JP5237018B2 - 土砂供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ホッパ内に貯留した流動性のある土砂を輸送管に供給するための土砂供給装置に関する。
尚、本発明において、「流動性のある土砂」とは、例えば水を含んだ浚渫土砂、泥土、それらに土質改良材を混ぜ込んだ改良土、その他のスラリ状の土砂や、水を殆ど含まない無数の砂粒等の粒状物の集合体よりなる土砂をいう。
流動性のある土砂、例えば浚渫土砂を輸送管を通して遠隔地まで風力搬送するに当たり、ホッパ内に投入、貯留した浚渫土砂をロータリ式土砂供給装置を用いて輸送管内に供給することが従来より知られている。この土砂供給装置としては、例えば、下記特許文献1に示されるように、軸線が略水平な円筒状のドラム部を有して設置面に固定されると共に該ドラム部の周壁上部に供給口が、また下部に排出口がそれぞれ開口するハウジングと、ドラム部内に収容されて該ドラム部の軸線回りに回転するロータと、ハウジング上部に連設されて供給口に底部が連通するホッパとを備えており、ロータ外周面には、ドラム部内周面との間に周方向に等間隔置きに並ぶ複数の移送室が凹設される構造のものが既に提案されている。
特公平7−76454号公報
ところが従来装置では、ロータの回転に伴いその外周の複数の移送室の土砂が排出口内に順次に落下して輸送管内への土砂供給がなされるため、その土砂供給が間欠的となり、しかも、土砂供給量を大きくしようとすると、それだけロータを大径化する必要があって、全体として装置が大型化する傾向がある。また、ロータから排出口側への土砂の移動供給は、土砂自身の自重に基づいてなされるものであって、ロータ自体で土砂を排出口側へ強制的に押し込む構造ではないため、供給土砂中にエア噛みが起こり易く、それだけ輸送効率が低下する虞れもある。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、比較的小型の装置であっても輸送管への多量の土砂を効率よく、しかも略連続的に供給可能である土砂供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、ホッパ内に貯留した流動性のある土砂を輸送管に圧送する土砂供給装置において、ホッパよりも下側に配設したポンプケースに、矩形の平板状に形成され且つ一端部が該ポンプケースに軸支されて所定角度、往復回動し得る押込板を収納すると共に、その押込板の回動軌跡に対応して前記ポンプケースの内部空間を縦断面扇形状に形成して、その押込板により該ポンプケースの内部を、押込板の一方向回動時に収縮し且つ他方向回動時に拡張する第1ポンプ室と、押込板の一方向回動時に拡張し且つ他方向回動時に収縮する第2ポンプ室とに区画し、その押込板に、該押込板を往復回動駆動し得る駆動装置を連動、連結し、前記ポンプケースには、前記第1ポンプ室をホッパ内の底部に連通させる第1吸入口と、前記第2ポンプ室をホッパ内の底部に連通させる第2吸入口と、前記輸送管に連なる第1排出管の上流端に第1ポンプ室を連通させる第1吐出口と、前記輸送管に連なる第2排出管の上流端に第2ポンプ室を連通させる第2吐出口とを設け、前記第1,第2吸入口には、ホッパ内から前記ポンプケース側へのみ土砂の流動を許容する吸入側逆止弁を個別に設けると共に、前記第1,第2吐出口には、前記ポンプケースから前記第1,第2排出管側へのみ土砂の流動を許容する吐出側逆止弁を個別に設け、前記押込板の前記一方向回動時には、第1ポンプ室から第1排出管への土砂吐出とホッパ内から第2ポンプ室への土砂吸入とが並行して行われ、また同押込板の前記他方向回動時には、第2ポンプ室から第2排出管への土砂吐出とホッパ内から第1ポンプ室への土砂吸入とが並行して行われるようにしたことを特徴とする。
更に請求項の発明は、請求項1の発明の上記構成に加えて、前記第1,第2吐出口の、前記吐出側逆止弁よりも下流側、または前記第1,第2排出管には、その第1,第2吐出口から第1,第2排出管を経て輸送管に向かう土砂の流れを助勢する加圧空気を下流側へ向けて噴出させる加圧空気噴出手段が個別に設けられることを特徴とする。
さらに請求項の発明は、請求項1又は2の発明の上記構成に加えて、前記輸送管には、該輸送管内の土砂の流れを助勢する加圧空気を下流側へ向けて噴出させる他の加圧空気噴出手段が設けられることを特徴とする。
さらに請求項の発明は、請求項1〜の何れかの発明の上記構成に加えて、前記押込板の、第1,第2ポンプ室にそれぞれ臨む一面及び他面には、該押込板の周縁部と前記ポンプケース内面との間をシールすべく該押込板周縁部に沿って延びるシール部材と、そのシール部材の、ポンプ室側の側面を覆い前記土砂吐出の際に前記ポンプケース内面に付着している土砂を該内面より分離し得るスクレーパとが着脱可能に装着されることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、押込板の往動時即ち一方向回動時には、第1ポンプ室から第1排出管への土砂吐出とホッパ内から第2ポンプ室への土砂吸入とが並行して行われ、また同押込板の復動時即ち他方向回動時には、第2ポンプ室から第2排出管への土砂吐出とホッパ内から第1ポンプ室への土砂吸入とが並行して行われるので、ポンプケース内での押込板の単なる往復動によって、ホッパ内から第1,第2ポンプ室への土砂吸入を交互に行なうことができると共に、第1,第2ポンプ室から第1,第2排出管(従って輸送管)への土砂吐出を交互に行なうことができ、従って、ホッパ内の貯留土砂を輸送管内に略連続的に且つ多量に圧送可能となる。また、一方のポンプ室の土砂を押込板で強制的に押込む過程で、他方のポンプ室にホッパ内から流入する土砂の重量を押込板の背面側に直接作用させて押込み作用を助勢できるため、押込板の駆動負荷を軽減することができる。さらにポンプケース内を往復動する押込板が土砂を輸送管側へ強制的に押込むため、土砂供給装置内部での土砂のエア噛みを効果的に抑制できて、輸送管による輸送効率を高めることができる。
その上、前記押込板は、矩形の平板状に形成されて一端部がポンプケースに所定角度、往復回動可能に軸支され、その押込板の回動軌跡に対応してポンプケースの内部空間は縦断面扇形状に形成されるので、押込板の往復動を案内、支持する機構を極力簡素化できる上、その往復動時の摩擦抵抗軽減に寄与することができる。
また特に請求項の発明によれば、第1,第2吐出口の、吐出側逆止弁よりも下流側、または第1,第2排出管に、加圧空気を下流側へ向けて噴出させる加圧空気噴出手段が個別に設けられるので、第1,第2吐出口から第1,第2排出管を経て輸送管に向かう土砂の流れを助勢して、第1,第2排出管内の土砂の流動をスムーズに行なわせることができる。
また特に請求項の発明によれば、輸送管には加圧空気を下流側へ向けて噴出させる他の加圧空気噴出手段が設けられるので、輸送管内の土砂の流れを助勢して、輸送管内の土砂の流動を一層スムーズに行なわせることができる。
また特に請求項の発明によれば、押込板の、第1,第2ポンプ室にそれぞれ臨む一面及び他面には、該押込板の周縁部とポンプケース内面との間をシールすべく該押込板周縁部に沿って延びるシール部材と、そのシール部材の、ポンプ室側の側面を覆い前記土砂吐出の際にポンプケース内面に付着している土砂を該内面より分離し得るスクレーパとが着脱可能に装着されるので、そのシール部材により第1,第2ポンプ室間の土砂のリークを効果的に抑えて、ポンプ効率を高めることができ、しかもそのシール部材が摩耗、破損した場合は、その交換作業をポンプ室側より比較的容易に行なうことができてメンテナンス作業性が良好である。またシール部材の、ポンプ室側の側面を覆うスクレーパにより、ポンプケース内面に付着している土砂を該内面より効果的に分離し得るため、その土砂がシール部材に衝突したり或いはシール部材とポンプケース間の摺動間隙に侵入したりするのを効果的に抑制できて、シール部材の耐久性向上が図られる。またスクレーパをシール部材の被覆、固定手段に兼用できるから、それだけ構造簡素化が図られる。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
添付図面において、図1〜図12は、本発明の一実施例を示すものであって、図1は、本発明に係る土砂供給装置の一例を含む風力式土砂輸送システムの全体縦断面図、図2は、前記土砂供給装置の要部を示す平面図(図1の2矢視部拡大図)、図3は、図2の3−3線拡大断面図、図4は、図3の4−4線断面図、図5は、図4の5−5線拡大断面図、図6は、前記土砂供給装置の全体斜視図、図7は、図3の7矢視部拡大図(図8の7−7線断面図)、図8は、図7の8−8線断面図、図9は、図4の9−9線拡大断面図、図10は、図3の10矢視部拡大断面図、図11は、図10の11−11線断面図、図12は、前記土砂供給装置のポンプ作用を簡略的に説明する工程説明図である。
