉成させ、各シェルS,S′内、即ち土砂収容室Cに十分な量の浚渫土砂70を掴み取らせる。
(5) しかる後、図9(D)に示すように押込用アクチュエータApを伸長作動させて土砂収容室C内で押込板PSを前進回動させ、土砂収容室C内の浚渫土砂70を土砂押出口20より主逆止弁Vmを介して輸送管P内に押し込む。このとき、副逆止弁Vpsは閉弁状態に保たれるので、押込板PSによる土砂押込作用が阻害されることはない。
(6) 押込板PSが、図9(E)に示すように土砂押出口20近傍の前進限に到達すると、次に押込用アクチュエータApが収縮作動を開始して押込板PSが後退回動し、それに応じて主逆止弁Vmが自動的に閉弁動作して、輸送管P内に押し込まれた浚渫土砂70の土砂収容室C側への逆流が阻止される。また、このとき、副逆止弁Vpsは、押込板PSが受ける背圧で開弁して、押込板PSに加わる背圧を軽減乃至は除去する。尚、押込板PSが前述のように前進回動を開始してから前進限に達するまでの間(図8(C)→図9(E)の間)に、グラブバケットVの両シェルS,S′は、全閉状態のまま屈折ブーム5により多少上昇駆動された後、水平方向に多少駆動されて、それまでの作業位置と隣接する次の土砂掴み取り位置の真上に移動する。
(7) 押込板PSが、図9(F)に示すように、後退限に達すると、押込用アクチュエータApの収縮動作を停止させて押込板PSを停止させる。次に開閉用アクチュエータAsにより、図8(A)に示すようにグラブバケットVの両シェルS,S′を再び全開位置まで開放作動させた後、屈折ブーム5により両シェルS,S′の下降を開始させる。以後、図8(A)〜図9(F)の工程よりなる土砂押込サイクルが繰り返されて、土運搬船BA内の浚渫土砂70が輸送管P内にほぼ所定量ずつ間欠的に押し込まれる。
またこのようなグラブバケットGによる輸送管P内への間欠的な押し込み工程と並行して、輸送管P内の上流端には、圧縮空気混入装置SAから圧縮空気が連続的に投入され、その空気圧で輸送管P内における土砂移送を助勢することができる。
ところで、図示例のように輸送管Pが土運搬船BAから土砂処分地Uまで長く敷設される場合には、もし仮に前記プラグ流再生手段Xが無ければ、図14に示すように輸送管P内で発生したプラグ流PLがプラグ状液相部78の崩壊と、崩壊後の合体による再形成とを繰り返すことにより、プラグ状液相部78が輸送管の下流端に近づくにつれて徐々に成長、肥大化しようとする。しかるに本実施例では、輸送管Pの途中に、プラグ流再生手段X、即ち逆流防止用の補助逆止弁Vsと、その補助逆止弁Vsの直下流の輸送管P内に補助圧縮空気を投入する圧縮空気投入部(ノズル管65)とを設けているため、図13に示すように、肥大化しようとするプラグ状液相部78をより小さいプラグ状液相部78に効率よく再生可能である。
即ち、肥大化しつつあるプラグ状液相部78は、補助逆止弁Vsに差し掛かると、これを強制的に開弁させながら通過し、その通過直後に流路断面積が大きい膨脹室60に流入することでプラグ状液相部78の崩壊が始まる。そして、プラグ状液相部78の一部が補助逆止弁Vsを通過すると、通過直後のプラグ状液相部78と補助逆止弁Vsとの間の空間が比較的小さいために、ノズル管65から膨脹室60内へ投入された補助圧縮空気により補助逆止弁Vsの直下流の管内圧力が急増して補助逆止弁Vsを一時的に閉じ、その増大した管内圧力でスラグ流を下流側に勢いよく押出す(図12(A)を参照)。尚、このときの背圧は補助逆止弁Vsで受け止められるので上流側のグラブバケットGや圧縮空気供給装置SAには波及しない。その後、補助逆止弁Vsの直下流の管内圧力が低下すると、補助逆止弁Vsが再び開弁して、プラグ状液相部78の残り部分の一部が補助逆止弁Vsを通過し、その際に前記と同様の作用がなされる。
このような補助逆止弁Vsの開閉動作の繰り返しと補助圧縮空気投入によるスラグ流押出し作用とにより、補助逆止弁Vs通過後のスラグ状液相部が十分攪拌され、乱流状態となって圧力変動を繰り返しながら輸送管P内を移動し、その過程で再びプラグ状液相部78が再生される。しかもその再生されたプラグ状液相部78は、補助逆止弁Vs通過直前のプラグ状液相部78と比べ小さくなっているため、前後の気相部79,79の差圧が比較的小さくても下流側に無理なく流動する(図13)。尚、この再生されたプラグ状液相部78が下流側で再び成長、肥大化しても、その下流側に配設したプラグ流再生手段Xにより、上記の同様の作用で、プラグ状液相部78の再生がなされる。
