JP2008040826A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カーソルが定義されたコンテンツをマルチウィンドウ環境下で再生する際に並存する2つのカーソルをポインティングデバイス操作に応じて適切に制御することを可能とした情報処理装置を提供する。
【解決手段】ナビゲーション制御部1518は、データ読み取り部1511によって読み取られたHD DVD Video規格のAVコンテンツ中のナビゲーションデータに含まれるスクリプト(XML)に基づき、当該AVコンテンツを表示するために割り当てられたウィンドウ内にカーソル領域を設定する。そして、ポインティングデバイス操作により当該ウィンドウ内にオペレーティングシステム150がもつ標準のカーソルが移動してきたら、そのカーソルの形状をスクリプトに基づき変化させると共に、その侵入位置に最も近いカーソル領域内の位置にカーソルをジャンプさせて表示する。
【選択図】 図4
【解決手段】ナビゲーション制御部1518は、データ読み取り部1511によって読み取られたHD DVD Video規格のAVコンテンツ中のナビゲーションデータに含まれるスクリプト(XML)に基づき、当該AVコンテンツを表示するために割り当てられたウィンドウ内にカーソル領域を設定する。そして、ポインティングデバイス操作により当該ウィンドウ内にオペレーティングシステム150がもつ標準のカーソルが移動してきたら、そのカーソルの形状をスクリプトに基づき変化させると共に、その侵入位置に最も近いカーソル領域内の位置にカーソルをジャンプさせて表示する。
【選択図】 図4
Description
この発明は、HD DVD(High Definition Digital Versatile Disc)を再生する機能を有するパーソナルコンピュータなどの情報処理装置に適用して好適なカーソル制御技術に関する。
近年、動画像のディジタル圧縮符号化技術の進展に伴い、HD(High Definition)規格の高精細映像を扱うことが可能な再生装置(プレーヤ)が普及し始めている。また、最近では、このHD規格の高精細映像をパーソナルコンピュータで扱えるようにするためのソフトウェア開発も進められている。
HD DVD Video規格では、カーソルが定義されているため、プレーヤは、このカーソルを表示制御する機能を備えなければならない。従って、このプレーヤ機能をパーソナルコンピュータ上で動作するソフトウェアとして実現したとすると、当該ソフトウェアが動作中のパーソナルコンピュータでは、オペレーティングシステムがもつ標準のカーソルに加えて、当該ソフトウェアが自分に割り当てられたウィンドウ内で表示制御する独自のカーソルの2つのカーソルが並存することになる。
なお、いわゆるマルチウィンドウ環境下において、同一画面上に表示された複数のカーソルの中から所望のカーソルをユーザが簡単に選択・操作できるようにするための制御手法としては、これまでも種々の提案がされている(例えば特許文献1等参照)。
特開平5−289843号公報
ところで、HD DVD Video規格では、カーソルをもつオペレーティングシステム配下で動作するソフトウェアとしてプレーヤ機能が実現された場合におけるカーソルの振る舞いについては何ら規定されていない。つまり、オペレーティングシステムがもつ標準のカーソルとの連動性については一切考慮されていない。
しかしながら、ユーザの使い勝手を考慮すれば、オペレーティングシステムがもつ標準のカーソルと、プレーヤ機能を実現するソフトウェアが自分に割り当てられたウィンドウ内で表示制御する独自のカーソルとは、例えば一連のポインティングデバイス操作で双方間の引き継ぎが行われる等、互いに連動した制御が行われることが好ましい。
この発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、カーソルが定義されたコンテンツをマルチウィンドウ環境下で再生する際に並存する2つのカーソルをポインティングデバイス操作に応じて適切に制御することを可能とした情報処理装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、この発明の情報処理装置は、操作手段からの操作信号に基づいて移動可能なカーソルを表示する情報処理装置において、オペレーティングシステムによって制御される第1のカーソルと、コンテンツ再生ソフトウェアによって制御される第2のカーソルとを表示画面上に表示する表示部と、前記コンテンツ再生ソフトウェアが前記表示画面上の一部にウィンドウ表示されているとき、前記第1のカーソルを前記ウィンドウ領域外から当該ウィンドウ領域内に移動させる操作が行われた場合、前記ウィンドウ領域への侵入位置に基づき、前記ウィンドウ内における前記第2のカーソルの表示位置を決定して表示する表示制御手段と、を具備することを特徴とする。
この発明によれば、カーソルが定義されたコンテンツをマルチウィンドウ環境下で再生する際に並存する2つのカーソルをポインティングデバイス操作に応じて適切に制御することを可能とした情報処理装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態を説明する。
まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成について説明する。この情報処理装置は、例えば、ノートブック型パーソナルコンピュータ10として実現されている。
図1は、ノートブック型パーソナルコンピュータ10のディスプレイユニットを開いた状態における斜視図である。本コンピュータ10は、コンピュータ本体11と、ディスプレイユニット12とから構成されている。ディスプレイユニット12には、TFT−LCD(Thin Film Transistor Liquid Crystal Display)17から構成される表示装置が組み込まれており、そのLCD17の表示画面はディスプレイユニット12のほぼ中央に位置されている。
ディスプレイユニット12は、コンピュータ本体11に対して開放位置と閉塞位置との間を回動自在に取り付けられている。コンピュータ本体11は薄い箱形の筐体を有しており、その上面にはキーボード13、本コンピュータ10をパワーオン/パワーオフするためのパワーボタン14、タッチパッド15、クリックボタン16およびスピーカ19A,19Bなどが配置されている。
また、本コンピュータ10は、HD DVD規格のDVDメディアに格納された(HD DVD Video規格の)オーディオ・ビデオ(AV)コンテンツを再生することができる。コンピュータ本体11の正面には、DVDメディアを出し入れするためのスロット口18が設けられている。
次に、図2を参照して、本コンピュータ10のシステム構成について説明する。
本コンピュータ10は、図2に示すように、CPU101、ノースブリッジ102、主メモリ103、サウスブリッジ104、グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)105、ビデオメモリ(VRAM)105A、サウンドコントローラ106、BIOS−ROM109、LANコントローラ110、ハードディスクドライブ(HDD)111、HD DVDドライブ112、カードコントローラ113、無線LANコントローラ114、IEEE 1394コントローラ115およびエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)116等を備えている。
CPU101は本コンピュータ10の動作を制御するプロセッサであり、HDD111から主メモリ103にロードされる各種プログラムを実行する。このCPU101によって実行される各種プログラムの中には、オペレーティングシステム150や、HD DVD Video規格のAVコンテンツを再生するHD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151が存在する。また、CPU101は、BIOS−ROM109に格納されたBIOS(Basic Input Output System)も実行する。BIOSは、ハードウェア制御のためのプログラムである。
ノースブリッジ102は、CPU101のローカルバスとサウスブリッジ104との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ102には、主メモリ103をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。また、ノースブリッジ102は、PCI EXPRESS規格のシリアルバスなどを介してGPU105との通信を実行する機能も有している。
GPU105は、本コンピュータ10のディスプレイモニタとして使用されるLCD17を制御する表示コントローラである。GPU105は、ブレンド処理、スケーリング処理、ルーマキー処理等の画像処理機能を有している。このGPU105によって生成される表示信号は、LCD17に送られる。また、表示信号は、コンピュータ本体11に設けられたインタフェース3,4をそれぞれ介して外部のTV1、外部のHDMIモニタ2に送出することもできる。
サウスブリッジ104は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各デバイスおよびLPC(Low Pin Count)バス上の各デバイスを制御する。また、サウスブリッジ104は、HDD111、HD DVDドライブ112を制御するためのIDE(Integrated Drive Electronics)コントローラを内蔵している。さらに、サウスブリッジ104は、サウンドコントローラ106との通信を実行する機能も有している。
サウンドコントローラ106は音源デバイスであり、再生対象のオーディオデータをスピーカ19A,19Bに出力する。
カードコントローラ113は、PCカードやSD(Secure Digital)カードのようなカードを制御する。無線LANコントローラ114は、たとえばIEEE 802.11規格の無線通信を実行する無線通信デバイスである。IEEE 1394コントローラ115は、IEEE 1394規格のシリアルバスを介して外部機器との通信を実行する。エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)116は、電力管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード(KB)13、タッチパッド15およびクリックボタン16を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。タッチパッド15が操作されると、操作信号が生成され、この操作信号に基づいてLCD17の表示画面上に表示されたカーソルが移動する。また、このEC/KBC116は、ユーザによるパワーボタン14の操作に応じて本コンピュータ10をパワーオン/パワーオフする機能を有している。
次に、図3を参照して、HD DVD Video規格のAVコンテンツの画像構成について説明する。
HD DVD Video規格では、レイヤ1〜レイヤ5の5つのレイヤが定義されており、各レイヤにカーソル、グラフィクス、サブピクチャ、サブビデオ、メインビデオがそれぞれ割り当てられている。そのため、DVDメディアに格納されるHD DVD Video規格のAVコンテンツには、メインビデオデータ、サブビデオデータ、サブピクチャデータ、グラフィクスデータ、ナビゲーションデータが含まれる(そのほか、オーディオデータとしてメインオーディオデータ、サブオーディオデータが含まれる)。
ナビゲーションデータには、さらにスクリプト(XML)が含まれている。このスクリプトは、例えばユーザによるポインティングデバイス(タッチパッド15およびクリックボタン16)操作に応じてグラフィクスデータおよびカーソルを表示制御するためのデータであり、カーソルの形状やカーソルを配置可能なカーソル領域などを記述することができる。
レイヤ1〜レイヤ5の5つの画像a1〜画像a5のうち、まず、レイヤ2〜レイヤ4の画像a2〜画像a4についてスケーリング処理が行われ、また、レイヤ4の画像a4についてはさらにルーマキー処理が行われる。そして、このスケーリング処理およびルーマキー処理の完了後、レイヤ1〜レイヤ5の5つの画像a1〜画像a5の重ね合わせ(ブレンド処理)を行うことにより、目的の画像a6が作成される。
図4は、このような画像構成をもつHD DVD Video規格のAVコンテンツを再生するHD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151の画像処理に関わる機能ブロックを示す図である。
HD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151は、オペレーティングシステム150の制御下で動作するいわゆるアプリケーションプログラムであり、図4に示すように、データ読み取り部1511、暗号化解除処理部1512、デマルチプレクサ(Demux)1513、ビデオデコーダ1514、オーディオデコーダ1515、サブピクチャデコーダ1516、サブビデオデコーダ1517、ナビゲーション制御部1518、グラフィクスデコーダ1519およびカーソルドローウィングマネージャ1520等を備えている。
DVDメディアに格納されたHD DVD Video規格のAVコンテンツ(メインビデオデータ、サブビデオデータ、サブピクチャデータ、メインオーディオデータ、サブオーディオデータ、グラフィクスデータ、ナビゲーションデータ)は、データ読み取り部1511がHD DVDドライブ112によって読み出す。メインビデオデータ、サブビデオデータ、サブピクチャデータ、メインオーディオデータ、サブオーディオデータ、グラフィクスデータ、ナビゲーションデータはそれぞれ暗号化されており、また、メインビデオデータ、サブビデオデータ、サブピクチャデータ、メインオーディオデータ、サブオーディオデータ、グラフィクスデータは、HD DVDストリームとして多重化されている。
このデータ読み取り部1511によって読み出されたメインビデオデータ、サブビデオデータ、サブピクチャデータ、メインオーディオデータ、サブオーディオデータ、グラフィクスデータ、ナビゲーションデータは、それぞれ暗号化解除処理部1512に入力される。暗号化解除処理部1512は各データの暗号化を解除するための処理を実行する。暗号化が解除されたナビゲーションデータはナビゲーション制御部1518、HD DVDストリームはDemux1513にそれぞれ送られる。
Demux1513は、HD DVDストリームからメインビデオデータ、メインオーディオデータ、サブオーディオデータ、サブピクチャデータ、サブビデオデータ、グラフィクスデータを分離する。Demux1513によって分離されたメインビデオデータはビデオデコーダ1514、メインオーディオデータおよびサブオーディオデータはオーディオデコーダ1515、サブピクチャデータはサブピクチャデコーダ1516、サブビデオデータはサブビデオデコーダ1517にそれぞれ送られてデコードされる。また、グラフィクスデータはナビゲーション制御部1518に渡される。
一方、ナビゲーション制御部1518は、ナビゲーションデータに含まれるスクリプト(XML)を解析し、Demux1513から渡されたグラフィクスデータの表示制御を行う。グラフィクスデータは、ナビゲーション制御部1518からグラフィクスデコーダ1519に送られてデコードされる。また、ナビゲーション制御部1518は、このスクリプトに基づき、カーソルを動かすことのできるカーソル領域を設定したり、このカーソル領域の範囲内において、EC/KBC116が検知したユーザによるポインティングデバイス操作に応じてカーソルを移動させるといったカーソルの表示制御も行う。カーソルの描画は、ナビゲーション制御部1518の指示の下、カーソルドローウィングマネージャ1520によって実行される。そして、本コンピュータ10は、このHD DVD Video規格においてレイヤ1として定義されるカーソルを、ユーザの使い勝手を考慮して、オペレーティングシステム150がもつ標準のカーソルと連動させて制御するようにしたものであり、以下、この点について詳述する。
なお、ビデオデコーダ1514によってデコードされたメインビデオデータ、サブピクチャデコーダ1516によってデコードされたサブピクチャデータ、サブビデオデコーダ1517によってデコードされたサブビデオデータ、グラフィクスデコーダ1519によってデコードされたグラフィクスデータ、カーソルドローウィングマネージャ1520によって描画されたカーソルは、GPU105によってスケーリング処理およびルーマキー処理を伴うブレンド処理が施される。GPU105は、このブレンド処理を実行するためのミキサ(MIX)1051を有している。
図5は、HD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151が動作中の本コンピュータ10のLCD17の表示画面を例示する図である。HD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151は、図3および図4を参照して説明したレイヤ1〜レイヤ5の5つの画像からなるHD DVD Video規格のAVコンテンツを表示するためのウィンドウ200の割り当てをオペレーティングシステム150から受ける。また、HD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151は、AVコンテンツの再生操作を受け付けるコントロールパネルを表示するためのウィンドウ300の割り当てをオペレーティングシステム150から受ける。ウィンドウ300は、例えばAVコンテンツの再生を開始するための操作を行った後などに不要であれば閉じることも可能である。以下、ウィンドウ200をメインウィンドウ、ウィンドウ200以外の(ウィンドウ300を含む)ウィンドウをサブウィンドウと称することがある。
図5に示すように、HD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151が動作中である場合、ウィンドウ200内には、HD DVD Video規格においてレイヤ1として定義されるカーソルx1が表示され、また、ウィンドウ200外には、オペレーティングシステム150がもつ標準のカーソルx2が表示される。そこで、次に、カーソルx1の動きをカーソルx2と連動させるためにナビゲーション制御部1518が実行するカーソル制御の基本原理について説明する。
いま、メインウィンドウ200とサブウィンドウ300とが図6に示すようにLCD17の表示画面上に確保されているものと想定する。なお、メインウィンドウ200内の点線で囲まれた領域(201)は、ナビゲーションデータに含まれるスクリプトによって定義されるカーソル領域である。メインウィンドウ200中では、カーソル領域201内のみカーソルを動かすことが可能となる。
ユーザは、タッチパッド15を操作して、LCD17の表示画面上の任意の位置を指し示すわけであるが、その位置がメインウィンドウ200の表示エリアに入った場合、当該メインウィンドウ200内でのオフセット値がオペレーティングシステム150からHD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151のナビゲーション制御部1518に通知され、その後、タッチパッド15が操作される度に、その位置からの移動量がオペレーティングシステム150から通知される。
そして、この通知をカーソル領域201の設定後に初めて受けると、ナビゲーション制御部1518は、ナビゲーションデータに含まれるスクリプトで形状等が定義されるAVコンテンツ独自のカーソルx1の表示を開始する。従って、この通知をナビゲーション制御部1518が受けるまでは、オペレーティングシステム150がもつ標準のカーソルx2のみが表示された状態となる。図6にはこの状態が示されている。なお、スクリプトによってカーソルx1の初期表示位置も定義されている場合、この通知を待つことなく、ナビゲーション制御部1518は、その定義された位置にカーソルx1を即時に表示する。また、スクリプトによってカーソルx1の形状が定義されていない場合には、ナビゲーション制御部1518は、未定義時用に予め指定された、オペレーティングシステム150がもつ標準のカーソルx2とは異なる形状でカーソルx1を表示する。
この状態でタッチパッド15の操作(ポインティングデバイス操作)が行われると、カーソルx2が移動する。次に、図7に示すように、このカーソルx2がメインウィンドウ200内に侵入してきた場合を考える。ポインティングデバイス操作で指し示す位置がメインウィンドウ200内になると、前述のように、その位置がオペレーティングシステム150からナビゲーション制御部1518に通知される。
図7に示すようにカーソルx2を移動させると、その侵入位置(メインウィンドウ200の右端)はカーソル領域201外となる。そして、このような場合には、ナビゲーション制御部1518は、この侵入位置に最も近いカーソル領域201内にカーソルx1を表示する。カーソルx1は、ナビゲーションデータに含まれるスクリプトで定義された形状で表示されるため、ユーザから見ると、カーソルx2をメインウィンドウ200内に移動させた途端、あたかもカーソルx1に変化してカーソル領域201内にジャンプするように見える。そして、この後は、ポインティングデバイス操作が行われると、カーソルx1が移動することになる。なお、図7では、カーソルx1がカーソルx2と異なる形状で表示される様子を示したが、スクリプトによってカーソルx2と同じ形状が定義されていた場合には、カーソルx1もカーソルx2と同じ形状で表示されることになる。
次に、図8に示すように、このカーソルx1を、メインウィンドウ200内を左側に移動させていき、その後上側へカーソル領域201の外まで移動させた場合を考える。このようにカーソルx1を移動させると、メインウィンドウ200内ではあるがカーソル領域201外となる位置が指し示されることになる。そして、このような場合には、ナビゲーション制御部1518は、第1に、カーソル領域201を外れた位置に最も近いメインウィンドウ200外にポインティングデバイス操作の対象位置を移動させるための指示をオペレーティングシステム150に与える。これにより、メインウィンドウ200外の当該位置にカーソルx2が表示されることになる。
また、第2に、ナビゲーション制御部1518は、メインウィンドウ200のカーソル領域201内に最後に表示したカーソルx1をそのまま残存させるように、カーソルx1を継続して表示する。その結果、図8に示すように、LCD17の表示画面上には、カーソルx1,カーソルx2の2つが同時に表示されることになる。従って、ユーザから見ると、カーソルx1をメインウィンドウ200のカーソル領域201外に移動させた途端、あたかもカーソルx1をカーソル領域201内に残したまま、カーソルx2に変化してメインウィンドウ200外にジャンプするように見える。そして、この後は、ポインティングデバイス操作が行われると、カーソルx2が移動することになる。
次に、さらに、図9に示すように、このカーソルx2を、メインウインドウ200外を右側に移動させていき、その後下側へメインウィンドウ200内に侵入するまで移動させた場合を考える。このようにカーソルx1を移動させると、図7を参照して説明したように、ナビゲーション制御部1518は、その侵入位置に最も近いカーソル領域201内にカーソルx1を表示する。しかし、この場合は、以前にカーソル領域201を外れた時からカーソル領域201内にカーソルx1を残存させている。そこで、ナビゲーション制御部1518は、この残存させていたカーソルx1を、今回のポインティングデバイス操作に伴ってカーソルx1が表示されるべき位置まで移動させるように見せるための表示制御を併せて実行する。
これにより、ユーザから見ると、カーソルx2をメインウィンドウ200内に移動させた途端、あたかもカーソル領域201内のカーソルx1がカーソルx2に追従してカーソルx2に取って代わるように見える。そして、この後は、ポインティングデバイス操作が行われると、カーソルx1が移動することになる。
このように、ナビゲーション制御部1518は、メインウィンドウ200外のカーソルx2の動きと連動させるようにメインウィンドウ200のカーソル領域201内でのカーソルx1の表示制御を実行するので、一連のポインティングデバイス操作で双方間の引き継ぎが行われる等、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
