JP4954634B2 - 軸継手 - Google Patents

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本発明は、軸継手の改良に関するものである。
従来、低速高トルクが要求される電動機に対応する電動機として、回転軸方向に固定子と回転子とが対向して配置される軸方向空隙型電動機がある。従来の軸方向空隙型電動機は、コイルが巻回される固定子と、このコイルに回転軸方向に対向して配置され、複数対の永久磁石が周方向起磁力形に配置される回転子とからなり、固定子コイルに電流を流して回転磁界を発生させ、これに伴い固定子と回転子との間の磁気的な吸引力および反発力によって、回転子を回転させるものである(特許文献1、2参照のこと)。
特開2002−153028号公報 特開平11−187635号公報
しかしながら、これら従来の軸方向空隙型電動機に使用される軸継手では、固定子の中心線と回転子の回転中心線とを同一中心線となるように構成され、回転子に接続する被回転部材の回転中心線も回転子の回転中心線と同一にする必要が生じる。しかしながら、組み立て精度等を考慮するとバラツキを除去することができず、この中心線に対する直交方向のズレ(偏芯量)を許容するために、例えばオルダムカップリングを回転子と被回転部材間に設置することが行われている。
このため、オルダムカップリングの設定に伴い、コストアップや重量増加という課題が生じる。
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、偏芯許容構造を備えた軸継手を提供することを目的とする。
本発明は、円筒状のケースと、このケース内に前記ケースの中心線と平行に配置され、前記中心線と直交方向に変位可能回転軸と、前記回転軸の外周側に設けられるリング部材と、前記リング部材の外周に相対回転可能に嵌合される円筒状の支持部材と、前記支持部材の外周と前記ケースの内周との間に区画された環状空間を前記回転軸の周方向に複数個の密閉された、かつ所定圧の流体が封入される隔室に区画する区画板と、前記リング部材の端面と前記ケースの内面との間に設けられ、前記中心線と直行方向への前記回転軸の摺動を許容するとともに、前記回転軸の前記中心線回りの回転を可能とするベアリングと、前記各隔室に封入する流体の移動に抵抗を付与する減衰手段と、を備えたことを特徴とする軸継手である。
本発明では、前記ケースと前記回転軸との間に、前記ケースの中心線に対する直交方向での前記回転軸の前記ケースに対する摺動を許容するとともに、前記回転軸の回転中心線回りの回転を可能とするベアリングを備えたので、ケースの中心線と回転軸の回転中心線との偏芯を許容することで、回転軸と被回転部材との中心線に対する直交方向の偏芯を許容でき、結果としてオルダムカップリングを用いる必要がなく、コストダウンや軽量化を図ることができる。
また、回転軸の外周部とケースとの間に、回転軸の直交方向の付勢力を生じさせる付勢手段を備えたので、ケース中心線と回転軸の回転中心線をと同一の中心線とする付勢力を作用させることができる。
さらに、ケース、区画板とリング部材に区画される空間内の圧力変化に基づいて、回転軸の回転中心線に対して直交する方向の摺動を減衰する減衰手段とを備えたので、回転軸の摺動を効率よく減衰することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の軸方向空隙型電動機1の構成を示す断面図で、ロータ軸2の回転中心線(以下、中心線X1という。)がケース5の中心線に対して偏心している状態を示す。
本実施形態において、被回転部材を回転するロータ軸2と、ロータ軸2に固定された回転子3と、ロータ軸2の中心線X1方向に所定の空隙をもって回転子3に対向するように設けられた一対の固定子4とからなる電動機部1aを、ロータ軸方向に二列に配置して、ケース5内に収納し、軸方向空隙型電動機1を構成する。
各電動機部1aを収納するケース5は、有底円筒形状を有する本体部5a、この本体部5aの開口端を塞ぐとともに、ロータ軸2が貫通する空間5dを備える蓋部5bと、ケース内を円筒形のケース5の中心線X2に直交する方向に仕切るように配置される中空円板状の仕切板5cとから構成される。仕切板5cは、ケース5内を中心線X2方向に並ぶ2つの互いに等しい形状の空間部5x、5yに区画するとともに、その中心部にロータ軸2が挿通される。電動機部1aはそれぞれ空間部5x、5y内に配置される。
図2は、回転子3の形状を説明する図である。回転子3は図示しない被回転部材に接続するロータ軸2の中心線X1から直交方向に延出する4本の等長の腕部6を備える。これら腕部6は周方向に等間隔(図2では90°間隔)で配置される。各腕部6の外周側の先端部には各腕部6を連結する円筒状のリング部材7が固定される。
