JP2008035677A - 回転コネクタ装置 - Google Patents

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Kenji Yoshimura
賢二 吉村
Hiromi Ishiyama
博美 石山
Kenji Enomoto
憲嗣 榎本
Toshio Kitaoka
俊雄 北岡
Shigeo Nakamura
成男 中村
Yoshihiro Natsuda
芳宏 夏田
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Abstract

【課題】フラットケーブルの本数にかかわらず、内側ケースの中立状態を容易に確認することが可能な回転コネクタ装置を提供する。
【解決手段】回転コネクタ装置1では、内側ケース21が中立状態のときに、フラットケーブル3〜6のいずれかの反転部が視認窓25の位置に来るようにしている(本実施形態では3a)。フラットケーブル3〜6には、その移動を容易にするために各々の表面にグリスが塗布されているが、反転部3aにのみ視認性の高い色のグリスを塗布するようにしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転体と固定体との間で電気信号、光信号、あるいは電力等を伝送するのに用いられる回転コネクタ装置に関するものである。
回転コネクタ装置は、回転体とそれを支える固定体とを電気的に接続する場合などに使用されるものであり、例えば、自動車のステアリングに装備されたエアバッグシステム等に車体側から電気信号を伝達するのに使用される。自動車に用いられる回転コネクタ装置は、通常、外側ケースと、該外側ケースの内側で該外側ケースと相対的に回転自在に設置された内側ケースとで環状のケーブル収納部が形成され、該ケーブル収納部の内部にフラットケーブルが収納された構成となっている。
前記外側ケースは外筒部と底部を備え、前記内側ケースは内筒部と上蓋部を備えている。前記内側ケースは、前記外筒部の内側で回転自在となっている。また、前記外側ケースには固定コネクタ部が備えられ、前記内側ケースには回転コネクタ部が備えられている。
前記ケーブル収納部に収納された前記フラットケーブルは、一端が前記固定コネクタ部に接続された後、前記外筒部の内壁に一方向に巻き付けられ、反転部で巻き付け方向を反転させた後、次に前記内筒部の外壁に逆方向に巻き付けられ、他端が前記回転コネクタ部に接続されている。あるいは、前記ケーブル収納部の内部で一方向のみに巻かれたものや、前記反転部をローラで形成したもの等もある。
回転コネクタ装置を車体に取り付ける際は、内側ケースを時計回りに回転できる回数と反時計回りに回転できる回数とが等しくなる位置に維持して取り付ける必要がある。以下では、内側ケースが時計回りと反時計回りとで回転数が等しくなる位置を中立位置と呼ぶこととする。
回転コネクタ装置には、前記内側ケースを前記外側ケースに係止するための固定具が備えられており、該回転コネクタ装置が車体に取り付けられるまでは、前記内側ケースは中立位置を維持するために前記固定具で仮止めされている。
また、前記固定具を取り外した後、内側ケースを中立位置に正確に戻せるよう、外側ケースと内側ケースのそれぞれの適当な位置に位置合わせマークが設けられているものもある。
しかしながら、上記の位置合わせマークは、内側ケースが1回転した状態でも合致してしまう。そのため、前記固定具を取り外した後に内側ケースが大きく回転してしまうと、前記内側ケースを再び中立位置に戻すのが困難になってしまうといった問題があった。
特に、回転コネクタ装置を車体に取り付けた後修理等のために取り外した場合、これを再び車体に取り付ける際には内側ケースを中立位置に戻す必要があるが、この場合には固定具による仮止めは行われていないため、内側ケースを中立位置に戻すのが困難であった。
上記問題を解決するために、特許文献1では、上記の位置合わせマークに加えて、内側ケースが中立位置のときにフラットケーブルの反転部が目視できる視認窓を内側ケースに設けている。
また特許文献2では、固定された外側ケースと回転する内側ケースのそれぞれに視認窓を設け、内側ケースが中立位置の時には外側ケースと内側ケースのそれぞれに設けられた2つの視認窓が一致して重なり、重なった2つの視認窓から内部のフラットケーブルの反転部が目視できる構造が開示されている。
前記反転部は、内側ケースの回転に伴って前記ケーブル収納部の内部を周方向に移動する。そこで、前記視認窓は、前記内側ケースが中立位置にあるときの前記反転部が目視できる位置に設けられている。従って、前記内側ケースが中立位置にあるときのみ前記視認窓から前記反転部が目視でき、前記内側ケースが中立位置からずれてしまった場合には、前記視認窓から前記反転部が目視できなくなる。
また、ケーブル収納部に収納されるフラットケーブルが2本以上ある場合には、前記内側ケースが中立位置でないときにも、別のフラットケーブルの反転部を視認窓から目視することにより、この状態を中立位置と誤認してしまう恐れがある。
そこで、特許文献1では、内側ケースが中立位置でないときに別のフラットケーブルの反転部を視認窓から目視した場合には、前記位置合わせマークが大きくずれるように構成している。これにより、前記位置合わせマークを一致させ、かつ視認窓からフラットケーブルの反転部が目視できるときを中立位置と判断できるようにしている。
また、特許文献2では、外側ケースと内側ケースのそれぞれに設けられた2つの視認窓を重ねて内部を目視しても、内側ケースが中立位置でないときにはフラットケーブルの反転部を目視できないように構成されている。
特開2004−222369号公報 特開2004−342602号公報
しかしながら、特許文献1に記載された内側ケースの中立位置の確認手段では、位置合わせマークを一致させながら視認窓からフラットケーブルの反転部が目視できるか否かを確認していく必要があり、内側ケースが中立位置に到達するまでに時間がかかる恐れがあった。また、位置合わせマークの位置合わせと視認窓からの反転部の目視を併せて行う必要があり、煩わしい作業になるといった問題があった。
さらに特許文献1では、内側ケースが中立位置のときのみ前記位置合わせマークの一致と視認窓からの反転部の目視が両立し、中立位置でないときには位置合わせマークの一致と視認窓からの反転部の目視が両立しないよう、回転コネクタ装置を構成する必要があり、該回転コネクタ装置の製造が複雑になってしまうといった問題があった。
同様に特許文献2でも、外側ケースと内側ケースのそれぞれに設けられた2つの視認窓を重ねながら内部を目視していく必要があり、中立位置に到達するまでに時間がかかるだけでなく、中立位置でないときに前記2つの視認窓を重ねて内部を目視しても、前記反転部が目視されないように回転コネクタを構成しなければならないといった問題があった。
そこで、本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、フラットケーブルの本数にかかわらず、内側ケースの中立位置を容易に確認することが可能な回転コネクタ装置を提供することを目的とする。
本発明の回転コネクタ装置の第1の態様は、外筒部と底部を有する外側ケースと、内筒部と上蓋部を有し前記外筒部の内側に配置され前記外側ケースに対して相対的に回転可能な内側ケースと、前記外側ケースと前記内側ケースとで形成されるケーブル収納部に収納されたフラットケーブルと、前記外側ケースに設けられる固定コネクタ部と、前記内側ケースに設けられる回転コネクタ部とを備え、前記フラットケーブルの一端を前記固定コネクタ部に接続し、前記外筒部の内壁に一方向に巻き付け、反転部で巻き付け方向を反転させ、前記内筒部の外壁に逆方向に巻き付け、他端を前記回転コネクタ部に接続した回転コネクタ装置であって、前記内側ケースが右回り方向の回転数と左回り方向の回転数とが等しくなる中立位置にあるときの前記反転部に位置する前記フラットケーブルの部位には第一の色のグリスが塗布され、前記反転部を除く前記フラットケーブルの表面には第二の色のグリスが塗布されており、前記中立位置において前記第一の色のグリスが目視できる視認窓を前記上蓋部に設けていることを特徴とする回転コネクタ装置である。
第2の態様は、前記第一の色と前記第二の色とが異なる色であって、第一の色が黄色又は橙色あるいはその他の視認性の高い色であることを特徴とする回転コネクタ装置である。
