JP2008032092A - 携帯情報端末 - Google Patents

携帯情報端末 Download PDF

Info

Publication number
JP2008032092A
JP2008032092A JP2006205184A JP2006205184A JP2008032092A JP 2008032092 A JP2008032092 A JP 2008032092A JP 2006205184 A JP2006205184 A JP 2006205184A JP 2006205184 A JP2006205184 A JP 2006205184A JP 2008032092 A JP2008032092 A JP 2008032092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
shaft
hinge mechanism
shaft core
portable information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006205184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4679460B2 (ja
Inventor
Mamoru Tsuburaya
守 円谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2006205184A priority Critical patent/JP4679460B2/ja
Publication of JP2008032092A publication Critical patent/JP2008032092A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4679460B2 publication Critical patent/JP4679460B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】携帯情報端末のヒンジ機構を構成する第1筐体および第2筐体の軸受部の外径をコンパクトにするとともに、組立時の第1筐体および第2筐体内の信号線の取り回しを容易にすることにある。
【解決手段】電子部品を内包する第1筐体2と、電子部品を内包する第2筐体3と、前記第1筐体と前記第2筐体とを互いに開閉可能に連結するヒンジ機構6と、前記ヒンジ機構の内部に挿通されて前記第1筐体内部の電子部品と前記第2筐体内部の電子部品とを電気的に接続する信号線7と、を備える携帯情報端末1において、前記ヒンジ機構が軸部材として、前記信号線の全長の一部を囲む軸芯部5bと、前記軸芯部を囲んで補強する中空の外殻部5cと、を有することを特徴とする携帯情報端末である。
【選択図】図1

Description

この発明は、電子部品を内包する第1筐体と、電子部品を内包する第2筐体と、前記第1筐体と前記第2筐体とを互いに開閉可能に連結するヒンジ機構と、前記ヒンジ機構の内部に挿通されて前記第1筐体内部の電子部品と前記第2筐体内部の電子部品とを電気的に接続する信号線と、を備える携帯情報端末に関するものである。
上記の如き携帯情報端末としては、例えば携帯電話機が知られており、従来の携帯電話機は、第1筐体としての例えば表示側筐体と、第2筐体としての例えば文字入力側筐体とで構成され、それら表示側筐体と文字入力側筐体とが、ヒンジ機構により互いに開閉可能に連結され、それら表示側筐体と文字入力側筐体とに内包された電子部品同士が、信号線によって電気的に接続されている(例えば特許文献1参照)。
ここで、上記ヒンジ機構は、表示側筐体と文字入力側筐体とに嵌合する筒状部材を有し、上記信号線は、その筒状部材内に挿通されて表示側筐体と文字入力側筐体との間で延在している。
特開2005−282776号公報
しかしながら上記信号線としては数十本の細線同軸ケーブルを用いる場合があり、かかる場合に、それらの細線同軸ケーブルを直接筒状部材内に挿通する構造では、筒状部材との摺接によって細線同軸ケーブルの被覆破れや断線が生じる可能性がある。
このため従来は、それら多数の細線同軸ケーブルからなる信号線をほぼ全長に亘りチューブ状の被覆やスパイラル状に巻き付けた保護テープで覆って保護することから、組立時に信号線を容易に通し得るようにするために筒状部材の内径を充分に大きくする必要があり、それゆえヒンジ機構を構成する表示側筐体および文字入力側筐体の軸受部の外径も大きくせざるを得ないという問題があった。
また、多数の細線同軸ケーブルからなる信号線をほぼ全長に亘りチューブ状の被覆やスパイラル状に巻き付けた保護テープで覆うことから、信号線の自由度が損なわれて信号線が硬くなり、組立時の表示側筐体および文字入力側筐体内の信号線の取り回しに不自由を来たすという問題があった。
この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、この発明の携帯情報端末は、電子部品を内包する第1筐体と、電子部品を内包する第2筐体と、前記第1筐体と前記第2筐体とを互いに開閉可能に連結するヒンジ機構と、前記ヒンジ機構の内部に挿通されて前記第1筐体内部の電子部品と前記第2筐体内部の電子部品とを電気的に接続する信号線と、を備える携帯情報端末において、前記信号線の全長の一部に、当該信号線を囲んで一体的に形成された軸部を設け、前記軸部を前記ヒンジ機構の軸部材としたことを特徴としている。
かかるこの発明の携帯情報端末にあっては、第1筐体と第2筐体とを互いに開閉可能に連結するヒンジ機構が軸部材として、それら第1筐体と第2筐体との内部の電子部品同士を電気的に接続する信号線の全長の一部に信号線を囲んで一体的に形成された軸部を設けられ、例えばその軸部が、前記信号線の全長の一部を囲む軸芯部と、その軸芯部を囲んで補強する中空の外殻部とを有して構成されるため、この軸部や軸芯部および外殻部が支持軸構体としてヒンジ機構の軸部材を形成することができる。
従ってこの発明の携帯情報端末によれば、信号線を容易に通し得る大径の筒状部材を設ける必要がないので、ヒンジ機構を構成する第1筐体および第2筐体の軸受部の外径をコンパクトにすることができ、ひいては携帯情報端末の厚さも薄くすることができる。
しかもこの発明の携帯情報端末によれば、軸芯部は信号線の全長の一部を囲むことから、信号線の自由度が損なわれず、それゆえ信号線の柔軟性を生かし得て、組立時の第1筐体および第2筐体内の信号線の取り回しを容易に行うことができる。
また、この発明の携帯情報端末によれば、例えば多数の細線同軸ケーブルからなる信号線を樹脂で覆い、その樹脂をヒンジ機構の軸部材として用いる際に、その樹脂材料として高い流動性を持つ軟質の樹脂材料を用いるようにすると、樹脂を射出成形により形成する際に信号線に断線や皮膜破れが発生する可能性を低減することができる。
さらにこの発明の携帯情報端末によれば、信号線が例えば多数の細線同軸ケーブルからなる場合に、その信号線を囲む軸芯部を樹脂材料で形成し、その軸芯部をヒンジ機構の軸部材として用いることとして、その軸芯部を射出成形で形成する際に細線同軸ケーブルに断線や被覆破れが生じないようにするために、高流動性を持つ軟質の樹脂材料を用いるようにした場合、第1筐体と第2筐体とを結合する軸部材としての強度が不足するとともに、第1筐体と第2筐体との開閉により磨耗してヒンジ機構に遊びが生じてしまう可能性があるが、軸芯部を中空の外殻部が囲んで補強するようにすると、第1筐体と第2筐体とを結合する軸部材としてそれら軸芯部および外殻部により構成される支持軸構体が充分な強度を持つことができ、外殻部を滑り易い材料とすることで、第1筐体と第2筐体との開閉による摩耗でヒンジ機構に遊びが生じることも防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1は、この発明の携帯情報端末の一実施例としての折り畳み式携帯電話機のヒンジ機構を図2のA−A線に沿う断面で示す斜視図、図2は、その実施例の携帯電話機の外観を表示側筐体と文字入力側筐体とを相互に閉じた状態で示す斜視図であり、図中符号1は、その実施例の携帯電話機を示す。
この実施例の携帯電話機1は、図2に示すように、第1筐体としての表示側筐体2と、第2筐体としての文字入力側筐体3とを備え、表示側筐体2はその長手方向一端部の幅方向両端部に軸受部2aを備え、その一方、文字入力側筐体3はその長手方向一端部の幅方向中央部に表示側筐体2の軸受部2aに対し嵌め合わされて幅方向に整列する軸受部3aを備えている。そして表示側筐体2と文字入力側筐体3とは、それら軸受部2a,3aと、それらの軸受部2a,3aの内部に配置される軸部材としてのヒンジユニット4および支持軸構体5とを備えるヒンジ機構6を介して相互に開閉自在とされている。
ここでヒンジユニット4は、通常の構成を有し、軸受部2a,3a内に嵌合して軸部材として機能するとともに、弾性部材により附勢されて互いに摺接するカムとカム従動子との作用により、表示側筐体2を閉状態では文字入力側筐体3にしっかりと押し付け、開状態では所定の開位置で係止するように機能する。また支持軸構体5は、軸受部2a,3a内に嵌合して軸部材として機能するとともに、後述の如く表示側筐体2と文字入力側筐体3との間に信号線を通すように機能する。
表示側筐体2は内部に図示しない第1回路基板を内蔵し、その第1回路基板の表面に設置された液晶表示ユニットが表示側筐体2から、図2に示す状態では文字入力側筐体3に向かって表出している。またその第1回路基板には、スピーカ等の各種電子部品が実装されて電気的に接続されている。
一方、文字入力側筐体3は内部に図示しない第2回路基板を内蔵するとともに、その第2回路基板の裏面(図2では上側の面)上に重ねて図示しない金属製のシールドケースを設置され、そのシールドケース上には、複数のキースイッチを搭載してキー基板を構成する図示しないキーフレキシブル基板(キーFPC)が支持され、そのキーFPC上に重ねて配置された図示しないキーシートの、上記キースイッチと対向する位置に配置された操作キーが文字入力側筐体3から、図2に示す状態では表示側筐体2に向かって表出している。またその第2回路基板には、マイク等の各種電子部品が実装されて電気的に接続されている。
しかしてこの実施例の携帯電話機1では、表示側筐体2内の上記第1回路基板上の電子部品と文字入力側筐体3内の上記第2回路基板上の電子部品とが、ヒンジ機構6の支持軸構体5により表示側筐体2と文字入力側筐体3との間に通された信号線としての多数(例えば40〜60本)の細線同軸ケーブル7の束によって電気的に接続されており、具体的には、図3に示すようにそれらのケーブル7の両端部にそれぞれコネクタ8が設けられ、また、表示側筐体2内の第1回路基板の背面と文字入力側筐体3内の第2回路基板の背面とにそれぞれ図示しないコネクタが設けられ、それらケーブル7の両端部のコネクタ8と表示側筐体2および文字入力側筐体3内の上記各基板のコネクタとが嵌合接続されている。
ここで、支持軸構体5は、図3および図4(a),(b)に示すように、各々上記多数の細線同軸ケーブル7を挿通される中心穴を持ちそれらの細線同軸ケーブル7を束ねるゴム状弾性体で作られた二個の球状ワッシャ5aと、それら多数の細線同軸ケーブル7の、二個の球状ワッシャ5a間に位置する部分を囲むように例えばポリアミド樹脂等の高流動性を持つ軟質合成樹脂により円柱状に形成される軸芯部5bと、その軸芯部5bを囲んで補強するようにその軸芯部5bに密に嵌着されて軸芯部5bと同心に位置する中空円筒状の外殻部5cとからなる。ここで、外殻部5cの材料は、例えば金属を用いることができるが、この発明における外殻部5cの材料としては金属に限定されるものでなく、その他の材料も用いることができる。なお、図4(a)は、支持軸構体5の、外殻部5cを除いた球状ワッシャ5aおよび軸芯部5bを上記多数の細線同軸ケーブル7および両端部のコネクタ8とともに示す斜視図であり、図4(b)は、図4(a)中のB−B線に沿う断面図である。
この支持軸構体5の軸芯部5bは、図5(a)および、図6(a)の下部に示す如きボトム型9と、図6(a)の上部に示す如きトップ型10とを備えてなる射出成形金型によって形成される。ここで、ボトム型9およびトップ型10にはそれぞれ、図5(a)中のC部を拡大した図5(b)にも示すように、各々上記多数の細線同軸ケーブル7を収容する溝部9a,10aと、その溝部9a,10aの途中に所定間隔を空けて形成された二箇所の球状ワッシャ5a用の凹部9b,10bと、それら凹部9b,10bの間の、軸芯部5bの形成用のキャビティ9c,10cと、キャビティ9c,10c内に樹脂材料を供給するためのスプルーランナ9d,10dとが形成され、ボトム型9にはまた、キャビティ9cとスプルーランナ9dとを繋ぐ細い溝であるゲート9eが形成されている。
さらに、ボトム型9には、トップ型10との位置合わせ用の二個のピン穴9fが形成され、一方、トップ型10には、ボトム型9のそれらのピン穴9fに嵌まり合ってボトム型9とトップ型10とを位置合わせする二本の位置合わせピン10eが突設されている。
かかる射出成形金型のボトム型9とトップ型10とを図示しない射出成形機にセットしてトップ型10を開き、ボトム型9の溝部9a内に、あらかじめ所定部位を二個の球状ワッシャ5aで束ねた上記多数の細線同軸ケーブル7を配置するとともに、キャビティ9c,10c内から溝部9a内への樹脂材料の漏れ出し防止のためにそれらの球状ワッシャ5aをボトム型9の凹部9b内に圧縮して押し込み、次いでボトム型9とトップ型10とを型閉じするとともに細線同軸ケーブル7をトップ型10の溝部10a内に収めるとともに球状ワッシャ5aをトップ型10の凹部10b内に圧縮して押し込んでから、上記射出成形機でスプルーランナ9d,10d内に、例えばポリアミド樹脂等の高流動性を持つ溶融した軟質合成樹脂材料を注入して、その軟質合成樹脂材料をゲート9eを介してキャビティ9c,10c内に低温低圧で射出し、冷却して硬化させることにより、図6(a)およびその図6(a)中のD部を拡大した図6(b)に示すように、上記多数の細線同軸ケーブル7を束ねた二個の球状ワッシャ5aの間に、それらの細線同軸ケーブル7を囲む円柱状の軸芯部5bが形成される。
このようにして軸芯部5bにより全長の一部を囲まれた上記多数の細線同軸ケーブル7のケーブルが露出した部分を、図7(a)に示すように、外殻部5cの周方向の一部に軸線方向に沿って形成した細いスリット5dに通して外殻部5c内に入れ、次いで図7(b)中に矢印で示すように、外殻部5cを細線同軸ケーブル7に沿って二個の球状ワッシャ5aの間に移動させて軸芯部5bに密に嵌着させ軸芯部5bを覆うようにすることで上記支持軸構体5が組み立てられる。ここで、外殻部5cは、表示側筐体2の軸受部2aまたは文字入力側筐体3の軸受部3aと回転可能に嵌まり合うように外表面を滑らかに形成されるとともに、軸芯部5bとも回転可能に嵌まり合うように内表面も滑らかに形成されている。また、外殻部5cは、二個の球状ワッシャ5aで挟まれることにより、細線同軸ケーブル7上での位置を規制される。なお、外殻部5cは、スリット5dのない円筒状のものでも良く、この場合には細線同軸ケーブル7への外殻部5cの組み付けは、細線同軸ケーブル7への球状ワッシャ5aの組み付けの際と同様、細線同軸ケーブル7の少なくとも一端部にコネクタ8を取り付ける前に細線同軸ケーブル7に外殻部5cを挿通すれば良い。
かかるこの実施例の携帯電話機1にあっては、表示側筐体2と文字入力側筐体3とを互いに開閉可能に連結するヒンジ機構6が軸部材として、それら表示側筐体2と文字入力側筐体3との内部の電子部品同士を電気的に接続する多数の細線同軸ケーブル7の全長の一部を囲む軸芯部5bと、その軸芯部5bを囲んで補強する中空の外殻部5cとを有する支持軸構体5を備えている。
従ってこの実施例の携帯電話機1によれば、多数の細線同軸ケーブル7を容易に通し得る大径の筒状部材を設ける必要がないので、ヒンジ機構6を構成する表示側筐体2と文字入力側筐体3との軸受部2a,3aの外径をコンパクトにすることができ、ひいては携帯電話機1の厚さも薄くすることができる。
しかもこの実施例の携帯電話機1によれば、軸芯部5bは細線同軸ケーブル7の全長の一部を囲むことから、細線同軸ケーブル7の自由度が損なわれず、それゆえ細線同軸ケーブル7の柔軟性を生かし得て、組立時の表示側筐体2および文字入力側筐体3内の多数の細線同軸ケーブル7の取り回しを容易に行うことができる。
さらにこの実施例の携帯電話機1によれば、信号線が多数の細線同軸ケーブル7からなり、それらの細線同軸ケーブル7を囲む軸芯部5bを合成樹脂材料で形成し、その軸芯部5bをヒンジ機構6の軸部材として用いることとして、その軸芯部5bを射出成形で形成する際に細線同軸ケーブル7に断線や被覆破れが生じないようにするために高流動性を持つ軟質の合成樹脂材料を用いるとともに、軸芯部5bを中空の外殻部5cで囲んで補強しているので、表示側筐体2と文字入力側筐体3とを結合する軸部材としてそれら軸芯部5bおよび外殻部5cにより構成される支持軸構体5が充分な強度を持つことができ、しかも外殻部5cを滑り易い金属材料で、かつ内外周面とも滑らかに形成することもできるので、表示側筐体2と文字入力側筐体3との開閉による摩耗でヒンジ機構6に遊びが生じることも防止することができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更し得るものであり、例えば軸芯部5bの材料は、射出成形時に低温低圧で射出成形できるものであれば良い。例えば、軸芯部5bの材料として、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂等を用いることができる。また、成形方法は異なるが、軸芯部5bの材料として、ポリウレタン樹脂も使用可能である。また球状ワッシャ5aの材料は、圧縮により、金型内に射出される樹脂材料を封止できるように、弾性体であれば良く、ゴム状弾性体でなく例えば硬質ウレタン等の他の弾性材料でも良い。そしてこの発明は、携帯電話機以外の、例えばラップトップコンピュータや電子手帳等の携帯情報端末にも適用することができる。
かくしてこの発明の携帯情報端末によれば、信号線を容易に通し得る大径の筒状部材を設ける必要がないので、ヒンジ機構を構成する第1筐体および第2筐体の軸受部の外径をコンパクトにすることができ、ひいては携帯情報端末の厚さも薄くすることができる。
しかもこの発明の携帯情報端末によれば、軸芯部は信号線の全長の一部を囲むことから、信号線の自由度が損なわれず、それゆえ信号線の柔軟性を生かし得て、組立時の第1筐体および第2筐体内の信号線の取り回しを容易に行うことができる。
さらにこの発明の携帯情報端末によれば、信号線が例えば多数の細線同軸ケーブルからなる場合に、その信号線を囲む軸芯部を合成樹脂材料で形成し、その軸芯部をヒンジ機構の軸部材として用いることとして、その軸芯部を射出成形で形成する際に細線同軸ケーブルに断線や被覆破れが生じないようにするために、高流動性を持つ軟質の合成樹脂材料を用いるようにしても、軸芯部を中空の外殻部が囲んで補強しているので、第1筐体と第2筐体とを結合する軸部材としてそれら軸芯部および外殻部により構成される支持軸構体が充分な強度を持つことができ、外殻部を滑り易い材料とすることで、第1筐体と第2筐体との開閉による摩耗でヒンジ機構に遊びが生じることも防止することができる。
この発明の携帯情報端末の一実施例としての折り畳み式携帯電話機のヒンジ機構を図2のA−A線に沿う断面で示す斜視図である。 上記実施例の携帯電話機の外観を表示側筐体と文字入力側筐体とを相互に閉じた状態で示す斜視図である。 上記実施例の携帯電話機のヒンジ機構において多数の細線同軸ケーブルを通す支持軸構体を示す斜視図である。 (a)は、上記支持軸構体の外殻部を除いた球状ワッシャおよび軸芯部を上記多数の細線同軸ケーブルおよび両端部のコネクタとともに示す斜視図であり、(b)は、その(a)中のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、上記支持軸構体の軸芯部の射出成形用金型のボトム型を示す斜視図であり、(b)は、その(a)中のC部を拡大して示す斜視図である。 (a)は、上記射出成形用金型のボトム型とトップ型とを上記支持軸構体の軸芯部を成形した後の状態で型開きして示す斜視図であり、(b)は、その(a)中のD部を拡大して示す斜視図である。 (a),(b)は、上記支持軸構体の軸芯部に外殻部を装着する方法を示す説明図である。
符号の説明
1 携帯電話機
2 表示側筐体
2a,3a 軸受部
3 文字入力側筐体
4 ヒンジユニット
5 支持軸構体
5a 球状ワッシャ
5b 軸芯部
5c 外殻部
5d スリット
6 ヒンジ機構
7 細線同軸ケーブル
8 コネクタ
9 ボトム型
9a,10a 溝部
9b,10b 凹部
9c,10c キャビティ
9d,10d スプルーランナ
9e ゲート
9f ピン穴
10 トップ型
10e 位置あわせピン

Claims (6)

  1. 電子部品を内包する第1筐体と、
    電子部品を内包する第2筐体と、
    前記第1筐体と前記第2筐体とを互いに開閉可能に連結するヒンジ機構と、
    前記ヒンジ機構の内部に挿通されて前記第1筐体内部の電子部品と前記第2筐体内部の電子部品とを電気的に接続する信号線と、
    を備える携帯情報端末において、
    前記信号線の全長の一部に、当該信号線を囲んで一体的に形成された軸部を設け、
    前記軸部を前記ヒンジ機構の軸部材としたことを特徴とする携帯情報端末。
  2. 前記軸部は、
    前記信号線の全長の一部を囲む軸芯部と、
    前記軸芯部を囲むように外側に設けられた中空の外殻部とを有することを特徴とする、請求項1記載の携帯情報端末。
  3. 前記軸部の両側に前記外殻部を挟むように配されたワッシャを設けたことを特徴とする、請求項2記載の携帯情報端末。
  4. 前記軸芯部は、円柱状をなし、
    前記外殻部は、前記軸芯部と密に嵌合してその軸芯部と同心に位置する円筒状をなしていることを特徴とする、請求項2または3記載の携帯情報端末。
  5. 前記外殻部は、周方向の一箇所にスリットを有することを特徴とする、請求項2から4までの何れか1項に記載の携帯情報端末。
  6. 前記軸芯部は、高流動性かつ軟質の樹脂材料からなることを特徴とする、請求項2から5までの何れか1項に記載の携帯情報端末。
JP2006205184A 2006-07-27 2006-07-27 携帯情報端末 Expired - Fee Related JP4679460B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006205184A JP4679460B2 (ja) 2006-07-27 2006-07-27 携帯情報端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006205184A JP4679460B2 (ja) 2006-07-27 2006-07-27 携帯情報端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008032092A true JP2008032092A (ja) 2008-02-14
JP4679460B2 JP4679460B2 (ja) 2011-04-27

Family

ID=39121747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006205184A Expired - Fee Related JP4679460B2 (ja) 2006-07-27 2006-07-27 携帯情報端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4679460B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010135923A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Sharp Corp 折畳み式携帯端末
WO2010095334A1 (ja) * 2009-02-20 2010-08-26 住友電気工業株式会社 同軸線配線体、その製造方法、および電子機器
WO2014132413A1 (ja) * 2013-02-28 2014-09-04 株式会社 東芝 電子機器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04113482U (ja) * 1991-03-19 1992-10-05 岩崎通信機株式会社 束線保持機構
JPH08186628A (ja) * 1994-12-30 1996-07-16 Nec Corp ヒンジ構造を有する電子装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04113482U (ja) * 1991-03-19 1992-10-05 岩崎通信機株式会社 束線保持機構
JPH08186628A (ja) * 1994-12-30 1996-07-16 Nec Corp ヒンジ構造を有する電子装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010135923A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Sharp Corp 折畳み式携帯端末
WO2010095334A1 (ja) * 2009-02-20 2010-08-26 住友電気工業株式会社 同軸線配線体、その製造方法、および電子機器
CN102037522A (zh) * 2009-02-20 2011-04-27 住友电气工业株式会社 同轴线配线体、其生产方法以及电子设备
CN102037522B (zh) * 2009-02-20 2014-05-07 住友电气工业株式会社 同轴线配线体、其生产方法以及电子设备
JP5510445B2 (ja) * 2009-02-20 2014-06-04 住友電気工業株式会社 同軸線配線体、その製造方法、および電子機器
WO2014132413A1 (ja) * 2013-02-28 2014-09-04 株式会社 東芝 電子機器
JP6022034B2 (ja) * 2013-02-28 2016-11-09 株式会社東芝 電子機器
US9552021B2 (en) 2013-02-28 2017-01-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic device

Also Published As

Publication number Publication date
JP4679460B2 (ja) 2011-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5432676A (en) Electronic apparatus case with wiring member embedded in a molded plastic hinge
US7386330B2 (en) Bi-axial swivel mechanism in electronic apparatus
KR100463563B1 (ko) 가요성 인쇄 회로를 구비한 힌지 커넥터에 의해힌지식으로 연결된 두 기저부재로 구성되는 폴더형 전자장치
US8913394B2 (en) Electrical components coupled to circuit boards
US9176540B2 (en) Electronic device having audio output unit
JP4213634B2 (ja) 通信機能を備えた携帯情報端末
US7949312B2 (en) Bi-axial swivel assembly in electronic apparatus
JP5619565B2 (ja) 通信装置
US20170322480A1 (en) Structure, electronic device including the same, and method of manufacturing structure
JP4679460B2 (ja) 携帯情報端末
JPH06268724A (ja) 携帯用折たたみ式電子機器
JP2007157793A (ja) 折り畳み式情報処理装置
US8195256B2 (en) Information terminal device
US20090156260A1 (en) Method and apparatus for electrical interconnection for a rotationally opening electronic device
JP2008135248A (ja) ヒンジ構造
US20030095656A1 (en) Rugged design and method for housing an electronic device
US8422214B2 (en) Mobile electronic apparatus
JP2008030310A (ja) 軸部材の形成方法およびその方法で形成した軸部材
JP4807248B2 (ja) 折畳み式電子機器におけるケーブル位置決め構造及び折畳み式電子機器
JP5133329B2 (ja) 電子機器
JP4458828B2 (ja) 携帯機器
JP4429147B2 (ja) 携帯情報端末用の蓋および携帯情報端末
JP2006067525A (ja) 携帯電子機器
JP2006041139A (ja) 電子装置
JP4846691B2 (ja) 携帯端末

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100906

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100906

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101227

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4679460

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees