JP2008042265A - 携帯機器のスライド機構及び携帯機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 携帯機器を構成する第1筐体と第2筐体とを2つの開成状態に位置決めすることができる携帯機器のスライド機構を提供する。
【解決手段】 携帯機器を構成する第1筐体及び第2筐体のいずれか一方の筐体の上面を前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか他方の筐体で覆う閉成状態と前記一方の筐体の上面を露出させる開成状態とを形成するものであって、第1筐体と第2筐体とを互いに重ね合わせた状態で相対的に第1直線方向に開閉可能にスライドさせると共に、第1筐体と第2筐体とを第1直線方向と異なる第2直線方向に相対的に開閉可能にスライドさせることにより、前記課題を解決した。
【選択図】 図1B

Description

本発明は、例えば携帯電話機、PDA等のような携帯機器を構成する第1筐体と第2筐体とを互いに重ね合わせた状態で相対的に開閉可能にする際に用いて好適な携帯機器のスライド機構及びこのスライド機構を備えた携帯機器に関するものである。
携帯機器である携帯電話機、PDA等において、キーボード等を上面に設けた第1筐体と、ディスプレイ等を上面に設けた第2筐体とを有し、これらの第1筐体と第2筐体とが重なり合って第2筐体で第1筐体の上面を覆う閉成状態と、第2筐体を第1筐体に対してスライドさせて第1筐体の上面を露出させる開成状態とを作り出す、スライド機構付きのものが市場に出回っている。このような携帯機器としては、下記する特許文献1に記載されたものが公知である。
特開2003−125052号公報
この特許文献1に記載された携帯機器は、スライドカバーとロックプレートとを重ね合わせて固着したスライドケースを第2筐体の下面に取り付けると共に、スライドケース内に摺動可能に収装したスライダーを第1筐体の上面に取り付けることで、第2筐体を第1筐体に対してスライドさせることができるという構成のものであった。このような構成であると、開成状態での第1筐体に対する第2筐体の位置は1つに限定されるので、例えば、第2筐体に設けられているディスプレイを縦長のみしか利用することができず、携帯機器の機能を十分に発揮することができないことがあった。すなわち、近年、携帯機器は、インターネット等の通信回線を利用したり、LCD等の表示部に動画を表示させたり、タッチパネル機能を備えたり多機能化している。このため、特許文献1に記載されている携帯機器は、第1筐体と第2筐体を長手方向の直線方向にのみスライドさせる構造であると、ディスプレイを縦長にのみ利用することしかできず、機能を十分に発揮することができない。また、第1筐体と第2筐体を互いに回動可能に開閉する携帯機器が市場に出回っているが、このような携帯機器においても第1筐体に対する第2筐体の開閉方向が長手方向であるので、ディスプレイを縦長にのみ利用することしかできず、前記の機能を十分に発揮することができない。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、携帯機器を構成する第1筐体と第2筐体とを2つの開成状態に位置決めすることができる携帯機器のスライド機構及びこのスライド機構を備えた携帯機器を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明に係る携帯機器のスライド機構は、携帯機器を構成する第1筐体及び第2筐体のいずれか一方の筐体の上面を前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか他方の筐体で覆う閉成状態と前記一方の筐体の上面を露出させる開成状態とを形成する携帯機器のスライド機構であって、前記第1筐体と前記第2筐体とを互いに重ね合わせた状態で相対的に第1直線方向に開閉可能にスライドさせると共に、前記第1筐体と前記第2筐体とを前記第1直線方向と異なる第2直線方向に相対的に開閉可能にスライドさせるスライド部と、前記閉成状態のとき、前記第1直線方向及び前記第2直線方向の両方向への前記第1筐体と前記第2筐体とのスライドを許容すると共に、前記第1直線方向及び前記第2直線方向のいずれか一方の方向にスライドして前記第1筐体と前記第2筐体とが前記閉成状態以外の状態になったとき、前記第1直線方向及び前記第2直線方向のいずれか他方の方向への前記第1筐体及び前記第2筐体のスライドを規制するスライド規制部とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、第1筐体と第2筐体とを第1直線方向と第2直線方向との2つの直線方向に開閉可能にスライドさせるスライド部を備えたので、第1筐体と第2筐体とを第1直線方向にスライドさせて閉成状態から開成状態にすることができると共に、第1筐体と第2筐体とを第2直線方向にスライドさせて閉成状態から開成状態にすることができる。従って、第1筐体と第2筐体とを2つの開成状態に位置決めすることができる。
本発明に係る携帯機器のスライド機構において、前記スライド部が、ベース部材と、このベース部材に対して前記第1直線方向及び前記第2直線方向のいずれか一方の方向にスライド可能に係合され、前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか一方の筐体に取り付けられる第1スライダーと、前記ベース部材に対して前記第1直線方向及び前記第2直線方向のいずれか他方の方向にスライド可能に係合され、前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか他方の筐体に取り付けられる第2スライダーと、前記ベース部材と前記第1スライダーとの間に設けられ、一端部が前記ベース部材に連結されると共に他端部が前記第1スライダーに連結されて前記ベース部材に対して前記第1スライダーを所定の開閉位置から閉成方向又は開成方向にスライド付勢するスライド付勢手段とを備えることが好ましい。
また、本発明に係る携帯機器のスライド機構において、前記スライド規制部が、前記第2スライダーに設けられ、前記ベース部材に対して前記第1スライダーが前記第1直線方向にスライドして閉成状態以外のときに、前記第1スライダーに係合して前記ベース部材に対する前記第2スライダーのスライドを規制する第1規制部材と、前記第2スライダーに設けられている第2規制A部材と、前記第1スライダーに設けられ、前記ベース部材に対して前記第2スライダーが前記第2直線方向にスライドして閉成状態以外のときに、前記第2規制A部材と係合して前記ベース部材に対する前記第1スライダーのスライドを規制する第2規制B部材とを有することが好ましい。
また、本発明に係る携帯機器のスライド機構において、前記閉成状態のとき又は前記第2直線方向にスライドして開成状態になったときに、前記ベース部材及び前記第2スライダーをガタつくことなくロック状態に保持するロック機構を備えることが好ましい。また、本発明に係る携帯機器のスライド機構において、前記ロック機構が、前記第1直線方向にスライドして開成状態になったときに、前記ベース部材及び前記第1スライダーをガタつくことなくロック状態に保持する第1ロック部を有することが好ましい。
また、本発明に係る携帯機器は、前記の本発明に係る携帯機器のスライド機構を備えたことを特徴とする。この発明によれば、前述と同様に、第1筐体と第2筐体とを第1直線方向にスライドさせて閉成状態から開成状態にすることができると共に、第1筐体と第2筐体とを第2直線方向にスライドさせて閉成状態から開成状態にすることができ、第1筐体と第2筐体とを2つの開成状態に位置決めすることができる。
以上説明したように本発明に係る携帯機器のスライド機構及び携帯機器によれば、第1筐体と第2筐体とを第1直線方向と第2直線方向との2つの直線方向に開閉可能にスライドさせるスライド部を備えたので、第1筐体と第2筐体とを2つの開成状態に位置決めすることができる。
以下、本発明に係る携帯機器のスライド機構及び携帯機器の一例を添付図面に基づいて詳述する。
図1A〜図5は本発明に係る携帯機器のスライド機構の一例を示す図である。本発明に係る携帯機器のスライド機構は、図1A〜図5に示すように、携帯機器10を構成する第1筐体11及び第2筐体12のいずれか一方の筐体、例えば、第1筐体11の上面を前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか他方の筐体、例えば、第2筐体12で覆う閉成状態と第1筐体11の上面を露出させる開成状態とを形成するものである。
携帯機器10としては、特に限定されず、例えば、携帯電話機、PDA、ノート型のパソコン、ザウルス(商標)等の携帯端末機、電卓、ポケットコンピュータ、携帯ゲーム機等が挙げられる。なお、本発明において携帯機器としては、その他、灰皿、ケース蓋等も含まれる。すなわち、2つの筐体を互いにスライドさせるものであれば特に限定されない。また、本実施の形態では、携帯機器としては、特に限定することなく説明する。
第1筐体11は、例えば、キーボード(図示せず)等を上面に有している。第2筐体12は、例えば、LCDなどのディスプレイ等を上面に有している。第1筐体11及び第2筐体12は、略同じ略矩形状にそれぞれ形成されている。なお、第1筐体11及び第2筐体12は、図1A及び図1Bにおいて想像線で記載してある。これらの第1筐体11と第2筐体12とが互いに重ね合わされた閉成状態でスライド機構1を介して連結されて携帯機器10が構成されている。すなわち、この携帯機器10は、第1筐体11の上面に第2筐体12の下面が互いに重ね合わされてキーボード等を閉塞すると共に、第1筐体11の上面から第2筐体12がスライド移動してキーボード等を露出させることができるようになっている。
