JP2008043053A - 軸方向空隙型電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】偏芯許容構造を備えた軸方向空隙型電動機を提供する。
【解決手段】本発明は、固定子4が回転子3の回転軸方向に所定空隙14を持って回転子に相対するように配置された軸方向空隙型電動機において、回転子と固定子とを内装するケースと回転子との間に、ケースの中心線に対する直交方向での回転子の摺動を許容するとともに、回転子の回転軸回りの回転を可能とするベアリング13と、永久磁石12の外周側において回転子に設けられるリング部材7と、その外周側にて回転子の回転軸回りに摺動可能に設置される支持部材15と、ケースと支持部材との間に、回転子の回転軸に直交する方向に付勢力を生じる付勢手段17aとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、軸方向空隙型電動機、特に回転軸の偏芯許容構造を備えた軸方向空隙型電動機に関するものである。
従来、低速高トルクが要求される電動機に対応する電動機として、回転軸方向に固定子と回転子とが対向して配置される軸方向空隙型電動機がある。従来の軸方向空隙型電動機は、コイルが巻回される固定子と、このコイルに回転軸方向に対向して配置され、複数対の永久磁石が周方向起磁力形に配置される回転子とからなり、固定子コイルに電流を流して回転磁界を発生させ、これに伴い固定子と回転子との間の磁気的な吸引力および反発力によって、回転子を回転させるものである(特許文献1、2参照のこと)。
特開2002−153028号公報 特開平11−187635号公報
しかしながら、これら従来の軸方向空隙型電動機では、固定子の中心線と回転子の回転中心線とを同一中心線として構成され、たとえば回転子に接続する被回転部材の回転中心線も回転子の回転中心線と同一にする必要が生じるが、組み立て精度等を考慮するとバラツキを除去することができず、この中心線に対する直交方向のズレ(偏芯量)を許容するために、例えばオルダムカップリングを回転子と被回転部材間に設置することが行われている。
このため、オルダムカップリングの設定に伴い、コストアップや重量増加という課題が生じる。
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、偏芯許容構造を備えた軸方向空隙型電動機を提供することを目的とする。
本発明は、永久磁石またはコイルの一方を周方向に所定間隔で複数個設置した回転子と、前記回転子の中心線方向に前記永久磁石またはコイルの一方に対向するように前記永久磁石またはコイルの他方を備えた固定子とを備え、前記固定子が前記回転子の中心線方向に所定空隙を持って前記回転子に相対するように配置された電動機部を有する軸方向空隙型電動機において、前記回転子と前記固定子とを内装し、前記固定子を固定するケースと、前記ケースと前記回転子との間に、前記ケースの中心線に対する直交方向での前記回転子の摺動を許容するとともに、前記回転子の中心線回りの回転を可能とするベアリングと、前記回転子に設置された前記永久磁石または前記コイルの一方の外周側に設けられるリング部材と、前記リング部材の外周側にて前記回転子の中心線回りに前記リング部材と相対回転可能に設置される支持部材と、前記ケース内面と前記支持部材との間に、前記回転子の中心線に直交する方向に付勢力を生じ、前記回転子の中心線と前記固定子の中心線とを同一中心線となるように付勢する付勢手段と、を備えたことを特徴とする軸方向空隙型電動機である。
本発明では、ケースと回転子に接続する支持部材との間に、回転子の回転軸に直交する方向に付勢力を生じ、回転子の回転中心線と固定子の中心線とを同一中心線とする付勢手段を備えたので、回転子に外力が作用する場合においても回転子の回転中心線と固定子の中心線との回転子の回転軸に直交する方向のズレを抑制することができる。このため、従来、このズレを許容するために設けていたオルダムカップリングを設定する必要がなく、コスト低減や軽量化を図ることができる。
また、被回転部材を外部から位置決めすることが不要となり、電動機で被回転部材を保持することができるため、構造の簡素化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の軸方向空隙型電動機1の構成を示す断面図で、ロータ軸2の回転中心線(以下、中心線X1という。)がケース5の中心線に対して偏心している状態を示す。
