JP2008028002A - 受光装置とその製造方法 - Google Patents

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隆弘 小澤
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Abstract

【課題】 少なくとも2種類の波長域の光を電流に変換する受光装置を提供すること。
【解決手段】 受光装置10は、第1電極32と、第2電極34と、第1電極32と第2電極34の間に設けられている受光領域20を備えている。受光領域20は、バンドギャップの幅が異なる第1部分受光領域26と第2部分受光領域28を有する。受光装置10では、紫外光が第1部分受光領域26で吸収されることによって第1電極32と第2電極間34を流れる正の電流に変換され、青色光が第2部分受光領域28で吸収されることによって第1電極32と第2電極24間を流れる負の電流に変換される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光を電流に変換する受光装置に関する。本発明は特に、少なくとも2種類の波長域の光を電流に変換する受光装置に関する。本発明はまた、その受光装置を製造する方法にも関する。
光を電流に変換する受光装置の開発が進められている。例えば、光通信の分野では、光伝達媒体内を伝達する信号光を電気信号に変換するために、半導体を用いた受光装置が採用されている。なかでも、可視光域から紫外光域に感度を有する窒化物半導体を用いた受光装置の開発が進められている。可視光域から紫外光域の信号光は、光伝達媒体内を伝達する際の伝達損失が小さい。
特許文献1には、pin型の受光領域を備えた窒化物半導体の受光装置が開示されている。pin型の受光領域は、p型電極とn型電極の間に設けられており、p型の窒化物半導体層とi型の窒化物半導体層とn型の窒化物半導体層が積層して構成されている。p型電極とp型の窒化物半導体層が接しており、n型電極とn型の窒化物半導体層が接している。i型の窒化物半導体層のバンドギャップの幅は、p型の窒化物半導体層及びn型の窒化物半導体層のバンドギャップの幅よりも狭い。i型の窒化物半導体層のバンドギャップの幅は、受光する光の波長域に応じて調整されている。
pin型の受光装置では、i型の窒化物半導体層で光が吸収され、電子と正孔が生成する。生成した電子はn型の窒化物半導体層に移動し、生成した正孔はp型の窒化物半導体層に移動する。pin型の受光装置は、特定の波長域の光を吸収し、p型電極とn型電極の間を一方方向に流れる電流に変換する。
様々な局面において、複数種類の波長域の光を分別して電流に変換したいことがある。例えば、光通信の分野では、一本の光ファイバを利用して複数種類の波長域の信号光を一方向に伝達するシステムや、一本の光ファイバを利用して複数種類の波長域の信号光を双方向に伝達する多重通信システムが研究されている。
特開2003−318434号公報
pin型の受光装置を用いてこの種の多重通信システムを実現しようとすると、複数種類の波長域の信号光に応じて複数種類のpin型の受光装置を用意しなければならない。このため、多重通信システムの部品点数が増加するという問題がある。
また、1つの受光装置内に複数種類の波長域の信号光に応じた受光領域を作り込むタンデム型と呼ばれる受光装置も提案されている。しかしながら、タンデム型の受光装置は、受光領域と一対の電極の組合せの複数個が受光装置内に作り込まれているものであり、実質的には複数個の受光装置が用意されていると評価できる。タンデム型の受光装置では、構造が複雑になってしまう。
本発明は、多重通信システムに限らず、複数種類の波長域の光を電流に変換したい様々な局面において有用な受光装置を提供する。
本発明は、少なくとも2種類の波長域の光を電流に変換する受光装置を提供する。本発明の受光装置は、一方の波長域の光から変換された電流を一対の電極間を流れる正の電流として取出し、他方の波長域の光から変換された電流を前記一対の電極間を流れる負の電流として取出す。一対の電極で、少なくとも2種類の波長域の光に対応することができる。このため、受光装置の構造が簡単化され、システムの小型化にも寄与することができる。
即ち、本発明の受光装置は、第1電極と第2電極を備えている。本発明の受光装置はさらに、第1電極と第2電極の間に設けられており、バンドギャップの幅が異なる第1部分受光領域と第2部分受光領域を有する半導体の受光領域を備えている。本発明の受光装置では、一方の波長域の光は一方の部分受光領域で吸収されることによって第1電極と第2電極間を流れる正の電流に変換され、他方の波長域の光は他方の部分受光領域で吸収されることによって第1電極と第2電極間を流れる負の電流に変換される。
