JP2020170646A - 回転コネクタ及び回転検出装置 - Google Patents

回転コネクタ及び回転検出装置 Download PDF

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成男 中村
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Abstract

【課題】ケーブルの損傷を抑制可能とした回転コネクタを提供する。【解決手段】回転コネクタ1は、ステータ2と、ステータ2との間に収容空間20を形成するように係合され、回動可能なロテータ3と、ステータ2側及びロテータ3側を電気的に接続するケーブル21と、を備えている。ケーブル21は、収容空間20内で、巻き取り及び巻き送りが可能となっている。また、回転コネクタ1は、ロテータ3の回転方向に沿って回動可能であり、ケーブル21の巻き取り及び巻き送りを補助するリテーナ30を備えている。回転コネクタ1は、ロテータ3の回転に従い回転する従動歯車42の回転を検出して、前記ロテータ3の回転を検出する回転検出機構を備えている。また、ロテータ3の回転を、従動歯車42によってリテーナ30に伝達してリテーナ30を回転させる伝達機構40を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、回転検出装置を組み込んだ回転コネクタ、及び回転検出装置に関する。
従来、一方が他方に対して相対回転する2部品の間の電気接続を確保する回転コネクタとして、ステアリングロールコネクタが周知である。
特許文献1に記載のステアリングロールコネクタは、固定側となるステータと、ステータに対して相対的に回動可能に組み付けられたロテータと、ケーブルの巻き取り及び巻き送りを補助するリテーナとを備える。ロテータは、ステアリングシャフトと一体で回転する。ロテータ及びステータの間には、環状体に形成された収容空間が設けられている。収容空間には、ロテータの回転に応じて巻き取り及び巻き送り可能にケーブルが収納されている。このケーブルを介してロテータ側及びステータ側の通電が確保されている。ケーブルは、収容空間の内周部分に巻かれた部分と外周部分に巻かれた部分との中間で、巻き方向を反転させる反転部を有している。反転部は、収容空間の内周部分及び外周部分の間において、略U字状に湾曲した部位である。ロテータが回転した場合、ケーブルの巻き取り及び巻き送りに伴い、反転部は、収容空間内を回転方向に沿って移動する。
リテーナには、回動可能に軸支されたローラ、及びローラの近傍に突出したガイド壁が設けられている。ケーブルの反転部は、ローラに巻き掛けられ、ローラとガイド壁との間に介在されている。リテーナは、ロテータが回転すると、ケーブルの反転部にローラ及びガイド壁を押されることによって回転する。ロテータ回転時は、ケーブルの反転部が回転方向に沿って移動することで、ステアリングシャフトの回動が許容される。
特開2015−220207号公報
ところで、ケーブルは、ローラ及びガイド壁と接触する動きをとる。よって、この接触部分が損傷してしまう可能性があった。
本発明の目的は、ケーブルの損傷を抑制可能とした回転コネクタ及び回転検出装置を提供することにある。
上記課題を解決するための回転コネクタは、回転軸の周囲に沿って固定されるステータと、前記回転軸とともに前記ステータに対して相対回転し、前記ステータとの間で環状体の収容空間を形成するロテータと、前記ステータ側に接続される機器と前記ロテータ側に接続される機器とを電気的に接続するとともに、前記ステータと前記ロテータとの間で巻き取り及び巻き送りが可能なケーブルと、前記ロテータの回転方向に沿って回動可能であり、前記ケーブルの巻き取り及び巻き送りを補助するリテーナと、前記回転軸の回転を伝達する伝達要素を有し、前記回転軸の回転を検出する回転検出機構と、前記ロテータの前記相対回転を、前記伝達要素により前記リテーナに伝達する伝達機構と、を備える。
上記課題を解決するための回転検出装置は、回転軸の周囲に沿って固定されるステータと、前記回転軸とともに前記ステータに対して相対回転し、前記ステータとの間で環状体の収容空間を形成するロテータと、前記ステータ側に接続される機器と前記ロテータ側に接続される機器とを電気的に接続するとともに、前記ステータと前記ロテータとの間で巻き取り及び巻き送りが可能なケーブルと、前記ロテータの回転方向に沿って回動可能であり、前記ケーブルの巻き取り及び巻き送りを補助するリテーナとを備えた回転コネクタに組み付けられる回転検出装置であって、前記回転軸の回転を伝達する伝達要素を有し、前記回転軸の回転を検出する回転検出部を備え、前記伝達要素は、前記ロテータの前記相対回転を前記リテーナに伝達する。
本発明の回転コネクタ及び回転検出装置は、ケーブルの損傷を抑制可能とする。
回転コネクタをロテータ側から見た斜視図。 回転コネクタをステータ側から見た斜視図。 回転コネクタの分解斜視図。 図1のA−A断面図。 回転コネクタに設けられた回転検出機構を示す底面図。 回転検出機構の構成を示すブロック図。 収容空間内のリテーナ及びケーブルを示す平面図。 第2実施形態における回転コネクタの断面図。 第3実施形態において、収容空間内のリテーナ及びケーブルを示す平面図。
<第1実施形態>
以下、回転コネクタの第1実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図1及び図2に示すように、回転コネクタ1は、回転コネクタ1において固定側となるステータ2と、ステータ2に両方向に回転可能に組み付けられたロテータ3とを備える。回転コネクタ1は、例えば車両に設けられ、回転操作されるステアリングホイールと車体とを電気的に接続するステアリングロールコネクタ4である。ステータ2及びロテータ3は、環状をなすロテータ3がステータ2に対して回転軸L1回りに回動するように同一軸心上に配置されている。ステアリングロールコネクタ4において、ステータ2が車体側に固定され、ロテータ3がステアリングホイール側に接続される。回転軸L1は、例えばステアリングホイールに接続されるステアリングシャフトの軸心である。
ステータ2は、扁平な環状の底壁部5と、ステータ2の外周面を形成する円筒状の外筒部6とを有している。底壁部5及び外筒部6は、図示しない係合部により係合されている。底壁部5は、回転軸L1上に貫通孔7を有している。ステータ2には、外部端子と接続するためのコネクタ8が設けられている。
ロテータ3は、扁平な環状の天壁部9と、ロテータ3の内周面を形成する内筒部10とを有している。天壁部9には、貫通孔7と同軸上に貫通孔11が設けられている。貫通孔7及び貫通孔11には、例えばステアリングシャフトが挿通される。内筒部10は、その径がステータ2の貫通孔7の径に合うように設けられている。ロテータ3には、外部端子と接続するためのコネクタ12が設けられている。
ロテータ3は、内筒部10とステータ2を介して対向する位置にスリーブ13を有している。スリーブ13のスリーブ本体14は、内筒部10の形状に沿った筒状をなしている。スリーブ本体14の筒状の内側にステアリングシャフトが挿通される。スリーブ13は、例えば図示しないスナップフィット構造によって内筒部10に組み付けられている。また、スリーブ13は、回転半径方向に突出したフランジ部15を有している。フランジ部15は、ステータ2の貫通孔7よりも径が大きく形成されている。このように、ロテータ3は、スリーブ13及び内筒部10でステータ2を挟み込み、ステータ2に相対回転可能に組み付けられている。
図4に示すように、回転コネクタ1には、ステータ2及びロテータ3に囲まれた環状体の領域により、収容空間20が設けられている。具体的には、収容空間20は、ロテータ3の天壁部9と、ロテータ3の内筒部10と、ステータ2の外筒部6と、ステータ2の底壁部5とによって囲まれた空間である。
図3及び図4に示すように、回転コネクタ1は、ロテータ3側に接続される機器とステータ2側に接続される機器とを電気接続するケーブル21を備えている。ケーブル21は、収容空間20に収納されている。ケーブル21の一例は、絶縁体で被覆されるとともに幅方向に並べられた複数の導線が平型に形成されたフレキシブルフラットケーブルである。ケーブル21は、例えばロテータ3に接続されるステアリングホイールと、ステータ2に接続される車体とを電機接続する。ケーブル21は、例えばステアリングホイールに設けられる、エアバッグ、ホーンスイッチ、ステアリングスイッチ、及びヒータ等のケーブルに接続される。
ケーブル21は、外筒部6に沿って巻き付けられた外側巻部22と、内筒部10に沿って巻き付けられた内側巻部23と、外側巻部22及び内側巻部23の中間で巻き方向を反転させる反転部24とを備える。ケーブル21は、外側巻部22の端部がステータ2のコネクタ8に繋がり、内側巻部23の端部がロテータ3のコネクタ12に繋がっている。ケーブル21は、外側巻部22及び内側巻部23で、巻き取り及び巻き送りが可能になっている。
回転コネクタ1は、ケーブル21の巻き取り及び巻き送りを補助するリテーナ30を備えている。リテーナ30は、収容空間20内で、回転軸L1回りに回転可能に取り付けられている。リテーナ30は、扁平な環状のベースリング31と、ベースリング31に軸支されて回転可能なローラ32と、ベースリング31から回転軸方向に突出して形成されたガイド壁33とを備えている。ローラ32及びガイド壁33は、ベースリング31において、周方向に交互に配置されている。ガイド壁33は、リテーナ30の回転方向に沿って延びる長手の壁部331及び壁部332を有している。壁部331は、回転半径方向の内向きに設けられ、内側巻部23の巻き緩みを抑制する。壁部332は、回転半径方向の外向きに設けられ、外側巻部22の巻き緩みを抑制する。また、ガイド壁33は、壁部331及び壁部332の両端を接続するように、リテーナ30の径方向に延びる短手の壁部333を有している。
回転コネクタ1は、ロテータ3の回転時にロテータ3の回転をリテーナ30に伝達する伝達機構40を備えている。伝達機構40は、ロテータ3の回転を伝達する伝達要素を備えている。本例の伝達機構40は、伝達要素として、ロテータ3に設けられた主動歯車41と、主動歯車41に従い回動する従動歯車42と、リテーナ30に設けられた内歯車43と、を備える。これら歯車は、収容空間20において、リテーナ30とステータ2の底壁部5との間に配置される。
主動歯車41は、ロテータ3の内筒部10の外周に設けられている。主動歯車41は、ロテータ3と一体回転する。従動歯車42は、主動歯車41に噛合する第1従動歯車42aと、第1従動歯車42a及び内歯車43に噛合する第2従動歯車42bと、を有している。第1従動歯車42a及び第2従動歯車42bは、ステータ2の底壁部5に回転可能に軸支されている。内歯車43は、リテーナ30の外周に沿って、リテーナ30のステータ2に対向する側に設けられている。主動歯車41及び内歯車43の間には、ケーブル21の反転部24の移動速度、すなわちケーブル21の巻き取り及び巻き送りの速度に応じて、ギヤ比が設定されている。
図5に示すように、回転コネクタ1には、回転軸L1の回転を検出する回転検出機構50が組み込まれている。回転検出機構50は、伝達機構40の伝達要素を含んでいる。本例の回転検出機構50は、従動歯車42と一体回転する被検出部51を備えている。本例の場合、被検出部51は、第1従動歯車42aに設けられた第1被検出部51aと、第2従動歯車42bに設けられた第2被検出部51bとを有している。被検出部51は、例えば磁石であり、従動歯車42と一体回転する。
図6に示すように、回転検出機構50は、被検出部51に対応する検出部53と、検出部53の出力を基に回転角度を演算する演算部54とを備えている。これら部材は、例えば、ステータ2のロテータ3に対向する面の裏面側に設けられたケース52内に収容されている(図3参照)。第1検出部53a及び第2検出部53bは、例えば、被検出部51の磁束の向きに応じて出力が変化する磁気センサである。
回転検出機構50の演算部54は、第1検出部53a及び第2検出部53bの出力を基に、ロテータ3の回転角、すなわちステアリングシャフトの回転角を演算する。この演算結果は、ステアリングシャフトの回転角を必要とする車内の他のコントローラに出力される。
次に、図7を用いて、回転コネクタ1の作用について説明する。
図7に示すように、ロテータ3がステータ2に対して、ロテータ3の天壁部9側から見て時計回り方向Cwに相対回転した場合、本例では、ケーブル21は、内側巻部23で巻き送りされ、外側巻部22で巻き取りされる。ケーブル21の巻き取り及び巻き送りに伴い、ケーブル21の反転部24は、収容空間20内で、時計回り方向Cwに移動する。
ロテータ3が回転したとき、主動歯車41は、ロテータ3と一体回転する。主動歯車41の回転は、第1従動歯車42a及び第2従動歯車42bを介して、内歯車43へ伝達される。ロテータ3が時計回り方向Cwに回転する場合、リテーナ30は、時計回り方向Cwに回転する。ローラ32及びガイド壁33は、反転部24と同じ方向に移動しながら、ケーブル21の巻き取り及び巻き送りを補助する。ローラ32及びガイド壁33は、例えばケーブル21に巻き緩みが発生することを抑制し、スムーズな巻取り及び巻き送りを可能にする。なお、ロテータ3が反時計回り方向に回転した場合、反転部24は、反時計回り方向に移動する。また、ロテータ3が反時計回りに回転した場合、リテーナ30は、伝達機構40によって、反時計回りに方向に回転する。
主動歯車41の回転は、主動歯車41及び内歯車43の間で設定されたギヤ比に従って、減速される。ギヤ比は、ケーブル21の巻き取り及び巻き送り速度と、ローラ32及びガイド壁33の移動速度とが合うように設定されることが好ましい。これにより、ケーブル21は、ローラ32及びガイド壁33と離間したままにできる。
第1検出部53a及び第2検出部53bは、ロテータ3の回転に伴い回転する第1従動歯車42a及び第2従動歯車42bの第1被検出部51a及び第2被検出部51bの回転をそれぞれ検出する。演算部54は、例えば第1検出部53a及び第2検出部53bの出力の組み合わせを基に、ステアリングシャフトの左右複数回転の中立位置を起点にして、左右それぞれの操舵角を絶対角で求める。このように、演算部54は、従動歯車42の回転を検出することにより、ステアリングシャフトの回転角を求める。
上記の実施形態によれば、以下の効果を奏する。
本例では、回転コネクタ1は、ロテータ3の相対回転を従動歯車42によってリテーナ30に伝達する伝達機構40と、従動歯車42の回転を検出して回転軸L1の回転を検出する回転検出機構50とを備える。この構成によれば、リテーナ30を回動させるために、ケーブル21と接触する必要がない。ケーブル21とリテーナ30との接触部分を設けないで済むので、ケーブル21の損傷を抑制可能となる。また、回転検出機構50を組み込むにあたって、伝達機構40と伝達要素を共有するので、部品点数の増加を抑制することもできる。
本例では、伝達機構40は、収容空間20内に設けられている。この構成によれば、収容空間20内に伝達機構40を収容した状態で、運搬や組み付けが可能となる。また、収容空間20の外側にある場合と比較して、異物の侵入抑制に寄与する。
本例では、リテーナ30は、リテーナ30に固定されたガイド壁33及び回動可能に軸支されたローラ32を備える。この構成によれば、ケーブル21のスムーズな巻き取り及び巻き送りを可能にする。また、ローラ32は、回転するので、ケーブル21と接触した場合に、摩擦が生じ難い。
本例では、伝達機構40は、ケーブル21の巻き取り及び巻き送りの速度に応じて、ロテータ3の回転を減速してリテーナ30に伝達する。この構成によれば、リテーナ30がケーブル21の反転部24に接触し難くなる。これは、ケーブル21の損傷抑制に寄与する。
<第2実施形態>
次に、回転コネクタの第2実施形態について、図8に従って説明する。第2実施形態は、伝達機構40の配置位置について第1実施形態と主に異なる。よって、第1実施形態と同一の部材構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図8に示すように、伝達機構40には、主動歯車41、従動歯車42、及び内歯車43が、ステータ2の底壁部5において収容空間20に対向する面の裏面5a側に配置されている。すなわち、これら歯車は、収容空間20の外側に配置されている。主動歯車41は、スリーブ13に設けられている。第1従動歯車42a及び第2従動歯車42bは、底壁部5の裏面5a側に軸支されている。内歯車43は、リテーナ30のベースリング31から回転軸方向に沿って底壁部5の裏面5a側へ突出する態様で設けられている。この構成によっても、伝達機構40によって、ロテータ3の回転をリテーナ30へ伝達することができる。
以上により、本例では、収容空間20の外側に伝達機構40を備えた。この構成によれば、伝達機構40を収容空間20の外側に配置することにより、収容空間20の内側に配置する場合と比較して、伝達機構40の組付けが容易になる。
<第3実施形態>
次に、回転コネクタの第3実施形態について、図9に従って説明する。第3実施形態も、第1実施形態と同一の部材構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図9に示すように、本例のリテーナ30は、ベースリング31から回転軸方向に突出したガイド壁33として、回転半径方向の内側寄りに配置された第1ガイド壁33aと、外側寄りに配置された第2ガイド壁33bとを有している。第1ガイド壁33a及び第2ガイド壁33bは、ベースリング31上において、周方向に交互に配置されている。第1ガイド壁33aが内側巻部23の巻き緩みを抑制し、第2ガイド壁33bが外側巻部22の巻き緩みを抑制する。
以上により、本例では、リテーナ30にガイド壁33のみを有する。この構成によれば、リテーナ30にローラ32を設ける場合と比較して、部品点数の削減に寄与する。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は技術的に矛盾しない範囲で組み合わせて実施することができる。
[ロテータ3及びステータ2について]
・各実施形態において、ロテータ3とステータ2とは配置を逆にしてもよい。例えば、図1の紙面上側に位置する部材をステータ2とし、紙面下側に位置する部材をロテータ3としてもよい。
・各実施形態において、ロテータ3及びステータ2によって形成される収容空間20は、実施形態に限定されない。例えば、閉じられた空間になっていなくてもよい。
・各実施形態において、回転コネクタ1と接続されるステアリングホイールの各部は特に限定されない。例えば、エアバッグ機能、ホーンスイッチ、ステアリングスイッチ、ヒータの電源等の機能に適用できる。
・各実施形態において、回転コネクタ1はステアリングロールコネクタに限らず、種々のコネクタ部品として適用可能である。
・各実施形態において、回転コネクタ1は車両用に限らず、他の装置や機器に使用してもよい。
[ケーブル21について]
・各実施形態において、ケーブル21の巻き方は、特に限定されない。
・各実施形態において、ケーブル21の本数は、特に限定されない。ケーブル21は、1本でもよいし、2本でもよいし、3本以上でもよい。
・各実施形態において、ケーブル21が繋がるコネクタ8,12の個数は、特に限定されない。コネクタ8,12は、それぞれ、1つでもよいし、2つでもよいし、3つ以上でもよい。
・各実施形態において、ケーブル21の仕様は限定されない。例えば、一つのケーブル21が複数の機能を電機接続してもよいし、規定の機能を担わず予備として配置されるものがあってもよい。
[リテーナ30について]
・各実施形態において、リテーナ30には、ローラ32のみが設けられていてもよい。すなわち、リテーナ30は、ローラ32及びガイド壁33の少なくとも一方を備えていればよい。
・各実施形態において、ガイド壁33は、回転半径方向の外向き及び内向きに壁を有するものに限定されず、種々の形状をとってもよい。例えば、回転半径方向の外側及び内側のいずれか一方が開口になっていてもよいし、周方向に長手の壁が設けられていてもよい。
・各実施形態において、ガイド壁33及びローラ32の配置、形状、及び個数は特に限定されない。例えば、ガイド壁33とローラ32との個数が異なっていてもよい。
・各実施形態において、リテーナ30は、実施形態に限らず、ケーブル21の巻き取り及び巻き送りを補助するものであればよい。
・各実施形態において、リテーナ30の配置位置は、ケーブル21と底壁部5との間に限定されず、ケーブル21と天壁部9との間に配置されてもよい。
[伝達機構40について]
・各実施形態において、伝達機構40は、ロテータ3の回転を減速して伝達することに限定されない。ギヤ比は、仕様に応じて適宜変更可能である。
・各実施形態において、伝達機構40に設けられる従動歯車42は、2つに限定されず、1つでもよいし、3つ以上でもよい。また、主動歯車41に複数の従動歯車42が噛合していてもよい。
・各実施形態において、主動歯車41、従動歯車42、及び内歯車43の歯数や直径は、適宜変更可能である。
・各実施形態において、従動歯車42がリテーナ30に軸支されてもよいし、内歯車43がステータ2に設けられてもよい。これは、伝達機構40に遊星歯車を用いる場合に適用される。
・各実施形態において、伝達機構40は、一対の伝達要素が摺動することにより回転を伝達するものでもよい。
・各実施形態において、伝達機構40は、実施形態に限定されず、遊星歯車を用いてもよいし、ベルトをもちいてもよいし、チェーンを用いてもよいし、これらの組み合わせでもよい。
・各実施形態において、伝達機構40は、ロテータ3の同方向にリテーナ30を回転させるように回転を伝達したが、反対方向に回転させてもよい。これは、ケーブル21の巻き方に応じて適宜変更可能である。
[回転検出機構50について]
・各実施形態において、被検出部51は、磁石に限定されない。
・各実施形態において、検出部53は、磁気センサに限定されず、種々のセンサに変更可能である。
・各実施形態において、回転検出機構50は、検出方法に磁気を利用したものに限定されず、光学式など種々の検出方法に変更できる。
・各実施形態において、主動歯車41の回転を検出するセンサを設け、このセンサの出力を、回転検出の情報として用いてもよい。すなわち、回転検出機構50が回転を検出する部材は、従動歯車42に限定されない。
・各実施形態において、回転検出機構50の被検出部51、ケース52、検出部53、及び演算部54は、必須の構成ではなく、回転軸の回転が検出できればどのような部材構成でもよい。
・各実施形態において、回転検出機構50は、回転体の回転角を絶対角で検出するものに限定されず、回転体の回転の有無や、相対回転など、回転に関わるパラメータを検出すればよい。
1…回転コネクタ、2…ステータ、3…ロテータ、4…ステアリングロールコネクタ、5…底壁部、6…外筒部、9…天壁部、10…内筒部、12…コネクタ、13…スリーブ、14…スリーブ本体、15…フランジ部、20…収容空間、21…ケーブル、22…外側巻部、23…内側巻部、24…反転部、30…リテーナ、31…ベースリング、32…ローラ、33…ガイド壁、40…伝達機構、41…主動歯車、42…従動歯車、43…内歯車、50…回転検出機構、51…被検出部、52…ケース、53…検出部、54…演算部。

Claims (6)

  1. 回転軸の周囲に沿って固定されるステータと、
    前記回転軸とともに前記ステータに対して相対回転し、前記ステータとの間で環状体の収容空間を形成するロテータと、
    前記ステータ側に接続される機器と前記ロテータ側に接続される機器とを電気的に接続するとともに、前記ステータと前記ロテータとの間で巻き取り及び巻き送りが可能なケーブルと、
    前記ロテータの回転方向に沿って回動可能であり、前記ケーブルの巻き取り及び巻き送りを補助するリテーナと、
    前記回転軸の回転を伝達する伝達要素を有し、前記回転軸の回転を検出する回転検出機構と、
    前記ロテータの前記相対回転を、前記伝達要素により前記リテーナに伝達する伝達機構と、
    を備える回転コネクタ。
  2. 前記伝達機構は、前記ステータ及び前記ロテータの間に形成された収容空間内に設けられている
    請求項1に記載の回転コネクタ。
  3. 前記伝達機構は、前記ステータ及び前記ロテータの間に形成された収容空間外に設けられている
    請求項1に記載の回転コネクタ。
  4. 前記リテーナは、前記リテーナに固定されたガイド壁、及び回動可能に軸支されたローラの少なくとも一方を備える
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の回転コネクタ。
  5. 前記伝達機構は、前記ケーブルの巻き取り及び巻き送りの速度に合わせて、前記相対回転を減速する
    請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の回転コネクタ。
  6. 回転軸の周囲に沿って固定されるステータと、前記回転軸とともに前記ステータに対して相対回転し、前記ステータとの間で環状体の収容空間を形成するロテータと、前記ステータ側に接続される機器と前記ロテータ側に接続される機器とを電気的に接続するとともに、前記ステータと前記ロテータとの間で巻き取り及び巻き送りが可能なケーブルと、前記ロテータの回転方向に沿って回動可能であり、前記ケーブルの巻き取り及び巻き送りを補助するリテーナとを備えた回転コネクタに組み付けられる回転検出装置であって、
    前記回転軸の回転を伝達する伝達要素を有し、前記回転軸の回転を検出する回転検出部を備え、
    前記伝達要素は、前記ロテータの前記相対回転を前記リテーナに伝達する回転検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024074567A1 (de) * 2022-10-06 2024-04-11 Kostal Automobil Elektrik Gmbh & Co. Kg Lenkradanordnung für ein kraftfahrzeug

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WO2024074567A1 (de) * 2022-10-06 2024-04-11 Kostal Automobil Elektrik Gmbh & Co. Kg Lenkradanordnung für ein kraftfahrzeug

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