JP2008030552A - ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレーキ液圧制御装置の小型化を図る。
【解決手段】減圧弁収容孔H31の軸線を加圧弁収容孔H11の軸線に対してポンプ軸線方向にずらして配置することにより、減圧弁収容孔H31との干渉を避けつつ、加圧弁収容孔H11と増圧弁収容孔H21とを、弁取付面とポンプ収容孔H51との間に位置する直線状の1本の管路124にて連通させる。これにより、ハウジング90におけるモータ収容孔H60の軸線方向の寸法を小さくすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ブレーキ液が流通する管路をハウジングに形成し、このハウジングに各種弁やポンプ等を組み付けたブレーキ液圧制御装置に関するものである。
従来、ブレーキ液が流通する管路をハウジングに形成し、このハウジングに各種弁やポンプ等を組み付けたブレーキ液圧制御装置として、特許文献1に示されるものがある。
このブレーキ液圧制御装置は、マスタシリンダとホイールシリンダとを接続する主管路に、この主管路を開閉する複数の増圧弁(増圧制御電磁弁に相当)が設けられている。主管路におけるホイールシリンダと増圧弁との間から分岐された減圧管路に、ホイールシリンダから排出されたブレーキ液を一時的に溜めるリザーバが設けられている。減圧管路におけるリザーバよりもホイールシリンダ側に、減圧管路を開閉する複数の減圧弁(減圧制御電磁弁に相当)が設けられている。さらに、リザーバのブレーキ液を還流管路を介して主管路に還流するポンプ、およびこのポンプを駆動するモータを備えている。そして、以上の構成により、アンチスキッド制御を実行するようになっている。
また、横滑り防止制御(以下、ESC制御という)等を実行するために、主管路における還流管路の接続部よりもマスタシリンダ側に、主管路の連通・遮断を切り換えるアウト側ゲート弁(加圧制御電磁弁に相当)が設けられ、さらにマスタシリンダとポンプの吸入口との連通・遮断を切り換えるイン側ゲート弁(吸入切換弁に相当)が設けられている。
図7は、特許文献1に示されるブレーキ液圧制御装置の構成を示すもので、ハウジング90zの外表面には弁取付面91zとモータ取付面92zとが対向して平行に形成され、モータ60zはモータ取付面92zに取り付けられ、増圧弁21z、減圧弁31z、およびアウト側ゲート弁11zは、弁取付面91zに取り付けられている。そして、ポンプ51zよりも下方にアウト側ゲート弁11zが位置し、ポンプ51zよりも上方に減圧弁31zが位置し、減圧弁31zよりもさらに上方に増圧弁21zが位置している。
また、増圧弁21zの収容孔から水平方向に穴空けされた第1水平管路201zと、アウト側ゲート弁11zの収容孔から水平方向に穴空けされた第2水平管路202zとを、ポンプ51zとモータ取付面92zとの間において鉛直方向に穴空けされた鉛直管路203zで連通することにより、減圧弁31zとの干渉を避けつつ、増圧弁21zとアウト側ゲート弁11zとを連通させている。
さらに、モータ取付面92zから水平方向に穴空けされた第3水平管路204zにより、ポンプ51zの収容孔と鉛直管路203zとを連通させている。因みに、第3水平管路204zを穴空けしたときの開口端部(すなわち、モータ取付面92z側の端部)は封止栓205zにて塞がれている。
特開2001−47992号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたブレーキ液圧制御装置は、増圧弁21zとアウト側ゲート弁11zとを連通させるための鉛直管路203zは、減圧弁31zとの干渉を避けるためにポンプ51zとモータ取付面92zとの間に設けられる。
このため、ハウジング90zにおけるモータ60zの軸線方向の寸法が大きくなり、ブレーキ液圧制御装置が大型になる。また、モータ取付面92zからポンプ51zまでの距離が長くなるため、モータ60zの軸が長くなって振動や騒音が増加しやすいという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、ブレーキ液圧制御装置の小型化を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、マスタシリンダ(MC)とホイールシリンダ(Wfr、Wfl、Wrl、Wrr)とを接続する主管路(A1、A2)に設けられ、主管路を開閉する複数の増圧制御電磁弁(21〜24)と、主管路におけるホイールシリンダと増圧制御電磁弁との間から分岐された減圧管路(B11、B12、B21、B22)に設けられ、ホイールシリンダから排出されたブレーキ液を一時的に溜めるリザーバ(41、42)、減圧管路におけるリザーバよりもホイールシリンダ側に設けられ、減圧管路を開閉する複数の減圧制御電磁弁(31〜34)と、リザーバのブレーキ液を、主管路におけるマスタシリンダと増圧制御電磁弁との間に接続された還流管路(C1、C2)を介して主管路に還流するポンプ(51、52)と、このポンプを駆動するモータ(60)と、主管路における還流管路の接続部よりもマスタシリンダ側に設けられ、マスタシリンダの液圧よりもホイールシリンダの液圧が高くなる状態を設定可能な加圧制御電磁弁(11、12)と、マスタシリンダとポンプの吸入口とを接続する吸入管路(D1、D2)に設けられ、吸入管路を開閉する吸入切換弁(71、72)と、増圧制御電磁弁、リザーバ、減圧制御電磁弁、ポンプ、モータ、加圧制御電磁弁、および吸入切換弁が組み付けられたハウジング(90)とを備え、ポンプは、モータの軸線に対して垂直な方向に往復動するピストンを有するピストンポンプであり、ハウジングの外表面には弁取付面(91)とモータ取付面(92)とが対向して平行に形成され、モータは、モータ取付面に取り付けられ、増圧制御電磁弁、減圧制御電磁弁、および加圧制御電磁弁は、弁取付面に取り付けられ、ポンプの軸線およびモータの軸線に対してともに垂直な方向をポンプ基準方向としたとき、増圧制御電磁弁は、その軸線がポンプの軸線よりもポンプ基準方向の一方側に位置し、加圧制御電磁弁は、その軸線がポンプの軸線よりもポンプ基準方向の他方側に位置し、減圧制御電磁弁は、その軸線がポンプ基準方向において増圧制御電磁弁の軸線と加圧制御電磁弁の軸線との間に位置するブレーキ液圧制御装置において、減圧制御電磁弁(31、34)は、その軸線が加圧制御電磁弁(11、12)の軸線に対してポンプ(51、52)の軸線方向にずらして配置され、弁取付面(91)とポンプ(51、52)との間に位置してポンプ基準方向に延びる直線状の第1連通孔(124、144)により、増圧制御電磁弁(21、24)と加圧制御電磁弁(11、12)とが連通されていることを特徴とする。
これによると、減圧制御電磁弁(31、34)を上記のようにずらして配置したことにより、減圧制御電磁弁(31、34)との干渉を避けつつ、増圧制御電磁弁(21、24)と加圧制御電磁弁(11、12)とを連通させる第1連通孔(124、144)を弁取付面(91)とポンプ(51、52)との間に設けることができる。
したがって、ハウジング(90)におけるモータ(60)の軸線方向の寸法を小さくすることができ、ブレーキ液圧制御装置を小型にすることができる。また、モータ取付面(92)からポンプ(51、52)までの距離を短縮できるため、モータ(60)の軸を短くして振動や騒音の増加を防止ないしは抑制することができる。また、従来のブレーキ液圧制御装置における第1水平管路201zおよび第2水平管路202zに相当するものが不要であるため、加工工数を低減することができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のブレーキ液圧制御装置において、ハウジング(90)は、ポンプ(51、52)が組み付けられるポンプ収容孔(H51、H52)と、このポンプ収容孔(H51、H52)の内周面から第1連通孔(124、144)まで延びる直線状の第2連通孔(132、152)とを備えることを特徴とする。
これによると、従来のブレーキ液圧制御装置における第3水平管路204zの開口端部を塞ぐ封止栓205zに相当するものが不要であるため、部品点数および加工工数を低減することができる。
また、請求項3に記載の発明では、請求項2に記載のブレーキ液圧制御装置において、第2連通孔(132、152)は、その通路面積が第1連通孔(124、144)の通路面積よりも小さくされたオリフィスであることを特徴とする。
これによると、ポンプ(51、52)の脈圧を低減するためのオリフィスを容易に形成することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態に係るブレーキ液圧制御装置を適用した車両用ブレーキ装置の液圧回路の構成を図1に示す。
この図に示されるように、車両用ブレーキ装置には、マスタシリンダMCが備えられ、マスタシリンダMCは、ブレーキペダルBPの操作に応じて駆動されてマスタシリンダ圧を発生する。このマスタシリンダMCには、ブレーキ液を貯留するマスタリザーバRSが接続されている。
この車両用ブレーキ装置はX配管になっており、マスタシリンダMCと右前輪FRに対応するFRホイールシリンダWfrとの間、および、マスタシリンダMCと左後輪RLに対応するRLホイールシリンダWrlとの間は、第1主管路A1にて接続されている。また、マスタシリンダMCと左前輪FLに対応するFLホイールシリンダWflとの間、および、マスタシリンダMCと右後輪RRに対応するRRホイールシリンダWrrとの間は、第2主管路A2にて接続されている。
両主管路A1、A2の途中には、ブレーキ液圧制御装置1が配設されており、ブレーキ液圧制御装置1内の第1主管路A1には、第1加圧制御電磁弁11が配設されている。
この第1加圧制御電磁弁11は、非通電時には第1主管路A1を連通状態とし、通電時にはFRホイールシリンダWfrおよびRLホイールシリンダWrl側のブレーキ液圧をマスタシリンダMC側のブレーキ液圧よりも高い圧力に保持するようになっている。また、通電時の電流を制御して磁気吸引力を変化させることにより、FRホイールシリンダWfrおよびRLホイールシリンダWrl側のブレーキ液圧とマスタシリンダMC側のブレーキ液圧の差圧を制御するようになっている。
この第1加圧制御電磁弁11の下流側において、第1主管路A1はFR主管路A11とRL主管路A12に分岐されている。FR主管路A11には、FR主管路A11を開閉するFR増圧制御電磁弁21が配設され、RL主管路A12には、RL主管路A12を開閉するRL増圧制御電磁弁22が配設されている。
そして、FR主管路A11におけるFR増圧制御電磁弁21とFRホイールシリンダWfrとの間から、FR減圧管路B11が分岐されている。このFR減圧管路B11には、FR減圧管路B11を開閉するFR減圧制御電磁弁31が配設されている。
また、RL主管路A12におけるRL増圧制御電磁弁22とRLホイールシリンダWrlとの間から、RL減圧管路B12が分岐されている。このRL減圧管路B12には、RL減圧管路B12を開閉するRL減圧制御電磁弁32が配設されている。
FR減圧管路B11およびRL減圧管路B12には、FR減圧制御電磁弁31およびRL減圧制御電磁弁32よりも下流側、すなわち、FR主管路A11およびRL主管路A12とは反対側において、第1リザーバ41が接続されている。
第1リザーバ41は、FR減圧制御電磁弁31やRL減圧制御電磁弁32がFR減圧管路B11やRL減圧管路B12を開いたときに、FRホイールシリンダWfrやRLホイールシリンダWrlから排出されたブレーキ液を一時的に溜めるようになっている。具体的には、第1リザーバ41は、ケース411内に摺動自在にピストン412が挿入されており、ケース411とピストン412とによってリザーバ室413が区画形成されている。そして、このリザーバ室413にFR減圧管路B11およびRL減圧管路B12が接続されている。また、ケース411内には、リザーバ室413の容積を縮小させる向きにピストン412を付勢するスプリング414が配設されている。
リザーバ室413は、FR主管路A11における第1加圧制御電磁弁11とFR増圧制御電磁弁21との間、および、RL主管路A12における第1加圧制御電磁弁11とRL増圧制御電磁弁22との間に、第1還流管路C1を介して接続されている。
この第1還流管路C1には、リザーバ室413から吸入したブレーキ液をFR主管路A11およびRL主管路A12に還流する第1ポンプ51が配設されている。第1ポンプ51は、モータ(電動機)60によって駆動される。また、第1ポンプ51は、モータ60の軸線に対して垂直な方向に往復動するピストン(図示せず)を有するピストンポンプであり、逆止弁にて構成された吸入弁51aおよび吐出弁51bを有している。
第1主管路A1におけるマスタシリンダMCと第1加圧制御電磁弁11との間から、第1吸入管路D1が分岐されており、この第1吸入管路D1はリザーバ室413に接続されている。また、リザーバ室413は、第1還流管路C1の一部を介して第1ポンプ51の吸入口に接続されている。したがって、第1吸入管路D1と、第1還流管路C1の一部とによって、マスタシリンダMCと第1ポンプ51の吸入口とを接続する吸入管路が構成されている。
そして、例えばESC制御を実行中には、第1ポンプ51が駆動されると、マスタシリンダMC側から第1吸入管路D1、リザーバ室413、および第1還流管路C1を介してブレーキ液が吸入され、第1還流管路C1を介してFR主管路A11およびRL主管路A12にブレーキ液が供給される。
第1吸入管路D1には、第1吸入管路D1を開閉する第1吸入切換弁71が配設されている。この第1吸入切換弁71は、弁座に接離して第1吸入管路D1を開閉する球状の弁体711と、弁体711を閉弁側に向かって付勢するスプリング712とを有している。
第1吸入切換弁71は、第1リザーバ41のピストン412の動きに機械的に連動するようになっている。具体的には、リザーバ室413のブレーキ液が減少するのに伴ってピストン412は弁体711に近づく向きに移動するため、リザーバ室413のブレーキ液の量が所定量以下のときには弁体711はピストン412に押されて弁座から離れ、第1吸入管路D1が開かれる。一方、リザーバ室413のブレーキ液が増加するのに伴ってピストン412は弁体711から遠ざかる向きに移動するため、リザーバ室413のブレーキ液の量が所定量を超えたときには、弁体711が弁座に当接して第1吸入管路D1が閉じられる。
ブレーキ液圧制御装置1内の第2主管路A2には、第2加圧制御電磁弁12が配設されている。この第2加圧制御電磁弁12は、非通電時には第2主管路A2を連通状態とし、通電時にはRRホイールシリンダWrrおよびFLホイールシリンダWfl側のブレーキ液圧をマスタシリンダMC側のブレーキ液圧よりも高い圧力に保持するようになっている。また、通電時の電流を制御して磁気吸引力を変化させることにより、RRホイールシリンダWrrおよびFLホイールシリンダWfl側のブレーキ液圧とマスタシリンダMC側のブレーキ液圧の差圧を制御するようになっている。
この第2加圧制御電磁弁12の下流側において、第2主管路A2はRR主管路A21とFL主管路A22に分岐されている。RR主管路A21には、RR主管路A21を開閉するRR増圧制御電磁弁23が配設され、FL主管路A22には、FL主管路A22を開閉するFL増圧制御電磁弁24が配設されている。
そして、RR主管路A21におけるRR増圧制御電磁弁23とRRホイールシリンダWrrとの間から、RR減圧管路B21が分岐されている。このRR減圧管路B21には、RR減圧管路B21を開閉するRR減圧制御電磁弁33が配設されている。
また、FL主管路A22におけるFL増圧制御電磁弁24とFLホイールシリンダWflとの間から、FL減圧管路B22が分岐されている。このFL減圧管路B22には、FL減圧管路B22を開閉するFL減圧制御電磁弁34が配設されている。
RR減圧管路B21およびFL減圧管路B22には、RR減圧制御電磁弁33およびFL減圧制御電磁弁34よりも下流側、すなわち、RR主管路A21およびFL主管路A22とは反対側において、第2リザーバ42が接続されている。
第2リザーバ42は、RR減圧制御電磁弁33やFL減圧制御電磁弁34がRR減圧管路B21やFL減圧管路B22を開いたときに、RRホイールシリンダWrrやFLホイールシリンダWflから排出されたブレーキ液を一時的に溜めるようになっている。具体的には、第2リザーバ42は、ケース421内に摺動自在にピストン422が挿入されており、ケース421とピストン422とによってリザーバ室423が区画形成されている。そして、このリザーバ室423にRR減圧管路B21およびFL減圧管路B22が接続されている。また、ケース421内には、リザーバ室423の容積を縮小させる向きにピストン422を付勢するスプリング424が配設されている。
リザーバ室423は、RR主管路A21における第2加圧制御電磁弁12とRR増圧制御電磁弁23との間、および、FL主管路A22における第2加圧制御電磁弁12とFL増圧制御電磁弁24との間に、第2還流管路C2を介して接続されている。
この第2還流管路C2には、リザーバ室423から吸入したブレーキ液をRR主管路A21およびFL主管路A22に還流する第2ポンプ52が配設されている。第2ポンプ52は、モータ60によって駆動される。また、第2ポンプ52は、モータ60の軸線に対して垂直な方向に往復動するピストン(図示せず)を有するピストンポンプであり、逆止弁にて構成された吸入弁52aおよび吐出弁52bを有している。
第2主管路A2におけるマスタシリンダMCと第2加圧制御電磁弁12との間から、第2吸入管路D2が分岐されており、この第2吸入管路D2はリザーバ室423に接続されている。また、リザーバ室423は、第2還流管路C2の一部を介して第2ポンプ52の吸入口に接続されている。したがって、第2吸入管路D2と、第2還流管路C2の一部とによって、マスタシリンダMCと第2ポンプ52の吸入口とを接続する吸入管路が構成されている。
そして、例えばESC制御を実行中には、第2ポンプ52が駆動されると、マスタシリンダMC側から第2吸入管路D2、リザーバ室423、および第2還流管路C2を介してブレーキ液が吸入され、第2還流管路C2を介してRR主管路A21およびFL主管路A22にブレーキ液が供給される。
第2吸入管路D2には、第2吸入管路D2を開閉する第2吸入切換弁72が配設されている。この第2吸入切換弁72は、弁座に接離して第2吸入管路D2を開閉する球状の弁体721と、弁体721を閉弁側に向かって付勢するスプリング722とを有している。
第2吸入切換弁72は、第2リザーバ42のピストン422の動きに機械的に連動するようになっている。具体的には、リザーバ室423のブレーキ液が減少するのに伴ってピストン422は弁体721に近づく向きに移動するため、リザーバ室423のブレーキ液の量が所定量以下のときには弁体721はピストン422に押されて弁座から離れ、第2吸入管路D2が開かれる。一方、リザーバ室423のブレーキ液が増加するのに伴ってピストン422は弁体721から遠ざかる向きに移動するため、リザーバ室423のブレーキ液の量が所定量を超えたときには、弁体721が弁座に当接して第2吸入管路D2が閉じられる。
なお、各加圧制御電磁弁11、12には、逆止弁11a、12aが並列接続されており、各逆止弁11a、12aにより、各加圧制御電磁弁11、12の上流側(マスタシリンダ側)から下流側(ホイールシリンダ側)へのブレーキ液の流動のみが許容されるようになっている。
また、各増圧制御電磁弁21〜24には、逆止弁21a〜24aが並列接続されており、各逆止弁21a〜24aにより、各増圧制御電磁弁21〜24の下流側(ホイールシリンダ側)から上流側(マスタシリンダ側)へのブレーキ液の流動のみが許容されるようになっている。
また、第1主管路A1におけるマスタシリンダMCと第1加圧制御電磁弁11との間には、マスタシリンダMCの液圧を検出する圧力センサ80が配設されている。この圧力センサ80の検出信号は、図示しないブレーキECUに入力される。
なお、ブレーキECUには、車両の任意の場所に搭載されたヨーレートセンサ、G(加速度)センサ、各車輪に対して備えられた車輪速度センサ、および操舵角センサの検出信号や、エンジンECUからの制御信号が入力される。そして、ブレーキECUは、各種検出信号および制御信号に基づいて各種電磁弁11、12、21〜24、31〜34やモータ60に対して駆動信号を出力するようになっている。これにより、FRホイールシリンダWfr、FLホイールシリンダWfl、RLホイールシリンダWrl、RRホイールシリンダWrrに加えられるブレーキ液圧が制御される。
そして、このようなブレーキ液圧制御装置の液圧回路を構成する各種管路は、金属などで構成されたハウジングへの穴空けによって形成される。また、各種電磁弁や圧力センサがハウジングにおける一面側に集中配置される。
次に、そのハウジングの内部構成について説明する。図2〜図4は、ハウジングの内部構成を示す透視図であり、図2は斜視図、図3は弁取付面側から見た正面図、図4は図3の右側面図である。また、図5は図3のA−A断面でのハウジングの実態形状を示す図である。
図2〜図4に示されるように、ブレーキ液圧制御装置1のハウジング90は直方体であり、ハウジング90は、図2〜図4における紙面上方が上方を向くようにして車両に搭載される。
このハウジング90の表面のうち、各種電磁弁や圧力センサが集中配置される面を弁取付面91、弁取付面91の反対側の面でモータ60(図1参照)が取り付けられる面をモータ取付面92、図3における紙面上側に位置する面を上面93、図3における紙面左右に位置する面を左側面94および右側面95、図3における紙面下側に位置する面を底面96として、以下説明する。
ハウジング90のモータ取付面92には、モータ60の軸や軸受け部が収納されるモータ収容孔H60が形成されている。モータ収容孔H60の軸線(以下、モータ孔軸線という)は、モータ取付面92および弁取付面91に対して垂直になっている。モータ収容孔H60は、モータ取付面92における左右方向の中央に位置し、モータ取付面92における上下方向の中央よりも下方に位置している。
ハウジング90の右側面95には、第1ポンプ51が収納される第1ポンプ収容孔H51が形成され、ハウジング90の左側面94には、第2ポンプ52が収納される第2ポンプ収容孔H52が形成されている。これらのポンプ収容孔H51、H52の軸線(以下、ポンプ孔軸線という)は、左右方向に延びるとともに、モータ孔軸線に直交している。また、これらのポンプ収容孔H51、H52は、モータ収容孔H60に接続されている。
ハウジング90の弁取付面91には、4つの増圧弁収容孔H21〜H24が形成されている。4つの増圧弁収容孔H21〜H24の軸線はモータ孔軸線と平行であり、ポンプ孔軸線に対して垂直になっている。
4つの増圧弁収容孔H21〜H24は、それらの軸線が水平な一直線上に並ぶようにして弁取付面91における上方位置に設けられている。換言すると、ポンプ孔軸線およびモータ孔軸線に対してともに垂直な方向をポンプ孔基準方向(すなわち、鉛直線方向)としたとき、4つの増圧弁収容孔H21〜H24は、その軸線がポンプ孔軸線よりもポンプ孔基準方向の一方側(上側)に位置している。
4つの増圧弁収容孔H21〜H24は、弁取付面91における右側面95側から左側面94側に向かって以下の順に並んでいる。すなわち、最も右側面95側には、FR増圧制御電磁弁21の弁部が収納されるFR増圧弁収容孔H21が位置し、次にRL増圧制御電磁弁22の弁部が収納されるRL増圧弁収容孔H22が位置し、次にRR増圧制御電磁弁23の弁部が収納されるRR増圧弁収容孔H23が位置し、さらに、最も左側面94側に、FL増圧制御電磁弁24の弁部が収納されるFL増圧弁収容孔H24が位置している。
ハウジング90の弁取付面91には、4つの減圧弁収容孔H31〜H34が形成されている。4つの減圧弁収容孔H31〜H34の軸線はモータ孔軸線と平行であり、ポンプ孔軸線に対して垂直になっている。4つの減圧弁収容孔H31〜H34は、それらの軸線が水平な一直線上に並ぶようにして、4つの増圧弁収容孔H21〜H24の下方に設けられている。
4つの減圧弁収容孔H31〜H34は、弁取付面91における右側面95側から左側面94側に向かって以下の順に並んでいる。すなわち、最も右側面95側には、FR減圧制御電磁弁31の弁部が収納されるFR減圧弁収容孔H31が位置し、次にRL減圧制御電磁弁32の弁部が収納されるRL減圧弁収容孔H32が位置し、次にRR減圧制御電磁弁33の弁部が収納されるRR減圧弁収容孔H33が位置し、さらに、最も左側面94側に、FL減圧制御電磁弁34の弁部が収納されるFL減圧弁収容孔H34が位置している。
ハウジング90の弁取付面91には、2つの加圧弁収容孔H11、H12および1つの圧力センサ収容孔H80が形成されている。これらの収容孔H11、H12、H80の軸線はモータ孔軸線と平行であり、ポンプ孔軸線に対して垂直になっている。また、これらの収容孔H11、H12、H80は、水平方向に並ぶようにして、4つの減圧弁収容孔H31〜H34の下方で、且つその軸線がポンプ孔軸線よりもポンプ孔基準方向の他方側(下側)に設けられている。但し、圧力センサ収容孔H80は、その軸線を2つの加圧弁収容孔H11、H12の各軸線よりも僅かに下方にずらして配置されている。
また、第1加圧制御電磁弁11の弁部が収納される第1加圧弁収容孔H11が、弁取付面91における右側面95側に位置し、第2加圧制御電磁弁12の弁部が収納される第2加圧弁収容孔H12が、弁取付面91における左側面94側に位置し、圧力センサ80が収納される圧力センサ収容孔H80が、第1加圧弁収容孔H11と第2加圧弁収容孔H12との間に位置している。
第1加圧弁収容孔H11、FR増圧弁収容孔H21、およびFR減圧弁収容孔H31は、鉛直方向に並ぶようにして、弁取付面91における右側面95側に配置されている。但し、FR減圧弁収容孔H31は、その軸線が第1加圧弁収容孔H11の軸線およびFR増圧弁収容孔H21の軸線に対してポンプ孔軸線方向にずらして配置されている。より詳細には、FR減圧弁収容孔H31は、その軸線が第1加圧弁収容孔H11の軸線およびFR増圧弁収容孔H21の軸線よりも左側面94側(すなわち、弁取付面91における中央部寄り)に僅かにずらして配置されている。
RL増圧弁収容孔H22とRL減圧弁収容孔H32は、それらの軸線が鉛直な一直線上に並ぶようにして、FR増圧弁収容孔H21およびFR減圧弁収容孔H31よりも左側面94側(すなわち、弁取付面91における中央部寄り)に配置されている。
圧力センサ収容孔H80は、RL増圧弁収容孔H22およびRL減圧弁収容孔H32よりも左側面94側(すなわち、弁取付面91における中央部寄り)に配置されている。
第2加圧弁収容孔H12、FL増圧弁収容孔H24、およびFL減圧弁収容孔H34は、鉛直方向に並ぶようにして、弁取付面91における左側面94側に配置されている。但し、FL減圧弁収容孔H34は、その軸線が第2加圧弁収容孔H12の軸線およびFL増圧弁収容孔H24の軸線に対してポンプ孔軸線方向にずらして配置されている。より詳細には、FL減圧弁収容孔H34は、その軸線が第2加圧弁収容孔H12の軸線およびFL増圧弁収容孔H24の軸線よりも右側面95側(すなわち、弁取付面91における中央部寄り)に僅かにずらして配置されている。
RR増圧弁収容孔H23とRR減圧弁収容孔H33は、それらの軸線が鉛直な一直線上に並ぶようにして、FL増圧弁収容孔H24およびFL減圧弁収容孔H34よりも右側面95側(すなわち、弁取付面91における中央部寄り)に配置されている。
ハウジング90の底面96には、第1リザーバ41が収納される第1リザーバ収容孔H41、および第1吸入切換弁71が収納される第1切換弁収容孔H71が、同軸状に連続して形成されている。ポンプ孔軸線を含み且つモータ孔軸線に対して平行な平面をポンプ孔基準平面(すなわち、水平面)としたとき、これらの収容孔H41、H71の軸線はポンプ孔基準平面に対して垂直になっている。換言すると、これらの収容孔H41、H71の軸線は、鉛直方向に延びている。
これらの収容孔H41、H71は、第1リザーバ収容孔H41がハウジング90の底面96側に位置し、第1切換弁収容孔H71が第1リザーバ収容孔H41よりもハウジング90の奥側(上側)に位置している。これらの収容孔H41、H71は、弁取付面91側から見たときに、弁取付面91における左右方向の中央よりも右側面95側に配置されている。また、第1切換弁収容孔H71とモータ取付面92との間に、第1ポンプ収容孔H51が配置されている。
第1切換弁収容孔H71は、弁取付面91側から見たときに、第1加圧弁収容孔H11と圧力センサ収容孔H80との間に配置されている。より詳細には、ポンプ孔軸線およびモータ孔軸線に対してともに垂直な方向をポンプ孔基準方向(すなわち、鉛直線方向)とし、第1加圧弁収容孔H11の軸線を含み、且つポンプ孔基準方向に対して平行な平面(すなわち、鉛直面)を孔の第1平面とし、第1加圧弁収容孔H11の軸線を含み、且つ孔の第1平面に対して垂直な平面(すなわち、水平面)を孔の第2平面とし、圧力センサ収容孔H80の軸線を含み、且つポンプ孔基準方向に対して平行な平面(すなわち、鉛直面)を孔の第3平面とし、圧力センサ収容孔H80の軸線を含み、且つ孔の第3平面に対して垂直な平面(すなわち、水平面)を孔の第4平面としたとき、第1切換弁収容孔H71は、孔の第1平面と孔の第3平面との間で、且つ孔の第2平面および孔の第4平面を横切るように配置されている。また、第1切換弁収容孔H71は、ポンプ孔基準平面を横切るように配置されている。
さらに、第1切換弁収容孔H71は、左側面94側または右側面95側から見たときに、第1切換弁収容孔H71の一部が、第1加圧弁収容孔H11や圧力センサ収容孔H80の投影面内に位置している。
ハウジング90の底面96には、第2リザーバ42が収納される第2リザーバ収容孔H42、および第2吸入切換弁72が収納される第2切換弁収容孔H72が、同軸状に連続して形成されている。これらの収容孔H42、H72の軸線はポンプ孔基準平面に対して垂直になっている。換言すると、これらの収容孔H42、H72の軸線は、鉛直方向に延びている。
これらの収容孔H42、H72は、第2リザーバ収容孔H42がハウジング90の底面96側に位置し、第2切換弁収容孔H72が第2リザーバ収容孔H42よりもハウジング90の奥側(上側)に位置している。これらの収容孔H42、H72は、弁取付面91側から見たときに、弁取付面91における左右方向の中央よりも左側面94側に配置されている。また、第2切換弁収容孔H72とモータ取付面92との間に、第2ポンプ収容孔H52が配置されている。
第2切換弁収容孔H72は、弁取付面91側から見たときに、第2加圧弁収容孔H12と圧力センサ収容孔H80との間に配置されている。より詳細には、第2加圧弁収容孔H12の軸線を含み、且つポンプ孔基準方向に対して平行な平面(すなわち、鉛直面)を孔の第5平面とし、第2加圧弁収容孔H12の軸線を含み、且つ孔の第5平面に対して垂直な平面(すなわち、水平面)を孔の第6平面としたとき、第2切換弁収容孔H72は、孔の第5平面と孔の第3平面との間で、且つ孔の第6平面および孔の第4平面を横切るように配置されている。また、第2切換弁収容孔H72は、ポンプ孔基準平面を横切るように配置されている。
さらに、第2切換弁収容孔H72は、左側面94側または右側面95側から見たときに、第2切換弁収容孔H72の一部が、第2加圧弁収容孔H12の投影面内に位置している。
ハウジング90には、弁取付面91とモータ取付面92との間を連通させる貫通孔97が形成されており、この貫通孔97には、モータ60に給電するためのコネクタ端子(図示せず)が挿入される。
ハウジング90のモータ取付面92には、第1主管路A1(図1参照)を介してマスタシリンダMC(図1参照)に接続される第1ポート101と、第2主管路A2(図1参照)を介してマスタシリンダMCに接続される第2ポート102とが形成されている。
ハウジング90の上面93には、FR主管路A11(図1参照)を介してFRホイールシリンダWfr(図1参照)に接続されるFRポート111と、RL主管路A12(図1参照)を介してRLホイールシリンダWrl(図1参照)に接続されるRLポート112と、RR主管路A21(図1参照)を介してRRホイールシリンダWrr(図1参照)に接続されるRRポート113と、FL主管路A21(図1参照)を介してFLホイールシリンダWfl(図1参照)に接続されるFLポート114とが形成されている。
第1ポート101には、右側面95から水平方向に穴空けされた管路121が接続されている。管路121は、第1切換弁収容孔H71から鉛直方向に穴空けされた管路122により、第1切換弁収容孔H71に接続されている。すなわち、第1ポート101は、管路121、122を介して第1切換弁収容孔H71に接続されている。したがって、管路121は第1主管路A1の一部を構成し、管路122は第1吸入管路D1を構成している。なお、管路121を穴空けしたときの開口端部は封止栓(図示せず)にて塞がれている。
第1切換弁収容孔H71は、右側面95から水平方向に穴空けされた管路123により、第1加圧弁収容孔H11および圧力センサ収容孔H80に接続されている。これにより、第1ポート101と第1加圧弁収容孔H11との間、および第1ポート101と圧力センサ収容孔H80との間は、管路121〜123および第1切換弁収容孔H71を介して接続されている。したがって、管路122、123は第1主管路A1の一部を構成している。なお、管路123を穴空けしたときの開口端部は封止栓(図示せず)にて塞がれている。
ここで、前述したように、第1切換弁収容孔H71は、第1加圧弁収容孔H11と圧力センサ収容孔H80との間に配置されており、より詳細には、第1切換弁収容孔H71の一部が、第1加圧弁収容孔H11や圧力センサ収容孔H80の投影面内に位置している。これにより、第1切換弁収容孔H71と第1加圧弁収容孔H11と圧力センサ収容孔H80の3つの収容孔を、直線状の1本の管路123にて連通させることができ、管路の加工工数を少なくすることができる。
第1加圧弁収容孔H11は、底面96から鉛直方向に穴空けされた管路124により、FR増圧弁収容孔H21に接続されている。より詳細には、この管路124は、弁取付面91と第1ポンプ収容孔H51との間に位置して、ポンプ孔基準方向に直線状に延びている。したがって、管路124はFR主管路A11の一部を構成している。なお、管路124を穴空けしたときの開口端部は封止栓(図示せず)にて塞がれている。管路124は、本発明の第1連通孔に相当する。
FR増圧弁収容孔H21は、FRポート111から鉛直方向に穴空けされた管路125により、FRポート111およびFR減圧弁収容孔H31に接続されている。したがって、管路125はFR主管路A11の一部を構成している。また、管路125はFR減圧管路B11の一部を構成している。
FR減圧弁収容孔H31は、FR減圧弁収容孔H31からモータ取付面92側に向かって水平方向に穴空けされた管路126が接続されている。管路126は、底面96から鉛直方向に穴空けされた管路127により、第1ポンプ収容孔H51に接続されている。管路127は、モータ取付面92から水平方向に穴空けされた管路128により、第1リザーバ収容孔H41に接続されている。
すなわち、FR減圧弁収容孔H31は、管路126、127、128を介して第1リザーバ収容孔H41に接続されている。したがって、管路126、127、128はFR減圧管路B11の一部を構成している。また、第1ポンプ収容孔H51は、管路127、128を介して第1リザーバ収容孔H41に接続されている。したがって、管路127、128は第1還流管路C1の一部(吸入側)を構成している。なお、管路127、128を穴空けしたときの開口端部は封止栓(図示せず)にて塞がれている。
FR増圧弁収容孔H21は、右側面95から水平方向に穴空けされた管路129により、RL増圧弁収容孔H22に接続されている。したがって、管路129はRL主管路A12の一部を構成している。なお、管路129を穴空けしたときの開口端部は封止栓(図示せず)にて塞がれている。
RL増圧弁収容孔H22は、RLポート112から鉛直方向に穴空けされた管路130により、RLポート112およびRL減圧弁収容孔H32に接続されている。したがって、管路130はRL主管路A11の一部を構成している。また、管路130はRL減圧管路B12の一部を構成している。
RL減圧弁収容孔H32は、右側面95から水平方向に穴空けされた管路131により管路126に接続されている。すなわち、RL減圧弁収容孔H32は、管路126、127、128、131を介して第1リザーバ収容孔H41に接続されている。したがって、管路126、127、128、131はRL減圧管路B12の一部を構成している。なお、管路131を穴空けしたときの開口端部は封止栓(図示せず)にて塞がれている。
図5に示されるように、第1ポンプ収容孔H51は、その内周面から管路124まで延びる直線状の管路132により管路124に接続されている。そして、第1ポンプ収容孔H51は、これらの管路124、132を介して第1加圧弁収容孔H11およびFR増圧弁収容孔H21に接続されている。したがって、管路124、132は第1還流管路C1の一部(吐出側)を構成している。
この管路132は、その通路面積が管路124の通路面積よりも小さくされており、第1ポンプ51(図1参照)の脈圧を低減するためのオリフィスとして機能する。この管路132の軸線は、ポンプ孔軸線に対して傾斜して、第1ポンプ収容孔H51の開口部に向かって延びているため、この管路132はハウジング90の外部から容易に穴空け加工することができる。管路132は本発明の第2連通孔に相当する。
図2〜図4に示されるように、第2ポート102には、左側面94から水平方向に穴空けされた管路141が接続されている。管路141は、第2切換弁収容孔H72から鉛直方向に穴空けされた管路142により、第2切換弁収容孔H72に接続されている。すなわち、第2ポート102は、管路141、142を介して第2切換弁収容孔H72に接続されている。したがって、管路141は第2主管路A2の一部を構成し、管路142は第2吸入管路D2を構成している。なお、管路141を穴空けしたときの開口端部は封止栓(図示せず)にて塞がれている。
第2切換弁収容孔H72は、左側面94から水平方向に穴空けされた管路143により、第2加圧弁収容孔H12に接続されている。これにより、第2ポート102と第2加圧弁収容孔H12との間は、管路141〜143および第2切換弁収容孔H72を介して接続されている。したがって、管路142、143は第2主管路A2の一部を構成している。なお、管路143を穴空けしたときの開口端部は封止栓(図示せず)にて塞がれている。
第2加圧弁収容孔H12は、底面96から鉛直方向に穴空けされた管路144により、FL増圧弁収容孔H24に接続されている。より詳細には、この管路144は、弁取付面91と第2ポンプ収容孔H52との間に位置して、ポンプ孔基準方向に直線状に延びている。したがって、管路144はFL主管路A22の一部を構成している。なお、管路144を穴空けしたときの開口端部は封止栓(図示せず)にて塞がれている。管路144は、本発明の第1連通孔に相当する。
FL増圧弁収容孔H24は、FLポート114から鉛直方向に穴空けされた管路145により、FLポート114およびFL減圧弁収容孔H34に接続されている。したがって、管路145はFL主管路A22の一部を構成している。また、管路145はFL減圧管路B22の一部を構成している。
FL減圧弁収容孔H34は、FL減圧弁収容孔H34からモータ取付面92側に向かって水平方向に穴空けされた管路146が接続されている。管路146は、底面96から鉛直方向に穴空けされた管路147により、第2ポンプ収容孔H52に接続されている。管路147は、モータ取付面92から水平方向に穴空けされた管路148により、第2リザーバ収容孔H42に接続されている。
すなわち、FL減圧弁収容孔H34は、管路146、147、148を介して第2リザーバ収容孔H42に接続されている。したがって、管路146、147、148はFL減圧管路B22の一部を構成している。また、第2ポンプ収容孔H52は、管路147、148を介して第2リザーバ収容孔H42に接続されている。したがって、管路147、148は第2還流管路C2の一部を構成している。なお、管路147、148を穴空けしたときの開口端部は封止栓(図示せず)にて塞がれている。
FL増圧弁収容孔H24は、左側面94から水平方向に穴空けされた管路149により、RR増圧弁収容孔H23に接続されている。したがって、管路149はRR主管路A21の一部を構成している。なお、管路149を穴空けしたときの開口端部は封止栓(図示せず)にて塞がれている。
RR増圧弁収容孔H23は、RRポート113から鉛直方向に穴空けされた管路150により、RRポート113およびRR減圧弁収容孔H33に接続されている。したがって、管路150はRR主管路A21の一部を構成している。また、管路150はRR減圧管路B21の一部を構成している。
RR減圧弁収容孔H33は、左側面94から水平方向に穴空けされた管路151により管路146に接続されている。すなわち、RR減圧弁収容孔H33は、管路146、147、148、151を介して第2リザーバ収容孔H42に接続されている。したがって、管路146、147、148、151はRR減圧管路B21の一部を構成している。なお、管路151を穴空けしたときの開口端部は封止栓(図示せず)にて塞がれている。
図5に示されるように、第2ポンプ収容孔H52は、その内周面から管路144まで延びる直線状の管路152により管路144に接続されている。そして、第2ポンプ収容孔H52は、これらの管路144、152を介して第2加圧弁収容孔H12およびFL増圧弁収容孔H24に接続されている。したがって、管路144、152は第1還流管路C2の一部(吐出側)を構成している。
この管路152は、その通路面積が管路144の通路面積よりも小さくされており、第2ポンプ52(図1参照)の脈圧を低減するためのオリフィスとして機能する。この管路152の軸線は、ポンプ孔軸線に対して傾斜して、第2ポンプ収容孔H52の開口部に向かって延びているため、この管路152はハウジング90の外部から容易に穴空け加工することができる。管路152は本発明の第2連通孔に相当する。
図6は、弁やポンプ等を組み付けた状態のハウジング90を弁取付面91側から見た正面図である。
図6に示されるように、4つの増圧制御電磁弁21〜24、4つの減圧制御電磁弁31〜34、2つの加圧制御電磁弁11、12、および圧力センサ80は、それらの軸線がモータ60の軸線と平行な状態で弁取付面91に配置されている。
4つの増圧制御電磁弁21〜24は、それらの軸線が水平な一直線上に並ぶようにして、弁取付面91における上方位置に配置されている。4つの減圧制御電磁弁31〜34は、それらの軸線が水平な一直線上に並ぶようにして、4つの増圧制御電磁弁21〜24の下方に配置されている。
2つの加圧制御電磁弁11、12と1つの圧力センサ80は、水平方向に並ぶようにして、4つの減圧制御電磁弁31〜34の下方に配置されている。但し、圧力センサ80は、その軸線を2つの加圧制御電磁弁11、12の各軸線よりも僅かに下方にずらして配置されている。
換言すると、ポンプ51、52の軸線(以下、ポンプ軸線という)およびモータ60の軸線(以下、モータ軸線という)に対してともに垂直な方向をポンプ基準方向(すなわち、鉛直線方向)としたとき、4つの増圧制御電磁弁21〜24は、その軸線がポンプ軸線よりもポンプ基準方向の一方側(上側)に位置している。また、2つの加圧制御電磁弁11、12は、その軸線がポンプ軸線よりもポンプ基準方向の他方側(下側)に位置している。さらに、4つの減圧制御電磁弁31〜34は、その軸線が、ポンプ基準方向において増圧制御電磁弁21〜24の軸線と加圧制御電磁弁11、12の軸線との間に位置するとともに、ポンプ軸線よりもポンプ基準方向の一方側(上側)に位置している。
また、第1加圧制御電磁弁11、FR増圧制御電磁弁21、およびFR減圧制御電磁弁31は、鉛直方向に並ぶようにして、弁取付面91における右側位置に配置されている。但し、FR減圧制御電磁弁31は、その軸線が第1加圧制御電磁弁11の軸線およびFR増圧制御電磁弁21の軸線に対してポンプ軸線方向にずらして配置されている。より詳細には、FR減圧制御電磁弁31は、その軸線が第1加圧制御電磁弁11の軸線およびFR増圧制御電磁弁21の軸線よりも左側に僅かにずらして配置されている。
RL増圧制御電磁弁22とRL減圧制御電磁弁32は、それらの軸線が鉛直な一直線上に並ぶようにして、FR増圧制御電磁弁21およびFR減圧制御電磁弁31よりも左側位置(すなわち、弁取付面91における中央部寄り)に配置されている。
圧力センサ80は、RL増圧制御電磁弁22およびRL減圧制御電磁弁32よりも左側位置(すなわち、弁取付面91における中央部寄り)に配置されている。
また、第2加圧制御電磁弁12、FL増圧制御電磁弁24、およびFL減圧制御電磁弁34は、鉛直方向に並ぶようにして、弁取付面91における左側位置に配置されている。但し、FL減圧制御電磁弁34は、その軸線が第2加圧制御電磁弁12の軸線およびFL増圧制御電磁弁24の軸線対してポンプ軸線方向にずらして配置されている。より詳細には、FL減圧制御電磁弁34は、その軸線を第2加圧制御電磁弁12の軸線およびFL増圧制御電磁弁24の軸線よりも右側に僅かにずらして配置されている。
RR増圧制御電磁弁23とRR減圧制御電磁弁33は、それらの軸線が鉛直な一直線上に並ぶようにして、FL増圧制御電磁弁24およびFL減圧制御電磁弁34よりも右側位置(すなわち、弁取付面91における中央部寄り)に配置されている。
第1ポンプ51は、ハウジング90の右側面95側に配置されるとともに、第1吸入切換弁71とモータ取付面92(図4参照)との間に配置されている。また、第2ポンプ52は、ハウジング90の左側面94側に配置されるとともに、第2吸入切換弁72とモータ取付面92との間に配置されている。これらのポンプ51、52は、その軸線が左右方向に延びるともにモータ60(図1参照)の軸線に直交している。
第1リザーバ41および第1吸入切換弁71は、ハウジング90の底面96側にて同軸に配置されている。また、ポンプ軸線を含み且つモータ軸線に対して平行な平面をポンプ基準平面(すなわち、水平面)としたとき、第1リザーバ41および第1吸入切換弁71は、ポンプ基準平面に対して垂直になっている。換言すると、第1リザーバ41および第1吸入切換弁71は鉛直方向に延びている。
機械式の第1吸入切換弁71は、弁取付面91に露出しない状態でハウジング90の内部に収容されており、弁取付面91には配置されていない。具体的には、第1吸入切換弁71は、弁取付面91側から見たときに、第1加圧制御電磁弁11と圧力センサ80との間に配置されている。
より詳細には、第1加圧制御電磁弁11の軸線を含み、且つポンプ基準方向に対して平行な平面(すなわち、鉛直面)を第1平面とし、第1加圧制御電磁弁11の軸線を含み、且つ第1平面に対して垂直な平面(すなわち、水平面)を第2平面とし、圧力センサ80の軸線を含み、且つポンプ基準方向に対して平行な平面(すなわち、鉛直面)を第3平面とし、圧力センサ80の軸線を含み、且つ第3平面に対して垂直な平面(すなわち、水平面)を第4平面としたとき、第1吸入切換弁71は、第1平面と第3平面との間で、且つ第2平面および第4平面を横切るように配置されている。また、第1吸入切換弁71は、ポンプ基準平面を横切るように配置されている。
同様に、機械式の第2吸入切換弁72も、弁取付面91に露出しない状態でハウジング90の内部に収納されており、弁取付面91には配置されていない。具体的には、第2吸入切換弁72は、弁取付面91側から見たときに、第2加圧制御電磁弁12と圧力センサ80との間に配置されている。
より詳細には、第2加圧制御電磁弁12の軸線を含み、且つポンプ基準方向に対して平行な平面(すなわち、鉛直面)を第5平面とし、第2加圧制御電磁弁12の軸線を含み、且つ第5平面に対して垂直な平面(すなわち、水平面)を第6平面としたとき、第2吸入切換弁72は、第5平面と第3平面との間で、且つ第6平面および第4平面を横切るように配置されている。また、第2吸入切換弁72は、ポンプ基準平面を横切るように配置されている。
このように、第1吸入切換弁71および第2吸入切換弁72は弁取付面91に配置されないため、両吸入切換弁71、72と両加圧制御電磁弁11、12と圧力センサ80とを実質的に1列に配置することが可能となり、ブレーキ液圧制御装置1を小型にすることができる。
また、第1吸入切換弁71および第2吸入切換弁72は、ポンプ基準平面を横切るように配置されているため、各吸入切換弁71、72から各ポンプ51、52までの吸入経路(すなわち、吸入切換弁〜リザーバ〜ポンプの経路)が短くなり、ポンプ51、52の昇圧性能を向上させることができる。また、ハウジング90におけるポンプ基準方向の寸法(すなわち、ハウジング90における上下方向の寸法)が小さくなり、ブレーキ液圧制御装置1の小型化を図ることができる。
また、モータ取付面92と吸入切換弁71、72との間にポンプ51、52が配置されているため、モータ60の軸を長くすることなく、ポンプ基準平面を横切るようにして吸入切換弁71、72を配置することができる。そして、モータ60の軸が長くなった場合には振動や騒音が増加しやすいが、モータ60の軸を長くする必要がないため振動や騒音の増加を防止ないしは抑制することができる。
また、FR減圧制御電磁弁31は、その軸線が第1加圧制御電磁弁11の軸線およびFR増圧制御電磁弁21の軸線に対してポンプ軸線方向にずらして配置されているため、FR減圧制御電磁弁31との干渉を避けつつ、第1加圧制御電磁弁11とFR増圧制御電磁弁21とを直線状の1本の管路124により連通させることができるとともに、その管路122を弁取付面91と第1ポンプ51との間に設けることができる。
同様に、FL減圧制御電磁弁34は、その軸線が第2加圧制御電磁弁12の軸線およびFL増圧制御電磁弁24の軸線に対してポンプ軸線方向にずらして配置されているため、FL減圧制御電磁弁34との干渉を避けつつ、第2加圧制御電磁弁12とFL増圧制御電磁弁24とを直線状の1本の管路144により連通させることができるとともに、その管路142を弁取付面91と第2ポンプ52との間に設けることができる。
したがって、従来のブレーキ液圧制御装置における第1水平管路201zおよび第2水平管路202zに相当するものが不要であるため、加工工数を低減することができる。また、ハウジング90におけるモータ軸線方向の寸法を小さくすることができるため、ブレーキ液圧制御装置1を小型にすることができる。さらに、モータ取付面91から各ポンプ51、52までの距離を短縮できるため、モータ60の軸を短くして振動や騒音の増加を防止ないしは抑制することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、圧力センサ80は、その軸線を2つの加圧制御電磁弁11、12の各軸線よりも僅かに下方にずらして配置したが、圧力センサ80と2つの加圧制御電磁弁11、12は、それらの軸線が水平な一直線上に並ぶようにして、換言すると、第2平面と第4平面と第6平面とが同一平面になるようにして、配置してもよい。このようにすれば、ハウジング90における上下方向の寸法を小さくすることができ、ブレーキ液圧制御装置1をさらに小型にすることができる。
また、上記実施形態では、吸入管路D1、D2をリザーバ室413、423に接続したが、吸入管路D1、D2を、リザーバ室413、423を介さずにポンプ51、52の吸入口に接続するとともに、吸入管路D1、D2に吸入切換弁71、72を配置してもよい。その際、吸入切換弁71、72は、電磁弁を用いるのがよい。
本発明の一実施形態に係るブレーキ液圧制御装置を適用した車両用ブレーキ装置の液圧回路の構成を示す図である。 図1に示すブレーキ液圧制御装置におけるハウジングを透視した斜視図である。 図1に示すブレーキ液圧制御装置におけるハウジングを透視した正面図である。 図1に示すブレーキ液圧制御装置におけるハウジングを透視した右側面図である。 図3のA−A断面でのハウジングの実態形状を示す図である。 図1に示すブレーキ液圧制御装置の正面図である。 従来のブレーキ液圧制御装置のを示す断面図である。
符号の説明
11、12…加圧制御電磁弁、21〜24…増圧制御電磁弁、
31〜34…減圧制御電磁弁、41、42…リザーバ、51、52…ポンプ、
60…モータ、71、72…吸入切換弁、90…ハウジング、91…弁取付面、92…モータ取付面、124、144…管路(第1連通孔)、
A1、A2…主管路、B11、B12、B21、B22…減圧管路、
C1、C2…還流管路、D1、D2…吸入管路、
MC…マスタシリンダ、Wfr、Wfl、Wrl、Wrr…ホイールシリンダ。

Claims (3)

  1. マスタシリンダ(MC)とホイールシリンダ(Wfr、Wfl、Wrl、Wrr)とを接続する主管路(A1、A2)に設けられ、前記主管路を開閉する複数の増圧制御電磁弁(21〜24)と、
    前記主管路における前記ホイールシリンダと前記増圧制御電磁弁との間から分岐された減圧管路(B11、B12、B21、B22)に設けられ、前記ホイールシリンダから排出されたブレーキ液を一時的に溜めるリザーバ(41、42)と、
    前記減圧管路における前記リザーバよりも前記ホイールシリンダ側に設けられ、前記減圧管路を開閉する複数の減圧制御電磁弁(31〜34)と、
    前記リザーバのブレーキ液を、前記主管路における前記マスタシリンダと前記増圧制御電磁弁との間に接続された還流管路(C1、C2)を介して前記主管路に還流するポンプ(51、52)と、
    このポンプを駆動するモータ(60)と、
    前記主管路における前記還流管路の接続部よりも前記マスタシリンダ側に設けられ、前記マスタシリンダの液圧よりも前記ホイールシリンダの液圧が高くなる状態を設定可能な加圧制御電磁弁(11、12)と、
    前記マスタシリンダと前記ポンプの吸入口とを接続する吸入管路(D1、D2)に設けられ、前記吸入管路を開閉する吸入切換弁(71、72)と、
    前記増圧制御電磁弁、前記リザーバ、前記減圧制御電磁弁、前記ポンプ、前記モータ、前記加圧制御電磁弁、および前記吸入切換弁が組み付けられたハウジング(90)とを備え、
    前記ポンプは、前記モータの軸線に対して垂直な方向に往復動するピストンを有するピストンポンプであり、
    前記ハウジングの外表面には弁取付面(91)とモータ取付面(92)とが対向して平行に形成され、
    前記モータは、前記モータ取付面に取り付けられ、
    前記増圧制御電磁弁、前記減圧制御電磁弁、および前記加圧制御電磁弁は、前記弁取付面に取り付けられ、
    前記ポンプの軸線および前記モータの軸線に対してともに垂直な方向をポンプ基準方向としたとき、
    前記増圧制御電磁弁は、その軸線が前記ポンプの軸線よりも前記ポンプ基準方向の一方側に位置し、
    前記加圧制御電磁弁は、その軸線が前記ポンプの軸線よりも前記ポンプ基準方向の他方側に位置し、
    前記減圧制御電磁弁は、その軸線が前記ポンプ基準方向において前記増圧制御電磁弁の軸線と前記加圧制御電磁弁の軸線との間に位置するブレーキ液圧制御装置において、
    前記減圧制御電磁弁(31、34)は、その軸線が前記加圧制御電磁弁(11、12)の軸線に対して前記ポンプ(51、52)の軸線方向にずらして配置され、
    前記弁取付面(91)と前記ポンプ(51、52)との間に位置して前記ポンプ基準方向に延びる直線状の第1連通孔(124、144)により、前記増圧制御電磁弁(21、24)と前記加圧制御電磁弁(11、12)とが連通されていることを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
  2. 前記ハウジング(90)は、前記ポンプ(51、52)が組み付けられるポンプ収容孔(H51、H52)と、このポンプ収容孔(H51、H52)の内周面から前記第1連通孔(124、144)まで延びる直線状の第2連通孔(132、152)とを備えることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ液圧制御装置。
  3. 前記第2連通孔(132、152)は、その通路面積が前記第1連通孔(124、144)の通路面積よりも小さくされたオリフィスであることを特徴とする請求項2に記載のブレーキ液圧制御装置。
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