JP2008028078A - 防塵機構を備えた基板搬送装置 - Google Patents

防塵機構を備えた基板搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008028078A
JP2008028078A JP2006197954A JP2006197954A JP2008028078A JP 2008028078 A JP2008028078 A JP 2008028078A JP 2006197954 A JP2006197954 A JP 2006197954A JP 2006197954 A JP2006197954 A JP 2006197954A JP 2008028078 A JP2008028078 A JP 2008028078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal belt
opening
roller
substrate transfer
seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006197954A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4240079B2 (ja
Inventor
Satoshi Sueyoshi
智 末吉
Kentaro Tanaka
謙太郎 田中
Yoshihiro Kusama
義裕 草間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP2006197954A priority Critical patent/JP4240079B2/ja
Publication of JP2008028078A publication Critical patent/JP2008028078A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4240079B2 publication Critical patent/JP4240079B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】防塵効果が高く、アーム部が複数になっても対応できる防塵機構を提供すること
【解決手段】基板を搭載するアーム部を支持するとともに、支柱9外面に設けられた直線状の開口部12を介して支柱9内に設けられた案内機構22へと接続されて、案内機構22に従って、開口部12の開口を移動する支持部材4と、開口部12を封じて、支柱9内部と外部とを隔離するシールベルト5と、を備え、案内機構22によって支持部材が移動しても、シールベルト5によって支柱の内部が外部に露出しないよう構成された基板搬送装置において、シールベルト5が、その両端を支柱内部に固定されるとともに、支持部材4に回転可能に支持されたローラに巻装されて、開口部12を封じるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体製造装置の基板用搬送装置において、特に防塵のための機構を有するものに関する。
液晶基板やウェハ基板といったワークに対して所定の処理をおこない、半導体を製造する半導体製造装置には、その処理のため、基板を目的の位置に搬送する基板搬送装置が用いられる。基板搬送装置は、搬送ロボットとも呼ばれている。基板搬送装置には様々な形態があるが、特にクリーンルームなど清浄な環境下で基板を搬送するものには、リンクで構成された伸縮可能なアームに、基板を載置するためのハンドを取付け、アームの伸縮によって基板を所望の位置まで搬送するものが多く見られる。そして近年、基板の大型化と、基板搬送装置の省フットプリント化に対応しつつ、最適に基板を搬送するため、例えば特許文献1や特許文献2に見られるような基板搬送装置が開発されている。これら特許文献の主たる特徴の1つは、ハンドとアームとを支持するアーム支持部材を支柱に支持させて、ハンド、アーム、アーム支持部材のこれらアーム部が支柱に沿って上下するように構成していることである。このように、支柱に沿ってアーム部が上下する構成では、その支柱の内部に、所謂、ラックアンドピニオン(またはボールネジ)やリニアガイドといった直線案内機構が配置されている。また、ハンドに設けられるセンサやアーム内に存在するモータからの配線を処理するためのケーブルガイドも配置されている。
しかし、これら特許文献による構成では、アーム支持部材と支柱内の直線案内機構とが物理的に接続されているため、支柱の側面にはアーム支持部材が上下する範囲で、必ず開口部が必要となっている。
