JP2008041713A - センサ汚れ検知回路およびセンサ汚れ検知方法 - Google Patents

センサ汚れ検知回路およびセンサ汚れ検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フォトセンサの投受光面の汚れを検知して係員に通知できる、センサ汚れ検知回路を提供する。
【解決手段】フォトセンサ31内のフォトトランジスタ(Tr)33の出力電圧レベル(センサレベルVin)と、汚れ判定基準値VLとを比較する。フォトトランジスタ(Tr)33のセンサレベルVinは、受光量が減るに従い増大する。このため、フォトトランジスタ(Tr)33または発光ダイオード(LED)32に汚れが付着すると、フォトトランジスタ(Tr)33の受光量が減り、フォトトランジスタ(Tr)33のセンサレベルVinが増大する。従って、センサレベルVinの大きさを判定することにより、フォトセンサ31の汚れを検知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、発券装置内のフォトセンサの汚れを検知し、フォトセンサが汚れたことを係員に通知できる、センサ汚れ検知回路及びセンサ汚れ検知方法に関するものである。
切符などの券売機に使用される発券装置は、利用者が切符を購入しようとする際にロール状の券紙(ロール紙)を切断、印刷、必要によっては磁気情報の書き込み等をして券片として切断して発行している。このような発券装置の構成例を図6に示す。図6に示す発券装置1において、2はロール状の券紙(ロール紙)、3はロール紙2を搬送路に送り出す送りガイドローラ、4はロール紙2を印刷部へ搬送するためのロール紙送りローラ、5はロール紙送りローラ4を回転させるステッピングモータ、7は切符の印刷面に所定の文字を印字するための印刷ヘッド、6は印刷ヘッドに対向するプラテン、8はロール紙から切符を切り出す回転式のロータリーカッタ、10は切符の方向を90度回転させるターン部、20は切符の磁気面(磁気コート面)に磁気ヘッドによりエンコードデータを書き込むためのエンコード部、21は切符の磁気面にデータを書き込むためのライトヘッド(W)、22はライトヘッド(W)への押さえロール、23は切符の磁気面に書き込まれたデータを読み取るためのリードヘッド(R)、24はリードヘッド(R)への押さえロールを示している。
上記構成において、切符の券紙はロール紙2をロータリーカッタ8で切断することにより得られる。例えば、幅57.5mmのロール紙2を30mmごとに切断し、30mm×57.5mmのサイズの券を発券する。ロール紙2の表面には印字を行うための印刷面が形成され、裏面には磁気データを書き込むための磁気面(磁気コート面)が形成されている。
ロータリーカッタ8で切断された切符は、ターン部10へ送られる。ターン部10内には、切符を90度回転させる機構を備えている(図示せず)。ターン部10で90度方向回転させられた切符はエンコード部20に送られる。エンコード部20では、切符の磁気面(磁気コート面)に対して、ライトヘッド(W)21により所定のエンコードデータを書込む。また、リードヘッド(R)22より切符に書き込まれたデータを読み出し、正常に書き込まれていることをチェックする。また、装置全体は制御装置11によって制御されている。
ところで、上記発券装置においては、ロール紙2の有無や機構のポジションをフォトセンサで検出しており、発券装置内には多くの(場合によっては、10個以上の)フォトセンサが使用されている。例えば、ロール紙2の紙切れを検知するための用紙切れ検知センサ12や、切符への磁気データの書込みタイミングを検知する書込みタイミング検知センサ13や、切符が発券装置から排出されたことを検出する切符排出検知センサ14等が使用されている。なお、検知センサ12、13、14は、それぞれ投光部と受光部とを相対向させて使用する透過型のフォトセンサである。
このようなフォトセンサの回路の例を、図7に示す。図7(A)に示すフォトセンサ回路30は、フォトセンサ31と比較回路39から構成されている、フォトセンサ31は、投光側の発光ダイオード(LED)32と、受光側のフォトトランジスタ(Tr)33を備えている。ロール紙などの検出対象物は、このフォトトランジスタ(Tr)33と発光ダイオード(LED)32との間を通過することにより検知される。
発光ダイオード(LED)32のカソード側には、該発光ダイオード(LED)32をON、OFF制御するトランジスタ35が接続されており、該トランジスタ35をフォトON信号によりONさせることにより、電源VCC側から抵抗(R)34を介して、発光ダイオード(LED)32に電流が流れる。この発光ダイオード(LED)32に流れる電流の大きさは、電源電圧VCCと抵抗(R)34とで決まる電流値となる(実際には、発光ダイオード(LED)32およびトランジスタ35における電圧降下分が影響する)。
そして、比較回路39では、フォトトランジスタ(Tr)33の出力電圧(センサレベルVin)の信号と、論理判定基準値Vrefとを比較する。図7(B)に示すように、フォトトランジスタ(Tr)33に発光ダイオード(LED)32からの光が入光し、フォトトランジスタ(Tr)33がONすると、フォトトランジスタ(Tr)33のコレクタ電圧(センサレベルVin)が低下し、論理判定基準値Vrefより低くなる。また、発光ダイオード(LED)32からの光が遮光され、フォトトランジスタ(Tr)33がOFFすると、フォトトランジスタ(Tr)33のコレクタ電圧(センサレベルVin)が上昇し、論理判定基準値Vrefより高くなる。比較回路39では、センサレベルVinの信号と、論理判定基準値Vrefとを比較することにより、フォトセンサ31のオンオフ、すなわち、ロール紙2等の検出物の有無を検知する。
ところで、発券装置においては、ロール紙2を切断するために埃が多く発生しやすく、フォトセンサ31の投光部や受光部に埃が汚れとして付着しやすい傾向がある。このため、発券装置の待機中あるいはメンテナンス時にフォトセンサの汚れ(または劣化)をチェックしている。このチェックでは、フォトセンサが正常に機能しているかどうかを検知するため、投光側の光量(電流)を減少させて、例えば、光量を半分程度にしてフォトセンサの機能を確認している。この方法は、ハーフチェックと呼ばれ、例えば、発光ダイオード(LED)32に直列に接続された抵抗(R)34の値を大きくし、光量を50%程度に減少することにより行っている。
しかしながら、上記ハーフチェックでは、単に、フォトセンサ31のON、OFF機能チェックを行うものであり、センサに付着した埃などの汚れや、汚れの程度を検知できないとい難点があった。また、発光ダイオード(LED)32に流す電流を変化させるためのハードウェアが必要となり、フォトセンサ31の使用数が増えるほど、そのコストが増大するという問題があった。
なお、従来技術の自動発券機ユニットのクリーニング装置がある(例えば、特許文献1を参照)。この特許文献1の自動発券機ユニットのクリーニング装置は、自動発券機ユニット内のクリーニングを容易、かつ、短時間で行うことを目的としており、このために、自動発券機ユニット内の各種センサの検出光の光路中および各センサの検出部の表面に付着したチケット用用紙の切りくずあるいは塵埃等をセンサ近傍に配置したエア供給管のエア供給口より供給したクリーニング用エアにより除去する。あるいは、チケット用用紙の搬送路内をクリーニングカードを往復させることにより接触型センサあるいは搬送路内のチケット用用紙の切りくずあるいは塵埃等を除去する。
しかしながら、この特許文献1の自動発券機ユニットのクリーニング装置は、上述したような、ハーフチェックではセンサに付着した埃などの汚れを検知できないという問題や、フォトセンサの使用数が増えるほど、ハードウェアコストが増大するという問題を解決しようとするものではない。
特開2001−188926号公報
上述したように、ロール紙を用いた発券装置においては、数多くのフォトセンサが使用されており、このフォトセンサの機能チェックのためにハーフチェックを行っているが、ハーフチェックは、単に、フォトセンサのON、OFF機能チェックを行うものであり、センサに付着した埃などの汚れを検知できないという問題があった。また、発光ダイオード(LED)に流す電流を変化させるためのハードウェアが必要となり、フォトセンサの使用数が増えるほど、そのコストが増大するという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は、フォトセンサの汚れ、および汚れの程度を検知し、フォトセンサが汚れたことを係員に通知できる、センサ汚れ検知回路及びセンサ汚れ検知方法を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明のセンサ汚れ検知回路は、発券装置に設備される、投光部と受光部とを有するフォトセンサの汚れを検知するためのセンサ汚れ検知回路であって、前記フォトセンサの受光部に投光部からの光が入射する状態において、該受光部の出力電圧レベルを検出するセンサレベル検出部と、前記フォトセンサの汚れを判定するために使用される汚れ判定基準値を記憶する汚れ判定基準値記憶部と、前記受光部の出力電圧レベルと前記汚れ判定基準値とを比較し、前記受光部の出力電圧レベルが前記汚れ判定基準値よりも大きい場合に、フォトセンサの投受光部に汚れが発生していると判定するセンサレベル判定部と、前記センサレベル判定部により、フォトセンサに汚れが発生していると判定された場合に、警報信号を出力する警報出力部と、を備えることを特徴とする。
このような構成により、切符等の発券を行う発券装置に使用されるフォトセンサにおいて、受光部(フォトトランジスタ等)に投光部(発光ダイオード等)からの光を入射させた状態で、受光部の出力電圧レベルと、汚れ判定基準値とを比較する。受光部の出力電圧レベルは、受光量が減るに従い増大する。このため、受光部または発光部に汚れが付着すると受光部の受光量が減り、受光部の出力電圧レベルが増大する。従って、受光部の出力電圧レベルが増大したことを検知することにより、フォトセンサの汚れを検知する。
これにより、フォトセンサの汚れを検知でき、フォトセンサが汚れたことを係員に通知できる。
また、本発明のセンサ汚れ検知回路は、前記警報出力部により警報信号が出力された場合に、該警報信号を表示する表示部を備えることを特徴とする。
これにより、フォトセンサの汚れを係員が容易に知ることができる。
また、本発明のセンサ汚れ検知回路は、前記汚れ判定基準値記憶部には、各フォトセンサごとに複数の汚れ判定基準値が設定されており、前記センサレベル判定部は、受光部の出力電圧レベルと前記各汚れ判定基準値とを比較することにより、フォトセンサの汚れの程度を判定し、前記表示部は、フォトセンサの汚れの程度の情報を表示するように構成されたことを特徴とする。
このような構成により、フォトセンサの投受光面の汚れを検知する際に、汚れ判定基準値を複数設定する。そして、受光部の出力電圧レベルを複数の汚れ判定基準値と比較することにより、フォトセンサの汚れの程度を判定する。
これにより、フォトセンサの汚れの程度を判定でき、フォトセンサの清掃の緊急度を係員に通知することができる。
また、本発明のセンサ汚れ検知回路は、前記受光部の出力電圧レベルと、検出物の有無を判定するための論理判定基準値とを比較することにより、検出対象物体の有無を検知する検出物有無判定部を備えることを特徴とする。
このような構成により、センサ汚れ検知回路内に、受光部の出力電圧レベルと論理判定基準値とを比較する機能を設け、検出対象物の有無を検知する。
これにより、センサ汚れ検知回路により、センサの汚れ検知と共に、検出物の有無検出が行える。このため、ハードウェア構成を簡略化することができる。
また、本発明のセンサ汚れ検知方法は、発券装置に設備される、投光部と受光部とを有するフォトセンサの汚れを検知するためのセンサ汚れ検知回路におけるセンサ汚れ検知方法であって、前記センサ汚れ検知回路内の制御部により、前記フォトセンサの受光部に投光部からの光が入射する状態において、該受光部の出力電圧レベルを検出するセンサレベル検出手順と、前記フォトセンサの汚れを判定するために使用される汚れ判定基準値を記憶する汚れ判定基準値記憶手順と、前記受光部の出力電圧レベルと前記汚れ判定基準値とを比較し、前記受光部の出力電圧レベルが前記汚れ判定基準値よりも大きい場合に、フォトセンサの投受光部に汚れが発生していると判定するセンサレベル判定手順と、前記センサレベル判定手順により、フォトセンサに汚れが発生していると判定された場合に、警報信号を出力する警報出力手順と、が行われることを特徴とする。
このような手順により、切符等の発券を行う発券装置に使用されるフォトセンサにおいて、受光部(フォトトランジスタ等)に投光部(発光ダイオード等)からの光を入射させた状態で、受光部の出力電圧レベルと、汚れ判定基準値とを比較する。受光部の出力電圧レベルは、受光量が減るに従い増大する。このため、受光部または発光部に汚れが付着すると受光部の受光量が減り、受光部の出力電圧レベルが増大する。従って、受光部の出力電圧レベルが増大したことを検知することにより、フォトセンサの汚れを検知する。
これにより、フォトセンサの汚れを検知でき、フォトセンサが汚れたことを係員に通知できる。
本発明のセンサ汚れ検知回路においては、フォトセンサの受光部(フォトトランジスタ等)に投光部(発光ダイオード等)からの光を入射させた状態で、受光部の出力電圧レベルと、汚れ判定基準値とを比較するようにしたので、これにより、フォトセンサの汚れを検知でき、フォトセンサが汚れたことを係員に通知できる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明によるセンサ汚れ検知回路の第1の実施の形態の構成例を示す図である。
