JP2008043698A - オーバーロックミシンの空環縫込み装置 - Google Patents

オーバーロックミシンの空環縫込み装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 可動部品は用いず構造簡単かつ低コストに構成しながら、オペレータの操作技量に関係なく針板爪からの空環の抜き出し作用及びその空環の外側針落ち溝への移入案内作用を確実化して所定の返し縫いを常に確実良好に行えるようにする。
【解決手段】 針板2に縫製進行方向に対し略直交する方向に並列させて針落ち部D1,D2を含む内外二つの針落ち溝6,7及び内外二つの針板爪8,9が設けられているとともに、針板2よりも縫製進行方向の手前側に空環保持器3が設置されているオーバーロックミシンの空環縫込み装置において、縫製完了後の生地の引張り持ち回し移動時に転回される空環に当接して該空環を内側針落ち溝6の針落ち部直後の位置から外側針板爪9の先端部9aよりも縫製進行方向前方外方の位置まで摺接案内する案内面14を有する空環案内部材13が針板2の下面側に固定されている。
【選択図】図2

Description

本発明はオーバーロックミシンの空環縫込み装置、詳しくは、生地の縁端のかがり縫いを行った場合の縫製完了時に生地に連ねて形成される空環を、縫製完了後にオペレータが生地を縫製進行方向前方へ引張りつつ手前側に持ち回し移動することに伴い針落ち部を含む針板の手前側に引き出して該手前側に設置した空環保持手段に保持させるとともに生地から切断し、その状態で空環保持手段に保持されている空環を次に縫製する生地の縫目中に自動的に縫込んで(以下、返し縫いという)縫始め部の縫目のほつれ防止を図るようにしているオーバーロックミシンの空環縫込み装置に関し、特に、2本針オーバーロックミシンにおける空環の縫込みに好適な装置に関するものである。
この種の2本針オーバーロックミシンの空環縫込み装置における針板には、縫製進行方向に対して略直交する方向に並列させて2本の針それぞれ対応する針落ち部を含む内外二つの針落ち溝が形成されているとともに、これら針落ち溝の前縁から各針落ち溝に沿わせて縫製進行方向に向けて内外二つの針板爪が延出されている。これら内外二つの針板爪は、所定の縫製時に内外二つの針落ち溝間に位置する生地部分を下方から支えることにより、その生地部分が局部的に落ち込むことによる目飛びの発生や、糸の張力によって生地が局所的にカマボコ状に盛り上がって仕上がりが悪化することを防止する働きがあり、良好な縫製仕上がりを得る上で有効である。
ところで、内外二つの針板爪を有する2本針オーバーロックミシンの空環縫込み装置では、縫製完了後に生地を縫製進行方向前方へ引張りつつ手前側(縫製進行方向後方側)へ持ち回し移動したとき、それら内外の針板爪に絡まる状態で幅広く形成されている空環が針板爪から抜き出されたのち内側の針落ち溝に入り込み、この内側針落ち溝の針落ち部前縁から手前側に引き出されて空環保持手段に保持された状態となるために、次の生地を縫製すべく2本針が一往復運動(ミシンの一回転)すると、上ルーパ糸および下ルーパ糸が外側の針落ち溝を経て図示しない下ルーパにより針糸と共に内側の針落ち溝の針落ち部に引き込まれることになり、次に2本針が往復運動(二針目)するとき、外側の針が上記上ルーパ糸および下ルーパ糸に突き刺さって縫い込まれ、その結果、二針目以後、次の縫製生地の縫い始め端が針落ち部に到達するまでの間に形成される空環が生地の縫い始め端の先で丸まって団子状になり、所定の返し縫いを行うことができないという問題が生じる。
このような問題は2本針オーバーロックミシンにおける針板に形成されている内側針板爪に上ルーパ糸および下ルーパ糸が絡まって幅広く形成されることに原因があり、このような原因による上記問題の発生をなくする手段として、従来、縫製完了後に生地を引張りつつ手前側へ持ち回し移動するときに前記内側針板爪を、外側針板爪と並行する前進位置から手前側へ後退移動させて空環を内側針板爪には形成せず、外側針板爪にのみ形成させることにより、空環を外側針落ち溝の針落ち部前縁から手前側に引き出せるように構成したもの(例えば、特許文献1参照。)や、縫製完了後に生地を引張りつつ手前側へ持ち回し移動するときに動作開始させて空環に当接させることにより、その空環を外側針板爪の先端部よりも縫製進行方向の後方外方へ押し出し案内する駆動回転式の空環案内体を設けたもの(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。
また、内外二つの針板爪の先端部よりも縫製進行方向前方位置に、縫製完了後の生地の縫製進行方向への引張り移動に作い内外二つの針板爪から空環を引き抜く際、それら空環を形成する糸に係合してそれら糸を集合させる第1案内カム面とその後における前記生地の手前側への持ち回し移動に伴い空環を摺動させて該空環を外側針落ち溝に移入案内させる第2案内カム面とを有する空環偏向用の固定突出部を内外二つの針板爪と同一平面上に位置させて針板と一体形成したもの(例えば、特許文献3参照。)も提案されている。
特公昭56−28554号公報 特開平9−182884号公報 特開昭56−104696号公報
しかしながら、上記した従来技術のうち、特許文献1や2で提案されているように、進退式の内側針板爪あるいは回転式の空環案内体などの可動部品を用いたものでは、その可動部品自体の駆動機構のみならず、ミシンの運針動作に同期させて可動部品を動作させるための同期連係機構が必要で、装置全体の構造が複雑であるとともにコストの増大を招き、また糸屑などの異物が可動部品に絡み付きやすく、そのような異物の絡み付きが発生した場合、該可動部品の所定動作が円滑かつ十分に行われず、その結果、空環が生地の縫い始め端の先に丸まって残存し所定の返し縫いが行えなくなるという問題を確実に解消することができない。
また、特許文献3で提案されているように、空環偏向用の固定突出部を針板と一体に形成したものでは、上述の可動部品を用いるものに比べて、構造が非常に簡単でコスト低減を図れるものの、空環偏向用の固定突出部が内外二つの針板爪と同一平面上の位置に形成されているので、この固定突出部の第1案内カム面と二つの針板爪との間にはオペレータによる生地の縫製進行方向前方への引張り移動時に空環が通過できるだけの間隙を設ける必要があり、そのために第1案内カム面の始端部が内側針板爪の先端部より縫製進行方向前方側に離れて位置することになる。また、第1案内カム面で糸が集合された空環を外側針落ち溝に移入案内させるための第2案内カム面が固定突出部の背面(縫製進行方向前方側の面)に形成されるものであるから、第1案内カム面から第2案内カム面への空環移行を無理なく円滑に行えるようにするためには固定突出部の端部を余り多く外方へ突出させることができない。したがって、空環を針板爪から抜き出す作用及び空環を外側針落ち溝に移入案内させる作用が、縫製完了後のオペレータによる生地の移動操作技量に左右されることになり、操作技量いかんによっては空環が針板爪から上手く抜けなかったり、空環が外側針落ち溝に上手く移入案内されなかったりして所定の返し縫いに支障を来たす可能性が高いという問題があった。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、可動部品は一切用いず全体を構造簡単かつ低コストに構成できるものでありながらも、針板爪からの空環の抜き出し作用及びその空環の外側針落ち溝への移入案内作用をオペレータの操作技量に関係なく確実化して所定の返し縫いを常に確実、良好に行うことができるオーバーロックミシンの空環縫込み装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るオーバーロックミシンの空環縫込み装置は、縫製進行方向に対して略直交する方向に並列させて針落ち部を含む内外二つの針落ち溝が形成されているとともに、これら針落ち溝の針落ち部前縁から各針落ち溝に沿わせて縫製進行方向前方に向けて延出され縫製完了時に生地に連ねて形成される空環を抜き出し可能に保持する内外二つの針板爪が設けられた針板と、この針板よりも縫製進行方向の手前側に配置されて縫製完了後の生地を縫製進行方向前方へ引張りつつ手前側に持ち回し移動することに伴い手前側に引き出される空環を保持する空環保持手段とを備えているオーバーロックミシンの空環縫込み装置において、前記針板の下面側に、その始端部が内側針板爪の先端部よりも縫製進行方向の手前で内側針落ち溝の針落ち部直後に位置し、かつ、その終端部が外側針板爪の先端部よりも縫製進行方向の前方外方に位置し、それら始端部と終端部との間に前記生地の引張り持ち回し移動時に前記空環に当接して該空環を前記外側針板爪の前方外方へ摺接案内する案内面を有する空環案内部材が固定されていることを特徴とするものである。
上記のような特徴構成を有する本発明によれば、縫製完了後にオペレータが生地を縫製進行方向前方に引張りつつ手前側に持ち回し移動すると、その引張りに伴って針板爪から抜け出し始めた空環が空環案内部材の案内面に当接し、続いて、その案内面に沿って外側針板爪の前方外方へ摺接案内されることになり、前記内外二つの針板爪に絡まって形成されている空環がそれら針板爪から抜け出るとともに、その抜け出た空環が外側針板爪の先端部よりも前方外方にまで逃がし案内された後、外側針落ち溝内に移入案内されてその針落ち部の前縁に係止され、次にその係止位置から手前側に引き出されて空環保持手段に保持される。この状態で、2本針が一往復運動したとき、上ルーパ糸および下ルーパ糸が内側針板爪の上を通って針糸と共に内側針落ち溝の針落ち部に引き込まれ、それが原因で次の2本針の往復運動時に外側の針が上ルーパ糸および下ルーパ糸に突き刺さって空環が縫い込まれてしまうといった現象は全く発生しない。したがって、通常の縫製中は内外二つの針板爪により生地を安定よく支えて目飛びや糸張力によるカマボコ状の盛り上がり不良の発生をなくして良好な縫製仕上がりを得られるものでありながらも、内側針板爪の存在にかかわらず所定の返し縫いを確実円滑に行うことができる。
しかも、針板の下面側に空環案内部材を固定するだけで、上述のような空環の抜き出し作用及びその空環の外側針板爪先端部よりも前方外方への逃がし案内作用をオペレータによる生地の引張り移動操作技量に関係なく確実に行えるので、従来のような可動部品を用いるものに比べて、装置全体を構造簡単かつコンパクトに構成できるとともに、コストの低減を図ることができるという効果を奏する。
本発明において、前記空環案内部材の案内面は、その始端部と終端部との間を直線的に繋いで直線傾斜状に形成されたものであってもよいが、請求項2に記載のように、前記始端部と終端部との間に亘って略円弧状に形成することが好ましい。この場合は、縫い調子を悪化させることなく、針板爪に絡み形成されている空環を容易に抜け出させて外側針板爪の先端部より前方外方へスムーズに逃がし案内させることができる。
また、本発明において、前記空環案内部材は、針板と一体に形成してもよいが、請求項3に記載のように、前記針板とは別部品に形成し、この別部品の空環案内部材を針板の下面にねじ止め固定するような構成とすることが好ましい。この場合は、針板の製作に特別な工夫を要さず、既存の針板もそのまま利用することが可能で製作コストの一層の低減が図れ、また、糸の種類等に対応して大きさや形状などの異なる空環案内部材を取替え使用することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1は本発明に係る2本針オーバーロックミシンの空環縫込み装置の概略平面図、図2は図1の要部である針板の平面図、図3は図2の要部拡大側面図、図4は図2のY−Y線に沿った拡大断面図である。図1において、1はクロスプレートであり、このクロスプレート1の上面には針板2が固定されている、3は前記針板2よりも縫製進行方向Xの手前側に設置された空環保持器(空環保持手段)であり、この空環保持器3は、空環切断用メスと切断後の空環を挟圧保持する保持具とを備えている。なお、この空環保持器3は周知であるため、その具体的な構造の図示は省略する。
前記針板2には、図2に明示するように、生地Kを縫製進行方向Xに向けて順送りする送り歯4(図1参照)が出入運動する送り歯溝5が形成されているとともに、それよりも外側縁寄り位置には、縫製進行方向Xに対して略直交する方向に並列させて設けた2本の針(図示省略する)にそれぞれ対応させて針落ち部D1,D2を含む針落ち溝6,7が形成されているとともに、これら針落ち溝6,7の針落ち部D1,D2の前縁から各針落ち溝6,7に沿わせて縫製進行方向X前方に向けて延出され生地Kの縁かがり部を支え、かつ、前記生地Kの縫い終わり端Eが針落ち部D1,D2を通過した縫製完了後に前記生地Kの縫い終わり端Eに連ねて形成される空環Cを抜き出し可能に保持する内外二つの針板爪8,9が形成されている。また、前記針落ち溝8,9よりも縫製進行方向X後方の針板側壁部2aには生地端切揃え用メス10(図1参照)を嵌め込み設置する凹入孔11が形成され、さらに、この凹入孔11の底壁面よりも縫製進行方向X後方の針板2部分の上面には縫製進行方向Xに平行な状態で空環案内溝12が形成されている。
前記内外二つの針板爪8,9のうち、外側針板爪9はその先端部9aが前記内側針板爪8の先端部8aよりも縫製進行方向X前方へ長く突出して略円弧状に形成されているとともに、空環Cの抜き出しが容易となるようにその外側縁部9bを先端部9aに至るほど漸次内側に傾斜させて先細形状に形成されている。また、外側針落ち溝7の針落ち部D2の前縁7eは、両針落ち部D1,D2を結ぶ並設線に対して外側針板爪9側ほど縫製進行方向X後方に位置するような傾斜縁に形成されている。
前記内外針板爪8,9の先端部8a,9aよりも縫製進行方向Xの前方に位置する針板2部分の下面には、針板2とは別部品に形成されている薄板状の空環案内部材13がねじ16を介して締付け固定されている。この空環案内部材13には、その始端部14aが前記内側針板爪8の先端部8aよりも縫製進行方向X手前で内側針落ち溝6の針落ち部D1直後に位置し、かつ、その終端部14bが前記外側針板爪9の先端部9aよりも縫製進行方向Xの前方外方に位置し、それら始端部14aと終端部14bとの間に縫製完了後の生地Kを縫製進行方向X前方に引張りつつ針落ち部D1,D2の手前側に持ち回し移動するとき、針板爪8,9から抜け出し始めた空環Cが当接して該空環Cを前記外側針板爪9の先端部9aよりも前方外方へ摺接案内するように略円弧状に湾曲した空環案内面14が形成されている。
次に、上記構成の2本針オーバーロックミシンの空環縫込み装置の動作について、図5、図6を参照しながら説明する。
生地Kの縫い終わり端Eが針落ち部D1,D2を通過して所定のかがり縫いが完了した状態では、図5に示すように、その生地Kの縫い終わり端Eに連ねて内外針板爪8,9に絡まった状態で空環Cが幅広に形成されている。
次いで、オペレータがその生地Kを把持して縫製進行方向X前方へ引張りつつ、針落ち部D1,D2の手前側に向けて矢印Zで示すように、持ち回し移動させると、前記内外針板爪8,9に絡まって形成されている空環Cはそれら針板爪8,9から抜き出し始めるとともに空環案内部材13の略円弧状空環案内面14の始端部14aに当接し、続いて、該案内面14に沿って前方外方に向けて摺接案内されて外側針板爪9の先端部9aよりも前方外方へ逃がし移動され、これによって、空環Cは前記針板爪8,9から確実に抜き出される。次いで、その抜き出された空環Cは伸張されつつ外側針落ち溝7内に移入案内されたのち、該外側針落ち溝7の針落ち部D2の傾斜前縁7eに係止され、図6に示すように、その係止位置から手前側に引き出されて針落ち部D1,D2の手前側の空環保持器3(図1参照)に保持される。
このとき、空環Cはその途中部分が切断されて伸張状態を保ったまま針落ち部D1,D2の延長線よりも外側に保持されるので、2本針が一往復運動したときに、上ルーパ糸および下ルーパ糸が内側針板爪8の上を通って針糸と共に内側針落ち溝6の針落ち部D1に引き込まれ、それが原因で次の2本針の往復運動時に外側の針が上ルーパ糸および下ルーパ糸に突き刺さって空環が縫い込まれ、その結果、二針目以後、次の縫製生地の縫い始め端が針落ち部D1,D2に到達するまでの間に形成される空環が生地の縫い始め端の先で丸まって団子状になるといった現象は全く発生せず、空環Cを次の縫製生地の縫い始め端に確実、円滑に縫い込むことが可能である。
以上のように、針板2の下面測に空環案内部材13を固定するだけでよく、従来のような可動部品を用いるものに比べて、装置全体を構造簡単かつコンパクトに構成できるとともに、コスト低減も図ることができるものでありながらも、上述のような空環Cの抜き出し作用及びその空環Cを外側針板爪9の先端部9aよりも前方外方への逃がし案内作用をオペレータによる生地の移動操作技量に関係なく確実に行えて、所定の返し縫いを確実円滑に行うことができる。
なお、上記実施の形態では、前記空環案内部材13の案内面14を略円弧状に形成したもので説明したが、これ以外に、その始端部14aと終端部14bとの間を直線的に繋いだ直線傾斜状に形成したものなど空環Cを外側針板爪9の先端部9aよりも前方外方へ逃がし案内する機能を発揮するものであればどのような形状のものであってもよい。
本発明に係る2本針オーバーロックミシンの空環縫込み装置の概略平面図である。 図1の要部である針板の平面図である。 図2の要部拡大側面図である。 図2のY−Y線に沿った拡大断面図である。 空環が形成された状態を示す要部の平面図である。 縫製完了後の生地が縫製進行方向の手前側に持ち回しされた時の空環の保持状態を示す要部の平面図である。
符号の説明
2 針板
3 空環保持器
6 内側針落ち溝
7 外側針落ち溝
8 内側針板爪
9 外側針板爪
13 空環案内部材
14 空環案内面
14a 始端部
14b 終端部
C 空環
D1,D2 針落ち部

Claims (3)

  1. 縫製進行方向に対して略直交する方向に並列させて針落ち部を含む内外二つの針落ち溝が形成されているとともに、これら針落ち溝の針落ち部前縁から各針落ち溝に沿わせて縫製進行方向前方に向けて延出され縫製完了時に生地に連ねて形成される空環を抜き出し可能に保持する内外二つの針板爪が設けられた針板と、この針板よりも縫製進行方向の手前側に配置されて縫製完了後の生地を縫製進行方向前方へ引張りつつ手前側に持ち回し移動することに伴い手前側に引き出される空環を保持する空環保持手段とを備えているオーバーロックミシンの空環縫込み装置において、
    前記針板の下面側に、その始端部が内側針板爪の先端部よりも縫製進行方向の手前で内側針落ち溝の針落ち部直後に位置し、かつ、その終端部が外側針板爪の先端部よりも縫製進行方向の前方外方に位置し、それら始端部と終端部との間に前記生地の引張り持ち回し移動時に前記空環に当接して該空環を前記外側針板爪の前方外方へ摺接案内する案内面を有する空環案内部材が固定されていることを特徴とするオーバーロックミシンの空環縫込み装置。
  2. 前記空環案内部材の案内面が、前記始端部と終端部との間に亘って略円弧状に形成されている請求項1に記載のオーバーロックミシンの空環縫込み装置。
  3. 前記空環案内部材が、前記針板とは別部品に形成され、この別部品の空環案内部材を針板の下面にねじ止め固定している請求項1または2に記載のオーバーロックミシンの空環縫込み装置。
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