一方、半導体製造装置では基板に微細な処理を施していくため、基板搬送装置には、基板を目的の位置に正確に位置決めさせることは勿論、基板に対して粉塵(パーティクルともいう)を付着させないことが求められる。しかし、上記の直線案内機構やケーブルガイドのような可動部からは、多数の発塵があるため、前記開口部を適切な構成にしておかないと、開口部を経て放出される粉塵をハンド上の基板に付着させてしまうという問題が発生する。
この問題を解決するための構成の1つが開示されているものに、例えば特許文献3がある。特許文献3では、この開口部をシールドフィルム(シールベルトともいう)で覆って、支柱内部からの発塵を防いでいる。この特許文献3の技術を簡単に模式化したのが、図4である。図は基板搬送装置において、支柱の内部構成とアーム部とを簡単に示した側面図である。41は上述したアーム部を示している。アーム部41は、ハンド42と、アーム43と、支持部材44とから構成されている。49が支柱であって、その内部には支持部材44に接続されて、これを上下に案内するリニアガイド48と、支持部材44に設けられた図示しない回転モータの駆動軸先端のピニオンと、これに噛合うラックとで構成されたラックアンドピニオン47とが設置されている。
ここで、上記の問題を解決するため、図4の従来例においては、支柱49の内部において、シールベルト45が支柱49側面の開口部81を覆うように工夫されている。このシールベルト45は、ベルトの両端がそれぞれ支持部材44の上下に接続されている。そして4つのローラ46に巻装されて、これらローラ46よって略矩形を形成するように張られている。ローラ46のうち2つのローラは開口部81近傍の上下にあって、他の2つのローラは支柱49内部の、開口部81の反対側に設けられ、それぞれのローラが回転可能なように支柱49の内部に支持されている。そして、アーム部41がタックアンドピニオン47とリニアガイド48とによって上下移動すると、ベルトの両端が支持部材44に接続されているので、ベルトは支持部材44に引っ張られ、4つのローラ46に張られつつ図の矢印のようにベルト全体が回転する。この構成によれば、アーム部41が上下のどこにあっても、常にシールベルト45が開口部81を覆っているため、ラックアンドピニオン47やリニアガイド48などの直線案内機構の可動部から発塵しても、粉塵が直接開口部81から排出されず、ハンド42上の基板に付着する可能性を低減できる。
特開2001−274218号公報 特開2005−150575号公報 特開平10−157847号公報
しかしながら、特許文献3のように、アーム部41の移動に伴って、複数のローラ46に張られつつシールベルト45の全体が回転する構成であれば、次のような問題があった。
まず、図4において、シールベルト45の表面(ローラ46と接触しない側の面)には、ラックアンドピニオン47やリニアガイド48などの直線案内機構の可動部からの粉塵が、支柱49の内部で付着してしまい、上記のようにシールベルト45の全体が回転した結果、開口部81において、シールベルト45の表面が外部に露出して、表面に付着した粉塵が基板に飛散してしまうという問題があった。
また、特許文献3のような構成であれば、シールベルト45全体が回転するため、シールベルト45と支柱49とが接触しないようシールベルト45をある程度の張力をもって張りながら、さらに、特に開口部81の近傍で接触しないよう、図4のようにある程度の隙間82をもってベルトを設置する必要がある。しかし、隙間82が大きければ、目的の防塵効果は低下してしまうという問題があった。
また、図4において83で示すように、アーム部41とは別にさらに別のアーム部が搬送装置1に設けられ、これらアーム部41と83とが互いに自由に上下できる構成にしたい場合、特許文献3のようにシールベルトを構成して防塵することはできないという問題がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、支柱に沿って上下するアーム部を備える搬送装置において、防塵効果が高く、アーム部が複数になっても対応できる防塵機構を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したのである。
