JP2008040394A - アライメント装置および露光装置 - Google Patents

アライメント装置および露光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008040394A
JP2008040394A JP2006217932A JP2006217932A JP2008040394A JP 2008040394 A JP2008040394 A JP 2008040394A JP 2006217932 A JP2006217932 A JP 2006217932A JP 2006217932 A JP2006217932 A JP 2006217932A JP 2008040394 A JP2008040394 A JP 2008040394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass substrate
image
substrate
alignment
square glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006217932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4324606B2 (ja
Inventor
Hiroaki Sato
博明 佐藤
Yasuhito Ikeda
泰人 池田
Masato Mori
昌人 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orc Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Orc Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orc Manufacturing Co Ltd filed Critical Orc Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2006217932A priority Critical patent/JP4324606B2/ja
Priority to TW95142414A priority patent/TW200809419A/zh
Priority to CN2007100922023A priority patent/CN101122752B/zh
Publication of JP2008040394A publication Critical patent/JP2008040394A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4324606B2 publication Critical patent/JP4324606B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】 アライメントによる基板の変形と破損をなくすアライメント装置、およびそのアライメント装置を使った露光装置を提供する。
【解決手段】 本発明のアライメント装置は、二次元平面の角型基板(W)を保持し、二次元平面内の第一方向と二次元平面に直交する軸を中心に回転するステージ(2,3)と、 角型基板の一辺の周縁の互いに離間した位置に配された二個所を撮像し、二個所の周縁画像を出力する第1の撮像装置(4a,4b)と、一辺と交わる他辺の周縁の一箇所を撮像し、一個所の他周縁画像を出力する第2の撮像装置(4c)と、周縁画像と他周縁画像とを画像処理する画像処理回路(100)と、画像処理手段の出力に基づきステージを制御する制御部(20)と、を備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、大型の基板をアライメントするアライメント装置、および基板のパターン領域に所定のパターンを露光する露光装置に関し、特に基板の非回路パターン部にレーザビームを照射して記号、文字等の識別マークをマーキング(露光)するとともに、紫外線を照射して非回路パターン領域の周辺露光を行う露光装置に適するものである。
たとえば液晶用基板の露光装置においては、数年前500mm×500mm程度の寸法だったが、現在では、2160mm×2460mmと拡大した基板が取り扱われるようになってきた。この大型の基板から予め設定された各個片に切断・分離されて、受像機器、放映機器に搭載する基板が製作されている。基板が大型の状態から切断・分離された場合、その管理と製造工程の管理が必要となる。このために、基板の非回路パターン領域にレーザビーム等により、各個片となる基板に文字、記号もしくは図形、またはそれらの組み合わせからなる識別記号をマーキングして工程管理の指標を形成している。さらに、分離する位置を判別するための切断位置識別コード、または各種のアライメントマーク等を基板に露光して、基板の切断または位置合わせ指標を形成している。以下、識別記号、切断位置識別コードおよびアライメントマークなどを総称して識別マークという。
また、基板のパターン領域の周辺には、回路パターンが形成されない非回路パターン領域が所定の幅に設定されている。非回路パターン領域に存在する不要なフォトレジストインクは、後工程で支障が生じるので、予め露光しておく必要がある。その一方で、非回路パターン領域には、上述したように識別マークを表示する必要がある。たとえば、特許文献1に示すように、非回路パターン領域において識別マークを形成する位置は、非回路パターン領域の中央部だけでなく、回路パターン領域の近くに設ける場合、基板の端部側近くに設ける場合と様々である。
この基板の製造工程では、回路パターン領域を露光する露光装置、非回路パターン領域のフォトレジストインクを露光する周辺露光装置、識別マークをマーキングする露光装置等、各種の露光装置が製造ラインに存在している。たとえば、特許文献2に開示されるように、非回路パターン領域においてレーザを照射して識別マークをマーキングする露光装置は、基板の非回路パターン領域に形成される識別マークをマーキングする場所に対して、基板を載置したステージの上方に配置した露光ユニットからレーザビームを照射する。そして、基板を載置したステージと露光ユニットとを相対移動し、ステージ移動方向とその移動方向に直交する方向にレーザビームを順次走査させながら、その照射位置を相対する移動方向にずらして、直交座標となる平面に基板上の照射点を整列させて識別マークをマーキングしている。