図1に示すセンサ汚れ検知回路では、図7(A)に示すフォトセンサ回路30に、新たにセンサ汚れ検知回路40を追加した構成となっている。なお、図1に示す構成例では、センサ汚れ検知回路40に接続されるフォトセンサ31が1つだけの例を示しているが、実際には、複数のフォトセンサが接続されている。また、本発明のセンサ汚れ検知回路においては、投光部と受光部とを相対向させて使用する透過型のフォトセンサを対象としている。
図1に示すセンサ汚れ検知回路40において、制御部41はCPUを含み回路全体を統括制御するための制御部である。
センサレベル検出部42は、フォトセンサ31のフォトトランジスタ(Tr)33に発光ダイオード(LED)32側からの光が入射する状態において、フォトトランジスタ(Tr)33の出力電圧(センサレベルVin)を検出するための処理部である。このセンサレベル検出部42はA/D変換器43を備え、センサレベルVinをA/D変換してデジタル値として回路内に取り込む。
センサレベル判定部44は、センサレベルVinを、汚れ判定基準値VLと比較する処理を行う処理部である。そして、センサレベルVinが汚れ判定基準値VLよりも大きい場合に、フォトセンサ31に汚れが発生していると判定する。すなわち、フォトトランジスタ(Tr)33と発光ダイオード(LED)32と間の光路を遮る汚れ(埃など)が発生していると判定する。
警報出力部45は、センサレベル判定部44によりフォトセンサ31が汚れていると判定された場合に、フォトセンサ31に汚れが発生しているとして警報信号を出力する処理を行う。なお、警報信号は、液晶パネル等の表示部60に表示するか、または、警報装置(図示せず)を鳴らすことにより、係員に通知される。また、記憶部50には、センサ汚れ判定基準値(VL)51のデータが記憶されている。
なお、A/D変換器、メモリ、CPU(中央処理装置)、および通信機能を内蔵したマイクロコンピュータ(またはマイクロコントローラ)が市販されており、このマイクロコンピュータを使用することにより、特別なハードウェアを追加することなく、センサ汚れ検知回路40を、発券装置の他の制御機能と共に一体として組み込むことができる。
次に、上記構成のセンサ汚れ検知回路の動作について説明する。
最初に、通常時の動作について説明する。
まず、フォトON信号をONし、フォトセンサ31の投光側の発光ダイオード(LED)32に電流を流す。この発光ダイオード(LED)32に流す電流は、電源電圧VCCと抵抗(R)で決まる固定値である(実際には、発光ダイオード(LED)32とトランジスタ35における電圧降下が影響する)。
次に、フォトセンサ31から出力されるセンサレベルVinを、比較回路39内に取り込む。比較回路39では、センサレベルVinと論理判定基準値Vrefと比較し、検出物の有無を判定する。
この場合、図2(A)に示すように、
Vin>Vrefの時、フォトセンサ31は遮光されており、フォト信号は「検出物有り」の信号となる。
また、Vin<Vrefの時、フォトセンサ31は透光されており、フォト信号は「検出物無し」の信号となる。
次に、センサ汚れチェック時の動作について説明する。
まず、フォトON信号をONし、フォトセンサ31の投光側の発光ダイオード(LED)32に電流を流す。この発光ダイオード(LED)32に流す電流は、電源電圧VCCと抵抗(R)34で決まる固定値である。
次に、フォトセンサ31から出力されるセンサレベルVinを、センサレベル検出部42により回路内に取り込む。センサレベル検出部42ではセンサレベルVinをA/D変換器43によりデジタル信号に変換する。それから、センサレベル判定部44により、センサレベルVinと汚れ判定基準値VLと比較し、汚れの有無を判定する。すなわち、フォトトランジスタ(Tr)33の出力電圧レベル(センサレベルVin)は、受光量が減るに従い増大する。このため、フォトトランジスタ(Tr)33または発光ダイオード(LED)32に汚れが付着すると、フォトトランジスタ(Tr)33の受光量が減り、フォトトランジスタ(Tr)33のセンサレベルVinが増大するので、これを汚れ判定基準値VLと比較する。
この場合、図2(B)に示すように、Vinのレベルが低い状態(フォトトランジスタに光が入射する状態)において、
Vin>VLの時、汚れ検知と判定し、警報を出力する。
Vin<VLの時、汚れなしと判定し、警報は出力しない。
これにより、フォトセンサ31のセンサ汚れを検知することができる。
また、センサ汚れ判定基準値VLは、チェック対象となる複数のフォトセンサのそれぞれに対応して用意されており、また、各フォトセンサごとに、汚れの程度を判定するために複数の汚れ判定基準値を設定することができる。このように、汚れ判定基準値を複数設定することで、フォトセンサの清掃の緊急度を操作員に通知することができる。
