JP2008030561A - 断熱インシュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度な形状からなる安価な断熱インシュレータを提供する。
【解決手段】車両用空調ユニットを構成するエバポレータの下部の排出部に設置される断熱インシュレータ52は、凝結水を排出する開口部54が形成された底面部56に対して、周壁部58a〜58dが一体的に連結される一方、各周壁部58a〜58dが相互に分離された展開状態で形成され、周壁部58a〜58dを組み立てて接合することにより、深い形状からなる断熱インシュレータ52が形成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、空調ユニットを構成するエバポレータの下部に配設され、前記エバポレータから滴下する凝結水を外部に排出する排水口が形成されたケーシングの内周面に設置される断熱インシュレータに関する。
例えば、車両に搭載された空調ユニットは、導入された空気をケーシングの内部に配設されたエバポレータにより冷却する一方、必要に応じてヒータコアにより加熱した後、デフロスタ吹出口、フェイス吹出口又はフット吹出口から車内に送風することで、温度及び湿度の調整を行っている。この場合、エバポレータによって空気が冷却された際、凝結水が生じるため、エバポレータの下部には、凝結水を外部に排出するための排水口が設けられている。
一方、空調ユニットを構成するケーシングには、構造の簡素化、エバポレータを含む構成部材のメンテナンス等を考慮し、左右に分割された縦割り構造のものが広く用いられている。このようなケーシングを有する空調ユニットでは、エバポレータから滴下した凝結水がケーシングの左右の接合部分より外部に漏出することが懸念される。
そこで、例えば、特許文献1、2に開示された従来技術では、エバポレータの下部のケーシング内周面に、ポリエチレン、発泡スチロール等の断熱材からなる排水口を有した漏斗状のインナーケーシングを設置し、このインナーケーシングにより凝結水を集めて外部に排出するようにしている。なお、インナーケーシングを断熱材で形成することにより、エバポレータの熱交換効率を向上させることができる。
特開平9−58250号公報 特開平9−207554号公報
ところで、車両に搭載される空調ユニットの場合、加減速時や旋回時の加速度の影響を受けることから、凝結水が外部にあふれ出すことがないよう、前記インナーケーシングを深い形状とする必要がある。ポリエチレン、発泡スチロール等からなるインナーケーシングは、通常、プレス金型を用いて平板状の板材を加圧変形させて製造されるが、板材の変形が大きいと、その部分が薄く延ばされてしまう。従って、深い形状のインナーケーシングを製造するには、板材の変形による伸びを予め見込んだ板厚を設定しなければならない。この場合、肉痩せ、切れ、割れ等が生じることのないインナーケーシングを高精度に製造するため、板材の伸びを考慮した板厚及び材料の設定作業が必要となり、インナーケーシングが高価なものになってしまう。
本発明は、前記の不具合を解消するためになされたものであり、高精度な形状からなる安価な断熱インシュレータを提供することを目的とする。
本発明の断熱インシュレータは、空調ユニットを構成するエバポレータの下部に配設され、前記エバポレータから滴下する凝結水を外部に排出する排水口が形成されたケーシングの内周面に設置される断熱インシュレータにおいて、
前記排水口に連通する開口部が形成された底面部と、
前記底面部に一体的に連結され、前記エバポレータから滴下する前記凝結水を前記開口部に導く周壁部と、
を備え、略平面形状となる展開状態に形成された複数の前記周壁部を組み立てて構成されることを特徴とする。
本発明では、開口部が形成された底面部に一体的に連結される周壁部を略平面形状となる展開状態として形成した後、周壁部を組み立てて深い形状からなる断熱インシュレータを製造する。この場合、製造時における材料の伸びを考慮する必要がなく、必要最小限の厚みの材料を用いて深い形状からなる高精度な断熱インシュレータを安価に製造することができる。
図1は、本発明の断熱インシュレータが適用される車両用空調ユニット10の断面構成図である。
車両用空調ユニット10は、空気の各通路を構成するケーシング12a、12b内に、空気を冷却するエバポレータ14、空気を加熱するヒータコア16、冷風及び温風を所定の混合比率で混合して混合風とするエアミックスドア18、及び、混合風の吹出口を選択する吹出口ドア20、22を備えて構成される。なお、ケーシング12a、12bは、車両用空調ユニット10の組み立て及びメンテナンスが容易となるよう、図2に示すように、縦割り構造となっている。
エバポレータ14の上流側には、図示しないブロアファンにより供給される空気の取入口24が形成される。エバポレータ14の下流側は、エアミックスドア18によって第1通路26及び第2通路28に分岐される。第1通路26側には、エアミックスドア18によって開度が調整される開口部30が形成される。第2通路28の下流側には、ヒータコア16が配設される。ヒータコア16の下流側は、湾曲して上部の開口部30に連通する第3通路32となる。
第3通路32と開口部30とが連通することで冷風及び温風が混合される混合部34には、吹出口ドア20が配設される。吹出口ドア20は、混合部34と第4通路36及び/又は第5通路38とを連通する。第4通路36は、吹出口ドア22を介してフェイス吹出口40及びデフロスタ吹出口42に連通する。また、第5通路38は、フット吹出口44に連通する。
一方、ケーシング12a、12bは、エバポレータ14の下部が漏斗状に形成され、エバポレータ14において発生した凝結水を外部に排出する排出部46を構成する。排出部46の下端部には、排出口48が形成される。また、排出部46の内周面の中、エバポレータ14側の所定部位には、略水平面に沿って周回するリブ50a、50bが形成される。
排出部46の内周面には、発泡エチレン等の発泡部材からなる断熱インシュレータ52が配設される。
断熱インシュレータ52は、図3に示すように、排出部46の排出口48に対応する開口部54が形成された底面部56と、底面部56に一体的に連結される周壁部58a〜58dとを有する。周壁部58a、58cは、底面部56に対して略直立状態に設定され、周壁部58b、58dは、断熱インシュレータ52側の上部を拡開させるように、傾斜した状態に設定される。
ここで、断熱インシュレータ52は、周壁部58a〜58dの隣接する部分が分離し、図4に示すように、平面形状となる展開状態の板材52aから形成される。板材52aは、周壁部58a〜58dを底面部56に対して折曲した後、周壁部58a〜58dの隣接する部分を溶着し、又は、テープを用いて接合し、あるいは、接着剤を用いて接合することにより、図3に示す深い形状からなる断熱インシュレータ52が形成される。
この場合、断熱インシュレータ52は、平面形状の板材52aを組み立てて製造されるため、板材を加圧変形させて深い形状からなる断熱インシュレータ52を直接製造する従来技術と比較すると、薄肉部分や割れ等の生じることがなく、高い精度からなる断熱インシュレータ52を極めて容易に製造することができる。
なお、断熱インシュレータ52は、図5に示すように、底面部56側の周壁部58a〜58dの一部が一体的に連結され、略平面形状となる展開状態の板材52bから形成することもできる。板材52b(図5)は、板材52aの場合と同様に、周壁部58a〜58dを組み立てた後、隣接する部分を接合することにより、図3に示す断熱インシュレータ52が形成される。
組み立てられた断熱インシュレータ52は、開口部54を排出口48に合わせて排出部46に挿入された後、周壁部58a〜58dの上端部をリブ50a、50bに係合させることにより、排出部46の内周面に設置される。この場合、周壁部58a〜58dの上端部がリブ50a、50bに係合しているため、接合されている周壁部58a〜58dが排出部46の内方に倒れてしまうことがなく、排出部46の内周面に沿った適切な状態を維持することができる。また、断熱インシュレータ52を高精度に製造して排出部46のリブ50a、50bに係合保持させることにより、周壁部58a〜58d同士を接着剤等を用いて接合する作業を省略することができる。
なお、排出部46に対する断熱インシュレータ52の固定構造としては、ケーシング12a、12bの内周面にリブ50a、50bを設ける代わりに、図6に示すように、ケーシング12a、12bの内周面に複数の凸部60を形成する一方、断熱インシュレータ52の周壁部58a〜58dの外周面の対応する部位に複数の凹部62を形成し、これらの凸部60と凹部62とを係合させて固定するようにしてもよい。また、凸部60を断熱インシュレータ52側に形成し、凹部62をケーシング12a、12b側に形成してもよい。さらに、ケーシング12a、12bと断熱インシュレータ52とを凸部60及び凹部62によって結合するとともに、リブ50a、50bを用いて断熱インシュレータ52の上端部を固定するようにしてもよい。さらにまた、凹部62を断熱インシュレータ52の内周部まで貫通する孔部とし、この孔部に凸部60を嵌合するようにしてもよい。
本実施形態の車両用空調ユニット10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その動作について説明する。
車両用空調ユニット10が始動されると、図示しないブロアファンが回転し、取入口24から車両用空調ユニット10のケーシング12a、12b内に空気が導入される。導入された空気は、エバポレータ14を通過することにより冷却され、冷風として第1通路26及び/又は第2通路28に供給される。
ここで、エバポレータ14が空気を冷却することで生じた凝結水は、下部に配設された排出部46から排出口48を介して外部に排出される。この場合、排出部46の内部には、断熱インシュレータ52が配設されているため、エバポレータ14における熱交換効率を低下させることなく、しかも、エバポレータ14から滴下した凝結水を漏洩することなく外部に排出させることができる。
エバポレータ14によって冷却された空気は、例えば、エアミックスドア18が図1に示す状態に設定されているものとすると、第1通路26に供給された冷風が開口部30から混合部34に導入される。また、第2通路28に供給された冷風は、ヒータコア16を通過することで加熱されて温風となり、第3通路32からエアミックスドア18のガイド部材96を介して混合部34に導入される。
次いで、混合部34において冷風及び温風が混合されて得られる混合風は、車両用空調ユニット10の設定状態に応じて選択されたフェイス吹出口40、デフロスタ吹出口42又はフット吹出口44から車室内に送風される。
例えば、図1に示すように、吹出口ドア70が混合部34及び第4通路36を連通するとともに、混合部34及び第5通路38を連通し、且つ、吹出口ドア72がフェイス吹出口40を開放するバイレベルモードに設定されている場合、混合部34で混合された混合風は、第4通路36を介してフェイス吹出口40から車室内に送風されるとともに、第5通路38を介してフット吹出口44から車室内に送風される。また、吹出口ドア70が図1の状態に設定され、且つ、吹出口ドア72がデフロスタ吹出口42を開放するフットデフモードに設定されている場合、混合風は、第4通路36を介してデフロスタ吹出口42から車室内に送風されるとともに、第5通路38を介してフット吹出口44から車室内に送風される。
本実施形態の車両用空調ユニットの断面図である。 図1のII−II線断面図である。 本実施形態の車両用空調ユニットにおける排出部に配設される断熱インシュレータの構成図である。 図3に示す断熱インシュレータの展開図である。 図3に示す断熱インシュレータの他の実施形態の展開図である。 本実施形態の車両用空調ユニットにおける排出部の他の形態の断面図である。
符号の説明
10…車両用空調ユニット 12a、12b…ケーシング
14…エバポレータ 46…排出部
48…排出口 50a、50b…リブ
52…断熱インシュレータ 52a、52b…板材
54…開口部 56…底面部
58a〜58d…周壁部 60…凸部
62…凹部

Claims (6)

  1. 空調ユニットを構成するエバポレータの下部に配設され、前記エバポレータから滴下する凝結水を外部に排出する排水口が形成されたケーシングの内周面に設置される断熱インシュレータにおいて、
    前記排水口に連通する開口部が形成された底面部と、
    前記底面部に一体的に連結され、前記エバポレータから滴下する前記凝結水を前記開口部に導く周壁部と、
    を備え、略平面形状となる展開状態に形成された複数の前記周壁部を組み立てて構成されることを特徴とする断熱インシュレータ。
  2. 請求項1記載の断熱インシュレータにおいて、
    複数の前記周壁部は、前記底面部側の一部が一体的に連結されることを特徴とする断熱インシュレータ。
  3. 請求項1記載の断熱インシュレータにおいて、
    当該断熱インシュレータは、通水性のない発泡部材からなることを特徴とする断熱インシュレータ。
  4. 請求項1記載の断熱インシュレータにおいて、
    前記ケーシングの内周面に形成されたリブに前記周壁部の上端部が係合することを特徴とする断熱インシュレータ。
  5. 請求項1記載の断熱インシュレータにおいて、
    前記周壁部の外周面に凹部又は凸部が形成され、前記凹部又は前記凸部が前記ケーシングの内周面に形成された凸部又は凹部に係合することを特徴とする断熱インシュレータ。
  6. 請求項1記載の断熱インシュレータにおいて、
    複数の前記周壁部は、組立状態で相互に接合されることを特徴とする断熱インシュレータ。

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