また、周辺部の不要なレジストを露光する製造工程では、特許文献3のように、基板の周縁を露光光照射部と同期して移動する光センサにより周縁を検出する方法、特許文献4のように、基板にピンが当接したときの位置を検出するポジションセンサの情報で基板の周縁を検出する方法等によって、基板の周縁の情報を確保している。
特許第2910867号公報 特許第3547418号公報 特開2000−306794号公報 特許第3413947号公報
しかし、従来の識別マークをマーキングする露光装置または識別マークと非回路パターン領域を露光する周辺露光装置では、以下に示すような問題点が存在した。
これら露光装置は、基板を搬送する機構部が長軸の軸(X軸)のステージと、この軸に直交する軸(Y軸)のステージと、基板を回転する軸
(θ軸)のステージで構成されている。このため3つのステージが重なり合って、搬送系全体が背の高い機構部を構成することになり、機構部品の増加ゆえに原価も高価となっている。また、3つのステージが重なり合って重心が高くなることから基板装着面の変位が大きくなり、露光性能に悪影響が出る可能性が高い等の問題があった。
また、特許文献3に示された発明では、角型基板の一辺の周縁のみを光学的に検出し、その後該周縁に沿って非回路パターン部分を露光するから、基板がステージに正しく位置決めされていないと、正確な周縁の露光ができないという問題がある。
さらに、特許文献4に示された発明では、角型基板の直交する二辺を位置決めする機構の発明が提案されている。かかる発明は、位置決めにばねや接点など多くの機械的要素を必要とするので、基板の周縁部を変形および破損せしめ、機構が複雑となるばかりでなく、保守や点検に多くの時間を要するという課題があった。
本発明は、上述した問題点に鑑み創案されたものであり、位置合わせ(アライメント)による基板の変形と破損をなくす露光装置である。また本発明の露光装置は、位置決め検出機構部を簡素に構成でき、なおかつレーザビームの照射および非回路パターン領域を紫外線で照射するユニットを容易に設置できる露光装置である。これにより、安定した生産を確保できるようにしている。
本発明の第一の観点のアライメント装置は、二次元平面の角型基板を保持し、二次元平面に直交する軸を中心に回転し、且つこの二次元平面内の第一方向に移動するステージと、角型基板の一辺の周縁の互いに離間した位置に配された二個所を撮像し、二個所の周縁画像を出力する第1の撮像装置と、一辺と交わる他辺の周縁の一箇所を撮像し、一個所の他周縁画像を出力する第2の撮像装置と、周縁画像と他周縁画像とを画像処理する画像処理回路と、画像処理手段の出力に基づきステージを制御する制御部と、を備えることを特徴とするアライメント装置。
この構成により、角型基板がアライメントのための機械的なピンなどとの接点を有することがなく、位置合わせによる基板の変形および変形に伴う破損がなくなる。しかもアライメント装置の機構は簡素な構成にすることができる。そのため、アライメント装置の保守・点検が容易となる。
本発明の第二の観点のアライメント装置は、画像処理回路が二個所の周縁画像が予め記憶された画像と一致するか否かを確認しながら、制御部がステージを回転させる。
この構成により、角型基板の一方向のアライメントが達成できる。また、この構成により、撮像装置が撮像した画像と予め記憶された画像とを比較するだけでアライメントができるため、アライメント位置を検出する演算ソフトも簡易なもので対応することができる。
本発明の第三の観点のアライメント装置は、第二の観点において、画像処理回路が一個所の他周縁画像が予め記憶された画像と一致するか否かを確認しながら、制御部がステージを移動させる。
この構成により、角型基板の他方向のアライメントが達成できる。
本発明の第四の観点のアライメント装置は、離間した位置に配された二個所の位置および他辺の周縁の一箇所の位置に、光を反射する反射台が設けられている。
たとえば角型基板がガラス基板である場合には、ガラス基板がある部分とない部分とで、撮像装置が十分なコントラストが得られない場合がある。しかし、反射台が設けられることで、ガラス基板であっても撮像装置が十分なコントラストを得ることができる。このため、アライメント精度を向上させることができる。
本発明の第五の観点のアライメント装置は、第四の観点において、反射台が角型基板の大きさに応じて移動可能である。
この構成により、装置に搬入される角型基板が複数の大きさを有する場合であっても、適宜対応することができる。
本発明の第六の観点のアライメント装置は、離間した位置に配された二個所の位置および他辺の周縁の一箇所の位置に、光を照射する照明装置を備えている。
たとえば撮像装置が十分なコントラストが得られない場合がある。しかし、照明装置が設けられることで、撮像装置の撮影感度を上げることなく十分なコントラストを得ることができる。このため、アライメント精度を向上させることができる。
本発明の第七の観点のアライメント装置の照明装置は、第一の光源形状とこの第一の光源形状とは異なる第二の光源形状とを有し、フォトレジストインクに応じて第一の光源形状と第二の光源形状とを切り替える。
この構成により、フォトレジストインクの種類に応じて照明光の形状を変更し、撮像装置の性能にあまり影響を受けずに良い画像を得ることができる。このため、アライメント精度を向上させることができる。
本発明の第八の観点のアライメント装置の照明装置は、第一波長の光源とこの第一波長とは異なる第二波長の光源とを有し、フォトレジストインクに応じて前記第一波長の光源と前記第二波長の光とを切り替える。
この構成により、フォトレジストインクの種類に応じて照明光の波長を変更し、撮像装置の性能にあまり影響を受けずに良い画像を得ることができる。このため、アライメント精度を向上させることができる。
本発明の第九の観点の露光装置は、角型基板を移動経路に沿って移動させ、角型基板のパターン領域に回路パターンを形成させる露光装置において、上述した第一の観点ないし第七の観点のアライメント装置と、角型基板の上方に設けられ、回路パターンを形成しない非回路パターン領域にレーザビームを照射し、識別マークをマーキングするレーザビームユニットと、このレーザビームユニットに隣り合う位置で、かつ角型基板の上方に設けられ、非回路パターン領域に紫外線光を照射する紫外線照射ユニットと、を備え、アライメント装置の制御により、所定の位置に角型基板が移動された後、角型基板の周縁がレーザビームユニット下面および紫外線照射ユニット下面に移動する。
この構成により、アライメント精度が向上した角型基板を、レーザビームユニット下面および紫外線照射ユニット下面に移動させることができる。このため、精度良く識別マークをマーキングすることができ、精度良く非回路パターン領域に紫外線光を照射することができる。
本発明に係るアライメント装置または露光装置では、角型基板の一辺を二箇所撮像し、この一辺と交わる他辺を一箇所撮像することにより、角型基板の位置を所定の位置に導くようにした。このため、機械的なピンと角型基板の周縁とが接することがない。つまり、アライメントによる角型基板の変形および変形に伴う破損がなく、しかも位置決め検出の機構を簡素に構成できる。そのため、保守・点検が容易となる。
さらに、基板が正確に位置決めされた後は、ステージを直線方向(たとえばX方向)に搬送すればよいので、基板アライメントのためにステージを直線方向と直交する方向(たとえばY方向)に駆動する機構を省略することができ、従って、装置全体をコンパクトに設計できる。
以下、非回路パターン領域にレーザビームを照射して識別マークをマーキングするとともに、不要なフォトレジストインクを除去するため所定波長の紫外線を含む光(以下、「紫外線光」という)を照射する、識別マーク・周辺露光装置およびその方法を実施するための最良の形態を説明する。
<ガラス基板の構成>
図1は本発明で使用される液晶ガラス基板の一例である。たとえば液晶用のガラス基板サイズは、2160mm×2460mmまたは2400mm×2800mmのガラスガラス基板Wを採用する。図1に示すように、ガラス基板Wは角型形状であり、角型ガラス基板Wの全面にフォトレジストインクが塗布される。角型ガラス基板Wにどのような回路パターンを露光するかは予め設計されており、たとえば、2行3列のパターン領域Wpを形成され、かつ、各パターン領域Wpの周辺に周辺領域である非回路パターン領域Wcを形成される。そして、角型ガラス基板Wの非回路パターン領域Wcは、各パターン領域Wpを切断して切り離すときの切断代となるとともに、記号、文字、図形、あるいは、それらの組み合わせたもの等(以下、識別マークという)が形成される領域、非回路パターン領域である。なお、ここでは、角型ガラス基板Wの非回路パターン領域Wcは、縦横にそれぞれ識別マークM(縦方向の識別マークM1、横方向の識別マークM2)が形成されている。
ここで角型ガラス基板Wの表面に形成するパターンと識別マークについて若干説明する。角型ガラス基板Wにはその表面にフォトレジストインクが塗布されて露光工程に投入される。露光工程において、角型ガラス基板Wは図1に示す回路パターン部Wpと識別マークMが形成される。この回路パターン部Wpは、該当する回路に相当したマスクを介して紫外線を照射したり、回路のパターンを直接レーザで描画したり、さらにはインクジェット等の微細な回路に相当する微粒子を照射して、回路を形成する。回路パターンWpが形成される回路パターン領域以外の部分、即ち非回路パターン領域Wcは後工程に支障となる。そこで、該非回路パターン領域Wcに形成される識別マークM以外の領域を感光させておく必要がある。このために、非回路パターン領域Wcを露光する紫外線照射ユニット9(図2を参照)がガラス基板Wの移動に同期して、移動方向と直交する方向に移動する。そして、紫外線照射ユニット9は、照射幅を不図示のシャッタの動作によって必要な幅に制御して、紫外線光を照射する。これにより、所望の非回路パターン領域Wcを感光する。ただし、識別マークMの領域では紫外線光を遮光することで識別マークMが角型ガラス基板Wに露光された状態のままにしておく。
非回路パターン領域Wcに形成される識別マークMは、アルファベット、各種の数字、記号等がバーコードや二次元コードで表現され、後工程での指標となる情報を提供できることが目的で形成される。従って本来の回路パターンWpほど高い解像度は不要であり、φ30マイクロメートル以下の小径のドットを重ね合わせて、該識別マークMを表現できるマスクを経由した紫外線、もしくは識別マークMが表現できるようにレーザを振り回して、角型ガラス基板Wの回路パターン領域Wpの近傍の表面に識別マークMを形成する。
<識別マーク・周辺露光装置の構成>
図2は、識別マーク・周辺露光装置(以下、「本装置」という)の一部を省略して側面方向から装置内を模式的に示す断面図、図3は、本装置の一部を省略して背面方向からの装置内を模式的に示す断面図である。
図2に示すように、本装置1は、プリアライメントされた角型ガラス基板Wを保持するステージ2と、ステージ2に保持されたガラス基板Wを搬送あるいは移動させる移動搬送機構3と、ステージ2に保持された角型ガラス基板Wおよびステージ2の所定位置を撮像する撮像装置4と、を備えている。さらに本装置は、移動搬送機構3により搬送された角型ガラス基板Wのパターン領域Wpの周辺である周辺領域Wcにおいて識別マークMを露光するレーザビームユニット5と、角型ガラス基板Wの非回路パターン領域Wcに露光された識別マークMを遮蔽してその他の周辺領域Wcに紫外線光を照射する紫外線照射ユニット9とに分かれている。本装置は、移動搬送機構3、レーザビームユニット5および紫外線照射ユニット9を制御する制御機構20を備えている。
図2、図3に示すように、ステージ2は、角型ガラス基板Wとほぼ同じ大きさで、アルミまたは軽量な鋼材で構成されている。支持柱2bは、角型ガラス基板Wに当接して基板を水平(XY平面)に保持するためのものであり、基台2aから所定高さの位置で、基台2aに複数設置されている。角型ガラス基板Wの搬入は、ロボットハンド(図示せず)を想定している。このため、この支持柱2bの間隔は、角型ガラス基板Wの裏面をロボットハンドの2本のフォークで保持した状態で搬入されて来た時に、そのフォークによる受け渡しができる直線的な空間に配置されている。また、支持柱2bの間隔があまりに広いと角型ガラス基板Wがその自重でたわんでしまうので、角型ガラス基板Wの水平が保つことができる程度に、たとえば100mmピッチで複数整列して配置されている。また、支持柱2bは、その角型ガラス基板Wに当接する先端位置の形状を、面取りをした平面状に形成している。支持柱2bの先端位置の平面部分は、角型ガラス基板Wを真空吸着して保持するための吸着用開口部(図示せず)を有している。
また、ステージ2を駆動するために、角型ステージ2の下方に移動搬送機構3が設けられている。移動搬送機構3は、角型ガラス基板Wのアライメント作業を行うとともに、移動経路Lに沿って角型ガラス基板Wを搬送する。また、移動搬送機構3は、レーザビームの照射時および紫外線光の照射時に角型ガラス基板Wを所定速度で露光時移動させる。この移動搬送機構3は、一方の直線方向であるX直線方向にステージ2を移動させる第1移動ガイド機構3Aと、ステージ2に保持された基板面に直交する垂線の垂線回りとなる回転方向(θ方向)にステージ2を移動させる第3移動ガイド機構3Cとを備えている。第1移動ガイド機構3Aは、リニアモータ3aおよび移動レール3b(図5を参照)で構成している。しかし、一定の精度で移動制御できるものであれば、サーボモータと送りネジとによる移動機構等であってもよく、特に限定されるものではない。第3移動ガイド機構3Cは、ステッピングモータと送りネジとにより構成されている。
非回路パターン領域Wcを露光するための紫外線照射ユニット9は、角型ガラス基板Wの表面に塗布されているフォトレジストインクを感光させる波長の紫外線光を照射できる不図示の水銀ランプを光源とし、楕円反射鏡、フライアイレンズ、反射鏡、およびシャッタ等で構成され、角型ガラス基板Wの移動方向に直交する方向にスムーズに移動できる可動機構体に取り付けられて、角型ガラス基板Wに形成する複雑な非回路パターン領域Wcを露光する。
次に、レーザビームユニット5について説明する。図4はレーザビームユニット5の概要を示す図である。図1ないし図3で説明したように、レーザビームユニット5は、角型ガラス基板Wの非回路パターン領域Wcに識別マークMをレーザビームにより露光する。そして、このレーザビームユニット5は、支持フレームA1に支持されて固定され、レーザ照射ユニット5Aを3基有している。一つのレーザビーム光源から照射されたレーザビームを分岐してそれぞれのレーザ照射ユニット5Aから角型ガラス基板Wの非回路パターン領域Wcの三箇所にレーザビームを照射するように構成されている。
このレーザビームユニット5は、レーザビームの出力部分に広範囲にビームを照射できるように角度を振ることができるガルバノメータ7cとF−θレンズ7dが取り付けられていて、レーザビームは広範囲の照射域を振ることができる。従って、角型ガラス基板Wの位置と寸法を予め設定された加工情報と比較して、角型ガラス基板Wを移動搬送機構3でX直線方向に搬送しながら、搬送方向と直交する方向にレーザビームを振り、角型ガラス基板Wの非回路パターン領域に識別マークMを露光する。
<撮像装置4と反射台XXとの構成>
図5は、本装置で使用されるステージ2と撮像装置4の一例を示す斜視図である。ステージ2は、移動搬送機構3に支持された基台2aと、この基台2aに立設した支持柱2b、および角型ガラス基板Wとその周囲を透過して来た撮像用の照明光を反射する反射台XXa、XXb、XXcとを備えている。ステージ2が角型ガラス基板Wとほぼ同じ大きさなので、反射台XXa、XXb、XXcは、ステージ2の外側面に設けられている。反射台XXa、XXbは、基台2aの一辺2aaに所定の間隔をもって2個設けられ、反射台XXcは一辺2aaと直交する辺2bbに1個設けられている。反射台XXa、XXbの間隔は、長いほうが精度良くアライメントができる。ただし、角型ガラス基板Wの大きさが2160mm×2460mmまたは2400mm×2800mmである場合には、反射台XXa、XXbの間隔は、小さいほうの2460mm以下の間隔、例えば2000mmの間隔とする。
反射台XXa、XXb、XXcは、鋼材に表面が鏡面仕上げされているアルミ板を貼り付けている。また、ガラス表面にアルミを蒸着した板を鋼材に貼り付けてもよい。いずれも、照射された光をよく反射するように構成されている。
この反射台XXa、XXb、XXcの上方に、図2でも示したように、反射台XXa、XXbと対向する位置で、かつ角型ガラス基板Wの上方から角型ガラス基板Wの一辺の縁部の2箇所の位置を撮像するために第1の撮像装置4a、4bが設置されている。また、反射台XXc対向する位置で、かつ角型ガラス基板Wの上方から角型ガラス基板Wの他辺の縁部の1箇所の位置を撮像するために第2の撮像装置4cが設置されている。換言すれば、反射台XXa、XXb、XXcは、撮像装置4a、4b、および4cの位置に対応するように、ステージ2の基台2aの外周側面に撮像装置4a、4b、4cの光軸の延長軸線上に直角に付加している。
これら第1の撮像装置4a、4bと第2の撮像装置4cは、支持フレームA1に不図示の案内レール等によりX方向およびY方向に適宜移動自在になっている。基板サイズに合わせて変更ができるようにするためである。これら第1の撮像装置4a、4bと第2の撮像装置4cは、撮像部であるCCDカメラ等および照明装置を組み込んでいる。
照明装置は赤色灯を主に採用している。この照明装置が点灯する波長は、フォトレジストインクの感度に関係するので、フォトレジストインクの種類によって緑色灯、黄色灯の場合もある。そこで、フォトレジストインクを二種類以上使用する場合に、第1の撮像装置4a、4bと第2の撮像装置4cのそれぞれに二種以上の波長の光源を用意しておく。そして、フォトレジストインクの種類に応じて、赤色灯、緑色灯および黄色灯の三色を切り替えることも可能である。こうすることで、フォトレジストインクに応じて第1の撮像装置4a、4bと第2の撮像装置4cの画像処理精度を向上させることができる。もちろん、一種類のフォトレジストインクが塗布された角型ガラス基板Wしか本装置に搬入されないならば、所定の波長の光源を用意しておく。
また、光源の波長を変えるのではなく、フォトレジストインクの種類に応じて光源の形状を変えることによって、第1の撮像装置4a、4bと第2の撮像装置4cの画像処理精度を向上させることができる。たとえば、光源の形状は輪体(リング)状の光線を照射したり、直線状(ライン状)の光を照射したり、または点状(スポット状)の光を照射したりするため、3種類のランプを切り替える。円形状体の光線を照射するために、撮像装置4a、4b、4cのレンズ系の周囲に密着するように接近してリング状にランプを取り付ける。また、直線状の光または点状の光を照射するために、撮像装置4a、4b、4cのレンズ系の外側枠にランプを取り付ける。これにより、照射光の波長と照射光の形状がフォトレジストインクの種類、角型ガラス基板Wの寸法精度のばらつき等に対応し易くなる。撮像装置4a、4b、4cの配置位置は、載置される角型ガラス基板Wの形状に合わせて設定する。もちろん、一種類のフォトレジストインクが塗布された角型ガラス基板Wしか本装置に搬入されないならば、所定の光源形状を用意しておく。
なお、複数の波長および複数の光源形状の組み合わせは、フォトレジストインクに応じていろいろな組み合わせが可能となる。たとえば、フォトレジストインクを二種類使用する工程であれば、赤色灯の輪体形状の照明と緑色灯の直線状の照明とを用意する。
<識別マーク・周辺露光装置の制御>
図6は本装置の制御機構20を示すブロック図である。図6を参照して、制御機構20の構成を説明する。本装置は、画像処理回路部100Aおよび100B、撮像装置4、レーザビームユニット5、紫外線照射ユニット9、移動搬送機構3を制御するための各種プロセッサ108、ならびに記憶手段31(ROM)などを備えている。
制御機構20への入力手段21は、角型ガラス基板Wの品種データ等を入力するためのものである。ここで入力される品種データは、角型ガラス基板Wのサイズ、パターン領域Wpのサイズおよび位置、周辺領域Wcのサイズおよび位置、識別マークM(文字、記号、図形等)の種類、サイズ、露光位置、露光照度および露光速度、周辺領域Wc(一方の直線方向と、他方の直線方向)の露光照度(レーザビームおよび紫外線光)等である。これらの品種データは、予め入力手段21から入力されて記憶手段31に記憶されている。また、本装置1において、レーザビームユニット5の露光位置、露光速度および露光照度など必要なデータは、入力手段21から予め入力され記憶手段31に記憶されている。また、紫外線照射ユニット9の単位面積あたりの露光照度等、非回路パターン領域Wcの周辺露光作業に必要となるデータは、入力手段21から予め入力され記憶手段31に記憶されている。また、記憶手段31には、撮像装置から取り込まれた画像パターンと比較するため、規定のパターンが入力手段を経て予めデータとして記憶されている。
位置検出手段24は、基板位置、撮像装置の位置、レーザビームユニット5、紫外線照射ユニット9、移動搬送機構3、およびステージ2などの位置を検出する位置センサを総称するものである。位置検出手段24は、これら各部の位置を検出し、制御機構20に入力される。撮像装置4aおよび4bで取り込まれた画像パターンは画像処理回路部100Aを介して、撮像装置4cで取り込まれた画像パターンは画像処理回路100Bを介して夫々制御機構20に入力される。画像処理回路部100Aは、撮像装置4aで取り込まれた画像パターンと撮像装置4bで取り込まれた画像パターンとを比較する比較回路を含むデジタル画像処理を行い、画像処理回路100Bは撮像装置4cで取り込まれた画像パターンをデジタル画像処理する。撮像装置4のCCDカメラで取り込む画像データは30μm/pixelでこのデータを画像処理回路部100Aおよび100Bで1/10に分解している。
<本装置の動作>
次に上述した装置の動作を図7〜図9を交えて説明する。ステージ2の基台2aに立設した支持柱2b上に角型ガラス基板Wが載置される。この角型ガラス基板Wは予めこの装置に至る搬送経路の後半で姿勢と位置を制御しながら搬送されてくる。最終的に本装置に到達したときには角型ガラス基板Wは該ステージ2に対して角度も停止位置も微小のずれの範囲にプリアライメントされている。そのため、角型ガラス基板Wは不図示のロボットハンドにより、正規の載置位置に対してごく僅かな変位に収まってステージ2に載置される。ステージ2に載置された際には、角型ガラス基板Wはステージ2の支持柱2bの吸着用開口部で真空吸着されて固定されている。
ステージ2に角型ガラス基板Wが真空吸着されると、位置検出手段24のセンサが角型ガラス基板Wの位置を検出し、制御機構20を介して移動ガイド機構3Aを駆動する。規定の位置に角型ガラス基板Wが到着すると、移動ガイド機構3Aはステージ2の移動を停止する。制御機構20は、撮像装置4a、4b、4cに付属するそれぞれの照明が点灯する。
撮像用の照明光が角型ガラス基板Wに照射されると、ステージ2の上方に角型ガラス基板Wが装着されている領域と装着されてない領域とで、反射台XXa、XXb、XXcに到る光量が異なる。すなわち、角型ガラス基板Wを介して反射台XXa、XXb、XXcに到る光量は、角型ガラス基板Wの存在により減衰することになる。また、反射台XXa、XXb、XXcにより反射し、撮像装置4a、4b、4cに至る照明光は、角型ガラス基板Wを再度透過することになる。このため、角型ガラス基板Wが装着されている領域では光量が減衰し、角型ガラス基板Wが装着されていない領域では光量が減衰しない。
図7は、XY平面上で角度θをもってステージ2に載置された角型ガラス基板Wを上から見た図である。図8は、図7の状態で、撮像装置4で取り込まれた角型ガラス基板Wおよび反射台XXの画像パターンが示された模式図である。図9は、図8の状態から、角型ガラス基板Wが正規の位置に到着したされた状態の画像パターンが示された模式図である。
図7のように、角型ガラス基板Wがステージ2に対してある微小な角度θだけずれている場合、撮像装置4bでは図8Aの画像パターンが取り込まれる。即ち、反射台XXbに直接至った照明光はそこで反射され、撮像装置4bに戻る。撮像されたパターンを模式的に画像R11として示す。一方、角型ガラス基板Wの縁部を透過し、反射台XXbで反射した照明光はさらに角型ガラス基板Wで減衰して撮像装置4bに戻る。撮像されたパターンを模式的に画像R12で示す。角型ガラス基板Wからの反射光と透過光の割合および、受光光の配分が不均一なパターンになっていることがわかる。
また、反射台XXaに直接至った照明光はそこで反射され、撮像装置4aに戻る。図8Bに撮像されたパターンを模式的に画像R21として示す。一方、角型ガラス基板Wの縁部を透過し、反射台XXaで反射した照明光はさらに角型ガラス基板Wで減衰されて撮像装置4aに戻る。撮像されたパターンを模式的に画像R22で示す。この撮像結果の全体のパターンも不均一な結果と判定される。ここで、角型ガラス基板Wの縁部の辺WAAの画像を周縁画像とする。
さらに、反射台XXcに直接至った照明光はそこで反射され、撮像装置4cに戻る。図8Cに撮像されたパターンを模式的に画像R31として示す。一方、角型ガラス基板Wの縁部を透過し、反射台XXcで反射した照明光はさらに角型ガラス基板Wで減衰して撮像装置4cに戻る。撮像されたパターンを模式的に画像R32で示す。ここで、角型ガラス基板Wの縁部の辺WBBの画像を他周縁画像とする。
撮像装置4aと撮像装置4bの画像パターンは、画像処理回路100Aで予め入力した理想画像パターンと比較され、その比較結果が制御機構20に送信される。この制御機構20では、内蔵するプロセッサ108により、比較結果に基づき、移動ガイド機構3Cを介して角型ガラス基板Wの水平面内の回転方向(θ方向)を駆動する情報を演算する。演算された結果は、第3移動ガイド機構3Cに送られ、第3移動ガイド機構3Cを駆動する。この駆動により、角型ガラス基板Wが回転するので、この回転に対応した像が撮像装置4aと撮像装置4bに取り込まれる。像を取り込む頻度は、10msec/画面から60msec/画面の範囲である。そして、図9A,図9Bに示すように、画像R11および画像R1と画像R21および画像22とが、予め入力した情報とほぼ一致するまで移動ガイド機構3Cにより角型ガラス基板Wは水平面内で駆動される。両方の画像が予め入力された基準の情報と一致した際、画像処理回路100Aがその一致を検出し、制御機構20は移動ガイド機構3Cの回転駆動を停止させる。この状態で角型ガラス基板Wの縁部の辺WAAが規定の位置まで到着されることになり、角型ガラス基板Wは少なくとも図7においてY方向にアライメントされたことになる。