また図12(B)に示すように、プラグ流PLにおける気相部79が補助逆止弁Vsに差し掛かったときは、その逆止弁前後での圧力変化は比較的小さいので、補助逆止弁Vsは開弁状態に保たれたまま、気相部79の移動、即ち補助逆止弁Vs通過が行われる。
かくして、輸送管Pの途中に、逆流防止用の補助逆止弁Vsと、その補助逆止弁Vsの直下流の輸送管P内に補助圧縮空気を投入する補助圧縮空気投入部(ノズル管65)とを設けたことにより、輸送管P内で下流端に近づくにつれて肥大化しようとするプラグ状液相部78をより小さいプラグ状液相部78に効率よく再生可能となる。従って、長距離輸送のために中継設備を設けずに輸送管Pを長く延ばした場合であっても、その輸送管P内のプラグ流における個々のプラグ状液相部78を輸送管Pの下流端近くにおいても極力小さくできるため、土砂搬送機(即ち土砂供給装置としてのグラブバケットG、圧縮空気混入装置SA)に加わる背圧が小さくなり、これにより、土砂搬送機の元圧を低減できるから、設備コストや運転コストの節減が図られ、しかも土砂搬送機や輸送管Pの耐久性向上が図られる。その上、輸送管Pの途中に補助圧縮空気を投入することによる曝気効果により、スラリ状土砂中の好気性微生物が活性化するため、土砂の浄化効率が高められる。
ところで本発明者は、本発明を適用した実機モデル1と従来例に対応する実機モデル2を使用して土砂搬送実験を行い、その各々のモデルについて輸送管Pの上流端部での管内圧力P0 と、補助逆止弁Vsの所定距離下流側地点での管内圧力P1 を測定し、その結果、プラグ流PL流動に伴い各測定点で管内圧力に変動が見られた。この場合、輸送管Pの上流端部での管内圧力P0 は土砂搬送機の元圧に対応し、また補助逆止弁Vsの所定距離下流側地点での管内圧力P1 の変動の振幅(圧力差)が土砂搬送能力に対応するものと考えられるが、実験の結果、土砂搬送機の元圧が殆ど同じであっても、実機モデル1の方が実機モデル2よりも上記振幅(圧力差)が高く、従って土砂搬送能力が高いことが確認された。
また図示例では、補助逆止弁Vsの直下流に設けた膨脹室60の底面が、その直上流に連なる輸送管Pの底面より一段下がっており、その段部に、輸送管P下流側に開口を指向させて補助圧縮空気投入部(ノズル管65)が設けられるため、膨脹室60底部を這うように浚渫土砂70(スラグ流)を補助圧縮空気により十分に攪拌でき、その浚渫土砂が膨脹室底部に沈殿、滞留するのを効果的に防止できる。
また図15には、第2使用例が示される。前記した第1使用例では、作業台船BB上の作業機(作業車両T)の屈折ブーム5に支持されたグラブバケットGを用いて、土運搬船BA内の浚渫土砂70を揚土して輸送管P内に押し込むようにしたものを示したが、この第2使用例では、作業台船BB上の作業機(作業車両T)の屈折ブーム5に支持されたグラブバケットGを用いて水底の堆積土砂70を直接浚渫すると共に、その浚渫土砂70を水底のグラブバケットGより輸送管P内に押し込むようにしており、グラブバケットGの構成や、作業台船BBから土砂処分地Uに至る輸送管Pの構成、配置は、第1使用例と同様である。
而して、この第2使用例では、水底の堆積土砂を浚渫するに当たりグラブバケットGを揚土のために水上まで一々吊り上げる必要がなく、即ち、グラブバケットGにより掴んだ浚渫土砂70を輸送管Pを通して水上まで揚土できるから、動力の大幅節減が図られるばかりか、その周辺水域の汚染を可及的に低減できる利点がある。
以上本発明の一実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
例えば、前記実施例では、作業機としての通称バックホー或いはショベルカーと呼ばれる自走式作業車両TにグラブバケットGの支持フレームFを移動可能に支持するようにしたものを示したが、本発明では、陸上設備又は作業台船に設置された作業機としての作業クレーンにワイヤを介して懸吊された支持フレームFを、該作業クレーンにより移動可能に支持するようにしてもよい。
