JP4699887B2 - 呼受付制御装置、呼受付制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は呼受付制御装置、呼受付制御方法に関し、特に、移動体通信におけるパケット通信システムにおいて呼受付制御を行う呼受付制御装置、呼受付制御方法に関する。
移動通信システムは有限のリソース(周波数や電力)を用いて通信を行うシステムであり、その通信容量には上限が存在する。よって、上記通信容量に応じて、セル内の移動局の数を制限する必要がある。具体的には、新規の無線端末が当該セルにおいて通信を開始しようとした場合に、上記新規の無線端末が当該セルにおいて通信を開始してよいか否かを判定する必要があり、このような制御を呼受付制御という。また、新規の無線端末が当該セルにおいて通信を開始してはいけないと判定するような状況、すなわち、上記通信容量をほぼ100%使用している状況を容量限界と呼ぶ。
従来方法の呼受付制御としては、例えば、当該セル内で通信中の移動局の総数が所定の閾値を超えていない場合に、新規の無線端末が通信を開始することを許可し、当該セル内で通信中の移動局の総数が所定の閾値を超えている場合に、新規の無線端末が通信を開始することを許可しないといった制御方法がある。
ところで、第3世代移動通信システム、いわゆるIMT−2000の標準化については、地域標準化機関等により組織された3GPP/3GPP2(Third−Generation Partnership Project/Third−Generation Partnership Project2)において、前者ではW−CDMA方式、後者ではcdma2000方式に係る標準仕様が規定されている。
3GPPでは、近年のインターネットの急速な普及に伴い、特に下りリンクにおいてデータベースやWebサイトからのダウンロード等による高速・大容量のトラヒックが増加するとの予測に基づき下り方向の高速パケット伝送方式である「HSDPA(HighSpeed Downlink Packet Access)」の仕様が規定されている(例えば、非特許文献1参照)。また、3GPP2でも、上記同様の観点から下り方向の高速データ専用の伝送方式「1x−EVDO」の仕様が規定されている(例えば、非特許文献2参照)。なお、cdma2000 1×EV−DOにおいて、DOはData onlyの意味である。
以下では、HSDPAに関して、さらに説明を行う。
HSDPAは、複数の移動局が1又は2以上の共有チャネルを共有して通信を行うシステムであり、無線基地局は、TTI(Time Transmission Interval、HSDPAでは2ms)毎に上記複数の移動局の中から上記共有チャネルを使用する移動局を選択し、パケットの送信を行う。この場合、そのデータトラヒックの発生の仕方によって、容量限界に達した場合のセル内の移動局の数に差が生じることになる。例えば、全ての移動局がFTP(File Transfer Protocol)によるダウンロードを行った場合と、全ての移動局がWebbrowsingを行った場合とでは、前者よりも後者の方が、容量限界に達した場合のセル内の移動局数が大きくなる。その理由は、FTPによるダウンロードでは、移動局に対して常に送信すべきパケットが存在するが、Webbrowsingの場合には、ユーザがWebページを閲覧するリーディングタイムが存在するため、移動局に対して送信すべきパケットが存在しない時間帯が存在するからである。すなわち、Webbrowsingの場合には、1台の移動局が共有チャネルを使用する頻度が小さいため、より多くの移動局が1つの共有チャネルを共有することができる。以上より、HSDPAにおいては、データトラヒックの発生の仕方によって、容量限界において収容可能な移動局の数は変動してしまう。
また、HSDPAでは、移動局と無線基地局との間の無線状態に応じて無線チャネルの変調方式、コードの数や符号化率を制御する方式(HSDPAでは、適応変調・符号化AMCS(AdaptiveModulation and CodingScheme)と呼ばれている)を採用しており、移動局と無線基地局との間の無線状態(SIR:Signal−to−Interference power Ratio)に応じて、伝送速度が変動する、一方、上記無線状態(SIR)は屋外環境や屋内環境、市街地や郊外といったセルの形態によって、大きく異なる。すなわち、HSDPAにおいては、セルの形態によっても、容量限界において収容可能な移動局の数は変動してしまう。
このようなHSDPAにおいては、上述した従来方法の呼受付制御、すなわち、セル内において通信を行っている移動局の数に基づいた呼受付制御を行った場合、容量限界におけるセル内において通信を行っている移動局の数は一定であるため、各移動局の位置やセル内の形態に依存して、容量限界における各移動局の伝送速度が異なることになる。例えば、屋内環境では他セルからの干渉が少なく、無線品質が良好であるため、容量限界における各移動局の伝送速度が高いが、屋外環境では他セルからの干渉が多く、無線品質が良好ではないため、容量限界における各移動局の伝送速度が低いということが考えられる。
しかしながら、容量限界における各移動局の伝送速度は、HSDPAを用いて提供する通信のサービス性によって決定されるべきものであり、トラヒックの発生の仕方やセル形態に依存しないことが望ましい。
なお、特許文献1には、リソースの使用状況に対して呼受付閾値を適用して、新規の呼受付の規制を行う技術が記載されている。
特開2002−217956号公報 3GPP TR25.848v4.0.0 3GPP2 C.S0024Rev.1.0.0
上述したように、複数の移動局に対してパケットを送信する通信システムにおける呼受付制御方法として、当該セル内で通信を行っている移動局の総数が所定の閾値を超えた場合に新規の無線端末による呼の受付を行わないという方法がある。
しかしながら、上記従来の呼受付制御方法では、データトラヒックの生起の仕方やセルの形態に応じて適切に呼受付制御を行うことができない、という欠点がある。すなわち、従来の呼受付制御方法を行った場合、容量限界における移動局の伝送速度は、データトラヒックの生起の仕方やセルの形態に応じて異なってしまう、という問題点が存在する。この問題点は、上記特許文献1に記載されている技術によっては解決できない。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的はすでに通信を行っている移動局、及び、新規に通信を開始しようとしている移動局が、所定の目標とする伝送速度を達成可能であるか否かを考慮して、呼受付制御を行うことにより、トラヒックデータの生起の仕方やセルの形態に依存せず、目標とする伝送速度に基づいた呼受付制御を実現できる呼受付制御装置、呼受付制御方法を提供することである。
本発明の請求項による呼受付制御装置は、
複数の無線端末n(nは無線端末の添え字)に対してパケットの送信を行う通信システムにおける呼受付制御装置であって、
前記無線端末nの無線状態を示す値Rを取得する既存端末無線状態取得手段(例えば、図4中の既存端末無線状態取得部120に対応)と、
前記無線端末nの既存端末目標伝送速度target(connect)を設定する既存端末目標伝送速度設定手段(例えば、図4中の既存端末目標伝送速度設定部130に対応)と、
前記無線端末nに関する前記既存端末目標伝送速度を満たすためのパケットの既存端末パケット割当頻度Fを、
target(connect)/R
に従って算出する既存端末割当頻度算出手段(例えば、図4中の既存端末割当頻度算出部140に対応)と、
新規の無線端末の無線状態を示す値Rnewを取得する新規端末無線状態取得手段(例えば、図4中の新規端末無線状態取得部150に対応)と、
前記新規の無線端末の新規端末目標伝送速度target(new)を設定する新規端末目標伝送速度設定手段(例えば、図4中の新規端末目標伝送速度設定部160に対応)と、
前記新規の無線端末に関する前記新規端末目標伝送速度を満たすためのパケットの新規端末パケット割当頻度Fnewを、
newtarget(new)/Rnew
に従って算出する新規端末割当頻度算出手段(例えば、図4中の新規端末割当頻度算出部170に対応)と、
及びFnewに基づいて、新規の無線端末による呼の受付を制御する新規無線端末受付手段(例えば、図4中の新規呼受付判定部180に対応)と、
を有し、
前記新規無線端末受付手段は、ΣF +F new (Σはnについての総数、以下同じ)が所定の閾値よりも小さい場合に、前記新規の無線端末を受け付け、ΣF +F new が所定の閾値以上である場合に、前記新規の無線端末を受け付けないことを特徴とする。すでに通信を行っている移動局、及び、新規に通信を開始しようとしている移動局について、目標とする伝送速度を満たすことができるか否かに基づいて、セル形態、トラヒック状況に関係なく適切な呼受付制御を行うことができる。
また、前記閾値を適切に設定することにより、目標とする伝送速度を満たすことができるか否かに基づいて、セル形態、トラヒック状況に関係なく適切な呼受付制御を行うことができる。
本発明の請求項による呼受付制御装置は、請求項において、
前記無線状態を示す値とは、下りリンクの無線品質と、下りリンクにおける電力リソース及びコードリソースとに基づいて、所定の誤り率で送信可能であると推定される伝送速度であることを特徴とする。これにより、適切な呼受付制御を行うことができる。
本発明の請求項による呼受付制御装置は、請求項1または請求項2において、
前記既存端末目標伝送速度設定手段は、
前記無線端末の既存端末目標伝送速度を、前記新規の無線端末の新規端末目標伝送速度よりも大きく設定する処理と、前記無線端末の既存端末目標伝送速度を、前記新規の無線端末の新規端末目標伝送速度よりも小さく設定する処理とのいずれか一方を行うことを特徴とする。こうすることにより、適切な呼受付制御を行うことができる。
本発明の請求項による呼受付制御装置は、請求項1から請求項3のいずれか1項において、
前記既存端末目標伝送速度設定手段は、前記無線端末の既存端末目標伝送速度を、サービス種別毎、契約種別毎、端末種別毎、ユーザ毎、セル毎、Priority Class毎、の少なくとも1つに応じて設定し、
前記新規端末目標伝送速度設定手段は、前記新規の無線端末の新規端末目標伝送速度を、サービス種別毎、契約種別毎、端末種別毎、ユーザ毎、セル毎、Priority Class毎、の少なくとも1つに応じて設定することを特徴とする。こうすることにより、適切な呼受付制御を行うことができる。
本発明の請求項による呼受付制御装置は、請求項1から請求項4のいずれか1項において、
前記既存端末割当頻度算出手段は、
前記無線端末nに対して送信すべきデータが存在する時間率Prob を考慮した前記既存端末パケット割当頻度F を、
={ target (connect) /R }×Prob
に従って算出することを特徴とする。こうすることにより、適切な呼受付制御を行うことができる。
本発明の請求項6による呼受付制御装置は、請求項1から請求項5のいずれか1項において、
前記新規端末割当頻度算出手段は、
前記新規の無線端末に対して送信すべきデータが存在する時間率の期待値Prob expected を考慮した前記新規端末パケット割当頻度F new
new ={ target (new) /R new }×Prob expected
に従って算出することを特徴とする。こうすることにより、適切な呼受付制御を行うことができる。
本発明の請求項7による呼受付制御装置は、請求項1から請求項6のいずれか1項において、
前記新規端末目標伝送速度設定手段は、前記新規の無線端末の新規端末目標伝送速度を、零に設定できるようになっていることを特徴とする。こうすることにより、目標とする伝送速度を満たすことができるか否かに基づいて、セル形態、トラヒックの発生の仕方に関係なく適切な呼受付制御を行うことができる。
本発明の請求項による呼受付制御方法は、複数の無線端末n(nは無線端末の添え字)に対するパケットの送信を行う通信システムにおける呼受付制御方法であって、
前記無線端末nの無線状態を示す値R を取得するステップ(例えば、図7中のステップS2に対応)と、
前記無線端末nの既存端末目標伝送速度 target (connect) を設定するステップ(例えば、図7中のステップS3に対応)と、
前記無線端末nに関する、前記既存端末目標伝送速度を満たすためのパケットの既存端末パケット割当頻度F を、
target (connect) /R
に従って算出するステップ(例えば、図7中のステップS4に対応)と、
新規の無線端末の無線状態を示す値R new を取得するステップ(例えば、図7中のステップS5に対応)と、
前記新規の無線端末の新規端末目標伝送速度 target (new) を設定するステップ(例えば、図7中のステップS6に対応)と、
前記新規の無線端末に関する、前記新規端末目標伝送速度を満たすためのパケットの新規端末パケット割当頻度F new を、
new target (new) /R new
に従って算出するステップ(例えば、図7中のステップS7に対応)と、
及びF new に基づいて、新規の無線端末による呼の受付を制御するステップ(例えば、図7中のステップS8〜S12に対応)と、を含み、
当該呼の受付を制御するステップでは、ΣF +F new (Σはnについての総数、以下同じ)が所定の閾値よりも小さい場合に、前記新規の無線端末を受け付け、ΣF +F new が所定の閾値以上である場合に、前記新規の無線端末を受け付けないことを特徴とする。すでに通信を行っている移動局、及び、新規に通信を開始しようとしている移動局について、目標とする伝送速度を満たすことができるか否かに基づいて、セル形態、トラヒック状況に関係なく適切な呼受付制御を行うことができる。
以上説明したように本発明は、目標とする伝送速度を満たすことができるか否かに基づいて、呼受付制御を行うことにより、当該セルのセル形態、トラヒック状況に関係なく適切な呼受付制御を実現することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る呼受付制御装置を用いた移動通信システムの構成例を示す図である。
同図において、この移動通信システムは、無線端末である複数の移動局10〜12及び21と、無線基地局100、及び、それらを制御する無線制御装置300とから構成され、前述したHSDPAを適用した場合を示している。無線基地局100及び無線制御装置300は、呼受付制御装置としての機能を実現する。セル1000は、無線基地局100が通信を提供することのできるエリアを示す。
ここで、移動局10〜12はすでにセル1000において無線基地局100とHSDPAを用いて通信を行っている状態にあり、移動局21は、セル1000において無線基地局100とHSDPAを用いた通信を新規に開始しようとしている状態にある。
以下、HSDPAを用いて通信を行っている移動局10〜12に関しては、同一の構成、機能、状態を持つので、以下では特段の断りがない限り移動局n(n≧1)として説明を進める。また、HSDPAを用いた通信を新規に開始しようとしている状態にある移動局の一例として、移動局21を用いる。
HSDPAにおける通信チャネルに関する説明を行う。HSDPAにおける下りリンクにおいては、各移動局10〜12で共有して使用される下り共有物理チャネル HS−PDSCH(High Speed−Physical Downlink Shared Channel、トランスポートチャネルで言えば、HS−DSCH:High Speed Downlink Shared Channel)と、各移動局で共有して使用される下り共有制御チャネルHS−SCCH(High Speed−Shared Control Channel)と、各移動局に個別に割り当てられる、上記共有物理チャネルに付随する下りリンク付随個別チャネルA−DPCH(associated−Dedicated Physical Channel)が用いられる。
また、上りリンクにおいては、各移動局に個別に割り当てられる上りリンク付随個別チャネルA―DPCHに加えて、各移動局に個別に割り当てられるHSDPA用の制御チャネルHS−DPCCH(High Speed−Dedicated Physical Control Channel)が用いられる。
そして、下りリンクでは、上記下りリンク付随個別チャネルにより、上記上りリンク付随個別チャネルのための送信電力制御コマンド等が伝送され、上記共有物理チャネルによりユーザデータが伝送される。一方、上りリンクでは、上記上りリンク付随個別チャネルにより、ユーザデータ以外に、パイロットシンボル、下りリンク付随個別チャネル送信のための電力制御コマンド(TPCコマンド)が伝送され、上記HSDPA用の個別物理制御チャネルにより、共有チャネルのスケジューリングや、AMCS(適応変調・符号化)に用いるための下り品質情報であるChannel Quality Indicator(CQI)、及び、下りリンクの共有チャネルHS−DSCHの送達確認情報が伝送される。
(無線基地局の構成例)
図2は、図1中の無線基地局100の構成例を示すブロック図である。
同図において、この無線基地局100は、送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを含んで構成される。下りリンクのパケットデータについては、無線基地局100の上位に位置する無線制御装置300から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。ベースバンド信号処理部104では、再送制御(H−ARQ(HybridARQ))の処理や、伝送路インターフェース106から出力された下りリンクのパケットデータのためのスケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、拡散処理が行われて送受信部103に転送される。送受信部103では、ベースバンド信号処理部104から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する周波数変換処理が施され、その後、アンプ部102で増幅されて送受信アンテナ101より送信される。
一方、上りリンクのデータについては、送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がアンプ部102で増幅され、送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このべ−スバンド信号は、ベースバンド信号処理部104で逆拡散やRAKE合成、誤り訂正復号がなされた後、伝送路インターフェース106を介して無線制御装置に転送される。
また、呼処理部105では、無線制御装置と呼処理制御信号の送受信を行い、無線基地局100の状態管理やリソース割り当てが行われる。
図3は、上記ベースバンド信号処理部104の機能構成を示す機能ブロック図である。同図において、ベースバンド信号処理部104は、レイヤー1処理部111と、MAC−hs(Medium Access Control−HSDPAの略称)処理部112と、HS呼受付判定部113と、から構成される。ベースバンド信号処理部104におけるレイヤー1処理部111とMAC−hs処理部112はそれぞれ呼処理部105と接続される。
レイヤー1処理部111では、下りデータのチャネル符号化や上りデータのチャネル復号化、上下の個別チャネルの送信電力制御や、RAKE合成、拡散・逆拡散処理が行われる。また、レイヤー1処理部111では、各移動局からの上りHSDPA用個別物理制御チャネルに載せられて報告される下り無線状態を示す情報Channel Quality Indicator(CQI)を受け取り、MAC−hs処理部112及びHS呼受付判定部113に通知する。
MAC−hs処理部112では、HSDPAにおける下り共有チャネルのHARQ(HybridARQ)や、送信待ちパケットに対するスケジューリング、AMCにおける下り共有チャネルの送信フォーマットの決定等が行われる。また、MAC−hs処理部112では、HS−PDSCHに割当可能な電力Power_available、及び、HS−PDSCHに割当可能なコード数Code_availableを算出し、HS呼受付判定部113に通知する。
HS呼受付判定部113は、移動局21が当該セル1000において新規にHSDPAを用いた通信を開始することができるか否かを判定する呼受付判定が行われる。
(呼受付判定部の構成例)
図4は、図3中の呼受付判定部113の機能構成例を示すブロック図である。同図において、呼受付判定部113は、例えば、以下の機能ブロックを備えて構成される。
(1)既存端末無線状態取得部120
(2)既存端末目標伝送速度設定部130
(3)既存端末割当頻度算出部140
(4)新規端末無線状態取得部150
(5)新規端末目標伝送速度設定部160
(6)新規端末割当頻度算出部170
(7)新規呼受付判定部180
上記(1)の既存端末無線状態取得部120は、レイヤー1処理部111より、各移動局nから上りHSDPA用個別物理制御チャネルに載せられて報告される下り無線状態を示す無線品質情報CQInを受け取り、また、MAC−hs処理部112より、HS−PDSCHに割当可能な送信電力Power_available、及び、HS−PDSCHに割当可能なコード数Code_availableを受け取る。そして、既存端末無線状態取得部120は、上記無線品質情報CQInと、上記HS−PDSCHに割当可能な送信電力Power_availableと、上記HS−PDSCHに割当可能なコード数Code_availableとから、移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnを算出し、上記移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnを既存端末割当頻度算出部140に通知する。ここで、上記移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnとは、上記無線品質情報CQInと、HS−PDSCHに割当可能な送信電力Power_availableと、上記HS−PDSCHに割当可能なコード数Code_availableとから、所定の誤り率で送信可能と推定されるデータ量のことを表す。例えば、上記所定の誤り率を10%とした場合、無線基地局が、移動局nに対して1TTIのデータ量がRnであるパケットを送信した時の誤り率はおよそ10%になる。
上記移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnの算出方法の一例を以下に示す。
まず、既存端末無線状態取得部120は、HS−PDSCHに割当可能なコード数とCQI値とから、所定の誤り率で送信可能と推定されるデータ量を求めることが可能な参照テーブルTF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)を保持する。
(参照テーブルの構成例)
ここで、上記参照テーブルTF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)の一部が図5に示されている。HS−PDSCHのとりうるコード数は1〜15であるため、15個のコード数毎のテーブルを保持する。
図5に示されている参照テーブルTF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)により、HS−PDSCHに割当可能なコード数とCQI値とから、Rnの値が求められる。
なお、移動局の能力の1つとして、受信可能な最大のコード数が存在する。例えば、受信可能な最大のコード数が5である移動局は、6コード以上のHS−PDSCHを受信することができない。よって、HS−PDSCHに割当可能なコード数が、当該移動局が受信可能な最大のコード数よりも大きい場合には、HS−PDSCHに割当可能なコード数を、上記受信可能な最大のコード数に置き換えて、上記参照テーブルTF Related TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)を参照してもよい。また、上記の例においては、HS−PDSCHに割当可能なコード数と、CQI値とから、移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnを求めたが、代わりに、CQI値と、1TTIに送信可能なデータ量と、コードリソース量と、変調方式と、電力リソースの電力オフセットとの関係を示すテーブルであってもよい。
次に、既存端末無線状態取得部120は、上記無線品質情報CQI値は、移動局nがHS−PDSCHの送信電力が(PCPICH+Γ)であると仮定して算出した値であるため、以下の式を用いて、上記無線品質情報CQInから、HS−PDSCHに割当可能な送信電力Power_availableを考慮した値CQI_adjustnを算出する。
CQI_adjustn
=CQIn+Power_available−(PCPICH+Γ)
ここで、PCPICHはCPICHの送信電力であり、Γは、移動局がCQIの算出の際に用いるCPICHとHS−PDSCHの電力差分値、Measurement Power Offsetである。
そして、上記CQI_adjustnと、上記HS−PDSCHに割当可能なコード数Code_availableとから、上記参照テーブルTF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)を用いて、上記移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnを算出する。
n=Table_TF_TBS(Code_available,CQI_adjustn
ここで、上記移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnの算出において、上記CQI_adjustnは、1TTI毎のCQI_adjustnの値を、所定の平均化区間で平均した値としてもよい。例えば、1TTI毎のCQI_adjustnの値を、3秒間で平均した値を、CQI_adjustnとしてRnを算出してもよい。あるいは、上記移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnは、TTI毎のRnの値を、所定の平均化区間で平均した値としてもよい。例えば、TTI毎の値を、3秒間で平均した値を、上記移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnとして、既存端末割当頻度算出部140に通知してもよい。
上記(2)の既存端末目標伝送速度設定部130は、セル1000において通信を行っている移動局nが目標とする既存端末目標伝送速度target(connect)を設定し、上記既存端末目標伝送速度target(connect)を既存端末割当頻度算出部140に通知する。
上記(3)の既存端末割当頻度算出部140は、既存端末無線状態取得部120より、移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnを受け取り、既存端末目標伝送速度設定部130より、移動局nが目標とする既存端末目標伝送速度target(connect)を受け取る。そして、上記移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnと、移動局nが目標とする既存端末目標伝送速度target(connect)とから、移動局nが目標とする既存端末目標伝送速度target(connect)を満たすための既存端末パケット割当頻度Fnを求める。そして、上記既存端末パケット割当頻度Fnを、新規呼受付判定部180に通知する。
ここで、例えば、上記移動局nが目標とする既存端末目標伝送速度target(connect)を満たすための既存端末パケット割当頻度Fnは、上記移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnと、移動局nが目標とする既存端末目標伝送速度target(connect)とから、以下のような式を用いて算出される。
ntarget(connect)/Rn
ここで、上記既存端末パケット割当頻度Fnの計算は、Rntarget(connect)の単位を考慮して算出されなければならない。以下に、より具体的な例を用いて説明する。移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnが2404bitsであり、移動局nが目標とする既存端末目標伝送速度target(connect)が64kbpsである場合を考える。HSDPAにおいては、1TTI=2msであるため、64kbpsを1TTIあたりのデータ量に変換すると、128bits/TTIとなる。よって、上記既存端末パケット割当頻度Fnの値は、
n=128/2404=0.05324
と算出される。
なお、上記例においては、各移動局に関するデータキューに常にデータがあることを想定してパケット割当頻度の計算を行ったが、実際には、データキューにデータがない時間も存在すると考えられる。例えば、移動局nがFTPダウンロードを行っている場合には、移動局nのデータキューには常にデータがあるが、i−mode(登録商標)やWeb browsingを行っている場合には、データが散発的に発生するため、移動局nのデータキューにデータがない時間帯が存在する。よって、各移動局に関するデータキューに常にデータがあることを想定してパケット割当頻度の計算を行う代わりに、上記データキューにデータが存在する時間率を考慮してパケット割当頻度の計算を行ってもよい。例えば、各移動局に関して、データキューにデータが存在する時間率を求めて、その時間率を上記パケット割当頻度に掛け算してもよい。その場合、上記パケット割当頻度の値は、
n={target(connect)/Rn}×Probn
となる。ここで、Probnは、上述した移動局nに関する、データキューにデータが存在する時間率である。尚、上述したデータキューは、3GPP仕様ではPriority queueと呼ぶ。
上記(4)の新規端末無線状態取得部150は、伝送路インターフェース106を介して無線制御装置300から、移動局21が報告したCPICH Ec/N0を受け取り、また、MAC−hs処理部112より、HS−PDSCHに割当可能な送信電力Power_available、及び、HS−PDSCHに割当可能なコード数Code_availableを受け取る。ここで、移動局21は、上述したように、セル1000においてHSDPAを用いた通信を新規に開始しようとしている移動局のことを示す。
そして、新規端末無線状態取得部150は、上記移動局21が報告したCPICH Ec/N0と、上記HS−PDSCHに割当可能な送信電力Power_availableと、上記HS−PDSCHに割当可能なコード数Code_availableとから、移動局21に関する1TTIに送信可能なデータ量Rnewを算出し、上記移動局21に関する1TTIに送信可能なデータ量Rnewを新規端末割当頻度算出部170に通知する。ここで、上記移動局21に関する1TTIに送信可能なデータ量Rnewとは、上記移動局21が報告したCPICH Ec/N0と、HS−PDSCHに割当可能な送信電力Power_availableと、上記HS−PDSCHに割当可能なコード数Code_availableとから、所定の誤り率で送信可能と推定されるデータ量のことを表す。例えば、上記所定の誤り率を10%とした場合、無線基地局が、移動局21に対して1TTIのデータ量がRnewであるパケットを送信した時の誤り率はおよそ10%になる。
上記移動局21に関する1TTIに送信可能なデータ量Rnewの算出方法の一例を以下に示す。
まず、新規端末無線状態取得部150は、既存端末無線状態取得部120と同様に、HS−PDSCHに割当可能なコード数とCQI値とから、所定の誤り率で送信可能と推定されるデータ量を求めることが可能な参照テーブルTF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)を保持する。
次に、新規端末無線状態取得部150は、上記移動局21が報告したCPICH Ec/N0から、以下の式を用いて、HS−PDSCHに割当可能な送信電力Power_availableを考慮した値CQI_adjustnewを算出する。
CQI_adjustnew
=CPICH Ec/N0+Power_available−PCPICH+γ
ここで、γは上記CPICH Ec/N0をCQI値に変換するための補正係数である。
そして、上記CQI_adjustnewと、上記HS−PDSCHに割当可能なコード数Code_availableとから、上記参照テーブルTF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)を用いて、上記移動局21に関する1TTIに送信可能なデータ量Rnewを算出する。
new=Table_TF_TBS(Code_available,CQI_adjustnew
上記(5)の新規端末目標伝送速度設定部160は、セル1000において新規にHSDPAを用いた通信を開始しようとしている移動局21が目標とする新規端末目標伝送速度target(new)を設定し、上記新規端末目標伝送速度target(new)を新規端末割当頻度算出部170に通知する。
上記(6)の新規端末割当頻度算出部170は、新規端末無線状態取得部150より、移動局21に関する1TTIに送信可能なデータ量Rnewを受け取り、新規端末目標伝送速度設定部160より、移動局21が目標とする新規端末目標伝送速度target(new)を受け取る。そして、上記移動局21に関する1TTIに送信可能なデータ量Rnewと、移動局21が目標とする新規端末目標伝送速度target(new)とから、移動局21が目標とする新規端末目標伝送速度target(new)を満たすための新規端末パケット割当頻度Fnewを求める。そして、上記新規端末パケット割当頻度Fnewを、新規呼受付判定部180に通知する。
ここで、例えば、上記移動局21が目標とする新規端末目標伝送速度target(new)を満たすための新規端末パケット割当頻度Fnewは、上記移動局21に関する1TTIに送信可能なデータ量Rnew 移動局21が目標とする新規端末目標伝送速度target(new)とから、以下のような式を用いて算出される。
newtarget(new)/Rnew
ここで、上記パケット割当頻度Fnewの計算は、Rnewtarget(new)の単位を考慮して算出されなければならない。以下に、より具体的な例を用いて説明する。移動局21に関する1TTIに送信可能なデータ量Rnewが7168bitsであり、移動局21が目標とする既存端末目標伝送速度が128kbpsである場合を考える。HSDPAにおいては、1TTI=2msであるため、128kbpsを1TTIあたりのデータ量に変換すると、256bits/TTIとなる。よって、上記パケット割当頻度Fnewの値は、
new=256/7168=0.03571
と算出される。
なお、上記例においては、移動局21に関するデータキューに常にデータがあることを想定してパケット割当頻度の計算を行ったが、実際には、データキューにデータがない時間も存在すると考えられる。例えば、移動局21がFTPダウンロードを行う場合には、移動局nのデータキューには常にデータがあるが、i−mode(登録商標)やWeb browsingを行う場合には、データが散発的に発生するため、移動局21のデータキューにデータがない時間帯が存在すると考えられる。よって、移動局21に関するデータキューに常にデータがあることを想定してパケット割当頻度の計算を行う代わりに、上記データキューにデータが存在する時間率を考慮してパケット割当頻度の計算を行ってもよい。但し、移動局21は、セル1000において新規にHSDPAを用いた通信を開始しようとしている移動局であるため、上記データキューにデータが存在する時間率を事前に求めることはできない。よって、上記データキューにデータが存在する時間率の期待値を考慮してパケットの割り当て頻度の計算を行ってもよい。例えば、移動局21に関して、データキューにデータが存在する時間率の期待値を求めて、その時間率の期待値を上記パケット割当頻度に掛け算してもよい。その場合、上記パケット割当頻度の値は、
new={target(new)/Rnew}×Probexpected
となる。ここで、Probexpectedは、上述した移動局21に関する、データキューにデータが存在する時間率の期待値である。尚、Probexpectedは、例えば、サービス種別や契約種別、端末種別、セル種別、Priority Class等に基づいて決定されてもよい。また、上述したデータキューは、3GPP仕様ではPriority queueと呼ぶ。
上記(7)の新規呼受付判定部180は、既存端末割当頻度算出部140から、既存端末パケット割当頻度Fnを受け取り、新規端末割当頻度算出部170から、新規端末パケット割当頻度Fnewを受け取る。そして、上記既存端末パケット割当頻度Fnと、上記新規端末パケット割当頻度Fnewとに基づいて、移動局21がセル1000においてHSDPAを用いた通信を新規に開始することができるか否かの判定を行い、上記判定結果を、伝送路インターフェース106を介して、無線制御装置300に通知する。
以下に、新規呼受付判定部180が、上記既存端末パケット割当頻度Fnと、上記新規端末パケット割当頻度Fnewとに基づいて、移動局21がセル1000においてHSDPAを用いた通信を新規に開始することができるか否かを判定する方法の一例を記載する。
例えば、新規呼受付判定部180は、ΣFn+Fnew(Σはnについての総数)が所定の閾値Δよりも小さい場合に、移動局21がセル1000においてHSDPAを用いた通信を新規に開始することができると判定し、ΣFn+Fnewが所定の閾値Δ以上の場合に、移動局21がセル1000においてHSDPAを用いた通信を新規に開始することができないと判定してもよい。ここで、例えば、1TTIに1台の移動局にパケットを割り当てたと仮定した場合、全移動局の割当頻度の和は1.0となるため、上記所定の閾値Δを1.0と設定することができる。あるいは、より安全サイドで運用することを想定し、上記所定の閾値Δを1.0よりも小さい値、例えば0.8と設定することができる。あるいは、多少目標とする伝送速度を満たせない移動局が存在しても構わないと判断し、上記所定の閾値Δを1.0よりも大きい値、例えば1.2と設定することができる。
(無線制御装置の構成例)
図6は、無線制御装置300の機能構成例を示すブロック図である。但し、本図においては、無線制御装置300の機能のうち、新規の呼を設定する機能、及び、無線基地局100に移動局21のCPICH Ec/N0を通知する機能に係る部分のみを記載しており、その他の機能に関しては省略している。無線制御装置300は、新規呼設定部310及びCPICH Ec/N0通知部320を備えている。
新規呼設定部310は、無線基地局100内の新規呼受付判定部180より、移動局21がセル1000においてHSDPAを用いた通信を新規に開始することができるか否かの判定結果を受け取る。そして、新規呼設定部310は、移動局21がセル1000においてHSDPAを用いた通信を新規に開始することができるという判定結果の場合には、移動局21がセル1000においてHSDPAを用いた通信を開始するための処理を実行する。すなわち、通信を開始するための制御信号を無線基地局100及び移動局21に通知し、通信の設定を行う。
一方、新規呼設定部310は、移動局21がセル1000においてHSDPAを用いた通信を新規に開始することができないという判定結果の場合には、移動局21がセル1000においてHSDPAを用いた通信を開始するための処理を実行しない。この場合、例えば、新規呼設定部310は、HSDPAを用いた通信を開始するための処理を実行する代わりに、個別チャネルを用いた通信を開始するための処理を実行してもよい。この場合、移動局21は、セル1000において個別チャネルを用いた通信を行うことになる。あるいは、新規呼設定部310は、HSDPAを用いた通信を開始するための処理を実行する代わりに、移動局21に、HSDPAの通信を行うことができないという情報を通知してもよい。この場合、移動局21が開始しようとした通信は呼損となる。
なお、ここで、無線基地局100内の新規呼受付判定部180において移動局21がHSDPAの通信を新規に開始することが可能か否かの判定を行い、無線制御装置300内の新規呼設定部310において実際にHSDPAの通信を設定するか否かの呼受付制御を行ったが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。すなわち、無線基地局100においてHSDPAの通信を開始することが可能か否かの判定とHSDPAの通信の設定を行ってもよく、あるいは、無線制御装置300においてHSDPAの通信を開始することが可能か否かの判定と、HSDPAの通信の設定を行ってもよい。
CPICH Ec/N0通知部320は、移動局21からRACH(Random Access Channel)上にマッピングされて報告されたCPICH Ec/N0の値を、無線基地局100内の新規端末無線状態取得部150に通知する。なお、本実施例においては、無線制御装置300が移動局21から報告されたCPICH Ec/N0を受信し、無線基地局100に通知する形態をとっているが、無線基地局100が直接移動局21から報告されるCPICH Ec/N0を直接受信してもよい。
(呼受付制御方法)
次に、本発明に係る呼受付制御方法について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。この制御方法は、上述したHS呼受付判定部113及び新規呼設定部310等によって実現される。
同図において、まずステップS1において、HS呼受付判定部113は、移動局21がセル1000において新規にHSDPAを用いた通信を開始しようとしているという情報を取得する。
ステップS2において、既存端末無線状態取得部120は移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnを取得する。
ステップS3において、既存端末目標伝送速度設定部130は移動局nが目標とする既存端末目標伝送速度target(connect)を設定する。
ステップS4において、既存端末割当頻度算出部140は、移動局nに関する1TTIに送信可能なデータ量Rnと、移動局nが目標とする既存端末目標伝送速度target(connect)とに基づいて、移動局nが目標とする既存端末目標伝送速度target(connect)を満たすための既存端末パケット割当頻度Fnを求める。例えば、上記既存端末パケット割当頻度Fnは以下のように算出される。
ntarget(connect)/Rn
また、例えば、上記既存端末パケット割当頻度Fnは以下のように算出される。
n={target(connect)/Rn}×Probn
ここで、Probnは、上述した移動局nに関する、データキューにデータが存在する時間率である。
ステップS5において、新規端末無線状態取得部150は移動局21に関する1TTIに送信可能なデータ量Rnewを取得する、
ステップS6において、新規端末目標伝送速度設定部160は移動局21が目標とする新規端末目標伝送速度target(new)を設定する。
ステップS7において、新規端末割当頻度算出部170は、移動局21に関する1TTIに送信可能なデータ量Rnewと、移動局21が目標とする新規端末目標伝送速度target(new)とに基づいて、移動局21が目標とする新規端末目標伝送速度target(new)を満たすための新規端末パケット割当頻度Fnewを求める。例えば、上記新規端末パケット割当頻度Fnewは以下のように算出される。
newtarget(new)/Rnew
また、例えば、上記新規端末パケット割当頻度Fnewは以下のように算出される。
new={target(new)/Rnew}×Probexpected
ここで、Probexpectedは、移動局21に関する、データキューにデータが存在する時間率の期待値である。
ステップS8において、新規呼受付判定部180は、ΣFn+Fnew(Σはnについての総数)が所定の閾値Δよりも小さいか否かを判定し、ΣFn+Fnew(Σはnについての総数)が所定の閾値Δよりも小さいと判定した場合にはステップS9に進み、ΣFn+Fnew(Σはnについての総数)が所定の閾値Δよりも小さくないと判定した場合にはステップS11に進む。
ステップS9において、新規呼受付判定部180は、移動局21がセル1000において新規にHSDPAを用いた通信を開始することができると判定する。
ステップS10において、新規呼設定部310は、移動局21がセル1000において新規にHSDPAを用いた通信を行うための通信の設定を行う。
ステップS11において、新規呼受付判定部180は、移動局21がセル1000において新規にHSDPAを用いた通信を開始することができないと判定する。
ステップS12において、新規呼設定部310は、移動局21がセル1000において新規に個別チャネルを用いた通信を行うための通信の設定を行う。ここで、新規呼設定部310は、移動局21がセル1000において新規に個別チャネルを用いた通信を行うための通信の設定を行う代わりに、移動局21はセル1000において新規に通信を行うことができないと判断し、どのような通信の設定も行わないという処理を行ってもよい。この場合、移動局21が行おうとした通信は呼損となる。
なお、上記においては、ステップS2〜S4の処理が、移動局21がセル1000において新規にHSDPAを用いた通信を開始したタイミングで行われる場合を記載したが、予め決められた時間間隔でステップS2〜S4の処理を行ってもよい。例えば、3秒を判定周期とし、3秒毎にステップS2〜S4の処理を行ってもよい。この場合、ステップS2〜S4の処理はバックグランドで行われているイメージであり、ステップS5〜S12の処理を行う際に、ステップS2〜S4における処理結果を参照するイメージである。
以下に、ステップS8において、ΣFn+Fnew(Σはnについての総数)が所定の閾値Δよりも小さいか否かの判定を行うことの作用効果を説明する。例えば、所定の閾値Δを1.0に設定した場合を考える。
1TTIに1台の移動局にパケットを割り当てると仮定すると、ΣFn+Fnew(Σはnについての総数)が1.0よりも小さければ、すでにセル1000において通信を行っている移動局及び新規にセル1000で通信を開始しようとしている移動局の両方が、目標とする伝送速度を満たすことができると考えられる。一方、ΣFn+Fnew(Σはnについての総数)が1.0以上の場合には、移動局21がセル1000において新規にHSDPAを用いた通信を開始した場合、すでにセル1000において通信を行っている移動局のうちの少なくとも1台、あるいは、新規にセル1000で通信を開始しようとしている移動局が、目標とする伝送速度を満たすことができないと考えられる。よって、ΣFn+Fnew(Σはnについての総数)が所定の閾値Δよりも小さいか否かの判定結果に基づいて、移動局21がセル1000において新規にHSDPAを用いた通信を開始することができるか否かを判定することにより、目標とする伝送速度を満たすことができるか否かを指標として呼受付制御を行うことが可能となる。
なお、上述した参照テーブルTF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)や、移動局nが目標とする既存端末目標伝送速度target(connect)、移動局21が目標とする新規端末目標伝送速度target(new)、所定の閾値Δは、伝送路インターフェース106を介して遠隔、例えば、無線基地局100の上位ノード(例えば、無線制御装置やコアネットワーク上のサーバ等)からの指定に応じて、設定されるように構成されていてもよい。あるいは、上述した参照テーブルTF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)や、移動局nが目標とする既存端末目標伝送速度target(connect)、移動局21が目標とする新規端末目標伝送速度target(new)、所定の閾値Δは、無線基地局100の局データとして保持され、上記局データ内の値を参照して設定されるように構成されていてもよい。
また、上述した移動局nが目標とする既存端末目標伝送速度target(connect)や、移動局21が目標とする新規端末目標伝送速度target(new)は、サービス種別毎に、契約種別毎に、端末種別毎に、セル種別毎に、又はPriority Class毎に、設定されるように構成されてもよい。例えば、サービス種別は、下りパケットを伝送するサービスの種別を示すものであり、例えば、VoIPサービスや音声サービスやストリーミングサービスやFTPサービス等を含む。また、契約種別は、下りパケットの宛先移動局のユーザが加入している契約の種別を示すものであり、例えば、LowClass契約やHigh Class契約等を含む。また、端末種別は、下りパケットの送り先である移動局の性能をクラス分けするものであり、移動局の識別情報に基づくクラスや、RAKE受信機能や等化器や受信ダイバーシチや干渉キャンセラ等の有無又は種別や、受信可能な変調方式やコード数やビット数等の端末能力等を含む。例えば、3GPP仕様においては、HSDPA移動局のカテゴリークラスとして、HS−DSCH categoryが定義されている(TS25.306 v5.12.0参照)。また、セル種別は、下りパケットの送り先である移動局が在圏するセルの形態の種別を示すものであり、例えば、セルの識別情報に基づくクラスや、屋内又は屋外や、郊外又は市街地や、高トラヒック地帯又は低トラヒック地帯等を含む。さらには、Priority Classは、下りパケットの送信に関わる優先度を示すものであり、例えば、第1の優先度を持つPriority Classの下りパケットは、第2の優先度を持つPriority Classの下りパケットよりも優先的に送信される。
また、上述した移動局nが目標とする既存端末目標伝送速度target(connect)には0kbps以上の値、例えば、64kbpsが設定され、移動局21が目標とする新規端末目標伝送速度target(new)には0kbpsが設定されてもよい。この場合、移動局21が目標とする伝送速度を満たすかどうかは考慮されないことになる。
また、移動局21が目標とする新規端末目標伝送速度target(new)を、移動局nが目標とする既存端末目標伝送速度target(connect)よりも大きく設定してもよい。この場合、セル1000において新規にHSDPAを用いた通信を開始しようとする移動局21が受け付けられにくくなり、既にセル1000においてHSDPAを用いた通信を行っている移動局nを優遇することができる。逆に、移動局21が目標とする新規端末目標伝送速度target(new)を、移動局nが目標とする既存端末目標伝送速度target(connect)よりも小さく設定してもよい。この場合、セル1000において新規にHSDPAを用いた通信を開始しようとする移動局21が受け付けられやすくすることができる。
以上説明したような本実施形態によれば、目標とする伝送速度を満たすことができるか否かに基づいて、呼受付制御を行うことが可能となる。
なお、HS呼受付判定部113は、例えば、CPUやデジタルシグナルプロセッサ(DSP)、或いはFPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラムの書き換えが可能なプログラマブルデバイスで構成され、所定のメモリ領域に上述した処理のプログラムが記憶され、パラメータ(TF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)の値、target(connect)target(new)、Δ)をダウンロードして書き換える構成がとられる。この時、上記パラメータ(TF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)の値、target(connect)target(new)、Δ)を無線基地局の上位ノードからダウンロードしてもよいし、HS呼受付判定部113に端末I/F(外部インターフェース機能)を設け、端末から直接上記パラメータ(TF_Related_TBS(HS−PDSCHに割当可能なコード数、CQI値)内の値、target(connect)target(new)、Δ)を読み込ませるような形態であってもよい。
また、上述したHS呼受付判定部113の各機能ブロックは、ハードウェアで分割される場合もあるし、プロセッサ上のプログラムでソフトウェアとして分割されている場合もありうる。
また、上記実施例は、3GPPにおける高速パケット伝送方式HSDPAに関して記述したが、本発明は上記HSDPAに限定されるものではなく、その他の、移動通信システムにおける高速パケット伝送方式に適用することが可能である。例えば、3GPPのLong Term Evolutionにより提供される高速パケット伝送方式や、3GPP2における cdma2000 1xEV−DOやTDD(Time Division Duplex)方式における高速パケット伝送方式など、がその他の高速パケット伝送方式としてあげられる。また、上述した例においては、下りリンクのパケット伝送方式に適用した例を記載したが、上りリンクのパケット伝送方式に適用されてもよい。
本発明は、移動体通信におけるパケット通信システムにおける呼受付制御に利用することができる。
本発明の実施の一形態に係る呼受付制御装置を用いた移動通信システムの構成例を示す図である。 図1中の無線基地局の構成例を示すブロック図である。 無線基地局のベースバンド信号処理部の機能構成例を示すブロック図である。 無線基地局のHS呼受付判定部の機能構成例を示すブロック図である。 HS呼受付判定部において保持されているHS−PDSCHに割当可能なコード数とCQI値とから、所定の誤り率で送信可能と推定されるデータ量を求めることが可能な参照テーブルの一例を示す図である。 図1中の無線制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明に係る実施の形態における呼受付制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10〜12、21 移動局
100 無線基地局
101 送受信アンテナ
102 アンプ部
103 送受信部
104 ベースバンド信号処理部
105 呼処理部
106 伝送路インターフェース
111 レイヤー1処理部
112 MAC−hs処理部
113 HS呼受付判定部
120 既存端末無線状態取得部
130 既存端末目標伝送速度設定部
140 既存端末割当頻度算出部
150 新規端末無線状態取得部
160 新規端末目標伝送速度設定部
170 新規端末割当頻度算出部
180 新規呼受付判定部
300 無線制御装置
310 新規呼設定部
320 CPICH Ec/N0通知部
1000 セル

Claims (8)

  1. 複数の無線端末n(nは無線端末の添え字)に対してパケットの送信を行う通信システムにおける呼受付制御装置であって、
    前記無線端末nの無線状態を示す値Rを取得する既存端末無線状態取得手段と、
    前記無線端末nの既存端末目標伝送速度target(connect)を設定する既存端末目標伝送速度設定手段と、
    前記無線端末nに関する前記既存端末目標伝送速度を満たすためのパケットの既存端末パケット割当頻度Fを、
    target(connect)/R
    に従って算出する既存端末割当頻度算出手段と、
    新規の無線端末の無線状態を示す値Rnewを取得する新規端末無線状態取得手段と、
    前記新規の無線端末の新規端末目標伝送速度target(new)を設定する新規端末目標伝送速度設定手段と、
    前記新規の無線端末に関する前記新規端末目標伝送速度を満たすためのパケットの新規端末パケット割当頻度Fnewを、
    newtarget(new)/Rnew
    に従って算出する新規端末割当頻度算出手段と、
    及びFnewに基づいて、新規の無線端末による呼の受付を制御する新規無線端末受付手段と、
    を有し、
    前記新規無線端末受付手段は、ΣF +F new (Σはnについての総数、以下同じ)が所定の閾値よりも小さい場合に、前記新規の無線端末を受け付け、ΣF +F new が所定の閾値以上である場合に、前記新規の無線端末を受け付けないことを特徴とする呼受付制御装置。
  2. 前記無線状態を示す値とは、下りリンクの無線品質と、下りリンクにおける電力リソース及びコードリソースとに基づいて、所定の誤り率で送信可能であると推定される伝送速度であることを特徴とする請求項記載の呼受付制御装置。
  3. 前記既存端末目標伝送速度設定手段は、
    前記無線端末の既存端末目標伝送速度を、前記新規の無線端末の新規端末目標伝送速度よりも大きく設定する処理と、前記無線端末の既存端末目標伝送速度を、前記新規の無線端末の新規端末目標伝送速度よりも小さく設定する処理とのいずれか一方を行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載の呼受付制御装置。
  4. 前記既存端末目標伝送速度設定手段は、前記無線端末の既存端末目標伝送速度を、サービス種別毎、契約種別毎、端末種別毎、ユーザ毎、セル毎、Priority Class毎、の少なくとも1つに応じて設定し、
    前記新規端末目標伝送速度設定手段は、前記新規の無線端末の新規端末目標伝送速度を、サービス種別毎、契約種別毎、端末種別毎、ユーザ毎、セル毎、Priority Class毎、の少なくとも1つに応じて設定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の呼受付制御装置。
  5. 前記既存端末割当頻度算出手段は、
    前記無線端末nに対して送信すべきデータが存在する時間率Prob を考慮した前記既存端末パケット割当頻度F を、
    ={ target (connect) /R }×Prob
    に従って算出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の呼受付制御装置。
  6. 前記新規端末割当頻度算出手段は、
    前記新規の無線端末に対して送信すべきデータが存在する時間率の期待値Prob expected を考慮した前記新規端末パケット割当頻度F new
    new ={ target (new) /R new }×Prob expected
    に従って算出することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の呼受付制御装置。
  7. 前記新規端末目標伝送速度設定手段は、前記新規の無線端末の新規端末目標伝送速度を、零に設定できるようになっていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の呼受付制御装置。
  8. 複数の無線端末n(nは無線端末の添え字)に対するパケットの送信を行う通信システムにおける呼受付制御方法であって、
    前記無線端末nの無線状態を示す値R を取得するステップと、
    前記無線端末nの既存端末目標伝送速度 target (connect) を設定するステップと、
    前記無線端末nに関する、前記既存端末目標伝送速度を満たすためのパケットの既存端末パケット割当頻度F を、
    target (connect) /R
    に従って算出するステップと、
    新規の無線端末の無線状態を示す値R new を取得するステップと、
    前記新規の無線端末の新規端末目標伝送速度 target (new) を設定するステップと、
    前記新規の無線端末に関する、前記新規端末目標伝送速度を満たすためのパケットの新規端末パケット割当頻度F new を、
    new target (new) /R new
    に従って算出するステップと、
    及びF new に基づいて、新規の無線端末による呼の受付を制御するステップと、を含み、
    当該呼の受付を制御するステップでは、ΣF +F new (Σはnについての総数、以下同じ)が所定の閾値よりも小さい場合に、前記新規の無線端末を受け付け、ΣF +F new が所定の閾値以上である場合に、前記新規の無線端末を受け付けないことを特徴とする呼受付制御方法。
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