JP2008043465A - メダル遊技設備の不正検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ホッパーを備えた複数のメダル遊技機にメダルを供給する供給ラインを設け、供給ラインのメダルをメダル遊技機のホッパーへバッチ補給する補給手段を設けたメダル遊技設備において、前記補給手段による補給回数から不正と判断して警報する警報手段を設け、同警報手段は、補給手段によるメダルの補給時刻を記憶する記憶部と、最新の補給時刻から予め定めた長い時間を遡った間の記憶部の記憶回数が所定回数に達していると不正と判断する長時間監視部と、最新の補給時刻から長時間監視部で監視する時間より短い時間を遡った間の記憶部の記憶回数が長時間監視部で監視する回数より高い頻度を示す回数であると不正と判断する短時間監視部とで構成した。
【選択図】 図1
Description
1) ホッパーを備えた複数のメダル遊技機にメダルを供給する供給ラインを設け、供給ラインのメダルをメダル遊技機のホッパーへバッチ補給する補給手段を設けたメダル遊技設備において前記補給手段による補給回数から不正と判断して警報する警報手段を設けたメダル遊技設備の不正検出装置であって、同警報手段は、補給手段によるメダルの補給時刻を記憶する記憶部と、最新の補給時刻から予め定めた長い時間を遡った間の記憶部が記憶した補給回数がその長い時間に対して不正と判断される所定回数に達している場合は不正があったと判断する長時間監視部と、最新の補給時刻から長時間監視部で監視する時間より短い時間を遡った間の記憶部が記憶した補給回数が長時間監視部で監視する単位時間当たりの回数より高い頻度を示す設定回数に達している場合は不正があったと判断する短時間監視部とで構成したことを特徴とする、メダル遊技設備の不正検出装置
2) ホッパーを備えた複数のメダル貸し機にメダルを供給する供給ラインを設け、供給ラインのメダルをメダル貸し機のホッパーへバッチ補給する補給手段を設けたメダル遊技設備において前記補給手段による補給回数から不正と判断して警報する警報手段を設けたメダル遊技設備の不正検出装置であって、同警報手段は、補給手段によるメダルの補給時刻を記憶する記憶部と、最新の補給時刻から予め定めた長い時間を遡った間の記憶部が記憶した補給回数がその長い時間に対して不正と判断される所定回数に達している場合は不正があったと判断する長時間監視部と、最新の補給時刻から長時間監視部で監視する時間より短い時間を遡った間の記憶部が記憶した補給回数が長時間監視部で監視する単位時間当たりの回数より高い頻度を示す設定回数に達している場合は不正があったと判断する短時間監視部とで構成したことを特徴とする、メダル遊技設備の不正検出装置
3) 警報手段が、不正と判断した後に補給手段を停止する制御を備えたものである、前記1)又は2)記載のメダル遊技設備の不正検出装置
にある。
メダル貸し機20の両側に設置された2台のメダル遊技機10で大当たりが無かった場合、通常は5分間で両側の台に2回づつ計4回貸し出され、遊技者は50枚の消化におよそ2.5〜3分要している。そうすると、最短で消化しても50枚×4回=200枚となるから、例えば5分間で3回補給が発生したとなると、200枚×3回=600枚となり通常では有り得ないことになる。したがって、監視プログラム47の短時間監視部47cは図6,7に示すようにメダル取込装置35が作動する度に、補給時刻記憶部47b(a)の最新の補給時刻t1(n)から設定時間t2(5分)を遡った間の記憶回数nを計数し、計数した記憶回数nが設定回数n1(3回)を含むそれ以上であった場合は警報信号出力部47eが警報装置48に信号を出力し、警報装置48はその信号を受信して警報するとともにメダル取込装置35が停止する。3回未満であった場合はそのまま監視を継続する。なお、2回補給があった場合でも200枚×2回=400枚となるが、誤警報を防止するために3回目で警報するようにしている。
不正行為を1時間以内で切り上げるとすると、最大貸し出し枚数は30分÷5分=6セットとなり(1セットは4回)、借りる回数は4回×6セット=24回となり、50枚/回×24回=1200枚となる。そうすると、例えば30分間で12回補給が発生したとなると、200枚×12回=2400枚となり通常では有り得ないことになる。したがって、監視プログラム47の長時間監視部47dは図6,7に示すようにメダル取込装置35が作動する度に、補給時刻記憶部47b(a)の最新の補給時刻t1(n)から設定時間t2(30分)を遡った間の記憶回数nを計数し、計数した記憶回数nが設定回数n1(12回)を含むそれ以上であった場合は警報信号出力部47eが警報装置48に信号を出力し、警報装置48はその信号を受信して警報するとともにメダル取込装置35が停止する。12回未満であった場合はそのまま監視を継続する。
大当たりでは700枚/回を払い出すとともに通常より100枚多い300枚/回を並行して補給し、補給回数は大当たり1回につき700÷300≒2.33回である。また、大当たりの消化ゲーム時間はおよそ6分である。そうすると、例えば6分間で5回補給が発生したとすると、大当たりが連続した場合でも2.33回×2回=4.66回であるから、通常では有り得ないことになる。したがって、監視プログラム47の短時間監視部47cは図6,7に示すようにメダル取込装置35が作動する度に、補給時刻記憶部47b(b)の最新の補給時刻t1(n)から設定時間t2(6分)を遡った間の記憶回数nを計数し、計数した記憶回数nが設定回数n1(5回)を含むそれ以上であった場合は警報信号出力部47eが警報装置48に信号を出力し、警報装置48はその信号を受信して警報するとともにメダル取込装置35が停止する。5回未満であった場合はそのまま監視を継続する。
長時間管理の場合には、ゲームの回数が多くなるので、ゲームによるホッパー13へのメダルmの投入蓄積も合わせて考慮する。また、大当たりの700枚払い出し枚数は、大当たり中のゲームによる打ち込み枚数を差し引いた枚数である。
1.40分間に500ゲームをすると、1ゲームにつきメダルmが3枚投入されるので、3枚×500ゲーム=1500枚がホッパー13に打ち込み補充されることになり、大当たりによるメダルmの大量払い出しが全く無ければ、メダルmは増加するだけでメダルmの補給は全く必要ない。
2.40分間内に2回の大当たりが発生しても700枚×2回=1400枚であり、メダルmの補給回数は1400枚÷200枚=7回でよい。
3.40分間に大当たりが連続した場合、通常、大当たりの連続は5回が上限設定であり、700枚×5回=3500枚が払い出される。必要なメダルmの補給枚数は、大当たり中は払い出しをしながらメダルmの補給を行うので、1回のメダルmの補給枚数が100枚程度上乗せして300枚が補給されるので、3500÷300枚=11.6回≒12回で、15回もメダルmを補給する必要はない。
4.ほとんど有り得ないが、もし40分間中に全て大当たりが連続した場合は、40分÷6分(大当たり1回の消化時間)=6.67回≒7回となり、最大7回の大当たりが発生する。40分間に必要なメダルmの補給枚数は700枚×7回=4900枚、また大当たりが6回の場合は700枚×6回=4200枚である。メダルmの補給をその間に15回行ったとすると300枚×15回=4500枚となり、15回以上のメダルmの補給はほとんど有り得ない。
したがって、監視プログラム47の長時間監視部47dは図6,7に示すようにメダル取込装置35が作動する度に、補給時刻記憶部47b(b)の最新の補給時刻t1(n)から設定時間t2(40分)を遡った間の記憶回数nを計数し、計数した記憶回数nが設定回数n1(15回)を含むそれ以上であった場合は警報信号出力部47eが警報装置48に信号を出力し、警報装置48はその信号を受信して警報するとともにメダル取込装置35が停止する。15回未満であった場合はそのまま監視を継続する。
実施例における短時間監視部と長時間監視部の単位時間当りの補給回数の頻度は、大きく異にしている。短時間と長時間の補給頻度は、メダル遊技では5回/6分=0.833,15回/40分=0.375であり、メダル貸機では3回/5分=0.600,12回/30分=0.400である。従って短時間監視部は短時間での激しい不正を検出し、早期にそれを検出して早期に警報・予防できるようにし、長時間監視部は軽い不正の連続的な不正、激しくない中程度の不正のときどきの不正を精度よく検出し易くしている。
11 メダル投入口
12 コントローラ
13 ホッパー
14 タッチセンサー
15 シュート
16 受皿
17 排送路
18 補給路
20 メダル貸し機
21 貨幣投入口
22 コントローラ
23 ホッパー
24 タッチセンサー
25 シュート
26 払出口
27 補給路
30 メダル自動補給装置
31 供給ライン
32 回収ライン
33 洗浄研磨部
34 送出部
35 メダル取込装置
40 メダル補給制御部
40a 接続部
41 CPU
42 RAM
43 ROM
44 クロック
45 インターフェイス
46 信号線
47 監視プログラム
47a 補給時刻取得部
47b(a),(b) 補給時刻記憶部
47c 短時間監視部
47d 長時間監視部
47e 警報信号出力部
48 警報装置
50 ホールコンピュータ
51 接続部
52 信号線
m メダル
Claims (3)
- ホッパーを備えた複数のメダル遊技機にメダルを供給する供給ラインを設け、供給ラインのメダルをメダル遊技機のホッパーへバッチ補給する補給手段を設けたメダル遊技設備において前記補給手段による補給回数から不正と判断して警報する警報手段を設けたメダル遊技設備の不正検出装置であって、同警報手段は、補給手段によるメダルの補給時刻を記憶する記憶部と、最新の補給時刻から予め定めた長い時間を遡った間の記憶部が記憶した補給回数がその長い時間に対して不正と判断される所定回数に達している場合は不正があったと判断する長時間監視部と、最新の補給時刻から長時間監視部で監視する時間より短い時間を遡った間の記憶部が記憶した補給回数が長時間監視部で監視する単位時間当たりの回数より高い頻度を示す設定回数に達している場合は不正があったと判断する短時間監視部とで構成したことを特徴とする、メダル遊技設備の不正検出装置。
- ホッパーを備えた複数のメダル貸し機にメダルを供給する供給ラインを設け、供給ラインのメダルをメダル貸し機のホッパーへバッチ補給する補給手段を設けたメダル遊技設備において前記補給手段による補給回数から不正と判断して警報する警報手段を設けたメダル遊技設備の不正検出装置であって、同警報手段は、補給手段によるメダルの補給時刻を記憶する記憶部と、最新の補給時刻から予め定めた長い時間を遡った間の記憶部が記憶した補給回数がその長い時間に対して不正と判断される所定回数に達している場合は不正があったと判断する長時間監視部と、最新の補給時刻から長時間監視部で監視する時間より短い時間を遡った間の記憶部が記憶した補給回数が長時間監視部で監視する単位時間当たりの回数より高い頻度を示す設定回数に達している場合は不正があったと判断する短時間監視部とで構成したことを特徴とする、メダル遊技設備の不正検出装置。
- 警報手段が、不正と判断した後に補給手段を停止する制御を備えたものである、請求項1又は2記載のメダル遊技設備の不正検出装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2006
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