また前記実施例では、輸送管Pの大部分を水面上に浮遊させて土砂処分地U(例えば埋め立て地)まで敷設しているが、本発明では、輸送管Pの一部又は全部を地面に敷設するようにしてもよい。また輸送管Pの下流端を、陸上の土砂処分地ではなく、水上の作業台船または土運搬船の土砂貯留部まで延ばして、その土砂貯留部に輸送管Pから土砂を投入するようにしてもよい。
また前記実施例では、グラブバケットGにおける一対のシェルS,S′を共通の開閉用アクチュエータAsで駆動しているが、それらを各々専用の開閉用アクチュエータにより別々に駆動するようにしてもよい。さらにそれら開閉用アクチュエータとして油圧シリンダ以外のものの使用が可能であることは勿論である。
また前記実施例では、押込板PSの進退駆動を一対の押込用アクチュエータApで駆動するようにしたものを示したが、押込用アクチュエータApは単一又は3個以上であってもよい。さらにその押込用アクチュエータとして油圧シリンダ以外のものの使用が可能であることは勿論である。
また前記実施例では、圧縮空気供給装置SAによる圧縮空気の噴出部(ノズル管57の噴口n)を輸送管P内の上流端部に配置したものを示したが、本発明では、その圧縮空気の噴出部を輸送管P内の上流端部の近傍、例えば上流端から下流側または上流側に多少偏位した位置(何れにせよ主逆止弁Vmの下流側)に配置可能である。
また前記実施例では、押込板PSの周縁部を各シェルS,S′の内壁面(土砂収容室Cの周壁)に直接摺動させるようにしたものを示したが、本発明では、その摺動面間に弾性シール部材を介装するようにしてもよく、この場合、その弾性シール部材は、一方の摺動面に装着、固定される。
また前記実施例では、ノズル管57の噴口nを単一とし、ノズル管65の噴口n,n′を複数としたものを示したが、本発明では、ノズル管57の噴口を複数とし、あるいはノズル管65の噴口を単数としてもよい。
本発明装置を土運搬船からの揚土作業に用いた第1使用例を示す全体図 本発明装置のバケット開放状態を示す要部側面図(図1の2矢視部拡大図) 本発明装置のバケット閉成状態を示す要部側面図 図3の4矢視図 図3の5矢視図 図5の6−6線断面図 図6の7−7線断面図 揚土作業の一例を示す前半工程説明図 揚土作業の一例を示す後半工程説明図 輸送管途中に設けたプラグ流再生手段の縦断面図(図1の10部矢視部拡大縦断図) 図10の11−11線断面図 プラグ流再生手段(逆止弁前後)でのプラグ流の流動状態を概略的に示す縦断面図であって、(A)は液相部の流動状態を、また(B)は気相部の流動状態を示す 前記実施例における輸送管全域に亘るプラグ流の流動状態を概略的に示す縦断面図 従来例における輸送管全域に亘るプラグ流の流動状態を概略的に示す図13対応図 本発明装置を、水底土砂の浚渫作業とその浚渫土砂の揚土作業に用いた第2使用例を示す全体図
符号の説明
As アクチュエータ
Ap 押込板駆動装置
C 土砂収容室
Ds シェル駆動装置
E,E′ 往復揺動軌跡
F 支持フレーム
G グラブバケット(揚土装置)
L 同調リンク機構
L1 第1リンク
L2 第2リンク
P 輸送管
PS 押込板
S 一方のシェル
S′ 他方のシェル
SA 圧縮空気混入装置
T 作業車両
Vm 主逆止弁
Vps 副逆止弁
Vs 補助逆止弁
Z,Z′ 鉛直面
5 屈折ブーム
15,15′支軸(軸支部)
20 土砂押出口
65 補助圧縮空気用ノズル管(補助圧縮空気投入部)
78 プラグ状液相部
79 気相部

Claims (8)

  1. 水上の作業機(T)に支持されて任意の位置に移動可能な支持フレーム(F)と、この支持フレーム(F)に開閉可能に軸支されその開閉動作により相互間に土砂を掴み取り可能な一対のバケット状シェル(S,S′)と、その一対のシェル(S,S′)を開閉駆動するシェル駆動装置(Ds)と、前記一対のシェル(S,S′)の相互間にそれらシェル(S,S′)の閉成時に画成される土砂収容室(C)の一側に開口するように一方のシェル(S)に設けられた土砂押出口(20)と、その土砂押出口(20)に一端が接続され少なくとも一部が可撓性を有する輸送管(P)と、その輸送管(P)から前記土砂収容室(C)への土砂の逆流を阻止する主逆止弁(Vm)と、前記土砂収容室(C)の横幅一杯に亘り形成されると共に、前記閉成時に該土砂収容室(C)の一側と他側とに亘って往復回動し得るように他方のシェル(S′)に軸支される単一の押込板(PS)と、その押込板(PS)を回動駆動する押込板駆動装置(Ap)とを備え、
