JP2008039965A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー消費量の多い画像形成装置に用いても、トナーこぼれを生じない現像装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像剤を搬送する搬送極の現像剤搬送方向上流に先端が位置するように、現像財担持体の上方を覆うカバーを形成し、前記現像剤担持体と前記カバー間に均一な幅の間隙を形成し、且つ、該間隙に一方向の空気の流れを形成形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は電子写真プロセスにおける現像を行う現像装置及び該現像装置を有する画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、最近、カラー化や高速化が進んだ結果、トナー消費量が多くなり、トナー消費量の増加に伴って、現像装置の外部に飛散するトナー飛散やトナーこぼれが増加している。
これに対する対策として、特許文献1では、複数の画像形成ステーションのそれぞれに対向する吸引口を有する吸引ダクトを設けて、飛散トナーを吸引することが提案されている。
特許文献2では、現像剤規制部材に中空部を設けるとともに、該中空部を形成する壁に開口を設けることにより、該開口から前記中空部に現像剤を吸引することが提案されている。
また、特許文献3では、現像ローラと感光体とが対向する位置よりも下流側に第1空間を設け、該第1空間内の空気圧を低く設定するとともに、第1空間に連通する開口を設けることにより、飛散トナーを第1空間に吸引することが提案されている。
特開平7−20753号公報 特開2004−205999号公報 特開2005−257739号公報
現像剤の消費量が多く、且つ、小型化された現像装置においては、トナー飛散の他に、現像装置の上方空間を覆うカバーにトナーが堆積し、堆積した現像剤が振動等により落下して、記録材に付着し、画像汚れとなるトナーこぼれが問題となっている。
特許文献1の飛散防止手段は、飛散トナーの防止には有効であるが、前記のトナーこぼれを防止する機能がほとんどない。
特許文献2、3のトナー飛散防止手段は、トナー飛散の防止には有効であるが、現像剤規制部材の下流側(現像剤の移動方向下流側)において、規制部材の側面やカバーに飛散トナーが堆積しやすく、トナーこぼれ防止には有効でない。
本発明は、現像ロールの上方空間を覆うカバーにトナーが堆積し、落下して画像汚れを起こすトナーこぼれを防止し、カラー画像形成装置や高速画像形成装置のように、トナー消費量の多い画像形成装置に用いた場合でも、トナーこぼれによる画質低下がきわめて少なく、高画質の画像を形成することができる現像装置及びかかる現像装置を有する画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的は、下記の発明により達成される。
1.
現像剤を現像領域に搬送し、前記現像領域において現像剤を担持する現像剤担持体であって、回転する現像スリーブ及び該現像スリーブ内に配置され、複数の磁極を有する磁石ロールを有する現像剤担持体、
前記現像剤担持体上の現像剤量を規制する規制部材、
現像剤を収容し上方を開口し、
現像剤、前記現像剤担持体及び前記規制部材を収容するケーシング並びに、
少なくとも前記現像剤担持体の一部及び前記規制部材を覆うカバーを有する現像装置において、
前記カバーの前記現像剤担持体及び前記規制部材を覆う部分は、次の条件を満たすように、形成されたことを特徴とする現像装置。
a.前記カバーと前記現像剤担持体との間に均一な幅の間隙を形成する
b.前記カバーの前記現像領域に近い先端は、複数の前記磁極のうちの前記規制部材に対向する規制極よりも現像剤搬送方向下流側に配置された搬送極よりも上流側に配置される
c、前記現像剤担持体と前記カバーの前記先端との間に空気が流出する出口が形成される他に、前記カバーに空気の入口を形成し、前記規制部材及び前記現像剤担持体に沿って、前記入口から前記出口に向かう一方向の空気の流れを形成する
2.
前記磁石ロールは複数の前記搬送極を有し、前記カバーの前記先端は、複数の前記搬送極のうちの現像剤搬送方向に関して最も上流側の前記搬送極の磁束密度ピークの位置よりも上流に位置することを特徴とする前記1に記載の現像装置。
3.
前記間隙は、前記現像剤担持体上を搬送される現像剤が接触しないような幅を有することを特徴とする前記1又は前記2に記載の現像装置。
4.
感光体、該感光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段及び前記1〜3のいずれか1項に記載の現像装置を有する画像形成装置であって、前記現像装置の前記間隙を流れる空気を吸引するダクトを有することを特徴とする画像形成装置。
5.
前記ダクトの内面と前記現像剤担持体との間隔が2,5mm以上であるように前記ダクトが形成されたことを特徴とする前記4に記載の画像形成装置。
6.
前記カバーで前記ダクトの一部を形成することを特徴とする前記4又は前記5に記載の画像形成装置。
7.
前記カバーの前記ダクトを形成する部分は、0°〜40°の傾斜角度を有することを特徴とする前記6に記載の画像形成装置。
本発明では、規制部材の現像剤搬送方向下流において、現像剤を搬送する搬送極の現像剤搬送方向上流に先端が位置するように、現像剤担持体の上方を覆うカバーを形成し、前記現像剤担持体と前記カバー間に均一な幅の間隙を形成し、且つ、該間隙に一方向の空気の流れを形成したので、前記規制部材や前記カバーの前記規制部材に対向する面や前記カバーの前記現像剤担持体に対向する面等にトナーが堆積することが防止され、トナーこぼれが良好に防止される。
以下に本発明を本発明の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。
この画像形成装置は、縦型タンデム構成のフルカラーの画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y,10M,10C,10Kと、中間転写体のユニットとして無端ベルト状中間転写体ユニット7と、給紙搬送手段21及び定着装置24とから成る。画像形成装置の本体Aの上部には、原稿画像読み取り装置SCが配置されている。
イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yは、ドラム状の感光体1Y、該感光体1Yの周囲に配置された帯電装置2Y、露光装置3Y、現像装置4Y、一次転写手段としての一次転写ローラ5Y、クリーニング装置6Yを有する。マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10Mは、ドラム状の感光体1M、該感光体1Mの周囲に配置された帯電装置2M、露光装置3M、現像装置4M、一次転写手段としての一次転写ローラ5M、クリーニング装置6Mを有する。シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、ドラム状の感光体1C、該感光体1Cの周囲に配置された帯電装置2C、露光装置3C、現像装置4C、一次転写手段としての一次転写ローラ5C、クリーニング装置6Cを有する。黒色画像を形成する画像形成部10Kは、ドラム状の感光体1K、該感光体1Kの周囲に配置された帯電装置2K、露光装置3K、現像装置4K、一次転写手段としての一次転写ローラ5K、クリーニング装置6Kを有する。
中間転写体ユニットとしての無端ベルト状中間転写体ユニット7は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持された半導電性エンドレスベルト状の中間転写体としての無端ベルト状中間転写体70を有する。
画像形成部10Y,10M,10C,10Kより形成された各色の画像は、一次転写ローラ5Y,5M,5C,5Kにより、回動する無端ベルト状中間転写体70上に逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。給紙カセット20内に収容された記録媒体として用紙等の転写材Pは、給紙手段21により給紙され、複数の中間ローラ22A,22B,22C,22D、レジストローラ23を経て、二次転写手段としての二次転写ローラ5Aに搬送され、転写材P上にカラー画像が一括転写される。カラー画像が転写された転写材Pは、定着装置24により定着処理され、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ26上に載置される。
一方、二次転写手段としての二次転写ローラ5Aにより転写材Pにカラー画像を転写した後、転写材Pを曲率分離した無端ベルト状中間転写体70は、クリーニング装置6Aにより残留トナーが除去される。
画像形成処理中、一次転写ローラ5Kは常時、感光体1Kに圧接している。他の一次転写ローラ5Y,5M,5Cはカラー画像形成時にのみ、それぞれ対応する感光体1Y,1M,1Cに圧接する。
二次転写ローラ5Aは、ここを転写材Pが通過して二次転写が行われる時にのみ、無端ベルト状中間転写体70に圧接する。
また、装置本体Aから筐体8を支持レール82L,82Rを介して引き出し可能にしてある。
筐体8は、画像形成部10Y,10M,10C,10Kと、無端ベルト状中間転写体ユニット7とから成る。
画像形成部10Y,10M,10C,10Kは、垂直方向に縦列配置されている。感光体1Y,1M,1C,1Kの図示左側方には無端ベルト状中間転写体ユニット7が配置されている。無端ベルト状中間転写体ユニット7は、ローラ71,72,73,74,76,77を巻回して回動可能な無端ベルト状中間転写体70、一次転写ローラ5Y,5M,5C,5K及びクリーニング装置6Aとから成る。
筐体8の引き出し操作により、画像形成部10Y,10M,10C,10Kと、無端ベルト状中間転写体ユニット7とは、一体となって、本体Aから引き出される。
感光体1Y,1M,1C,1K上に帯電装置(2Y、2M、2C、2K)及び露光装置(3Y3M、3C、3K)からなる潜像形成手段により静電潜像が形成され、現像装置(4Y、4M、4C、4K)による現像で、トナー像が形成される。無端ベルト状中間転写体70上に各色のトナー像を一次転写して重ね合わせ、それを一括して転写材Pに二次転写し、定着装置24で加圧及び加熱により固定して定着する。トナー像を無端ベルト状中間転写体70に転移させた後の感光体1Y,1M,1C,1Kは、クリーニング装置6Y,6M,6C,6Kで転写時に各感光体上に残された残留トナーを清掃した後、上記の帯電、露光、現像のサイクルに入り、次の像形成が行われる。
図2は本発明の実施の形態1に係る現像装置の断面図である。図2における現像装置4は図1における現像装置4Y、4M、4C及び4Kを示す。
現像装置4はトナー及びキャリアを主成分とする二成分現像剤を用いて、静電潜像を現像する現像装置であり、現像剤、及び以下に説明する各種の部品を収納するケーシングと、該ケーシングの上方開口を覆うカバーとで、現像領域に開口を有する箱状に形成されており、4個の現像装置4が重なって配置されるので、高さを圧縮した構造となっている。
箱の下方部はケーシング401で構成され、ケーシング401は上方を開口している。現像装置の上部はケーシング401の上方開口を覆うカバー402及び404で構成される。カバー402にはほぼ現像幅に等しい長さを有する空気の入口としての開口420が形成され、カバー402はケーシング401の上方、規制部材410の上方及び現像ロール405の一部の上方を覆う。カバー402に対して、間隙421を隔ててカバー404が配置される。カバー404はケーシング401の上方を覆い、空気が流れる間隙421を形成するとともに、規制部材410を支持する。
ケーシング401とカバー402とにより形成された開口には、現像剤担持体としての現像ロール405が配置される。現像ロール405は矢印で示すように反時計方向に回転する現像スリーブ406及び現像スリーブ406の中に配置された磁石ロール407からなる。
図示のように、カバー402は現像ロール405の一部、規制部材410及びカバー404を覆う。
磁石ロール407は、磁極M1〜M7を有する。
M1、M3、M4、M6はN極であり、M2、M5、M7はS極である。
M1は現像領域Gにおいて、感光体P上の静電潜像を現像する磁気ブラシを形成する現像極、M4は規制極、M5〜M7は、異る磁極の交互配置により、現像剤を搬送する搬送極である。
M3とM4とは同極であり、同極の磁極が隣り合う磁極M3とM4との間では、反発磁界が形成されて、この部分で現像剤が現像スリーブ406から剥離される。
410は磁性規制部材410Aと非磁性規制部材410Bとからなる規制部材であり、その下端が、現像スリーブ406の表面に対して、所定の狭い間隙を形成して、該間隙を通過する現像剤の量を規制し、現像スリーブ406上に一定厚さの現像剤層を形成する。
図示のように、現像スリーブ406の回転方向上流側に磁性規制部材410Aを配置し、下流側に非磁性規制部材410Bを配置するこのにより、トナー飛散を抑制し、規制部材410やカバー402の規制部材近傍へのトナー付着が抑制される。
408、409はケーシング401に形成された仕切401Aにより区画された部屋に配置された攪拌・搬送部材であり、スクリューからなり、回転により現像剤を攪拌・搬送する。
現像においては、現像スリーブ406及び攪拌・搬送部材が回転して、現像剤の流れが、攪拌・搬送部材409→攪拌・搬送部材408→現像ロール406の上方→現像ロール405の下方→攪拌・搬送部材408→攪拌・搬送部材409のように形成され、現像剤が循環して感光体P上の静電潜像が連続して現像される。
図3は現像ロール405近傍における現像剤の流れを示す。
現像剤Dは攪拌・搬送部材408により現像ロール405の規制極M4に供給され、規制部材410の上流部において規制部材410により規制される結果、塊状の現像剤D1を形成し、規制部材410の下流部において現像ロール405上にほぼ均一な厚さの現像剤層D2を形成する。
カバー402は、現像ロール405の上方を間隙423を隔てて覆い、規制部材410の上方を間隙422を隔てて覆い、カバー404の上方を覆うことにより、現像ロール405の上方におけるトナーの飛散を抑える。現像ロール405とカバー402間に形成される間隙423は現像ロール405上に形成される現像剤層の厚さよりも大きく、搬送極M5で穂立ちした現像剤Dがカバー402の下面に接触しない程度の幅を有するように形成される。間隙423は規制部材410の下流部近傍からカバー402の先端402Aまで均一な幅に形成され、間隙422と間隙423の幅はほぼ等しいことが好ましい。間隙423の幅が、現像ロール405上に形成される現像剤層がカバー402のした面に接触するような幅に形成すると、接触部から現像ロール回転方向下流側にトナー飛散しやすくなり、結果的に、前記接触部近傍の下流部位置にトナー付着が起こって、トナーこぼれが発生しやすくなる。
カバー402の現像剤搬送方向下流端である先端402Aは、搬送極M5〜M7のうちの最上流側の磁極、即ち、規制部材410に最も近い磁極M5よりも上流側に位置するようにカバー402が形成される。具体的には、先端402Aが、磁極M5における磁束密度のピーク位置よりも、現像剤搬送方向上流側に位置するように、カバー402が形成される。
スリーブ406の矢印で示す回転により、開口420→間隙421→間隙422→間隙423のように矢印で示す一方向の空気の流れが形成され、間隙423において、規制部材410からカバー402の先端402Aに向かう一方向の空気の流れが形成される。
次に、飛散したトナーの堆積について、図4に示す従来例により説明する。
従来例では、カバー402は、その現像剤搬送方向下流側の先端部402Bが搬送極M5、M6の上方を覆うように形成されていた。
このために、搬送極M5、M6により現像スリーブ406上に現像剤の穂が形成され、現像剤の穂が形成される搬送極M5、M6の位置でトナーが飛散し、飛散したトナーがカバー402の下面に付着し、堆積する。
現像装置が長時間作動することにより、飛散したトナー、特に、搬送極M5、M6の位置において飛散したトナーがカバー402の下面に堆積するようになる。堆積したトナーは、接触する現像剤や振動により剥離され、塊状のトナーが現像スリーブ406により搬送され落下して感光体Pに付着し、記録材に転写されて画像汚れが発生する。
図4の従来例では、搬送極M5、M6とカバー402との位置関係により飛散トナーの堆積が起きやすいだけでなく、次に説明する空気の流れによっても、飛散トナーの堆積が起きやすい。
図4の構成での現像スリーブ460の回転によりカバー402と現像スリーブ406間の間隙に気流が発生するが、規制部材410側に空気の入口がないために、カバー402の先端部402Bの開口から空気が入って、先端部402Bから流出するような気流が生ずる。その結果、規制部材410の上面やカバー402の規制部材近傍の下面では空気が流れず、飛散トナーが付着し堆積するようになり、トナーこぼれを起こす。本発明においては、カバー402の先端402Aが搬送極よりも現像剤搬送方向上流側に位置するようにカバー402を形成することにより、このような飛散トナー剤の堆積をなくし、画像汚れを防止している。
また、カバー402の下面に現像剤が付着・体積するのを防止するために、間隙423は均一な幅(カバー402の下面と現像スリーブ406の外周面間の距離、以下同じ)を持つように形成される。
更に、前記に説明した一方向の空気の流れを形成することにより、トナー飛散の堆積を防止している。
なお、現像剤の流れにより発生する気流に関しては、前記した開口420→間隙421→間隙422→間隙423は一つの例であり、他の方法によっても形成することができる。例えば、間隙420を設けることなく、現像装置の側方から空気を導入して、間隙423に空気を導入する方法を採ることも可能である。
図5は一方向の空気の流れを形成する他の例を示し、図2におけるカバー402をその側壁402Dを残し、取り外した状態の斜視図である。
カバー402の両側壁402Dに空気の入口としての開口402Eを形成する。
現像スリーブ406(図2参照)の回転により、矢印AIRで示すような一方向の空気の流れが形成され、飛散トナーの堆積が防止される。
間隙423の幅は、現像スリーブ406上に形成される現像剤層の厚さよりも広く形成される。これによって、現像スリーブ406により搬送される現像剤の流れ及び空気の流れがスムーズになり、カバー402の下面への飛散トナーの体積が防止される。
図6は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の他の例の要部を示す図である。
本実施の形態においては、ダクト形成部材431及びカバー402によりダクト430が形成され、ファン432がダクト430から飛散トナーを吸引する。
ダクト430により現像装置からのトナー飛散が防止され、飛散トナーが落下するトナーこぼれによる画像汚れや機内汚れを防止することができる。
ダクト430と現像ロール5との間の間隙、即ち、ダクト形成部材431と現像スリーブ6との間の間隙は、2.5mm以上であることが好ましく、3mm以上であることがより好ましい。前記間隙が2.5mmよりも狭いと、トナーこぼれが発生しやすくなる。
また、カバー402はダクト430の一部を形成し、傾斜したカバー上面402Cにそって、空気が上昇するが、カバー上面402Cの傾斜角度θが大きすぎると、ダクト430からトナーが落下してトナーこぼれが発生する場合がある。図1に示すカラー画像形成装置においては、複数個の現像装置が縦に配置されるが、このような配置では、高さが制限されるため、カバー402をダクト430の一部として形成している。これにより、カバー402の上面402C上に飛散トナーが堆積しやすい構成となる。このために、カバー上面402CBの傾斜角度θは0〜40°であることが好ましく、0〜31°が特に好ましい。
(1)実施例1
・感光体
ドラム状のOPC感光体
・線速:300、200、150mm/sec(範囲ではなく、1点の値とする、以下同じ)
・帯電電位(未露光部電位):−600V
・露光部電位:−100V
・現像装置
・現像スリーブ線速:540、360、270mm/sec
・磁石ロール、カバー、攪拌。搬送部材等の構成は図1に示されるとおり(攪拌。搬送部材の回速度・・・/sec)
・現像バイアス:DCバイアス:−450V、ACバイアス:1.0kVp−p、5kHz
・現像剤:重合トナーと樹脂コーティングキャリアを主成分とする二成分現像剤
以上の装置条件で50000枚の現像を行った。
記録材上に不要トナーが付着するトナーこぼれの発生状況は表1に示すとおりである。
Figure 2008039965
表1に示すように、カバーを磁石ロールの搬送極の上流側にのみ配置した実施例では、トナーこぼれが発生しなかった。カバー402の先端402Aと搬送極のピーク位置とが一致する例では、トナーこぼれが僅かに見えられたが許容出来る程度のものであった。カバーの先端を搬送極の下流側まで延長した比較例では明らかなトナーこぼれが発生した。
(2)実施例2
実施例1の条件に加えて、図3に示す用にダクトを付加した現像装置を用いて、実施例1と同様に50000枚の現像を行った。
トナーこぼれの発生状況は表2、3に示すとおりである。
Figure 2008039965
Figure 2008039965
表2に示すように、ダクト430と現像ロール405間の間隙を2mmとしたものでは、明らかなトナーこぼれが発生した。2.5mmとした実施例では、わずかなトナーこぼれが見られたが、許容できるレベルであった。3mmとした実施例では、トナーこぼれが発生しなかった。
また、表3に示すように、カバー上面の傾斜角度を41°とした比較例では明らかなトナーこぼれが発生した。傾斜角度を30°とした実施例では、わずかなトナーこぼれが発生したが、許容レベルであった。25°とした実施例ではトナーこぼれが発生しなかった。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る現像装置の断面図である。 現像ロール405近傍における現像剤の流れを示す図である。 従来の現像装置の断面図である。 一方向の空気の流れを形成する他の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の他の例の要部を示す図である。
符号の説明
401 ケーシング
402、40 カバー
405 現像ロール
406 現像スリーブ
407、磁石ロール
420〜423 間隙
430 ダクト

Claims (7)

  1. 現像剤を現像領域に搬送し、前記現像領域において現像剤を担持する現像剤担持体であって、回転する現像スリーブ及び該現像スリーブ内に配置され、複数の磁極を有する磁石ロールを有する現像剤担持体、
    前記現像剤担持体上の現像剤量を規制する規制部材、
    現像剤を収容し上方を開口し、
    現像剤、前記現像剤担持体及び前記規制部材を収容するケーシング並びに、
    少なくとも前記現像剤担持体の一部及び前記規制部材を覆うカバーを有する現像装置において、
    前記カバーの前記現像剤担持体及び前記規制部材を覆う部分は、次の条件を満たすように、形成されたことを特徴とする現像装置。
    a.前記カバーと前記現像剤担持体との間に均一な幅の間隙を形成する
    b.前記カバーの前記現像領域に近い先端は、複数の前記磁極のうちの前記規制部材に対向する規制極よりも現像剤搬送方向下流側に配置された搬送極よりも上流側に配置される
    c、前記現像剤担持体と前記カバーの前記先端との間に空気が流出する出口が形成される他に、前記カバーに空気の入口を形成し、前記規制部材及び前記現像剤担持体に沿って、前記入口から前記出口に向かう一方向の空気の流れを形成する
  2. 前記磁石ロールは複数の前記搬送極を有し、前記カバーの前記先端は、複数の前記搬送極のうちの現像剤搬送方向に関して最も上流側の前記搬送極の磁束密度ピークの位置よりも上流に位置することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記間隙は、前記現像剤担持体上を搬送される現像剤が接触しないような幅を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 感光体、該感光体上に静電潜像を形成する潜像形成手段及び請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像装置を有する画像形成装置であって、前記現像装置の前記間隙を流れる空気を吸引するダクトを有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記ダクトの内面と前記現像剤担持体との間隔が2,5mm以上であるように前記ダクトが形成されたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記カバーで前記ダクトの一部を形成することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記カバーの前記ダクトを形成する部分は、0°〜40°の傾斜角度を有することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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