JP5019229B2 - スライド機構及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、スライド機構及び電子機器に関し、特にそのスライダ又は筐体を低負荷で移動させることができるスライド機構及び電子機器に関する。
近年、スライド式の携帯電話機が広く普及している。かかる携帯電話機においては、前筐体の後面と後ろ筐体の前面がスライド機構によって連結され、後ろ筐体を前筐体に対して上下にスライドできるようになっている。また、後ろ筐体が前筐体と全体的に重なった閉じ状態から上下の両方にスライドし得る携帯電話機もある。例えば、特許文献1に記載の携帯電話機においては、前筐体(1)に対して後ろ筐体(S)を下に引き出した状態では、後ろ筐体(S)が操作部として機能し、前筐体(1)に対して後ろ筐体(S)を上に引き出した状態では、後ろ筐体(S)がカメラ等に機能する。そのため、利用する機能によって後ろ筐体の機能を使い分けることができる。
特開2007−67892号公報
しかしながら、前筐体(1)に対して後ろ筐体(S)を上下のどちらに引き出す場合であっても、後ろ筐体(S)を引き出した状態から閉じ状態にスライドさせる場合であっても、そのスライド範囲全体にわたって手動で後ろ筐体をスライドさせなければならず、スライド操作に大きな力を必要としていた。
そこで、本発明の課題は、スライド操作の負担を軽減できるようにすることである。
請求項1に係る発明によれば、
第一バネと、
第二バネと、
前記第一バネの一端部を上下に案内する第一案内部と、前記第一案内部の上端に連なった第一引掛部とが形成されるとともに、前記第二バネの一端部を上下に案内する第二案内部と、前記第二案内部の下端に連なった第二引掛部とが形成されたベースと、
前記ベースに対して上下に摺動可能に設けられ、前記第一バネ及び前記第二バネの他端部が回転可能に連結されたスライダと、を備え
前記スライダの位置が前記第一バネの両端部の上下の位置を揃わせる位置より上である場合に、前記第一バネは前記スライダに対して上方への付勢力を有することを特徴とするスライド機構が提供される。
請求項2に係る発明によれば、
前記第一バネの一端部を前記第一引掛部に引っ掛けた状態で前記第一バネの両端部の上下の位置を揃わせる場合の前記スライダの位置が、前記第二バネの一端部を前記第二引掛部に引っ掛けた状態で前記第二バネの両端部の上下の位置を揃わせる場合の前記スライダの位置よりも上であることを特徴とする請求項1に記載のスライド機構が提供される。
請求項3に係る発明によれば、
前記スライダの位置が前記第一バネの両端部の上下の位置を揃わせる位置である場合に、前記第二バネの一端部が前記第二案内部にあるとともに前記第二バネが自然状態であることを特徴する請求項1又は2に記載のスライド機構が提供される。
請求項4に係る発明によれば、
前記スライダの位置が前記第二バネの両端部の上下の位置を揃わせる位置である場合に、前記第一バネの一端部が前記第一案内部にあるとともに前記第一バネが自然状態であることを特徴する請求項1から3の何れか一項に記載のスライド機構が提供される。
請求項5に係る発明によれば、
前記第一バネの両端部の上下の位置を揃わせる位置と、前記第二バネの両端部の上下の位置を揃わせる位置との間に前記スライダが位置する場合に、前記第一バネは前記スライダに対して下方への付勢力を有し、前記第二バネは前記スライダに対して上方への付勢力を有することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のスライド機構が提供される。
請求項6に係る発明によれば、
前記スライダと前記ベースのうち一方に設けられた凸部と、
前記スライダと前記ベースのうち他方に設けられ、上下に並んだ突起と、を更に備え、
前記第一バネの両端部の上下の位置を揃わせる位置と、前記第二バネの両端部の上下の位置が揃わせる位置との間に前記スライダが位置する場合に、前記凸部が前記突起の間に挟まれることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のスライド機構が提供される。
請求項7に係る発明によれば、
前記第一引掛部が前記第一案内部の上端から、前記第一案内部に関して前記第一バネと前記スライダとの連結部の反対側に曲げられていることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のスライド機構が提供される。
請求項8に係る発明によれば、
前記第二引掛部が前記第二案内部の下端から、前記第二案内部に関して前記第二バネと前記スライダとの連結部の反対側に曲げられていることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載のスライド機構が提供される。
請求項9に係る発明によれば、
前記第一案内部及び前記第一引掛部からなる溝又は長孔と、前記第二案内部及び前記第二引掛部からなる溝又は長孔とが互いに独立していることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載のスライド機構が提供される。
請求項10に係る発明によれば、
前筐体と、
前記前筐体の後面に向き合う後ろ筐体と、
請求項1から9の何れか一項に記載のスライド機構と、を備え、
前記ベースが前記前筐体の後面に取り付けられ、前記スライダが前記後ろ筐体の前面に取り付けられていることを特徴とする電子機器が提供される。
請求項11に係る発明によれば、
前記前筐体の後面に開口が形成され、前記ベースが前記開口に嵌め込まれるとともに、前記スライダの一部が前記開口に入り込み、
前記スライダの摺動範囲が、前記第一バネの両端部の上下の位置を揃わせる位置よりも上であって前記スライダが前記開口の上部壁面に接する位置から、前記第二バネの両端部の上下の位置を揃わせる位置よりも下であって前記スライダが前記開口の下部壁面に接する位置までであることを特徴とする請求項10に記載の電子機器が提供される。
請求項12に係る発明によれば、
前記後ろ筐体の前面であって前記スライダの取付位置よりも上側に設けられた第一入力部と、
前記後ろ筐体の前面であって前記スライダの取付位置よりも下側に設けられた第二入力部と、を更に備えることを特徴とする請求項10又は11に記載の電子機器が提供される。
請求項13に係る発明によれば、
前記前筐体の前面に設けられた表示部を更に備えることを特徴とする請求項10から12の何れか一項に記載の電子機器が提供される。
本発明によれば、スライダを上下にスライドさせる際の負担を第一バネや第二バネによって軽減することができる。また、スライダの位置によって付勢の向きを変えることができる。
以下に、本発明を実施するための好ましい形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1〜図3は、スライド機構1を示した正面図であり、図4は、スライド機構1を示した下面図である。
このスライド機構1は、薄板状のベース2と、ベース2に対して上下に摺動可能となってベース2に取り付けられたスライダ3と、スライダ3とベース2との間に組み込まれた2つのトーションバネ4,5等とを備える。
ベース2の左右両端には、ガイドレール21,22が形成されている。ガイドレール21,22は、上下に一直線状に形成されている。ベース2は、その両側のガイドレール21,22を含めて、金属製である。
ベース2の右部にはガイド23が形成され、ベース2の左部にはガイド26が形成されている。ガイド23,26はベース2の背面から前面に貫通した孔である。なお、ガイド23,26がベース2の背面に凹設された溝であってもよいが、その場合でも、正面視した形状は図1〜図3の場合と同様である。
ガイド23は、上下方向に直線状に形成された第一案内部24と、第一案内部24の上端に連なるとともに第一案内部24の上端から右に曲げられた第一引掛部25と、からなる。ガイド26は、上下方向に直線状に形成された第二案内部27と、第二案内部27の下端から左に曲げられた第二引掛部28と、からなる。引掛部25,28は弓なり状に湾曲している。案内部24,27の長さが異なっており、全体としてガイド23,26の全長が異なっている。なお、ガイド23,26の全長が等しくてもよい。
スライダ3が薄板状に形成されている。スライダ3の左右両側にはキャリッジ31,32が設けられ、キャリッジ31,32には上下方向に長尺なスリット33,34がそれぞれ形成されている。スリット33にガイドレール21が差し込まれ、スリット34にガイドレール22が差し込まれている。キャリッジ31がガイドレール21に沿って摺動可能とされ、キャリッジ32がガイドレール22に沿って摺動可能とされ、これによりスライダ3がベース2に対して上下にスライド可能となっている。キャリッジ31,32が樹脂製であるから、金属のガイドレール21,22に対して潤滑性が高くなっている。
スライダ3はベース2の背面から間隔をおいてベース2の背面側に配置されている。トーションバネ4,5はベース2の背面とスライダ3の前面との間に配設されている。第一トーションバネ4は、線材を巻いたものであって、アーム41とアーム42との間で巻き部46が形成されたものであるが、単に線材を二つ折りにしたものでもよいし、板材を二つ折りにしたものでもよい。第二トーションバネ5も同様である。
第一トーションバネ4の一方のアーム41の先端部は、連結ピン43によって、スライダ3に対して回転可能となってスライダ3の前面に連結されている。具体的には、連結ピン43がその中心の軸心の周りに回転可能となって第一トーションバネ4のアーム41の先端部に取り付けられ、その連結ピン43がスライダ3の前面に固定されている。連結ピン43の中心の軸心は、スライダ3の前面に対して垂直であって、前後方向に延在している。なお、連結ピン43がその軸心の周りに回転可能となってスライダ3の前面に取り付けられてもよい。また、連結ピン43がスライダ3に対して回転可能となっていれば、連結ピン43が第一トーションバネ4のアーム41に対して回転可能となっていなくてもよい。
第一トーションバネ4の他方のアーム42の先端部は、すべりピン44によってガイド23に沿って移動可能に設けられている。具体的には、すべりピン44がその中心線の軸の周りに回転可能となって第一トーションバネ4のアーム42の先端部に取り付けられ、すべりピン44がガイド23に差し込まれ、すべりピン44がガイド23に沿って摺動可能となっている。すべりピン44がガイド23に沿って摺動可能となっているので、第一トーションバネ4のアーム42の先端部がガイド23によって案内される。
第一トーションバネ4のアーム41とスライダ3の連結部分である連結ピン43は、ガイド23よりも左側にあり、第一引掛部25が第一案内部24の上端から第一案内部24に関してその連結ピン43の反対側に曲げられている。なお、連結ピン43がガイド23よりも右側にあってもよいが、その場合には、ガイド23の第一引掛部25は第一案内部24の上端から左に曲げられている。
第二トーションバネ5の一方のアーム51の先端部は、第一トーションバネ4のアーム41が連結ピン43によってスライダ3の前面に枢支されるのと同様に、連結ピン53によってスライダ3の前面に枢支されている。また、第二トーションバネ5の他方のアーム52の先端部は、第一トーションバネ4のアーム42がすべりピン44によってガイド23に沿って移動可能となっているのと同様に、すべりピン54によってガイド26に沿って移動可能となっている。第二トーションバネ5のアーム51とスライダ3の連結部分である連結ピン53は、ガイド26よりも右側にある。なお、連結ピン53がガイド26よりも左側にあってもよいが、その場合には、ガイド26の第二引掛部28は第二案内部27の下端から右に曲げられている。
スライダ3がベース2に対してスライドする範囲は、連結ピン43がガイド23の上端(第一引掛部25の突端)よりも上になる位置から連結ピン53がガイド26の下端(第二引掛部28の突端)よりも下になる位置までの範囲である。また、ガイド23の上端と連結ピン43の上下の位置が揃っている場合のスライダ3の位置は、ガイド26の下端と連結ピン53の上下の位置が揃っている場合のスライダ3の位置よりも上である。
スライダ3がガイド23の上端と連結ピン43の上下の位置を揃わせる位置(以下、その位置を第一の荷重特異位置という。)にある場合、すべりピン44が第一引掛部25に引っ掛かってその突端に位置し、すべりピン44と連結ピン43の上下の位置が揃っている。第一の荷重特異位置においては、すべりピン44と連結ピン43が最も近接するから、第一トーションバネ4が最も巻き込まれ、第一トーションバネ4の撓み角が最も大きくなる。また、第一の荷重特異位置においては、すべりピン54が第二案内部27にあり、第二トーションバネ5が自然状態となっている。そして、スライダ3が第一の荷重特異位置よりも上にあれば、第一トーションバネ4の付勢力によってスライダ3がベース2に対して上に付勢される。一方、スライダ3が第一の荷重特異位置よりも下にあり、すべりピン44が第一引掛部25に引っ掛かっていれば、第一トーションバネ4の付勢力によってスライダ3がベース2に対して下に付勢される。
スライダ3がガイド26の下端と連結ピン53の上下の位置を揃わせる位置(以下、その位置を第二の荷重特異位置という。)にある場合、すべりピン54が第二引掛部28に引っ掛かってその突端に位置し、すべりピン54と連結ピン53の上下の位置が揃っている。第二の荷重特異位置においては、すべりピン54と連結ピン53が最も近接するから、第二トーションバネ5が最も巻き込まれ、第二トーションバネ5の撓み角が最も大きくなる。また、第二の荷重特異位置においては、すべりピン44が第一案内部24にあり、第一トーションバネ4が自然状態となっている。そして、スライダ3が第二の荷重特異位置よりも下にあれば、第二トーションバネ5の付勢力によってスライダ3がベース2に対して下に付勢される。一方、スライダ3が第二の荷重特異位置よりも上にあり、すべりピン54が第二引掛部28に引っ掛かっていれば、第二トーションバネ5の付勢力によってスライダ3がベース2に対して上に付勢される。
図1に示すように、スライダ3の位置が、第一の荷重特異位置と第二の荷重特異位置の間の所定位置(以下、この位置を原点位置という。)である場合、すべりピン44が第一引掛部25の突端に位置するとともに、すべりピン54が第二引掛部28の突端に位置し、すべりピン44,54が引掛部25,28にそれぞれ引っ掛かっている。また、スライダ3が原点位置にある場合には、トーションバネ4,5はともに自然状態よりも僅かながら巻き込まれた状態となっており、トーションバネ4,5が釣り合っている。
スライダ3の前面には樹脂製の弾性凸部71が取り付けられ、ベース2の背面には上下に並んだ2つの突起72,73が形成されている。図1に示すように、スライダ3が原点位置にある場合には、弾性凸部71が突起72と突起73との間に上下に挟まれている。そのため、その原点位置においてスライダ3が保持される(図5参照)。図5は、図1に示されたV−V断面の矢視断面図である。
スライダ3の上端とベース2の上端が揃った位置(以下、最上位置という。)では、図2に示すように、連結ピン43,53がガイド23,26の上端よりも上に位置する。また、スライダ3が最上位置にある場合には、すべりピン54は第二引掛部28から外れており、第二案内部27にある。また、スライダ3が最上位置にある場合には、第二トーションバネ5が自然状態となっている。スライダ3が最上位置にある場合には、すべりピン44が第一引掛部25の突端に位置するとともに、第一トーションバネ4が自然状態よりも巻き込まれた状態となっている。
スライダ3の下端とベース2の下端が揃った位置(以下、最下位置という。)では、図3に示すように、連結ピン43,53がガイド23,26の下端よりも下に位置する。また、スライダ3が最下位置にある場合には、すべりピン44は第一引掛部25から外れており、第一案内部24にある。また、スライダ3が最下位置にある場合には、第一トーションバネ4が自然状態となっている。スライダ3が最下位置にある場合には、すべりピン54が第二引掛部28の突端に位置するとともに、第二トーションバネ5が自然状態よりも巻き込まれた状態となっている。
以上のように構成されたスライド機構1は、図6〜図8に示すような携帯型の電子機器8に組み込まれている。この電子機器8は、携帯電話機、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、PDA(Personal Digital Assistance)、電子手帳、携帯無線機その他の電子機器である。この電子機器8は、上記スライド機構1に加えて、このスライド機構1によって互いにスライド可能となって連結された前筐体80及び後ろ筐体90を備える。なお、図6においては、スライド機構1が図示されるように前筐体80を二点鎖線で示す。
前筐体80の後面には矩形状の開口84が形成されている。その開口84にベース2が嵌め込まれてその開口84がベース2によって閉塞され、ベース2がネジによって前筐体80に取り付けられている。また、スライダ3の一部が開口84に入り込んでいるとともに、スライダ3がネジによって後ろ筐体90の前面に取り付けられている。そのため、スライダ3がスライドできる範囲は、スライダ3の上端が開口84の上部壁面85に接する位置からスライダ3の下端が開口84の下部壁面86に接する位置までの範囲である。
前筐体80の前面であってその下部には、複数の押釦82等を有する入力部81が設けられている。前筐体80の前面であって入力部81の上側には、液晶ディスプレイ又はELディスプレイ等を有する表示部83が設けられている。
後ろ筐体90の前面であってスライダ3の上側には、複数の押釦91等を有する第一入力部92が設けられている。後ろ筐体90の前面であってスライダ3の下側には、複数の押釦93等を有する第二入力部94が設けられている。なお、入力部92,94が、方向入力デバイス(例えば、トラックボール式ポインティングデバイス、光学式ポインティングデバイス、静電容量式ポインティングデバイス)でもよい。また、入力部92,94の代わりに、又は入力部92,94とともに表示部を設けてもよいし、その表示面に透明型のタッチセンサが設けられてもよい。また、入力部92,94の代わりに又は入力部92,94とともに、撮像素子及びレンズ等を有するカメラ部が設けられてもよい。
スライダ3が図1に示すように原点位置にある場合には、図6に示すように前筐体80の上端と後ろ筐体90の上端の上下の位置が揃っているとともに、前筐体80の下端と後ろ筐体90の下端の上下の位置が揃っている。そのため、後ろ筐体90の前面全体が前筐体80によって覆われ、入力部92,94が前筐体80の後ろ側に隠れている。
スライダ3が図2に示すように最上位置にある場合には、図7に示すように後ろ筐体90の上端が前筐体80の上端に対して上にずれ、後ろ筐体90の前面のうちスライダ3よりも上の部分が前筐体80より上に位置する。そのため、第一入力部92が露出している。
スライダ3が図3に示すように最下位置にある場合には、図8に示すように後ろ筐体90の下端が前筐体80の下端に対して下にずれ、後ろ筐体90の前面のうちスライダ3よりも下の部分が前筐体80より下に位置する。そのため、第二入力部94が露出している。
次に、スライド機構1及び電子機器8の操作方法及び作用について説明する。
(1)スライダ3が原点位置から最上位置にスライドする場合
スライダ3が原点位置にある状態からユーザが前筐体80を後ろ筐体90に対して下にスライドさせると、スライダ3がベース2に対して上にスライドする。スライダ3が上にスライドし始める際には、弾性凸部71が弾性変形して突起72を乗り越える。
スライダ3の上への移動に伴って連結ピン43,53が上に移動する。そうすると、連結ピン53の上への移動によって第二トーションバネ5が自然状態となり、すべりピン54が第二引掛部28から外れて、第二案内部27に移動する。第二引掛部28が連結ピン53の反対側に曲げられているから、すべりピン54が第二引掛部28から外れやすい。一方、連結ピン43がすべりピン44に近づくから、第一トーションバネ4が巻き込まれ、その撓み角が大きくなる。
更にユーザが前筐体80を後ろ筐体90に対して下にスライドさせ、スライダ3がベース2に対して上にスライドする。そうすると、第二トーションバネ5が自然状態を保ったまま、すべりピン54が第二案内部27に沿って上に移動し、連結ピン43が上に移動することで第一トーションバネ4が更に巻き込まれる。こうして、スライダ3が第一の荷重特異位置よりも上に移動すると、連結ピン43がすべりピン44よりも上になるから、第一トーションバネ4によってスライダ3がベース2に対して上へ付勢される。そのため、第一トーションバネ4によってスライダ3がベース2に対して自然に上にスライドし、前筐体80が後ろ筐体90に対して自然に下にスライドする。
そして、スライダ3が最上位置まで移動すると、第一入力部92の全ての押釦91が露出し、スライダ3のキャリッジ31,32が前筐体80の開口84の上部壁面85に接する。そのため、第一トーションバネ4が自然状態よりも巻き込まれていても、スライダ3がベース2に対して上にそれ以上移動せず、前筐体80が後ろ筐体90に対して下にそれ以上移動しない。
以上のように、ユーザがスライダ3を原点位置から最上位置までスライドさせずに済み、その途中の第一の荷重特異位置までスライドさせるだけでよい。従って、ユーザにとっては前筐体80やスライダ3を長い距離スライドせずに済む。そのため、ユーザは指先だけで簡単に前筐体80を下に開くことができる。
(2)スライダ3が最上位置から原点位置にスライドする場合
ユーザが前筐体80を後ろ筐体90に対して上にスライドさせると、スライダ3がベース2に対して下にスライドする。スライダ3の下への移動に伴って連結ピン43,53が下に移動する。そうすると、第二トーションバネ5が自然状態を保った状態ですべりピン54が第二案内部27に沿って下に移動し、第一トーションバネ4が巻き込まれていく。
そして、スライダ3が第一の荷重特異位置よりも下に移動すると、第一トーションバネ4によってスライダ3がベース2に対して下へ付勢される。そのため、第一トーションバネ4によってスライダ3がベース2に対して自然に下にスライドし、前筐体80が後ろ筐体90に対して自然に上にスライドする。スライダ3が第一の荷重特異位置から原点位置に向けて自然にスライドするから、ユーザにとっては前筐体80やスライダ3を長い距離スライドせずに済む。
更に、スライダ3がベース2に対して下にスライドすると、第二トーションバネ5が自然状態を保った状態ですべりピン54が第二案内部27に沿って下に移動し、第一トーションバネ4の撓み角が小さくなる。そして、すべりピン54が第二引掛部28に入り込み、第二引掛部28の突端に当たり、第二トーションバネ5が巻き込まれる。
そして、スライダ3が原点位置まで移動すると、第一トーションバネ4と第二トーションバネ5が釣り合って、ベース2に対してスライダ3が止まる。スライダ3が原点位置に戻る直前に弾性凸部71が弾性変形して突起72を乗り越え、スライダ3が原点位置に位置すると、弾性凸部71が突起72と突起73の間に上下に挟まれる。
(3)スライダ3が原点位置から最下位置にスライドする場合
ユーザが前筐体80を後ろ筐体90に対して上にスライドさせると、スライダ3がベース2に対して下にスライドする。スライダ3が下にスライドし始める際には、弾性凸部71が弾性変形して突起73を乗り越える。
スライダ3の下への移動に伴って連結ピン43,53が下に移動する。そうすると、連結ピン43の下への移動によって第一トーションバネ4が自然状態となり、すべりピン44が第一引掛部25から外れて、第一案内部24に移動する。第一引掛部25が連結ピン43の反対側に曲げられているから、すべりピン44が第一引掛部25から外れやすい。一方、連結ピン53がすべりピン54に近づくから、第二トーションバネ5が巻き込まれ、その撓み角が大きくなる。
更にユーザが前筐体80を後ろ筐体90に対して上にスライドさせ、スライダ3がベース2に対して下にスライドする。そうすると、第一トーションバネ4が自然状態を保ったまま、すべりピン44が第一案内部24に沿って下に移動し、連結ピン53が下に移動することで第二トーションバネ5が更に巻き込まれる。こうして、スライダ3が第二の荷重特異位置よりも下に移動すると、第二トーションバネ5によってスライダ3がベース2に対して下へ付勢される。そのため、第二トーションバネ5によってスライダ3がベース2に対して自然に下にスライドし、前筐体80が後ろ筐体90に対して自然に上にスライドする。スライダ3が第二の荷重特異位置から最下位置に向けて自然にスライドするから、ユーザにとっては前筐体80やスライダ3を長い距離スライドせずに済む。
そして、スライダ3が最下位置まで移動すると、第二入力部94の全ての押釦93が露出し、スライダ3のキャリッジ31,32が前筐体80の開口84の下部壁面86に接する。そのため、第二トーションバネ5が自然状態よりも巻き込まれていても、スライダ3がベース2に対して下にそれ以上移動せず、前筐体80が後ろ筐体90に対して上にそれ以上移動しない。
(4)スライダ3が最下位置から原点位置にスライドする場合
ユーザが前筐体80を後ろ筐体90に対して下にスライドさせると、スライダ3がベース2に対して上にスライドする。スライダ3の上への移動に伴って連結ピン43,53が上に移動する。そうすると、第一トーションバネ4が自然状態を保った状態ですべりピン44が第一案内部24に沿って上に移動し、第二トーションバネ5が巻き込まれていく。
そして、連結ピン53とすべりピン54の上下の位置が揃い、更に連結ピン53がすべりピン44よりも上に移動すると、第二トーションバネ5によってスライダ3がベース2に対して上へ付勢される。そのため、第二トーションバネ5によってスライダ3がベース2に対して自然に上にスライドし、前筐体80が後ろ筐体90に対して自然に下にスライドする。このようにスライダ3が第二の荷重特異位置から原点位置に向けて自然にスライドするから、ユーザにとっては前筐体80やスライダ3を長い距離スライドせずに済む。
更に、スライダ3がベース2に対して上にスライドすると、第一トーションバネ4が自然状態を保った状態ですべりピン44が第一案内部24に沿って上に移動し、第二トーションバネ5の撓み角が小さくなる。そして、すべりピン44が第一引掛部25に入り込み、第一引掛部25の突端に当たり、第一トーションバネ4が巻き込まれる。
そして、スライダ3が原点位置まで移動すると、第一トーションバネ4と第二トーションバネ5が釣り合って、ベース2に対してスライダ3が止まる。スライダ3が原点位置に戻る直前に弾性凸部71が弾性変形して突起73を乗り越え、スライダ3が原点位置に位置すると、弾性凸部71が突起72と突起73の間に上下に挟まれる。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザが前筐体80を図6の状態から図7の状態に又はその逆にスライドさせる場合、第一トーションバネ4の付勢力によって負荷の少ないスムーズな操作が可能となる。同様に、第二トーションバネ5の付勢力によって、ユーザにとって低負荷で前筐体80を図6の状態から図8の状態に又はその逆にスライドさせることができる。
また、スライダ3が図2に示すように最上位置にある場合、すべりピン44が第一引掛部25に引っ掛かることで、第一トーションバネ4のアーム42やすべりピン44の位置が定まる。そのため、第一トーションバネ4が自然状態から巻き込まれた状態になり得る。この状態においては、第一トーションバネ4によってスライダ3がベース2に対して上に付勢され、スライダ3の上端が前筐体80の開口84の上部壁面85に当たってスライダ3の上への移動が規制されている。従って、スライダ3がベース2に対してがたつくことがなく、自然な振動や荷重が電子機器8に作用しても図7の状態が保持される。スライダ3が図3に示すように最下位置にある場合にも同様に、第二トーションバネ5によってスライダ3がベース2に対してがたつかず、前筐体80も後ろ筐体90に対してがたつかない。
また、スライダ3が図1に示すように原点位置にある場合、すべりピン44,54が引掛部25,28に引っ掛かることで、トーションバネ4,5を釣り合わせることができる。それゆえ、スライダ3を原点位置で保持することができるとともに、電子機器8を図6の状態に保持することができる。特に、弾性凸部71が突起72,73の間にあるから、更にスライダ3がベース2に対してがたつくことなく、スライダ3を原点位置に保持することができる。
また、トーションバネ4,5のアーム長、自然状態のアームの角度、バネ定数等を変更することによってスライダ3の原点位置を上下に調整することができる。スライダ3の原点位置に合わせて、後ろ筐体90に対するスライダ3の取付位置を上下に調整すれば、前筐体80が最も下にスライドした際の前筐体80の上端から後ろ筐体90の上端までの長さを調整することができるとともに、前筐体80が最も上にスライドした際の前筐体80の下端から後ろ筐体90の下端までの長さを調整することができる。
また、前筐体80の前面に表示部83が設けられ、後ろ筐体90の前面上部に第一入力部92が設けられ、後ろ筐体90の前面下部に第二入力部94が設けられているから、電子機器8の形態に応じて電子機器8の機能を切り替えることができる。即ち、前筐体80を下にスライドさせて第一入力部92を露出させた場合と、前筐体80を上にスライドさせて第二入力部94を露出させた場合とでは、電子機器8の機能が異なれば、機能を切り替えて利用できる電子機器8を提供することができる。
また、ガイド23,26が互いに独立しているから、ガイド23,26の長さを独立して設定することができる。そして、スライダ3が前筐体80の開口84の上部壁面85に当接せずに、スライダ3が最上位置よりも更に上に移動することができる場合には、スライダ3の上への移動限界はすべりピン54が第二案内部27の上端に当接するまである。従って、第二案内部27の長さを設計変更することで、前筐体80が後ろ筐体90に対して下にスライドできる範囲を変更することができる。同様に、スライダ3が前筐体80の開口84の下部壁面86に当接せずに、スライダ3が最下位置よりも更に下に移動することができる場合には、第一案内部24の長さを設計変更すれば、前筐体80が後ろ筐体90に対して上にスライドできる範囲を変更することができる。このように、案内部24,27の長さを独立に設定できるようにしたことで、前筐体80が後ろ筐体90に重なった状態から上へのスライド範囲と、前筐体80が後ろ筐体90に重なった状態から下へのスライド範囲とを別個に設定することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態に対して種々の設計変更を行ったものも本発明の範囲に含まれる。以下、変形例を挙げるが、本発明の範囲は以下の変形例に限るものではない。
上記実施形態では、案内部24,27がスライダ3のスライド方向に対して平行であったが、案内部24,27がスライダ3のスライド方向に対して垂直でなければ、必ずしも平行である必要はない。
また、上記実施形態では、案内部24,27が互いに平行であったが、必ずしも平行である必要はない。
また、上記実施形態では、弾性凸部71がスライダ3の前面に設けられ、突起72,73がベース2の背面に設けられているが、逆に弾性凸部71がベース2の背面に設けられ、突起72,73がスライダ3の前面に設けられてもよい。弾性凸部71がベース2の背面に設けられている場合、その弾性凸部71によってトーションバネ4,5の動きが干渉されないようにする。
また、トーションバネ4,5の両方又は一方を圧縮バネに変更してもよい。第一トーションバネ4の代わりに圧縮バネを用いた場合、第一トーションバネ4の場合と同様にその圧縮バネの一端部がすべりピン44にガイド23に沿って移動可能に設けられ、その圧縮バネの他端部が連結ピン43によってスライダ3の前面に枢支される。そして、図1又は図2のようにスライダ3が原点位置又は最上位置にある場合には、その圧縮バネが圧縮され、スライダ3が原点位置よりも下であってすべりピン44が第一引掛部25から外れた場合には、その圧縮バネが自然状態である。第二トーションバネ5の代わりに圧縮バネを用いた場合も、第二トーションバネ5の場合と同様にその圧縮バネの一端部がすべりピン54によってガイド26に沿って移動可能に設けられ、他端部が連結ピン53によってスライダ3の前面に枢支されている。そして、図1又は図3のようにスライダ3が原点位置又は最下位置にある場合、その圧縮バネが圧縮され、スライダ3が原点位置よりも上であってすべりピン54が第二引掛部28から外れた場合には、その圧縮バネが自然状態である。
また、バネは、金属バネに限らず、ゴムバネ、空気バネその他のバネでもよい。
本発明の実施形態におけるスライド機構を示した正面図である。 上記スライド機構を示した正面図である。 上記スライド機構を示した正面図である。 上記スライド機構を示した下面図である。 V−V断面図である 本発明の実施形態における電子機器を示した斜視図である。 上記電子機器を示した斜視図である。 上記電子機器を示した斜視図である。
符号の説明
1 スライド機構
2 ベース
3 スライダ
4 第一トーションバネ
5 第二トーションバネ
8 電子機器
24 第一案内部
25 第一引掛部
27 第二案内部
28 第二引掛部
71 弾性凸部
72、73 突起
80 前筐体
81 開口
84 表示部
85 上部壁面
86 下部壁面
90 後ろ筐体
92 第一入力部
94 第二入力部

Claims (13)

  1. 第一バネと、
    第二バネと、
    前記第一バネの一端部を上下に案内する第一案内部と、前記第一案内部の上端に連なった第一引掛部とが形成されるとともに、前記第二バネの一端部を上下に案内する第二案内部と、前記第二案内部の下端に連なった第二引掛部とが形成されたベースと、
    前記ベースに対して上下に摺動可能に設けられ、前記第一バネ及び前記第二バネの他端部が回転可能に連結されたスライダと、を備え
    前記スライダの位置が前記第一バネの両端部の上下の位置を揃わせる位置より上である場合に、前記第一バネは前記スライダに対して上方への付勢力を有することを特徴とするスライド機構。
  2. 前記第一バネの一端部を前記第一引掛部に引っ掛けた状態で前記第一バネの両端部の上下の位置を揃わせる場合の前記スライダの位置が、前記第二バネの一端部を前記第二引掛部に引っ掛けた状態で前記第二バネの両端部の上下の位置を揃わせる場合の前記スライダの位置よりも上であることを特徴とする請求項1に記載のスライド機構。
  3. 前記スライダの位置が前記第一バネの両端部の上下の位置を揃わせる位置である場合に、前記第二バネの一端部が前記第二案内部にあるとともに前記第二バネが自然状態であることを特徴する請求項1又は2に記載のスライド機構。
  4. 前記スライダの位置が前記第二バネの両端部の上下の位置を揃わせる位置である場合に、前記第一バネの一端部が前記第一案内部にあるとともに前記第一バネが自然状態であることを特徴する請求項1から3の何れか一項に記載のスライド機構。
  5. 前記第一バネの両端部の上下の位置を揃わせる位置と、前記第二バネの両端部の上下の位置を揃わせる位置との間に前記スライダが位置する場合に、前記第一バネは前記スライダに対して下方への付勢力を有し、前記第二バネは前記スライダに対して上方への付勢力を有することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のスライド機構。
  6. 前記スライダと前記ベースのうち一方に設けられた凸部と、
    前記スライダと前記ベースのうち他方に設けられ、上下に並んだ突起と、を更に備え、
    前記第一バネの両端部の上下の位置を揃わせる位置と、前記第二バネの両端部の上下の位置が揃わせる位置との間に前記スライダが位置する場合に、前記凸部が前記突起の間に挟まれることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のスライド機構。
  7. 前記第一引掛部が前記第一案内部の上端から、前記第一案内部に関して前記第一バネと前記スライダとの連結部の反対側に曲げられていることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のスライド機構。
  8. 前記第二引掛部が前記第二案内部の下端から、前記第二案内部に関して前記第二バネと前記スライダとの連結部の反対側に曲げられていることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載のスライド機構。
  9. 前記第一案内部及び前記第一引掛部からなる溝又は長孔と、前記第二案内部及び前記第二引掛部からなる溝又は長孔とが互いに独立していることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載のスライド機構。
  10. 前筐体と、
    前記前筐体の後面に向き合う後ろ筐体と、
    請求項1から9の何れか一項に記載のスライド機構と、を備え、
    前記ベースが前記前筐体の後面に取り付けられ、前記スライダが前記後ろ筐体の前面に取り付けられていることを特徴とする電子機器。
  11. 前記前筐体の後面に開口が形成され、前記ベースが前記開口に嵌め込まれるとともに、前記スライダの一部が前記開口に入り込み、
    前記スライダの摺動範囲が、前記第一バネの両端部の上下の位置を揃わせる位置よりも上であって前記スライダが前記開口の上部壁面に接する位置から、前記第二バネの両端部の上下の位置を揃わせる位置よりも下であって前記スライダが前記開口の下部壁面に接する位置までであることを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  12. 前記後ろ筐体の前面であって前記スライダの取付位置よりも上側に設けられた第一入力部と、
    前記後ろ筐体の前面であって前記スライダの取付位置よりも下側に設けられた第二入力部と、を更に備えることを特徴とする請求項10又は11に記載の電子機器。
  13. 前記前筐体の前面に設けられた表示部を更に備えることを特徴とする請求項10から12の何れか一項に記載の電子機器。
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