    前記一対のシェル(S,S′)間に掴み取った土砂を前記押込板(PS)前方の前記土砂収容室(C)に閉じ込めるようにして前記一対のシェル(S,S′)を閉成した状態で、前記押込板(PS)を前記土砂収容室(C)の前記他側から前記一側へ回動させることにより、該土砂収容室(C)の土砂を該押込板(PS)により前記土砂押出口(20)および主逆止弁(Vm)を経て前記輸送管(P)内に強制的に圧送できるようにしたことを特徴とする、グラブバケット式揚土装置。
  2. 前記シェル駆動装置(Ds)は、前記一対のシェル(S,S′)の相互間を連動、連結して、その一対のシェル(S,S′)を互いに同調開閉させる同調リンク機構(L)と、その同調リンク機構(L)を介して前記一対のシェル(S,S′)を互いに同調して開閉駆動し得る共通のアクチュエータ(As)とを備えたことを特徴とする、請求項1に記載のグラブバケット式揚土装置。
  3. 共通1個の前記支持フレーム(F)に、前記一対のシェル(S,S′)に対する一対の軸支部(15,15′)を相互に離間して設けると共に、前記同調リンク機構(L)の一部のリンク(L2)を回動可能に連結したことを特徴とする、請求項2に記載のグラブバケット式揚土装置。
  4. 前記作業機は自走可能な作業車両(T)であり、その作業車両(T)に俯仰可能に設けられる屈折ブーム(5)先端に前記支持フレーム(F)が連結されることを特徴とする、請求項1,2又は3に記載のグラブバケット式揚土装置。
  5. 前記押込板(PS)には、これが前記土砂収容室(C)内を後退回動するときに背圧を受けないよう開弁して該土砂収容室(C)内を外部と連通させる副逆止弁(Vps)が設けられることを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載のグラブバケット式揚土装置。
  6. 前記支持フレーム(F)における前記一対のシェル(S,S′)の軸支部(15,15′)が水平方向に相互に離間して配置され、その各々の軸支部(15,15′)の中心軸線を通る鉛直面(Z,Z′)が、対応するシェル(S,S′)の開口面下端縁の往復揺動軌跡(E,E′)の略中央を通ることを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載のグラブバケット式揚土装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のグラブバケット式揚土装置(G)と、そのグラブバケット式揚土装置(G)により前記輸送管(P)内に圧送されたスラリ状土砂(70)を該輸送管(P)の下流端側に圧送するための圧縮空気を該輸送管(P)の上流端又はその近傍でスラリ状土砂(70)中に混入し得る圧縮空気混入装置(SA)とを備えたことを特徴とする、スラリ状土砂の空気圧式輸送システム。
  8. 前記輸送管(P)の下流端が前記作業機(T)より遠く離れた土砂排出場所(U)まで延ばされていて、その輸送管(P)内では前記圧縮空気の混入に伴い、スラリ状土砂(70)よりなるプラグ状液相部(78)と圧縮空気よりなる気相部(79)とが輸送管(P)長手方向に交互に並んで下流方向へ流動するプラグ流(PL)が生じるようにした、請求項7に記載のスラリ状土砂の空気圧式輸送システムであって、
    前記輸送管(P)の途中には、逆流防止用の補助逆止弁(Vs)と、該補助逆止弁(Vs)の直下流の輸送管(P)内でスラリ状土砂(70)中に補助圧縮空気を投入する補助圧縮空気投入部(65)とを設けたことを特徴とする、スラリ状土砂の空気圧式輸送システム。
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