図3は、汚れ判定基準値を複数設定する場合の、記憶部50に記憶される汚れ判定基準値51の例を示す図である。図3に示すように、記憶部50には、発券装置内で使用されるフォトセンサの機器番号ごとに、汚れの程度(0〜100%)と、これに対応する汚れ判定基準値とが記録される。
例えば、No.1の「用紙切れ検知センサ」の場合は、センサレベルVinが、0.9Vを超える場合には、汚れの程度は100%と判定される。0.9V〜0.8Vの間では、汚れの程度は80%と判定され、0.8V〜0.7Vの間では、60%と判定される。0.7V〜0.6Vの間では、40%と判定され、0.6V〜0.5Vの間では、20%と判定される。また、0.5V以下の場合は、汚れの程度は0%と判定される。
これにより、各フォトセンサの汚れの程度を検知できるようになり、このフォトセンサの汚れの程度を表示部60に表示することができる。このため、係員は、汚れの程度の高いフォトセンサを優先して清掃することができる。
[第2の実施の形態]
図1に示した第1の実施の形態では、比較回路39とセンサ汚れ検知回路40とを個別に設けた例を示したが、比較回路39の機能をセンサ汚れ検知回路40内に取り込むこともできる。
図4は、本発明のセンサ汚れ検知回路の第2の実施の形態を示す図である。
図4に示すセンサ汚れ検知回路40Aは、図1に示すセンサ汚れ検知回路40と比較して、センサ汚れ検知回路40内に、検出物有無判定部46が追加されている。また、記憶部50内に、論理判定基準値(Vref)52のデータが追加されている。
検出物有無判定部46では、センサレベルVinと論理判定基準値Vrefと比較し、検出物の有無を判定し、フォト信号として出力する。
この場合、図2(A)に示すように、
Vin>Vrefの時、フォトセンサ31は遮光されており、フォト信号は「検出物有り」の信号となる。
また、Vin<Vrefの時、フォトセンサ31は透光されており、フォト信号は「検出物無し」の信号となる。
このように、比較回路39の機能をセンサ汚れ検知回路40A内に取り込むことにより、ハードウェア構成を簡略化することができる。また、A/D変換器、メモリ、CPU(中央処理装置)、および通信機能を内蔵したマイクロコンピュータ(またはマイクロコントローラ)が市販されており、このマイクロコンピュータを使用することにより、特別なハードウェアを追加することなく、センサ汚れ検知回路40Aを、発券装置の他の制御機能と共に一体として組み込むことができる。
[第3の実施の形態]
前述した、第1の実施の形態、および第2の実施の形態では、発券装置内のフォトセンサを対象にしてセンサ汚れ検知を行う例を示したが、駅内で使用される券売シシテムには、発券装置の他に、硬貨・紙幣の取り扱い装置や、プリペイドカード等を扱うカード装置等が使用されており、これらの中にも数多くのフォトセンサが使用されている。
本発明の第3の実施の形態では、券売システムで使用される各装置内のフォトセンサの汚れ検知を集中して管理する例について説明する。
図5は、本発明のセンサ汚れ検知回路の第3の実施の形態を示す図である。
図5に示す例では、券売システム100内の各装置内にセンサ汚れ検知回路が設備されている。発券装置1には、センサ汚れ検知回路40が設備され、発券装置1内のフォトセンサのセンサ汚れ検知を行う。硬貨・紙幣取り扱い装置1Bには、センサ汚れ検知回路40Bが設備され、硬貨・紙幣取り扱い装置1B内のフォトセンサのセンサ汚れ検知を行う。カード装置1Cには、センサ汚れ検知回路40Cが設備されており、カード装置1C内のフォトセンサのセンサ汚れ検知を行う。
また、各センサ汚れ検知回路40、40B、40Cは券売システムの制御部101と通信接続されている。各センサ汚れ検知回路40、40B、40Cは、券売システムの制御部101からの指示により、それぞれに内蔵されたフォトセンサの汚れチェックを行う。そして、センサチェック情報を、券売システムの制御部101に返信する。券売システムの制御部101は、フォトセンサのチェック情報を表示部102に表示する。
これにより、券売システム100で使用される各装置内のフォトセンサの汚れ情報を一括して集中管理できるようになる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明のセンサ汚れ検知回路は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明においては、センサの汚れを検知し、センサが汚れたことを係員に通知できる効果を奏するので、本発明は、切符等の発券装置に有用である。
本発明のセンサ汚れ検知回路の第1の実施の形態の構成例を示す図である。 本発明のセンサ汚れ検知回路の動作説明図である。 汚れ判定基準値を複数設定する場合の例を示す図である。 センサ汚れ検知回路の第2の実施の形態の構成例を示す図である。 センサ汚れ検知回路の第3の実施の形態の構成例を示す図である。 発券装置の構成例を示す図である。 従来のフォトセンサ回路の例を示す図である。
符号の説明
1…発券装置
1B…硬貨・紙幣取り扱い装置
1C…カード装置
2…ロール紙
3…ガイドローラ
4…ロール紙送りローラ
5…ステッピングモータ
6…プラテン
7…印刷ヘッド
8…ロータリーカッタ
10…ターン部
11…制御装置
12…用紙切れ検知センサ
13…書込みタイミング検知センサ
14…切符排出検知センサ
20…エンコード部
30…フォトセンサ回路
31…フォトセンサ
32…発光ダイオード(LED)
33…フォトトランジスタ(Tr)
34…抵抗(R)
35…トランジスタ
39…比較回路
40、40A、40B、40C…センサ汚れ検知回路
41…制御部
42…センサレベル検出部
43…A/D変換器
44…センサレベル判定部
45…警報出力部
46…検出物有無判定部
50…記憶部
51…汚れ判定基準値(VL)
52…論理判定基準値(Vref)
60…表示部
100…券売システム
101…券売システムの制御部
102…表示部

Claims (5)

  1. 発券装置に設備される、投光部と受光部とを有するフォトセンサの汚れを検知するためのセンサ汚れ検知回路であって、
    前記フォトセンサの受光部に投光部からの光が入射する状態において、該受光部の出力電圧レベルを検出するセンサレベル検出部と、
    前記フォトセンサの汚れを判定するために使用される汚れ判定基準値を記憶する汚れ判定基準値記憶部と、
    前記受光部の出力電圧レベルと前記汚れ判定基準値とを比較し、前記受光部の出力電圧レベルが前記汚れ判定基準値よりも大きい場合に、フォトセンサの投受光部に汚れが発生していると判定するセンサレベル判定部と、
    前記センサレベル判定部により、フォトセンサに汚れが発生していると判定された場合に、警報信号を出力する警報出力部と、
    を備えることを特徴とするセンサ汚れ検知回路。
  2. 前記警報出力部により警報信号が出力された場合に、該警報信号を表示する表示部を
    備えることを特徴とする請求項1に記載のセンサ汚れ検知回路。
  3. 前記汚れ判定基準値記憶部には、各フォトセンサごとに複数の汚れ判定基準値が設定されており、
    前記センサレベル判定部は、受光部の出力電圧レベルと前記各汚れ判定基準値とを比較することにより、フォトセンサの汚れの程度を判定し、
    前記表示部は、フォトセンサの汚れの程度の情報を表示するように
    構成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセンサ汚れ検知回路。
  4. 前記受光部の出力電圧レベルと、検出物の有無を判定するための論理判定基準値とを比較することにより、検出対象物体の有無を検知する検出物有無判定部を
    備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のセンサ汚れ検知回路。
  5. 発券装置に設備される、投光部と受光部とを有するフォトセンサの汚れを検知するためのセンサ汚れ検知回路におけるセンサ汚れ検知方法であって、
    前記センサ汚れ検知回路内の制御部により、
    前記フォトセンサの受光部に投光部からの光が入射する状態において、該受光部の出力電圧レベルを検出するセンサレベル検出手順と、
    前記フォトセンサの汚れを判定するために使用される汚れ判定基準値を記憶する汚れ判定基準値記憶手順と、
    前記受光部の出力電圧レベルと前記汚れ判定基準値とを比較し、前記受光部の出力電圧レベルが前記汚れ判定基準値よりも大きい場合に、フォトセンサの投受光部に汚れが発生していると判定するセンサレベル判定手順と、
    前記センサレベル判定手順により、フォトセンサに汚れが発生していると判定された場合に、警報信号を出力する警報出力手順と、
    が行われることを特徴とするセンサ汚れ検知方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014188499A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Nec Embedded Products Ltd 媒体洗浄装置、媒体洗浄方法

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