角型ガラス基板WがY方向にアライメントされた状態で、画像処理回路100Bは、撮像装置4cで撮像された画像が予め入力された基準の情報と一致するまで第1移動ガイド機構3AをX方向に駆動する。すなわち、図9cに示したように、画像R31と画像R32とが一致したか否かの認識は、制御機構20に予め設定されているデータを参照することにより比較判定することができる。なお、アライメント精度は、撮像装置4の倍率、第3移動ガイド機構3Cの制御精度によるが、本装置では、0.05μ程度である。
このように、撮像装置4により取得した画像データを演算して得られる角型ガラス基板Wの位置と、角型ガラス基板Wの外形寸法に基づいて、制御機構20からの指令により角型ガラス基板Wの水平面内の回転方向と角型ガラス基板Wの取り付けと同じX方向の位置のアライメント作業が相対的に行われる。
これまで反射台XXa、XXb、XXcがステージ2の外側面に取り付けられていた。しかし、ステージ2より角型ガラス基板Wが小型、たとえば2160mm×2460mmの場合には、これら反射台XXa、XXb、XXcをステージ2の表面で、角型ガラス基板Wの外周付近に固定支柱2dを取り付け、同時に撮像装置4a、4b、4cを相当位置に移動させて上記と同様の情報を得て、アライメント作業を実行することも可能である。
また、小型の角型ガラス基板Wに合わせた位置からステージ2の外側まで、反射台XXa、XXb、XXcを移動させる移動機構を設けても良い。反射台XXa、XXbは、Y方向に伸びるリニアモータでY方向に移動可能にする。反射台XXcは、X方向に伸びるリニアモータでX方向に移動可能にする。撮像装置4a、4b、4cも同様に移動させてアライメント作業を行うこともできる。
次に角型ガラス基板Wのアライメント作業を済ませた移動搬送機構3は、移動搬送機構3のストロークの最端部からの位置を第1移動ガイド機構3Aの位置情報から確認し、非回路パターン領域Wcの識別マークをマーキングする位置へ移動する。この時、角型ガラス基板Wは、本装置1に投入された後、X方向に移動しながら、角型ガラス基板Wの基準位置からの距離と第1移動ガイド機構3Aの移動搬送位置とを比較しながら、角型ガラス基板Wの識別マークをマーキングする位置を確認する。
第1移動ガイド機構3Aで識別マークをマーキングする位置に搬送された角型ガラス基板Wは、角型ガラス基板Wを搬送機構3の一軸方向に搬送しながら、レーザビームユニット5で、上述したガルバノメータ7cとF−θレンズ7dとにより、搬送方向と直交する方向にレーザビームを振る。これにより角型ガラス基板Wの非回路パターン領域Wcの識別マークM1をマーキングする。なお図4では、レーザ照射ユニット5Aを3基設けられている。縦方向の識別マークM1は、図1で示したように2列しかない場合には中央の1基のレーザ照射ユニット5Aを停止させておく。
さらに、制御機構20は、識別マークM1が、紫外線照射ユニット9からの紫外光にさらされないようにするため、制御用のシャッタ機構10を制御する。その制御は、角型ガラス基板Wが規定の位置に来たことを位置センサ200の出力により制御機構20が確認して制御を行う。一方、識別マークM1以外の非回路パターン領域Wcを紫外線照射ユニット9からの紫外光により露光する。この露光は、位置センサ200の出力により駆動される制御機構20の制御出力により行われる。角型ガラス基板WのX直線方向における識別マークM1のマーキングおよびその非回路パターン領域Wcが露光されると、角型ガラス基板Wは、その移動終端あるいは移動始端のいずれかにおいて、第3移動ガイド機構3Cにより90度回転する。そして、同様に角型ガラス基板Wの非回路パターン領域Wcにおいて識別マークM2をマーキングするとともに、残りの非回路パターン領域Wcを露光する。図1で示したように横方向の識別マークM2は3列あるので、3基のレーザ照射ユニット5Aをすべて動作させる。このようにして角型ガラス基板Wのすべての非回路パターン領域Wcについての露光を終了する。
なお、送られて来た角型ガラス基板Wの位置データと角型ガラス基板Wの品種データに基づいて、角型ガラス基板Wのレーザビーム照射における移動位置(レーザビーム照射開始位置)および移動速度を演算、さらに角型ガラス基板Wを90度回転移動したときの移動位置および移動速度についての演算は、制御機構20の制御により適宜行う。たとえば、角型ガラス基板Wの非回路パターン領域Wcにおける識別マークの先頭位置まで搬送する。この先頭位置は、レーザビームユニット5の直下に相当する位置である。角型ガラス基板Wが先頭位置に搬送されると、角型ガラス基板Wを所定速度で移動させるとともに、レーザビームユニット5を作動させ、各レーザビームヘッド5Aからレーザビームを照射して識別マークMを順次マーキングしていくものとする。
角型ガラス基板Wの非回路パターン領域Wcの周辺露光が終了すると、角型ガラス基板Wは、角型ガラス基板Wの移動終端側に形成した不図示の搬出口側、あるいは、角型ガラス基板Wを搬入した搬入口側からロボットハンドにより搬出される。そして、新たな角型ガラス基板Wが搬入され、これまで説明した工程を繰り返すことで、角型ガラス基板Wの非回路パターン領域の識別マークMのマーキングと非回路パターン領域の周辺露光が行われる。
角型ガラス基板Wは、長方形であることを前提に説明してきたが、台形、六角形など直線部分がある角型基板であれば、本発明を適用することができる。また、ガラス基板でなくてもプラスチック基板であってもよい。さらに、アライメントの際に、3つの反射台XXと3基の撮像装置4とを使用したが、4つ以上設けることも可能である。また、画像処理回路がデジタル画像処理は各種方法を採用することができる。
本発明に係る本装置で使用される基板の一例を示す平面図である。 本発明に係る本装置の一部を省略して側面方向から装置内を模式的に示す断面図である。 本発明に係る本装置の一部を省略して背面方向からの装置内を模式的に示す断面図である。 本発明に係る本装置のレーザビームユニットのレーザ制御機構を示すブロック図である。 本発明に係る本装置の基板とステージ、および移動機構の一部を示す斜視図である。 本発明に係る本装置の制御機構を示すブロック図である。 θの角度をもってステージに載置された基板を示す上面図である。 図7の状態で、撮像装置で取り込まれた基板および反射台の画像パターンが示された模式図である。 図7の状態から、基板が正規の位置に到着された状態で、撮像装置で取り込まれた基板および反射台の画像パターンが示された模式図である。
符号の説明
1…識別マーク・周辺露光装置(本装置)
2…ステージ
2a…基台 2b…支持柱
3…移動搬送機構
3A…第1移動ガイド機構 3A…第3移動ガイド機構
3C…第3移動ガイド機構 3a…リニアモータ 3b…移動レール
4…撮像装置
5…レーザビームユニット
5A…レーザ照射ユニット
9…紫外線照射ユニット
10…照射領域調整シャッタ機構
12…移動機構
15…レーザビームユニット
20…制御機構
21…入力手段
24…位置検出手段
31…記憶手段
100A,100B…画像処理回路
108…プロセッサ
A1…支持フレーム
B1…第2フレーム体
M…識別マーク
W…基板
Wp…パターン領域
Wc…非回路パターン領域

Claims (9)

  1. 二次元平面の角型基板を保持し、二次元平面に直交する軸を中心に回転し、且つこの二次元平面内の第一方向に移動するステージと、
    前記角型基板の一辺の周縁の互いに離間した位置に配された二個所を撮像し、二個所の周縁画像を出力する第1の撮像装置と、
    前記一辺と交わる他辺の周縁の一箇所を撮像し、一個所の他周縁画像を出力する第2の撮像装置と、
    前記周縁画像と前記他周縁画像とを画像処理する画像処理回路と、
    前記画像処理手段の出力に基づき前記ステージを制御する制御部と、
    を備えることを特徴とするアライメント装置。
  2. 前記画像処理回路は、前記二個所の周縁画像が予め記憶された画像と一致するか否かを確認しながら、前記制御部が前記ステージを回転させることを特徴とする請求項1に記載のアライメント装置。
  3. 前記画像処理回路は、前記一個所の他周縁画像が予め記憶された画像と一致するか否かを確認しながら、前記制御部が前記ステージを移動させることを特徴とする請求項2に記載のアライメント装置。
  4. 前記離間した位置に配された二個所の位置および前記他辺の周縁の一箇所の位置に、光を反射する反射台が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のアライメント装置。
  5. 前記反射台は、前記角型基板の大きさに応じて移動可能であることを特徴とする請求項4に記載の露光装置。
  6. 前記離間した位置に配された二個所の位置および前記他辺の周縁の一箇所の位置に、光を照射する照明装置を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のアライメント装置。
  7. 前記照明装置は、第一の光源形状とこの第一の光源形状とは異なる第二の光源形状とを有し、フォトレジストインクに応じて前記第一の光源形状と前記第二の光源形状とを切り替えることを特徴とする請求項6に記載のアライメント装置。
  8. 前記照明装置は、第一波長の光源とこの第一波長とは異なる第二波長の光源とを有し、フォトレジストインクに応じて前記第一波長の光源と前記第二波長の光とを切り替えることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のアライメント装置。
  9. 前記角型基板を移動経路に沿って移動させ、前記角型基板のパターン領域に回路パターンを形成させる露光装置において、
    請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のアライメント装置と、
    前記角型基板の上方に設けられ、前記回路パターンを形成しない非回路パターン領域にレーザビームを照射し、識別マークをマーキングするレーザビームユニットと、
    このレーザビームユニットに隣り合う位置で、かつ前記角型基板の上方に設けられ、前記非回路パターン領域に紫外線光を照射する紫外線照射ユニットと、を備え、
    前記アライメント装置の制御により、所定の位置に前記角型基板が移動された後、前記角型基板の周縁が前記レーザビームユニット下面および紫外線照射ユニット下面に移動すること特徴とする露光装置。
JP2006217932A 2006-08-10 2006-08-10 アライメント装置および露光装置 Expired - Fee Related JP4324606B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006217932A JP4324606B2 (ja) 2006-08-10 2006-08-10 アライメント装置および露光装置
TW95142414A TW200809419A (en) 2006-08-10 2006-11-16 Alignment device and exposure apparatus
CN2007100922023A CN101122752B (zh) 2006-08-10 2007-03-30 对正装置及曝光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006217932A JP4324606B2 (ja) 2006-08-10 2006-08-10 アライメント装置および露光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008040394A true JP2008040394A (ja) 2008-02-21
JP4324606B2 JP4324606B2 (ja) 2009-09-02

Family

ID=39085122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006217932A Expired - Fee Related JP4324606B2 (ja) 2006-08-10 2006-08-10 アライメント装置および露光装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4324606B2 (ja)
CN (1) CN101122752B (ja)
TW (1) TW200809419A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012531616A (ja) * 2009-07-03 2012-12-10 クレオ アクチェンゲゼルシャフト 処理システム
JP2016213458A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 キヤノン株式会社 インプリント装置、基板搬送装置、インプリント方法および物品の製造方法
KR20190070853A (ko) * 2017-12-13 2019-06-21 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 기판 처리 장치, 기판 처리 장치의 제어 방법, 프로그램을 저장한 기억 매체

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100045959A1 (en) * 2008-08-21 2010-02-25 Shin-Hsiang Chou Photolithography apparatus with leveling element and method for leveling a wafer
CN103034072B (zh) * 2012-12-20 2015-01-21 志圣科技(广州)有限公司 待曝光基材及底片的对位方法及影像检测对位系统
CN104103481A (zh) * 2013-04-10 2014-10-15 上海和辉光电有限公司 玻璃基板的缺角检测装置、具有该装置的干蚀刻机台及缺角检测方法
TWI495886B (zh) * 2014-01-06 2015-08-11 Wistron Corp 自動化對位系統及方法
CN104515862A (zh) * 2015-01-20 2015-04-15 环旭电子股份有限公司 自动光学检测方法及实施该方法的自动光学检测系统
KR102197470B1 (ko) * 2018-11-28 2020-12-31 세메스 주식회사 기판 처리 장치

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4411575B2 (ja) * 2002-04-25 2010-02-10 セイコーエプソン株式会社 電子装置の製造装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012531616A (ja) * 2009-07-03 2012-12-10 クレオ アクチェンゲゼルシャフト 処理システム
US8811665B2 (en) 2009-07-03 2014-08-19 Kleo Halbleitertechnik Gmbh Processing system
JP2016213458A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 キヤノン株式会社 インプリント装置、基板搬送装置、インプリント方法および物品の製造方法
KR20190070853A (ko) * 2017-12-13 2019-06-21 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 기판 처리 장치, 기판 처리 장치의 제어 방법, 프로그램을 저장한 기억 매체
JP2019106479A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 株式会社荏原製作所 基板処理装置、基板処理装置の制御方法、プログラムを格納した記憶媒体
CN110010521A (zh) * 2017-12-13 2019-07-12 株式会社荏原制作所 基板处理装置、基板处理装置的控制方法、保存有程序的存储介质
JP7030497B2 (ja) 2017-12-13 2022-03-07 株式会社荏原製作所 基板処理装置、基板処理装置の制御方法、プログラムを格納した記憶媒体
KR102497959B1 (ko) * 2017-12-13 2023-02-08 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 기판 처리 장치, 기판 처리 장치의 제어 방법, 프로그램을 저장한 기억 매체
CN110010521B (zh) * 2017-12-13 2024-03-01 株式会社荏原制作所 基板处理装置、其控制方法、保存有程序的存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
TW200809419A (en) 2008-02-16
CN101122752A (zh) 2008-02-13
CN101122752B (zh) 2010-05-26
JP4324606B2 (ja) 2009-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4324606B2 (ja) アライメント装置および露光装置
JP5381029B2 (ja) 露光装置
TWI627006B (zh) Marking device and pattern generating device
JP5813555B2 (ja) 露光描画装置及び露光描画方法
CN105388707B (zh) 描绘装置
JP4764201B2 (ja) 基板露光装置および基板露光方法
JP5961429B2 (ja) 露光描画装置及び露光描画方法
JP5344766B2 (ja) フォトマスク及びそれを使用するレーザアニール装置並びに露光装置
JP5098041B2 (ja) 露光方法
JP2007148362A (ja) レーザビーム・紫外線照射周辺露光装置およびその方法
JP2014143335A (ja) 描画装置および描画方法
KR101665764B1 (ko) 묘화 장치, 기판 처리 시스템 및 묘화 방법
JP4960266B2 (ja) 透明基板のエッジ位置検出方法及びエッジ位置検出装置
JP2009265313A (ja) スキャン露光装置並びにスキャン露光方法
JP2021169102A (ja) レーザリフトオフ装置及びレーザリフトオフ方法
TWI778659B (zh) 描繪系統
JP4773158B2 (ja) 露光装置
JP5256434B2 (ja) 近接露光装置
JP2013142777A (ja) 露光方法
CN118732425A (zh) 曝光装置
CN111992893A (zh) 激光加工装置
JP2007203302A (ja) 基板加工装置
JP2006349769A (ja) 整合装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080916

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees