JP5098041B2 - 露光方法 - Google Patents

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本発明は、被露光基板を一方向に搬送し、被露光基板に対して位置合わせをしたフォトマスクを介して、光源から被露光基板に所定のタイミングで露光光を照射し所定のパターンを露光する露光方法に関し、詳しくは、フォトマスクの位置を記憶する記憶手段を備えることにより、位置合わせの度にフォトマスクの位置を検出することなく、被露光基板とフォトマスクとの位置合わせをすることができる露光方法に係るものである。
従来の露光装置は、感光性樹脂を塗布した基板を上面に載置するステージと、前記ステージの上方に配設され、前記基板に近接対向させてフォトマスクを保持するマスクヘッドと、前記基板に形成された基板側アライメントマークと前記フォトマスクに形成されたマスク側アライメントマークとをそれぞれ同一視野内に捉えて撮像する撮像手段と、を備え、前記撮像手段により前記基板側及びマスク側アライメントマークを同時に撮像し、この撮像された画像に基づいて前記ステージとマスクヘッドとを相対的に移動し、前記基板とフォトマスクとの位置合わせをして露光するようになっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−102094号公報
しかし、前記従来の露光装置における露光方法は、フォトマスクに形成されたマスク側基準パターンを記憶する記憶手段を有していないため、被露光基板に対してフォトマスクを位置合わせする度にフォトマスクと被露光基板とを同一視野内で同時に撮像する必要があった。また、被露光基板が、TFT配線露光用のアルミコーティングがなされる等により撮像のための照明光に対して不透明である場合、照明光は被露光基板を透過することができず、反射光を利用しなければならなかった。このため、撮像手段の配置位置は、被露光基板に対してフォトマスクの配置側と同じ側にする必要があり、スペースの有効利用ができなかった。さらに、撮像手段が被露光基板に対してフォトマスクと反対側に配置されている既存の装置では、上述の様な不透明な被露光基板の露光を行うことができなかった。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、フォトマスクの位置を記憶する記憶手段を備えることにより、位置合わせの度にフォトマスクの位置を検出することなく、被露光基板とフォトマスクとの位置合わせをすることができる露光方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明による露光方法は、フォトマスクに形成されたマスク側基準パターンを表面に基板側基準パターンが設けられた被露光基板の搬送方向と略直交する方向に複数の受光素子を一直線状に並べた撮像手段により撮像する段階と、前記撮像したフォトマスクの画像を処理して前記フォトマスクのマスク側基準パターンの位置を検出し記憶手段に記憶する段階と、前記フォトマスクの一方の面側にて搬送手段により基板撮像位置及び基板露光位置に向けて前記被露光基板の搬送を開始する段階と、前記被露光基板に形成された基板側基準パターンを前記撮像手段によって撮像し、前記被露光基板の基板側基準パターンの位置を検出する段階と、前記記憶手段に記憶したフォトマスクのマスク側基準パターンの位置と前記検出した被露光基板の基板側基準パターンの位置とを比較して、前記被露光基板とフォトマスクとの位置のずれ量を算出する段階と、前記算出した位置のずれ量に従って前記フォトマスクを被露光基板の搬送方向と直交する方向に移動し該フォトマスクを前記被露光基板に位置合わせする段階と、前記算出した位置のずれ量から前記搬送される被露光基板の基板パターンと、前記フォトマスク上に被露光基板の搬送方向と略直交する方向に直線状に伸びるマスクパターンの位置とが合致するタイミングを算出する段階と、前記位置合わせをしたフォトマスクを介して前記搬送される被露光基板に対して前記算出したタイミングで光源から露光光を照射する段階と、前記記憶手段に記憶された前記フォトマスクのマスク側基準パターンの位置を、前記算出した位置のずれ量に従って前記フォトマスクを被露光基板の搬送方向と直交する方向に移動した後の最新の位置に更新する段階と、を実行するものである。
また、前記撮像手段は、前記被露光基板を挟んで前記フォトマスクと反対側に配置したものである。これにより、前記被露光基板を挟んで前記フォトマスクと反対側に配置された撮像手段によって、前記マスク側基準パターンと基板側基準パターンとを撮像する。
さらに、前記撮像手段は、前記フォトマスク表面から反射又は透過して前記受光素子の光路手前側に設けられた集光レンズを透過した光と、前記被露光基板表面から反射又は透過して前記集光レンズを透過した光とを、共に前記複数の受光素子を一直線状に並べて形成した受光面上に結像させる光学距離補正手段を備えたものである。これにより、光学距離補正手段によって、前記フォトマスク表面から反射又は透過して前記受光素子の光路手前側に設けられた集光レンズを透過した光と、前記被露光基板表面から反射又は透過して前記集光レンズを透過した光とは、共に前記複数の受光素子を一直線状に並べて形成した受光面上に結像する。
そして、前記光学距離補正手段は、少なくとも前記撮像手段の受光面とフォトマスクとを結ぶ光路上に配設された所定の屈折率を有する透明な部材から成る。これにより、所定の屈折率を有する透明な部材から成る光学距離補正手段によって、前記フォトマスク表面から反射又は透過して前記受光素子の光路手前側に設けられた集光レンズを透過した光と、前記被露光基板表面から反射又は透過して前記集光レンズを透過した光とを、共に前記複数の受光素子を一直線状に並べて形成した受光面上に結像させる。
請求項1に係る発明によれば、マスク側基準パターンを撮像手段により撮像し、前記撮像したフォトマスクの画像を処理して前記マスク側基準パターンの位置を検出して記憶手段に記憶し、前記フォトマスクの一方の面側にて搬送手段により基板撮像位置及び基板露光位置に向けて前記被露光基板の搬送を開始し、前記基板側基準パターンを前記撮像手段によって撮像して基板側基準パターンの位置を検出し、前記記憶手段に記憶したマスク側基準パターンの位置と前記検出した基板側基準パターンの位置とを比較して、前記被露光基板とフォトマスクとの位置のずれ量を算出し、前記算出した位置のずれ量に従って前記フォトマスクを被露光基板の搬送方向と直交する方向に移動し該フォトマスクを前記被露光基板に位置合わせし、前記算出した位置のずれ量から前記搬送される被露光基板の基板パターンと、前記フォトマスク上に設けられたマスクパターンの位置とが合致するタイミングを算出し、前記位置合わせをしたフォトマスクを介して前記搬送される被露光基板に対して前記算出したタイミングで光源から露光光を照射し、前記記憶手段に記憶された前記フォトマスクのマスク側基準パターンの位置を、前記算出した位置のずれ量に従って前記フォトマスクを被露光基板の搬送方向と直交する方向に移動した後の最新の位置に更新することができる。これにより、被露光基板が露光位置に投入される前に、記憶手段によって事前にマスク側基準パターンの位置を記憶し、基板投入後は記憶されたマスク側基準パターンの最新の位置と位置合わせの度に検出される基板側基準パターンの位置とを比較して、被露光基板に対するフォトマスクの位置合わせをすることができる。したがって、被露光基板に対してフォトマスクを位置合わせする度にフォトマスクと被露光基板とを同一視野内で同時に撮像する必要がない。また、被露光基板が、撮像のための照明光に対して不透明な場合であっても、照明光を被露光基板に透過させる必要がないため、撮像手段の配置位置は、被露光基板に対してフォトマスクの配置側と反対側にすることができ、スペースの有効利用ができる。このため、撮像手段が被露光基板に対してフォトマスクと反対側に配置されている既存の装置であっても、記憶手段を追加する等の簡単な変更で、上述の様な不透明な被露光基板の露光に対しても適用することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、前記被露光基板を挟んで前記フォトマスクと反対側に配置された撮像手段によって、前記マスク側基準パターンと基板側基準パターンとを撮像することができる。これにより、被露光基板が撮像位置に投入される前に、記憶手段によって事前にマスク側基準パターンの位置を記憶し、その後、被露光基板を搬送して撮像位置に投入し、基板側基準パターンの位置を検出して前記記憶したマスク側基準パターンの位置と検出した基板側基準パターンの位置とを比較して被露光基板に対してフォトマスクを位置合わせすることにより、撮像のための照明光に対して不透明な被露光基板に対しても適用することができる。また、フォトマスク側に配置される機器の数を減らすことができ、スペースの有効利用を図ることができる。
さらに、請求項3に係る発明によれば、光学距離補正手段によって、前記フォトマスク表面から反射又は透過して前記受光素子の光路手前側に設けられた集光レンズを透過した光と、前記被露光基板表面から反射又は透過して前記集光レンズを透過した光とは、共に前記複数の受光素子を一直線状に並べて形成した受光面上に結像させることができる。したがって、フォトマスクの撮像時と被露光基板の撮像時とで、各々の光学距離に合わせるために撮像手段をその光軸方向に移動する必要がなく、撮像手段の移動ずれによる位置ずれを生じることがなく、位置合わせ精度を向上することができる。
そして、請求項4に係る発明によれば、所定の屈折率を有する透明な部材から成る光学距離補正手段によって、前記フォトマスク表面から反射又は透過して前記受光素子の光路手前側に設けられた集光レンズを透過した光と、前記被露光基板表面から反射又は透過して前記集光レンズを透過した光とを、共に前記複数の受光素子を一直線状に並べて形成した受光面上に結像させることができる。したがって、簡単な構成で光学距離を補正することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明による露光方法に用いる露光装置の実施形態を示す概要図である。この露光装置は、被露光基板を一方向に搬送し、被露光基板に対して位置合わせをしたフォトマスクを介して、光源から被露光基板に所定のタイミングで露光光を照射し所定のパターンを露光するもので、搬送手段1と、マスクヘッド2と、露光光源3と、撮像手段4と、照明光源5a,5b,5cと、制御手段6とを備えて成る。なお、以下の説明においては、被露光基板がTFT配線露光用のアルミニウムがコーティングされた後述のTFT基板7から成る場合について述べる。
搬送手段1は、載置面であるステージ8上面にTFT基板7を載置して矢印A方向に搬送するものであり、後述のステージ駆動モーター41(図7参照)が後述の制御手段6により制御されてステージ8を駆動するようになっている。また、前記搬送手段1には、例えば後述のエンコーダー9(図7参照)やリニアセンサー等の位置検出センサーと速度センサーとが設けられており、その出力を制御手段6にフィードバックして位置検出及び速度制御を可能としている。なお、前記ステージ8には、TFT基板7の全領域に対応して図示省略の開口部が設けられており、ステージ8の下方に配設された撮像手段4によりTFT基板7を下方から撮像できるようになっている。
前記搬送手段1の上方には、マスクヘッド2が設けられている。このマスクヘッド2は、複数のマスクパターン11(図2参照)を設けたフォトマスク12をTFT基板7に対して、例えば100〜300μmのギャップを介して近接対向して保持するものであり、フォトマスク12の複数のマスクパターン11が形成された領域に対応して開口部が設けられており、フォトマスク12の周縁部を保持するようになっている。また、マスクヘッド2は、制御手段6により制御されてTFT基板7の搬送方向(図1の矢印A方向)と略直交する方向(図2の矢印B方向)に移動可能となっており、フォトマスク12を変位可能にしている。この場合、マスクヘッド2を駆動する手段は、後述のマスクヘッド駆動モーター51(図7参照)と、ボールネジと、ガイドレールとを組み合わせて形成されている。
ここで、前記フォトマスク12は、図2に示すように、透明基材13と、遮光膜14と、マスクパターン11と、マスク側アライメントマーク15とから成っている。
前記透明基材13は、紫外線及び可視光を高効率で透過する透明なガラス板であり、例えば石英ガラスから成る。図3(a)又は(b)に示すように、前記透明基材13の一方の面13aには、遮光膜14が形成されている。この遮光膜14は、露光光を遮光するものであり、不透明な薄膜、例えばクロム(Cr)の薄膜で形成されている。
前記遮光膜14には、図2に示すように、複数のマスクパターン11が形成されている。この複数のマスクパターン11は、前記フォトマスク12に対向して搬送されるTFT基板7に露光光を照射可能とする所定形状の開口であり、TFT基板7上に略同形状に形成された基板パターン16(図4参照)上に転写されるものである。この実施形態においては、前記マスクパターン11は、直線部17と、凸部18と、矩形部19とから形成され、直線部17は、前記フォトマスク12のマスク移動方向(図2の矢印B方向)の一方の端部12a近傍から他方の端部12b近傍にかけて直線状に伸びて形成されている。また、凸部18は、前記直線部17の基板搬送方向手前側の辺にて、その長手方向に所定の間隔で凸形状に複数形成されている。さらに、矩形部19は、前記凸部18から基板搬送方向手前側に所定の距離を隔てて形成されている。そして、例えば、前記フォトマスク12のマスク移動方向の中央近傍部に位置する凸部18の下側縁部が基準位置M1として予め設定されている。なお、図2においては、マスクパターン11を2列に並べて設けた場合について示しているが、マスクパターン11の列は1列であってもよい。
また、前記遮光膜14には、図2に示すように、前記フォトマスク12のマスク移動方向の中央部側から他方の端部12bに向かって複数のマスク側アライメントマーク15が並べて形成されている。この複数のマスク側アライメントマーク15は、前記マスクパターン11に予め設定された基準位置M1と後述のTFT基板7の基板パターン16に予め設定された基準位置M2(図4参照)との位置合わせをするマスク側基準パターンとなるものであり、前記マスクパターン11に対応して形成されている。さらに、その形成位置は、図2においてマスク側アライメントマーク15の下側縁部が対応するマスクパターン11の凸部18の下側縁部と一致するようにされている。そして、例えば、前記フォトマスク12のマスク移動方向の中央部側に形成されたマスク側アライメントマーク15が基準マーク15aとして予め設定されている。これにより、前記基準マーク15aと前記TFT基板7の基板側アライメントマーク22(図4参照)とが所定の位置関係となるように位置調整されることにより、前記マスクパターン11の基準位置M1と後述のTFT基板7の基準位置M2とが位置合わせできるようになっている。
また、図3(a)に示すように、前記透明基材13の他方の面13bにて前記マスクパターン11の形成領域に対応した領域(図2参照)には、紫外線反射防止膜21が形成されており、露光光に含まれる紫外線成分の透過効率を向上できるようになっている。
ここで、使用されるTFT基板7は、透明なガラス基板の一面にアルミニウム等からなる不透明膜がコーティングされ、さらにその表面に、レジストによって基板側基準パターンが形成されたものである。この基板側基準パターンは、図4に示すように、基板パターン16と、基板側アライメントマーク22と、アライメント確認マーク23とから成る。基板パターン16は、後述の露光光源3から前記フォトマスク12を介して照射される露光光の露光パターンを示すと共に、前記フォトマスク12とTFT基板7との位置合わせに用いられるもので、前記フォトマスク12のマスクパターン11と略同形状に形成され、このマスクパターン11に対応して直線部55と凸部24と矩形部57とから成り、基板搬送方向前方側から後方側に等間隔に複数列設けられている。また、前記基板パターン16のマスク移動方向の中央近傍部に位置する凸部24の右下角部は、予め基準位置M2として設定されている。また、前記TFT基板7の搬送方向前方側にて、マスク移動方向の略中央部には基板側アライメントマーク22が設けられている。この基板側アライメントマーク22は、前記フォトマスク12(図2参照)に予め設定された基準位置M1と前記TFT基板7に予め設定された基準位置M2との位置のずれ量を補正してアライメントをとるためのもので、基板搬送方向を長手方向とする細長状に形成されている。さらに、前記基板側アライメントマーク22の側方には、マスク移動方向の中央側から一方の端部7aに向かって複数のアライメント確認マーク23が凸部24に対応させて並べて形成されている。なお、前記基板側アライメントマーク22及びアライメント確認マーク23は、図4においてそれぞれ各マークの下側縁部と対応する凸部24の下側縁部とが一致するように形成されている。
前記マスクヘッド2の上方には、図1に示すように、露光光源3が設けられている。この露光光源3は、前記フォトマスク12を介してTFT基板7に露光光を放射するものであり、制御手段6によって制御されて点灯及び消灯する紫外線を放射するフラッシュランプである。なお、露光光源3から放射される露光光は、例えばコンデンサレンズ25により平行光にされてフォトマスク12を照射するようになっている。
前記搬送手段1のステージ8の下方には、撮像手段4が設けられている。この撮像手段4は、TFT基板7に形成された基板パターン16(図4参照)とフォトマスク12に形成されたマスク側アライメントマーク15(図2参照)とをそれぞれ撮像するものであり、TFT基板7の搬送方向と略直交する方向に一直線状に並べて複数の受光素子26からなるラインCCDを有するラインカメラである。その具体的構成例は、ラインCCD26と、その前方に配設されてTFT基板7に形成された基板パターン16やフォトマスク12に形成されたマスク側アライメントマーク15をそれぞれ前記ラインCCD26の受光面上に結像させる集光レンズ27と、ラインCCD26と集光レンズ27との間に設けられた光学距離補正手段28と、を備えている。
前記光学距離補正手段28は、図5に示すように、前記ステージ8(図1参照)の上方に設けられた後述の照明光源5aから照射されて前記フォトマスク12表面を透過し前記ラインCCD26の光路手前側に設けられた集光レンズ27を透過した光と、図6に示すように、前記ステージ8の下方に設けられた後述の照明光源5b,5cから照射されて前記フォトマスク12の下方に搬送されてきた前記TFT基板7表面で反射し前記集光レンズ27を透過した光とを、共に前記ラインCCD26により形成された受光面上に結像させるものであり、空気の屈折率よりも大きい所定の屈折率を有する透明な部材、例えばガラスプレートから成っている。これにより、撮像手段4(図1参照)の光軸方向にずれて位置するTFT基板7の基板パターン16等の基板側基準パターンとフォトマスク12のマスク側アライメントマーク15とを同じ受光面上にフォーカスさせて撮像することができる。
図1に示すように、前記搬送手段1のステージ8の上方には、前記フォトマスク12と対向して透過用の照明光源5aが設けられており、前記ステージ8の下方には、前記TFT基板7と対向して反射用の照明光源5b,5cが設けられている。この照明光源5a,5b,5cは、可視光からなる照明光を放射して前記TFT基板7及びフォトマスク12を照明し、撮像手段4によりTFT基板7の基板側基準パターンやフォトマスク12のマスク側基準パターンを撮像可能にするものであり、例えばハロゲンランプ等である。前記フォトマスク12の上方の照明光源5aは、前記撮像手段4の真上にて照明光を真下の前記撮像手段4に照射する向きに設置され、前記フォトマスク12を透過させることにより、フォトマスク12のマスク側アライメントマーク15を撮像可能としている。また、前記TFT基板7の下方の照明光源5b,5cは、前記撮像手段4の前後の近傍にて照明光を前記撮像手段4の真上に位置するTFT基板7の領域を照射するように設置され、前記TFT基板7で反射させることにより、TFT基板7の基板パターン16等の基板側基準パターンを撮像可能としている。そして、前記照明光源5b,5cの照明光の放射方向前方には、図示省略の紫外線カットフィルタが設けられており、前記照明光源5b,5cから放射される可視光に含まれる紫外線によりTFT基板7のレジストが露光されるのを防止している。
前記搬送手段1、マスクヘッド2、露光光源3、撮像手段4及び照明光源5a〜5cは制御手段6に接続されている。この制御手段6は、前記撮像手段4により撮像された画像を処理し、前記TFT基板7に対するフォトマスク12のマスク移動方向のずれ量を算出し、前記フォトマスク12を移動して位置合わせすると共に、前記フォトマスク12に対するTFT基板7の基板搬送方向の位置のずれ量を算出し、前記TFT基板7の基板パターン16とフォトマスク12のマスクパターン11の位置とが合致するタイミングを算出し、この算出したタイミングで露光光源3を点灯し、前記TFT基板7に露光光を照射するものであり、図7に示すように、ステージコントローラ29と、撮像手段コントローラ31と、マスク移動方向画像処理部32と、記憶手段33と、マスク移動距離算出回路34と、マスクヘッド駆動回路35と、基板搬送方向画像処理部36と、点灯位置算出回路37と、位置比較回路38と、光源駆動回路39と、を備えている。
ステージコントローラ29は、図1に示す搬送手段1のステージ8を矢印A方向に所定速度で移動させるものであり、ステージエンコーダー9の出力をフィードバックしてステージ駆動モーター41を介してステージ8を速度制御するようになっている。
前記撮像手段コントローラー31は、入力手段42による撮像開始の信号を受けて、前記照明光源5a〜5c(図1参照)の点灯及び消灯の制御と、撮像手段4の撮像開始及び終了の制御を行うものである。
前記撮像手段4の出力側には、画素補間用メモリー44が接続されている。この画素補間用メモリー44は、前記撮像手段4から撮像した画像データを受け取り、この画像データを、前記撮像手段4のラインCCD26により決定される画素数のまま記憶するもので、一列の前記ラインCCD26により1次元情報として記憶される画像を順次記憶することにより、2次元の画像を形成する。
前記画素補間用メモリー44の出力側には、マスク移動方向画像処理部32が接続されている。このマスク移動方向画像処理部32は、前記撮像手段4により撮像され前記画素補間用メモリー44に記憶された前記TFT基板7及び前記フォトマスク12の画像の内、マスク移動方向の必要情報を検出するもので、マスク移動方向画素補間回路45と、マスク移動方向エッジ抽出回路46と、マスク移動方向エッジ選別回路47とを有して形成されている。
マスク移動方向画素補間回路45は、前記画素補間用メモリー44の出力側に接続されている。このマスク移動方向画素補間回路45は、前記画素補間用メモリー44から画像データを受け取り、一列毎に順次マスク移動方向の画素を補間するものである。
前記マスク移動方向画素補間回路45の出力側にはマスク移動方向エッジ抽出回路46が接続されている。このマスク移動方向エッジ抽出回路46は、前記画素補間回路45から画素補間された画像データを受け取り、マスク移動方向に直交する方向に伸びる所定の長さの線分をマスク移動方向エッジとして認識し抽出するものである。
前記マスク移動方向エッジ抽出回路46の出力側にはマスク移動方向エッジ選別回路47が接続されている。このマスク移動方向エッジ選別回路47は、前記マスク移動方向エッジ抽出回路46によって抽出された複数のマスク移動方向エッジの中から、前記マスク側アライメントマーク15、基板側アライメントマーク22、アライメント確認マーク23、基準位置M2等の位置合わせに必要なエッジのみを選別するものである。
前記マスク移動方向エッジ選別回路47の出力側には記憶手段33及びマスク移動距離算出回路34が接続されている。この記憶手段33は、前記マスク移動方向エッジ選別回路47によって選別された前記フォトマスク12のマスク移動方向エッジの情報を記憶すると共に、前記マスク移動距離算出回路34と送受することにより、前記フォトマスク12のマスク移動方向エッジの情報を更新するもので、マスク用メモリー更新回路48とマスク用メモリー49とを有して構成されている。
マスク用メモリー更新回路48は、前記マスク移動方向エッジ選別回路47の出力側に接続されると共に、マスク移動距離算出回路34と送受することにより、マスク用メモリー49内の情報の更新の必要性の可否を判断し、必要と判断した場合にマスク用メモリー49内の情報を更新するものである。
前記マスク用メモリー更新回路48の出力側にはマスク用メモリー49が接続されている。このマスク用メモリー49は、前記マスク用メモリー更新回路48と送受することにより、前記フォトマスク12の最新の位置情報を記憶するものである。
前記マスク移動距離算出回路34は、前記マスク移動方向エッジ選別回路47によって選別された前記TFT基板7の基板側アライメントマーク22、アライメント確認マーク23及び基準位置M2と、前記記憶手段によって記憶された前記フォトマスク12のマスク側アライメントマーク15、基準マーク15a及び基準位置M1とを比較することにより、前記TFT基板7とフォトマスク12とのマスク移動方向のずれ量を算出するものである。
前記マスク移動距離算出回路34の出力側には、マスクヘッド駆動回路35が接続されている。このマスクヘッド駆動回路35は、前記マスク移動距離算出回路34によって算出された前記TFT基板7とフォトマスク12とのマスク移動方向のずれ量の分だけ、前記フォトマスク12を移動させるために、前記マスクヘッド駆動回路35の出力側に接続されたマスクヘッド駆動モーター51に駆動制御信号を送るものである。
基板搬送方向画像処理部36は、前記撮像手段4により撮像された前記TFT基板7の画像の内の基板搬送方向の必要情報を検出するもので、基板搬送方向画素補間回路52と、基板搬送方向エッジ抽出回路53と、基板搬送方向エッジ選別回路54とを有して形成されている。
基板搬送方向画素補間回路52は、前記画素補間用メモリー44の出力側に接続されている。この基板搬送方向画素補間回路52は、前記画素補間用メモリー44から2次元情報として記憶された画像データを受け取り、基板搬送方向の画素を補間するものである。
前記基板搬送方向画素補間回路52の出力側には基板搬送方向エッジ抽出回路53が接続されている。この基板搬送方向エッジ抽出回路53は、前記画素補間回路52から画素補間された画像データを受け取り、基板搬送方向に直交する方向に伸びる所定の長さの線分をマスク移動方向エッジとして認識し抽出するものである。
前記基板搬送方向エッジ抽出回路53の出力側には基板搬送方向エッジ選別回路54が接続されている。この基板搬送方向エッジ選別回路54は、前記基板搬送方向エッジ抽出回路53によって抽出された複数の基板搬送方向エッジの中から、直線部55(図4参照)の搬送方向先頭側縁部56等の基板搬送位置検出に必要なエッジのみを選別するものである。
前記基板搬送方向エッジ選別回路54の出力側には点灯位置算出回路37が接続されている。この点灯位置算出回路37は、前記フォトマスク12に対するTFT基板7の基板搬送方向の位置のずれ量を算出するもので、算出した位置のずれ量から、前記TFT基板7の前記基板パターン16とフォトマスク12のマスクパターン11の位置とが合致するタイミングを算出するものである。
前記点灯位置算出回路37の出力側には位置比較回路38が接続されている。この位置比較回路38は、前記点灯位置算出回路37によって算出された前記TFT基板7の基板パターン16とフォトマスク12のマスクパターン11の位置とが合致するタイミングに対して、前記ステージエンコーダー9により検出された前記TFT基板7の実際の位置情報を比較するものである。
前記位置比較回路38の出力側には光源駆動回路39が接続されている。この光源駆動回路39は、前記位置比較回路38によって比較された位置情報から、露光光源3の点灯の可否を判断し、前記露光光源3の点灯及び消灯を制御するものである。
次に、このように構成された露光装置の動作、及び該露光装置を使用して行なう露光方法について説明する。
先ず、図1に示すように、フォトマスク12を遮光膜14が形成された側を下にし、マスク側アライメントマーク15(図2参照)をTFT基板7の基板搬送方向手前側に位置させ、且つマスクパターン11(図2参照)の直線部17の長手方向を、前記搬送方向と略直交するようにしてマスクヘッド2に載置する。次に、TFT基板7を、レジストを塗布した面を上面にし、且つ基板側アライメントマーク22を搬送方向の先頭側に向けて搬送手段1のステージ8上にてフォトマスク12のマスク側アライメントマーク11より基板搬送方向手前側に載置する。これにより、図5に示すように、フォトマスク12の下方にはTFT基板7がまだ投入されていない状態が形成される。そして、入力手段42(図7参照)によって露光開始の信号が入力されると、以下の手順に従って露光動作が実行される。
まず、図8に示すステップS1においては、図1に示すフォトマスク12に形成されたマスク側基準パターンを撮像手段4により撮像する。具体的には、撮像手段コントローラー31(図7参照)により、図1に示すように、フォトマスク12の上方の照明光源5aが点灯して照明光が照射され、フォトマスク12の基準パターンを形成するマスク側アライメントマーク15(図2参照)を透過し、撮像手段4によって撮像される。
次に、ステップS2において、マスク移動方向エッジ抽出手段及びマスク移動方向エッジ選別手段によりマスク側基準パターンのマスク移動方向のエッジを抽出・選別して検出し、記憶手段33(図7参照)に記憶する。具体的には、図7に示すように、前記ステップS1で撮像された画像は、先ず、画素補間用メモリー44に記憶され、マスク移動方向画素補間回路45によってマスク移動方向の画素が補間される。次に、マスク移動方向エッジ抽出回路46によって、マスク側基準パターンのマスク移動方向に直交する方向に伸びる所定の長さの線分をマスク移動方向エッジとして認識し抽出する。次に、マスク移動方向エッジ選別回路47によって、前記抽出された複数のマスク移動方向エッジの中から、マスク側アライメントマーク15(図2参照)と基準マーク15a及び基準位置M1が選別される。次に、マスク用メモリー49に、前記選別したマスク側アライメントマーク15と基準マーク15aを検出したラインCCD26(図1参照)の受光素子のセル番号を記憶する。
次に、ステップS3において、図1に示す搬送手段1により基板撮像位置及び基板露光位置に向けてTFT基板7の搬送が開始される。
次に、ステップS4において、図4に示すTFT基板7に形成された基板側基準パターンを撮像手段4(図1参照)により撮像する。具体的には、図6に示すように、TFT基板7が撮像位置の上方に搬送されると、図1に示すように、撮像手段コントローラー31(図7参照)によりTFT基板7の下方の照明光源5b,5cが点灯し、照明光が照射されて基板側基準パターンを形成するTFT基板7の基板側アライメントマーク22(図4参照)、アライメント確認マーク23及び基板パターン16等で反射し、撮像手段4によってその反射光が撮像される。
次に、ステップS5において、マスク移動方向エッジ抽出手段及びマスク移動方向エッジ選別手段により基板側基準パターンのマスク移動方向のエッジを抽出・選別して検出する。具体的には、前記ステップS4で撮像された画像は、先ず、図7に示す画素補間用メモリー44に記憶され、マスク移動方向画素補間回路45によってマスク移動方向の画素が補間される。次に、マスク移動方向エッジ抽出回路46によって、マスク側基準パターンのマスク移動方向に直交する方向に伸びる所定の長さの線分をマスク移動方向エッジとして認識し抽出する。次に、マスク移動方向エッジ選別回路47によって、前記抽出された複数のマスク移動方向エッジの中から、図4に示す基板側アライメントマーク22とアライメント確認マーク23及び基準位置M2が選別される。
次に、ステップS6において、マスク移動距離算出手段により図1に示すTFT基板7に対するフォトマスク12のマスク移動方向の位置のずれ量を算出する。具体的には、先ず、ステップS5で検出されたTFT基板7の基板側アライメントマーク22(図4参照)を検出したラインCCD26の受光素子のセル番号と、ステップS2で記憶されたフォトマスク12の基準マーク15a(図2参照)を検出したラインCCD26の受光素子のセル番号とが読み取られ、そのセル番号で表される受光素子間の距離L(図9参照)が演算される。そして、予め設定して記憶された所定の距離L0(図10参照)と比較され、ずれ量が算出される。
次に、ステップS7において、算出した位置のずれ量に従ってフォトマスク12を移動しTFT基板7に対してマスク移動方向の位置合わせをする。具体的には、図9に示すように、TFT基板7に対してフォトマスク12が矢印C方向にずれている場合には、図10に示すように、基板側アライメントマーク22と基準マーク15aとの距離Lが所定の距離L0となるようにフォトマスク12が矢印D方向に移動される。これにより、フォトマスク12の基準位置M1とTFT基板7の基準位置M2とが合致することとなる。
次に、図10に示すように、ステップS5で検出されたTFT基板7の各アライメント確認マーク23の位置を示すラインCCD26の受光素子のセル番号、及びステップS2で記憶されたフォトマスク12の各マスク側アライメントマーク15の位置を示すラインCCD26の受光素子のセル番号とが読み取られ、各セル番号の平均値が演算されることにより、検出した各アライメント確認マーク23と記憶された各マスク側アライメントマーク15の平均位置が算出される。そして、この平均値と、アライメント調整直後に前記TFT基板7の基板側アライメントマーク22を検出したラインCCD26の位置を示す受光素子のセル番号とを比較して、両者が一致した場合にはアライメントが確実に行なわれたと判断される。
また、ステップS4の後、ステップS5と同時にステップS8が行われる。このステップS8において、基板搬送方向エッジ抽出手段及び基板搬送方向エッジ選別手段により基板側基準パターンの搬送方向のエッジを抽出・選別して検出する。具体的には、前記ステップS4で撮像された画像は、先ず、図7に示すように、画素補間用メモリー44に記憶され、基板搬送方向画素補間回路52によって基板搬送方向の画素が補間される。次に、基板搬送方向エッジ抽出回路53によって、基板側基準パターンの基板搬送方向に直交する方向に伸びる所定の長さの線分を基板搬送方向エッジとして認識し抽出する。次に、基板搬送方向エッジ選別回路54によって、前記抽出された複数の基板搬送方向エッジの中から、図4に示す基板パターン16の直線部55の基板搬送方向の先頭側に位置する先頭側縁部56が選別される。
次に、ステップS9において、図10に示すように、点灯位置算出手段によりフォトマスク12に対するTFT基板7の基板搬送方向の位置のずれ量を算出する。具体的には、ステップS8で検出されたTFT基板7の直線部55の基板搬送方向の先頭側に位置する先頭側縁部56がラインCCD26(図1参照)の受光素子によって捉えられた時点において、ラインCCDからフォトマスク12に形成されたマスクパターン11の直線部17の基板搬送方向先頭側に位置する縁部20までの距離Eがずれ量となる。
次に、ステップS10において、算出した位置のずれ量EからTFT基板7の基板パターン16とマスクパターン11の位置とが合致するタイミングを算出する。具体的には、TFT基板7の先頭側縁部56がラインCCD26(図1参照)の受光素子によって捉えられた瞬間から、前記距離EをTFT基板7の搬送速度Vで除した時間T経過後が、TFT基板7の基板パターン16とマスクパターン11の位置とが合致するタイミングとなる。
次に、ステップS11において、算出したタイミングで露光光源3を点灯しフォトマスク12を介してTFT基板7に露光光を照射する。
次に、ステップS12において、TFT基板7上に複数列形成されている基板パターン16の最後尾の列まで露光を終了したか否か確認し、まだ終了していない場合はステップS4の終了時点の段階まで戻って以下のステップを繰り返し、終了が確認された場合は露光を終了する。
なお、前記実施形態においては、TFT基板7に基板側アライメントマーク22及びアライメント確認マーク23を形成した場合について説明したが、これに限られず、前記基板側アライメントマーク22及びアライメント確認マーク23はなくてもよい。この場合、TFT基板7の搬送方向両側方の所定位置に別のアライメントマークを形成し、それに対応してフォトマスク12の両端部にもアライメントマークを形成し、TFT基板7を搬送する前に両アライメントマークによってアライメントの粗調整をして位置合わせを行なってもよい。
また、前記実施形態においては、フォトマスク12の上方に照明光源5aを配置し、TFT基板7の下方に照明光源5b,5cを配置し、照明光源5aの照明によりフォトマスク12の撮像を行い、照明光源5b,5cの照明によりTFT基板7の撮像を行っているが、これに限られず、照明光源5b又は5cのみを設け、照明光源5b又は5cのみによってフォトマスク12及びTFT基板7の撮像を行ってもよい。
そして、以上の説明においては、基板が不透明なTFT基板7である場合について述べたが、これに限られず、所定の露光パターンを形成するものであれば半導体基板等また透明不透明に関係なく如何なるものであってもよい。
本発明による露光方法に用いる露光装置の実施形態を示す概要図である。 前記露光装置において使用されるフォトマスクの平面図である。 前記フォトマスクを示す断面図であり、(a)は図2のX−X線断面図、(b)は図2のY−Y線断面図である。 前記露光装置において使用されるTFT基板の平面図である。 被露光基板投入前における前記露光装置に備えられた撮像手段の撮像状態を示す説明図である。 被露光基板投入後における前記露光装置に備えられた撮像手段の撮像状態を示す説明図である。 前記露光装置の制御手段の内部構成を示すブロック図である。 本発明による露光方法に用いる露光装置の動作を説明するフローチャートである。 図2に示すフォトマスクと図4に示すTFT基板とのアライメント調整を説明する図であり、調整前の状態を示す説明図である。 図2に示すフォトマスクと図4に示すTFT基板とのアライメント調整を説明する図であり、マスク移動方向の調整が終了した状態を示す説明図である。
符号の説明
1…搬送手段
2…マスクヘッド
3…露光光源
4…撮像手段
6…制御手段
7…TFT基板(被露光基板)
11…マスクパターン
12…フォトマスク
15…マスク側アライメントマーク(マスク側基準パターン)
16…基板パターン
22…基板側アライメントマーク
23…アライメント確認マーク
26…ラインCCD(受光素子)
27…集光レンズ
28…光学距離補正手段
33…記憶手段
56…先頭側縁部
2…基準位置

Claims (4)

  1. フォトマスクに形成されたマスク側基準パターンを、表面に基板側基準パターンが設けられた被露光基板の搬送方向と略直交する方向に複数の受光素子を一直線状に並べた撮像手段により撮像する段階と、
    前記撮像したフォトマスクの画像を処理して前記フォトマスクのマスク側基準パターンの位置を検出し記憶手段に記憶する段階と、
    前記フォトマスクの一方の面側にて、搬送手段により基板撮像位置及び基板露光位置に向けて前記被露光基板の搬送を開始する段階と、
    前記被露光基板に形成された基板側基準パターンを前記撮像手段によって撮像し、前記被露光基板の基板側基準パターンの位置を検出する段階と、
    前記記憶手段に記憶したフォトマスクのマスク側基準パターンの位置と、前記検出した被露光基板の基板側基準パターンの位置とを比較して、前記被露光基板とフォトマスクとの位置のずれ量を算出する段階と、
    前記算出した位置のずれ量に従って前記フォトマスクを被露光基板の搬送方向と直交する方向に移動し、該フォトマスクを前記被露光基板に位置合わせする段階と、
    前記算出した位置のずれ量から前記搬送される被露光基板の基板パターンと、前記フォトマスク上に被露光基板の搬送方向と略直交する方向に直線状に伸びるマスクパターンの位置とが合致するタイミングを算出する段階と、
    前記位置合わせをしたフォトマスクを介して、前記搬送される被露光基板に対して前記算出したタイミングで光源から露光光を照射する段階と、
    前記記憶手段に記憶された前記フォトマスクのマスク側基準パターンの位置を、前記算出した位置のずれ量に従って前記フォトマスクを被露光基板の搬送方向と直交する方向に移動した後の最新の位置に更新する段階と、
    を実行することを特徴とする露光方法。
  2. 前記撮像手段は、前記被露光基板を挟んで前記フォトマスクと反対側に配置したことを特徴とする請求項1記載の露光方法。
  3. 前記撮像手段は、前記フォトマスク表面から反射又は透過して前記受光素子の光路手前側に設けられた集光レンズを透過した光と、前記被露光基板表面から反射又は透過して前記集光レンズを透過した光とを、共に前記複数の受光素子を一直線状に並べて形成した受光面上に結像させる光学距離補正手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の露光方法。
  4. 前記光学距離補正手段は、少なくとも前記撮像手段の受光面とフォトマスクとを結ぶ光路上に配設された所定の屈折率を有する透明な部材から成ることを特徴とする請求項3記載の露光方法。
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