図1に示すように、回転子3の腕部6には、永久磁石12が取り付けられる。永久磁石12は、それぞれ例えば図3に示すように中心線X1方向から見て略扇状に形成され、各腕部6の中間部を挟持するように固定される。永久磁石12は、両側の端面12aがそれぞれロータ軸2の中心線X1に直交する面に平行に形成される。なお、腕部6の数、形状等は実施形態に限定されるものでないことは言うまでもない。
ロータ軸2の中心線X1方向において、回転子3の永久磁石12の両側にそれぞれ対向する位置には、それぞれ一対の固定子4がケース5のロータ軸の中心線X1に直交する面5eと同じく仕切板5cの面5eに固定される。固定子4は、ケース5に固定されたヨーク部8と、固定子4の中心線X2方向から見て略扇状の形状を有するティース部9と、ティース部9に巻回されるコイル10とから構成される。ヨーク部8は、ティース部9をケース5に固定する。ティース部9の磁束を周方向に回して別のティース部9へ流す役割を果す。ティース部9は、中心線X1方向にヨーク部8から回転子3側に突出して形成され、その端面は永久磁石12の端面12aに平行に形成される。またコイル10は図示しない絶縁体等を介して、ティース部9から絶縁される。
各電動機部1aがケース5内に配置された状態で、回転子3と、回転子3に相対する一対の固定子4との中心線X1方向のそれぞれの空隙14は所定値となるように設置される。
回転子3の各腕部6の先端部を連結する円筒状のリング部材7は、中心線X1を回転中心として形成される。リング部材7のロータ軸2の中心線X1方向の両側の端面7aは、ケース5の内面5eとそれぞれ対面し、中心線X1に直交するように形成される。これら両端面7aとケース5の面5eとの間にそれぞれベアリング13が設置される。このベアリング13は例えばリング部材7と同径の円環状に配置され、ケース5に対してロータ軸2が中心線X1に直交する方向に摺動することを許容する。さらにリング部材7がケース5に摺接した状態でロータ軸2の中心線X1回りの回転を可能とする。なお、ベアリング13としてはスライドベアリング等が考えられるが、これに限らず、回転子3のケース5に対する摺動と回転子3の回転を可能とする手段であればよい。
ここで、ケース5のロータ軸2が貫通する空間5dは、ロータ軸2の直径に対して所定量だけ大きく形成される。前述のように回転子3は、中心線X1に直交する方向に摺動可能に構成されるが、この空間5dの寸法とロータ軸2の直径との差によって、回転子3がケース5に対してロータ軸2の中心線X1に直交する方向の移動量が規定される。
リング部材7の外周側には、ロータ軸2の中心線X1を中心線とする円筒状の支持部材15が所定の間隙をもって配置される。支持部材15は、ケース5の内面5eに摺接しながら移動可能に構成される。この支持部材15とリング部材7との間にはベアリング16が介装され、相対回転可能に形成される。
支持部材15の外周面とケース5の内周面5fとの間には仕切板5cを介して2つに分割された環状の環状空間部5x1、5y1が区画される。環状空間部5x1、5y1は、回転子3がケース5内において、ロータ軸2の中心線X1に直交方向へ変位するのに伴い支持部材15が変位することで、その断面が変形可能に構成される。ここで支持部材15は、その内周面にベアリング16を介して回転子3のリング部材7を支持しているため、リング部材7が回転しても支持部材15は回転することなく、主としてロータ軸2の中心線X1に対する直交方向に変位するのみである。
図3は、支持部材15により区画された環状空間部5x1、5y1内の構成を示す断面図であり、環状空間部5x1、5y1はそれぞれ同様の構成を備えるため、図3では環状隔室5y1の構成を代表して説明する。
図3に示すように支持部材15により区画された環状空間5y1は、支持部材15の外周に設けられた区画板17a〜17hによりさらに周方向にそれぞれ偶数個、図では8つの密閉された隔室5ya〜5yhに区画される。これら8つの隔室5ya〜5yhは、ロータ軸2の回転中心線X1とケース5の中心線X2とが同一中心線となる場合において、その容積が互いに等しくなるように区画される。区画板17a〜17hは、その基端が支持部材15に揺動可能に支持され、その揺動中心に捩りコイルバネ18などの付勢手段が配置される。このため区画板17a〜17hの外端は、ケース5の内周面5fに常時押し付けられる。なお、区画板17a〜17hの長さは、支持部材15とケース5の間に形成される最大隙間よりも大きく設定され、これにより、隔室5ya〜5yhが変形しても、必ずケース5の内周面5fに接触することが可能となっている。隔室5ya〜5yh内には、例えば、空気、水及びMR流体が所定の圧力でもって封入される。
したがって、ロータ軸2は、支持部材15を介してケース5の内周面5fに対して捩りコイルバネ18により浮動的に支持された構成となる。このため、各捩りコイルバネ18のバネ特性を同じとすると、ケース5に対して支持部材15がロータ軸2の直交方向に変位した場合に、隔室5ya〜5yhに封入した流体の圧力とともに、捩りコイルバネ18の作用によりロータ軸2にはケース5と同軸となるような付勢力が作用することになる。したがって、ロータ軸2にその中心線X1に対して直交する方向の外力が作用しない場合には、隔室5ya〜5yhの流体の圧力と、捩りコイルバネ18は、ロータ軸2の中心線X1とケース5の中心線X2とを一致させるように保持する。
また、偶数個の隔室5ya〜5yhを区画する区画板17a〜17hは、1つ置きに周方向に貫通するオリフィス状の貫通孔20を備える。つまり、例えば区画板17b、17d、17f、17hに貫通孔20が形成される。このような構成により、例えば貫通孔20を備えた区画板17bを挟んで区画された隔室5ybと5ycとの間で容積差(=圧力差)が生じ、区画板17aと17bで区画された隔室5yb内の流体が貫通孔20を通じて区画板17bと17cで区画された隔室5ycとの間で流通可能となり、オリフィス状に形成された貫通孔20の作用により減衰効果が生じる。なお、密閉される流体としてMR流体を用いる場合には、貫通孔20は回転子3及び固定子4近くに設けることが好ましいので、支持部材15近くに形成する。
なお、本実施形態では、回転子3に永久磁石12を、固定子4にコイル10を設置したが、逆に回転子にコイルを、固定子に永久磁石を設けるようにしてもよい。
次に作用を説明する。
本発明の軸継手は、ロータ軸2に被回転部材が連結される場合には、被回転部材に作用するロータ軸2の中心線X1に直交する方向の外力がロータ軸2を通じて回転子3にも作用することになる。ここで、前述したように、ロータ軸2がケース5に対してロータ軸2の中心線X1に対して直交方向に摺動を可能とするベアリング13を備えているため、被回転部材からの外力に伴いロータ軸2が変位する場合、つまり、ケース5の中心線X2とロータ軸2の中心線X1が直交方向にズレが生じる(偏芯する)場合に、ベアリング13の作用によりロータ軸2のケース5に対する直交方向の摺動が許容され、ロータ軸2はケース5の中心線X2に対して偏芯した位置を中心として回転することができる。このため、ロータ軸2と被回転部材とを同軸的に連結する場合において、その中心線を一致させる精度の許容範囲を大きく設定することができる。したがって、ロータ軸2と被回転部材との間のロータ軸の直交方向での偏芯を許容するための手段として、例えばオルダムカップリングを設ける必要がなく、コストの削減、軽量化を図ることができる。
また、ロータ軸2に連結するリング部材7に対してロータ軸2の中心線X1回りに相対回転可能に支持される支持部材15がケース5との間に環状空間部5x1、5y1を区画し、支持部材15とケース5との間に捩りコイルバネ18で付勢された区画板17が介在する。このため、ロータ軸2の中心線X1をケース5の中心線X2から偏芯させようとする外力がロータ軸2に作用した場合に、この外力に抗して中心線X1、X2が一致するように復元するように隔室5ya〜5yhに封入した流体の圧力及び捩りコイルバネ18の付勢力が作用する。このため、外力の減少に伴いロータ軸2の中心線X1とケース5の中心線X2とを同軸上に維持しやすくなる。
また、外力が作用しない場合や被回転部材が接続されていない場合には、隔室5ya〜5yhに封入した流体の圧力及び捩りコイルバネ18の作用により、ロータ軸2の中心線X1とケース5の中心線X2とを同一とする調芯作用が生じ、同一中心線とすることができる。
また、隔室5ya〜5yhを密閉する区画板17a〜17hの内、一つ置きにオリフィス状の貫通孔20を形成した。このため、ロータ軸2がロータ軸2の直交方向にケース5に対して摺動するのに伴って隔室5ya〜5yhの容積変化が生じる場合、貫通孔20を備えた区画板17b、17d、17f、17hの周方向にて両側に位置する隔室5ya〜5yh間を流体が貫通孔20を通過して行き来する際に貫通孔20のオリフィス効果により抵抗が生じて、ロータ軸2の中心線X2に直交する方向の摺動を減衰することができる。この減衰効果は、貫通孔20を備えた区画板17b、17d、17f、17hを挟んで位置する隔室5ya〜5yh間の相互の容積差が大きいほど効果的である。したがって、例えばロータ軸2の回転時の振動により隔室5ya〜5yhに圧力変化が生じる場合、所定の区画板17b、17d、17f、17hに設けた貫通孔20の減衰効果によりロータ軸2の回転振動を低減することができる。
図4と図5は、第2の実施形態を説明するための図であり、図4は本発明の軸継手を用いた軸方向空隙型電動機1の構成を示す回転子3の回転中心線を含む断面図であり、図5は、環状空間部5x1、5y1内の構成を示す断面図である。
第1の実施形態では、所定の区画板17b、17d、17f、17hに貫通孔20を設けることで、貫通孔20を設けた区画板17b、17d、17f、17hを挟んで周方向で両側に位置する隔室5ya〜5yh間での容積差に基づく貫通孔20を介する流体の流れにより減衰効果を生じるようにしたが、この実施形態では、所定の区画板17b、17d、17f、17hに設けた貫通孔20に代えて隔室5ya〜5yhに通じるオリフィス効果を生じる貫通孔21をケース5の底部に設け、さらにケース5の外部にこの貫通孔21が開口する流体室22を設け、空間と流体室22との間の圧力差に応じて流体が行き来し、その際に貫通孔21を通過することで、減衰効果を生じさせるようにした。
図を用いて説明すると、貫通孔21はケース5の本体部5aの底部5eにケース5の中心線X2に平行に各隔室5ya〜5yhに開口して設けられる。また、この貫通孔21はケース5に固定された閉空間である流体室22内に開口する。
ケース5の中心線X2とロータ軸2の中心線X1とが同一である場合において、各隔室5ya〜5yh内の圧力と各流体室22内の圧力を同一とする。この均一な圧力の状態からロータ軸2の中心線X2に直交する方向の外力によりケース5の中心線X2に対してロータ軸2の中心線X1が偏芯すると、これに伴って隔室5ya〜5yhに容積変化が生じ、隔室5ya〜5yh内の圧力が変化する。この圧力変化により、隔室5ya〜5yh内の圧力と各流体室22内の圧力とに差が生じ、その圧力差に応じて流体室22内の流体と隔室5ya〜5yh内の流体とがオリフィスとしての貫通孔21を通じて行き来する。これにより減衰効果が奏される。
本実施形態では、ケース5の本体部5aに設けた貫通孔21とケースと別体の流体室22とを備えることで、第1の実施形態と同様の効果を生じつつ、現状オリフィスを備えていない軸方向空隙型電動機に後付けすることができる優位性がある。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。なお、本実施形態では2列の電動機部1aを備えた軸方向空隙型電動機1を用いて説明するが、これに限らず、より複数個でも、あるいは1列の電動機部1aからなる軸方向空隙型電動機1であってもよい。
本発明の軸継手を用いた軸方向空隙型電動機の構成を説明する断面図である。 回転子の構成図である。 図1の断面A−Aの断面図である。 第2の実施形態の構成を説明する断面図である。 図4の断面B−Bの断面図である。
符号の説明
1 軸方向空隙型電動機
1a 電動機部
2 ロータ軸
3 回転子
4 固定子
5 ケース
6 腕部
7 リング部材
8 ヨーク
9 ティース部
10 コイル
11 仕切板
12 永久磁石
13 ベアリング
14 空隙
15 支持部材
17a〜17h 区画板
18 付勢手段
20、21 貫通孔

Claims (4)

  1. 円筒状のケースと、
    このケース内に前記ケースの中心線と平行に配置され、前記中心線と直交方向に変位可能回転軸と、
    前記回転軸の外周側に設けられるリング部材と、
    前記リング部材の外周に相対回転可能に嵌合される円筒状の支持部材と、
    前記支持部材の外周と前記ケースの内周との間に区画された環状空間を前記回転軸の周方向に複数個の密閉された、かつ所定圧の流体が封入される隔室に区画する区画板と、
    前記リング部材の端面と前記ケースの内面との間に設けられ、前記中心線と直行方向への前記回転軸の摺動を許容するとともに、前記回転軸の前記中心線回りの回転を可能とするベアリングと、
    前記各隔室に封入する流体の移動に抵抗を付与する減衰手段と、
    を備えたことを特徴とする軸継手。
  2. 前記区画板の一端を前記支持部材の外周に揺動可能に取り付け、かつ前記区画板の先端を前記ケース内周面に押し付ける付勢手段を設け、この付勢手段は、前記回転の回転中心線に直交する方向に作用する付勢力により、前記回転軸の回転中心線と前記ケースの中心線とが同一中心線となるようにすることを特徴とする請求項1に記載の軸継手。
  3. 前記減衰手段として、前記区画板の1枚置きに前記各隔室内の流体が流通する貫通孔を備え、
    前記貫通孔を介して前記隔室間の流体の出入りにより前記回転軸の移動を減衰することを特徴とする請求項1または2に記載の軸継手。
  4. 前記隔室と前記貫通孔を介して連通する流体室を前記ケースの外部に設け、
    前記隔室と前記流体室間の流体の出入りを前記貫通孔により制限して前記回転軸の移動を減衰することを特徴とする請求項1または2に記載の軸継手。
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