第1部分受光領域と第2部分受光領域は、バンドギャップの幅が異なっている。このため、第1部分受光領域と第2部分受光領域は、異なる波長域の光に感度を有している。また、第1部分受光領域と第2部分受光領域には、半導体材料や結晶方向に基づく内部自発電界と、格子定数の差に基づく内部ピエゾ電界が発生している。これらの合計である内部電界の第1部分受光領域内で作用する方向と第2部分受光領域内で作用する方向が、第1電極と第2電極の間において逆方向になる。この結果、第1部分受光領域で吸収された光から生成した電子・正孔が移動する方向と第2部分受光領域で吸収された光から生成した電子・正孔が移動する方向が、第1電極と第2電極の間において逆方向になる。本発明の受光装置は、少なくとも2種類の波長域の光を第1電極と第2電極の間を流れる正の電流と負の電流に分別して変換することができる。
本発明によると、一対の第1電極と第2電極で、少なくとも2種類の波長域の光に対応することができる。このため、受光装置の構造が簡単化され、システムの小型化に寄与することができる。
本発明の受光装置では、受光領域の半導体の材料が、窒化物半導体であることが好ましい。受光領域に窒化物半導体を用いると、可視光域から紫外光域に感度を有する受光装置を得ることができる。さらに、窒化物半導体は、内部ピエゾ電界が強く発生する材料でもある。したがって、窒化物半導体を用いると、本発明の作用効果を実効的に得ることができる。
本発明の受光装置では、第1電極と第2電極の間にp型の不純物を含む半導体領域が形成されていないことが好ましい。
p型の半導体領域が設けられていないと、受光領域で生成した電子は、第1電極と第2電極の間を双方向に移動し易くなる。第1電極と第2電極の間を流れる正の電流と負の電流の双方を良好に検出することができる。
本発明は、第1部分受光領域と第2部分受光領域が接しているタイプ(以下、第1のタイプという)の受光装置を提供することができる。第1タイプの受光装置では、第1部分受光領域にGaNが用いられ、第2部分受光領域にInXaGa1-XaN(ただし、0<Xa≦1)が用いられることが好ましい。
この場合、第1部分受光領域が紫外光域の光に感度を有しており、第2部分受光領域が可視光域に感度を有している。第2部分受光領域のInの含有量を調整することによって、第2部分受光領域は、可視光域のうちの必要な波長域の光に対して感度を得ることができる。
本発明の第1のタイプの受光装置では、第1部分受光領域が第1電極に接しており、第2部分受光領域が第2電極に接していてもよい。即ち、第1電極と第2電極の間には、第1部分受光領域と第2部分受光領域以外の領域が介在していない。この形態は、第1のタイプの受光装置の最も簡単化された構造である。
本発明の第1のタイプの受光装置では、第1部分受光領域と第1電極がオーミック接触しており、第2部分受光領域と第2電極がショットキー接触していることが好ましい。
第2部分受光領域と第2電極をショットキー接触させると、第1部分受光領域に作用する電界を強くすることができる。第1部分受光領域で生成した電子・正孔は、第1部分受光領域内を第1電極側に向けて良好に移動することができる。上記形態の受光装置では、少なくとも2種類の波長域の光を良好に分別して電流に変換することができる。
本発明は、受光領域が障壁領域と対向領域をさらに備えているタイプ(以下、第2タイプという)の受光装置を提供することができる。第2タイプの受光装置では、障壁領域が第1部分受光領域と第2部分受光領域の間に設けられており、対向領域が第1部分受光領域を介して障壁領域に対向している。第2タイプの受光装置では、障壁領域のバンドギャップの幅が第1部分受光領域及び第2部分受光領域のバンドギャップの幅よりも広く、対向領域のバンドギャップの幅が第1部分受光領域のバンドギャップの幅よりも広い。
第2タイプの受光装置では、対向領域と第1部分受光領域の間の格子不整合に基づく内部ピエゾ電界と、第1部分受光領域と障壁領域の間の格子不整合に基づく内部ピエゾ電界と、障壁領域と第2部分受光領域の間の格子不整合に基づく内部ピエゾ電界が発生している。この結果、第1電極と第2電極の間に電圧を印加していない状態では、第1部分受光領域内に作用する内部電界の方向と、第2部分受光領域内に作用する内部電界の方向が一致している。第1電極と第2電極の間に所定の電圧を印加している状態では、第1部分受光領域内に作用する内部電界の方向と、第2部分受光領域内に作用する内部電界の方向が逆になる。第2タイプの受光装置では、第1電極と第2電極の間に所定の電圧を印加した状態で、少なくとも2種類の波長域の光を第1電極と第2電極の間を流れる正の電流と負の電流に分別して変換することができる。
第2タイプの受光装置では、第1部分受光領域にInXbGa1-XbN(ただし、0<Xb≦1)が用いられ、第2部分受光領域にInXcGa1-XcN(ただし、0<Xc≦1)が用いられ、障壁領域にGaNが用いられ、対向領域にGaNが用いられることが好ましい。
上記態様の受光装置によると、第1部分受光領域と第2部分受光領域を利用して、異なる波長域の可視光を電流に変換することができる。
さらに、上記態様の受光装置では、Xb<Xcであることが好ましい。第1電極と第2電極の間に電圧を印加したときに、第1部分受光領域に作用する内部電界の方向と、第2部分受光領域に作用する内部電界の方向が逆になる状態が得られ易い。
第1及び第2タイプの受光装置は、第1電極と第2電極の間に接続されている電圧印加装置をさらに備えていてもよい。
第1タイプの受光装置に電圧印加装置が設けられていると、印加する電圧に応じて、第1部分受光領域における光電変換現象と第2部分受光領域における光電変換現象のいずれか一方の光電変換現象を優位に働かせることができる。
第2タイプの受光装置に電圧印加装置が設けられていると、印加する電圧に応じて、第1部分受光領域に作用する内部電界の方向と第2部分受光領域に作用する内部電界の方向が逆になる状態を得ることができる。
本発明は、少なくとも2種類の波長域の光を電流に変換する受光装置の製造方法も提供することができる。本発明は、第1タイプの受光装置の製造方法を提供することができる。この製造方法は、基板上に窒化物半導体の第1部分受光領域を形成する工程と、第1部分受光領域上に窒化物半導体の第2部分受光領域を形成する工程と、第2部分受光領域の一部を除去し、第1部分受光領域の一部を露出させる工程と、露出する第1部分受光領域の表面の少なくとも一部に接する第1電極を形成する工程と、第2部分受光領域の表面の少なくとも一部に接する第2電極を形成する工程を備えている。本発明の製造方法では、第1部分受光領域のバンドギャップの幅と第2部分受光領域のバンドギャップの幅が異なっていることを特徴としている。
第2タイプの受光装置の製造方法では、第1部分受光領域がGaNであり、第2部分受光領域がInXaGa1-XaN(ただし、0<Xa≦1)であることが好ましい。
本発明は、第2タイプの受光装置の製造方法を提供することができる。この製造方法は、窒化物半導体の対向領域上に窒化物半導体の第1部分受光領域を形成する工程と、第1部分受光領域上に窒化物半導体の障壁領域を形成する工程と、障壁領域上に窒化物半導体の第2部分受光領域を形成する工程と、対向領域の裏面の少なくとも一部に接する第1電極を形成する工程と、第2部分受光領域の表面の少なくとも一部に接する第2電極を形成する工程を備えている。本発明の製造方法では、第1部分受光領域のバンドギャップの幅と第2部分受光領域のバンドギャップの幅が異なっており、障壁領域のバンドギャップの幅が第1部分受光領域及び第2部分受光領域のバンドギャップの幅よりも広く、対向領域のバンドギャップの幅が第1部分受光領域のバンドギャップの幅よりも広いことを特徴としている。
第2タイプの受光装置の製造方法では、第1部分受光領域がInXbGa1-XbN(ただし、0<Xb≦1)であり、第2部分受光領域がInXcGa1-XcN(ただし、0<Xc≦1)であり、障壁領域がGaNであり、対向領域がGaNであることが好ましい。
本発明によると、一方の波長域の光は一方の部分受光領域で吸収されることによって第1電極と第2電極間を流れる正の電流に変換され、他方の波長域の光は他方の部分受光領域で吸収されることによって第1電極と第2電極間を流れる負の電流に変換される。第1電極と第2電極は、少なくとも2種類の波長域の光から変換された電流が流れる経路を兼用する。このため、受光装置の構造が簡単化され、システムの小型化に寄与することができる。
本発明の好ましい形態を列記する。
(第1形態) 受光装置は、窒化物半導体の第1部分受光領域と、その第1部分受光領域の表面の一部を残して被覆している窒化物半導体の第2部分受光領域と、露出する第1部分受光領域の表面に接する第1電極と、第2部分受光領域の表面に接する第2電極を備えている。ここで、第1部分受光領域と第2部分受光領域のバンドギャップの幅が異なっている。
(第2形態) 第1形態において、第2電極は、第2部分受光領域の表面の大部分を被覆している。
(第3形態) 窒化物半導体は、一般式がAlXGaYIn1-X-YN(ただし、0≦X≦1、0≦Y≦1、0≦1−X−Y≦1)で表される。
図面を参照して以下に実施例を詳細に説明する。
(第1実施例)
図1に、紫外光と青色光を分別して電流に変換するための受光装置10の要部断面図を模式的に示す。
受光装置10は、サファイアの基板22を備えている。サファイア基板22の厚みは、約300μmである。
受光装置10は、サファイア基板22上に形成されている窒化アルミニウム(AlN)のバッファ領域24を備えている。バッファ領域24の厚みは、約50nmである。
受光装置10は、窒化物半導体の受光領域20を備えている。受光領域20は、窒化ガリウム(GaN)の第1部分受光領域26と、窒化ガリウム・インジウム(In0.2Ga0.8N)の第2部分受光領域28を備えている。第1部分受光領域26と第2部分受光領域28は、直接的に接している。第2部分受光領域28の一部は除去されており、その部分から第1部分受光領域26が露出している。第2部分受光領域28は、結晶中にインジウムを含んでいる。このため、第2部分受光領域28のバンドギャップの幅は、第1部分受光領域26のバンドギャップの幅よりも狭い。第1部分受光領域26の厚みは、約100nmである。第2部分受光領域28の厚みは、約20nmである。
受光領域20には、サファイア基板20の裏面側から紫外光と青色光の双方が入射してくる。第1部分受光領域26は、紫外光に感度を有しており、紫外光を吸収して電子・正孔を生成する。第2部分受光領域28は、可視光のうち青色光に感度を有しており、青色光を吸収して電子と正孔を生成する。なお、第2部分受光領域28のインジウムの含有量を調整すれば、バンドギャップの幅を変えることができ、可視光のうちの他の色の光を吸収することが可能になる。
受光装置10は、露出する第1部分受光領域26の表面に接する第1電極32と、第2部分受光領域28の表面に接する第2電極34を備えている。第1電極32と第2電極34は絶縁されており、第1電極32と第2電極34の間に受光領域20が形成されている。第2電極34は、第1部分受光領域26と第2部分受光領域28の接合面の大部分に対向している。
第1電極32は、チタンとアルミニウムが積層した構造で形成されており、第1部分受光領域26にオーミック接触している。第1電極32のチタンの厚みは10nmであり、アルミニウムの厚みは50nmである。第2電極34は、白金で形成されており、第2部分受光領域28にショットキー接触している。第2電極34の厚みは、100nmである。
図2に、受光領域20のエネルギー帯図を示す。なお、受光装置10の第1電極32は、図1に示すように、第1部分受光領域26と第2部分受光領域28の接合面から横方向に伸びた第1部分受光領域26の表面に接している。第1部分受光領域26と第2部分受光領域28の接合面と横の第1部分受光領域26の表面の間の電界は、横方向に沿って形成されているのではなく、第1部分受光領域26と第2部分受光領域28の接合面からU字状に屈曲して横の第1部分受光領域26の表面に向けて形成されている。したがって、図2に示すような受光領域20のエネルギー帯図を描くことができる。
第1部分受光領域26と第2部分受光領域28には、半導体材料や結晶方向に基づく内部自発電界と、格子定数の差に基づく内部ピエゾ電界が発生している。なかでも、第1部分受光領域26と第2部分受光領域28の格子定数が大きく異なっているので、第1部分受光領域26と第2部分受光領域28には強い内部ピエゾ電界が発生している。この内部ピエゾ電界は、第1部分受光領域26と第2部分受光領域28のそれぞれにおいて、第1部分受光領域26と第2部分受光領域28の接合面から離れる方向に向けて発生している。これにより、内部自発電界と内部ピエゾ電界の合計である内部電界は、第1部分受光領域26と第2部分受光領域28のそれぞれにおいて、第1部分受光領域26と第2部分受光領域28の接合面から離れる方向に向けて発生している。即ち、内部電界は、第1部分受光領域26内で作用する方向と第2部分受光領域28内で作用する方向が逆方向になる。
図2に示すように、第1部分受光領域26の伝導帯及び価電子帯のエネルギー準位は、作用する内部電界の影響を受けて、第1電極32側に向けて下降している。一方、第2部分受光領域28の伝導帯及び価電子帯のエネルギー準位は、作用する内部電界の影響を受けて、第2電極34側に向けて下降している。