ところで、コントロールパネルを表示するためのサブウィンドウ300も、HD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151に割り当てられたウィンドウであるが、この表示エリアにカーソルx2が侵入してきても、本HD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151では、前述のようなナビゲーション制御部1518による表示制御は実行しない。従って、図10に示すように、当該サブウィンドウ300上では、カーソルx2がそのまま表示されることになる。
また、HD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151は、AVコンテンツの再生環境をユーザが任意に設定するための設定画面を表示する機能を有している。この設定画面は、図11に示すように、メインウィンドウ200のメニューバーに表示されたメニューy1が操作された際、サブウィンドウ400の割り当てをオペレーティングシステム150から新たに受けて表示する。そして、この設定画面の表示期間中、ナビゲーション制御部1518は、メインウィンドウ200内に設定したカーソル領域201を無効化する。これにより、設定画面の表示期間中にユーザの意図しない入力がメインウィンドウ200に対して行われてしまうことを防止する。
なお、メインウィンドウ200中、オペレーティングシステム150からHD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151に対してポインティングデバイス操作に基づく位置情報が通知される範囲は、メニューバーを除く部分である。従って、もし、スクリプトによってカーソル領域201が画面上の全域に定義されたとすると、図12に示すように、メインウィンドウ200中のメニューバーを除いた部分全体にカーソル領域201が設定されることになる。そのため、カーソル領域201のカーソルx1をメニューバーに移動させると、カーソルx1とカーソルx2とが並んで表示される。そして、例えば図11に示した設定画面を表示させるため等のメニュー操作は、カーソルx2を使って行われることになる。
また、スクリプトによってカーソル領域201が画面上の全域に定義されたAVコンテンツを表示中のメインウィンドウ200を、図13に示すように、LCD17の表示画面上に全画面表示すると共に、このメインウィンドウ200上に重畳させてコントロールパネル用のサブウィンドウ300を表示させた場合を考える。そうすると、メインウィンドウ200のカーソル領域201上にコントロールパネル用のサブウィンドウ300が重ね合わせられる。この場合、ナビゲーション制御部1518は、この重ね合わせられた部分をカーソル領域201から除外すべくカーソル領域の再設定を実行する。その結果、本来であればカーソル領域201内でのカーソルx1の移動にすぎないポインティングデバイス操作を、カーソル領域201外への移動に変換できるので、図13に示すように、ユーザがカーソルx2によってコントロールパネルを操作することを可能とする。メインウィンドウ200上に他のアプリケーションプログラムのウィンドウが重畳されて表示された場合も、これと同様の制御が行われる。
以上のように、本コンピュータ10は、カーソルが定義されたコンテンツをマルチウィンドウ環境下で再生する際に並存する2つのカーソルをポインティングデバイス操作に応じて適切に制御することを可能とする。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…本コンピュータ、11…コンピュータ本体、12…ディスプレイユニット、13…キーボード、14…パワーボタン、15…タッチパッド、16…クリックボタン、17…LCD、18…スロット口、19A,19B…スピーカ、101…CPU、102…ノースブリッジ、103…主メモリ、104…サウスブリッジ、105…グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)、105A…ビデオメモリ、106…サウンドコントローラ、109…BIOS−ROM、110…LANコントローラ、111…ハードディスクドライブ(HDD)、112…HD DVDドライブ、113…カードコントローラ、114…LANコントローラ、115…コントローラ、116…エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)、150…オペレーティングシステム、151…HD DVDプレーヤアプリケーションプログラム、1051…ミキサ、1511…読み取り部、1512…暗号化解除処理部、1513…デマルチプレクサ、1514…ビデオデコーダ、1515…オーディオデコーダ、1516…サブピクチャデコーダ、1517…サブビデオデコーダ、1518…ナビゲーション制御部、1519…グラフィクスデコーダ、1520…カーソルドローウィングマネージャ。
Claims (12)
- 操作手段からの操作信号に基づいて移動可能なカーソルを表示する情報処理装置において、
オペレーティングシステムによって制御される第1のカーソルと、コンテンツ再生ソフトウェアによって制御される第2のカーソルとを表示画面上に表示する表示部と、
前記コンテンツ再生ソフトウェアが前記表示画面上の一部にウィンドウ表示されているとき、前記第1のカーソルを前記ウィンドウ領域外から当該ウィンドウ領域内に移動させる操作が行われた場合、前記ウィンドウ領域への侵入位置に基づき、前記ウィンドウ内における前記第2のカーソルの表示位置を決定して表示する表示制御手段と、
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 前記コンテンツ再生ソフトウェアは、HD DVD(High Definition Digital Versatile Disc) Video規格のコンテンツを再生するプログラムであり、
前記表示制御手段は、HD DVD Video規格においてレイヤ1として定義されるカーソルを前記第2のカーソルとして表示することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記表示制御手段は、前記ウィンドウ内に設定された前記第2のカーソルを配置可能なカーソル領域内で前記ウィンドウ領域への侵入位置に最も近い位置を前記第2のカーソルの表示位置に決定することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記表示制御手段は、前記第1のカーソルと前記第2のカーソルとを異なる形状で表示することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記表示制御手段は、前記第2のカーソルを前記カーソル領域内から当該カーソル領域外に移動させる操作が行われた場合、前記ウィンドウ領域外で前記カーソル領域を外れた位置に最も近い位置に前記第1のカーソルを表示することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
- 前記表示制御手段は、前記第2のカーソルを前記カーソル領域内から当該カーソル領域外に移動させる操作が行われたことにより前記ウィンドウ領域外に前記第1のカーソルを表示する場合、前記カーソル領域内で最後に表示した第2のカーソルを残存させることを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
- 前記カーソル制御手段は、前記第1のカーソルを前記ウィンドウ領域外から当該ウィンドウ領域内に移動させる操作が行われた際、前記カーソル領域内に前記第2のカーソルが残存していた場合、その残存していた前記第2のカーソルを操作手段の操作に追従させるように移動させることを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
- 前記表示制御手段は、前記コンテンツ再生ソフトウェアが前記表示画面上で全画面に渡ってウィンドウ表示され、かつ、コンテンツの再生に関する操作を行うための操作パネルが前記ウィンドウに重畳させて表示されているとき、前記第2のカーソルを前記操作パネル領域外から当該操作パネル領域内に移動させる操作が行われた場合、前記第1のカーソルを前記操作パネル領域への侵入位置に表示することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記表示制御手段は、前記ウィンドウ内のメニュー項目が一覧表示されるメニューバー部分以外の領域を当該ウィンドウ領域として取り扱うことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記表示制御手段は、コンテンツの再生に関する操作を行うための操作パネルが前記カーソル領域に重畳させて表示された場合、前記カーソル領域内において前記操作パネルが重畳された部分を前記カーソル領域から除外することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
- 前記表示制御手段は、コンテンツの再生に関する各種設定を行うための設定画面が表示されている間、前記カーソル領域を無効化することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
- 前記表示制御手段は、他のウィンドウが表示され、かつ当該他のウィンドウがアクティブ状態にある間、前記カーソル領域を無効化することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
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