JP2008033169A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な構成で、ジャム(紙詰まり)後の機内残留紙を、その後の画像形成に使用するが、そのまま使用して画像形成すると不具合が発生しそうなときは、機内残留紙に画像形成せずに自動で排出する。
【解決手段】 ジャムが生じて画像形成動作を停止したときに、画像形成領域より搬送方向上流側の搬送路に機内残留紙が有って、停止解除後に選択された用紙サイズが機内残留紙と同一であるときは、その機内残留紙を画像形成領域に搬送して画像形成し、選択された用紙サイズが機内残留紙と異なるときは、その機内残留紙に画像形成せずに搬送して装置外に排出するように制御することによって、機内残留紙の再利用を行うとともに、その後に選択された用紙サイズが機内残留紙と異なるときは、画像形成せずに自動で排出することを可能としたもの。
【選択図】 図3
【解決手段】 ジャムが生じて画像形成動作を停止したときに、画像形成領域より搬送方向上流側の搬送路に機内残留紙が有って、停止解除後に選択された用紙サイズが機内残留紙と同一であるときは、その機内残留紙を画像形成領域に搬送して画像形成し、選択された用紙サイズが機内残留紙と異なるときは、その機内残留紙に画像形成せずに搬送して装置外に排出するように制御することによって、機内残留紙の再利用を行うとともに、その後に選択された用紙サイズが機内残留紙と異なるときは、画像形成せずに自動で排出することを可能としたもの。
【選択図】 図3
Description
本発明は、複写機、プリンタ、ファックスなどの画像形成装置に関し、特に、ジャム(紙詰まり)による画像形成動作の停止後、機内に残留した機内残留紙の再使用に関する。
従来の画像形成装置は、一般に、その画像形成動作中に機内で紙詰まりによるジャムが生じた場合、その画像形成動作は緊急停止され、その後、ユーザーは詰まった記録用紙を用紙搬送路から取り除かないと、その後の画像形成動作は再開できないように制御されている。
また、連続給紙が行われていた場合、画像形成装置内の一箇所で紙詰まりによるジャムが起こると、複数枚の記録用紙が用紙搬送路中に停止することになる。例えば、画像形成装置の排出口に近い定着部で紙詰まりが起きたときは、既に次の記録用紙は給紙部から給紙されており、この記録用紙も用紙搬送路中に停止する。この場合も、用紙搬送路からすべての用紙を取り除く必要がある。
ここで、紙詰まりによるジャムを起こした記録用紙以外の記録用紙は、傷付いておらず再利用が可能なことが多く、特に、給紙カセット等の給紙部から送り出されてはいるが、画像形成領域である転写領域にまで達していない記録用紙(機内残留紙)は、転写領域のトナーで汚れていないので、再使用したいものである。
しかし、上記のように用紙搬送路のすべての記録用紙を取り除かないと、その後の画像形成動作を開始できない従来の画像形成装置では、上記機内残留紙も取り除く必要がある。取り除くとき、ユーザーが少し無理をすると機内残留紙は汚れたり破れたりすることがあり、汚れたり破れたりした機内残留紙は、結局、再使用されずに廃棄されてしまう。
このような問題点を解消すべく、例えば下記の特許文献1に開示されているように、紙詰まりなどにより画像形成動作を中止した後、機内残留紙を取り除くことなく待機させ、次にそのまま使用して画像形成動作をすることで、記録用紙の無駄がなくなるという提案がなされている。しかしながら、そのような画像形成装置では、待機させていた機内残留紙の記録用紙のサイズと次の画像形成動作を行う用紙サイズとが異なる場合は、結局、ユーザーがその待機していた記録用紙を取り除く処理を行わなければならないという問題がある。
また、平坦な給紙カセット内ではなく、屈曲した用紙搬送路で長時間待機していた機内残留紙には、記録用紙の種類や使用される環境によって、屈曲した用紙搬送路に用紙が変形され、カールが発生するおそれがあり、カールが発生した機内残留紙を画像形成のために搬送すると、途中の用紙搬送路でカールによるジャムが発生するという問題もある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、簡易な構成で、機内残留紙をその後の画像形成に使用するが、そのまま使用して画像形成すると不具合が発生しそうなときは、ユーザーがその機内に待機していた記録用紙を取り除く処理を行うことなく、機内残留紙に画像形成せずに、自動で排出する画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明にかかる画像形成装置では、記録用紙を搬送する搬送路と、その搬送路を搬送される記録用紙に画像形成領域で画像形成する動作を制御する制御手段とを有し、搬送路でジャム(紙詰まり)が生じたとき、上記制御手段が、画像形成動作を停止する画像形成装置において、上記制御手段は、ジャムが生じて画像形成動作を停止したときに、画像形成領域より搬送方向上流側の搬送路に残留紙が有って、停止解除後に選択された記録用紙のサイズが機内残留紙と同一であるときは、その機内残留紙を画像形成領域に搬送して画像形成し、選択された記録用紙のサイズが機内残留紙と異なるときは、その機内残留紙に画像形成せずに搬送して装置外に排出するように制御するように構成されている。
このような構成を有する画像形成装置によれば、機内残留紙を画像形成領域に搬送して画像形成するため使用可能である機内残留紙が利用できるとともに、選択された記録用紙サイズが残留紙と異なるときは、その機内残留紙に画像形成せずに搬送して装置外に自動で排出するためユーザーが取り除くことが不要であり、残留紙を破損等することなく排出するので、別の機会に再利用することが可能となる。
さらに本発明にかかる画像形成装置の制御手段では、機内残留紙が残留した時間が所定時間を経過したときは、機内残留紙に画像形成せずに排出するように制御するように構成されている。
このような構成を有する画像形成装置によれば、長時間の機内残留によるカールが発生する前に、その残留紙に画像形成せずに搬送して装置外に自動で排出するため、カールが発生した後にその残留紙を搬送してジャムが発生することを事前に防止することが可能となる。
さらにまた本発明にかかる画像形成装置の制御手段では、機内残留紙が残留している時に画像形成装置の電源が遮断された後、再び画像形成装置の電源が入れられたときは、その残留紙を機内から取り除くことを要求するように制御するように構成されている。
このような構成を有する画像形成装置によれば、電源が遮断された後は機内に残留した時間が不明であるので、機内残留紙は機内に残留している時間が長時間であってカールが発生しているおそれがある。そのカールが発生した残留紙を搬送してカールによるジャムが発生することなく、ユーザーが残留紙を取り除くため、カールが発生した残留紙を搬送中にジャムが発生することを防止することが可能となる。
また本発明にかかる画像形成装置の制御手段では、制御手段は、ユーザーから機内残留紙の使用指示があったときにのみ、機内残留紙に画像形成するように制御するように構成されている。
このような構成を有する画像形成装置によれば、残留紙を利用するかどうかをユーザーが自由に選択することが可能となる。
以上述べたように本発明にかかる画像形成装置は、ジャムが生じて画像形成動作を停止したときに、画像形成領域より搬送方向上流側の搬送路に残留紙が有って、停止解除後に選択された記録用紙のサイズが残留紙と同一であるときは、その残留紙を画像形成領域に搬送して画像形成し、選択された記録用紙のサイズが残留紙と異なるときは、その残留紙に画像形成せずに装置内を搬送して装置外に排出するように制御するようにしたものであるから、機内残留紙を使用して画像形成ができるので、記録用紙の無駄がなくなると同時に、機内残留紙の用紙サイズと、複写動作の中止後に選択された用紙サイズとが異なるときは、その残留紙に画像形成せずに装置内を搬送して装置外に排出するようにしたので、ユーザーの指定サイズと異なるサイズの残留紙で画像形成されるというミスコピーが防止される。
このため、機内残留紙を装置内の搬送路からユーザーが取り除く手間が不要となり、別の機会にその残留紙を利用できるというメリットもある。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明することとするが、それに先立って、本発明を適用する画像形成装置としてのデジタル複写機の実施形態を示す。デジタル複写機とは、プリンタに、画像読み取りのためのスキャナやFAXやLANを介して通信を行なうための通信機能などを備えた装置である。以下の実施形態では、記録方式は電子写真方式であるものとする。
図1は、本発明を採用したデジタル複写機のハードウェア構成の概略を示したものであるが、特に本図では画像読み取り系および画像記録の用紙搬送系の構成を中心に示している。本図に示されている電子写真方式を採用したデジタル複写機は、いわゆる胴内排紙方式と呼ばれる構成が採用されたものであって、略直方体の装置筐体からなる装置本体1の上方部分に排紙部2を介して原稿台3が設けられている。
上記原稿台3には画像読み取り手段を構成する走査光学装置のスキャナ(CISユニット)4が設けられている。このスキャナ4には、上記原稿台3上の原稿(不図示)に走査光を照射するための照射ランプと、原稿からの反射光を読み取るイメージセンサとが設けられている。
また、上記原稿台3には後述する操作部などが設けられているとともに、当該原稿台3を上方側から覆うようにして自動原稿給紙ユニット(ADF)3aが開閉自在に設けられている。この自動原稿給紙ユニット(ADF)3aは、上記スキャナ4の照明ランプを所定の位置に停止させて原稿台3上に原稿を搬送させながら読み取りを行う流し読み(シートスルー)用の原稿送り部(DF)と、原稿台3上の所定の位置に載置された原稿を、スキャナ4を移動させながら読み取りを行う際に原稿を押さえる圧板とから構成されている。
さらに、上記スキャナ(走査光学装置)4を備えた原稿台3の下方側には、上述した胴内排紙方式による排紙部2が設けられているとともに、その排紙部2を介してさらに下方側には、前記装置本体1の内部に画像形成部5および給紙部6が配置されている。
画像形成部5は、図示時計回りに回転駆動する感光体ドラム51を有しており、その感光体ドラム51の周辺に、その回転方向に沿って当該感光体ドラム51を一様に帯電させる帯電器52、上記スキャナ4からの画像情報を変調して上記感光体ドラム51に走査光を露光して静電潜像を形成するレーザー発光器53、感光体ドラム51上に形成された静電潜像にトナーを供給して顕像化し、トナー画像を形成する現像装置54、紙搬送経路の途中に配置されて上記感光体ドラム51上のトナー画像を記録媒体である記録用紙側に転写させる転写ローラ55、転写後に感光体ドラム51上に残留するトナーを除去・回収して排出するクリーニング装置56等が順次配置されている。
さらに、上記転写ローラ55の上方側に配置された前記排紙部2に向かって延びる用紙搬送路には、記録用紙上のトナー画像を熱的に溶融して固定させる定着器57が配置されており、この定着器57の出口部から上方側に向かって延出する用紙搬送路が上述した排紙部2に接続されている。
また、上述した画像形成部5の下方側には、規定のサイズに裁断されたシート状記録用紙を給送する給紙部6が配置されている。給紙部6には、カット記録媒体である記録用紙をサイズごとに蓄える給紙カセット61が3段にわたって重合するように配置され、装置本体に対して夫々着脱自在となるように装着されており、その給紙カセット61の内部に設けられた不図示の中支持板の上面側に対して、適宜のサイズの記録用紙が積層状に蓄えられるようになっている。そして、その記録用紙の積層方向における最下面が上記中支持板により支持されるとともに、その中支持板が不図示の給紙加圧バネにより上方側に向かって付勢されていることによって記録用紙が上方に持ち上げられた状態に保持されるようになっている。
また、上記給紙カセット61の紙送り方向前端部分(図示左端部分)には、円筒状部材から形成された給紙ローラ62が設けられている。この給紙ローラ62の回転軸に対しては、図示を省略した電磁クラッチのオン・オフ制御を介して、適宜のタイミングで回転駆動力が伝達されるように構成されている。そして、上述した中支持板により上方に持ち上げられるようにして支持された記録用紙の積層方向における最上面が、上記給紙ローラ62の外周面に対して下方側から当接された状態で給紙動作が実行されるようになっている。
そして、この給紙カセット61内に積層された記録用紙は、給紙ローラ62の回転によって給紙通路14側に送り出されていき、その給紙通路14に設けられたレジストローラ58のニップ部に突き当てられることによって適宜のタイミングをとられながら、上述した感光ドラム51と対面する画像形成領域に送り込まれていく構成になされている。
また、装置本体1から外方に張り出すようにして手差し給紙トレイ62が設けられており、それらの各給紙機構61,62から延出する給紙搬送路が上述した感光体ドラム51と転写ローラ55とが対向する転写領域である画像形成領域に向かって上方側に延びている。給紙カセット61とレジストローラ58の間の用紙搬送路近傍には、レジストセンサ71及び搬送センサ72が設置されている。
図2は、本実施例のデジタル複写機の制御ブロック図であり、本発明の主要な構成を模式的に表したものである。この図に示すように、本実施例のデジタル複写機は、制御手段10である本体制御部を中心にして、ユーザーへ必要な情報を表示し、またユーザーによる指示を受ける操作部8と、この操作部8で選択された用紙サイズなどを記憶する記憶手段(RAM)12と、用紙搬送路上の記録用紙を検出する用紙検出手段7と、搬送モータ等の搬送駆動部9と、を有する構成である。
上記用紙検出手段7は、用紙搬送路近傍の各箇所に設けられた複数の検知センサからなり、この各検知センサは記録用紙の有無を検知するものである。これら検知センサにより検知された信号は制御手段10に送られる。
通常の画像形成動作において、上記制御手段10は、各検知センサから送られる記録用紙の有無を信号として受け取り、画像形成動作中に記録用紙が正しいタイミングで搬送されているかを判断する。この判断は、記録用紙の先端及び後端の通過による検知タイミングなどから可能である。
また、上記記憶手段12は、操作部8でユーザーにより選択された用紙サイズなどを一時的に記憶する。
画像形成動作における記録用紙の搬送について、給紙カセット61の上段から給紙される場合を例にとって説明すると、まず、上記操作部8でのコピースタートの指示により、給紙カセット61に収容されている記録用紙は、給紙ローラ62により一枚毎送り出され、ついで、搬送ローラ59の駆動により、レジストローラ58へ達する。そして、レジストローラ58のニップ部にその先端部を付勢した状態で一旦停止させた後、作像系の画像位置と同期をとって回転を再開するレジストローラ58により上方の転写領域に送り込まれる。
また、搬送センサ72は、搬送ローラ59の近傍に、また、レジストセンサ71は、レジストローラ58の近傍に位置しており、給紙カセット61からレジストローラ58までの記録用紙の搬送において、その記録用紙の先端及び後端の通過が検知される。
画像形成動作中に装置内の用紙搬送路で紙詰まりによるジャムが生じた場合、上記制御手段10は、上記検知タイミングのずれなどの異常を検出し、搬送駆動系9の動作を緊急停止させ、ユーザーに対しジャムが生じたことを知らせる表示による警告など、所定の制御を行う。この表示による警告において、制御手段10は、用紙検出手段7で用紙搬送路上のすべての記録用紙を検出し、用紙搬送路のどこでジャムが生じたかを、たとえば、給紙カセット61とレジストローラ58との間、レジストローラ58と転写領域との間、転写領域と定着器との間など、用紙搬送路をいくつかのブロックに分けて表示が行われ、ユーザーは、ジャムの箇所(記録用紙の停止位置)の位置を知ることができる。
ここで、画像形成動作が連続コピーモードであるときに紙詰まりが生じた場合、一箇所でジャムが生じても用紙搬送路上には複数の記録用紙が停止することがある。
本実施例のデジタル複写機では、上記ジャムを起こした記録用紙はユーザーにより取り除かれることになるが、レジストローラ58より搬送方向上流側で停止した記録用紙については、これが再利用可能である記録用紙であれば、この記録用紙を次の画像形成動作にそのまま使用しようとするものである。再利用可能な記録用紙であるか否かの判断は、上記レジストセンサ71と、搬送センサ72とで検知された記録用紙の検知タイミングに基づいて上記制御手段10により行われる。
上記制御手段10は、画像形成動作を中止した場合は、上記各検知センサの検知タイミングに基づいて、用紙搬送路上で停止した記録用紙の停止位置がレジストローラ58より搬送方向上流域であるかどうかを判断し、この搬送方向上流域に停止している記録用紙は、再利用可能な記録用紙であると判断されることになる。この場合、各検知センサにより用紙搬送路上のすべての記録用紙が検知されるが、結果として操作部8には再利用可能な記録用紙を除いた記録用紙の位置が表示されることになる。
また、この判断における検知データ(再利用可能な記録用紙のデータ)は、上記記憶手段12のメモリに記憶される。
また、この判断における検知データ(再利用可能な記録用紙のデータ)は、上記記憶手段12のメモリに記憶される。
図3は、本実施例のデジタル複写機におけるジャム処理についてのフローチャートを示す図である。
コピースタートにより画像形成動作が開始されるが(S01)、この画像形成動作中の用紙搬送において、上記したように用紙検出手段7及び制御手段10によりジャムの有無が判断される。ジャムなどの異常が無いときは、通常の画像形成動作が行われて終了するが、ジャムが起こると(S02)、検知タイミングの異常が検出され画像形成動作は中止され、駆動系が緊急停止される(S03)。
本実施例の制御手段では、画像形成動作の中止の後、画像形成装置内で停止した記録用紙の枚数を判断する。ここで、複数であれば、その中に再利用可能な記録用紙が有るか否かの判断が行われる(S04)。レジストローラ58より搬送方向上流側に記録用紙があれば再利用可能な記録用紙が有ると判断する。
このS04における再利用可能か否かの判断は、上記したように記録用紙の位置がレジストローラ58より搬送方向上流側であるかどうかに基づいて行われる。レジストローラ58より搬送方向流下側であり、この記録用紙が再利用可能でないと判断された場合は、この記録用紙も除去せざるを得ないため停止箇所を表示(S05)した後、これはユーザーにより除去(S06)されることとなる。一方、このS04で、再利用可能であると判断された場合は、停止している記録用紙のサイズを記憶手段12のメモリに記憶し(S07)、それ以外の記録用紙の停止箇所を表示(S08)した後、これらの記録用紙はユーザーにより除去(S09)されることとなる。
その後、コピースタートが再開される際に、操作部8で記録用紙のサイズ等が選択されたとき、記憶手段12で既に記憶されている記録用紙のサイズ、すなわち機内残留紙の用紙サイズが呼び出される。この機内残留紙の用紙サイズは、画像形成動作の中止の後に再開する画像形成動作の用紙サイズあるいは操作部8で選択される用紙サイズと比較される(S10)。ここで、機内残留紙の用紙サイズと同じサイズの記録用紙に画像形成するときは、機内残留紙を再利用することとして(S11)、その機内残留紙が転写領域に送り込まれる。一方、ユーザーが選択したサイズと異なるサイズの場合は機内残留紙を自動排出する(S12)。このため異なるサイズで画像形成が行われるというミスコピーが防止される。
本実施形態の第2の実施例では、制御手段10により、機内残留紙の待機時間をカウントし、所定時間を越えた場合は自動排出する。これは、ジャム処理をしたあと、長時間、機内に残留している機内残留紙には屈曲した搬送路のためにカールが発生しているおそれがある。そのカールが発生した機内残留紙を搬送すると途中の搬送路や定着器、排紙部等でカールによるジャム(紙詰まり)が発生することがある。
そこで、機内残留紙が機内に残留している時間をタイマーカウントし、屈曲した搬送路に長期放置されてカールが発生する前に、所定時間が経過した機内残留紙を自動排出する。
図4は、本実施例のデジタル複写機におけるジャム処理についてのフローチャートを示す図である。
第2の実施例では、第1の実施例と同様に、残留紙が再利用可能であると判断された場合は、停止している記録用紙のサイズを記憶手段12のメモリに記憶し(S07)、それ以外の記録用紙の停止箇所を表示(S08)した後、ユーザーにより除去(S09)されることとなるが、制御手段10内のタイマーで、機内残留紙の残留時間のカウントを開始する(S21)。
タイマーのカウントは、ユーザーにより画像形成の要求があるまで行われるが(S24)、タイマーのカウントが所定時間に達すると(S22)、画像形成せずに機内残留紙を自動排出する(S23)。これは、この所定時間を経過すると、機内に残留している機内残留紙には、放置されている屈曲した搬送路のためにカールが発生するおそれがあるからである。このため、カールが発生する前に機内残留紙を搬送する。
なお、このような上記タイマーカウントは、例えば4時間に設定されているが、機内に残留する残留紙の紙種、環境によって、機内残留紙に発生するカール状態の発生度合いが変わるので、カウントアップ時間をそれに対応して可変となるように設定されてもよい。すなわち、カール状態の発生度合いが小さい場合には、より長時間による待機時間が設定され、その分、残留紙の再利用が促進されるようになる。このときのタイマーカウント時間は、ユーザーが操作部8より任意に設定することが可能である。
このように、第2の実施例では、機内残留紙の待機時間をカウントし、その機内残留紙にカールが発生する前の所定時間を越えた場合は自動排出するため、長期間残留することによるカールの発生およびそのカール発生紙を搬送することによるジャムを事前に防止できる。
ここで、本発明では機内残留紙の再利用の有無は、ユーザーが操作部8より機内残留紙を使用させるか否かが選択可能となっており、ユーザーが使用を機内残留紙の使用を選択した場合にのみ再利用が実行される。例えば、シート状記録媒体の種類、サイズ、あるいは使用環境によってカール量が変化するため、機内残留でカールが発生し易い条件のときは選択しない方が良いと判断できる。選択しない場合は、機内残留紙に画像形成を行うことなく機内残留紙を自動排出することが可能となる。
制御手段は、機内残留紙がユーザーの選択したサイズと異なるサイズときに、機内残留紙に画像形成せずに搬送して装置外に自動排出するときの搬送速度を、記録用紙に画像形成して搬送するときの搬送速度より速くなるようにすることにより、ユーザーが選択したサイズに切り換えて画像形成する待ち時間を短縮することが可能となる。
また制御手段は、機内残留紙が残留している時に画像形成装置の電源が遮断された後、画像形成装置の電源が入れられたときは、その機内残留紙を自動排出せずに、ユーザーが機内から取り除くことを要求する。このため、長時間の残留によってカールが発生しているおそれのある機内残留紙を、再利用して搬送することによるジャムを防止できる。
以上、本発明者によってなされた発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることはいうまでもない。
例えば上述した実施形態は、デジタル複写機に本発明を適用したものであるが、プリンタやファクシミリなどの他の画像形成装置に対しても本発明は同様に適用することができるものである。
以上述べた本発明にかかる画像形成装置は、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置を始めとして、その他の多種多様な画像形成装置に対して広く適用することが可能である。
1 デジタル複写機
2 排紙部
5 画像形成部
6 給紙部
7 用紙検出手段
8 操作部
9 搬送駆動部
57 定着器
58 レジストローラ
61 給紙カセット
62 給紙ローラ
71 レジストセンサ
72 搬送センサ
2 排紙部
5 画像形成部
6 給紙部
7 用紙検出手段
8 操作部
9 搬送駆動部
57 定着器
58 レジストローラ
61 給紙カセット
62 給紙ローラ
71 レジストセンサ
72 搬送センサ
Claims (5)
- 記録用紙を搬送する搬送路と、その搬送路を搬送される記録用紙に画像形成領域で画像形成する動作を制御する制御手段とを有し、搬送路で紙詰まりによるジャムが生じたとき、上記制御手段が画像形成動作を停止する画像形成装置において、
上記制御手段は、ジャムが生じて画像形成動作を停止したときに、画像形成領域より搬送方向上流側の搬送路に記録用紙が有るときは、その位置でその記録用紙を機内残留紙として残留させるものであって、停止解除後に選択された前記記録用紙のサイズが前記機内残留紙と同一であるときは、その機内残留紙を画像形成領域に搬送して画像形成し、選択された記録用紙のサイズが機内残留紙と異なるときは、その機内残留紙を画像形成せずに搬送して装置外に排出するように制御することを特徴とする画像形成装置。 - 上記制御手段は、機内残留紙に画像形成せずに搬送して装置外に排出するときの搬送速度を、記録用紙に画像形成して搬送するときの搬送速度より速くなるように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 上記制御手段は、機内残留紙の残留した時間が所定時間を経過したときは、機内残留紙に画像形成せずに排出することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
- 上記制御手段は、機内残留紙が残留している時に画像形成装置の電源が遮断された後、画像形成装置の電源が入れられたときは、その残留紙を機内から取り除くことを要求することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 上記制御手段は、ユーザーから機内残留紙を使用する選択指示があったときにのみ機内残留紙に画像形成することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
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