図3に、第1部分受光領域26に紫外光が入射した場合の様子を示す。第1部分受光領域26に紫外光が入射すると、紫外光は第1部分受光領域26で吸収され、電子・正孔が生成する。生成した電子・正孔は、傾斜するエネルギー準位に沿って移動する。図3に示すように、第1部分受光領域26で生成した電子は第1電極32側に向けて移動し、第1部分受光領域26で生成した正孔は第2電極34側に向けて移動する。このため、光電流は、第1電極32から第2電極34に向けて流れる。
一方、図4に、第2部分受光領域28に青色光が入射した場合の様子を示す。第2部分受光領域28に青色光が入射すると、青色光は第2部分受光領域28で吸収され、電子・正孔が生成する。生成した電子・正孔は、傾斜するエネルギー準位に沿って移動する。図4に示すように、第2部分受光領域28で生成した電子は第2電極34側に向けて移動し、第2部分受光領域28で生成した正孔は第1電極32側に向けて移動する。このため、光電流は、第2電極34から第1電極32に向けて流れる。
上記したように、受光装置10では、第1部分受光領域26で吸収された紫外光から変換された電流が第1電極32と第2電極34の間を流れる方向と第2部分受光領域28で吸収された青色光から変換された電流が第1電極32と第2電極34の間を流れる方向が逆方向になる。したがって、受光装置10では、第1電極32と第2電極34の間の流れる電流の正負の違いから、紫外光と青色光を分別して検出することができる。
受光装置10では、第1電極32と第2電極34の一対の電極のみを利用して、紫外光と青色光の2種類の光から変換される電流を分別することができる。従来の構造では、一対の電極が、特定の波長域の光のみに対応している。したがって、受光装置10は、従来構造に比して構造が簡単化される。
以下、受光装置10の他の一つの特徴を説明する。
図5のエネルギー帯図を用いて、第2電極34と第2部分受光領域28がショットキー接触していることの利点を説明する。図5は、第2電極34と第2部分受光領域28がショットキー接触している状態を強調して表している。
図5に示すように、第2電極34と第2部分受光領域28がショットキー接触していると、ショットキーバリアの影響を受けて第2部分受光領域28の伝導帯及び価電子帯のエネルギー準位が上昇する。さらに、第2電極34は、図1に示すように、第1部分受光領域26と第2部分受光領域28の接合面の大部分に対向している。このため、ショットキーバリアによって第2部分受光領域28の伝導帯及び価電子帯のエネルギー準位が上昇すれば、第1部分受光領域26のうち第2部分受光領域28側の伝導帯及び価電子帯のエネルギー準位も上昇する。一方、第1電極32と第1部分受光領域26はオーミック接触しているので、第1電極32と第1部分受光領域26の間のバリア障壁は低く抑えられている。この結果、図5に示すように、第1部分受光領域26の伝導帯及び価電子帯のエネルギー準位の傾斜する角度が大きくなる。第1部分受光領域26の伝導帯及び価電子帯のエネルギー準位の傾斜する角度が大きくなると、生成した電子・正孔は、その傾斜する方向に沿って良好に移動ことができる。
第2電極34と第2部分受光領域28をショットキー接触させ、第1電極32と第1部分受光領域26をオーミック接触させると、受光装置10の光の分別能が向上するとともに、光電変換効率及び応答速度も向上する。
次に、受光装置10の他の一つの特徴を説明する。
図6と図7のエネルギー帯図を用いて、受光装置10が紫外光と青色光のうちのいずれか一方を選択的に電流に変換する使用方法に係る仕組みを説明する。
図6は、第2電極34に正の電圧が印加された状態を示している。第2電極34に正の電圧が印加されると、第2部分受光領域28の伝導帯及び価電子帯のエネルギー準位が下降する。このため、第1部分受光領域26のうち第2部分受光領域28側の伝導帯及び価電子帯のエネルギー準位も下降する。この結果、図6に示すように、第1部分受光領域26の伝導帯及び価電子帯のエネルギー準位の傾斜する角度が小さくなる。
この場合、第1部分受光領域26における光電変換現象よりも、第2部分受光領域28における光電変換現象の方が相対的に優位に働くことになる。例えば、紫外光と青色光が同時に入射するような場合は、第2電極34に正の電圧を印加することによって、青色光を選択的に検出することができるようになる。
図7は、第2電極34に負の電圧が印加された状態を示している。第2電極34に負の電圧が印加されると、第2部分受光領域28の伝導帯及び価電子帯のエネルギー準位が上昇する。このため、第1部分受光領域26のうち第2部分受光領域28側の伝導帯及び価電子帯のエネルギー準位も上昇する。この結果、図7に示すように、第1部分受光領域26の伝導帯及び価電子帯のエネルギー準位の傾斜する角度が大きくなる。
この場合、第2部分受光領域28における光電変換現象よりも、第1部分受光領域26における光電変換現象の方が相対的に優位に働くことになる。例えば、紫外光と青色光が同時に入射するような場合は、第2電極34に負の電圧を印加することによって、紫外光を選択的に検出することができるようになる。
図8に、第2電極34に印加する電圧と発生する光電流の関係を示す。図8に示すように、第2電極34に正の電圧が印加されると、青色光(400nm)に係る光電流が相対的に優位に生成されていることが分かる。一方、第2電極34に負の電圧が印加されると、紫外光(350nm)に係る光電流が相対的に優位に生成されていることが分かる。本結果から、受光装置10では、第1電極32と第2電極34の間に印加する電圧を変動させることによって、紫外光と青色光のうちいずれか一方を選択的に検出するという使用方法も可能であることが確認された。
(第2実施例)
図9に、可視光のうち青色光と緑色光を分別して電流に変換するための受光装置100の要部断面図を模式的に示す。
受光装置100は、n型の不純物を含む窒化ガリウム(GaN)の基板122を備えている。基板122の厚みは、約300μmである。
受光装置100は、窒化物半導体の受光領域120を備えている。受光領域120は、窒化ガリウム(GaN)の下地領域124(対向領域の一例)と、窒化ガリウム・インジウム(In0.2Ga0.8N)の第1部分受光領域126と、窒化ガリウム(GaN)の障壁領域127と、窒化ガリウム・インジウム(In0.4Ga0.6N)の第2部分受光領域128を備えている。第1部分受光領域126と第2部分受光領域128は、結晶中にインジウムを含んでいる。このため、第1部分受光領域126と第2部分受光領域128のバンドギャップの幅は、下地領域124と障壁領域127の幅よりも狭くなる。即ち、下地領域124のバンドギャップの幅は、第1部分受光領域126のバンドギャップの幅よりも広い。障壁領域127のバンドギャップの幅は、第1部分受光領域126と第2部分受光領域128のバンドギャップの幅よりも広い。
下地領域124の厚みは、約1μmである。第1部分受光領域125の厚みは、約20nmである。障壁領域126の厚みは、約15nmである。第2部分受光領域128の厚みは、約20nmである。
受光領域120には、基板122の裏面側から可視光のうち青色光と緑色光の双方が入射してくる。第1部分受光領域126は、青色光に感度を有しており、青色光を吸収して電子・正孔を生成する。第2部分受光領域128は、緑色光に感度を有しており、緑色光を吸収して電子と正孔を生成する。
受光装置100は、基板122の裏面の一部に接する第1電極132と、第2部分受光領域128の表面に接する第2電極134を備えている。第1電極132と第2電極134は絶縁されており、第1電極132と第2電極134の間に受光領域120が形成されている。第2電極134は、第1部分受光領域126と障壁領域127の接合面、及び障壁領域127と第2部分受光領域128の接合面の大部分に対向している。
第1電極132は、バナジウムとアルミニウムが積層した構造で形成されており、第1部分受光領域126にオーミック接触している。第1電極132のバナジウムの厚みは10nmであり、アルミニウムの厚みは50nmである。第2電極134は、ITO(Indium Tin Oxide)で形成されており、第2部分受光領域128にショットキー接触している。第2電極134の厚みは、50nmである。
図10に、受光領域120のエネルギー帯図を示す。
受光領域120を構成する各領域には、半導体材料や結晶方向に基づく内部自発電界と、格子定数の差に基づく内部ピエゾ電界が発生している。
受光領域120では、対向領域124と第1部分受光領域126の間の格子不整合に基づく内部ピエゾ電界と、第1部分受光領域126と障壁領域127の間の格子不整合に基づく内部ピエゾ電界と、障壁領域127と第2部分受光領域128の間の格子不整合に基づく内部ピエゾ電界が発生している。これにより、第1電極132と第2電極134の間に電圧を印加していない状態において、内部自発電界と内部ピエゾ電界の合計である内部電界は、第1部分受光領域126内で作用する方向と第2部分受光領域128内で作用する方向が一致する。この結果、図10に示すように、第1部分受光領域126の伝導帯及び価電子帯のエネルギー準位は、作用する内部電界の影響を受けて、第2電極134側に向けて下降している。同様に、第2部分受光領域128の伝導帯及び価電子帯のエネルギー準位も、作用する内部電界の影響を受けて、第2電極134側に向けて下降している。
図11に、第1電極132と第2電極134の間に所定の電圧を印加している状態のエネルギー帯図を示す。図11では、第2電極134に負の電圧を印加した状態を示している。第2電極134に負の電圧が印加されると、第1部分受光領域126に作用する内部電界の方向と、第2部分受光領域128に作用する内部電界の方向が逆になる。
即ち、図11に示すように、第2電極134に負の電圧を印加した状態では、第1部分受光領域126の伝導帯及び価電子帯のエネルギー準位は第1電極132側に向けて下降し、第2部分受光領域128の伝導帯及び価電子帯のエネルギー準位は第2電極134側に向けて下降する。
図12に、第1部分受光領域126に青色光が入射した場合の様子を示す。第1部分受光領域126に青色光が入射すると、青色光は第1部分受光領域126で吸収され、電子・正孔が生成する。生成した電子・正孔は、傾斜するエネルギー準位に沿って移動する。図12に示すように、第1部分受光領域126で生成した電子は第1電極132側に向けて移動し、第1部分受光領域126で生成した正孔は第2電極134側に向けて移動する。このため、光電流は、第1電極132から第2電極134に向けて流れる。
一方、図13に、第2部分受光領域128に緑色光が入射した場合の様子を示す。第2部分受光領域128に緑色光が入射すると、緑色光は第2部分受光領域128で吸収され、電子・正孔が生成する。生成した電子・正孔は、傾斜するエネルギー準位に沿って移動する。図13に示すように、第2部分受光領域128で生成した電子は第2電極134側に向けて移動し、第2部分受光領域128で生成した正孔は第1電極132側に向けて移動する。このため、光電流は、第2電極134から第1電極132に向けて流れる。
上記したように、受光装置100では、第1部分受光領域126で吸収された青色光から変換された電流が流れる方向と第2部分受光領域128で吸収された緑色光から変換された電流が流れる方向が逆方向になる。受光装置100では、第1電極132と第2電極134の間の流れる電流の正負の違いから、青色光と緑色光を分別して検出することができる。
受光装置100では、第1電極132と第2電極134の一対の電極のみを利用して、青色光と緑色光の2種類の光を分別して検出することができる。従来の構造では、一対の電極が、特定の波長域の光のみに対応している。したがって、受光装置100は、従来構造に比して構造が簡単化される。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
第1実施例の受光装置の要部断面図を模式的に示す。 第1実施例の受光装置の受光領域のエネルギー帯図を示す。 第1部分受光領域に紫外光が入射した場合の様子を示す。 第2部分受光領域に青色光が入射した場合の様子を示す。 ショットキーバリアがエネルギー準位に及ぼす影響を示す。 第2電極に正の電圧を印加したときのエネルギー帯図を示す。 第2電極に負の電圧を印加したときのエネルギー帯図を示す。 第2電極に印加する電圧と光電流の関係を示す。 第2実施例の受光装置の要部断面図を模式的に示す。 第2実施例の受光装置の受光領域のエネルギー帯図を示す。 第2電極に負の電圧を印加したときのエネルギー帯図を示す。 第1部分受光領域に青色光が入射した場合の様子を示す。 第2部分受光領域に緑色光が入射した場合の様子を示す。
符号の説明
20、120:受光領域
22:サファイア基板
24:バッファ領域
26、126:第1部分受光領域
28、128:第2部分受光領域
32、132:第1電極
34、134:第2電極
122:基板
124:対向領域
127:障壁領域

Claims (14)

  1. 少なくとも2種類の波長域の光を電流に変換する受光装置であって、
    第1電極と、
    第2電極と、
    第1電極と第2電極の間に設けられており、バンドギャップの幅が異なる第1部分受光領域と第2部分受光領域を有する半導体の受光領域を備えており、
    一方の波長域の光は一方の部分受光領域で吸収されることによって第1電極と第2電極間を流れる正の電流に変換され、他方の波長域の光は他方の部分受光領域で吸収されることによって第1電極と第2電極間を流れる負の電流に変換されることを特徴とする受光装置。
  2. 受光領域の半導体の材料が、窒化物半導体であることを特徴とする請求項1の受光装置。
  3. 第1電極と第2電極の間には、p型の不純物を含む半導体領域が形成されていないことを特徴とする請求項1又は2の受光装置。
  4. 第1部分受光領域と第2部分受光領域が接しており、
    第1部分受光領域が、GaNであり、
    第2部分受光領域が、InXaGa1-XaN(ただし、0<Xa≦1)であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの受光装置。
  5. 第1部分受光領域が、第1電極に接しており、
    第2部分受光領域が、第2電極に接していることを特徴とする請求項4の受光装置。
  6. 第1部分受光領域と第1電極は、オーミック接触しており、
    第2部分受光領域と第2電極は、ショットキー接触していることを特徴とする請求項4の受光装置。
  7. 受光領域は、
    第1部分受光領域と第2部分受光領域の間に設けられている半導体の障壁領域と、
    第1部分受光領域を介して障壁領域に対向している半導体の対向領域をさらに有しており、
    障壁領域のバンドギャップの幅は、第1部分受光領域及び第2部分受光領域のバンドギャップの幅よりも広く、
    対向領域のバンドギャップの幅は、第1部分受光領域のバンドギャップの幅よりも広いことを特徴とする請求項1〜3のいずれかの受光装置。
  8. 第1部分受光領域が、InXbGa1-XbN(ただし、0<Xb≦1)であり、
    第2部分受光領域が、InXcGa1-XcN(ただし、0<Xc≦1)であり、
    障壁領域が、GaNであり、
    対向領域が、GaNであることを特徴とする請求項7の受光装置。
  9. Xb<Xcであることを特徴とする請求項8の受光装置。
  10. 第1電極と第2電極の間に接続されている電圧印加装置をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかの受光装置。
  11. 少なくとも2種類の波長域の光を電流に変換する受光装置の製造方法であって、
    基板上に窒化物半導体の第1部分受光領域を形成する工程と、
    第1部分受光領域上に窒化物半導体の第2部分受光領域を形成する工程と、
    第2部分受光領域の一部を除去し、第1部分受光領域の一部を露出させる工程と、
    露出する第1部分受光領域の表面の少なくとも一部に接する第1電極を形成する工程と、
    第2部分受光領域の表面の少なくとも一部に接する第2電極を形成する工程を備えており、
    第1部分受光領域のバンドギャップの幅と第2部分受光領域のバンドギャップの幅が異なっていることを特徴とする製造方法。
  12. 第1部分受光領域が、GaNであり、
    第2部分受光領域が、InXaGa1-XaN(ただし、0<Xa≦1)であることを特徴とする請求項11の製造方法。
  13. 少なくとも2種類の波長域の光を電流に変換する受光装置の製造方法であって、
    窒化物半導体の対向領域上に窒化物半導体の第1部分受光領域を形成する工程と、
    第1部分受光領域上に窒化物半導体の障壁領域を形成する工程と、
    障壁領域上に窒化物半導体の第2部分受光領域を形成する工程と、
    対向領域の裏面の少なくとも一部に接する第1電極を形成する工程と、
    第2部分受光領域の表面の少なくとも一部に接する第2電極を形成する工程を備えており、
    第1部分受光領域のバンドギャップの幅と第2部分受光領域のバンドギャップの幅が異なっており、
    障壁領域のバンドギャップの幅は、第1部分受光領域及び第2部分受光領域のバンドギャップの幅よりも広く、
    対向領域のバンドギャップの幅は、第1部分受光領域のバンドギャップの幅よりも広いことを特徴とする製造方法。
  14. 第1部分受光領域が、InXbGa1-XbN(ただし、0<Xb≦1)であり、
    第2部分受光領域が、InXcGa1-XcN(ただし、0<Xc≦1)であり、
    障壁領域が、GaNであり、
    対向領域が、GaNであることを特徴とする請求項13の製造方法。
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