先ず、図1、図2において、流動性のある土砂としての浚渫土砂を連続的に大量輸送するための風力式土砂輸送システムは、図示しない浚渫作業場所で発生した浚渫土砂1を内部に貯留して水上輸送可能な土運搬船BBと、その土運搬船BBが横付け可能な揚泥作業船BAと、その揚泥作業船BAから埋め立て地等の土砂処分地(図示せず)まで延びる輸送管Lとを備えており、浚渫土砂1が土運搬船BB、揚泥作業船BA、輸送管Lを順次経由して土砂処分地まで空気圧を利用して大量輸送される。輸送管Lは、その水上部分においては、多数のフロートfにより浮遊状態で支持される。
揚泥作業船BAには、土運搬船BB内に貯留される浚渫土砂1を取り出すための土砂取出装置SHと、この土砂取出装置SHで土運搬船BB内より取り出された浚渫土砂1が投入される上面開放のホッパHと、そのホッパHの下部に連設されて該ホッパH内の浚渫土砂1を輸送管L内に略連続的に供給し得る土砂供給装置SSと、その土砂供給装置SSにより土砂が圧送された輸送管Lの上流部に圧縮空気を混入して土砂の輸送を助勢するための圧縮空気混入装置SAとが搭載される。
前記土砂取出装置SHは、通称バックホーと呼ばれるもので、揚泥作業船BAの船体に鉛直軸回りに360°旋回可能に立設される旋回台3と、その旋回台3の前部に俯仰可能に設けられた屈折ブーム4と、その屈折ブーム4の先端に首振り可能に連結されたバケット5とを備えており、それら旋回台3、屈折ブーム4及びバケット5の協働により、土運搬船BB内の浚渫土砂1を揚泥作業船BAのホッパH内に間欠的に投入できるようになっている。
次に図3〜図11を併せて参照して前記土砂供給装置SSの具体的構成を説明する。この土砂供給装置SSは、ホッパHよりも下側に配置されて揚泥作業船BAの船体に設置、固定されるポンプケースPCと、そのポンプケースPC内に収納、支持されて該ケースPC内を往復動し得る押込板Fと、その押込板Fに連動、連結されて該押込板Fを往復駆動し得る駆動装置Dとを備えており、ポンプケースPC及び押込板Fは、いずれも鋼板等の金属板を強固に組立てた頑丈な剛体として構成される。
押込板Fは、概ね矩形の扁平板状に形成されていて、ポンプケースPC内を所定角度、往復回動し得るようポンプケースPCの上部に上端が軸受6を介して軸支されており、その押込板Fの回動軌跡に対応してポンプケースPCの内部空間は縦断面扇形状に形成される。そして、ポンプケースPCの内部は、押込板Fにより、押込板Fの往動時(図3で左方への回動時)に収縮し且つ復動時(図3で右方への回動時)に拡張する第1ポンプ室C1と、押込板Fの往動時に拡張し且つ復動時に収縮する第2ポンプ室C2とに区画される。
前記押込板Fは、扁平で且つ先端部がやや先細りの押込板本体Fmと、その押込板本体Fmの上縁に一体的に結合された円筒状基部Fuとを備えている。その押込板本体Fmは軽量化のために中空に形成され、その中空部内壁には、押込板Fの一面側と他面側とを一体に結合する補強用リブが図5に示すように縦横に一体に設けられる。また前記円筒状基部Fuの両端部には、同一軸線上に位置する左右一対の回動支軸7がボルトb1等の固着手段により着脱可能に固着され、その両支軸7が軸受6を介してポンプケースPCの上部の左右両端部にそれぞれ支承される。尚、前記回動支軸7の外周面とポンプケースPCとの嵌合面間には、その間をシールするシール手段(図示せず)が設けられる。
押込板Fの前記左右一対の回動支軸7には、ポンプケースPCの上部に張り出す左右一対の連結腕部8がボルトb2等の固着手段により着脱可能にそれぞれ結合される。その各連結腕部8の前後両端部には、前記駆動装置Dを構成する前後一対の第1,第2油圧シリンダCy1,Cy2の各一端部がそれぞれ回動可能に枢支され、それら油圧シリンダCy1,Cy2の各他端部は、ポンプケースPCの左右両側外面にそれぞれ回動可能に枢支される。
従って、各第2油圧シリンダCy2をフリーにした状態で各第1油圧シリンダCy1を伸長させると、押込板Fが往動(即ち図3で左方に回動)して第1ポンプ室C1を収縮させ且つ第2ポンプ室C2を拡張させることができ、一方、各第1油圧シリンダCy1をフリーにした状態で各第2油圧シリンダCy2を伸長させると、押込板Fが復動(即ち図3で右方に回動)して第1ポンプ室C1を拡張させ且つ第2ポンプ室C2を収縮させることができる。なお、各油圧シリンダCy1,Cy2に対する作動油の給排制御を行なう油圧回路(図示せず)は、揚泥作業船BAの船体適所に設置される。
押込板本体Fmの、第1,第2ポンプ室C1,C2にそれぞれ臨む一面及び他面には、該押込板本体Fmの上端縁部を除く周縁部(左、右側縁部及び下側縁部)とポンプケースPCの内面(左,右内側面及び底面)との間をそれぞれシールすべく該押込板Fの周縁部に沿って延びるゴム等の弾性材料よりなる第1,第2シール部材S1,S2と、同じく押込板Fの周縁部に沿って延びていて第1,第2シール部材S1,S2の、ポンプ室C1,C2側の側面を覆い且つ押込板Fの回動時にその回動方向前側のポンプケースPC内面に付着している土砂を該内面より分離し得る金属製の第1,第2スクレーパK1,K2とが着脱可能に装着される。
図10,図11に具体的に示されるように、前記第1シール部材S1は、図示例では押込板本体Fmの上端縁部を除く周縁部、即ち左、右側縁部及び下側縁部にそれぞれ沿って直線状に延びる3辺部より分割構成される。また押込板本体Fmの、第1ポンプ室C1に臨む一面には、その左、右側縁部及び下側縁部において、その各縁部に沿って延びる収容段部9がそれぞれ凹設されており、それら収容段部9には、各辺部の第1シール部材S1の基部がそれぞれ嵌合される。そして、各辺部の第1シール部材S1の先部は、ポンプケースPCの内面(左,右内側面及び底面)にそれぞれ摺接して、シール作用を発揮する。尚、第1シール部材S1は、図示例のように3辺部より分割構成せずに、その一部又は全部の辺部を一体化してもよい。
また前記第1スクレーパK1は、第1シール部材S1の、第1ポンプ室C1側の側面に隣接して、その側面の大部分を覆う概ね帯板状に形成されており、第1シール部材S1と同様に、押込板本体Fmの上端縁部を除く周縁部、即ち左、右側縁部及び下側縁部にそれぞれ沿って直線状に延びる3辺部より分割構成される。その各辺部のスクレーパK1の基部は、ボルトb3等の固着手段により第1シール部材S1と共に押込板本体Fmに締着される。その各辺部の第1スクレーパK1の先部の、第1ポンプ室C1側の側面には、第1ポンプ室C1に向かって突き出す横断面三角状のヘラ部K1sが一体に形成される。また各辺部の第1スクレーパK1の先端面は、ポンプケースPCの内面(左,右内側面及び底面)に僅かに隙間を存して近接、対面する平面又は緩やかな曲面に形成される。尚、第1スクレーパK1は、図示例のように3辺部より分割構成せずに、その一部又は全部の辺部を一体化してもよい。
更に押込板Fの先端面には、第1シール部材S1の、第1ポンプ室C1とは反対側の側面に隣接して、第1スクレーパK1との間で第1シール部材S1を挟む金属製の支持部材K1′が配置され、ボルトb4等の固着手段により締着される。この支持部材K1′は、第1スクレーパK1と同様に、押込板Fの上端縁部を除く周縁部、即ち左、右側縁部及び下側縁部にそれぞれ沿って直線状に延びる3辺部より分割構成される。尚、第1支持部材K1′は、図示例のように3辺部より分割構成せずに、その一部又は全部の辺部を一体化してもよい。
また、第2シール部材S2、第2スクレーパK2及び第2支持部材K2′の構造は、上記第1シール部材S1、第1スクレーパK1及び第1支持部材K1′の構造と同様であるので、主要な部材に参照符号を付すに止め、説明は省略する。
ポンプケースPCの上部には、第1ポンプ室C1をホッパH内の底部に連通させる第1吸入口I1と、第2ポンプ室C2をホッパH内の底部に連通させる第2吸入口I2とが、相互間に押込板Fの上端部を挟むようにして間隔をおいて形成される。その各吸入口I1,I2は、上下方向に延びる角筒状に形成されており、それらの上端部は、ホッパHの底部に並設した一対の漏斗状排出凹部Ht1,Ht2の下端開口にそれぞれ直接連通している。
また第1,第2吸入口I1,I2の一側壁には、ロック機構付きの開閉扉Ti1,Ti2で各々開閉可能な点検窓が設けられる。従って、その開閉扉Ti1,Ti2を開けば、開放状態となる点検窓を通して後述する第1,第2吸入側逆止弁Vi1,Vi2を点検、整備できるようになっている。
またポンプケースPCの、ポンプ室P1,P2配列方向に沿う両端部には、輸送管Lの上流端に連なる第1排出管E1の上流端に第1ポンプ室C1を連通させる第1吐出口O1と、輸送管Lの上流端に連なる第2排出管E2の上流端に第2ポンプ室C2を連通させる第2吐出口O2とがそれぞれ形成される。その第1吐出口O1は、上流端がポンプケースPCの横幅一杯に拡開して第1ポンプ室P1の端部に直接開口し、且つその上流端から徐々に絞られながらポンプケースPCの左右一方側に傾斜して延びる上流側吐出口半部O1aと、その上流側吐出口半部O1aの下流端に接続される角筒状の下流側吐出口半部O1bとで構成される。尚、第2吐出口O2の構造も、上記した第1吐出口O1と同様であるので、主要な部材に参照符号を付すに止め、説明を省略する。
また第1,第2吐出口O1,O2の下流側吐出口半部O1b,O2bの上壁には、ロック機構付きの弁用開閉扉To1,To2で各々開閉可能な点検窓が設けられる。従って、その弁用開閉扉To1,To2を開けば、開放状態となる点検窓を通して後述する第1,第2吐出側逆止弁Vo1,Vo2を点検、整備できるようになっている。
さらに第1,第2吐出口O1,O2の上流側吐出口半部O1a,O2aの上壁には、ロック機構付きのケース用開閉扉To1′,To2′で各々開閉可能な点検窓が設けられる。従って、そのケース用開閉扉To1′,To2′を開けば、開放状態となる点検窓を通してポンプケースPCの内部、例えば前記第1,第2シール部材S1,S2や第1,第2スクレーパK1,K2等を点検、整備できるようになっている。
前記第1,第2吸入口I1,I2には、ホッパH内から第1,第2ポンプ室C1,C2側へのみ土砂Sの流動を許容する第1,第2吸入側逆止弁Vi1,Vi2がそれぞれ設けられる。第1吸入側逆止弁Vi1は、図3,図7,図8に示されるように第1吸入口I1の内壁に固設されて該第1吸入口I1を斜めに横切る弁座板10と、その弁座板10に形成された矩形の弁孔11と、前記周壁に回動可能に軸支12されて所定の閉じ位置(図7鎖線)と開き位置(図7実線)との間を回動し得る矩形の弁板13と、その弁板13に常時閉じ方向の付勢力を付与する付勢手段14(図示例では重錘14w及び捩じりコイルばね14s)とを備えている。
前記弁板13は、前記閉じ位置では弁座板10の下流側に臨む下面に着座して弁孔11を閉じ、また前記開き位置では、ポンプケースPC又は第1吸入口I1内壁に固定のストッパ15に係合して開放限界が規制される。尚、その開き位置でやや傾斜姿勢にある弁板13の背面と、第1吸入口I1の内面との対向面間に十分な空隙が形成されており、その空隙を通して弁板13の背面側に土砂の一部を進入可能としたことで、弁板13の開き位置からの閉じ動作をスムーズに行なわせることができる。尚、第2吸入側逆止弁Vi2の構造も上記と同様であるので、主要な部材に参照符号を付すに止め、省略する。
また前記第1,第2吐出口O1,O2(図示例では下流側吐出口半部O1b,O2b)には、第1,第2ポンプ室C1,C2から第1,第2排出管E1,E2側へのみ土砂Sの流動を許容する第1,第2吐出側逆止弁Vo1,Vo2がそれぞれ設けられる。第1吐出側逆止弁Vo1は、図9に示されるように第1吐出口O1の周壁に固設されて該第1吐出口O1を斜めに横切る弁座板20と、その弁座板20に形成された矩形の弁孔21と、前記周壁に回動可能に軸支22されて所定の閉じ位置(図9実線)と開き位置(図9鎖線)との間を回動し得る矩形の弁板23と、その弁板23に常時閉じ方向の付勢力を付与する付勢手段24(図示例では重錘24w及び捩じりコイルばね24s)とを備えている。
前記弁板23は、前記閉じ位置では弁座板20の下流側に臨む上面に着座して弁孔21を閉じ、また前記開き位置では第1吐出口O1の内壁に固定のストッパ25に係合して開放限界が規制される。尚、その開き位置で傾斜姿勢にある弁板23の背面と、第1吐出口O1の内面との対向面間に十分な空隙が形成されており、その空隙を通して弁板23の背面側に土砂の一部を進入可能としたことで、弁板23の開き位置からの閉じ動作をスムーズに行なわせることができる。尚、第2吐出側逆止弁Vo2の構造も上記と同様であるので、主要な部材に参照符号を付すに止め、省略する。
また第1,第2吐出口O1,O2(図示例では下流側吐出口半部O1b,O2b)の下流端には、第1,第2排出管E1,E2の各上流端がそれぞれ接続されており、その両排出管E1,E2の下流側は、図2に示されるようにそれぞれ滑らかに彎曲して、輸送管Lの上流部に概ね同側よりスムーズに合流できるようにしている。
而して、後述するように押込板Fの往動時(図3左動時)には、第1ポンプ室C1から第1吐出側逆止弁Vo1を経て第1排出管E1へ向かう土砂吐出と、ホッパH内から第2吸入側逆止弁Vi2を経て第2ポンプ室C2へ向かう土砂吸入とが並行して行われ、また押込板Fの復動時(図3右動時)には、第2ポンプ室C2から第2吐出側逆止弁Vo2を経て第2排出管E2へ向かう土砂吐出と、ホッパH内から第1第1吸入側逆止弁Vi1を経て第1ポンプ室C1へ向かう土砂吸入とが並行して行われる。
また図2に示されるように第1,第2排出管E1,E2には、その第1,第2吐出口O1,O2から第1,第2排出管E1,E2を経て輸送管Lに向かう土砂Sの流れを助勢する加圧空気を下流側へ向けて噴出させる第1の加圧空気噴出手段A1,A2がそれぞれ設けられる。
その各加圧空気噴出手段A1,A2は、揚泥作業船BA上に設置されたコンプレッサ30の吐出側に接続される開閉弁付きのエア配管31と、そのエア配管31に連通するノズル管32とを備えており、このノズル管32は、各排出管E1,E2の管壁を液密に貫通してその管内に開口し、その噴口が排出管E1,E2内の下流側を指向していて、そこから排出管E1,E2内に圧縮空気を噴射することができる。従って、その噴射空気により、第1,第2排出管E1,E2内から輸送管Lに向かう土砂の流れを助勢して、第1,第2排出管E1,E2内の土砂の流動をスムーズに行なわせることができる。
尚、第1,第2吐出口O1,O2の、吐出側逆止弁Vo1,Vo2よりも下流側が比較的長く形成される場合は、そこに加圧空気噴出手段A1,A2を配設してもよい。また第1,第2排出管E1,E2が比較的長い場合には、各々複数の加圧空気噴出手段A1,A2を相互に間隔をおいて配設してもよい。
さらに輸送管Lには、該輸送管L内の土砂Sの流れを助勢する加圧空気を下流側へ向けて噴出させる複数の加圧空気噴出手段A3が相互に間隔をおいて配設される。その加圧空気噴出手段A3は、揚泥作業船BA上に設置されたコンプレッサ30の吐出側に接続される開閉弁付きのエア配管31′と、そのエア配管31′に連通するノズル管32′とを備えており、このノズル管32′は、輸送管Lの管壁を液密に貫通してその管内に開口し、その噴口が輸送管L内の下流側を指向していて、そこから輸送管L内に圧縮空気を噴射することができる。従って、その噴射空気により、輸送管L内を下流側に向かう土砂の流れを助勢して輸送管L内の土砂の流動をスムーズに行なわせることができる。
而して前記加圧空気噴出手段A1,A2,A3は、互いに協働して前記圧縮空気混入装置SAを構成する。
次に前記実施例の作用を説明する。図示しない浚渫作業現場で採取された水を含む浚渫土砂1は、土運搬船BB内に貯留されて、埋め立て地等の土砂処分地の近くの水域まで水上輸送される。その水域では揚泥作業船BAが待機しており、その作業船BAから土砂処分地までの水上及び/又は陸上に輸送管Lが予め敷設されている。
そして揚泥作業船BAに土運搬船Bを横付けした後、土砂取出装置SHにより土運搬船BB内の貯留土砂1を掴み出してホッパH内に投入し、その投入量が規定量以上になると、土砂供給装置SSの駆動装置D(油圧シリンダCy1,Cy2)、及び圧縮空気混入装置SAのコンプレッサ30の運転を開始する。これにより、ホッパH内の浚渫土砂1が土砂供給装置SSにより一対の排出管E1,E2を通して交互に定量ずつ輸送管L内に供給され、それと同時にコンプレッサ30からの圧縮空気がエア配管31,31′及びノズル管32,32′を通して排出管E1,E2及び輸送管L内の浚渫土砂1中に混入され、これにより輸送管Lを通して浚渫土砂1を埋め立て地Uまで効率よく大量輸送することができる。
而して土砂供給装置SSにおいては、駆動装置D(油圧シリンダCy1,Cy2)により押込板FがポンプケースPC内で比較的緩やかに往復回動する。そして、図12の(A)→(B)に示すように、押込板Fの往動時(図12で左動時)には、押込板Fの前面(即ち往動方向前側の側面)側の土砂に作用する吐出圧で第1吸入側逆止弁Vi1が閉弁し且つ第1吐出側逆止弁Vo1が開弁すると共に、押込板Fの背面(即ち往動方向後側の側面)側の土砂に作用する背圧、即ち負圧で第2吸入側逆止弁Vi2が開弁し且つ第2吐出側逆止弁Vo2が閉弁することにより、第1ポンプ室C1から第1吐出口O1経由の第1排出管E1への土砂吐出と、ホッパH内から第2吸入口I2経由の第2ポンプ室C2への土砂吸入とが並行して行われる。
また図12の(C)に示すように、押込板Fの復動時(図12で右動時)には、押込板Fの前面(即ち復動方向前側の側面)側の土砂に作用する吐出圧で第2吸入側逆止弁Vi2が閉弁し且つ第2吐出側逆止弁Vo2が開弁すると共に、押込板Fの背面(即ち復動方向後側の側面)側の土砂に作用する背圧で第1吸入側逆止弁Vi1が開弁し且つ第1吐出側逆止弁Vo1が閉弁することにより、第2ポンプ室C2から第2吐出口O2経由の第2排出管E2への土砂吐出と、ホッパH内から第1吸入口I1経由の第1ポンプ室C1への土砂吸入とが並行して行われる。
かくして、ポンプケースPC内での押込板Fの単なる往復回動によって、ホッパH内から第1,第2ポンプ室C1,C2への土砂吸入を交互に行なうことができると共に、第1,第2ポンプ室C1,C2から第1,第2排出管(従って輸送管L)への土砂吐出を交互に行なうことができるため、ホッパH内の貯留土砂を輸送管L内に略連続的に且つ多量に圧送可能となる。また、一方のポンプ室C1(C2)の土砂を押込板Fで強制的に押込む過程で、他方のポンプ室C2(C1)にホッパH内から流入する土砂の重量を押込板Fの背面側に直接作用させて、押込板Fの押込み作用を助勢できるため、それだけ押込板Fの駆動負荷を軽減することができる。さらにポンプケースPC内を往復動する押込板Fが土砂を輸送管L側へ強制的に押込むことができるため、土砂供給装置SS内部での土砂1のエア噛みを効果的に抑制でき、輸送管Lによる輸送効率が高められる。
また図示例のように押込板Fは、矩形の平板状に形成されて一端(円筒状基部Fu)がポンプケースPCに所定角度、往復回動可能に軸支され、その押込板Fの回動軌跡に対応してポンプケースPCの内部空間は縦断面扇形状に形成されるため、押込板Fの往復動を案内、支持する機構が極力簡素化され、その上、押込板Fの往復動時の摩擦抵抗が効果的に軽減される。
また図示例では、押込板Fの、第1,第2ポンプ室C1,C2にそれぞれ臨む一面及び他面に、該押込板Fの周縁部と前記ポンプケースPC内面との間の隙間を詰めるべく該押込板周縁部に沿って延びるシール部材S1,S2、そのシール部材S1,S2の、ポンプ室側の側面を覆うスクレーパK1,K2とが着脱可能に装着されている。従って、そのシール部材S1,S2により第1,第2ポンプ室C1,C2間の土砂のリークを極力抑えて、ポンプ効率を高めることができ、しかもそのシール部材S1,S2が摩耗、破損した場合は、その交換作業を比較的容易に行なうことができて、点検、整備、交換等のメンテナンスの作業性が良好である。
また上記スクレーパK1,K2により、押込板Fの回動時にポンプケースPCの内面(左右内側面及び底面)に付着している土砂を該内面より効果的に分離できるため、その土砂がシール部材S1,S2に衝突したり或いはシール部材S1,S2とポンプケースPCとの間の摺動間隙に侵入したりするのを効果的に抑制でき、シール部材S1,S2の損傷や早期摩耗が回避できる。しかもスクレーパK1,K2をシール部材S1,S2に対する被覆、固定手段に兼用できるから、それだけ構造簡素化が図られる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、前記実施例では、輸送管Lの大部分を水面上に浮遊させて土砂処分地としての埋め立て地まで敷設しているが、本発明では、輸送管Lの一部又は全部を地面に敷設するようにしてもよい。
また前記実施例では、土砂供給装置SSやホッパHを揚泥作業船A上に設置して、その揚泥作業船Aと、土砂処分地としての埋め立て地との間の輸送管Lによる流動性のある土砂(浚渫土砂)の風力輸送に利用しているが、本発明の土砂供給装置及びホッパは、陸上に設置してもよく、また土砂の輸送先は、埋め立て地以外の土砂処分地あるいは土砂保管場所等であってもよい。また駆動装置Dの駆動力が搬送負荷に比べ十分大きい場合は、前記圧縮空気混入装置SAを省略可能である。
また前記実施例では、押込板Fを駆動する駆動装置Dを前後左右各一対の単動式の油圧シリンダCy1,Cy2で構成したものを示したが、本発明では、押込板Fを左右一対の復動式油圧シリンダで駆動してもよく、或いは油圧シリンダに代えて、油圧モータ又は電動モータで駆動するようにしてもよい。
また前記実施例では、土砂供給装置SSから第1,第2排出管E1,E2に交互に吐出された土砂を第1,第2排出管E1,E2の下流端で合流、接続される単一の輸送管Lに供給するようにしたものを示したが、本発明では、第1,第2排出管E1,E2の下流端に各独立した第1,第2輸送管を個別に接続するようにしてもよい。
本発明に係る土砂供給装置の一例を含む風力式土砂輸送システムの一実施例を示す全体縦断面図 前記土砂供給装置の要部を示す平面図(図1の2矢視部拡大図) 図2の3−3線拡大断面図 図3の4−4線断面図 図4の5−5線拡大断面図 前記土砂供給装置の全体斜視図 図3の7矢視部拡大図(図8の7−7線断面図) 図7の8−8線断面図 図4の9−9線拡大断面図 図3の10矢視部拡大断面図 図10の11−11線断面図 前記土砂供給装置のポンプ作用を簡略的に説明する工程説明図
A1,A2・・加圧空気噴出手段
A3・・・・・他の加圧空気噴出手段
C1,C2・・第1,第2ポンプ室
D・・・・・・駆動装置
E1,E2・・第1,第2排出管
F・・・・・・押込板
Fu・・・・・一端部としての円筒状基部
H・・・・・・ホッパ
I1,I2・・第1,第2吸入口
L・・・・・・輸送管
O1,O2・・第1,第2吐出口
PC・・・・・ポンプケース
SS・・・・・土砂供給装置
S1,S2・・第1,第2シール部材
Vo1,Vo2・・吐出側逆止弁としての第1,第2吐出側逆止弁
Vi1,Vi2・・吸入側逆止弁としての第1,第2吸入側逆止弁
1・・・・・・流動性のある土砂としての浚渫土砂

Claims (4)

  1. ホッパ(H)内に貯留した流動性のある土砂(1)を輸送管(L)に供給する土砂供給装置において、
    ホッパ(H)よりも下側に配設したポンプケース(PC)に、矩形の平板状に形成され且つ一端部(Fu)が該ポンプケース(PC)に軸支されて所定角度、往復回動し得る押込板(F)を収納すると共に、その押込板(F)の回動軌跡に対応して前記ポンプケース(PC)の内部空間を縦断面扇形状に形成して、その押込板(F)により該ポンプケース(PC)の内部を、押込板(F)の一方向回動時に収縮し且つ他方向回動時に拡張する第1ポンプ室(C1)と、押込板(F)の一方向回動時に拡張し且つ他方向回動時に収縮する第2ポンプ室(C2)とに区画し、
    その押込板(F)に、該押込板(F)を往復回動駆動し得る駆動装置(D)を連動、連結し、
    前記ポンプケース(PC)には、前記第1ポンプ室(C1)をホッパ(H)内の底部に連通させる第1吸入口(I1)と、前記第2ポンプ室(C2)をホッパ(H)内の底部に連通させる第2吸入口(I2)と、前記輸送管(L)に連なる第1排出管(E1)の上流端に第1ポンプ室(C1)を連通させる第1吐出口(O1)と、前記輸送管(L)に連なる第2排出管(E2)の上流端に第2ポンプ室(C2)を連通させる第2吐出口(O2)とを設け、
    前記第1,第2吸入口(I1,I2)には、ホッパ(H)内から前記ポンプケース(PC)側へのみ土砂(1)の流動を許容する吸入側逆止弁(Vi1,Vi2)を個別に設けると共に、前記第1,第2吐出口(O1,O2)には、前記ポンプケース(PC)から前記第1,第2排出管(E1,E2)側へのみ土砂(1)の流動を許容する吐出側逆止弁(Vo1,Vo2)を個別に設け、
    前記押込板(F)の前記一方向回動時には、第1ポンプ室(C1)から第1排出管(E1)への土砂吐出とホッパ(H)内から第2ポンプ室(C2)への土砂吸入とが並行して行われ、また同押込板(F)の前記他方向回動時には、第2ポンプ室(C2)から第2排出管(E2)への土砂吐出とホッパ(H)内から第1ポンプ室(C1)への土砂吸入とが並行して行われるようにしたことを特徴とする、土砂供給装置。
  2. 前記第1,第2吐出口(O1,O2)の、前記吐出側逆止弁(Vo1,Vo2)よりも下流側、または前記第1,第2排出管(E1,E2)には、その第1,第2吐出口(O1,O2)から第1,第2排出管(E1,E2)を経て輸送管(L)に向かう土砂(1)の流れを助勢する加圧空気を下流側へ向けて噴出させる加圧空気噴出手段(A1,A2)が個別に設けられることを特徴とする、請求項に記載の土砂供給装置。
  3. 前記輸送管(L)には、該輸送管(L)内の土砂(1)の流れを助勢する加圧空気を下流側へ向けて噴出させる他の加圧空気噴出手段(A3)が設けられることを特徴とする、請求項1又は2に記載の土砂供給装置。
  4. 前記押込板(F)の、第1,第2ポンプ室(C1,C2)にそれぞれ臨む一面及び他面には、該押込板(F)の周縁部と前記ポンプケース(PC)内面との間をシールすべく該押込板(F)周縁部に沿って延びるシール部材(S1,S2)と、そのシール部材(S1,S2)の、ポンプ室(C1,C2)側の側面を覆い前記土砂吐出の際に前記ポンプケース(PC)内面に付着している土砂を該内面より分離し得るスクレーパ(K1,K2)とが着脱可能に装着されることを特徴とする、請求項1〜の何れか1項に記載の土砂供給装置。
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