請求項1に記載の発明は、基板を搭載するアーム部を支持するとともに、支柱外面に設けられた直線状の開口部を介して前記支柱内に設けられた案内機構へと接続されて、前記案内機構に従って、前記開口部の開口を移動する支持部材と、前記開口部を封じて、前記支柱内部と外部とを隔離するシールベルトと、を備え、前記案内機構によって前記支持部材が移動しても、前記シールベルトによって前記支柱の内部が外部に露出しないよう構成された基板搬送装置において、前記シールベルトが、その両端を前記支柱内部に固定されるとともに、前記支持部材に回転可能に支持されたローラに巻装されて、前記開口部を封じるように張架された基板搬送装置とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、前記ローラは、前記開口部に対して略均一の隙間を隔てて、前記シールベルトの一端とともに前記シールベルトを張架する位置に配置された第一ローラと、前記開口部から見て前記第一ローラよりも奥手に配置されるとともに、前記第一ローラに巻装されて折り返された前記シールベルトを折り返すよう該シールベルトが巻装される第二ローラと、前記第二ローラからの前記シールベルトを前記開口部側へ折り返すよう配置された第三ローラと、前記第三ローラからの前記シールベルトを折り返すよう該シールベルトが巻装されるとともに、前記開口部に対して略均一の隙間を隔てて、前記シールベルトの他端とともに前記シールベルトを張架する位置に配置された第四ローラと、からなる請求項1記載の基板搬送装置とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、前記隙間は、前記支持部材が移動しても前記シールベルトと前記開口部とが接触しない程度の隙間である請求項2記載の基板搬送装置とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、前記開口部は、前記支柱外面に互いに並行して設けられた3つの開口からなり、前記3つの開口のうち1つの開口には、前記支持部材を前記案内機構に従って回転駆動する駆動部の出力軸が通り、残りの2つの開口には、前記案内機構に接続される前記支持部材が通るよう構成された請求項1記載の基板搬送装置とするものである。
また、請求項5に記載の発明は、前記3つの開口のそれぞれに、前記シールベルトが設けられている請求項4記載の基板搬送装置とするものである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1記載の基板搬送装置において、前記案内機構に対して前記支持部材が複数接続され、前記シールベルトが、その両端を前記支柱内部に固定されるとともに、前記複数の支持部材にそれぞれ回転可能に支持されたローラに巻装されて、前記開口部を封じるように張架された基板搬送装置とするものである。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1記載の基板搬送装置と、前記基板搬送装置を制御するコントローラとを備えた基板搬送システムとするものである。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7記載の基板搬送システムを備えた半導体製造装置とするものである。
請求項1及び2に記載の発明によると、シールベルトが、その両端を支柱内部に固定されるとともに、支持部材のような移動部材に備えたローラに巻装されて開口部を封止するように構成されているので、支持部材が移動しても支柱内部で発生した粉塵を、シールベルトと開口部との隙間から飛散させにくくできる。また、従来のようにシールベルト全体を回転させることがないから、支柱内部でシールベルトに付着した粉塵が、支柱の外部に露呈して飛散することがない。
請求項3記載の発明によると、シールベルトと開口部とが接触しない程度の隙間をもって構成させることができるので、従来のようにシールベルト全体が回転する場合に比して微小な隙間となり、更に粉塵を排出させることを低減できる。
請求項4記載の発明によると、支持部材の剛性を確保しながら支持部材の移動機構を構成できる。
請求項5記載の発明によると、3つの開口となってもそれぞれの開口にシールベルトを簡単に設けることが可能である。
請求項6記載の発明によると、支持部材が複数になっても、簡単にシールベルトによる防塵機構を増設していくことが可能である。
請求項7および8記載の発明によると、基板搬送システムまたは半導体製造装置に本発明による基板搬送装置を備えたので、発塵の少ない基板搬送システムとすることができ、半導体製造においては歩留まりを向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の防塵機構を備えた基板搬送装置1の全体図である。基板搬送装置1の概略構成を説明する。図において、2はハンドであり、これに図示しない基板が載置される。アーム3は、既知のリンク式のアームであって、ハンド2を先端で支持して図のa方向(水平方向)に伸縮することができる。アーム3の他端は、支持部材4に接続されている。なお、ハンド2、アーム3、支持部材4をまとめてアーム部6とも呼ぶ。この例では、支持部材4は図のようにコの字状に形成されており、2つ用意したアーム3のそれぞれを、コの字の上段と下段に接続している。支持部材4は、垂直方向(天地の方向)に立設された支柱9に支持されて、図のb方向(上下方向)に移動可能である。この例では、2つのアーム3は支持部材4によって同時に上下移動する。支持部材4と支柱9との接続の詳細については後述する。そして、従来技術において説明した、支柱における開口部が12であり、この例では3つの開口部が支柱の延在方向に設けられている。説明のため、3つの開口部のうち中央の開口を12a、その左右の開口を12bとする。そして開口部12のそれぞれを塞ぐように設けられているのがシールベルト5である。また、支柱9の最下部には、旋回ステージ10が接続されている。旋回ステージ10は、台座11に対して図のc方向で回転可能である。従って、アーム部6と支柱9の全体が旋回ステージ10によって回転することができる。また、特に図示していないが、必要に応じて、台座11を図のd方向に移動させる走行機構を取り付けることもある。この走行機構によれば、アーム部6と支柱9と旋回ステージ10と台座11とで構成された基板搬送装置1の全体をd方向によって走行させることができ、基板搬送装置1の近傍に設置された、例えば基板を収納する多数のカセットに対して、基板搬送装置がさらに自由にアクセスできるようになる。なお、基板搬送装置1は、図中コントローラ13とケーブルで接続されて以上の動作を行い、予め教示された位置を再生しながら所定の搬送を行う。通常、コントローラ13と基板搬送装置1とが組み合わされて基板搬送システムとして利用される。
図2において、支柱9の内部構成について説明する。図2は、図1において支柱9をA方向からみた側断面図であって、開口部12aにおける断面を示している。また、内部を判りやすく模式化して図示している。図2では、図1と同一部分を示すものには、同番号を付している。
図2において、4がアーム部の支持部材であり、支持部材4には、図2では図示しない回転モータ31が設けられている。回転モータ31には、同じく図2では図示しない減速機32が接続され、その出力軸にはピニオン33が接続されている。そして、支柱9の内部に設置されたラック34とピニオン33とが噛合ってラックアンドピニオン21を形成し、回転モータ31の回転とラックアンドピニオン21の作用によって支持部材4は上下に移動可能である。また、支柱9の内部には、複数本のリニアガイド22が上下方向に延在するよう設置されており、このリニアガイド22を走行可能な複数のガイドブロック22aと支持部材4とが接続されている。よってリニアガイド22の作用により、支持部材4は走行精度良く上下に移動可能となっている。
そして、本発明では、図2のように、シールベルト5の両端が支柱9内部の上下(天井と床)に固定されて、ベルトが張られるように設置されている。また、シールベルト5と開口部12との隙間23を、ベルトが開口部と擦れない程度に小さくなるよう設置されている。シールベルト5にはポリウレタンやポリエステルといった素材のものを使用する。
次に、支持部材4と支柱9との接続部分の詳細構成について、図3を使って詳細に説明する。図3(a)は、図2においてB方向から支持部材4を見た部分的な図である。図3(b)は、図3(a)におけるCC断面図である。すなわち、図3(b)は、支持部材4の直上での支柱9の上からの断面図を示している。また、図3(c)は図3(b)におけるDD断面図である。また、図3(c)は、図3(b)におけるEE断面図である。図3の各図においても、図1や図2と同一部については、同番号を付している。
図3(d)がよく示すように、支持部材4には、上記で説明した回転モータ31が設置されている。回転モータ31には減速機32が接続されていて、その出力軸にはピニオン33が接続されている。ピニオン33は、支柱9内部のラック34と噛合っている。出力軸は、開口部12aから支柱9の内部へ挿入されている。また、図3(b)がよく示すように、支柱9の内部には、支持部材4に対して、開口部12a、12bを介して固定される案内部材4aが設けられている。案内部材4aは支持部材4に対して完全に拘束されるので、実質的に同一部材である。上記の減速機32の出力軸およびピニオン33は、案内部材4aに設けられた貫通穴を通って、支持部材4とは反対側の面に突出し、ラック34と噛合っている。同じく、案内部材4aの支持部材4とは反対の面には、支柱9の延在方向に沿うようにリニアガイド22が設置されており、このリニアガイド22のガイドブロック22aと案内部材4aとが接続されている。即ち以上の構成によれば、開口部12aが減速機32や回転モータ31などの動力が上下するための開口であり、左右の12bが支持部材4がリニアブロック22aに接続されて支持されながら上下するための開口である。
次に、シールベルト5の構成について詳細に説明する。図3(b)がよく示すように、支柱9の3つの開口部12には、その内部から覆うようにシールベルト5が3本存在する。まず、3つの開口部のうち、左右の開口部12bを覆うシールベルト5bについて説明する。左右の2つの開口部12bのシールベルトの構成は同一である。先に説明したように、シールベルト5bの一端は、支柱9内部の天井面に固定されており、そこから垂下してきたシールベルト5bは、図3(c)のように、案内部材4aの上部に回転自在に設けられた第一ローラ35に折り返すように巻装される。勿論、ベルトは開口部12bを覆うようにほぼ垂直に降りるよう巻装される。そして、第一ローラ35の更にリニアガイド22側に、同じく案内部材4aの上部に回転自在に設けられた第二ローラ36に、折り返すように巻装される。これにより、シールベルト5bは再び垂下方向となる。そして、案内部材4aに設けられているベルト通し穴4bを通って案内部材4aの下部へと下垂される。一方、案内部材4aの下部には、上部の第二ローラ36と対向するように(上から見るとほぼ同じ位置に)第三ローラ37が回転自在に設けられていて、ベルト通し穴4bを通って下垂してきたシールベルト5bは、これに折り返すように巻装される。そして、同じく案内部材4a上部の第一ローラ35と対向するように案内部材4aの下部に回転自在に設けられた第四ローラ38に、折り返すように巻装され、再び開口部12bを覆うように、ほぼ垂直に降りるよう下垂される。そして、上述のように、シールベルト5bの他端は、支柱9内部の床面に固定される。
次に、3つの開口部のうち、中央の開口部12aを覆うシールベルト5aについて説明する。シールベルト5aのローラに対する巻装の構成は、上記のシールベルト5bと実質的にほぼ同一である。しかし、図3(b)(d)で示されているように、案内部材4aの略中央には、支持部材4側から貫通穴39を通って減速機32の出力軸とピニオン33とが突出している。すなわち、第一ローラ35と第二ローラ36と第三ローラ37と第四ローラ38に巻装されたシールベルト5aが囲む範囲にピニオン33が存在する。一方、ピニオン33と噛合うラック34は、図3(b)のような位置に設ける必要があり、このラック34およびそれを支持する部分と、第二ローラ36と第三ローラ37と、の干渉を避けるため、本実施例では第二ローラ36と第三ローラ37のローラを片方から支持している。勿論、案内部材4aに更なる別部材からなる部品を取付け、干渉の問題を避けつつ、この別部品によって第二ローラ36と第三ローラ37のローラを両方から支持できるようにしてもよい。
以上で説明した、本発明のシールベルトによる防塵機構によれば、支柱9内部の上下に、開口部12に対して近接して固定したシールベルト5を下垂させているので、開口部12に対して大きな隙間を持たせることなくベルトを下垂させることができる。従って、支柱9内部で発生した粉塵を、シールベルトと開口部との隙間から飛散させにくくできる。
そして、シールベルト5を、案内部材4aに回転可能に支持されたローラに巻装させることで、支持部材4(案内部材4a)が上下に移動しても、シールベルト5を従来例の図4のように回転させることがないから、支柱9の内部でシールベルト5に付着した粉塵が支柱の外部に飛散することがない。また、図4のように、上下に移動するアーム部を複数設けて、それらが互いに自由に上下に移動するように構成したい場合も、本発明によれば、図5のように同一構成の支持部材4(案内部材4a)を多段に接続していけば容易に構成することができる。
本発明の防塵機構を備えた基板搬送装置を示す外観図 図1の支柱の内部構成を示す模式図 図2における支持部材と支柱との接続構成の詳細を示す図 従来の防塵機構を備えた基板搬送装置を示す断面図 本発明の他の実施例を示す図
符号の説明
1 基板搬送装置
2 ハンド
3 アーム
4 支持部材
4a 案内部材
4b ベルト通し穴
5 シールベルト
6 アーム部
9 支柱
10 旋回ステージ
11 台座
12 開口部
13 コントローラ

21 ラックアンドピニオン
22 リニアガイド
22a リニアブロック
23 隙間

31 回転モータ
32 減速機
33 ピニオン
34 ラック
35 第一ローラ
36 第二ローラ
37 第三ローラ
38 第四ローラ
39 貫通穴

41 アーム部
42 ハンド
43 アーム
44 支持部材
45 シールベルト
46 ローラ
47 ラックアンドピニオン
48 リニアガイド
49 支柱

81 開口部
82 隙間
83 別のアーム部

Claims (8)

  1. 基板を搭載するアーム部を支持するとともに、支柱外面に設けられた直線状の開口部を介して前記支柱内に設けられた案内機構へと接続されて、前記案内機構に従って、前記開口部の開口を移動する支持部材と、
    前記開口部を封じて、前記支柱内部と外部とを隔離するシールベルトと、を備え、前記案内機構によって前記支持部材が移動しても、前記シールベルトによって前記支柱の内部が外部に露出しないよう構成された基板搬送装置において、
    前記シールベルトが、その両端を前記支柱内部に固定されるとともに、前記支持部材に回転可能に支持されたローラに巻装されて、前記開口部を封じるように張架されたことを特徴とする基板搬送装置。
  2. 前記ローラは、前記開口部に対して略均一の隙間を隔てて、前記シールベルトの一端とともに前記シールベルトを張架する位置に配置された第一ローラと、
    前記開口部から見て前記第一ローラよりも奥手に配置されるとともに、前記第一ローラに巻装されて折り返された前記シールベルトを折り返すよう該シールベルトが巻装される第二ローラと、
    前記第二ローラからの前記シールベルトを前記開口部側へ折り返すよう配置された第三ローラと、
    前記第三ローラからの前記シールベルトを折り返すよう該シールベルトが巻装されるとともに、前記開口部に対して略均一の隙間を隔てて、前記シールベルトの他端とともに前記シールベルトを張架する位置に配置された第四ローラと、からなることを特徴とする請求項1記載の基板搬送装置。
  3. 前記隙間は、前記支持部材が移動しても前記シールベルトと前記開口部とが接触しない程度の隙間であることを特徴とする請求項2記載の基板搬送装置。
  4. 前記開口部は、前記支柱外面に互いに並行して設けられた3つの開口からなり、前記3つの開口のうち1つの開口には、前記支持部材を前記案内機構に従って回転駆動する駆動部の出力軸が通り、残りの2つの開口には、前記案内機構に接続される前記支持部材が通るよう構成されたことを特徴とする請求項1記載の基板搬送装置。
  5. 前記3つの開口のそれぞれに、前記シールベルトが設けられていることを特徴とする請求項4記載の基板搬送装置。
  6. 請求項1記載の基板搬送装置において、前記案内機構に対して前記支持部材が複数接続され、前記シールベルトが、その両端を前記支柱内部に固定されるとともに、前記複数の支持部材にそれぞれ回転可能に支持されたローラに巻装されて、前記開口部を封じるように張架されたことを特徴とする基板搬送装置。
  7. 請求項1の基板搬送装置と、前記基板搬送装置を制御するコントローラとを備えたことを特徴とする基板搬送システム。
  8. 請求項7記載の基板搬送システムを備えたことを特徴とする半導体製造装置。
JP2006197954A 2006-07-20 2006-07-20 防塵機構を備えた基板搬送装置 Expired - Fee Related JP4240079B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006197954A JP4240079B2 (ja) 2006-07-20 2006-07-20 防塵機構を備えた基板搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006197954A JP4240079B2 (ja) 2006-07-20 2006-07-20 防塵機構を備えた基板搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008028078A true JP2008028078A (ja) 2008-02-07
JP4240079B2 JP4240079B2 (ja) 2009-03-18

Family

ID=39118419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006197954A Expired - Fee Related JP4240079B2 (ja) 2006-07-20 2006-07-20 防塵機構を備えた基板搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4240079B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010023195A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Nidec Sankyo Corp 産業用ロボット
KR100977740B1 (ko) 2008-05-30 2010-08-24 세메스 주식회사 기판 이송 장치 및 이를 기판 처리 장치
JP2012157937A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Yamaha Motor Co Ltd ロボット
KR20130056752A (ko) * 2011-11-22 2013-05-30 세메스 주식회사 반송로봇
KR101500158B1 (ko) * 2013-10-04 2015-03-06 현대중공업 주식회사 기판 이송장치용 주행장치 및 이를 포함하는 기판 이송장치
KR101498301B1 (ko) * 2008-08-26 2015-03-11 니혼 덴산 산쿄 가부시키가이샤 산업용 로보트
WO2015033567A1 (ja) * 2013-09-09 2015-03-12 川崎重工業株式会社 ロボット
CN106346465A (zh) * 2015-07-17 2017-01-25 日本电产三协株式会社 工业用机器人以及工业用机器人的控制方法
JP2020141083A (ja) * 2019-03-01 2020-09-03 株式会社ダイフク 移載機
WO2022181405A1 (ja) 2021-02-26 2022-09-01 日本電産サンキョー株式会社 産業用ロボット

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101885571B1 (ko) * 2016-07-07 2018-08-07 세메스 주식회사 기판 반송 모듈 및 이를 포함하는 기판 처리 장치

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100977740B1 (ko) 2008-05-30 2010-08-24 세메스 주식회사 기판 이송 장치 및 이를 기판 처리 장치
KR101498300B1 (ko) * 2008-07-22 2015-03-11 니혼 덴산 산쿄 가부시키가이샤 산업용 로보트
JP2010023195A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Nidec Sankyo Corp 産業用ロボット
KR101498301B1 (ko) * 2008-08-26 2015-03-11 니혼 덴산 산쿄 가부시키가이샤 산업용 로보트
JP2012157937A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Yamaha Motor Co Ltd ロボット
KR20130056752A (ko) * 2011-11-22 2013-05-30 세메스 주식회사 반송로봇
KR101895403B1 (ko) 2011-11-22 2018-09-06 세메스 주식회사 반송로봇 및 이를 가지는 기판처리장치
KR101741093B1 (ko) 2013-09-09 2017-05-29 카와사키 주코교 카부시키 카이샤 로봇
WO2015033567A1 (ja) * 2013-09-09 2015-03-12 川崎重工業株式会社 ロボット
JP2015051488A (ja) * 2013-09-09 2015-03-19 川崎重工業株式会社 ロボット
CN105473290A (zh) * 2013-09-09 2016-04-06 川崎重工业株式会社 机械臂
KR101500158B1 (ko) * 2013-10-04 2015-03-06 현대중공업 주식회사 기판 이송장치용 주행장치 및 이를 포함하는 기판 이송장치
CN106346465A (zh) * 2015-07-17 2017-01-25 日本电产三协株式会社 工业用机器人以及工业用机器人的控制方法
JP2017024096A (ja) * 2015-07-17 2017-02-02 日本電産サンキョー株式会社 産業用ロボットおよび産業用ロボットの制御方法
JP2020141083A (ja) * 2019-03-01 2020-09-03 株式会社ダイフク 移載機
CN111634854A (zh) * 2019-03-01 2020-09-08 株式会社大福 移载机
CN111634854B (zh) * 2019-03-01 2023-08-15 株式会社大福 移载机
TWI820264B (zh) * 2019-03-01 2023-11-01 日商大福股份有限公司 移載機
WO2022181405A1 (ja) 2021-02-26 2022-09-01 日本電産サンキョー株式会社 産業用ロボット
KR20230136187A (ko) 2021-02-26 2023-09-26 니덱 인스트루먼츠 가부시키가이샤 산업용 로봇

Also Published As

Publication number Publication date
JP4240079B2 (ja) 2009-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4240079B2 (ja) 防塵機構を備えた基板搬送装置
JP5245757B2 (ja) 防塵機構を備えた基板搬送装置およびシステム、これらを用いた半導体製造装置
JP5387412B2 (ja) 搬送ロボット、筐体、半導体製造装置およびソータ装置
JP5500206B2 (ja) 搬送ロボットおよび搬送ロボットを備えた局所クリーン装置
JP2011119556A (ja) 水平多関節ロボットおよびそれを備えた搬送装置
TWI488791B (zh) 搬運器裝置
JP6220197B2 (ja) ロボット
JP5363082B2 (ja) ワーク洗浄装置
TW201347074A (zh) 搬送裝置
JP2004090186A (ja) クリーン搬送ロボット
KR101076481B1 (ko) 방진 기구를 구비한 기판 반송 장치 및 시스템, 이들을 이용한 반도체 제조 장치
JP5165718B2 (ja) 基板処理装置
JPH11255487A (ja) 搬送装置
KR100284553B1 (ko) 웨이퍼 이송 장치
TWI820264B (zh) 移載機
JP2009023020A (ja) 防塵機構を備えた基板搬送ロボット及びそれを備えた半導体製造装置
KR20150008297A (ko) 승강장치 및 이를 포함하는 기판 이송장치
EP3888994A1 (en) Travelling vehicle system
JP2005236218A (ja) 半導体ウエハの搬送ロボット、及びそれを備えた処理装置
JP2009170567A (ja) 搬送装置
JP2006240867A (ja) 移載機におけるテレスコピックアームの旋回機構
JP2020009818A (ja) 産業用ロボット
KR20210002024A (ko) 산업용 로봇
JP2010089203A (ja) 基板搬送ロボット
JPH09110112A (ja) 半導体装置製造用ストッカのトランスファ移送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20080507

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080512

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20080521

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20080609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081001

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150109

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees