JP4699888B2 - 呼受付制御装置、呼受付制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は呼受付制御装置、呼受付制御方法に関し、特に個別チャネルと共有チャネルとが混在する移動通信システムにおいて呼受付制御を行う呼受付制御装置、呼受付制御方法に関する。
移動通信システムは有限のリソース(周波数や電力)を用いて通信を行うシステムであり、その通信容量には上限が存在する。よって、上記通信容量に応じて、セル内の移動局の数を制限する必要がある。具体的には、新規の無線端末が当該セルにおいて通信を開始しようとした場合に、上記新規の無線端末が当該セルにおいて通信を開始してよいか否かを判定する必要があり、このような制御を呼受付制御という。また、新規の無線端末が当該セルにおいて通信を開始してはいけないと判定するような状況、すなわち、上記通信容量をほぼ100%使用している状況を容量限界と呼ぶ。
以下に、第3世代移動通信システムのW−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)方式における呼受付制御を説明する。
W−CDMA方式のRelease99システムでは、無線基地局と移動局との間に個別チャネルと呼ばれる1対1の通信チャネルが設定され、上記個別チャネルにより通信が行われる。この場合、上記無線基地局と通信を行っている移動局の数が増えるに従って、消費される電力リソースや、コードリソース等は増大する。よって、W−CDMA方式のRelease99システムでは、一般的に、電力リソースやコードリソース、無線基地局におけるベースバンドリソース等に基づいて呼受付制御行われている。
以下に、電力リソースに基づいて呼受付制御を行う場合を例として考える。例えば、無線基地局の最大送信電力として43dBmを設定し、呼受付を行うための閾値として42.5dBmを設定する。ここで、0.5dBの差分は、無線基地局の送信電力が最大送信電力を超えないためのマージンである。当該セルにおいて、新規に通信を開始しようとしている移動局が存在した場合に、当該時点での無線基地局の送信電力が40dBmである場合には、電力リソースに十分余裕があるため、上記移動局の通信を受付ける。一方、当該セルにおいて、新規に通信を開始しようとしている移動局が存在した場合に、当該時点での無線基地局の送信電力が42.6dBmである場合には、電力リソースに余裕がないと判断し、上記移動局の通信を受付けない。なお、上述した無線基地局の送信電力は、例えば、CPICH(Common Pilot Channel)やPCCPCH(Primary Common Control Physical Channel)、SCH等の共有チャネルの送信電力、無線基地局と各移動局との間に設定される個別チャネルの送信電力等から構成されている。
一方、W−CDMA方式のRelease5システムでは、無線基地局と移動局との間に1対1に設定される個別チャネルに加えて、複数の移動局が1つ又は2つ以上の大きなチャネルを共有する共有チャネルが設定される。上記共有チャネルを用いた通信方式は、High Speed Downlink Packet Access(HSDPA)と呼ばれ、高速・大容量のトラヒックを伝送することが可能な下り方向の高速パケット伝送方式である(例えば、非特許文献1参照)。すなわち、W−CDMA方式のRelease5システムは、上記個別チャネルを用いた通信と、上記共有チャネルを用いた通信が混在するシステムである。
上述したような、個別チャネルを用いた通信と、共有チャネルを用いた通信とが混在するシステムでは、上記個別チャネルと上記共有チャネルで、電力リソースやコードリソース等の無線リソースをシェアする必要がある。
例えば、使用することができる電力リソースやコードリソース等の無線リソースを等分して、それぞれ、個別チャネルと共有チャネルに割当てるといった方法が考えられる。
また、あるいは、個別チャネルに先に電力リソースやコードリソース等の無線リソースを割当て、残りの無線リソースを共有チャネルに割当てるといった方法が考えられる。
共有チャネルを用いた通信方式は、使用可能な無線リソースをできる限り使用して通信を行う通信方式であるため、上記の2つの例では、後者の例の方が、効率良く無線リソースを適用することが可能である。
しかしながら、上述したような、個別チャネルに先に電力リソースやコードリソース等の無線リソースを割当て、残りの無線リソースを共有チャネルに割当てるといった方法では、個別チャネルを用いた通信を行う移動局の数が増大した場合に、共有チャネルに割当てるための無線リソースが低減される、といった問題点が存在する。
なお、特許文献1には、個別チャネルと高速共有チャネルとを利用して行う通信に関する無線リソースの管理に関する技術が記載されている。また、特許文献2には、個別チャネル数の増減が検出された場合、共有チャネルの伝送速度を制御する技術が記載されている。
特表2005−525743号公報 特開2003−143653号公報 3GPP TR25.848v4.0.0
上述したように、個別チャネルと共有チャネルとが混在する移動体通信システムにおける呼受付制御方法として、電力リソースやコードリソース等の無線リソースの残留量に基づいて、呼受付を行う方法がある。また、上記無線リソースの割当方法として、まず個別チャネルに上記無線リソースを割当てた後に、共有チャネルに残りの無線リソースを割当てるといった方法がある。
しかしながら、上記従来の呼受付制御方法では、個別チャネルを用いた通信を行う移動局の数が増大した場合に、共有チャネルに割当てるための無線リソースが低減されるといった問題が存在する。共有チャネルに割当てるための無線リソースが著しく低減された場合、上記共有チャネルを用いて通信を行っている移動局の伝送速度が著しく低減されるため、サービス的な観点から望ましくないと考えられる。このような問題は、上記の特許文献1や特許文献2に記載の技術では解決することができない。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は共有チャネルを用いた通信を行っている移動局が、目標とする伝送速度を満たすために必要な無線リソースを算出し、算出した無線リソースを考慮して呼の受付を行うことにより、共有チャネルの品質を確保しつつ、個別チャネルの呼受付制御を行うことのできる呼受付制御装置、呼受付制御方法を提供することである。
本発明の請求項1による呼受付制御装置は、
共有チャネルを用いて通信を行うn個(nは2以上の整数、以下同じ)の無線端末と、個別チャネルを用いて通信を行うm個(mは2以上の整数、以下同じ)の無線端末とが混在する移動通信システムにおける呼受付制御装置であって、
前記共有チャネルを用いて通信を行う前記n個の無線端末の無線状態を示す値を取得する無線状態取得手段(例えば、図4中のHS端末無線状態取得部120に対応)と、
前記共有チャネルを用いて通信を行う前記n個の無線端末の目標伝送速度を設定する目標伝送速度設定手段(例えば、図4中のHS端末目標伝送速度設定部130に対応)と、
前記共有チャネルを用いて通信を行う前記n個の無線端末の無線状態を示す値と前記目標伝送速度とに基づいて、前記共有チャネルを用いて通信を行う前記n個の無線端末が前記目標伝送速度を満たすために必要な送信電力を算出する必要送信電力算出手段(例えば、図4中のHS端末割当電力算出部140に対応)と、
新規に個別チャネルを用いた通信を開始する無線端末の初期送信電力を設定する初期送信電力設定手段(例えば、図4中の新規端末初期送信電力算出部150に対応)と、
前記個別チャネルを用いて通信を行う前記m個の無線端末の送信電力を取得する個別チャネル送信電力取得手段(例えば、図4中の個別チャネル端末送信電力算出部160に対応)と、
前記共有チャネルを用いて通信を行う前記n個の無線端末が前記目標伝送速度を満たすために必要な送信電力と、新規に個別チャネルを用いて通信を開始する無線端末の初期送信電力と、前記個別チャネルを用いて通信を行う前記m個の無線端末の送信電力との合計値が所定値より小さい場合に、個別チャネルを用いて新規に通信を行う無線端末による呼の受付を制御する新規無線端末受付手段(例えば、図4中の新規呼受付判定部170に対応)と、
を含むことを特徴とする。こうすることにより、適切に呼受付制御を行うことができる。
本発明の請求項2による呼受付制御装置は、請求項1において、
前記必要送信電力算出手段は、
前記n個の無線端末が前記目標伝送速度を達成するために必要な送信電力PHS_reqを、前記n個の無線端末の無線状態を示す値Rnと、前記n個の無線端末の目標伝送速度target(connect)と、前記共有チャネルに割当可能な電力Power_availableと、前記共有チャネルのための制御用チャネルの送信電力PowerHS-SCCHとから、
HS_req
=Power_available × Σ(target(connect)/Rn)+PowerHS-SCCH
に従って算出することを特徴とする。こうすることにより、適切に呼受付制御を行うことができる。
本発明の請求項3による呼受付制御装置は、請求項1において、
前記必要送信電力算出手段は、
前記n個の無線端末が前記目標伝送速度を達成するために必要な送信電力PHS_reqを、前記n個の無線端末の無線状態を示す値Rnと、無線端末nに対して送信すべきデータが存在する時間率Probnと、前記n個の無線端末の目標伝送速度target(connect)と、前記共有チャネルに割当可能な電力Power_availableと、前記共有チャネルのための制御用チャネルの送信電力PowerHS-SCCHとから、
HS_req
=Power_available × Σ(target(connect)/Rn×Probn)+PowerHS-SCCH
に従って算出することを特徴とする。こうすることにより、適切に呼受付制御を行うことができる。
本発明の請求項4による呼受付制御装置は、請求項1において、
前記新規無線端末受付手段は、
前記n個の無線端末が前記目標伝送速度を達成するために必要な送信電力PHS_reqと、新規に個別チャネルを用いた通信を開始する無線端末の初期送信電力Pinitialと、前記個別チャネルを用いて通信を行うm個の無線端末の送信電力の合計値PowerDPCHと、共有チャネルの送信電力の合計値Pcomonとの和であるPcomon+PHS_req+PowerDPCH+Pinitial 所定の閾値より小さい場合に、前記個別チャネルを用いて新規に通信を行う無線端末を受付けることを特徴とする。このように、Pcomon+PHS_req+PowerDPCH+Pinitialが所定の閾値よりも小さい場合に個別チャネルを用いて新規に通信を行う無線端末の呼を受付け、所定の閾値以上である場合に個別チャネルを用いて新規に通信を行う無線端末の呼を受付けないように制御すれば、適切に呼の受付制御を行うことができる。
本発明の請求項5による呼受付制御装置は、請求項1において、前記無線状態を示す値とは、下りリンクの無線品質と、下りリンクにおける電力リソース及びコードリソースとから、所定の誤り率で送信可能であると推定される伝送速度であることを特徴とする。伝送速度を考慮することにより、適切に呼受付制御を行うことができる。
本発明の請求項6による呼受付制御装置は、請求項1において、前記目標伝送速度設定手段は、サービス種別毎、契約種別毎、端末種別毎、ユーザ毎、セル毎、Priority Class毎、のうちの少なくとも1つに応じて、前記n個の無線端末の目標伝送速度を設定することを特徴とする。これらを考慮することにより、適切に呼受付制御を行うことができる。
本発明の請求項7による呼受付制御装置は、請求項4において、
前記新規無線端末受付手段は、前記個別チャネルと前記共有チャネルとの割合に基づいて、前記所定の閾値を設定することを特徴とする。こうすることにより、適切に呼受付制御を行うことができる。
本発明の請求項8による呼受付制御方法は、共有チャネルを用いて通信を行うn個(nは2以上の整数、以下同じ)の無線端末と、個別チャネルを用いて通信を行うm個(mは2以上の整数、以下同じ)無線端末とが混在する移動通信システムにおける呼受付制御方法であって、
前記共有チャネルを用いて通信を行うn個の無線端末の無線状態を示す値を取得するステップ(例えば、図7中のステップS2に対応)と、
前記共有チャネルを用いて通信を行うn個の無線端末の目標伝送速度を設定するステップ(例えば、図7中のステップS3に対応)と、
前記共有チャネルを用いて通信を行うn個の無線端末の無線状態を示す値と、前記目標伝送速度とに基づいて、前記共有チャネルを用いて通信を行うn個の無線端末が前記目標伝送速度を満たすために必要な送信電力を算出するステップ(例えば、図7中のステップS4に対応)と、
新規に個別チャネルを用いた通信を開始する無線端末の初期送信電力を設定するステップ(例えば、図7中のステップS5に対応)と、
前記個別チャネルを用いて通信を行うm個の無線端末の送信電力を取得するステップ(例えば、図7中のステップS6に対応)と、
前記共有チャネルを用いて通信を行うn個の無線端末が前記目標伝送速度を満たすために必要な送信電力と、新規に個別チャネルを用いて通信を開始する無線端末の初期送信電力と、前記個別チャネルを用いて通信を行うm個の無線端末の送信電力との合計値が所定値より小さい場合に、個別チャネルを用いて新規に通信を行う無線端末による呼の受付を制御するステップ(例えば、図7中のステップS7〜S11に対応)と、
を含むことを特徴とする。共有チャネルを用いた通信と個別チャネルを用いた通信とが混在する移動体通信システムにおいて、共有チャネルを用いた通信を行う無線端末が目標とする伝送速度を満たすことができるために必要な無線リソースを確保しつつ、呼受付制御を行うことにより、共有チャネルを用いた通信を行う無線端末の品質を確保することができる。
以上説明したように本発明は、共有チャネルを用いた通信と個別チャネルを用いた通信とが混在する移動体通信システムにおいて、共有チャネルを用いた通信を行う無線端末が目標とする伝送速度を満たすことができるために必要な無線リソースを確保しつつ、呼受付制御を行うことにより、共有チャネルを用いた通信を行う無線端末の品質を確保することができる呼受付制御を実現できるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る呼受付制御装置を用いた移動通信システムの構成例を示す図である。
同図において、この移動通信システムは、共有チャネルであるHS(High Speed)チャネルを用いた通信を行う無線端末である複数の移動局10〜11と、個別チャネルを用いた通信を行う無線端末である複数の移動局30〜31と、新規に個別チャネルを用いた通信を開始しようとしている移動局21と、無線基地局100、及び、それらを制御する無線制御装置300とから構成され、前述したW−CDMA方式のRe1ease5システムを適用した場合を示している。無線基地局100及び無線制御装置300は、呼受付制御装置としての機能を実現する。なお、セル1000は、無線基地局100が通信を提供することのできるエリアを示す。
ここで、移動局10〜11はすでにセル1000において無線基地局100とHSDPAを用いて通信を行っている状態にあり、移動局30〜31はすでにセル1000において無線基地局100と個別チャネルを用いて通信を行っている状態にあり、移動局21は、セル1000において無線基地局100と個別チャネルを用いた通信を新規に開始しようとしている状態にある。
ここで、HSチャネルとは、HSDPAにおける通信チャネルのことであり、HSチャネルを用いた通信とは、HSDPAを用いた通信のことである。以下に、HSDPAにおける通信チャネルに関する説明を行う。HSDPAにおける下りリンクにおいては、各移動局10〜12で共有して使用される下り共有物理チャネルHS−PDSCH(High Speed-Physica1 Downlink Shared Channel)と、各移動局で共有して使用される下り共有制御チャネルHS−SCCH(High Speed-Shared Control Channel)と、各移動局に個別に割当てられる、上記共有物理チャネルに付随する下りリンク付随個別チャネルA−DPCH(associated -Dedicated Physical Channel)が用いられる。
また、上りリンクにおいては、各移動局に個別に割当てられる上りリンク付随個別チャネルA−DPCHに加えて、各移動局に個別に割当てられるHSDPA用の制御チャネルHS−DPCCH(High Speed-Dedicated Physica1 Control Channel)が用いられる。
そして、下りリンクでは、上記下りリンク付随個別チャネルにより、上記上りリンク付随個別チャネルのための送信電力制御コマンド等が伝送され、上記共有物理チャネルによりユーザデータが伝送される。一方、上りリンクでは、上記上りリンク付随個別チャネルにより、ユーザデータ以外に、パイロットシンボル、下りリンク付随個別チャネル送信のための電力制御コマンド(TPCコマンド)が伝送され、上記HSDPA用の個別物理制御チャネルにより、共有チャネルのスケジューリングや、AMCS(適応変調・符号化)に用いるための下り品質情報であるChannel Quality Indicator(CQI)、及び、下りリンクの共有チャネルHS−DSCHの送達確認情報が伝送される。
また、個別チャネルとは、具体的には、DPCH(Dedicated Physical Channel)のことである。
以下、HSチャネルを用いて通信を行っている移動局10〜11に関しては、同一の構成、機能、状態を持つので、以下では特段の断りがない限り移動局n(n≧1)とし、個別チャネルを用いて通信を行っている移動局30〜31に関しては、同一の構成、機能、状態を持つので、以下では特段の断りがない限り移動局m(m≧1)として説明を進める。また、個別チャネルを用いた通信を新規に開始しようとしている状態にある移動局の一例として、移動局21を用いる。
(無線基地局の構成例)
図2は、図1中の無線基地局100の構成例を示す機能ブロック図である。
同図において、この無線基地局100は、送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とから構成される。下りリンクのデータについては、無線基地局100の上位層に位置する無線制御装置300から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。HSチャネルを用いて伝送されるデータに関しては、ベースバンド信号処理部104では、再送制御(HARQ(HybridARQ))の処理や、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、拡散処理が行われて、送受信部103に転送される。また、個別チャネルを用いて伝送されるデータに関しては、ベースバンド信号処理部104でチャネル符号化や拡散処理が行われて、送受信部103に転送される。送受信部103では、ベースバンド信号処理部104から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する周波数変換処理が施され、その後、アンプ部102で増幅されて送受信アンテナ101より送信される。
一方、上りリンクのデータについては、送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がアンプ部102で増幅され、送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部104で逆拡散やRAKE合成、誤り訂正復号がなされた後、伝送路インターフェース106を介して無線制御装置に転送される。
また、呼処理部105では、無線制御装置と呼処理制御信号の送受信を行い、無線基地局100の状態管理やリソース割当てが行われる。
(ベースバンド信号処理部の構成例)
図3は、図2中のベースバンド信号処理部104の機能構成例を示すブロック図である。同図において、ベースバンド信号処理部104は、レイヤー1処理部111と、MAC−hs(Medium Access Control−HSDPAの略称)処理部112と、個別チャネル呼受付判定部113と、から構成される。ベースバンド信号処理部104におけるレイヤー1処理部111とMAC−hs処理部112はそれぞれ呼処理部105と接続される。
レイヤー1処理部111では、下りデータのチャネル符号化や上りデータのチャネル復号化、上下の個別チャネルの送信電力制御や、RAKE合成、拡散・逆拡散処理が行われる。また、レイヤー1処理部111では、HSチャネルを用いた通信を行う各移動局からの上りHSDPA用個別物理制御チャネルに載せられて報告される下り無線状態を示す情報Channel Quality Indicator(CQI)を受け取り、MAC−hs処理部112及び個別チャネル呼受付判定部113に通知する。また、レイヤー1処理部111は、移動局mに関する下りリンクの個別チャネルの送信電力、及び、移動局nに関する下りリンクの付随個別チャネルの送信電力を、個別チャネル呼受付判定部113に通知する。
MAC−hs処理部112では、HSDPAにおける下り共有チャネルのHARQ(Hybrid ARQ)や、送信待ちパケットに対するスケジューリング、AMCにおける下り共有チャネルの送信フォーマットの決定等が行われる。また、MAC−hs処理部112では、HS−PDSCHに割当可能な電力Power available、及び、HS−PDSCHに割当可能なコード数Code availableを算出し、個別チャネル呼受付判定部113に通知する。
個別チャネル呼受付判定部113は、移動局21が当該セル1000において新規に個別チャネルを用いた通信を開始することができるか否かを判定する呼受付判定が行われる。
(個別チャネル呼受付判定部の構成例)
図4は、図3中の個別チャネル呼受付判定部113の機能構成例を示すブロック図である。同図において、個別チャネル呼受付判定部113は、例えば、以下の機能ブロックを備えて構成される。
(1)HS端末無線状態取得部120
(2)HS端末目標伝送速度設定部130
(3)HS端末割当電力算出部140
(4)新規端末初期送信電力算出部150
(5)個別チャネル端末送信電力算出部160
(6)新規呼受付判定部170
上記(1)のHS端末無線状態取得部120は、レイヤー1処理部111より、各移動局nから上りHSDPA用個別物理制御チャネルHS−DPCCHに載せられて報告される下り無線状態を示す無線品質情報CQInを受け取り、また、MAC−hs処理部112より、HS−PDSCHに割当可能な送信電力Poweravailable、及び、HS−PDSCHに割当可能なコード数Code availableを受け取る。そして、HS端末無線状態取得部120は、上記無線品質情報CQInと、上記HS−PDSCHに割当可能な送信電力Power availableと、上記HS−PDSCHに割当可能なコード数Code availableとから、移動局nに関する1TTI(Transmission Time Interval)に送信可能なデータ量Rn(すなわち無線状態を示す値)を算出し、上記移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量RnをHS端末割当電力算出部140に通知する。ここで、上記移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnとは、上記無線品質情報CQInと、HS−PDSCHに割当可能な送信電力Power availableと、上記HS−PDSCHに割当可能なコード数Code availableとから、所定の誤り率で送信可能と推定されるデータ量のことを表す。例えば、上記所定の誤り率を10%とした場合、基地局が、移動局nに対して1TTIのデータ量がRnであるパケットを送信した時の誤り率はおよそ10%になる。
上記移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnの算出方法の一例を以下に示す。
まず、HS端末無線状態取得部120は、HS−PDSCHに割当可能なコード数とCQI値とから、所定の誤り率で送信可能と推定されるデータ量を求めることが可能な参照テーブルTF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)を保持する。
(参照テーブルの構成例)
ここで、上記参照テーブルTF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)の一部が図5に示されている。
HS−PDSCHのとりうるコード数は1〜15であるため、15個のコード数毎のテーブルが保持されている。同図に示されている参照テーブルTF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)により、HS−PDSCHに割当可能なコード数とCQI値とから、データ量Rnの値が求められる。
なお、移動局の能力の1つとして、受信可能な最大のコード数が存在する。例えば、受信可能な最大のコード数が5である移動局は、6コード以上のHS−PDSCHを受信することができない。よって、HS−PDSCHに割当可能なコード数が、当該移動局が受信可能な最大のコード数よりも大きい場合には、HS−PDSCHに割当可能なコード数を、上記受信可能な最大のコード数に置き換えて、上記参照テーブルTF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)を参照してもよい。また、上記の例においては、HS−PDSCHに割当可能なコード数と、CQI値とから、移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnを求めたが、代わりに、CQI値と、1TTIに送信可能なデータ量と、コードリソース量と、変調方式と、電力リソースの電力オフセットとの関係を示すテーブルであってもよい。
次に、HS端末無線状態取得部120は、上記無線品質情報CQInは、移動局nがHS−PDSCHの送信電力が(PCPICH+Γ)であると仮定して算出した値であるため、以下の式(1)を用いて、上記無線品質情報CQInから、HS−PDSCHに割当可能な送信電力Power availableを考慮した値CQI_adjustnを算出する。
CQI_adjustn
=CQIn+Power available−(PCPICH+Γ)…(1)
ここで、式(1)において、PCPICHはCPICHの送信電力であり、Γは、移動局がCQIの算出の際に用いるCPICHとHS−PDSCHの電力差分値、Measurement Power Offsetである。
そして、上記CCQI_adjustnと、上記HS−PDSCHに割当可能なコード数Code availableとから、上記参照テーブルTF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)を用いて、上記移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnを式(2)によって算出する。
n=Table_TF_Related_TBS(Code available、CQI_adjustn) …(2)
ここで、式(2)において、上記移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnの算出において、上記CQI_adjustnは、TTI毎のCQI_adjustnの値を、所定の平均化区間で平均した値としてもよい。例えば、TTI毎のCQI_adjustnの値を、3秒間で平均した値を、CQI_adjustnとしてデータ量Rnを算出してもよい。あるいは、上記移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnは、TTI毎のデータ量Rnの値を、所定の平均化区間で平均した値としてもよい。例えば、TTI毎の値を、3秒間で平均した値を、上記移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnとして、HS端末割当電力算出部140に通知してもよい。
上記(2)のHS端末目標伝送速度設定部130は、セル1000において通信を行っている移動局nが目標とするHs端末目標伝送速度target(connect)を設定し、上記HS端末目標伝送速度target(connect)をHS端末割当電力算出部140に通知する。
ここで、上述した移動局nが目標とするHS端末目標伝送速度target(connect)は、サービス種別毎に、契約種別毎に、端末種別毎に、セル種別毎に、又はPriority Class毎に、設定されるように構成されてもよい。例えば、サービス種別は、下りパケットを伝送するサービスの種別を示すものであり、例えば、VoIPサービスや音声サービスやストリーミングサービスやFTP(File Transfer Protocol)サービス等を含む。
また、契約種別は、下りパケットの宛先移動局のユーザが加入している契約の種別を示すものであり、例えば、Low Class契約やHigh Class契約等を含む。
また、端末種別は、下りパケットの送り先である移動局の性能をクラス分けするものであり、移動局の識別情報に基づくクラスや、RAKE受信機能や等化器や受信ダイバーシチや干渉キャンセラ等の有無又は種別や、受信可能な変調方式やコード数やビット数等の端末能力等を含む。3GPP仕様においては、移動局のカテゴリークラスとして、HS−DSCH categoryが定義されている(TS25.306 v5.12.0参照)。
また、セル種別は、下りパケットの送り先である移動局が在圏するセルの形態の種別を示すものであり、例えば、セルの識別情報に基づくクラスや、屋内又は屋外や、郊外又は市街地や、高トラヒック地帯又は低トラヒック地帯等を含む。
さらには、Priority Classは、下りパケットの送信に関わる優先度を示すものであり、例えば、第1の優先度を持つPriority Classの下りパケットは、第2の優先度を持つPriority Classの下りパケットよりも優先的に送信される。
上記(3)のHS端末割当電力算出部140は、HS端末無線状態取得部120より、移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnを受け取り、HS端末目標伝送速度設定部130より、移動局nが目標とするHs端末目標伝送速度target(connect)を受け取る。また、MAC−hs処理部112より、HS−PDSCHに割当可能な送信電力Power availableを受け取る。そして、上記移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnと、移動局nが目標とするHS端末目標伝送速度target(connect)とから、移動局nが目標とするHS端末目標伝送速度target(connect)を満たすためのHS端末割当電力PHS_reqを求める。そして、上記HS端末割当電力PHS_reqを、新規呼受付判定部170に通知する。
ここで、例えば、上記移動局nが目標とするHS端末目標伝送速度target(connect)を満たすためのHS端末割当電力PHS_reqは、上記移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnと、移動局nが目標とするHS端末目標伝送速度target(connect)とから、以下のような式(3)を用いて算出される。
HS_req
=Power_available × Σ(target(connect)/Rn)+PowerHS-SCCH…(3)
ここで、式(3)において、PHS-SCCHは、HSDPAにおける制御用チャネルであるHS−SCCHの送信電力である。また、式(3)において、Σはnについての総和である。なお、HS−SCCHが複数本存在する場合には、上記複数本分のHS−SCCHの送信電力を考慮してPowerHS-SCCHを算出する。
また、上記HS端末割当電力PHS-reqの計算は、Rntarget(connect)との単位を考慮して算出されなければならない。以下に、より具体的な例を用いて説明する。移動局n=3に関する1TTIに送信可能なデータ量Rnが2404bitsであり、移動局n=3が目標とするHS端末目標伝送速度target(connect)が64kbpsである場合を考える。HSDPAにおいては、1TTI=2msであるため、64kbpsを1TTIあたりのデータ量に変換すると、128bits/TTIとなる。よって、移動局n=3のtarget(connect)/Rnの値は、
target(connect)/Rn=128/2404=0.05324
と算出される。
また、式(3)におけるPower availableは、瞬時の値を用いてもよく、あるいは、所定の平均化区間で平均化した値を用いてもよい。
なお、上記例においては、各移動局に関するデータキューに常にデータがあることを想定してHS端末割当電力PHS-reqの計算を行ったが、実際には、データキューにデータがない時間も存在すると考えられる。例えば、移動局nがFTPダウンロードを行っている場合には、移動局nのデータキューには常にデータがあるが、i−mode(登録商標)やWeb browsingを行っている場合には、データが散発的に発生するため、移動局nのデータキューにデータがない時間帯が存在する。よって、各移動局に関するデータキューに常にデータがあることを想定してHS端末割当電力PHS-reqの計算を行う代わりに、上記データキューにデータが存在する時間率を考慮してHS端末割当電力PHS-reqの計算を行ってもよい。例えば、各移動局に関して、データキューにデータが存在する時間率を求めて、その時間率を上記arget(connect)/Rnの値に掛け算してもよい。その場合、上記HS端末割当電力PHS-reqは、以下の式(5)のようになる。
HS_req
=Power_available × Σ{(target(connect)/Rn)×Probn}+PowerHS-SCCH…(5)
ここで、Probnは、上述した移動局nに関する、データキューにデータが存在する時間率である。また、式(5)において、Σはnについての総和である。
ところで、式(3)においては、1台の移動局に対して1つのデータキューが存在する場合を想定しているが、1台の移動局に関して複数のデータキューが存在する場合を想定し、以下のような式(6)を用いてもよい。
HS_req
=Power_available × Σ(target(connect)/Rn,k)+PowerHS-SCCH…(6)
ここで、式(6)において、添え字のkは、データキューの種類を示すindexである。また、式(6)において、Σはn、kについての総和である。
尚、上述したデータキューは、3GPP仕様ではPriority queueと呼ぶ。
上記(4)の新規端末初期送信電力算出部150は、伝送路インターフェース106を介して無線制御装置300から、移動局21が報告したCPICH Ec/N0を受け取り、上記CPICH Ec/N0に基づいて、移動局21が新規に通信を開始しようとしている個別チャネルの初期送信電力Pinitialを決定する。例えば、新規端末初期送信電力算出部150は、上記CPICH Ec/N0と、下りリンクの目標SIRや、直交化係数、Spreading factor、CPICH powerとに基づいて、個別チャネルの初期送信電力Pinitialを決定してもよい。また、例えば、新規端末初期送信電力算出部150は、予め設定した固定値を、個別チャネルの初期送信電力Pinitialに設定してもよい。そして、上記移動局21が新規に通信を開始しようとしている個別チャネルの初期送信電力Pinitialを新規呼受付判定部170に通知する。
上記(5)の個別チャネル端末送信電力算出部160は、レイヤー1処理部111より、セル1000において個別チャネルを用いた通信を行っている移動局mに関する下りリンクの個別チャネルの送信電力、及び、セル1000においてHSチャネルを用いた移動局nに関する下りリンクの付随個別チャネルの送信電力を受け取る。そして、セル1000において設定されている全ての下りリンクの個別チャネルの送信電力の合計値PowerDPCHを算出し、新規呼受付判定部170に通知する。
例えば、セル1000において設定されている全ての下りリンクの個別チャネルの送信電力PowerDPCHは以下の式(7)のように算出される。
PowerDPCH=Σ PowernA-DPCH+Σ PowermDPCH …(7)
式(7)の右辺第1項のΣはnについての総和であり、同じく右辺第2項のΣはmについての総和である。
ここで、PowernA-DPCH、PowermDPCHは、それぞれ、移動局nのA−DPCHの送信電力、移動局mの個別チャネルの送信電力を示す。また、上記PowernA-DPCH、PowermDPCHは、瞬時の値を用いてもよく、あるいは、所定の平均化区間で平均した値を用いてもよい。
上記(6)の新規呼受付判定部170は、HS端末割当電力算出部140から、移動局nが目標とするHS端末目標伝送速度target(connect)を満たすためのHS端末割当電力PHS_reqを受け取り、新規端末初期送信電力算出部150から、移動局21が新規に通信を開始しようとしている個別チャネルの初期送信電力Pinitialを受け取り、個別チャネル端末送信電力算出部160から、セル1000において設定されている全ての下りリンクの個別チャネルの送信電力の合計値PowerDPCHを受け取る。そして、上記PHS_req、Pinitial、PowerDPCHに基づいて、移動局21がセル1000において個別チャネルを用いた通信を新規に開始することができるか否かの判定を行い、上記判定結果を、伝送路インターフェース106を介して、無線制御装置300に通知する。
以下に、新規呼受付判定部170が、上記PHS_req、Pinitial、PowerDPCHに基づいて、移動局21がセル1000において個別チャネルを用いた通信を新規に開始することができるか否かを判定する方法の一例を記載する。
例えば、新規呼受付判定部170は、以下の式(8)を用いて必要総送信電力Ptotalを算出し、上記必要総送信電力Ptotalが所定の電力閾値Δよりも小さい場合に、移動局21がセル1000において個別チャネルを用いた通信を新規に開始することができると判定し、上記必要総送信電力Ptotalが所定の電力閾値Δ以上の場合に、移動局21がセル1000において個別チャネルを用いた通信を新規に開始することができないと判定してもよい。
total=Pcomon+PHS_req+PowerDPCH+Pinitial…(8)
ここで、Pcomonは、CPICH、PCCPCH、SCCPCH、SCH等の共有チャネルの送信電力の合計値である。例えば、上記所定の電力閾値Δは、無線基地局100の最大送信電力より0.5dB小さい値としてもよい。すなわち、上記無線基地局100の最大送信電力が43dBmである場合には、上記所定の電力閾値Δの値は、42.5dBmとなる。
また、新規呼受付判定部170は、上記HSチャネルを用いた通信を行っている移動局の数と、上記個別チャネルを用いた通信を行っている移動局の数とに基づいて、上記所定の電力閾値Δを調整してもよい。例えば、上記HSチャネルを用いた通信を行っている移動局の数と、上記個別チャネルを用いた通信を行っている移動局の数の比が9対1である場合には、個別チャネルを用いた通信を行っている移動局の数が少ないため、無線基地局100の総送信電力の変動が小さいと判断し、上記所定の電力閾値を大きく設定することができる。あるいは、上記HSチャネルを用いた通信を行っている移動局の数と、上記個別チャネルを用いた通信を行っている移動局の数の比が1対9である場合には、個別チャネルを用いた通信を行っている移動局の数が多いため、無線基地局100の総送信電力の変動が大きいと判断し、上記所定の電力閾値を小さく設定することができる。
なお、上記の例では、HSチャネル及び個別チャネルを用いた通信を行っている移動局の数の比を用いたが、代わりに、HSチャネルが使用する送信電力と、個別チャネルが使用する送信電力との比であったり、HSチャネルが使用するコードリソースと、個別チャネルが使用するコードリソースとの比であったりしてもよい。
(無線制御装置の構成例)
図6は、無線制御装置300の機能構成例を示す機能ブロック図である。但し、本図においては、無線制御装置300の機能のうち、新規の呼を設定する機能、及び、無線基地局100に移動局21のCPICH Ec/N0を通知する機能に係る部分のみを記載しており、その他の機能に関しては省略している。無線制御装置300は、新規呼設定部310及びCPICH Ec/N0通知部320を備えている。
新規呼設定部310は、無線基地局100内の新規呼受付判定部170より、移動局21がセル1000において個別チャネルを用いた通信を新規に開始することができるか否かの判定結果を受け取る。そして、新規呼設定部310は、移動局21がセル1000において個別チャネルを用いた通信を新規に開始することができるという判定結果の場合には、移動局21がセル1000において個別チャネルを用いた通信を開始するための処理を実行する。すなわち、通信を開始するための制御信号を無線基地局100及び移動局21に通知し、通信の設定を行う。
一方、新規呼設定部310は、移動局2lがセル1000において個別チャネルを用いた通信を新規に開始することができないという判定結果の場合には、移動局21がセル1000において個別チャネルを用いた通信を開始するための処理を実行しない。この場合、例えば、新規呼設定部310は、個別チャネルを用いた通信を開始するための処理を実行する代わりに、FACH(Forward Access Channel)を用いた通信を開始するための処理を実行してもよい。この場合、移動局21は、セル1000においてFACHを用いた通信を行うことになる。あるいは、新規呼設定部310は、個別チャネルを用いた通信を開始するための処理を実行する代わりに、移動局21に、個別チャネルの通信を行うことができないという情報を通知してもよい。この場合、移動局21が開始しようとした通信は呼損となる。
なお、ここで、無線基地局100内の新規呼受付判定部170において移動局21が個別チャネルの通信を新規に開始することが可能か否かの判定を行い、無線制御装置300内の新規呼設定部310において実際に個別チャネルの通信を設定するか否かの呼受付制御を行ったが、本発明はこの一実施形態に限定されるものではない。すなわち、無線基地局100において個別チャネルの通信を開始することが可能か否かの判定と個別チャネルの通信の設定を行ってもよく、あるいは、無線制御装置300において個別チャネルの通信を開始することが可能か否かの判定と、個別チャネルの通信の設定を行ってもよい。
CPICH Bc/N0通知部320は、移動局21からRACH上にマッピングされて報告されたCPICH Ec/N0の値を、無線基地局100内の新規端末初期送信電力算出部150に通知する。
なお、本実施例においては、無線制御装置300が移動局21から報告されたCPICH Ec/N0を受信し、無線基地局100に通知する形態をとっているが、無線基地局100が直接移動局21から報告されるCPICH Ec/N0を直接受信してもよい。
(呼受付制御方法)
次に、本発明の実施の形態における呼受付制御方法について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。この制御方法は、上述した個別チャネル呼受付判定部113及び新規呼設定部310等によって実現される。
同図において、まずステップS1において、個別チャネル呼受付判定部113は、移動局21がセル1000において新規に個別チャネルを用いた通信を開始しようとしているという情報を取得する。
ステップS2において、HS端末無線状態取得部120は移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnを取得する。
ステップS3において、HS端末目標伝送速度設定部130は移動局nが目標とするHS端末目標伝送速度target(connect)を設定する。
ステップS4において、HS端末割当電力算出部140は、移動局nが目標とするHS端末目標伝送速度target(connect)を満たすためのHS端末割当電力PHS_reqを算出する。
ステップS5において、新規端末初期送信電力算出部150は、移動局21が新規に通信を開始しようとしている個別チャネルの初期送信電力Pinitialを算出する。
ステップS6において、個別チャネル端末送信電力算出部160は、セル1000において設定されている全ての下りリンクの個別チャネルの送信電力の合計値PowerDPCHを算出する。
ステップS7において、新規呼受付判定部170は、Pcomon+PHS_req+PowerDPCH+Pinitialが所定の閾値Δよりも小さいか否かを判定し、Pcomon+PHS_req+PowerDPCH+Pinitialが所定の閾値Δよりも小さいと判定した場合にはステップS8に進み、Pcomon+PHS_req+PowerDPCH+Pinitialが所定の閾値Δよりも小さくないと判定した場合にはステップS10に進む。
ステップS8において、新規呼受付判定部170は、移動局21がセル1000において新規に個別チャネルを用いた通信を開始することができると判定する。
ステップS9において、新規呼設定部310は、移動局21がセル1000において新規に個別チャネルを用いた通信を行うための通信の設定を行う。
ステップS10において、新規呼受付判定部170は、移動局21がセル1000において新規に個別チャネルを用いた通信を開始することができないと判定する。
ステップS11において、新規呼設定部310は、移動局21がセル1000において新規にFACHを用いた通信を行うための通信の設定を行う。ここで、新規呼設定部310は、移動局21がセル1000において新規にFACHを用いた通信を行うための通信の設定を行う代わりに、移動局21はセル1000において新規に通信を行うことができないと判断し、どのような通信の設定も行わないという処理を行ってもよい。この場合、移動局21が行おうとした通信は呼損となる。
なお、上記においては、ステップS2〜S6の処理が、移動局21がセル1000において新規に個別チャネルを用いた通信を開始したタイミングで行われる場合を記載したが、予め決められた時間間隔でステップS2〜S6の処理を行ってもよい。例えば、3秒を判定周期とし、3秒毎にステップS2〜S6の処理を行ってもよい。この場合、ステップS2〜S6の処理はバックグランドで行われているイメージであり、ステップS7〜S11の処理を行う際に、ステップS2〜S6における処理結果を参照するイメージである。
以下に、ステップS7において、Pcomon+PHS_req+PowerDPCH+Pinitialが所定の閾値Δよりも小さいか否かの判定を行うことの作用効果について説明する。実際に送信されている共有チャネル及び個別チャネルの送信電力と、新規に送信される個別チャネルの初期送信電力と、移動局nが目標とする伝送速度target(connect)を満たすための送信電力PHS_reqの合計値に基づいて、呼受付制御を行うことにより、共有チャネルであるHSチャネルを用いた通信を行っている移動局の品質を確保することが可能となる。例えば、伝送速度target(connect)を64kbpに設定した場合、移動局nが64kbpsを満たすための送信電力を確保するため、セル1000においてHSチャネルを用いた通信を行っている移動局nの伝送速度が64kbps以上であることを、ある程度保証することが可能となる。すなわち、HSチャネルを用いた通信を行う移動局が目標とする伝送速度を考慮した呼受付制御が可能となる。
なお、上述した参照テーブルTF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)や、移動局nが目標とするHs端末目標伝送速度target(connect)、所定の電力閾値Δは、伝送路インターフェース106を介して遠隔、例えば、無線基地局100の上位ノード(例:無線制御装置やコアネットワーク上のサーバ等)からの指定に応じて、設定されるように構成されていてもよい。あるいは、上述した参照テーブルTF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)や、移動局nが目標とするHS端末目標伝送速度target(connect)、所定の電力閾値Δは、無線基地局100の局データとして保持され、上記局データ内の値を参照して設定されるように構成されていてもよい。
以上説明したような本実施形態によれば、HSDPAを用いた通信を行う移動局が目標とする伝送速度を考慮して、個別チャネルの呼受付制御を行うことが可能となる。
なお、個別チャネル呼受付判定部113は、例えば、CPUやデジタルシグナルプロセッサ(DSP)、或いはFPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラムの書き換えが可能なプログラマブルデバイスで構成され、所定のメモリ領域に上述した処理のプログラムが記憶され、パラメータ(TF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)内の値、target(connect)、Δ)をダウンロードして書き換える構成がとられる。この時、上記パラメータ(TF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)の値、target(connect)、Δ)を無線基地局の上位ノードからダウンロードしてもよいし、個別チャネル呼受付判定部113に端末I/F(外部インターフェース機能)を設け、端末から直接上記パラメータ(TF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)内の値、target(connect)、Δ)を読み込ませるような形態であってもよい。
また、上述した個別チャネル呼受付判定部113の各機能ブロックは、ハードウェアで分割される場合もあるし、プロセッサ上のプログラムでソフトウェアとして分割されている場合もありうる。
また、上記実施例は、3GPP(Third−Generation Partnership Project)における高速パケット伝送方式HSDPAに関して記述したが、本発明は上記HSDPAに限定されるものではなく、その他の、移動通信システムにおける高速パケット伝送方式に適用することが可能である。例えば、3GPPのLTE(Long Term Evolution)により提供される高速パケット伝送方式や、3GPP2(Third−Generation Partnership Project2)におけるcdma2000 1xEV−DVやTDD方式における高速パケット伝送方式など、がその他の高速パケット伝送方式としてあげられる。また、上述した例においては、下りリンクのパケット伝送方式に適用した例を記載したが、上りリンクのパケット伝送方式に適用してもよい。例えば、3GPPにおける上りリンクのパケット伝送方式として、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)がある。
また、上記では、移動局21がセル1000において個別チャネルを用いた通信を開始しようとした場合における呼受付制御を適用する例を示したが、移動局21がセル1000において共有チャネルを用いた通信を開始しようとした場合に、上述した呼受付制御を適用することが可能である。すなわち、移動局21がセル1000において共有チャネルを用いた通信を開始しようとした場合に、移動局21の下りリンク付随個別チャネルA−DPCHに関して、上述した呼受付制御を適用してもよい。
本発明は、個別チャネルと共有チャネルとが混在する移動通信システムにおける呼受付制御に利用することができる。
本発明の実施の一形態に係る呼受付制御装置を用いた移動通信システムの構成例を示す図である。 図1中の無線基地局の構成例を示す機能ブロック図である。 図2中のベースバンド信号処理部の機能構成例を示すブロック図である。 図3中の個別チャネル呼受付判定部の機能構成例を示すブロック図である。 個別チャネル呼受付判定部において保持されているHS−PDSCHに割当可能なコード数とCQI値とから、所定の誤り率で送信可能と推定されるデータ量を求めることが可能な参照テーブルの一例を示す図である。 図1中の無線制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明に係る実施の形態における呼受付制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10、11、21、30、31 移動局
100 無線基地局
101 送受信アンテナ
102 アンプ部
103 送受信部
104 ベースバンド信号処理部
105 呼処理部
106 伝送路インターフェース
111 レイヤー1処理部
112 MAC−hs処理部
113 個別チャネル呼受付判定部
120 HS端末無線状態取得部
130 HS端末目標伝送速度設定部
140 HS端末割当電力算出部
150 新規端末初期送信電力算出部
160 個別チャネル端末送信電力算出部
170 新規呼受付判定部
300 無線制御装置
310 新規呼設定部
320 CPICH Ec/N0通知部
1000 セル

Claims (8)

  1. 共有チャネルを用いて通信を行うn個(nは2以上の整数、以下同じ)の無線端末と、個別チャネルを用いて通信を行うm個(mは2以上の整数、以下同じ)の無線端末とが混在する移動通信システムにおける呼受付制御装置であって、
    前記共有チャネルを用いて通信を行う前記n個の無線端末の無線状態を示す値を取得する無線状態取得手段と、
    前記共有チャネルを用いて通信を行う前記n個の無線端末の目標伝送速度を設定する目標伝送速度設定手段と、
    前記共有チャネルを用いて通信を行う前記n個の無線端末の無線状態を示す値と前記目標伝送速度とに基づいて、前記共有チャネルを用いて通信を行う前記n個の無線端末が前記目標伝送速度を満たすために必要な送信電力を算出する必要送信電力算出手段と、
    新規に個別チャネルを用いた通信を開始する無線端末の初期送信電力を設定する初期送信電力設定手段と、
    前記個別チャネルを用いて通信を行う前記m個の無線端末の送信電力を取得する個別チャネル送信電力取得手段と、
    前記共有チャネルを用いて通信を行う前記n個の無線端末が前記目標伝送速度を満たすために必要な送信電力と、新規に個別チャネルを用いて通信を開始する無線端末の初期送信電力と、前記個別チャネルを用いて通信を行う前記m個の無線端末の送信電力との合計値が所定値より小さい場合に、個別チャネルを用いて新規に通信を行う無線端末による呼の受付を制御する新規無線端末受付手段と、
    を含むことを特徴とする呼受付制御装置。
  2. 前記必要送信電力算出手段は、
    前記n個の無線端末が前記目標伝送速度を達成するために必要な送信電力P HS_req を、前記n個の無線端末の無線状態を示す値R n と、前記n個の無線端末の目標伝送速度 target (connect) と、前記共有チャネルに割当可能な電力Power_availableと、前記共有チャネルのための制御用チャネルの送信電力Power HS-SCCH とから、
    HS_req =Power_available × Σ( target (connect) /R n )+Power HS-SCCH に従って算出することを特徴とする請求項1記載の呼受付制御装置。
  3. 前記必要送信電力算出手段は、
    前記n個の無線端末が前記目標伝送速度を達成するために必要な送信電力P HS_req を、前記n個の無線端末の無線状態を示す値R n と、無線端末nに対して送信すべきデータが存在する時間率Prob n と、前記n個の無線端末の目標伝送速度 target (connect) と、前記共有チャネルに割当可能な電力Power_availableと、前記共有チャネルのための制御用チャネルの送信電力Power HS-SCCH とから、
    HS_req
    =Power_available × Σ( target (connect) /R n ×Prob n )+Power HS-SCCH に従って算出することを特徴とする請求項1記載の呼受付制御装置。
  4. 前記新規無線端末受付手段は、
    前記n個の無線端末が前記目標伝送速度を達成するために必要な送信電力P HS_req と、新規に個別チャネルを用いた通信を開始する無線端末の初期送信電力P initial と、前記個別チャネルを用いて通信を行うm個の無線端末の送信電力の合計値Power DPCH と、共有チャネルの送信電力の合計値P comon との和であるP comon +P HS_req +Power DPCH +P initial が所定の閾値より小さい場合に、前記個別チャネルを用いて新規に通信を行う無線端末を受付けることを特徴とする請求項1に記載の呼受付制御装置。
  5. 前記無線状態を示す値とは、下りリンクの無線品質と、下りリンクにおける電力リソース及びコードリソースとから、所定の誤り率で送信可能であると推定される伝送速度であることを特徴とする請求項1記載の呼受付制御装置。
  6. 前記目標伝送速度設定手段は、サービス種別毎、契約種別毎、端末種別毎、ユーザ毎、セル毎、Priority Class毎、のうちの少なくとも1つに応じて、前記n個の無線端末の目標伝送速度を設定することを特徴とする請求項1記載の呼受付制御装置。
  7. 前記新規無線端末受付手段は、
    前記個別チャネルと前記共有チャネルとの割合に基づいて、前記所定の閾値を設定することを特徴とする請求項4に記載の呼受付制御装置。
  8. 共有チャネルを用いて通信を行うn個(nは2以上の整数、以下同じ)の無線端末と、個別チャネルを用いて通信を行うm個(mは2以上の整数、以下同じ)の無線端末とが混在する移動通信システムにおける呼受付制御方法であって、
    前記共有チャネルを用いて通信を行うn個の無線端末の無線状態を示す値を取得するステップと、
    前記共有チャネルを用いて通信を行うn個の無線端末の目標伝送速度を設定するステップと、
    前記共有チャネルを用いて通信を行うn個の無線端末の無線状態を示す値と、前記目標伝送速度とに基づいて、前記共有チャネルを用いて通信を行うn個の無線端末が前記目標伝送速度を満たすために必要な送信電力を算出するステップと、
    新規に個別チャネルを用いた通信を開始する無線端末の初期送信電力を設定するステップと、
    前記個別チャネルを用いて通信を行うm個の無線端末の送信電力を取得するステップと、
    前記共有チャネルを用いて通信を行うn個の無線端末が前記目標伝送速度を満たすために必要な送信電力と、新規に個別チャネルを用いて通信を開始する無線端末の初期送信電力と、前記個別チャネルを用いて通信を行うm個の無線端末の送信電力との合計値が所定値より小さい場合に、個別チャネルを用いて新規に通信を行う無線端末による呼の受付を制御するステップと、
    を含むことを特徴とする呼受付制御方法。
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