第3の態様は、前記第一の色が有色であって、前記第二の色が透明であることを特徴とする回転コネクタ装置である。
第4の態様は、前記第一の色が有彩色であって、前記第二の色が無彩色であることを特徴とする回転コネクタ装置である。
第5の態様は、前記第一の色が、前記第二の色に比して明度の高い色であることを特徴とする回転コネクタ装置である。
第6の態様は、前記中立位置にあるときの前記反転部に位置する前記フラットケーブルの部位に所定のマークが付与され、前記第一の色が透明であることを特徴とする回転コネクタ装置である。
第7の態様は、前記ケーブル収納部には2本以上の前記フラットケーブルが収納され、前記内側ケースが前記中立位置のときに前記フラットケーブルの各々に形成される前記反転部のうち、前記視認窓から目視される前記反転部のみに前記第一の色のグリスが塗布されていることを特徴とする回転コネクタ装置である。
第8の態様は、前記内側ケースが前記中立位置にあるときに、前記第一の色のグリスが前記視認窓の窓枠と一致する幅に塗布されていることを特徴とする回転コネクタ装置である。
以上説明したように本発明によれば、ケーブル収納部に収納されるフラットケーブルの本数にかかわらず、内側ケースの中立位置を容易に確認することが可能な回転コネクタ装置を提供することができる。
この発明によれば、フラットケーブルに塗布されたグリスの色を視認窓から目視するだけで、前記内側ケースを中立位置に設定できることから、中立位置に速やかに復帰することができ、作業性も改善することができる。
図面を参照して本発明の好ましい実施の形態における回転コネクタ装置の構成について詳細に説明する。なお、同一機能を有する各構成部については、図示及び説明簡略化のため、同一符号を付して示す。
図2は、本発明の第一の実施の形態に係る回転コネクタ装置の概略の構成を示す平面図である。
図2に示す本実施形態の回転コネクタ装置1は、外側ケース11と内側ケース21とでケーブル収納部2を形成し、該ケーブル収納部2の内部にフラットケーブル3〜6を内蔵している。内側ケース21は、外側ケース11の外筒部12の内側で左右両周りに自由に回転できるように構成されている。
図2に示す本実施形態の回転コネクタ装置1では、4本のフラットケーブル3〜6がケーブル収納部2に収納されているが、ケーブル収納部2に収納されるフラットケーブルの本数は4本である必要はなく、これより多くても、あるいは少なくてもよい。
外側ケース11は、円筒状の外筒部12、図示しない底部13、及び固定コネクタ部14を備えている。また、内側ケース21は、円筒状の内筒部22、上蓋部23、及び回転コネクタ部24を備えている。ケーブル収納部2は、外側ケース11の外筒部12と底部13、及び内側ケースの内筒部22と上蓋部23とで囲まれた環状の空間となっている。
ケーブル収納部2の内部に収納されたフラットケーブル3〜6は、それぞれの一端が外側ケース11に設けられた固定コネクタ部14に接続され、他端が回転コネクタ部24に接続されている。回転コネクタ装置1を介して、車体側から例えばステアリングに装備されたエアバッグ等に電気信号を伝送することができる。
固定コネクタ部14に接続されたフラットケーブル3〜6は、ケーブル収納部2の内部に導かれ、外筒部12に沿って一方の方向(図2では左回り)に渦巻状に巻きつけられている。そして、各フラットケーブルの途中で巻き方向を反転させた反転部3a〜6aを有し、該反転部3a〜6aからは内筒部22に沿って逆方向(図2では右回り)に渦巻状に巻きつけられている。
反転部3a〜6aは、ケーブル収納部2の円周方向にほぼ等間隔となるように設けられており、内側ケース21の回転に伴って、内側ケース21の回転方向と同じ方向にほぼ等間隔のまま移動する。例えば、図2において内側ケース21を右方向に回転させると、外筒部12に巻きつけられたフラットケーブル3〜6が内筒部22の方に巻きつけられるようになり、それに伴って反転部3a〜6aが右周りの方向に移動する。
フラットケーブル3〜6は、上記の通り内側ケース21の回転に伴ってケーブル収納部2の内部を移動することから、この移動を円滑に行えるようにするために、フラットケーブル3〜6の表面にはグリスが塗布されている。前記グリスを塗布することにより、フラットケーブル3〜6の移動を円滑にするだけでなく、この移動の際に音を発するのを防止することもできる。
ケーブル収納部2内に収納されているフラットケーブル3〜6は、長さが限られていることから、内側ケース21の回転数も有限回数に限られている。そのため、通常は内側ケース21が右回りに回転できる回転数と左回りに回転できる回転数とが等しくなる位置(以下では中立位置と呼ぶ)を維持した状態で、回転コネクタ装置1が車体に取付けられる。
上記の通り、回転コネクタ装置1の取付け完了までは、内側ケース21を前記中立位置に維持するために、外側ケース11と内側ケース21との間に固定具15が取付けられている。固定具15は、内側ケース21が回転しないよう内側ケース21を外側ケース11に仮固定するものである。
本実施形態の回転コネクタ装置1では、内側ケース21の上蓋部23に視認窓25が設けられており、内側ケース21が前記中立位置にあるときには、反転部3aが視認窓25の位置に来るように構成されている。すなわち、視認窓25からフラットケーブル3の反転部3aが目視できたとき、内側ケース21が前記中立位置にある、ということがわかるように構成されている。
なお、本実施形態では、内側ケース21が前記中立位置にあるときに反転部3aが視認窓25の位置に来るものとしているが、反転部3aに代えて反転部4a〜6aのいずれかが視認窓25の位置に来るようにしてもよい。すなわち、内側ケース21が前記中立位置にあるときに、反転部3a〜6aのいずれかが視認窓25の位置に来るようにすればよい。以下に記す反転部3aは、内側ケース21が前記中立位置にあるときに視認窓25の位置に来るいずれかの反転部であればよい。
図2では、視認窓25の近傍に注視マーク7と矢印8が設けられている。注視マーク7は、視認窓25への注視を促すためのものであり、例えば三角形の内部を黄色くして中心に感嘆符を付した注意喚起としての認知性の高いマークを用いるのがよい。
上記構成の回転コネクタ装置1において、視認窓25から反転部3aを目視することで内側ケース21が前記中立位置にあることを容易に判断できるよう、本実施形態では反転部3aに高い視認性を持たせるようにしている。視認性を高めるよう形成された本実施形態の反転部3aを、図1を用いて以下に説明する。
図1は、内側ケース21が前記中立位置にあるときのフラットケーブル3〜6の反転部3a〜6aの状態を示す斜視図である。視認窓25の下には、反転部3aが位置しており、視認窓25から反転部3aが目視できることを示している。本実施形態では、反転部3aの視認性を高めるために、反転部3aの位置に視認性の高い色のグリスを塗布するようにしている。
フラットケーブル3〜6には、その移動を容易にするために各々の表面にグリスが塗布されているが、本実施形態では、反転部3aにのみ視認性の高い色のグリスを塗布するようにしている。すなわち、フラットケーブル3〜6の反転部3aを除く部位には視認性の低い色のグリス10を塗布する一方、反転部3aには視認性の高い色のグリス9を塗布している。
上記の通り、フラットケーブル3〜6に塗布するグリス9と10の色を変えることで、内側ケース21を中立位置まで回転させることが容易に可能となる。例えば、図3(a)において視認窓25からいずれかの反転部が目視できるまで、内側ケース21を右回転(図中矢印31)または左回転(図中矢印32)させる。
内側ケース21を上記の通り回転させて、視認窓25から反転部3a以外の視認性の低い色のグリス10が塗布された反転部33が目視された場合(図3(b))には、内側ケース21は前記中立位置にないことがわかる。この場合には、内側ケース21をさらに矢印31の方向または矢印32の方向に回転させる。そして、視認窓25から視認性の高い色のグリス9が塗布された反転部3aが目視されたときに(図3(c))、内側ケース21が前記中立位置に到達したことがわかる。
反転部3aを有するフラットケーブル3の実施例を図4に示す。図4(a)〜(d)では、フラットケーブル3に塗布されたグリスの色をそれぞれ変えている。図4(a)では、反転部3aに塗布されるグリス41の色として、視認性の高い黄色、橙色、または赤色などの色からいずれかを選択して用いている。これらの色のグリス41を反転部3aに塗布する一方、反転部3a以外にはグリス41とは異なる色のグリス42を塗布することにより、視認窓25から反転部3aを容易に検出することが可能となる。
図4(b)では、反転部3aに塗布されるグリス43の色を有色とし、反転部3a以外の部位に塗布されるグリス44の色を透明とすることもできる。この場合でも、反転部3aに塗布されるグリス43の色として、図4(a)に示すような視認性の高い色を用いるのが好ましい。
図4(c)では、反転部3aの視認性を高めるために、反転部3aに塗布されるグリス45の色を有彩色とし、反転部3a以外の部位に塗布されるグリス46の色を無彩色としている。前記有彩色として、例えば赤色や黄色などの色を用い、前記無彩色として、例えば白色、灰色または黒色などを用いることができる。このように、有彩色のグリス45と無彩色のグリス46を組み合わせて用いることにより、有彩色のグリス45をより目立たせることができ、視認窓25から反転部3aを容易に検出することが可能となる。
図4(d)では、反転部3aの視認性を高めるために、反転部3aに塗布されるグリス47の色と、反転部3a以外の部位に塗布されるグリス48の色との明度差を大きくしている。すなわち、グリス47の色の明度を高くする一方、グリス48の色の明度を低くすることで、グリス47を目立たせるようにしている。
上記の通り、反転部3aに塗布されるグリスの色と、反転部3a以外の部位に塗布されるグリスの色とを適切に選択し、特に両者の色の特徴の差を大きくすることで、視認窓25から反転部3aを検出するのを容易にすることができる。なお、図4(a)〜(d)に示した各色の特徴を組み合わせることで、反転部3aに塗布されるグリスをさらに目立たせるようにすることも可能である。
本発明の第二の実施の形態に係る回転コネクタ装置の概略の構成を図5に示す。本実施形態の回転コネクタ装置51では、第一の実施形態と同様に反転部3aには目立つ色のグリス52が塗布されている。本実施形態では、グリス52を塗布する範囲を、図5に示すように視認窓25の幅に略一致させている。すなわち、ケース21が前記中立位置にあるときには、グリス52の塗布された範囲が視認窓25の窓枠の範囲とほぼ一致するようにしている。これにより、ケース21を前記中立位置に精度よく一致させることが可能となる。
本発明の第三の実施の形態に係る回転コネクタ装置の概略の構成を図6に示す。本実施形態の回転コネクタ装置61では、内側ケース21が中立位置にあるときに視認窓25から目視される反転部3aには、所定のマーク62を形成して視認性の高い色のグリスが塗布されている。そして、マーク62の位置を除いて、フラットケーブル3〜6には、別の視認性の低い色のグリス63が塗布されている。
上記の通り、本実施形態の回転コネクタ装置61では、反転部3aにマーク62を形成するよう視認性の高い色のグリスが塗布されていることから、内側ケース21が前記中立位置にあるときには、視認窓25からマーク62が容易に検出することができ、これにより内側ケース21を中立位置に戻すことが容易に行える。
なお、マーク62が図6に示すような三角形の形状を有している場合には、前記三角形の頂点を例えば矢印8と一致させたときに、ケース21が前記中立位置に正確に一致するように回転コネクタ装置61を構成することも可能である。
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係る回転コネクタ装置の一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態における回転コネクタ装置の細部構成及び詳細な動作等に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
図1は、本発明の第一の実施形態の回転コネクタ装置1において、内側ケース21が中立位置にあるときの状態を示す斜視図である。 図2は、本発明の第一の実施の形態に係る回転コネクタ装置1の概略の構成を示す平面図である。 図3は、内側ケースを中立状態まで回転させる例を説明する図である。図3(a)は内側ケースの回転方向を示す図、図3(b)は内側ケースが中立位置にない状態を示す図、図3(c)は内側ケースが中立位置に到達した状態を示す図である。 図4は、フラットケーブルに塗布されるグリスの色の例を示す図である。(a)〜(d)は、それぞれ異なる色のグリスを塗布した例を示す図である。 図5は、本発明の第二の実施の形態に係る回転コネクタ装置51の概略の構成を示す平面図である 図6は、本発明の第三の実施形態の回転コネクタ装置61の概略の構成を示す平面図である。
符号の説明
1、51、61・・・回転コネクタ装置
2・・・ケーブル収納部
3〜6・・・フラットケーブル
3a〜6a、33・・・反転部
7・・・注視マーク
8・・・矢印
9,10,41〜48、52、63・・・グリス
11・・・外側ケース
12・・・外筒部
13・・・底部
14・・・固定コネクタ部
15・・・固定具
21・・・内側ケース
22・・・内筒部
23・・・上蓋部
24・・・回転コネクタ部
25・・・視認窓
31、32・・・矢印
62・・・マーク

Claims (8)

  1. 外筒部と底部を有する外側ケースと、内筒部と上蓋部を有し前記外筒部の内側に配置され前記外側ケースに対して相対的に回転可能な内側ケースと、前記外側ケースと前記内側ケースとで形成されるケーブル収納部に収納されたフラットケーブルと、前記外側ケースに設けられる固定コネクタ部と、前記内側ケースに設けられる回転コネクタ部とを備え、前記フラットケーブルの一端を前記固定コネクタ部に接続し、前記外筒部の内壁に一方向に巻き付け、反転部で巻き付け方向を反転させ、前記内筒部の外壁に逆方向に巻き付け、他端を前記回転コネクタ部に接続した回転コネクタ装置であって、
    前記内側ケースが右回り方向の回転数と左回り方向の回転数とが等しくなる中立位置にあるときの前記反転部に位置する前記フラットケーブルの部位には第一の色のグリスが塗布され、前記反転部を除く前記フラットケーブルの表面には第二の色のグリスが塗布されており、
    前記中立位置において前記第一の色のグリスが目視できる視認窓を前記上蓋部に設けている
    ことを特徴とする回転コネクタ装置。
  2. 前記第一の色と前記第二の色とは異なる色であって、第一の色は黄色又は橙色あるいはその他の視認性の高い色である
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転コネクタ装置。
  3. 前記第一の色は有色であって、前記第二の色が透明である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転コネクタ装置。
  4. 前記第一の色は有彩色であって、前記第二の色が無彩色である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転コネクタ装置。
  5. 前記第一の色は、前記第二の色に比して明度の高い色である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転コネクタ装置。
  6. 前記中立位置にあるときの前記反転部に位置する前記フラットケーブルの部位に所定のマークが付与され、前記第一の色は透明である
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転コネクタ装置。
  7. 前記ケーブル収納部には2本以上の前記フラットケーブルが収納され、前記内側ケースが前記中立位置のときに前記フラットケーブルの各々に形成される前記反転部のうち、前記視認窓から目視される前記反転部のみに前記第一の色のグリスが塗布されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転コネクタ装置。
  8. 前記第一の色のグリスは、前記内側ケースが前記中立位置にあるときに前記視認窓の窓枠と一致する幅に塗布されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転コネクタ装置。
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