JP2008028682A - 移動局及びハンドオーバ制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブランチ入替、ブランチ削除のための測定を行う場合に、HS Serving Cellである無線基地局との無線リンクが削除されることを防ぎ、より安定したHSDPA通信を実現する移動局を提供する。
【解決手段】移動局は、第1の通信チャネルを用いて、複数の無線基地局と同時に通信を行い、かつ、第2の通信チャネルを用いて、当該複数の無線基地局の内の1つの無線基地局とのみ通信を行う場合に、第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局の無線品質が劣化した場合でも、第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局との通信を維持するハンドオーバ制御部114を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、移動局及びハンドオーバ制御方法に関する。
一般に、CDMA方式を用いた移動通信システムにおいては、移動局が同時に複数の無線基地局(あるいは、セル/セクタ)と無線リンクを接続して通信を行うソフトハンドオーバ(SHO)を行うことにより、セル周辺での受信品質の向上が図られている。一般に、上記移動局と無線基地局との間の無線リンクをブランチと呼び、SHOにより無線リンクを介して通信が行われている複数の無線基地局の集合をアクティブセットと呼ぶ。又、上記アクティブセットに新規に無線リンクを介して通信を行う無線基地局を追加することを、ブランチ追加と呼び、アクティブセット内の、すでに無線リンクを介して通信を行っている無線基地局を削除することをブランチ削除と呼ぶ。更に、上記アクティブセット内の無線基地局の数が所定の値を超えている場合に、アクティブセット内の最も無線品質の悪い無線基地局と、アクティブセット外の無線品質の良い無線基地局とを入れ替えることをブランチ入替と呼ぶ。
例えば、3GPPにおけるWCDMA方式においては、移動局は、各無線基地局との無線品質(例えば、CPICH RSCP、CPICH Ec/N0、pathloss)を監視し、上記無線品質に基づいて、ブランチ追加、ブランチ削除、ブランチ入替のための測定を行い、上記測定結果を無線制御局に報告する。そして、無線制御局は、上記移動局からの報告内容に基づいて、SHOに関する制御を行う。
上述したような移動局の動作は、非特許文献1において、ブランチ追加に関する報告に関してはReporting event 1Aとして、ブランチ削除に関する報告に関してはReporting event 1Bとして、ブランチ入替に関する報告に関してはReporting event 1Cとして記載されている。
以下に、図9を用いて、ブランチ入替に関する移動局の動作を説明する。
図12において、アクティブセット内の無線基地局の最大数は3であると仮定する。又、ブランチ入替を行うための上記所定の値は3であると仮定する。尚、上記所定の値は、非特許文献1では、Replacement activation thresholdとして定義されている。
図12は、移動局における、無線基地局1、無線基地局2、無線基地局3、無線基地局4からの共通パイロットチャネルの受信信号電力CPICH RSCPの推移の一例を示したものである。時刻T1〜T2において、移動局は、無線基地局1、無線基地局2、無線基地局3と、SHOを用いた通信を行っている。すなわち、アクティブセット内の無線基地局は、無線基地局1と無線基地局2と無線基地局3である。そして、時刻T2において、無線基地局4のCPICH RSCPから、アクティブセット内のCPICH RSCPが最も小さい無線基地局2のCPICH RSCPを引いた値が、予め定められた閾値Thを超えたため、アクティブセット内の無線基地局2を、無線基地局4と入れ替えるべきであると測定し、上記測定結果を無線制御局に報告する。すなわち、Reporting event 1Cを行う。ここで、上記閾値Thは、非特許文献1では、H1c/2 (H1c: the hysteresis parameter for the event 1c)として定義されている。
尚、上述したブランチ入替の動作においては、説明を簡易にするため、非特許文献1に記載されているtime to triggerや、cell individual offsetsは0としている。又、「無線基地局4のCPICH RSCPから、アクティブセット内のCPICH RSCPが最も小さい無線基地局2のCPICH RSCPを引いた値が、予め定められた閾値Thを超えた」とは、以下の式が真であるということと同じである。
CPICH_RSCP4≧CPICH_RSCP2+Th
ここで、CPICH_RSCP4は、無線基地局4のCPICH RSCPであり、CPICH_RSCP2は、無線基地局2のCPICH RSCPである。更に、上述した例では、アクティブセット内のCPICH RSCPの小さい無線基地局と、アクティブセット外のCPICH RSCPの大きい無線基地局を、それぞれ1つずつ報告しているが、それぞれ複数の無線基地局を報告してもよい。
上述したようなブランチ追加、ブランチ削除、ブランチ入替のための測定を行うことにより、移動局は、伝搬環境が変動した場合に、適切な無線基地局とSHOを用いた通信を行うことが可能となる。
ところで、3GPPでは、近年のインターネットの急速な普及に伴い、特に下りリンクにおいてデータベースやWebサイトからのダウンロード等による高速・大容量のトラヒックが増加するとの予測に基づき下り方向の高速パケット伝送方式である「HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)」の標準化が行われている(例えば、非特許文献2参照)。
HSDPAにおける下りリンクにおいては、複数の移動局で共有して使用される下り共有物理チャネルHS-PDSCH(High Speed - Physical Downlink Shared Channel)と、各移動局で共有して使用される下り共有制御チャネルHS-SCCH (High Speed -
Shared Control Channel)と、各移動局に個別に割り当てられる、上記共有物理チャネルに付随する下りリンク付随個別チャネルA-DPCH (Associated - Dedicated Physical Channel)が用いられる。
3GPP TS25.331, v6.10.0 3GPP TS25.308, v5.7.0
移動局は、HSDPAを用いた通信を行う場合、付随個別チャネルであるA-DPCHに関しては、上述したSHOにより複数の無線基地局と無線リンクを介して通信を行うが、共有チャネルであるHS-PDSCH、HS-SCCHに関しては、A-DPCHがSHOにより複数の無線基地局と通信を行っている場合でも、そのアクティブセット内の1つの無線基地局とのみ通信を行う。ここで、上記HS-PDSCH、HS-SCCHを用いて通信を行う無線基地局を、一般にHS Serving Cellと呼ぶ。
ここで、移動局は、ブランチ入替のための測定を行う場合に、アクティブセット内のHS Serving Cellである無線基地局を、アクティブセット外の無線基地局と入れ替えるReporting event 1Cを行うことが考えられる。この時、無線制御局が、移動局の報告通りにブランチ入替の制御を行ったとすると、移動局はHSDPAを用いた通信を継続することが不可能となり、問題である。
あるいは、移動局は、ブランチ削除のための測定を行う場合に、アクティブセット内のHS Serving Cellである無線基地局を削除するReporting event 1Bを行うことが考えられる。この時、無線制御局が移動局の報告通りにブランチ削除の制御を行ったとすると、移動局はHSDPAを用いた通信を継続することが不可能となり、問題である。
このように、HSDPAにおいて、付随個別チャネルであるA-DPCHに関しては、SHOにより複数の無線基地局と同時に通信を行い、一方で、HSチャネルであるHS-SCCH、HS-PDSCHに関しては、そのアクティブセット内のHS Serving Cellである無線基地局とのみ通信を行う場合に、ブランチ入替、あるいは、ブランチ削除により、HS Serving Cellである無線基地局との無線リンクが削除され、HSDPAを用いた通信を継続することが不可能となるという問題が存在する。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑み、ブランチ入替、ブランチ削除のための測定を行う場合に、HS Serving Cellである無線基地局との無線リンクが削除されることを防ぎ、より安定したHSDPA通信を実現する移動局及びハンドオーバ制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の特徴は、移動局と、該移動局と無線通信を行う複数の無線基地局と、該複数の無線基地局に接続された無線制御局とを含む移動通信システムにおける移動局であって、第1の通信チャネルを用いて、複数の無線基地局と同時に通信を行い、かつ、第2の通信チャネルを用いて、当該複数の無線基地局の内の1つの無線基地局とのみ通信を行う場合に、第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局の無線品質が劣化した場合でも、第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局との通信を維持する制御部を備える移動局であることを要旨とする。
第1の特徴に係る移動局によると、ブランチ入替、ブランチ削除のための測定を行う場合に、HS Serving Cellである無線基地局との無線リンクが削除されることを防ぎ、より安定したHSDPA通信を実現することができる。
又、第1の特徴に係る移動局は、複数の無線基地局よりも無線品質の良い無線基地局が存在する場合に、複数の無線基地局の内、第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局以外の無線基地局との通信を削除し、上記複数の無線基地局よりも無線品質の良い無線基地局との通信を追加することを、無線制御局に通知する通知部を更に備えてもよい。
又、上記移動局において、複数の無線基地局の内の、第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局以外の無線基地局の無線品質よりも、無線品質の良い無線基地局が複数の無線基地局以外に存在する場合に、複数の無線基地局の内、第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局以外の無線基地局との通信を削除し、複数の無線基地局よりも無線品質の良い無線基地局との通信を追加することを、無線制御局に通知してもよい。
本発明の第2の特徴は、移動局と、該移動局と無線通信を行う複数の無線基地局と、該複数の無線基地局に接続された無線制御局とを含む移動通信システムにおける移動局であって、第1の通信チャネルを用いて、複数の無線基地局と同時に通信を行い、かつ、第2の通信チャネルを用いて、当該複数の無線基地局の内の1つの無線基地局とのみ通信を行う場合において、複数の無線基地局よりも無線品質の良い無線基地局が存在し、かつ、複数の無線基地局の内の、第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局以外の無線基地局の無線品質が、第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局の無線品質よりも良い場合に、複数の無線基地局の内の最も無線品質の良い無線基地局を、無線制御局に通知する処理を、複数の無線基地局の内の、無線品質の悪い無線基地局との通信を削除し、複数の無線基地局よりも無線品質の良い無線基地局との通信を追加することを、無線制御局に通知する処理よりも優先する通知部を備える移動局であることを要旨とする。
第2の特徴に係る移動局によると、ブランチ入替、ブランチ削除のための測定を行う場合に、HS Serving Cellである無線基地局との無線リンクが削除されることを防ぎ、より安定したHSDPA通信を実現することができる。
又、第1及び第2の特徴に係る移動局において、第1の通信チャネルは、付随の個別チャネルA-DPCHであり、第2の通信チャネルは、HS-PDSCH又はHS-SCCHであってもよい。
又、第1及び第2の特徴に係る移動局において、移動通信システムは、下りリンクにおいてHSDPAを適用した移動通信システムであってもよい。
本発明の第3の特徴は、移動局と、該移動局と無線通信を行う複数の無線基地局と、該複数の無線基地局に接続された無線制御局とを含む移動通信システムにおけるハンドオーバ制御方法であって、第1の通信チャネルを用いて、複数の無線基地局と同時に通信を行い、かつ、第2の通信チャネルを用いて、当該複数の無線基地局の内の1つの無線基地局とのみ通信を行う場合に、第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局の無線品質が劣化した場合でも、第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局との通信を維持するステップを含むハンドオーバ制御方法であることを要旨とする。
第3の特徴に係るハンドオーバ制御方法によると、ブランチ入替、ブランチ削除のための測定を行う場合に、HS Serving Cellである無線基地局との無線リンクが削除されることを防ぎ、より安定したHSDPA通信を実現することができる。
本発明によると、ブランチ入替、ブランチ削除のための測定を行う場合に、HS Serving Cellである無線基地局との無線リンクが削除されることを防ぎ、より安定したHSDPA通信を実現する移動局及びハンドオーバ制御方法を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであることに留意すべきである。
(移動通信システムの構成)
本実施形態に係る移動通信システムは、移動局11〜13と、移動局と無線通信を行う複数の無線基地局21〜25と、無線基地局21〜25に接続され、無線基地局21〜25を制御する無線制御局30とを備える。尚、図1においては、1つの無線基地局が1つのセクタが持つ構成としているが、1つの無線基地局が複数のセクタを持つ構成としてもよい。この場合、SHOを用いて通信を行う無線リンクは、セクタ毎に設定されることになる。
図1において、上記移動通信システムは、下りリンクにおいてHSDPAを適用した場合を示している。
ここで、HSDPAにおける通信チャネルに関する説明を行う。HSDPAにおける下りリンクにおいては、複数の移動局で共有して使用される下り共有物理チャネルHS-PDSCH(High Speed - Physical Downlink Shared Channel)と、複数の移動局で共有して使用される下り共有制御チャネルHS-SCCH (High Speed - Shared Control Channel)と、各移動局に個別に割り当てられる、上記共有物理チャネルに付随する下りリンク付随個別チャネルA-DPCH (Associated - Dedicated Physical Channel)が用いられる。又、上りリンクにおいては、各移動局に個別に割り当てられる上りリンク付随個別チャネルA-DPCHに加えて、各移動局に個別に割り当てられるHSDPA用の制御チャネルHS-DPCCH (High Speed - Dedicated Physical Control Channel)が用いられる。そして、下りリンクでは、上記下りリンク付随個別チャネルにより、上記上りリンク付随個別チャネルのための送信電力制御コマンド等が伝送され、上記共有物理チャネルによりユーザデータが伝送される。一方、上りリンクでは、上記上りリンク付随個別チャネルにより、ユーザデータ以外に、パイロットシンボル、下りリンク付随個別チャネル送信のための電力制御コマンド(TPCコマンド)が伝送され、上記HSDPA用の個別制御チャネルにより、共有チャネルのスケジューリングや、AMCS(適応変調・符号化)に用いるための下り品質情報、及び、下りリンクの共有チャネルHS-DSCHの送達確認情報が伝送される。
次に、本実施形態に係る移動局11〜13について、図2を用いて説明する。図2では、移動局の機能のうち、本発明の実施の一形態に係る部分のみを記載しており、その他の機能に関しては省略している。移動局11〜13は、低雑音増幅器101と、周波数変換部102と、自動利得制御増幅器103と、直交検波部104と、A/D変換部105と、ルートナイキストフィルタ部106と、CPICH用逆拡散部107と、パスサーチ部108と、チャネル推定部109と、データチャネル用逆拡散部110と、RAKE合成部111と、CPICH受信レベル判定部112と、チャネル復号部113と、ハンドオーバ制御部114とを備える。
低雑音増幅器101は、移動局に入力された下りリンクの受信信号を増幅する。周波数変換部102は、増幅された受信信号を中間周波数に周波数変換する。自動利得制御(Automatic Gain Control)増幅部103は、周波数変換された受信信号を線形増幅する。直交検波部104は、増幅後の信号を直交検波し、同相成分及び直交成分に分解する。A/D変換部105は、上記同相及び直交成分のアナログ信号を、デジタル信号に変換する。ルートナイキストフィルタ部106は、デジタル値に変換された同相及び直交成分を帯域制限する。
CPICH用逆拡散部107は、共通パイロットチャネルであるCPICHに関して、上記帯域制限後の信号系列を逆拡散する。ここで、CPICH用逆拡散部107における逆拡散は、パスサーチ部108でパスサーチされた伝搬遅延時間の異なるパス毎に行われる。そして、上記逆拡散後のCPICHの信号系列は、チャネル推定部109に送信される。
チャネル推定部109は、逆拡散後のCPICHの信号系列についてチャネル推定を行う。
RAKE合成部111は、上記逆拡散後のCPICHの信号系列について、上記伝搬遅延時間の異なるパスに関してRAKE合成する。そのRAKE合成後のCPICHの信号系列は、CPICH受信レベル判定部112に送信される、尚、上述した例では、RAKE合成後のCPICHの信号系列をCPICH受信レベル判定部112に送信したが、RAKE合成前のCPICHの信号系列をCPICH受信レベル判定部112に送信してもよい。
尚、上述したCPICHの受信処理は、移動通信システム内の予め決められた無線基地局からのCPICHに対して行われる。以下の例では、無線基地局21〜25からのCPICHに対して、上述したCPICHの受信処理を行うこととする。この場合、RAKE合成部111は、無線基地局21〜25に関するRAKE合成後のCPICHの信号系列をCPICH受信レベル判定部112に送信する。
一方、データチャネル用逆拡散部110は、データチャネルに関して、帯域制限後の信号系列を逆拡散し、逆拡散後のデータチャネルの信号系列を生成する。ここで、データチャネル用逆拡散部110における逆拡散は、パスサーチ部108でパスサーチされた伝搬遅延時間の異なるパス毎に行われる。そして、上記逆拡散後のデータチャネルの信号系列は、RAKE合成部111において上記伝搬遅延時間の異なるパスに関してRAKE合成される。そして、RAKE合成後のデータチャネルの信号系列は、チャネル復号部113に送信される。
チャネル復号部113は、RAKE合成後のデータチャネルの信号系列を、チャネル復号する。尚、上記データチャネルとは、例えば、HSDPAにおいては、共有制御チャネルHS-SCCH、共有データチャネルHS-PDSCH、上記共有チャネルに付随する個別チャネルA-DPCH等である。
CPICH受信レベル判定部112は、RAKE合成部111より、無線基地局21〜25に関するRAKE合成後のCPICHの信号系列を受信し、上記無線基地局21〜25に関するRAKE合成後のCPICH信号系列に基づき、無線基地局21〜25に関するCPICH RSCPを算出する。そして、CPICH受信レベル判定部112は、上記無線基地局21〜25に関するCPICH RSCPを、ハンドオーバ制御部114に送信する。
ハンドオーバ制御部114(制御部及び通知部)は、CPICH受信レベル判定部112より、無線基地局21〜25に関するCPICH RSCPを受信し、上記無線基地局21〜25に関するCPICH RSCPに基づき、ブランチ追加、ブランチ削除、ブランチ入替のための測定行い、上記測定結果を無線制御局30に通知する。
尚、上述した例では、上記ブランチ追加、ブランチ削除、ブランチ入替のための測定を、CPICH RSCPに基づいて行ったが、CPICH RSCPの代わりに、CPICH Ec/N0やpathlossを用いてもよい。又、ハンドオーバ制御部114は、A-DPCHのSHOのためのブランチ追加、ブランチ削除、ブランチ入替のための測定だけでなく、HS Serving Cellを切り替えるためのベストセルに関する測定を行ってもよい。尚、上記ベストセルに関する測定の報告に関しては、非特許文献1においては、Reporting event 1Dとして記載されている。
ハンドオーバ制御部114における、本実施形態に係るハンドオーバ制御に関して、図3〜6を用いて、一例を説明する。尚、以下の説明においては、簡単化のため、図3〜5においては、非特許文献1に記載されているtime to triggerやcell individual offsetsは0とし、図6においては、非特許文献1に記載されているcell individual offsetsは0とする。又、以下の説明において、Th1は、非特許文献1におけるH1c/2 (H1c: the hysteresis parameter for the event 1c)に相当する。
図3は、移動局11における、無線基地局21、無線基地局22、無線基地局23、無線基地局24、無線基地局25からの共通パイロットチャネルの受信信号電力CPICH RSCPの推移の一例を示す。尚、Replacement activation thresholdは3であると仮定する。時刻T1〜T2において、移動局11は、付随個別チャネルA-DPCHに関しては、無線基地局21、無線基地局22、無線基地局23と、SHOを用いた通信を行い、HSDPAチャネルHS-SCCH、HS-PDSCHに関しては、無線基地局22と通信を行っている。すなわち、無線基地局22が、HS Serving Cellである。一般に、HS Serving Cellは、アクティブセット内の最も無線品質の良い無線基地局であるため、本来であれば、無線基地局21がHS Serving Cellとなるべきであるが、Reporting event 1Dにおけるベストセルの判定にヒステリシスが存在するため、図3に示すように、最も品質の良い無線基地局ではない無線基地局がHS Serving Cellとなることがある。
そして、ハンドオーバ制御部114は、時刻T2において、無線基地局24のCPICH RSCPから、アクティブセット内のCPICH RSCPが最も小さい無線基地局22のCPICH RSCPを引いた値が、予め定められた閾値Th1を超え、かつ、上記無線基地局22がHS Serving Cellであるため、アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局23を、無線基地局24と入れ替えると測定し、上記測定結果を無線制御局30に報告する。
ここで、「無線基地局24のCPICH RSCPから、アクティブセット内のCPICH RSCPが最も小さい無線基地局22のCPICH RSCPを引いた値が、予め定められた閾値Th1を超える」とは、例えば、以下の式が真であるということと同じである。
CPICH_RSCP24≧CPICH_RSCP22+Th1
ここで、CPICH_RSCP24は、無線基地局24のCPICH RSCPであり、CPICH_RSCP23は、無線基地局22のCPICH RSCPである。
尚、上述した例では、入替対象となるアクティブセット外の無線基地局(上記の例では、無線基地局24)とアクティブセット内の無線基地局(23)を、それぞれ1つずつ報告したが、それぞれ2つ以上の無線基地局を報告してもよい。
尚、上述した例において、時刻T2において、アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局23を、無線基地局24と入れ替えると測定し、上記測定結果を無線制御局30に報告したが、アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局23を、無線基地局24と入れ替えると測定し、上記測定結果を無線制御局30に報告するか否かを、以下のような判定基準に基づいて、判定してもよい。
例えば、上記アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局23のCPICH RSCPが、無線基地局24のCPICH RSCPよりも小さい場合には、アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局23を、無線基地局24と入れ替えると測定し、上記測定結果を無線制御局30に報告し、上記アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局23のCPICH RSCPが、無線基地局24のCPICH RSCPよりも小さくない場合には、無線制御局30に何も報告しないという処理を行ってもよい。
又、例えば、上記アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局23のCPICH RSCPが、非特許文献1に記載されている「Cell measurement event results」に含まれている場合には、アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局23を、無線基地局24と入れ替えると測定し、上記測定結果を無線制御局30に報告し、上記アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局23のCPICH RSCPが、非特許文献1に記載されている「Cell measurement event results」に含まれていない場合には、無線制御局30に何も報告しないという処理を行ってもよい。
更に、例えば、上記アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局23のCPICH RSCPから、無線基地局24のCPICH RSCPを引いた値が、所定の閾値を下回る場合には、アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局23を、無線基地局24と入れ替えると測定し、上記アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局23のCPICH RSCPから、無線基地局24のCPICH RSCPを引いた値が、所定の閾値を超える場合には、無線制御局30に何も報告しないという処理を行ってもよい。
ハンドオーバ制御部114における、本実施形態に係るハンドオーバ制御に関して、別の一例を説明する。
図4において、移動局11における、無線基地局21、無線基地局22、無線基地局23、無線基地局24、無線基地局25からの共通パイロットチャネルの受信信号電力CPICH RSCPの推移の一例を示す。尚、Replacement activation thresholdは3であると仮定する。時刻T1〜T2において、移動局11は、付随個別チャネルA-DPCHに関しては、無線基地局21、無線基地局22、無線基地局23と、SHOを用いた通信を行い、HSDPAチャネルHS-SCCH、 HS-PDSCHに関しては、無線基地局22と通信を行っている。すなわち、無線基地局22が、HS Serving Cellである。一般に、HS Serving Cellは、アクティブセット内の最も無線品質の良い無線基地局であるため、本来であれば、無線基地局21が、HS Serving Cellとなるべきであるが、Reporting event 1Dにおけるベストセルの判定にヒステリシスが存在するため、図3に示すように、最も品質の良い無線基地局ではない無線基地局がHS Serving Cellとなることがある。
そして、ハンドオーバ制御部114は、時刻T2において、無線基地局24のCPICH RSCPから、アクティブセット内のHS Serving Cellでない無線基地局で、かつ、CPICH RSCPが最も小さい無線基地局23のCPICH RSCPを引いた値が、予め定められた閾値Th1を超えたため、アクティブセット内の無線基地局23を、無線基地局24と入れ替えると測定し、上記測定結果を無線制御局30に報告する。
ここで、「無線基地局24のCPICH RSCPから、アクティブセット内のHS Serving Cellでない無線基地局で、かつ、CPICH RSCPが最も小さい無線基地局23のCPICH RSCPを引いた値が、予め定められた閾値Th1を超える」とは、例えば、以下の式が真であるということと同じである。
CPICH_RSCP24≧CPICH_RSCP23+Th1
ここで、CPICH_RSCP24は、無線基地局24のCPICH RSCPであり、CPICH_RSCP23は、無線基地局23のCPICH RSCPである。
尚、上記説明において、Th1は、非特許文献1におけるH1c/2 (H1c: the hysteresis parameter for the event 1c)に相当する。又、上述した例では、入替対象となるアクティブセット外の無線基地局(上記の例では無線基地局24)とアクティブセット内の無線基地局(23)を、それぞれ1つずつ報告したが、それぞれ2つ以上の無線基地局を報告してもよい。
ハンドオーバ制御部114における、本実施形態に係るハンドオーバ制御に関して、更に別の一例を説明する。
図5において、移動局11における、無線基地局21、無線基地局22、無線基地局23、無線基地局24、無線基地局25からの共通パイロットチャネルの受信信号電力CPICH RSCPの推移の一例を示す。時刻T1〜T3において、移動局11は、付随個別チャネルであるA-DPCHに関しては、無線基地局21、無線基地局22と、SHOを用いた通信を行い、HSDPAチャネルであるHS-SCCH、HS-PDSCHに関しては、無線基地局22と通信を行っている。すなわち、無線基地局22が、HS Serving Cellである。無線基地局23と無線基地局24と無線基地局25に関しては、無線品質が悪いため、アクティブセットには含まれない。尚、一般に、HS Serving Cellは、アクティブセット内の最も無線品質の良い無線基地局であるため、時刻T2〜T3においては、本来であれば、無線基地局21が、HS Serving Cellとなるべきであるが、Reporting event 1Dにおけるベストセルの判定にはヒステリシスが存在するため、図5に示すように、最も品質の良い無線基地局ではない無線基地局がHS Serving Cellとなることがある。
そして、ハンドオーバ制御部114は、時刻T3において、最も無線品質の良い無線基地局21のCPICH RSCPから、無線基地局22のCPICH RSCPを引いた値が、予め定められた閾値Th2を超えたにも関わらず、アクティブセット内で、HS Serving Cellである無線基地局22を削除せず維持すると測定してもよい。すなわち、HS Serving Cellである無線基地局22に関しては、ブランチ削除のための測定結果を無線制御装置に報告しない。
あるいは、ハンドオーバ制御部114は、時刻T3において、最も無線品質の良い無線基地局21のCPICH RSCPから、無線基地局22のCPICH RSCPを引いた値が、予め定められた閾値Th2を超えた場合に、最も無線品質の良い無線基地局21をベストセルとして報告するReporting event 1Dを行ってもよい。
ハンドオーバ制御部114における、本実施形態に係るハンドオーバ制御に関して、更に別の一例を説明する。尚、以下の説明においては、非特許文献1に記載されているcell individual offsetsは0としているが、hysteresisやtime to triggerは0以外の値としている。以下の説明では、Th1は、非特許文献1におけるH1c/2 (H1c: the hysteresis parameter for the event 1c)に相当し、Th3は、非特許文献1におけるH1d/2 (H1d: the hysteresis parameter for the event 1d)に相当する。又、ブランチ入替のための報告、すなわち、Reporting event 1Cのためのtime to triggerをTTTcと記載し、ベストセルに関する測定の報告、すなわち、Reporting event 1Dのためのtime to triggerをTTTdと記載する。
図6において、移動局11における、無線基地局21、無線基地局22、無線基地局23、無線基地局24、無線基地局25からの共通パイロットチャネルの受信信号電力CPICH RSCPの推移の一例を示す。尚、Replacement activation thresholdは3であると仮定する。時刻T1〜T2において、移動局11は、付随個別チャネルA-DPCHに関しては、無線基地局21、無線基地局22、無線基地局23と、SHOを用いた通信を行い、HSDPAチャネルHS-SCCH、HS-PDSCHに関しては、無線基地局22と通信を行っている。すなわち、無線基地局22が、HS Serving Cellである。一般に、HS Serving Cellは、アクティブセット内の最も無線品質の良い無線基地局であるため、本来であれば、無線基地局21がHS Serving Cellとなるべきであるが、Reporting event 1Dにおけるベストセルの判定にヒステリシスが存在するため、図6に示すように、最も品質の良い無線基地局ではない無線基地局がHS Serving Cellとなることがある。
ハンドオーバ制御部114は、時刻T2において、無線基地局24のCPICH RSCPから、アクティブセット内のCPICH RSCPが最も小さい無線基地局22のCPICH RSCPを引いた値が、予め定められた閾値Th1を超えたと判定し、アクティブセット外の無線基地局24を、アクティブセット内の無線基地局と入れ替えるブランチ入替のためのtime to trigger TTTcを起動する。
次に、ハンドオーバ制御部114は、時刻T3において、アクティブセット内の無線基地局23のCPICH RSCPから、アクティブセット内のベストセル(HS Serving cell)である無線基地局22のCPICH RSCPを引いた値が、予め定められた閾値Th3を超えたと判定し、無線基地局23がアクティブセット内のベストセルであると報告するためのtime to trigger TTTdを起動する。ここで、時刻T3において、無線基地局22のCPICH RSCPの値は、アクティブセット内の無線基地局の中で、最大ではないが、アクティブセット内の無線基地局の中で、無線基地局22以外の無線基地局のCPICH RSCPから、無線基地局22のCPICH RSCPを引いた値が、上記閾値Th3以下であれば、無線基地局22がベストセルとなる。
そして、ハンドオーバ制御部114は、時刻T4において、time to trigger TTTcが満了した場合に、ブランチ入替によりアクティブセット内の入替対象となる無線基地局が、HS Serving cellである無線基地局22であり、かつ、無線基地局23がアクティブセット内のベストセルであると報告するためのtime to trigger TTTdが起動中であるため、アクティブセット外の無線基地局24を、アクティブセット内の無線基地局22と入れ替えるブランチ入替のための測定結果を無線制御局30に報告しないという処理を行ってもよい。
ここで、時刻T4の時点で、アクティブセット内の入替対象となる無線基地局が、HS Serving cellでないのであれば、通常通り、アクティブセット外の無線基地局24を、アクティブセット内の無線基地局と入れ替えるブランチ入替のための測定結果を無線制御局30に報告してもよい。
そして、ハンドオーバ制御部114は、時刻T5において、time to trigger TTTdが満了したため、アクティブセット内の無線基地局23がベストセルであるという測定結果を無線制御局30に報告する。
ここで、時刻T5において、アクティブセット内の無線基地局23がベストセルであるという測定結果を無線制御局30に報告した後に、時刻T4において報告しなかった、アクティブセット外の無線基地局24を、アクティブセット内の無線基地局と入れ替えるブランチ入替のための測定結果を無線制御局30に報告してもよいし、あるいは、上記アクティブセット外の無線基地局24を、アクティブセット内の無線基地局と入れ替えるブランチ入替のための測定結果を破棄してもよい。
又、上述した例では、Reporting event 1Cのtime to triggerが起動するタイミング(T2)と、Reporting event 1Dのtime to triggerが起動するタイミング(T3)とが異なる場合を記載したが、同時であってもよい。更に、上述した例では、Reporting event 1Cのtime to triggerが満了するタイミング(T4)と、Reporting event 1Dのtime to triggerが満了するタイミング(T5)とが異なる場合を記載したが、同時であってもよく、いずれにせよ、Reporting event 1Dの処理をReporting event 1Cの処理に対して優先する。
又、上述した例では、時刻T2において、無線基地局24のCPICH RSCPから、アクティブセット内のCPICH RSCPが最も小さい無線基地局22のCPICH RSCPを引いた値が、予め定められた閾値Th1を超えたと判定したが、上記アクティブセット内のCPICH RSCPが最も小さい無線基地局は、HS Serving Cellである無線基地局22である必要はなく、CPICH RSCPが最も小さい、HS Serving Cell以外の無線基地局であってもよい。
(ハンドオーバ制御方法)
次に、本実施形態に係る移動局におけるハンドオーバ制御方法について、図7 〜11に示すフローチャートを用いて説明する。尚、以下の説明においては、簡単化のため、図7〜10においては、非特許文献1に記載されているtime to triggerや、cell individual offsetsは0とし、図11においては、非特許文献1に記載されているcell individual offsetsは0とする。又、Th1は、非特許文献1におけるH1c/2 (H1c: the hysteresis parameter for the event 1c)に相当する。
図7に関して、まずステップS1において、アクティブセット外の無線基地局のCPICH RSCPから、アクティブセット内の最もCPICH RSCPが小さい無線基地局のCPICH RSCPを引いた値が、所定の閾値Th1より大きいか否かを判定し、アクティブセット外の無線基地局のCPICH RSCPから、アクティブセット内の最もCPICH RSCPが小さい無線基地局のCPICH RSCPを引いた値が、所定の閾値Th1より大きい場合には、ステップS2に進む。一方、アクティブセット外の無線基地局のCPICH RSCPから、アクティブセット内の最もCPICH RSCPが小さい無線基地局のCPICH RSCPを引いた値が、所定の閾値Th1より大きくない場合には、処理を終了する(エンドに進む)。
次に、ステップS2において、上記アクティブセット内の最もCPICH RSCPが小さい無線基地局がHS Serving Cellであるか否かを判定し、上記アクティブセット内の最もCPICH RSCPが小さい無線基地局がHS Serving Cellである場合には、ステップS4に進む。一方、上記アクティブセット内の最もCPICH RSCPが小さい無線基地局がHS Serving Cellでない場合には、ステップS3に進む。
ステップS3において、上記アクティブセット外の無線基地局と、上記アクティブセット内の最もCPICH RSCPが小さい無線基地局を入れ替えると測定し、上記測定結果を無線制御局30に報告する。
又、ステップS4において、上記アクティブセット外の無線基地局と、アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局を入れ替えると測定し、上記測定結果を無線制御局30に報告する。
尚、上述したステップS1〜S4の処理は、移動局が監視しているアクティブセット外のすべての無線基地局に関して行う。又、上述した例において、入替対象となるアクティブセット外の無線基地局とアクティブセット内の無線基地局のそれぞれに関して、2つ以上の無線基地局を無線制御局30に報告してもよい。
尚、上述したステップS1〜S4の変更例として、図8に示すようなハンドオーバ制御方法を行ってもよい。
図8に関して、ステップS1a〜ステップS3aは、ステップS1〜ステップS3と同一であるため、説明を省略する。
ステップS4aにおいて、アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局のCPICH RSCPが、上記アクティブセット外の無線基地局のCPICH RSCPよりも小さいか否かを判定し、アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局のCPICH RSCPが、上記アクティブセット外の無線基地局のCPICH RSCPよりも小さい場合には、ステップS5aに進む。一方、アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局のCPICH RSCPが、上記アクティブセット外の無線基地局のCPICH RSCPよりも小さくない場合には、処理を終了する(エンドに進む)。
尚、上記ステップS4aにおいて、アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局のCPICH RSCPが、上記アクティブセット外の無線基地局のCPICH RSCPよりも小さいか否かを判定する代わりに、上記アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局23のCPICH RSCPが、非特許文献1に記載されている「Cell measurement event results」に含まれているか否かを判定してもよい。この場合、上記アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局23のCPICH RSCPが、非特許文献1に記載されている「Cell measurement event results」に含まれている場合には、ステップS5aに進み、上記アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局23のCPICH RSCPが、非特許文献1に記載されている「Cell measurement event results」に含まれていない場合には、処理を終了する(エンドに進む)。
次に、本実施形態に係る移動局における、別のハンドオーバ制御方法について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
まずステップS11において、アクティブセット外の無線基地局のCPICH RSCPから、アクティブセット内のHS Serving Cellでない無線基地局で、かつ、CPICH RSCPが最も小さい無線基地局のCPICH RSCPを引いた値が、所定の閾値Th1より大きいか否かを判定し、アクティブセット外の無線基地局のCPICH RSCPから、アクティブセット内のHS Serving Cellでない無線基地局で、かつ、CPICH RSCPが最も小さい無線基地局のCPICH RSCPを引いた値が、所定の閾値Th1より大きい場合には、ステップS12に進む。一方、アクティブセット外の無線基地局のCPICH RSCPから、アクティブセット内のHS Serving Cellでない無線基地局で、かつ、CPICH RSCPが最も小さい無線基地局のCPICH RSCPを引いた値が、所定の閾値Th1より大きくない場合には、処理を終了する(エンドに進む)。
ステップS12において、上記アクティブセット外の無線基地局と、上記アクティブセット内のHS Serving Cellでない無線基地局で、かつ、CPICH RSCPが最も小さい無線基地局を入れ替えると測定し、上記測定結果を無線制御局30に報告する。
尚、上述したステップS11〜S12の処理は、移動局が監視しているアクティブセット外のすべての無線基地局に関して行う。又、上述した例において、入替対象となるアクティブセット外の無線基地局とアクティブセット内の無線基地局のそれぞれに関して、2つ以上の無線基地局を無線制御局30に報告してもよい。
本実施形態に係る移動局における、更に別のハンドオーバ制御方法について、図10に示すフローチャートを用いて説明する。
まずステップS21において、アクティブセット内のCPICH RSCPが一番大きい無線基地局aのCPICH RSCPから、アクティブセット内の無線基地局bのCPICH RSCPを引いた値が、所定の閾値Th2より大きいか否かを判定し、アクティブセット内のCPICH RSCPが一番大きい無線基地局aのCPICH RSCPから、アクティブセット内の無線基地局bのCPICH RSCPを引いた値が、所定の閾値Th2より大きい場合には、ステップS22に進む。一方、アクティブセット内のCPICH RSCPが一番大きい無線基地局aのCPICH RSCPから、アクティブセット内の無線基地局bのCPICH RSCPを引いた値が、所定の閾値Th2より大きくない場合には、処理を終了する(エンドに進む)。尚、上記a、 bは、無線基地局を識別するためのインデックスである。
ステップS22において、無線基地局bがHS Serving Cellであるか否かを判定し、無線基地局bがHS Serving Cellである場合には、ステップS24に進み、無線基地局bがHS Serving Cellでない場合には、ステップS23に進む。
ステップS23において、無線基地局bをアクティブセット内から削除すると測定し、上記測定結果を無線制御局30に通知する。
ステップS24において、無線基地局bをアクティブセット内から削除しない、即ち維持すると測定し、上記測定結果を無線制御局30に通知する。あるいは、無線基地局bをアクティブセット内から削除せず、かつ、アクティブセット内のCPICH RSCPが一番大きい無線基地局aをベストセルであると測定し、上記測定結果を無線制御局30に報告してもよい。
尚、上述したステップS21〜S24の処理は、移動局が監視しているアクティブセット内のすべての無線基地局に関して行う。
更に、本実施形態に係る移動局におけるハンドオーバ制御方法について、図11に示すフローチャートを用いて説明する。尚、以下の説明においては、非特許文献1に記載されているcell individual offsetsは0としているが、hysteresisやtime to triggerは0以外の値としている。以下の説明では、Th1は、非特許文献1におけるH1c/2 (H1c: the hysteresis parameter for the event 1c)に相当し、Th3は、非特許文献1におけるH1d/2 (H1d: the hysteresis parameter for the event 1d)に相当する。又、ブランチ入替のための報告、すなわち、Reporting event 1Cのためのtime to triggerをTTTcと記載し、ベストセルに関する測定の報告、すなわち、Reporting event 1Dのためのtime to triggerをTTTdと記載する。
まずステップS31において、アクティブセット外の無線基地局のCPICH RSCPから、アクティブセット内の最もCPICH RSCPが小さい無線基地局のCPICH RSCPを引いた値が、所定の閾値Th1より大きい状態が、所定のtime to trigger TTTcだけ継続したか否かを判定し、アクティブセット外の無線基地局のCPICH RSCPから、アクティブセット内の最もCPICH RSCPが小さい無線基地局のCPICH RSCPを引いた値が、所定の閾値Th1より大きい状態が、所定のtime to trigger TTTcだけ継続した場合には、ステップS32に進む。一方、アクティブセット外の無線基地局のCPICH RSCPから、アクティブセット内の最もCPICH RSCPが小さい無線基地局のCPICH RSCPを引いた値が、所定の閾値Th1より大きい状態が、所定のtime to trigger TTTcだけ継続しなかった場合には、処理を終了する(エンドに進む)。
ステップS32において、上記アクティブセット内の最もCPICH RSCPが小さい無線基地局がHS Serving Cellであるか否かを判定し、上記アクティブセット内の最もCPICH RSCPが小さい無線基地局がHS Serving Cellである場合には、ステップS34に進む。一方、上記アクティブセット内の最もCPICH RSCPが小さい無線基地局がHS Serving Cellでない場合には、ステップS33に進む。
ステップS33において、上記アクティブセット外の無線基地局と、上記アクティブセット内の最もCPICH RSCPが小さい無線基地局を入れ替えると測定し、上記測定結果を無線制御局30に報告する。
ステップS34において、アクティブセット内のベストセルを報告するためのtime to trigger TTTdが起動中であるか否かを判定し、アクティブセット内のベストセルを報告するためのtime to trigger TTTdが起動中である場合には、ステップS35に進む。一方、アクティブセット内のベストセルを報告するためのtime to trigger TTTdが起動中でない場合には、ステップS33に進む。
ここで、上述した例では、アクティブセット内のベストセルを報告するためのtime to trigger TTTdが起動中でない場合に、ステップS33に進んだが、代わりに、図7のステップS4と同等の処理を行ってもよい。すなわち、上記アクティブセット外の無線基地局と、アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局を入れ替えると測定し、上記測定結果を無線制御局30に通知してもよい。
あるいは、上述した例では、アクティブセット内のベストセルを報告するためのtime to trigger TTTdが起動中でない場合に、ステップS33に進んだが、代わりに、図8のステップS4a、ステップS5aと同等の処理を行ってもよい。すなわち、アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局のCPICH RSCPが、上記アクティブセット外の無線基地局のRSCPよりも小さければ、上記アクティブセット外の無線基地局と、アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局を入れ替えると測定し、上記測定結果を無線制御局30に通知し、上記アクティブセット外の無線基地局と、アクティブセット内のCPICH RSCPが2番目に小さい無線基地局のCPICH RSCPが、上記アクティブセット外の無線基地局のRSCPよりも小さくなければ、処理を終了する(エンドに進む)。
ステップS35において、上記アクティブセット外の無線基地局と、上記アクティブセット内の最もCPICH RSCPが小さい無線基地局を入れ替えるという測定結果を無線制御局30に報告する処理を停止し、上記アクティブセット内のベストセルを報告するためのtime to trigger TTTdが満了するのを待って、上記アクティブセット内のベストセルを報告する測定結果を無線制御局30に報告する。
ここで、ステップS35において停止した、上記アクティブセット外の無線基地局と、上記アクティブセット内の最もCPICH RSCPが小さい無線基地局を入れ替えるという測定結果を無線制御局30に報告する処理を、上記アクティブセット内のベストセルを報告する測定結果を無線制御局30に報告した後に行ってもよいし、あるいは、ステップS35において停止した、上記アクティブセット外の無線基地局と、上記アクティブセット内の最もCPICH RSCPが小さい無線基地局を入れ替えるという測定結果を無線制御局30に報告する処理を破棄してもよい。
(作用及び効果)
本実施形態に係る移動局及びハンドオーバ制御方法によると、SHOによるハンドオーバ制御に伴うブランチ入替、ブランチ削除のための測定を行う場合に、HS Serving Cellである無線基地局以外を入替対象とする、あるいは、削除対象とする測定結果を無線制御局に報告することにより、HS Serving Cellである無線基地局(HS-PDSCH又はHS-SCCHを用いて通信を行う無線基地局)との無線リンクが削除されることを防ぎ、より安定したHSDPA通信を提供することができる。
このように、本実施形態に係る移動局及びハンドオーバ制御方法は、付随の個別チャネルA-DPCHを用いて、複数の無線基地局と同時に通信を行い、HS-PDSCH又はHS-SCCHを用いて、当該複数の無線基地局の内の1つの無線基地局とのみ通信を行う移動通信システムに適用することが好ましい。
更に、本実施形態は、下りリンクにおいてHSDPAを適用した移動通信システムに適用することが望ましい。
具体的には、本実施形態に係る移動局のハンドオーバ制御部114は、複数の無線基地局よりも無線品質の良い無線基地局が存在する場合に、複数の無線基地局の内、HS Serving Cellである無線基地局以外の無線基地局との通信を削除し、上記複数の無線基地局よりも無線品質の良い無線基地局との通信を追加することを、無線制御局に通知することができる。
又、ハンドオーバ制御部114は、複数の無線基地局の内の、HS Serving Cellである無線基地局以外の無線基地局の無線品質よりも、無線品質の良い無線基地局が複数の無線基地局以外に存在する場合に、複数の無線基地局の内、HS Serving Cellである無線基地局以外の無線基地局との通信を削除し、複数の無線基地局よりも無線品質の良い無線基地局との通信を追加することを、無線制御局に通知することができる。
更に、ハンドオーバ制御部114は、複数の無線基地局よりも無線品質の良い無線基地局が存在し、かつ、複数の無線基地局の内の、HS Serving Cellである無線基地局以外の無線基地局の無線品質が、HS Serving Cellである無線基地局の無線品質よりも良い場合に、複数の無線基地局の内の最も無線品質の良い無線基地局を無線制御局に通知する処理を、複数の無線基地局の内の、無線品質の悪い無線基地局との通信を削除し、複数の無線基地局よりも無線品質の良い無線基地局との通信を追加することを、無線制御局に通知する処理よりも優先することができる。
(その他の実施の形態)
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態において、移動局と無線基地局との間の無線品質としてCPICH RSCPを用いたが、CPICH RSCPの代わりに、CPICH Ec/N0、pathlossを用いてもよい。この時、CPICH RSCPとCPICH Ec/N0に関しては、その値が大きいほど無線品質は良いが、pathlossに関しては、その値が小さいほど無線品質は良い。
又、上記実施形態では、3GPPにおける高速パケット伝送方式HSDPAに関して記述したが、本発明は上記HSDPAに限定されるものではなく、その他の、複数の無線基地局と通信を行う通信チャネルと、上記複数の無線基地局の内の1つとのみ通信を行う通信チャネルが存在する移動通信システムや通信方式すべてに適用することが可能である。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 本実施形態に係る移動局の機能ブロック図である。 本実施形態に係る無線基地局に関するCPICH RSCPの推移の一例を示す図である(その1)。 本実施形態に係る無線基地局に関するCPICH RSCPの推移の一例を示す図である(その2)。 本実施形態に係る無線基地局に関するCPICH RSCPの推移の一例を示す図である(その3)。 本実施形態に係る無線基地局に関するCPICH RSCPの推移の一例を示す図である(その4)。 本実施形態に係るハンドオーバ制御方法を示すフローチャートである(その1)。 本実施形態に係るハンドオーバ制御方法を示すフローチャートである(その2)。 本実施形態に係るハンドオーバ制御方法を示すフローチャートである(その3)。 本実施形態に係るハンドオーバ制御方法を示すフローチャートである(その4)。 本実施形態に係るハンドオーバ制御方法を示すフローチャートである(その5)。 従来の無線基地局に関するCPICH RSCPの推移の一例を示す図である。
符号の説明
11〜13…移動局
21〜25…無線基地局
30…無線制御局
101…低雑音増幅器
102…周波数変換部
103…自動利得制御増幅器
104…直交検波部
105…A/D変換部
106…ルートナイキストフィルタ部
107…CPICH用逆拡散部
108…パスサーチ部
109…チャネル推定部
110…データチャネル用逆拡散部
111…RAKE合成部
112…CPICH受信レベル判定部
113…チャネル復号部
114…ハンドオーバ制御部

Claims (7)

  1. 移動局と、該移動局と無線通信を行う複数の無線基地局と、該複数の無線基地局に接続された無線制御局とを含む移動通信システムにおける前記移動局であって、
    第1の通信チャネルを用いて、前記複数の無線基地局と同時に通信を行い、かつ、第2の通信チャネルを用いて、当該複数の無線基地局の内の1つの無線基地局とのみ通信を行う場合に、
    前記第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局の無線品質が劣化した場合でも、前記第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局との通信を維持する制御部を備えることを特徴とする移動局。
  2. 前記複数の無線基地局よりも無線品質の良い無線基地局が存在する場合に、
    前記複数の無線基地局の内、前記第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局以外の無線基地局との通信を削除し、前記複数の無線基地局よりも無線品質の良い無線基地局との通信を追加することを、前記無線制御局に通知する通知部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  3. 前記複数の無線基地局の内の、前記第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局以外の無線基地局の無線品質よりも、無線品質の良い無線基地局が前記複数の無線基地局以外に存在する場合に、
    前記通知部は、前記複数の無線基地局の内、前記第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局以外の無線基地局との通信を削除し、前記複数の無線基地局よりも無線品質の良い無線基地局との通信を追加することを、前記無線制御局に通知することを特徴とする請求項2に記載の移動局。
  4. 移動局と、該移動局と無線通信を行う複数の無線基地局と、該複数の無線基地局に接続された無線制御局とを含む移動通信システムにおける前記移動局であって、
    第1の通信チャネルを用いて、前記複数の無線基地局と同時に通信を行い、かつ、第2の通信チャネルを用いて、当該複数の無線基地局の内の1つの無線基地局とのみ通信を行う場合において、
    前記複数の無線基地局よりも無線品質の良い無線基地局が存在し、かつ、前記複数の無線基地局の内の、前記第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局以外の無線基地局の無線品質が、前記第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局の無線品質よりも良い場合に、
    前記複数の無線基地局の内の最も無線品質の良い無線基地局を、前記無線制御局に通知する処理を、前記複数の無線基地局の内の、無線品質の悪い無線基地局との通信を削除し、前記複数の無線基地局よりも無線品質の良い無線基地局との通信を追加することを、前記無線制御局に通知する処理よりも優先する通知部を備えることを特徴とする移動局。
  5. 前記第1の通信チャネルは、付随の個別チャネルA-DPCHであり、前記第2の通信チャネルは、HS-PDSCH又はHS-SCCHであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の移動局。
  6. 前記移動通信システムは、下りリンクにおいてHSDPAを適用した移動通信システムであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の移動局。
  7. 移動局と、該移動局と無線通信を行う複数の無線基地局と、該複数の無線基地局に接続された無線制御局とを含む移動通信システムにおけるハンドオーバ制御方法であって、
    第1の通信チャネルを用いて、前記複数の無線基地局と同時に通信を行い、かつ、第2の通信チャネルを用いて、当該複数の無線基地局の内の1つの無線基地局とのみ通信を行う場合に、
    前記第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局の無線品質が劣化した場合でも、前記第2の通信チャネルを用いて通信を行う無線基地局との通信を維持するステップを含むことを特徴とするハンドオーバ制御方法。
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