本発明に係る携帯機器のスライド機構1は、第1筐体11と第2筐体12とを互いに重ね合わせた状態で相対的に第1直線方向に開閉可能にスライドさせると共に、第1筐体11と第2筐体12とを第1直線方向と異なる第2直線方向に相対的に開閉可能にスライドさせるスライド部2と、閉成状態のとき、第1直線方向及び第2直線方向の両方向への第1筐体11と第2筐体12とのスライドを許容すると共に、第1直線方向及び前記第2直線方向のいずれか一方の方向にスライドして第1筐体11と第2筐体12とが閉成状態以外の状態になったとき、第1直線方向及び第2直線方向のいずれか他方の方向への第1筐体11及び第2筐体12のスライドを規制するスライド規制部7とを備えたことに特徴がある。
なお、第1筐体11と第2筐体12とが閉成状態から第1直線方向にスライドして開成状態になった状態を第1開成状態ということがあり、また、第1筐体11と第2筐体12とが閉成状態から第2直線方向にスライドして開成状態になった状態を第2開成状態ということがある。また、第1直線方向及び第2直線方向は、互いに異なる方向であれば特に限定されず、例えば、第1直線方向が第1筐体11又は第2筐体12の上下方向であり、第2直線方向が第1直線方向と略直交する方向である第1筐体11又は第2筐体12の幅方向である。
スライド部2は、例えば、ベース部材3と、ベース部材3に対して第1直線方向及び第2直線方向のいずれか一方の方向、例えば、第1直線方向にスライド可能に係合され、第1筐体11及び第2筐体12のいずれか一方の筐体、例えば、第2筐体12に取り付けられる第1スライダー4と、ベース部材3に対して第1直線方向及び第2直線方向のいずれか他方の方向、例えば、第2直線方向にスライド可能に係合され、第1筐体11及び第2筐体12のいずれか一方の筐体、例えば、第1筐体11に取り付けられる第2スライダー5と、ベース部材3と第1スライダー4との間に設けられ、一端部がベース部材3に連結されると共に他端部が第1スライダー4に連結されてベース部材3に対して第1スライダー4を所定の開閉位置から閉成方向又は開成方向にスライド付勢するスライド付勢手段とを備えて構成されていることが好ましい。
ベース部材3は、例えば、図5及び図6に示すように、第1筐体11の幅方向に長い細長の略矩形状に形成されている基部3aと、基部3aの両側部に設けられたスライド凹部3bとから構成されている。スライド凹部3bは、基部3aの両側部をコ字状に折り曲げて基部3aと一体的に形成してもよい。ベース部材3は、例えばステンレス製の金属プレートをプレス加工することによりそれぞれ形成される。
基部3aには、スライドピン14を取り付けるためのスライドピン取付孔3cが例えば4つ設けられている。スライドピン14は、図9に示すように、スライドピン取付孔3cに挿入される挿入部14aと、挿入部14aより大径の係合部14bと、係合部14bより大径の頭部14cとから3段に形成されている。また、基部3aには、図5及び図6に示すように、スイングピン15を取り付けるための第1スイングピン取付孔3dが例えば2つ設けられている。また、基部3aには、ストッパーピン18を取り付けるためのストッパーピン取付孔3eが例えば2つ設けられている。スライド凹部3b内には、スライド案内部材13が設けられている。スライド案内部材13は、第1スライダー4のスライドが円滑に行われるようにするものである。このスライド案内部材13は、特に限定されないが、例えば、摩擦係数が小さい樹脂等で、略凹状に形成されていることが好ましい。
第1スライダー4は、第2筐体12の下面に例えばボスタップ16等により固着される。第1スライダー4は、例えば、図2〜図5及び図7に示すように、略矩形状に形成されている基部4aと、基部4aの両側部に設けられ、ベース部材3のスライド凹部3b(実際にはスライド案内部材13)にスライド係合するスライド係合部4bとから構成されている。スライド係合部4bは、特にその形状は限定されないが、例えば、第1スライダー4の両側部を略クランク状に折り曲げて形成してもよい。第1スライダー4は、例えばステンレス製の金属プレートをプレス加工することにより形成される。
第1スライダー4のスライド係合部4bの先端部間の長さは、スライド案内部材13の内面間の長さより若干大きめな寸法で形成されていることが好ましい。第1スライダー4の基部4aには、第1スライダー4を第1筐体11に取り付けるための第1取付孔4cが例えば2つ設けられている。これら第1取付孔4cを介して例えばボスタップ16を用いることによって第1スライダー4が第2筐体12に取り付けられる。また、基部4aには、ストッパーボスタップ17を取り付けるための第2取付孔4dが例えば2つ設けられている。ボスタップ16及びストッパーボスタップ17を利用して第1スライダー4を第2筐体12に取り付けるようにしてもよい。
第1スライダー4のスライド係合部4bがベース部材3のスライド凹部3b(スライド案内部材13)とスライド係合して、ベース部材3及び第1スライダー4(第1筐体11及び第2筐体12)が互いに第1直線方向(例えば、第1筐体11又は第2筐体12の上下方向)にスライドするようになっている。これらベース部材3と第1スライダー4とがスライド係合することにより、ベース部材3と第1スライダー4とが略細長の矩形筒状に形成される。すなわち、ベース部材3の基部3aと第1スライダー4の基部4aとスライド係合部4bとで略細長の矩形筒状に形成される。
スライド係合部4bがスライド凹部3bに係合されている状態、すなわち、ベース部材3及び第1スライダー4がスライド係合している状態で、ベース部材3に対する第1スライダー4の移動範囲が規制されるように、スライド係合部4bの一端部にベース部材3のスライド凹部3bの一端部が当接するストッパ部4eを設け(閉成状態の規制)、また、ストッパーピン18をベース部材3に取り付けると共にストッパーボスタップ17を第1スライダー4に取り付けるようにしてもよい(開成状態の規制)。これにより、第1筐体11及び第2筐体12が閉成状態から第1開成状態までの間の範囲で第1直線方向にスライド移動するようになっており、この閉成状態と第1開成状態との間に中立状態がある(図1A(b)参照。)。
また、基部4aの中央部付近であって、第1スライダー4とベース部材3が中立状態のときに第1筐体11又は第2筐体12の幅方向に延び、第1スイングピン取付孔3dを含む直線上に、スライド付勢部材6の他端部を取り付けるための第2スイングピン取付孔4fが2つ設けられている。これら第2スイングピン取付孔4fには、スイングピン15が取り付けられる。なお、中立状態のときに第1筐体11又は第2筐体12の幅方向に延びる直線上に第1スイングピン取付孔3dと第2スイングピン取付孔4fとを配置したが、これに限定されるものではなく、中立状態のときに第1スイングピン取付孔3dと第2スイングピン取付孔4fとを第1筐体11又は第2筐体12の幅方向に延びる直線上に位置されていなくてもよい。
スライド付勢手段は、図1A〜図5に示すように、ベース部材3と第1スライダー4とを互いに所定の開閉位置、例えば、中立状態から開成方向又は閉成方向にスライド付勢するものであり、ベース部材3と第1スライダー4との間に設けられている。スライド付勢手段としては、ベース部材3の基部3aと第1スライダー4の基部4aとスライド係合部4bとで形成される略細長の矩形筒状内に収容されるものであれば、特に限定されず、例えば、トーションスプリング、コンプレッションスプリング、扁平状付勢部材等のスライド付勢部材6が挙げられる。スライド付勢部材6として扁平状付勢部材を用いる場合には、トーションスプリングやコンプレッションスプリングを用いる場合に比してベース部材3と第1スライダー4との間の間隔を狭くすることができる。
扁平状付勢部材は、第1筐体11又は第2筐体12の幅方向に幅広に形成されてこの幅方向の付勢力を強くすることができれば特に限定されず、例えば、第1筐体11又は第2筐体12の幅方向に蛇腹状に形成されたものでもよいし、第1筐体11又は第2筐体12の幅方向に線材をコイル状等に曲げてコイル部を有するもの等であってもよい。
扁平状付勢部材は、例えば、一般にスプリングの線材として用いられている線材をコイル状等に曲げてコイル部が形成されているものである。コイル部は、複数形成され、これらコイル部が湾曲部によって連結されている。これらコイル部は互いに接触又は近接して配設されていると共に、湾曲部が扁平状付勢部材がたわむときに外側に位置されるように配設されていることが好ましい。
線材の断面形状は、特に限定されず、例えば、断面円形、断面正方形、断面矩形、断面楕円形等の形状が挙げられる。この線材を第1筐体11又は第2筐体12の幅方向に曲げて形成される。例えば、線材の一方の端部近傍をトーションバネのように1重巻したコイル部を形成してから湾曲部を形成し、コイル部、湾曲部を順次連続して形成し、付勢力が直線状に作用するように扁平状付勢部材を形成するようにすることが好ましい。
スライド付勢部材6の長手方向の長さは、閉成状態にあるベース部材3の一方の端部側の第1スイングピン取付孔3dと第1スライダー4の一方の端部側の第2スイングピン取付孔4fとの間の長さを超えた寸法で形成されていることが好ましい。このスライド付勢部材6の一方の端部を第1スイングピン取付孔3dに取り付けられているスイングピン15に装着すると共に、他方の端部を第2スイングピン取付孔4fに取り付けられているスイングピン15に装着する。もう1つのスライド付勢部材6を同様に装着する。これにより、2つのスライド付勢部材6は、閉成状態及び第1開成状態のときには付勢力に抗して略円弧状にたわむ(図1A(a)及び図1B(c)参照。)と共に、中立状態のときには略円形状、略楕円形状、略長円形状等のようにさらに付勢力に抗して曲る(図1A(b)参照。)ようになっている。
第2スライダー5は、第1筐体11の上面に例えばキーボードボスタップ19等により固着される。第2スライダー5は、例えば、図1〜図5及び図8に示すように、ベース部材3の基部3aと略同じ形状の平板状に形成されている。第2スライダー5は、例えばステンレス製の金属プレートをプレス加工することにより形成される。
第2スライダー5の4角部近傍には、第2スライダー5を第1筐体11に取り付けるための取付孔5aがそれぞれ設けられている。これら取付孔5aを介して例えばキーボードボスタップ19等を用いることによって第2スライダー5が第1筐体11に取り付けられる。第2スライダー5には、スライドピン14と係合するスライドピン係合部51が設けられている。スライドピン係合部51は、ベース部材3に取り付けられたスライドピン14に対応して4つ設けられている。具体的には、並列された2つが第2スライダー5の中央部から一端部までに1組、その中央部から他端部までに1組設けられている。
スライドピン係合部51は、例えば、第2スライダー5の長手方向に延びた長孔状に形成されている。すなわち、第2スライダー5の長手方向が第2直線方向であり、この第2直線方向は、第1直線方向と略直交する方向である。スライドピン係合部51の幅は、スライドピン14の係合部14bの径より大きく、かつ、その頭部の径より小さい寸法、例えば、係合部14bの径より若干大きな寸法で形成されていることが好ましい。これにより、ベース部材3に取り付けられたスライドピン14と第2スライダー5のスライドピン係合部51とが係合してベース部材3と第2スライダー5とが互いに第2直線方向にスライドするように構成されている。このベース部材3と第2スライダー5とが重なり合った状態が閉成状態であり、この閉成状態から第2直線方向にスライドして第2開成状態になるように構成されている。
スライド規制部7としては、特に限定されず、例えば、第2スライダー5に設けられ、ベース部材3に対して第1スライダー4が第1直線方向にスライドして閉成状態以外のときに、第1スライダー4に係合してベース部材3に対する第2スライダー5のスライドを規制する第1規制部材71と、第2スライダー5に設けられている第2規制A部材72と、第1スライダー4に設けられ、ベース部材3に対して第2スライダー5が第2直線方向にスライドして閉成状態以外のときに、第2規制A部材72と係合してベース部材3に対する第1スライダー4のスライドを規制する第2規制B部材73とを有することが好ましい。
第1規制部材71は、第1スライダー4のスライド係合部4bの近傍の基部4aに対向する第2スライダー5の後端部であって、閉成状態から第2開成状態にスライドするときのスライド方向前方側の側部(第1側部ということがある。)近傍の一部を第1スライダー4側に略直角に折り曲げた平板状のストッパー片として形成されている。また、第1規制部材71は、閉成状態のときに、第1スライダー4の後端部より外側に位置されていると共に、ベース部材3に対する第1スライダー4のスライドを許容し得る形状に形成されている。この第1規制部材71は、ベース部材3に対して第1スライダー4が閉成状態から第1直線方向にスライドしたとき、スライド係合部4bと近接しながら第1スライダー4の基部4aと対向する上下方向に移動し、ベース部材3に対して第1スライダー4が第1直線方向にスライドして閉成状態以外のときに、ベース部材3に対して第2スライダー5を第2直線方向にスライドさせようとすると、第1スライダー4のスライド係合部4bに接触(係合)してそのスライドが規制されるようになっている。
第2規制A部材72は、第2スライダー5の後端部の中央部の第2側部(第1側部とは反対側の側部)寄りの箇所を第1スライダー4側に略直角に折り曲げた平板状のストッパー片として形成されている。また、第2規制A部材72は、閉成状態のときに、第1スライダー4の後端部より外側に位置されていると共に、ベース部材3に対する第1スライダー4のスライドを許容し得る形状に形成されている。第2規制B部材73は、第1スライダー4の後端部の中央部であって第1側部(第2スライダー5の第1側部と対向する側の側部)寄りの箇所を第2スライダー5側に略直角に折り曲げた平板状のストッパー片として形成されている。また、第2規制B部材73は、閉成状態のときに、第2規制A部材72と重ならない位置であって第2規制A部材72より内側に位置されていると共に、ベース部材3に対する第1スライダー4のスライドを許容し得る形状に形成されている。
これらの第2規制A部材72及び第2規制B部材73は、ベース部材3に対して第2スライダー5が閉成状態から第2直線方向にスライドしたとき、第2規制A部材72が第2規制B部材73と重なるように移動し、(ベース部材3に対して第2スライダー5が第2直線方向にスライドして閉成状態以外のときに)、ベース部材3に対して第1スライダー4を第1直線方向にスライドさせようとすると、第2規制A部材72が第2規制B部材73と接触(係合)してそのスライドが規制されるようになっている。
また、本発明に係る携帯機器のスライド機構1は、ロック機構8を備えることが好ましい。このロック機構8は、例えば、第1開成状態のときに、ベース部材3と第1スライダー4とをがたつくことなくロック状態に保持すると共に、閉成状態及び第2開成状態のときに、ベース部材3と第2スライダー5とをがたつくことなくロック状態に保持するものである。ロック機構8としては、例えば、ベース部材3に設けられる第1ロック凸A部81と第1スライダー4に設けられる第1ロック凸B部82とからなる第1ロック部80と、ベース部材3に設けられる第2閉成ロック凸A部86及び第2開成ロック凸A部87と第2スライダー5に設けられる第2ロック凸B部88とからなる第2ロック部85とから構成されている。なお、ロック機構8は、閉成状態のときにもベース部材3と第1スライダー4とをがたつくことなく保持するように構成してもよい。
第1ロック部80は、第1開成状態のときに、ベース部材3と第1スライダー4とをがたつくことなくロック状態に保持するものであり、特に限定されず、例えば、第1ロック凸A部81と第1ロック凸B部82とからなることが好ましい。第1ロック凸A部81は、特に限定されず、例えば、ベース部材3の一部を円弧状に突出させて形成するようにしてもよい。第1ロック凸A部81は、基部3aの一部を第1スライダー4側に円弧状に突出させて形成されている。第1ロック凸B部82は、特に限定されず、第1スライダー4のスライド係合部4bの一部を例えばベース部材3の基部3a側に円弧状に突出させて形成するようにしてもよい。これら第1ロック凸A部81と第1ロック凸B部82とが、第1開成状態のときに係合してベース部材3と第1スライダー4とががたつくことなくロック状態に保持されるようになっている。
第2ロック部85は、閉成状態及び第2開成状態のときに、ベース部材3と第2スライダー5とをがたつくことなくロック状態に保持するものであり、特に限定されず、例えば、第2閉成ロック凸A部86及び第2開成ロック凸A部87と第2ロック凸B部88とからなる。第2閉成ロック凸A部86及び第2開成ロック凸A部87は、特に限定されず、例えば、ベース部材3の一部を円弧状にそれぞれ突出させて形成するようにしてもよい。第2閉成ロック凸A部86は、ベース部材3の基部3aの略中央部に位置されている。第2開成ロック凸A部87は、ベース部材3の基部3aの中央部と第2スライド方向前方(閉成状態から第2開成状態への方向)側の側部との略中間部に位置されている。第2ロック凸B部88は、特に限定されず、第2スライダー5の略中央部を例えばベース部材3の基部3a側に円弧状に突出させて形成するようにしてもよい。これら第2閉成ロック凸A部86及び第2開成ロック凸A部87と第2ロック凸B部88とが、閉成状態及び第1開成状態のときにそれぞれ係合してベース部材3と第2スライダー5とががたつくことなくロック状態に保持されるようになっている。
次に本発明に係るスライド機構1及び携帯機器10の作用を説明する。
携帯機器10が使用されていない状態では、図1A(a)に示すように、第1筐体11と第2筐体12とが互いに重なり合った閉成状態である。このとき、2つのスライド付勢部材6は、その付勢力に抗して円弧状にたわんでいるために、その付勢力によってベース部材3と第1スライダー4とが閉成方向にスライド付勢されている。また、第2閉成ロック凸A部86と第2ロック凸B部88とが係合しているので、ベース部材3と第2スライダー5とがロック状態に保持されている。これによって、第1筐体11と第2筐体12とが閉成状態に保持されている。
この携帯機器10を使用する場合であって例えばディスプレイを横長に使用したい場合には、例えば、第1筐体11を固定した状態で第2筐体12を第1直線方向における開成方向にスライドさせる。すると、スライド付勢部材6の両端部間の長さが短くなる、すなわち、スライドさせるときの力がスライド付勢部材6に作用して荷重を受けてその付勢力に抗してスライド付勢部材6がさらに湾曲する。
そして、図1A(b)に示すように、スライド付勢部材6の両端部間の長さが最小になる、すなわち、スライド付勢部材6の両端部が第1筐体11又は第2筐体12の幅方向に延びる直線上に位置されると、スライド付勢部材6は最小に湾曲する。この状態が中立状態であり、この中立状態を過ぎると、スライド付勢部材6の両端部の位置が入れ替わると共に付勢力によりスライド付勢部材6が元の形状に戻ろうとする。すなわち、スライド付勢部材6の両端部が互いに離間する方向に付勢されるので、第1筐体11に対して第2筐体12が開成方向に自動的にスライド移動して、図1B(c)に示すように、第1筐体11と第2筐体12とが第1開成状態になり、その状態に保持される。よって、閉成状態から第1開成状態にスライド移動させるときに半自動でスライド動作を行えることになる。
また、第1開成状態になると、第1ロック凸A部81と第1ロック凸B部82とが係合してベース部材3と第1スライダー4とががたつくことなくロック状態に保持される。これにより、第1筐体11及び第2筐体12を第1開成状態にがたつくことなくロック状態に保持した状態で、第1筐体11の上面に設けたキーボード等を使用することができる。
また、第1筐体11に対して第2筐体12が第1直線方向にスライドして閉成状態以外、すなわち、ベース部材3に対して第1スライダー4が第1直線方向にスライドして閉成状態以外のときに、ベース部材3に対して第2スライダー5を第2直線方向にスライドさせようとすると、第1スライダー4のスライド係合部4bに係合してそのスライドが規制されるために、第1筐体11に対する第2筐体12の第1直線方向のスライドのみを確実に行うことができる。また、第1開成状態において、第1筐体11に対して第2筐体12が第2直線方向にスライドすることがないので、第1筐体11に対して第2筐体12を第1開成状態に確実に保持することができ、操作性及び取扱性に優れる。
第2筐体12を元の位置(閉成状態)に戻すには、例えば、第1筐体11を固定した状態で第2筐体12を第1直線方向における閉成方向にスライドさせる。すると、第1ロック凸A部81と第1ロック凸B部82との係合が解除される。また、スライド付勢部材6の両端部間の長さが短くなり、中立状態を過ぎると、スライド付勢部材6の両端部が互いに離間する方向に付勢されるので、第1筐体11に対して第2筐体12が閉成方向に自動的にスライド移動して、第1筐体11と第2筐体12とが閉成状態に保持される。よって、第1開成状態から閉成状態にスライド移動させるときに半自動でスライド動作を行えることになる。
携帯機器10を使用する場合であって例えばディスプレイを縦長に使用したい場合には、例えば、第1筐体11を固定した状態で第2筐体12を第2直線方向における開成方向にスライドさせる。すると、第2閉成ロック凸A部86と第2ロック凸B部88との係合が解除されて、第1筐体11に対して第2筐体12が第2直線方向にスライドする。そして、第1筐体11と第2筐体12とが第2開成状態になると、第2開成ロック凸A部87と第2ロック凸B部88とが係合してベース部材3と第1スライダー4とががたつくことなくロック状態に保持される。これにより、第1筐体11及び第2筐体12を第2開成状態にがたつくことなくロック状態に保持した状態で、携帯機器10を使用することができる。
また、第1筐体11に対して第2筐体12が第2直線方向にスライドして閉成状態以外のときに、すなわち、ベース部材3に対して第2スライダー5が第2直線方向にスライドして閉成状態以外のときに、ベース部材3に対して第1スライダー4を第1直線方向にスライドさせようとすると、第2規制A部材72と第2規制B部材73とが係合してそのスライドが規制されるために、第1筐体11に対する第2筐体12の第2直線方向のスライドのみを確実に行うことができる。また、第2開成状態において、第1筐体11に対して第2筐体12が第1直線方向にスライドすることがないので、第1筐体11に対して第2筐体12を第2開成状態に確実に保持することができ、操作性及び取扱性に優れる。
第2筐体12を元の位置(閉成状態)に戻すには、例えば、第1筐体11を固定した状態で第2筐体12を第2直線方向における閉成方向にスライドさせる。すると、第2開成ロック凸A部87と第2ロック凸B部88との係合が解除されて、第1筐体11に対して第2筐体12がスライドする。そして、第1筐体11と第2筐体12とが閉成状態になると、第2閉成ロック凸A部86と第2ロック凸B部88とが係合してベース部材3と第1スライダー4とががたつくことなくロック状態に保持される。
したがって、本発明に係る携帯機器のスライド機構1及び携帯機器10は、第1筐体11と第2筐体12とを第1直線方向と第2直線方向との2つの直線方向に開閉可能にスライドさせて、第1筐体と第2筐体とを2つの開成状態に位置決めすることができ、操作性が向上し、携帯機器10の機能を十分に発揮することができる。
以上説明したように本発明に係る携帯機器のスライド機構は、第1筐体と第2筐体とを第1直線方向と第2直線方向との2つの直線方向に開閉可能にスライドさせるスライド部を備えたので、第1筐体と第2筐体とを2つの開成状態に位置決めすることができることから、例えば、ディスプレイを縦長と横長との2つの方向において利用することができ、携帯機器の機能を十分に発揮することができることになり、特に携帯電話機やPDA等の携帯端末機に用いるものとして好適なものである。
本発明に係る携帯機器の一例を示す平面図で、(a)は閉成状態を示す図、(b)は中立状態を示す図である。 本発明に係る携帯機器の一例を示す平面図で、(c)は第1開成状態を示す図、(d)は第2開成状態を示す図である。 本発明に係る携帯機器のスライド機構における閉成状態の一例を示す斜視図である。 本発明に係る携帯機器のスライド機構における第1開成状態の一例を示す斜視図である。 本発明に係る携帯機器のスライド機構における第2開成状態の一例を示す斜視図である。 本発明に係る携帯機器のスライド機構の一例を示す分解斜視図である。 本発明に係るベース部材の一例を示す斜視図である。 本発明に係る第1スライダーの一例を示す斜視図である。 本発明に係る第2スライダーの一例を示す斜視図である。 本発明に係るスライドピンの一例を示す斜視図である。
符号の説明
1 スライド機構
2 スライド部
3 ベース部材
4 第1スライダー
5 第2スライダー
6 スライド付勢部材
7 スライド規制部
8 ロック機構
10 携帯機器
11 第1筐体
12 第2筐体
80 第1ロック部
85 第2ロック部

Claims (6)

  1. 携帯機器を構成する第1筐体及び第2筐体のいずれか一方の筐体の上面を前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか他方の筐体で覆う閉成状態と前記一方の筐体の上面を露出させる開成状態とを形成する携帯機器のスライド機構であって、
    前記第1筐体と前記第2筐体とを互いに重ね合わせた状態で相対的に第1直線方向に開閉可能にスライドさせると共に、前記第1筐体と前記第2筐体とを前記第1直線方向と異なる第2直線方向に相対的に開閉可能にスライドさせるスライド部と、
    前記閉成状態のとき、前記第1直線方向及び前記第2直線方向の両方向への前記第1筐体と前記第2筐体とのスライドを許容すると共に、前記第1直線方向及び前記第2直線方向のいずれか一方の方向にスライドして前記第1筐体と前記第2筐体とが前記閉成状態以外の状態になったとき、前記第1直線方向及び前記第2直線方向のいずれか他方の方向への前記第1筐体及び前記第2筐体のスライドを規制するスライド規制部とを備えたことを特徴とする、携帯機器のスライド機構。
  2. 前記スライド部が、ベース部材と、このベース部材に対して前記第1直線方向及び前記第2直線方向のいずれか一方の方向にスライド可能に係合され、前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか一方の筐体に取り付けられる第1スライダーと、前記ベース部材に対して前記第1直線方向及び前記第2直線方向のいずれか他方の方向にスライド可能に係合され、前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか他方の筐体に取り付けられる第2スライダーと、前記ベース部材と前記第1スライダーとの間に設けられ、一端部が前記ベース部材に連結されると共に他端部が前記第1スライダーに連結されて前記ベース部材に対して前記第1スライダーを所定の開閉位置から閉成方向又は開成方向にスライド付勢するスライド付勢手段とを備えたことを特徴とする、請求項1に記載の携帯機器のスライド機構。
  3. 前記スライド規制部が、前記第2スライダーに設けられ、前記ベース部材に対して前記第1スライダーが前記第1直線方向にスライドして閉成状態以外のときに、前記第1スライダーに係合して前記ベース部材に対する前記第2スライダーのスライドを規制する第1規制部材と、
    前記第2スライダーに設けられている第2規制A部材と、
    前記第1スライダーに設けられ、前記ベース部材に対して前記第2スライダーが前記第2直線方向にスライドして閉成状態以外のときに、前記第2規制A部材と係合して前記ベース部材に対する前記第1スライダーのスライドを規制する第2規制B部材とを有することを特徴とする、請求項2に記載の携帯機器のスライド機構。
  4. 前記閉成状態のとき又は前記第2直線方向にスライドして開成状態になったときに、前記ベース部材及び前記第2スライダーをガタつくことなくロック状態に保持するロック機構を備えたことを特徴とする、請求項2又は3に記載の携帯機器のスライド機構。
  5. 前記ロック機構が、前記第1直線方向にスライドして開成状態になったときに、前記ベース部材及び前記第1スライダーをガタつくことなくロック状態に保持する第1ロック部を有することを特徴とする、請求項4に記載の携帯機器のスライド機構。
  6. 前記請求項1〜5のいずれか1項に記載の携帯機器のスライド機構を備えたことを特徴とする、携帯機器。
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