本実施形態において、被回転部材を回転するロータ軸2と、ロータ軸2に固定された回転子3と、ロータ軸2の中心線X1方向に所定の空隙をもって回転子3に対向するように設けられた一対の固定子4とからなる電動機部1aを、複数個ロータ軸方向に配置して、ケース5内に収納し、軸方向空隙型電動機1を構成する。なお、本実施形態では2列の電動機部1aを備えた軸方向空隙型電動機1を用いて説明するが、これに限らず、より複数個でも、あるいは1列の電動機部1aからなる軸方向空隙型電動機1であってもよい。
図2は、回転子3の形状を説明する図である。回転子3は図示しない被回転部材に接続するロータ軸2の中心線X1から直交方向に延出する4本の等長の腕部6を備える。これら腕部6は周方向に等間隔(図2では90°間隔)で配置される。各腕部6の外周側の先端部には各腕部6を連結する円筒状のリング部材7が固定される。
図1に示すように、回転子3の腕部6には、永久磁石12が取り付けられる。永久磁石12は、それぞれ例えば図3に示すように中心線X1方向から見て略扇状に形成され、各腕部6の中間部を挟持するように保持される。永久磁石12は、両側の端面12aがそれぞれロータ軸2の中心線X1に直交する面に平行に形成される。なお、腕部6の数、形状等は実施形態に限定されるものでないことは言うまでもない。
ロータ軸2の中心線X1方向において、回転子3の永久磁石12にそれぞれ一対の対向する位置には、それぞれ固定子4が後述するケース5のロータ軸の中心線X1に直交する面5eに固定される。固定子4は、ケース5に固定されたヨーク部8と、固定子4の中心線X2方向から見て略扇状の形状を有するティース部9と、ティース部9に巻回されるコイル10とから構成される。ヨーク部8は、ティース部9をケース5に固定する。ティース部9の磁束を周方向に回して別のティース部9へ流す役割を果す。ティース部9は、中心線X1方向にヨーク部8から回転子3側に突出して形成され、その端面は永久磁石12の端面12aに平行に形成される。またコイル10は図示しない絶縁体等を介して、ティース部9から絶縁される。
回転子3と固定子4とからなる各電動機部1aを収納するケース5は、有底円筒形状を有する本体部5a、この本体部5aの開口端を塞ぐとともに、ロータ軸2が貫通する貫通空間5dを備える蓋部5bと、ケース内をケース5の中心線X2に直交する方向に仕切るように配置される中空円板状の仕切板5cとから構成される。仕切板5cは、ケース5内を中心線X2方向に並ぶ2つの互いに等しい形状の空間5x、5yに区画するとともに、その中心部にロータ軸2が挿通される。電動機部1aはそれぞれ空間部5x、5y内に構成され、電動機部1aを収納する空間部5x、5yを形成するケース5の中心線X2に直交するケース5の面5eには前記固定子4が固定され、各固定子4間に回転子3が中心線X2方向に対面して配置され、電動機部1aが構成される。なお、各電動機部1aがケース5内に配置された状態で、回転子3と、回転子3に相対する一対の固定子4との中心線X2方向のそれぞれの空隙14は所定値となるように設置される。
回転子3の各腕部6の先端部を連結する円筒状のリング部材7は、中心線X1を中心として形成される。リング部材7のロータ軸2の中心線X1方向の両側の端面7aは、ケース5の内面5eと対面し、中心線X1に直交するように形成される。これら両端面7aとケース5の面5eとの間にそれぞれベアリング13が設置される。このベアリング13は例えば円環状に配置され、ケース5に対してロータ軸2が中心線X1に直交する方向に摺動することを許容する。さらにリング部材7がケース5に摺接した状態でロータ軸2の中心線X1回りの回転を可能とする。なお、ベアリング13としてはスライドベアリング等が考えられるが、これに限らず、回転子3のケース5に対する摺動と回転子3の回転を可能とする手段であればよい。
ここで、ケース5のロータ軸2が貫通する貫通空間5dは、ロータ軸2の直径に対して所定量だけ大きく形成される。前述のように回転子3は、中心線X1に直交する方向に摺動可能に構成されるが、この貫通空間5dの径とロータ軸2の直径との差によって、回転子3がケース5に対してロータ軸2の中心線X1に直交する方向の移動量が規定される。
リング部材7の外周側には、ロータ軸2の中心線X1を中心線とする円筒状の支持部材15が移動可能に所定の空隙をもって配置される。この支持部材15とリング部材7との間にはベアリング16が設けられ、相対回転可能に形成される。
支持部材15の外周面とケース5の内周面との間には環状の環状空間5x1、5y1を区画し、区画される環状空間5x1、5y1は、回転子3がケース5内において、ロータ軸2の中心線X1に直交方向へ変位するのに伴い支持リング15が変位することで、その断面が変形可能に構成される。ここで支持部材15は、その内周面にベアリング16を介して回転子3のリング部材7を支持しているため、リング部材7が回転しても支持部材15は回転することなく、リング部材7(つまり、回転子3)のロータ軸2の中心線X1に対する直交方向の変位に伴って変位するのみである。
図3は、支持部材15により区画された環状空間5x1、5y1内の構成を示す断面図であり、環状空間5x1、5y1はそれぞれ同様の構成を備えるため、図3では環状空間5y1の構成を代表して説明する。
図3に示すように支持部材15により区画された環状空間5y1は、支持部材15の外周に設けられた区画板17によりさらに周方向にそれぞれ4つの空間5ya〜5ydに区画される。これら4つの空間5ya〜5ydは、回転子3の回転中心線X1と固定子4の中心線X2とが同一中心線となる場合において、その容積が等しくなるように区画される。区画板17は、その基端が支持部材15に揺動可能に支持され、その揺動中心に捩りコイルバネ18などの付勢手段が配置される。このため区画板17の外端は、ケース5の中心線X2に平行な内面5fに押し付けられる。
したがって、回転子3は、支持リング15を介してケース5の内周面5fに対して捩りコイルバネ18により支持された構成となる。このため、各捩りコイルバネ18のバネ特性を同じとすると、ケース5に対して回転子3がロータ軸2の直交方向に変位した場合に、捩りコイルバネ18の作用により回転子3にはケース5、つまり固定子4と同軸となるような付勢力が作用することになる。したがって、回転子3にその中心線X1に対して直交する方向の外力が作用しない場合には、捩りコイルバネ18は、回転子3の中心線X1と固定子4の中心線X2とを同一中心線と一致させるように保持する。
なお、本実施形態では、回転子3に永久磁石12を、固定子4にコイル10を設置したが、逆に回転子にコイルを、固定子に永久磁石を設けるようにしてもよい。
次に作用を説明する。
本発明の軸方向空隙型電動機は、固定子4のコイル10に通電されると、回転磁界が発生し、これに伴い固定子4と回転子3との間の磁気的な吸引力および反発力によって、回転子3を所定方向に回転させる。この回転により回転子3のロータ軸2に連結する図示しない被回転部材が回転する。
ロータ軸2を介して回転子3に被回転部材が連結される場合には、被回転部材に作用するロータ軸2の中心線X1に直交する方向の外力がロータ軸2を通じて回転子3にも作用することになる。ここで、前述したように、回転子3が固定子4(=ケース5)に対してロータ軸2の中心線X1に対して直交方向に摺動を可能とするベアリング13を備えているため、被回転部材からの外力に伴いロータ軸2が変位する場合、つまり、ケース5(固定子4)の中心線X2とロータ軸2(回転子3)の中心線X1が直交方向にズレが生じる(偏芯する)場合に、ベアリング13の作用により回転子3の固定子4に対する直交方向の摺動が許容され、回転子3は固定子4の中心線に対して偏芯した位置を中心として回転することができる。このため、ロータ軸2と被回転部材とを同軸的に連結する場合において、その中心線を一致させる精度の許容範囲を大きく設定することができる。したがって、ロータ軸2と被回転部材との間のロータ軸の直交方向での偏芯を許容するための手段として、例えばオルダムカップリングを設ける必要がなく、コストの削減、軽量化を図ることができる。
また、回転子3のリング部材7に対してロータ軸2の中心線X1回りに相対回転可能に支持される支持部材15がケース5との間に環状空間5x1、5y1を区画し、支持部材15とケース5との間に捩りコイルバネ18で付勢された区画板17が介在する。このため、回転子3の中心線X1を固定子4の中心線X2から偏芯させようとする外力がロータ軸2に作用した場合に、この外力に抗して中心線X1、X2が一致するように復元するように捩りコイルバネ18の付勢力が作用する。このため、外力の減少に伴い回転子3の中心線X1と固定子4の中心線X2とを同軸上に維持しやすくなる。
また、外力が作用しない場合や被回転部材が接続されていない場合には、捩りコイルバネ18を備えたので捩りコイルバネ18の作用により、回転子3の中心線X1と固定子4の中心線X2とを同一とする調芯作用が生じ、同一中心線とすることができる。
次に図4〜図6を用いて第2の実施形態を説明する。第1の実施形態では、回転子3が付勢手段17aを介してケース5(=固定子4)に支持されることにより、回転子3の中心線X1と固定子4の中心線X2とを同一とする付勢力が作用する構成とした。これに対して本実施形態では、支持部材15と区画板17とケース5により区画された空間5ya〜5yd内を密閉状態となる構成として、この空間内に流体を供給、排出する構成を追加して、空間内の圧力を制御することで、常時、回転子3と固定子4との中心線X1、X2が同一中心線となることを目的とした実施形態である。
なお、密閉される空間5ya〜5yd内には、それぞれ流体、例えば、空気、油やMR流体が供給、排出され、そのための給排口20が追加される。この給排口20は、環状空間5x1、5y1をさらに区画した空間5xa〜5xd、5ya〜5ydにそれぞれ設けても良いが、図1に示すように電動機部1aが軸方向に2列に配置される場合には、中心線X1方向に並列する空間5xa〜5xd及び5ya〜5ydとをそれぞれ連通する連通口19を仕切板5cに設けて、互いに連通する空間の一方に給排口20を設けるようにしてもよい。
本実施形態は、各区画板17の縁部にシールを設け、各空間5xa〜5xd、5ya〜5ydを密閉する。各空間5xa〜5xd、5ya〜5yd内の圧力を検出するセンサあるいは推定する手段を設け、この検出あるいは推定した圧力値をコントローラ30で読み込み、コントローラ30は、回転子3の中心線X1と固定子4の中心線X2とが同一中心線となるように各空間内に供給する、あるいは排出する流体流量を制御するものである。
図4は、本実施形態の油圧制御系の構成の一例を示す概略図であり、まず、各空間5xa〜5xd、5ya〜5yd内の圧力をそれぞれ検出する圧力センサ20a〜20dを設ける。さらに各空間へ流体を供給するポンプ23を備え、このポンプ23からポンプ通路25を通じて作動油が各空間内の流体の出入りを制御する2位置制御弁21a〜21dに送られる。ポンプ通路25途中には各空間への流体の流量を制御する流量制御弁22a〜22dが備えられる。さらに各空間から排出された流体はリターン通路26を通じてタンク24に貯留される。検出された各空間の圧力に基づいて各2位置制御弁21a〜21d、各流量制御弁22a〜22d及びポンプ23の運転状態を制御し、回転子3の回転中心線と固定子4の中心線とが同一軸となるように制御するコントローラ30から構成される。
なお、本実施形態では、回転子3に永久磁石を、固定子4にコイルを設置したが、逆に回転子3にコイルを、固定子に永久磁石を設けるようにしてもよい。
次に作用を説明する。
回転子3の中心線X1がケース5の中心線X2に対してロータ軸2の直交方向にズレる(偏芯する)ような外力が被回転部材を介して回転子3に作用している場合に、偏芯に伴う各空間5xa〜5xd、5ya〜5ydの圧力変化を圧力センサ20a〜20dの検出値により検出し、コントローラ30が回転子3と固定子4の同一中心線を維持するように制御する。具体的には、回転子3の変位により圧力が上昇した前記空間は外力により変形したと判断し、ポンプ23を稼動する。ポンプ23から吐出された作動油は、圧力差に応じて各空間が同一の容積となるように所定開度に制御された流量制御弁を通じて2位置制御弁に送られ、圧力が上昇した所定の空間内に供給される。
このように、流体を所定の空間内に供給して圧力を上昇させて、回転子3の中心線X1の位置を固定子4の中心線X2と同一であった偏芯前に復帰させるようにする。なお、圧力を上昇させる所定の空間に対面する空間内の圧力を低減するようにするなど、各空間の圧力を制御して回転子3の中心線X1と固定子4の中心線X2とが同一中心線となるように制御してもよい。
したがって、ロータ軸2が、例えば等速ジョイントを介して被回転体に接続するような、被回転体の位置が一意に決まらない場合であっても、回転子3の中心線X1と固定子4の中心線X2とを同一中心線とすることができる。また、ロータ軸2を被回転体に直接接続した場合において、被回転体に作用する外力によりロータ軸2、つまり回転子3の中心線X1と、固定子4の中心線X2とが偏芯した場合にもコントローラ30の圧力制御により、偏芯を補正し、回転体3の中心線X1と固定子4の中心線X2とを同一に制御することが可能となる。
図7は第3の実施形態の構成を説明する断面図である。
第1の実施形態では、ケース5と、回転子3に接続する支持部材15との間を区画板17と付勢手段17aを用いて支持したが、この実施形態では、区画板17と付勢手段17aに代えて、流体を密閉した袋状の弾性部材25を支持部材15とケース5間の環状空間5x1、5y1に複数個配置したことを特徴とする。
本実施形態の構成により、第1の実施形態と同様の効果を有するとともに、ボール状の弾性部材25を複数個、環状空間5x1、5y1に配置するのみのため、第1の実施形態に比して、構成が容易で、組み立てやすく、またコストの低減を図ることができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明の軸方向空隙型電動機1の構成を説明する断面図である。 回転子の構成図である。 図1の断面A−Aの断面図である。 第2の実施形態の構成を説明する断面図である。 図4の断面B−Bの断面図である。 第2の実施形態の油圧系の構成を説明する概略図である。 第3の実施形態の構成を説明する断面図である。
符号の説明
1 軸方向空隙型電動機
1a 電動機部
2 ロータ軸
3 回転子
4 固定子
5 ケース
6 腕部
7 リング部材
8 ヨーク
9 ティース部
10 コイル
11 仕切板
12 永久磁石
13 ベアリング
14 空隙
15 支持部材
17 区画板
18 付勢手段
25 弾性部材
30 コントローラ

Claims (5)

  1. 永久磁石またはコイルの一方を周方向に所定間隔で複数個設置した回転子と、
    前記回転子の中心線方向に前記永久磁石またはコイルの一方に対向するように前記永久磁石またはコイルの他方を備えた固定子とを備え、
    前記固定子が前記回転子の中心線方向に所定空隙を持って前記回転子に相対するように配置された電動機部を有する軸方向空隙型電動機において、
    前記回転子と前記固定子とを内装し、前記固定子を固定するケースと、
    前記ケースと前記回転子との間に、前記ケースの中心線に対する直交方向での前記回転子の摺動を許容するとともに、前記回転子の中心線回りの回転を可能とするベアリングと、
    前記回転子の外周側に設けられるリング部材と、
    前記リング部材の外周に前記リング部材と同軸かつ相対回転可能に配置される支持部材と、
    前記ケース内面と前記支持部材との間に、前記回転子の中心線に直交する方向に付勢力を生じ、前記回転子の中心線と前記固定子の中心線とを同一中心線となるように付勢する付勢手段と、
    を備えたことを特徴とする軸方向空隙型電動機。
  2. 前記支持部材と前記ケースとの間に区画された環状空間を前記回転軸の周方向に複数の空間に区画し、前記支持部材に揺動可能に設けられる区画板を備え、
    前記付勢手段は、この区画板を前記ケースに弾性的に押圧接触することを特徴とする請求項1に記載の軸方向空隙型電動機。
  3. 前記付勢手段は、前記環状空間内に配置され、所定圧力の流体を密閉した弾性部材であることを特徴とする請求項1に記載の軸方向空隙型電動機。
  4. 前記各空間は、それぞれ密閉状態に保持され、
    前記各空間内に流体を供給あるいは排出する手段と、
    前記各空間内の圧力を検出または推定する手段と、
    前記回転子の中心線と前記固定子の中心線との直交方向のズレに伴う前記各空間内の圧力変化に基づいて、前記回転子の中心線と前記固定子の中心線との軸芯のズレを補正するように前記各空間内の圧力を制御するコントローラとを備えることを特徴とする請求項2に記載の軸方向空隙型電動機。
  5. 前記ベアリングは、前記ケースの中心線に対して直交して設けられた面と、この面に対面する回転子との間に設けられることを特徴とする請求項1に記載の軸方向空隙型電動機。
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