JP2008031915A - デュアルフューエルエンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デュアルフューエルエンジンを備えたハイブリッド車両において、デュアルフューエルエンジンの使用燃料の切換え時におけるエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を確実に抑制する。
【解決手段】ハイブリッド車両1に、デュアルフューエルエンジン11、高電圧バッテリ12、ジェネレータ13、及びモータ14を設ける。エンジンの制御装置3に、PCM31を設ける。PCM31は、エンジン11の使用燃料の切換え時には、モータ14のアシストトルク又はジェネレータ13の発電量を制御することでその切換え時のエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を抑制する。また、PCM31は、使用燃料の切換え時においてモータ14又はジェネレータ13によりトルクショックの発生を抑制することができないと予想されるときには、使用燃料の切換えを禁止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、デュアルフューエルエンジンの制御装置に関するものである。
従来から、同じエンジン運転条件下での使用時のエンジントルクが互いに異なる2つの燃料を切り換えて使用可能なデュアルフューエルエンジンが知られている。例えば、特許文献1のものでは、ガソリン燃料及びCNG(圧縮天然ガス)燃料を切り換えて使用可能になっている。
特開2003−293807号公報
ところで、デュアルフューエルエンジンでは、使用燃料を切り換えるとエンジントルクが変動し、これを原因としてトルクショックが発生するおそれがある。
ここで、デュアルフューエルエンジンを、モータを備えたハイブリッド車両に適用することも考えられるが、このようなデュアルフューエルエンジンを搭載したハイブリッド車両において、使用燃料の切換え時におけるエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を確実に抑制する手段は未だ案出されていない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、デュアルフューエルエンジンを備えたハイブリッド車両において、デュアルフューエルエンジンの使用燃料の切換え時におけるエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を確実に抑制することにある。
第1の発明は、同じエンジン運転条件下での使用時のエンジントルクが互いに異なる2つの燃料を切り換えて使用可能なデュアルフューエルエンジンの制御装置であって、上記エンジンにより駆動可能な発電機と、少なくとも上記発電機からの発電電力が供給されて充電されるバッテリと、駆動輪に連結され、少なくとも上記バッテリからの電力が供給されて該駆動輪を駆動させるモータと、所定条件を満足するときに、上記エンジンの使用燃料を切り換える燃料切換手段と、上記燃料切換手段により使用燃料を切り換えたときに、上記発電機の発電量又は上記モータのモータトルクを制御することで上記切換え時のエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を抑制するトルクショック抑制手段と、上記切換え時において上記トルクショック抑制手段によりトルクショックの発生を抑制することができないと予想されるときに、上記燃料切換手段の作動を禁止する燃料切換禁止手段とを備えたことを特徴とするものである。
これにより、燃料切換手段によりデュアルフューエルエンジンの使用燃料を切り換えたときには、トルクショック抑制手段により、発電機の発電量又はモータのモータトルクを制御することでその切換え時のエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を抑制する。また、使用燃料の切換え時においてトルクショック抑制手段によりトルクショックの発生を抑制することができないと予想されるときには、燃料切換禁止手段により、燃料切換手段の作動を禁止するので、エンジントルクは変動せず、トルクショックは発生しない。以上から、デュアルフューエルエンジンの使用燃料の切換え時におけるエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を確実に抑制することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記燃料切換手段は、上記所定条件を満足する場合であって、該満足時における車両の要求トルクを、上記バッテリからの電力のみ上記モータへ供給することで発生するモータトルクだけで賄うことができるときには、該要求トルクをすべて該モータトルクで賄った後、該賄っている間に上記使用燃料を切り換えるように構成され、上記トルクショック抑制手段は、上記要求トルクをすべて上記モータトルクで賄ったときには、上記燃料切換手段により使用燃料を切り換えても、作動しないように構成されていることを特徴とするものである。
ところで、使用燃料の切換え時のエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を抑制するように発電機の発電量又はモータのモータトルクを制御するためには、シビアな制御応答性が要求されるので、トルクショック抑制手段の作動を抑制するのが望ましい。
ここで、本発明によれば、所定条件を満足する場合であって、その満足時の車両の要求トルクを、バッテリからの電力のみモータへ供給することで発生するモータトルクだけで賄うことができるときには、その要求トルクをすべてそのモータトルクで賄った後、その賄っている間に、燃料切換手段により、使用燃料を切り換える。そして、トルクショック抑制手段は、その要求トルクをすべてそのモータトルクで賄ったときには、燃料切換手段により使用燃料を切り換えても、作動しないようになっている。このため、トルクショック抑制手段の作動を抑制することができる。
第3の発明は、同じエンジン運転条件下での使用時のエンジントルクが互いに異なる2つの燃料を切り換えて使用可能なデュアルフューエルエンジンの制御装置であって、上記エンジンにより駆動可能な発電機と、少なくとも上記発電機からの発電電力が供給されて充電されるバッテリと、駆動輪に連結され、少なくとも上記バッテリからの電力が供給されて該駆動輪を駆動させるモータと、所定条件を満足するときに、上記エンジンの使用燃料を切り換える燃料切換手段と、上記燃料切換手段により使用燃料を切り換えたときに、上記発電機の発電量又は上記モータのモータトルクを制御することで上記切換え時のエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を抑制するトルクショック抑制手段と、上記切換え時において上記トルクショック抑制手段によりトルクショックの発生を抑制することができないと予想される場合であって、上記満足時における車両の要求トルクを、上記バッテリからの電力のみ上記モータへ供給することで発生するモータトルクだけで賄うことができないときに、上記燃料切換手段の作動を禁止する燃料切換禁止手段とを備えたことを特徴とするものである。
これにより、燃料切換手段によりデュアルフューエルエンジンの使用燃料を切り換えたときには、トルクショック抑制手段により、発電機の発電量又はモータのモータトルクを制御することでその切換え時のエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を抑制する。また、使用燃料の切換え時においてトルクショック抑制手段によりトルクショックの発生を抑制することができないと予想される場合であって、その満足時の車両の要求トルクを、バッテリからの電力のみモータへ供給することで発生するモータトルクだけで賄うことができないときには、燃料切換禁止手段により、燃料切換手段の作動を禁止するので、エンジントルクは変動せず、トルクショックは発生しない。以上から、デュアルフューエルエンジンの使用燃料の切換え時におけるエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を確実に抑制することができる。
第4の発明は、上記第1〜第3のいずれか1つの発明において、上記2つの燃料は、ガソリン燃料と水素燃料とであることを特徴とするものである。
これにより、エンジンの使用燃料を、給油が容易であるガソリン燃料と、使用時の排ガスがクリーンである水素燃料で構成しているので、燃料が切れることを抑制しながら、低公害化を図ることができる。
本発明によれば、デュアルフューエルエンジンの使用燃料を切り換えたときには、発電機の発電量又はモータのモータトルクを制御することでその切換え時のエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を抑制し、また、使用燃料の切換え時においてトルクショックの発生を抑制することができないと予想されるときには、使用燃料の切換えを禁止するので、エンジントルクは変動せず、トルクショックは発生しないので、デュアルフューエルエンジンの使用燃料の切換え時におけるエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を確実に抑制することができる。
別の発明によれば、デュアルフューエルエンジンの使用燃料を切り換えたときには、発電機の発電量又はモータのモータトルクを制御することでその切換え時のエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を抑制し、また、使用燃料の切換え時においてトルクショックの発生を抑制することができないと予想される場合であって、その満足時の車両の要求トルクを、バッテリからの電力のみモータへ供給することで発生するモータトルクだけで賄うことができないときには、使用燃料の切換えを禁止するので、エンジントルクは変動せず、トルクショックは発生しないので、デュアルフューエルエンジンの使用燃料の切換え時におけるエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を確実に抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態に係るデュアルフューエルエンジン(以下、エンジンという)の制御装置3を搭載したハイブリッド車両1(以下、車両1という)の概略構成図であり、図2は、エンジンの制御装置3のブロック図である。車両1は、図1に示すように、エンジン11及びモータ14を動力源として備え、これら双方の動力で動くパラレルハイブリッド車両である。車両1は、エンジン11、高電圧バッテリ12(以下、バッテリ12という)、ジェネレータ(発電機)13、及びモータ(電動機)14を備えている。
上記エンジン11は、図2に示すように、同じエンジン運転条件下で使用した時のエンジントルク(エンジン出力)が互いに異なるガソリン燃料及び水素燃料(「2つの燃料」に相当)を切り換えて使用可能な2ロータ式のロータリーエンジンである。同じエンジン回転数及びスロットル開度での使用時のエンジントルクは、ガソリン燃料の方が水素燃料よりも大きい(図3参照)。
エンジン11は、2つのロータハウジング11aを有している。この各ロータハウジング11aは、略2節3葉トロコイド状の内周面を有しており、各ロータハウジング11a内には、略三角形状のロータ11bが収容されている。このロータ11bは、ロータハウジング11a内を遊星回転運動するようになっている。ロータ11bの周囲には、ロータハウジング11aとの間に3つの作動室が形成されている。この各作動室は、ロータ11bが1回転する間に吸気、圧縮、爆発、排気の4行程を順に行うようになっている。これにより、エキセントリックシャフト11cが、ロータ11bが1回転する間に3回転する。
各ロータハウジング11aには、吸気工程中の作動室へ水素燃料を直接噴射する水素燃料噴射弁11dと、圧縮された混合気に着火する2つの点火プラグ11eとが配設されている。
エンジン11の吸気通路11fには、エンジン11の吸入空気量を加減するスロットル弁11gが配設されている。このスロットル弁11gは、スロットル弁アクチュエータ11hによって駆動される。また、吸気通路11fは、スロットル弁11gの下流側で二股に分岐されており、この各分岐通路11iは、各ロータハウジング11aにつながっている。各分岐通路11iには、吸気工程中の作動室へガソリン燃料を間接噴射するガソリン燃料噴射弁11jが配設されている。
エンジン11には、図1に示すように、ガソリン燃料を収容するガソリン燃料タンク15と、水素燃料タンクを収容する水素燃料タンク16とが接続されている。ガソリン燃料タンク15は、ガソリン燃料をガソリン燃料噴射弁11j(図2参照)へ供給する一方、水素燃料タンク16は、水素燃料を水素燃料噴射弁11d(図2参照)へ供給する。
エンジン11は、エキセントリックシャフト11cが動力分割機構17に接続されていて、この動力分割機構17へ動力を供給する。動力分割機構17は、ジェネレータ13に接続されているとともに、左右の駆動輪18にディファレンシャルギア19を介して接続されていて、エンジン11からの動力を分割してジェネレータ13及び駆動輪18へ伝達可能になっている。
上記バッテリ12は、ジェネレータ13及びモータ14にインバータ・コンバータ20を介して接続されていて、ジェネレータ13からの発電電力及びモータ14からの回生電力が供給されて充電される。また、バッテリ12は、ジェネレータ13及びモータ14を駆動させるためのものであって、電力をジェネレータ13及びモータ14へ供給する。
上記ジェネレータ13は、エンジン11の起動時には、バッテリ12からの電力が供給されてエンジン11を始動し、エンジン11の始動後には、エンジントルクが車両1(運転者)の要求トルク(出力トルク)を超過しているときに、エンジン11からの動力が供給されて駆動され、バッテリ12へ電力を供給する。上記インバータ・コンバータ20は、バッテリ12からの直流電力を周波数などを制御した交流電力に変換してジェネレータ13へ供給し、ジェネレータ13からの交流電力を周波数などを制御した直流電力に変換してバッテリ12へ供給する。
上記モータ14は、両駆動輪18にディファレンシャルギア19を介して連結されていて、車両1の要求トルクをエンジントルクだけで賄うことができないときには、バッテリ12からの電力が供給されてエンジン11とともに両駆動輪18を駆動させる。また、モータ14は、車両1の減速(ブレーキ)時には、両駆動輪18からの駆動力を利用して回生動作して各駆動輪18へ回生制動力を付与し且つバッテリ12へ回生電力を供給する。上記インバータ・コンバータ20は、バッテリ12からの直流電力を周波数などを制御した交流電力に変換してモータ14へ供給し、モータ14からの交流電力を周波数などを制御した直流電力に変換してバッテリ12へ供給する。
上記エンジンの制御装置3は、図2に示すように、パワー・コントロール・モジュール31(以下、PCM31という。燃料切換手段、トルクショック抑制手段、燃料切換禁止手段に相当)を備えている。このPCM31には、燃料切換えスイッチ32と、エンジン回転数センサ33と、スロットル開度センサ34と、アクセル開度センサ35と、車速センサ36と、バッテリ電流/電圧センサ37と、上記インバータ・コンバータ20と、上記水素燃料噴射弁11dと、上記点火プラグ11eと、上記スロットル弁アクチュエータ11hと、上記ガソリン燃料噴射弁11jとが信号の授受可能に接続されている。
上記燃料切換えスイッチ32は、車両1のインストルメントパネル(図示せず)に設けられ、エンジン11の使用燃料を切り換えるためのものである。燃料切換えスイッチ32は、オン操作が行われることでPCM31に燃料切換え信号を供給する。そして、PCM31は、燃料切換え信号を受けると、所定条件を満足するとして、水素燃料噴射弁11d及びガソリン燃料噴射弁11jに制御信号を供給することで使用燃料を切り換える。
上記エンジン回転数センサ33は、エンジン11の回転数を検出するものであって、エンジン回転数を検出すると、その検出信号をPCM31へ供給する。上記スロットル開度センサ34は、スロットル弁11gの開度を検出するものであって、スロットル開度を検出すると、その検出信号をPCM31へ供給する。そして、PCM31は、エンジン回転数センサ33及びスロットル開度センサ34からの検出信号を受けると、マップから、現在の使用燃料で出力されていると推定されるエンジントルクと、今のエンジン回転数及びスロットル開度と同じエンジン回数数及びスロットル開度で現在の使用燃料からもう一つの燃料へと切り換えることで出力されると推定されるエンジントルクとを読み出す。それから、PCM31は、それらのエンジントルクに基づき、今のエンジン回転数及びスロットル開度と同じエンジン回数数及びスロットル開度で使用燃料を切り換えたときにおけるエンジントルクの変動量を算出する。
上記マップは、エンジン回転数毎に設けられていて、図3に示すように、スロットル開度及びエンジントルクをパラメータとし、実線がガソリン燃料使用時のエンジントルクを、破線が水素燃料使用時のエンジントルクを示している。図3に示すマップは、エンジン回転数が2500rpmのときのものである。図3から明らかなように、スロットル開度が大きくなるほど(すなわち、エンジン負荷が高くなるほど)、両方のエンジントルクが大きくなり、また、両者の差が大きくなる。
上記アクセル開度センサ35は、車両1のアクセル(図示せず)の開度を検出するものであって、アクセル開度を検出すると、その検出信号をPCM31へ供給する。上記車速センサ36は、車両1の車速を検出するものであって、車速を検出すると、その検出信号をPCM31へ供給する。そして、PCM31は、アクセル開度センサ35及び車速センサ36からの検出信号を受けると、車両1の要求トルクを算出(推定)する。
上記バッテリ電流/電圧センサ37は、バッテリ12の電流の強さ及び電圧を検出するものであって、バッテリ12の電流の強さ及び電圧を検出すると、その検出信号をPCM31へ供給する。そして、PCM31は、バッテリ電流/電圧センサ37からの検出信号を受けると、バッテリ12の蓄電量とバッテリ12の充放電量とを算出する。
上記インバータ・コンバータ20は、PCM31からの制御信号を受けると、モータ14のモータトルク(すなわち、バッテリ12からモータ14への電力供給量)及びジェネレータ13の発電量(すなわち、ジェネレータ13からバッテリ12への電力供給量)を制御する。上記水素燃料噴射弁11d及びガソリン燃料噴射弁11jは、PCM31からの制御信号を受けると、燃料噴射量が制御される。上記点火プラグ11eは、PCM31からの制御信号を受けると、点火タイミングが制御される。上記スロットル弁アクチュエータ11hは、PCM31からの制御信号を受けると、スロットル開度を制御する。
以下、本実施形態の特徴について説明する。
PCM31は、エンジン11の使用燃料の切換え時には、モータ14のアシストトルク又はジェネレータ13の発電量を制御することでその切換え時のエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を抑制する。具体的には、PCM31は、ガソリン燃料から水素燃料へと切り換えるときには、モータ14にトルクアシストさせることでその切換え時のトルクダウンを補ってトルクショックの発生を抑制する一方、水素燃料からガソリン燃料へと切り換えるときには、ジェネレータ13に発電させることでその切換え時のトルクアップを吸収してトルクショックの発生を抑制するようになっている。
また、PCM31は、エンジン11の使用燃料の切換え時においてモータ14又はジェネレータ13によりトルクショックの発生を抑制することができないと予想されるときには、使用燃料の切換えを禁止する。具体的には、PCM31は、ガソリン燃料から水素燃料への切換え時においてトルクダウン量がモータ14の最大アシストトルクよりも大きいと予測されるとき、又は水素燃料からガソリン燃料への切換え時においてトルクアップ量がジェネレータ13の最大吸収トルクよりも大きいと予測されるときには、使用燃料の切換えを禁止するようになっている。
さらに、PCM31は、燃料切換え信号を受信した場合であって、その受信時の車両1の要求トルクを、バッテリ12からの電力のみモータ14へ供給して発生するモータトルクだけで賄うことができるときには、インバータ・コンバータ20に制御信号を供給することでその要求トルクをすべてそのモータトルクで賄った後、その賄っている間にエンジン11の使用燃料を切り換える。そして、PCM31は、上記受信時の車両1の要求トルクをすべて、バッテリ12からの電力のみモータ14へ供給して発生するモータトルクで賄ったときには、使用燃料を切り換えても、モータ14のアシストトルク又はジェネレータ13の発電量を制御しないようになっている。なお、PCM31は、上記賄っている間に使用燃料を切り換えると、その要求トルクをすべてそのモータトルクで賄うのを停止し、上述の如くモータ14のモータトルク及びジェネレータ13の発電量を制御する。
−エンジンの制御装置による燃料切換え制御−
以下、図4のフローチャートを参照しながら、エンジンの制御装置3による燃料切換え制御について説明する。
ステップSA1では、現在の使用燃料の情報、並びに車速センサ36、アクセル開度センサ35、及び燃料切換えスイッチ32からの信号を読み込む。ステップSA2では、燃料切換えスイッチ32がONされた否かを判定する。ステップSA2の判定結果がYESの場合はステップSA3に進み、NOの場合はスタートにリターンする。
ステップSA3では、車両1の要求トルクが所定値以上であるか否かを判定する。つまり、ステップSA3では、燃料切換えスイッチ32がONされた時の車両1の要求トルクを、バッテリ12からの電力のみモータ14へ供給して発生するモータトルクだけで賄うことができるか否かを判定する。ステップSA3の判定結果がYESの場合(すなわち、賄うことができない場合)はステップSA4に進み、NOの場合(すなわち、賄うことができる場合)はステップSA20に進む。
ステップSA4では、ガソリン燃料から水素燃料への切換えであるか否かを判定する。ステップSA4の判定結果がYESの場合はステップSA5に進み、NOの場合はステップSA12に進む。
ステップSA5では、ガソリン燃料でのエンジントルクAを読み込む。ステップSA6では、現在のエンジン回転数及びスロットル開度と同じエンジン回転数及びスロットル開度における水素燃料でのエンジントルクBを読み込む。ステップSA7では、エンジントルクAからエンジントルクBを引いた差Cを算出する。ステップSA8では、バッテリ12の蓄電量とバッテリ12の充放電量とを読み込む。ステップSA9では、バッテリ12からモータ14へ供給可能な最大電力に基づき、モータ14の最大アシストトルクDを算出する。ステップSA10では、差Cが最大アシストトルクDよりも大きいか否かを判定する。ステップSA10の判定結果がYESの場合はステップSA19に進み、NOの場合はステップSA11に進む。
ステップSA11では、モータ14のアシストトルクD´を差Cと等しくなるように設定し、ガソリン燃料から水素燃料への切換えを行う。その後、スタートにリターンする。
また、ステップSA12では、水素燃料でのエンジントルクαを読み込む。ステップSA13では、現在のエンジン回転数及びスロットル開度と同じエンジン回転数及びスロットル開度におけるガソリン燃料でのエンジントルクβを読み込む。ステップSA14では、エンジントルクαからエンジントルクβを引いた差の絶対値γを算出する。ステップSA15では、バッテリ12の蓄電量とバッテリ12の充放電量とを読み込む。ステップSA16では、発電機13からバッテリ12へ供給可能な最大電力に基づき、発電機13の最大吸収トルクΔを算出する。ステップSA17では、絶対値γが最大吸収トルクΔよりも大きいか否かを判定する。ステップSA17の判定結果がYESの場合はステップSA19に進み、NOの場合はステップSA18に進む。
ステップSA18では、発電機13の吸収トルクD´を絶対値γと等しくなるように設定し、水素燃料からガソリン燃料への切換えを行う。その後、スタートにリターンする。
一方、ステップSA19では、燃料切換えを中止する。その後、スタートにリターンする。
他方、ステップSA20では、エンジン11の駆動力出力を中止し、バッテリ12からの電力のみモータ14へ供給して発生するモータトルクだけで走行する。ステップSA21では、その走行中に、燃料切換えを行う。その後、スタートにリターンする。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、エンジン11の使用燃料を切り換えたときには、PCM31により、ジェネレータ13の発電量又はモータ14のモータトルクを制御することでその切換え時のエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を抑制する。また、使用燃料の切換え時においてトルクショックの発生を抑制することができないと予想されるときには、PCM31により、使用燃料の切換えを禁止するので、エンジントルクは変動せず、トルクショックは発生しない。以上から、エンジン11の使用燃料の切換え時におけるエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を確実に抑制することができる。
ところで、使用燃料の切換え時のエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を抑制するようにジェネレータ13の発電量又はモータ14のモータトルクを制御するためには、シビアな制御応答性が要求されるので、ジェネレータ13の発電量又はモータ14のモータトルクの制御を抑制するのが望ましい。
ここで、本実施形態によれば、燃料切換え信号を受信した場合であって、その受信時の車両1の要求トルクを、バッテリ12からの電力のみモータ14へ供給することで発生するモータトルクだけで賄うことができるときには、その要求トルクをすべてそのモータトルクで賄った後、その賄っている間に、PCM31により、使用燃料を切り換える。そして、PCM31は、その要求トルクをすべてそのモータトルクで賄ったときには、使用燃料を切り換えても、ジェネレータ13の発電量又はモータ14のモータトルクを制御しないようになっている。このため、ジェネレータ13の発電量又はモータ14のモータトルクの制御を抑制することができる。
また、エンジン11の使用燃料を、給油が容易であるガソリン燃料と、使用時の排ガスがクリーンである水素燃料で構成しているので、燃料が切れることを抑制しながら、低公害化を図ることができる。
なお、本実施形態では、PCM31は、燃料切換え信号を受信した場合であって、その受信時の車両1の要求トルクを、バッテリ12からの電力のみモータ14へ供給して発生するモータトルクだけで賄うことができるときには、その要求トルクをすべてそのモータトルクで賄った後、その賄っている間に使用燃料を切り換えるが、このような制御をしなくても良い。
(実施形態2)
本実施形態に係るPCM31は、エンジン11の使用燃料の切換え時においてモータ14又はジェネレータ13によりトルクショックの発生を抑制することができないと予想される場合であって、燃料切換え信号を受信した時における車両1の要求トルクを、バッテリ12からの電力のみモータ14へ供給して発生するモータトルクだけで賄うことができないときには、使用燃料の切換えを禁止する。具体的には、PCM31は、ガソリン燃料から水素燃料への切換え時においてトルクダウン量がモータ14の最大アシストトルクよりも大きいと予測されるとき、又は水素燃料からガソリン燃料への切換え時においてトルクアップ量がジェネレータ13の最大吸収トルクよりも大きいと予測される場合であって、その受信時の車両1の要求トルクを、バッテリ12からの電力のみモータ14へ供給して発生するモータトルクだけで賄うことができないときには、使用燃料の切換えを禁止するようになっている。その他の点に関しては、実施形態1とほぼ同様である。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、エンジン11の使用燃料を切り換えたときには、PCM31により、ジェネレータ13の発電量又はモータ14のモータトルクを制御することでその切換え時のエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を抑制する。また、使用燃料の切換え時においてトルクショックの発生を抑制することができないと予想される場合であって、燃料切換え信号の受信時の車両1の要求トルクを、バッテリ12からの電力のみモータ14へ供給することで発生するモータトルクだけで賄うことができないときには、PCM31により、使用燃料の切換えを禁止するので、エンジントルクは変動せず、トルクショックは発生しない。以上から、エンジン11の使用燃料の切換え時におけるエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を確実に抑制することができる。
(実施形態3)
本実施形態に係る車両1は、いわゆるシリーズハイブリッド車両である。以下、実施形態1との相違点について説明する。
図5は、本実施形態に係る車両1の構成図である。この車両1は、図5に示すように、エンジン11は発電にのみ使用して、車両1が動くための動力は全てモータ14に頼るものである。
上記エンジン11は、ジェネレータ13を駆動させるためのものであって、エキセントリックシャフト11cがジェネレータ13に接続されていて、ジェネレータ13へ動力を供給する。
ジェネレータ13は、車両1の要求トルクを、その発電電力のみモータ14へ供給して発生するモータトルクだけで賄うことができないときには、その発電電力をすべてモータ14へ供給する一方、車両1の要求トルクを、その発電電力のみモータ14へ供給して発生するモータトルクだけで賄うことができるときには、その要求トルクを賄うために必要な発電電力をモータ14へ供給するとともに、残りの発電電力をバッテリ12へ供給する。
上記モータ14は、車両1の要求トルクを、ジェネレータ13からの発電電力のみモータ14へ供給して発生するモータトルクだけで賄うことができるときには、ジェネレータ13からの発電電力のみ供給されて両駆動輪18を駆動させる一方、車両1の要求トルクを、ジェネレータ13からの発電電力のみモータ14へ供給して発生するモータトルクだけで賄うことができないときには、ジェネレータ13からの発電電力が供給されるとともにその賄い切れないトルクに相当する分の電力がバッテリ12から供給されて両駆動輪18を駆動させる。
なお、シリーズハイブリッド車両1でも、エンジン11の使用燃料を切り換えるとエンジントルクが変動し、これを原因としてジェネレータ13の発電量が変動し、トルクショックが発生するおそれがある。
−エンジンの制御装置による燃料切換え制御−
以下、図6のフローチャートを参照しながら、エンジンの制御装置3による燃料切換え制御について説明する。
ステップSB1では、現在の使用燃料の情報、並びに車速センサ36、アクセル開度センサ35、及び燃料切換えスイッチ32からの信号を読み込む。ステップSB2では、燃料切換えスイッチ32がONされた否かを判定する。ステップSB2の判定結果がYESの場合はステップSB3に進み、NOの場合はスタートにリターンする。
ステップSB3では、車両1の要求トルクが所定値以上であるか否かを判定する。ステップSB3の判定結果がYESの場合はステップSB4に進み、NOの場合はステップSB20に進む。
ステップSB4では、ガソリン燃料から水素燃料への切換えであるか否かを判定する。ステップSB4の判定結果がYESの場合はステップSB5に進み、NOの場合はステップSB12に進む。
ステップSB5では、ガソリン燃料でのジェネレータ13の発電量Aを読み込む。ステップSB6では、現在のエンジン回転数及びスロットル開度と同じエンジン回転数及びスロットル開度における水素燃料でのジェネレータ13の発電量Bを読み込む。ステップSB7では、発電量Aから発電量Bを引いた差Cを算出する。ステップSB8では、バッテリ12の蓄電量とバッテリ12の充放電量とを読み込む。ステップSB9では、バッテリ12からモータ14へ供給可能な最大電力Dを算出する。ステップSB10では、差Cが最大電力Dよりも大きいか否かを判定する。ステップSB10の判定結果がYESの場合はステップSB19に進み、NOの場合はステップSB11に進む。
ステップSB11では、バッテリ12からモータ14へ供給する電力D´を差Cと等しくなるように設定し、ガソリン燃料から水素燃料への切換えを行う。その後、スタートにリターンする。
また、ステップSB12では、水素燃料でのジェネレータ13の発電量αを読み込む。ステップSB13では、現在のエンジン回転数及びスロットル開度と同じエンジン回転数及びスロットル開度におけるガソリン燃料でのジェネレータ13の発電量βを読み込む。ステップSB14では、発電量αから発電量βを引いた差の絶対値γを算出する。ステップSB15では、バッテリ12の蓄電量とバッテリ12の充放電量とを読み込む。ステップSB16では、発電機13からバッテリ12へ供給可能な最大電力Δを算出する。ステップSB17では、絶対値γが最大電力Δよりも大きいか否かを判定する。ステップSB17の判定結果がYESの場合はステップSB19に進み、NOの場合はステップSB18に進む。
ステップSB18では、発電機13からバッテリ12へ供給する電力D´を絶対値γと等しくなるように設定し、水素燃料からガソリン燃料への切換えを行う。その後、スタートにリターンする。
一方、ステップSB19では、燃料切換えを中止する。その後、スタートにリターンする。
他方、ステップSB20では、エンジン11の駆動力出力を中止することで発電機13からモータ14への電力供給を中止し、バッテリ12からの電力のみモータ14へ供給して発生するモータトルクだけで走行する。ステップSB21では、その走行中に燃料切換えを行う。その後、スタートにリターンする。
本実施形態によれば、実施形態1とほぼ同様の効果が得られる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、エンジン11の使用燃料をガソリン燃料及び水素燃料で構成しているが、同じエンジン運転条件下での使用時のエンジントルクが互いに異なる限り、如何なるもので構成しても良く、例えば、ガソリン燃料及びCNG燃料で構成しても良い。
また、上記各実施形態では、エンジン11をロータリーエンジンで構成しているが、デュアルフューエルエンジンである限り、如何なるもので構成しても良く、例えば、4サイクル・エンジンで構成しても良い。
また、上記各実施形態では、バッテリ12は、ジェネレータ13からの発電電力及びモータ14からの回生電力が供給されて充電されるが、少なくともジェネレータ13からの発電電力が供給されて充電されれば良い。
また、上記各実施形態では、所定条件とは、燃料切換えスイッチ32がオン操作されることであるが、これ以外の条件であっても良い。
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係るデュアルフューエルエンジンの制御装置は、デュアルフューエルエンジンを備えたハイブリッド車両において、デュアルフューエルエンジンの使用燃料の切換え時におけるエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を確実に抑制するための用途に適用できる。
本発明の実施形態に係るパラレルハイブリッド車両の概略構成図である。 デュアルフューエルエンジンの制御装置のブロック図である。 エンジン回転数が2500rpmのときにおけるスロットル開度とエンジントルクとの関係を示すマップである。 デュアルフューエルエンジンの制御装置による燃料切換え制御のフローチャートである。 シリーズハイブリッド車両の概略構成図である。 デュアルフューエルエンジンの制御装置による燃料切換え制御のフローチャートである。
符号の説明
1 ハイブリッド車両
3 デュアルフューエルエンジンの制御装置
11 デュアルフューエルエンジン
12 高電圧バッテリ
13 ジェネレータ(発電機)
14 モータ
18 駆動輪
20 インバータ・コンバータ
31 PCM(燃料切換手段、トルクショック抑制手段、燃料切換禁止手段)

Claims (4)

  1. 同じエンジン運転条件下での使用時のエンジントルクが互いに異なる2つの燃料を切り換えて使用可能なデュアルフューエルエンジンの制御装置であって、
    上記エンジンにより駆動可能な発電機と、
    少なくとも上記発電機からの発電電力が供給されて充電されるバッテリと、
    駆動輪に連結され、少なくとも上記バッテリからの電力が供給されて該駆動輪を駆動させるモータと、
    所定条件を満足するときに、上記エンジンの使用燃料を切り換える燃料切換手段と、
    上記燃料切換手段により使用燃料を切り換えたときに、上記発電機の発電量又は上記モータのモータトルクを制御することで上記切換え時のエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を抑制するトルクショック抑制手段と、
    上記切換え時において上記トルクショック抑制手段によりトルクショックの発生を抑制することができないと予想されるときに、上記燃料切換手段の作動を禁止する燃料切換禁止手段とを備えたことを特徴とするデュアルフューエルエンジンの制御装置。
  2. 請求項1記載のデュアルフューエルエンジンの制御装置において、
    上記燃料切換手段は、上記所定条件を満足する場合であって、該満足時における車両の要求トルクを、上記バッテリからの電力のみ上記モータへ供給することで発生するモータトルクだけで賄うことができるときには、該要求トルクをすべて該モータトルクで賄った後、該賄っている間に上記使用燃料を切り換えるように構成され、
    上記トルクショック抑制手段は、上記要求トルクをすべて上記モータトルクで賄ったときには、上記燃料切換手段により使用燃料を切り換えても、作動しないように構成されていることを特徴とするデュアルフューエルエンジンの制御装置。
  3. 同じエンジン運転条件下での使用時のエンジントルクが互いに異なる2つの燃料を切り換えて使用可能なデュアルフューエルエンジンの制御装置であって、
    上記エンジンにより駆動可能な発電機と、
    少なくとも上記発電機からの発電電力が供給されて充電されるバッテリと、
    駆動輪に連結され、少なくとも上記バッテリからの電力が供給されて該駆動輪を駆動させるモータと、
    所定条件を満足するときに、上記エンジンの使用燃料を切り換える燃料切換手段と、
    上記燃料切換手段により使用燃料を切り換えたときに、上記発電機の発電量又は上記モータのモータトルクを制御することで上記切換え時のエンジントルクの変動を起因とするトルクショックの発生を抑制するトルクショック抑制手段と、
    上記切換え時において上記トルクショック抑制手段によりトルクショックの発生を抑制することができないと予想される場合であって、上記満足時における車両の要求トルクを、上記バッテリからの電力のみ上記モータへ供給することで発生するモータトルクだけで賄うことができないときに、上記燃料切換手段の作動を禁止する燃料切換禁止手段とを備えたことを特徴とするデュアルフューエルエンジンの制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のデュアルフューエルエンジンの制御装置において、
    上記2つの燃料は、ガソリン燃料と水素燃料とであることを特徴とするデュアルフューエルエンジンの制御装置。
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